JP3241169B2 - 金車用安全金具 - Google Patents

金車用安全金具

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JP3241169B2
JP3241169B2 JP13912493A JP13912493A JP3241169B2 JP 3241169 B2 JP3241169 B2 JP 3241169B2 JP 13912493 A JP13912493 A JP 13912493A JP 13912493 A JP13912493 A JP 13912493A JP 3241169 B2 JP3241169 B2 JP 3241169B2
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鈴木  昌彦
浩一 鈴井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、送電線鉄塔に
送電線を張設する架線工事の際、送電線を緊線するとき
に用いられる金車及び付属品等が破損しても、ワイヤの
飛出しを未然に防止して、安全が確保されるようにした
金車用安全金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、緊線するときに用いられる金車用
安全金具としては、例えば、図3に示されるようなリン
グ状ワイヤRが用いられていた。
【0003】図3は、金車1を送電線鉄塔(以下、鉄塔
という)Tの下部に取付け、その金車1に緊線用のワイ
ヤWを掛渡した状態を示していて、金車1は、鉄塔Tの
下部に設けられた取付部2に、取付片3及び一対のUク
レビス金具4a.4bを介して取付けられている。そし
て、金車1に掛渡されたワイヤWと鉄塔Tとを、リング
状ワイヤRでもって取り囲んでいる。
【0004】したがって、仮に金車1が破損しても、ワ
イヤWはリング状ワイヤRにより鉄塔Tに支持され、ワ
イヤWの飛出し事故を未然に防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のリング状ワイヤRを用いる金車安全策においては、
金車破損時にリング状ワイヤRが鉄塔Tに強く接触し
て、鉄塔Tに傷がつく欠点があるとともに、リング状ワ
イヤR自身の自然劣化によって、安全に対する信頼性が
劣ることがあった。さらに、リング状ワイヤRのリング
が長すぎると、ワイヤの繰出量が多くなって、ワイヤW
への衝撃荷重が大きくなる欠点があった。
【0006】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、鉄塔のような
金車の支持物に傷を付けないとともに、安全に対する信
頼性が高く、しかも、ワイヤの繰出量の小さい金車用安
全金具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る金車用安全
金具は、上記目的を達成するために、一端部に金車取付
部を有するとともに、他端部に鉄塔等の支持物への取付
部を有する金車取付金具片と、一端部が前記金車取付金
具片に設けられ、他端部側がその金車取付金具片に取付
けられた金車の上方又は下方の位置まで伸長するととも
に、その伸長部分にその金車に張設させたワイヤの一方
側が貫通する貫通中空部を有するワイヤ保持片とからな
ることを特徴としている。
【0008】
【作用】上記構成において、例えば金車が破損したと
き、張設されたワイヤは、その位置から飛出そうとする
が、ワイヤ保持片に保持されて金車取付金具片に支持さ
れる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、上記従来と同一構成要素には同一符号を用
い、これら構成要素については、説明が重複するため新
規な部分のみについて異なる符号を付して説明する。
【0010】図1は、一実施例に係る金車用安全金具の
正面図、図2は、図1の一部を省略した平面図であっ
て、金車取付金具片(以下、取付片という)10は偏平
な板材からなり、その下部の一端部10aには金車1の
フック1aを取付けるためUクレビス金具11が設けら
れ、その下部の他端部10bには鉄塔(図示せず)に取
付けるクレビス金具4bが設けられている。
【0011】取付片10の上端部10cは、Uクレビス
金具11の上方へ伸びていて、その先端部10cにワイ
ヤ保持片12が連結されている。このワイヤ保持片12
は、一本の帯板をU字状に折り曲げて形成され、金車1
の上方に位置し、かつ折り曲げ部分の先端部分が、金車
1のほぼ端部(フック1aと反対側の端部)まで達し、
