JPS587804Y2 - 架空電線の添線式防振装置 - Google Patents

架空電線の添線式防振装置

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Publication number
JPS587804Y2
JPS587804Y2 JP1978040962U JP4096278U JPS587804Y2 JP S587804 Y2 JPS587804 Y2 JP S587804Y2 JP 1978040962 U JP1978040962 U JP 1978040962U JP 4096278 U JP4096278 U JP 4096278U JP S587804 Y2 JPS587804 Y2 JP S587804Y2
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JP
Japan
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wire
clamp
electric wire
vibration isolator
type vibration
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Expired
Application number
JP1978040962U
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English (en)
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JPS54144298U (ja
Inventor
宗像武男
Original Assignee
古河電気工業株式会社
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Publication date
Application filed by 古河電気工業株式会社 filed Critical 古河電気工業株式会社
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Publication of JPS54144298U publication Critical patent/JPS54144298U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は架空電線に生ずる振動を添線のダンピング効果
、剛性補強効果或は慣性力等を利用して防止する添線式
防振装置に関するものである。
従来一般に懸垂クランプにより懸垂した架空電線または
引留クランプにより引留めた架空電線に微風が当たると
振動が発生し、懸垂クランプまたは引留クランプの口元
付近の電線に繰返し応力を加え、この部分の電線の素線
が振動疲労により損傷をうけている。
これを避けるため電線に添線を添わせ、電線の振動エネ
ルギーを吸収する添線式防振装置が使用され、これをベ
ートダンパーと称している。
これには添線が長い場合には第5図に示すように架空電
線1の懸垂部2を中心に設けた添線3を数個所クランプ
4を介し電線1に固着させるか、添線が短かい場合には
第6図に示すように短尺の添線3の端部をオーバーラツ
プさせて電線1に添わせ、各添線3をその両端において
クランプ4を介し電線1に固着させたものである。
いずれにしても電線1と添線3とはクランプ4を介し固
着させたもので、クランプ4は鋼製またはアルミ製の金
属で作られ、電線1にボルト・ナツトを締付け、固着さ
せたものである。
このようなりランプ4により添線3を電線1に固着した
場合、電線1の懸垂部2または引留部の口元における素
線の疲労損傷は防止し得るが電線1の一番先端のクラン
プ部Aにおいて電線が疲労損傷する機会が多かった。
本考案はこれに鑑みA部における電線の疲労損傷を防止
し、防振効果を高め全体として優れた防振装置を提供し
たもので、すなわちこの部分のクランプ成るいはこれに
近いクランプを金属性クランプで直接電線に固着せずに
、ゴム状弾性体を介ししかもこのゴム状弾性体と電線と
をルーズに取付けたのである。
次にこれを図に示す実癩例に基づいてさらに詳細に説明
する。
第1図は第5図に示した長い添線3を用いた添線式防振
装置に本考案を適用した場合を示したもので、添線3を
数個のクランプで電線1に取付けるが、添線3の最先端
に取付けたクランプ42に特徴があるのである。
すなわち添線3の中途のクランプ41は第2図イに示す
ようにクランプ本体51とキャップ61とをボルト・ナ
ツトTにより締付け、電線1に固着させるが、りランプ
42は同図口に示すようにクランプ本体52およびキャ
ップ62と電線1との間にゴム状弾性体8を介挿し、し
かも電線1との間に僅かの隙間δが存するように取付け
るのである。
ゴム状弾性体8はクランプ本体52およびキャップ62
に接着剤によりまたは一本のモールドにより振動をうけ
ても脱落しないように取付けられている。
これにより電線1は添線3のダンピング効果、剛性補強
効果、慣性力等により防振効果があるが、添線3の最先
端のクランプ42は電線1との間にゴム状弾性体8が介
在し隙間δがあるので、クランプ取付点に応力の集中が
なく、電線の振動損傷防止。
されるのであを。
なお、第1図において最先端から二番目のクランプ41
、すなわち最先端のクランプ42の隣りのクランプ41
における電線1の疲労損傷が懸念されるが、最先端のク
ランプ42は電線1を緩く把持しているため、径間側か
ら振動が伝播すると、まずクラン1420個所でクラン
プ42と電線1との間で振動の干渉が生じ、安定した振
動とならなくなり、これにより振動が消滅すること、弾
性体8と電線1との摩擦によりエネルギが消費されるこ
と、最先端から二番目のクランプ41はクランプ42に
添線3を介して連結されていることとの理由により、二
番目のクランプ41に入射するエネルギは十分に小さく
なっており、二番目のクランプ41における電線の疲労
損傷はほぼ回避される。
第3図は第6図に示した短い添線3を用いた添線式防振
