JPH0746026Y2 - 電線クランプ脱落防止装置 - Google Patents
電線クランプ脱落防止装置Info
- Publication number
- JPH0746026Y2 JPH0746026Y2 JP1987110094U JP11009487U JPH0746026Y2 JP H0746026 Y2 JPH0746026 Y2 JP H0746026Y2 JP 1987110094 U JP1987110094 U JP 1987110094U JP 11009487 U JP11009487 U JP 11009487U JP H0746026 Y2 JPH0746026 Y2 JP H0746026Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric wire
- wire clamp
- clamp
- armor rod
- prevention device
- Prior art date
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- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は架空送電線等に取りつけられる電線クランプ脱
落防止装置に関するものである。
落防止装置に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕 架空送電線の捻じれ防止器、振動防止器あるいはスペー
サ等に用いられる電線クランプは、ボルトの締付け力や
コイルバネの反発力を利用して電線を締つける構造とな
っている。
サ等に用いられる電線クランプは、ボルトの締付け力や
コイルバネの反発力を利用して電線を締つける構造とな
っている。
しかしボルト締付け方式の電線クランプは、ボルトの締
付け力がゆるむと脱落するおそれがある。またコイルバ
ネを用いたボルトレス方式の電線クランプは、コイルバ
ネやヒンジピンが応力腐食などにより折損するとやはり
脱落のおそれがある。
付け力がゆるむと脱落するおそれがある。またコイルバ
ネを用いたボルトレス方式の電線クランプは、コイルバ
ネやヒンジピンが応力腐食などにより折損するとやはり
脱落のおそれがある。
特に電線難着雪化のための捻じれ防止器の場合は電線ク
ランプの下部に重錘が取りつけられているため、脱落が
大きな事故につながる危険性があり、問題であった。
ランプの下部に重錘が取りつけられているため、脱落が
大きな事故につながる危険性があり、問題であった。
本考案の目的は、上記のような従来技術の問題点を解決
する電線クランプ脱落防止装置を提供することにある。
する電線クランプ脱落防止装置を提供することにある。
この目的を達成するために本考案は、電線を締付け把持
する電線クランプとその両側に延びる電線にかけての外
周に、少なくとも電線クランプと接触する部分に電気的
絶縁性又は半導電性を有する腐食防止層を設けた電線ク
ランプとは異なる金属製のらせん状アーマーロッドを巻
きつけたものである。
する電線クランプとその両側に延びる電線にかけての外
周に、少なくとも電線クランプと接触する部分に電気的
絶縁性又は半導電性を有する腐食防止層を設けた電線ク
ランプとは異なる金属製のらせん状アーマーロッドを巻
きつけたものである。
また、電線クランプの外周面にアーマーロッド位置決め
用の突起が形成されてなるものである。
用の突起が形成されてなるものである。
このようにすると仮に電線クランプの締付け力が失われ
た場合でも、電線クランプはアーマーロッドにより電線
に押し付けられた状態となるので、電線から脱落するこ
とがない。
た場合でも、電線クランプはアーマーロッドにより電線
に押し付けられた状態となるので、電線から脱落するこ
とがない。
また、一般にアルミ合金鋳物で作られる電線クランプ
と、電線が銅撚線の場合は銅で作られているアーマーロ
ッドは直接接触することはないので、異種金属の接触腐
食を防止することができる。
と、電線が銅撚線の場合は銅で作られているアーマーロ
ッドは直接接触することはないので、異種金属の接触腐
食を防止することができる。
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
る。
第1図および第2図は本考案の一実施例を示す。図にお
いて、11はクランプ本体12とクランプキャップ13と締付
けボルト14よりなる電線クランプ、15はクランプ本体12
の下部に水平に固定されたアーム、16はアーム15の両端
に取りつけられた重錘であり、これらは送電線用の捻じ
れ防止器17を構成している。クランプ本体12とクランプ