さらに金車1の曲面に沿うように湾曲して構成されてい
る。
【0012】取付片10の先端部10cの両側には、カ
ラー10d,10dが突設されていて、このカラー10
d,10dの外側にワイヤ保持片12がボルト・ナット
13により着脱自在に取付けられるように構成されてい
る。したがって、ワイヤ保持片12が取付片10に取付
けられると、ワイヤ保持片12の内側には、貫通中空部
14が形成される。
【0013】上記構成の本実施例に係る金車用安全金具
を用いる場合は、まず、ワイヤ保持片12を外した状態
で金車1にワイヤWを掛渡した後、ワイヤWの一方側
(図示の例では金車1の上方側)を貫通中空部14内に
入れた状態でワイヤ保持片12を取付片10の先端部1
0cに取付ける。
【0014】なお、貫通中空部14は、ワイヤ保持片1
2をU字状に形成しているので、楕円状の貫通中空部を
形成し、一方側のワイヤWが、他方側のワイヤWと平行
になる位置(図1のW1 参照)からほぼ直交する位置
(図1のW2 参照)まで、対応することができる。
【0015】本実施例に係る金車用安全金具は、仮に金
車1が破損したとしても、ワイヤWはワイヤ保持片12
に保持されて安全を確保することができる。しかも、こ
の際、ワイヤ保持片12は、取付片10に固定されてい
るので、鉄塔へ傷をつけることもなく、また、ワイヤW
の繰出量は貫通孔14で規制されるので小さく、ワイヤ
Wに与える衝撃荷重も少なくすることができる。
【0016】なお、上述の実施例では、ワイヤ保持片1
2は、取付片10に対して着脱自在としたが、取付片1
0とワイヤ保持片12とを一体的に構成してもよい。こ
の場合は、ワイヤWを金車1に掛渡すときにワイヤWを
貫通中空部14に通すようにする。しかし、本実施例の
ように、ワイヤ保持片12を着脱自在としたときは、金
車1へのワイヤWの掛渡しに関係なく作業できるので便
利である。
【0017】また、上述の実施例では、ワイヤ保持片1
2が金車1の上方に位置するようにしたが、これを下方
に位置するように、つまり、図1の天地を逆にして用い
るようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る金車用安全金具は、一端部
に金車取付部を有するとともに、他端部に鉄塔等の支持
物への取付部を有する取付片と、一端部が前記取付片に
設けられ、他端部側がその取付片に取付けられた金車の
上方又は下方の位置まで伸長するとともに、その伸長部
分にその金車に張設させたワイヤの一方側が貫通する貫
通中空部を有するワイヤ保持片とを備えているので、仮
に金車が破損しても支持物に傷を付けることなくワイヤ
を保持でき、また、安全に対する信頼性が高く、さら
に、繰出量も少ないので、ワイヤへの衝撃荷重を小さく
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る金車用安全金具の正面
図である。
【図2】図1の一部を省略した平面図である。
【図3】従来のリング状ワイヤの金車用安全金具を用い
たときの説明図である。
【符号の説明】
10 金車取付金具片(取付片) 12 ワイヤ保持片 14 貫通中空部 W ワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴井 浩一 静岡県掛川市南二丁目25番11号 株式会 社 大電内 (56)参考文献 特開 平2−188115(JP,A) 特開 平6−225418(JP,A) 特開 平5−328552(JP,A) 特開 平4−67707(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66D 1/00 - 5/34 H02G 1/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部に金車取付部を有するとともに、
    他端部に送電線鉄塔等の支持物への取付部を有する金車
    取付金具片と、 一端部が前記金車取付金具片に設けられ、他端部側がそ
    の金車取付金具片に取付けられた金車の上方又は下方の
    位置まで伸長するとともに、その伸長部分にその金車に
    張設させたワイヤの一方側が貫通する貫通中空部を有す
    るワイヤ保持片と、 からなることを特徴とする金車用安全金具。
JP13912493A 1993-05-17 1993-05-17 金車用安全金具 Expired - Fee Related JP3241169B2 (ja)

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