装置に本考案を適用した場合を示したもので、短い添線
3の端部はオーバーラツプして電線にクランプされてい
るが電線1の懸垂部より離れた位置のクランプ42が第
2図口と同様にゴム状弾性体8を介しルーズに取付けら
れており、添線3の他端のクランプ41は従来と同様に
強固に固着したのである。
これにより短尺の添線3を端部なオーバーランプさせて
電線1にクランプさせるが最も外力の集中し易い最先端
および先端からの2番目のクランプ42がゴム状弾性体
8を介しルーズに、すなわちクランプ42の電線把持力
がクランプ41の電線把持力よりも小さくなるように、
取付げられ、添線3の他端は電線1に強固に取付けられ
ているので条線3は移動することなく電線の疲労損傷防
止に効果顕著となる。
ルーズなりランプは添線3の最先端のみでもよいが端部
の2個所に設ければルーズなりランプが連続して存在す
ることになり、この部分におけるゴム状弾性体と電線と
の衝突による振動撹乱効果もあり振動防止効果が顕著と
なる。
またクランプに介挿したゴム状弾性体を電気的絶縁体で
構成すれば添線3に電線1の電流力分流せずしたがって
電線1より電流容量の小さい細い電線を使用することが
でき、経済的である。
さらに第4図は電線1に数本のプレフォームドアーマー
ロッド9が巻付けられた場合のクランプを示したもので
、クランプ42のゴム状弾性体8により電線1の疲労損
傷が防止されるとともに、電線1へのプレフォームドア
ーマーロッド90巻付げにより、放熱面積を大きくして
電線1の温度上昇を抑え、また、ゴム状弾性体8を電線
1に直接接触することに因る電線の摩耗が回避され、弾
性材料として安価な材質のものが使用でき、電線の保護
と耐熱性に一石二鳥の効果がある。
以上説明したように本考案によれば架空Wに添線をクラ
ンプを介し固着させた添線式防振装置において電線の懸
垂部より離れた位置のクランプを電線との間にゴム状弾
性体を介しルーズに取付けたので振動疲労による電線の
損傷防止に効果顕著な防振装置が得られる。
なおこのようなゴム状弾性体を設ける代わりに、電線の
クランプと添線との間にばねを設けた場合には、ばねの
ために振動の反射が生じ、クランプ近傍の電線の曲げ変
形を十分に防止できない。
さらに本願では、振動応力の最も大きい径間側のクラン
プにゴム状弾性体が設けられており、このクランプでは
電線の振動によりボルトが緩んだ場合にも電線はクラン
プではなくゴム状弾性体に衝突するのみであるので、重
大な事故に至るのを回避できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第3図は本考案になる架空電線の添線式防
振装置の異なる実施例の要部を示す側面図、第2図イお
よび口はそれぞれ本考案における中間のクランプおよび
最先端に取付けたクランプを示す正面図、第4図は電線
にプレフォームドアーマーロッドが巻かれている場合の
一番先端のクランプを示す正面図、第5図および第6図
はいずれも一般的な添線式防振装置を示す説明図である
。 1・・・・・・架空電線、3・・・・・・添線、4・・
・・・・クランプ、41・・・・・中間位置のクランプ
、42・・・・・・添線3の端部に設けたクランプ、 8・・・・・・ゴム状弾性体、 δ ・・・・・・電線1とゴム状弾性体8との隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1. 1または複数本の添線を複数個のクランプを介し
    架空電線に固着させた添線式防振装置において、架空電
    線の懸垂部または引留部より離れた場所におけるクラン
    プの少くとも1個所としての第1の個所をゴム状弾性体
    を介して電線に取付け、第1の個所の電線把持力が第1
    の個所より懸垂部または引留部に近い個所としての第2
    の個所の電線把持力より小さくされていることを特徴と
    する架空電線の添線式防振装置。 2、第1の個所が、架空電線の懸垂部または引留部より
    一番離れた最先端に゛おけるクランプの個所であること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の架空
    電線の添線式防振装置。
JP1978040962U 1978-03-31 1978-03-31 架空電線の添線式防振装置 Expired JPS587804Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978040962U JPS587804Y2 (ja) 1978-03-31 1978-03-31 架空電線の添線式防振装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978040962U JPS587804Y2 (ja) 1978-03-31 1978-03-31 架空電線の添線式防振装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54144298U JPS54144298U (ja) 1979-10-06
JPS587804Y2 true JPS587804Y2 (ja) 1983-02-10

Family

ID=28910659

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978040962U Expired JPS587804Y2 (ja) 1978-03-31 1978-03-31 架空電線の添線式防振装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2516285Y2 (ja) * 1990-07-25 1996-11-06 古河電気工業株式会社 ジャンパ装置

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Publication number Publication date
JPS54144298U (ja) 1979-10-06

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