キャップ13はアルミ合金鋳物製である。18は銅撚線より
なる電線、19はその上に密巻きされた銅アーマーロッド
層で、電線クランプ11はこの銅アーマーロッド層19の上
から電線18を挟み付け、ボルト14の締付け力により電線
18を把持している。
いて、11はクランプ本体12とクランプキャップ13と締付
けボルト14よりなる電線クランプ、15はクランプ本体12
の下部に水平に固定されたアーム、16はアーム15の両端
に取りつけられた重錘であり、これらは送電線用の捻じ
れ防止器17を構成している。クランプ本体12とクランプ
キャップ13はアルミ合金鋳物製である。18は銅撚線より
なる電線、19はその上に密巻きされた銅アーマーロッド
層で、電線クランプ11はこの銅アーマーロッド層19の上
から電線18を挟み付け、ボルト14の締付け力により電線
18を把持している。
本考案はこのような電線把持部において、電線クランプ
11とその両側に延びる電線18にかけての外周に、銅製の
らせん状アーマーロッド20を巻きつけて、仮に電線クラ
ンプ11のボルト13がゆるんだ場合でも電線クランプ11
(つまり捻じれ防止器17全体)が脱落しないようにする
と共に、アーマーロッド20の電線クランプ11と接触する
部分にゴムまたはプラスチックの電気的絶縁性又は半導
電性を有する腐食防止層21を設けて(第3図参照)、ア
ーマーロッド20と電線クランプ11の接触部に雨水などが
滞留して電池作用による腐食が発生するのを防止したも
のである。またクランプ本体12の外周面にはアーマーロ
ッド20を定位置に位置決めするための突起22を形成し
て、クランプ本体12とアーマーロッド20との相対的なズ
レを防止し、脱落防止作用をより確実にしている。
11とその両側に延びる電線18にかけての外周に、銅製の
らせん状アーマーロッド20を巻きつけて、仮に電線クラ
ンプ11のボルト13がゆるんだ場合でも電線クランプ11
(つまり捻じれ防止器17全体)が脱落しないようにする
と共に、アーマーロッド20の電線クランプ11と接触する
部分にゴムまたはプラスチックの電気的絶縁性又は半導
電性を有する腐食防止層21を設けて(第3図参照)、ア
ーマーロッド20と電線クランプ11の接触部に雨水などが
滞留して電池作用による腐食が発生するのを防止したも
のである。またクランプ本体12の外周面にはアーマーロ
ッド20を定位置に位置決めするための突起22を形成し
て、クランプ本体12とアーマーロッド20との相対的なズ
レを防止し、脱落防止作用をより確実にしている。
腐食防止層21の被覆方法としては、架橋ポリエチレンチ
ューブやシリコンゴムチューブをアーマーロッド20の一
端から装着する方法、上記チューブを縦割りして被せる
方法、あるいは熱収縮チューブを被せて熱収縮させる方
法などがある。なお腐食防止層21はアーマーロッド20の
全長に被せてもよい。
ューブやシリコンゴムチューブをアーマーロッド20の一
端から装着する方法、上記チューブを縦割りして被せる
方法、あるいは熱収縮チューブを被せて熱収縮させる方
法などがある。なお腐食防止層21はアーマーロッド20の
全長に被せてもよい。
また、クランプ本体12とクランプキャップ13の内面には
必要に応じ銅箔(図示せず)を張りつけ、これによって
電線18またはその上のアーマーロッド層19との異種金属
接触による腐食を防止することも可能である。
必要に応じ銅箔(図示せず)を張りつけ、これによって
電線18またはその上のアーマーロッド層19との異種金属
接触による腐食を防止することも可能である。
なお、電線クランプ11を押さえるアーマーロッド20は、
図示の実施例では1本であるが、複数本使用してもよ
い。
図示の実施例では1本であるが、複数本使用してもよ
い。
以上説明したように本考案によれば、電線クランプとそ
の両側に延びる電線にかけての外周に、少なくとも電線
クランプと接触する部分に電気的絶縁性又は半導電性を
有する腐食防止層を設けた電線クランプとは異なる金属
製のらせん状アーマーロッドを巻きつけたものなので、
たとえボルトのゆるみ或いはコイルバネの折損などによ
り電線クランプの締付け力が失われたとしても、電線ク
ランプおよびそれに付属する重量物が脱落することがな
くなり、安全性を格段に高めることができる。
の両側に延びる電線にかけての外周に、少なくとも電線
クランプと接触する部分に電気的絶縁性又は半導電性を
有する腐食防止層を設けた電線クランプとは異なる金属
製のらせん状アーマーロッドを巻きつけたものなので、
たとえボルトのゆるみ或いはコイルバネの折損などによ
り電線クランプの締付け力が失われたとしても、電線ク
ランプおよびそれに付属する重量物が脱落することがな
くなり、安全性を格段に高めることができる。
また、電線クランプとアーマーロッドの材質が異なって
いても、腐食防止層が設けられているので、前記両者は
直接接触せず、異種金属の接触腐食が生じる心配がない
ので、長期信頼性に優れている。
いても、腐食防止層が設けられているので、前記両者は
直接接触せず、異種金属の接触腐食が生じる心配がない
ので、長期信頼性に優れている。
第1図及び第2図は本考案の一実施例に係る電線クラン
プ脱落防止装置の正面図および断面図、第3図は同装置
に使用されるアーマーロッドの正面図である。 11……電線クランプ、12……クランプ本体、13……クラ
ンプキャップ、14……ボルト、15……アーム、16……重
錘、17……捻じれ防止器、18……電線、19……アーマー
ロッド層、20……アーマーロッド、21……腐食防止層、
22……突起。
プ脱落防止装置の正面図および断面図、第3図は同装置
に使用されるアーマーロッドの正面図である。 11……電線クランプ、12……クランプ本体、13……クラ
ンプキャップ、14……ボルト、15……アーム、16……重
錘、17……捻じれ防止器、18……電線、19……アーマー
ロッド層、20……アーマーロッド、21……腐食防止層、
22……突起。
Claims (2)
- 【請求項1】電線を締付け把持する電線クランプとその
両側に延びる電線にかけての外周に、少なくとも電線ク
ランプと接触する部分に電気的絶縁性又は半導電性を有
する腐食防止層を設けた電線クランプとは異なる金属製
のらせん状アーマーロッドを巻きつけたことを特徴とす
る電線クランプ脱落防止装置。 - 【請求項2】実用新案登録請求の範囲第1項記載の装置
であって、電線クランプの外周面にアーマーロッド位置
決め用の突起が形成されているもの。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987110094U JPH0746026Y2 (ja) | 1987-07-20 | 1987-07-20 | 電線クランプ脱落防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987110094U JPH0746026Y2 (ja) | 1987-07-20 | 1987-07-20 | 電線クランプ脱落防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6416123U JPS6416123U (ja) | 1989-01-26 |
JPH0746026Y2 true JPH0746026Y2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=31346941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987110094U Expired - Lifetime JPH0746026Y2 (ja) | 1987-07-20 | 1987-07-20 | 電線クランプ脱落防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0746026Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7567197B2 (en) | 2007-09-17 | 2009-07-28 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Cascade comparator and control method thereof |
CN114199752B (zh) * | 2021-12-15 | 2023-04-25 | 西南交通大学 | 一种模拟腐蚀环境的螺栓松动试验装置及其试验方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4957890U (ja) * | 1972-08-28 | 1974-05-22 | ||
JPS578332Y2 (ja) * | 1977-03-09 | 1982-02-17 | ||
JPS59141420U (ja) * | 1983-03-08 | 1984-09-21 | 旭電機株式会社 | スペ−サの電線把持部 |
-
1987
- 1987-07-20 JP JP1987110094U patent/JPH0746026Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6416123U (ja) | 1989-01-26 |
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