JPS58130714A - 架設電線の難着雪化工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発Ｆ！Ａは既設電線等の架設さＩ）た絶縁電線又は裸
電線に難着雪化を施す］−法に関するものである。

架設電線に大きな円筒状の着氷雪現象が発生すると、電
柱又は鉄塔の損壊、断線事故、電線の地絡、短絡事故等
をひき起す。

このため、積雪の多い地方においては、難着雪電線を架
線することが広く行なわれており、種々の難着雪電線が
提案され、採用されている。

しかし難着雪手段を具えていない既設の電線に容量不足
を生じた場合とか、電線自体が老化して張替えを必要と
する場合には、上述のように既に提案された難着雪電線
を、架設する地域の雪害等に合せて選択して架設すれば
良いか、′電線自体が未だ電気的性能、機械的強度等に
おいて十分満たされる状態のものであれば、これら既存
の架設電線に何らかの難着雪化手段を施す必要がある。

このような場合の難ｊ″Ｔ’Ｌ！：ｆ化手段Ｊして、例
えば架設電線に線状体を巻きつける方法が提案されてい
るが、このガ法ではラッシングマシンを用いる必要かめ
る。しかしラッシングマシンによる時は、作業性が悪く
、又その形状の複雑化からコスト面にも問題がある。

本発明は、Ｌ述の問題点を解決するため成されたもので
、外装体の装着にラッシングマシンなどを要せず、容易
に架設電線に装着でき、作業性の良い架設電線の難着雪
化工法を提供せんとするものである。

本発明は、長手方向に直線部と、間隔を開けて設けられ
た、架設電線の外径より若干率さい内径を持つ巻付装着
部を有する、予め線条体より成形された外装体を、前記
電線の外周に両側交互に装着することを特徴とする架設
電線の難着雪工法である。

本発明において、架設電線とは、導体の上に絶縁被覆を
施した絶縁電線（例、塩化ビニル被覆電線、ポリエチレ
ン被覆電線）、又は絶縁被覆を有しない裸電線（例、鋼
心アルミニウム撚線、硬銅撚ｉ）を送配電線として架設
した電線であり、既設の電線のみでなく、新設の電線も
含むものである。

以下、本発明を図面を用いて実施例により説明する。

第１図および第２図はそれぞれ本発明の詳細な説明する
側面図で、それぞれのけ）図は外装体を示し、（ロ）図
は電線に外装体を装着した状態を示す。

図において、１．１は絶縁電線又は裸電線等の電線で、
２．２’は外装体である。外装体２．２′は所定長の線
条体より予め成形され（プレフォームされ）たもので、
線条体としては、雪の付きにくイ、例工ばポリエチレン
（ＰＥ）、ポリアミド繊維（例、デュポン社商品名、ケ
ブラー）等の線条体が好ましいが、裸電線の場合には、
例えばアルミニウム、銅、鉄又はそれらの合金より成る
ものでも良い。又線条体の断面形状は円形、四角形、三
角形、その他の多角形等のいずれの形状であっても良い
。

外装体２，２′は長手ノｊ向に間隔を開けて巻付装着部
８．８′が設けられている。この場合の間隔は電線ｌの
太さ、着雪の状態に応じて適当に選択されるが、通常５
０〜１００備の範囲であり、又第１図に示すように等間
隔にしたものでも、第２図に示すように、間隔を変化さ
せたものでも良い。

巻付装着部８．３′は電線１の外径より若干率さい内径
を有し、電線ｌの半周又Ｉｆ′ｓ、１周に巻付けて装着
するようになっている。

これらの巻付装着部８（３’）の間ば、直線部４　（４
’）となっており、？ｌ１図では直線部４．４・・・は
電線１の外周の片側のみに配置され、第２図では直線部
４′、４′・・・は電線の外周の両側に交互に対称に配
置されている。

外装体２（又は２′、以下同じ）を電線ｌに装着するに
は、右イ・１装着部８（８’）を電線１の外周の上下、
左右のいずれかより両側交互にはめ込んで、長手方向に
装着すれば良い。この場合、第１図に示すように、在イ
・１装着部３，８の巻付方向が左右交互になっていると
、外装体２を電線１の周りを回転させずに容易に装着す
ることができる。

このように電線１に装着された外装体２，２′は、その
一端又は両端を′ｉ４３図げ）、（ロ）に示Ｔような割
れ目６付き緊締具５等により締付けられ、固定される。

この緊締共５はプラスチック等より成るが、裸電線の場
合は金属であっても良い。

上述のように構成された本発明の架設電線の難着雪化工
法は次のような効果がある。

（ｆ）　　！字方向に直線部と、間隔を開けて設けられ
た、架設電線の外径より若干率さい内径を持つ巻付装着
部を有する、予め線条体より成形された外装体を、前記
電線の外周に両側交互に装着するため、架設した電線に
対して外装体を人手で容易に装着し得るので、ラッシン
グマシンなどを使用する必要がなく、作業性が容易であ
り、又得られた電線の外周の片側（第１図）又は両側（
第２図）の外装体の直線部４，４′および巻付装着部３
．３′により、着雪の撚線方向に沿う電線表面の回転が
防止されて、大きな円筒状の着雪現象が防止され、着雪
が有効に防＋ｈされる。

（→　外装体の巻付装着部は弾性に富み、その内径が電
線の外径より若干小さく、かつ電線の両側より交ｌｊ、
に装着されるので、外装体を電線に装着した時、電ｉを
両側から交互にきつく挾み、ゆるんだり、外れたりする
ことがない。

（ハ）外装体に単に一方向にスパイラル状に巻かれたも
のではなく、巻付装着部が交互に逆方向にあるため、風
によって電線に生じる力のベクトルが装着部で交互に逆
になって、バランスするので、ギヤロッピングが発生し
にくい。

【図面の簡単な説明】

第１図（イ）、（ロ）および第２図ピ）、（ロ）ｉｊそ
れぞれ本発明の詳細な説明する側面図で、それぞれのＧ
（）図は外装体を示し、（ロ）図は電線に外装体を装着
した状態を示す。 第３図（イ）、（ロ）Ｉ″ｉ本発明の実施例に用いられ
る割れ目付き緊締具を示す図で、（イ）図は断面図、（
ロ）図は斜視図である。 ｌ・・電線、２，２′・・・外装体、３，８′・・・巻
付装着部、４．４′　　ｎ線部、５・・・割れ目付き緊
締具、６・・・割れ［１゜

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｉｌｌ　　長手ノｊ向に直線部と、間隔を開けて設けら
   れた、架設電線の外径より若干小さい内径を持つ巻付装
   着部を有する、予め線条体より成形された外装体を前記
   電線の外周に両側交互に装着することを特徴とする架設
   電線の難着雪工法。 （２）架設電線の外周に装着された外装体の一端又は両
   端が、割れ目付き緊締具により固定される特許請求の範
   囲第１項記載の架設電線の難着雪化工法。 （３）　　直線部が、架設電線の外周の片側に配置され
   る特Ｊ［請求の範囲第１項又は第２項記載の架空電線の
   難着′１化工法。 （４）　　直線１１１９か、架設電線の外周の両側に交
   互に配置される特許請求の範囲第１項又は第２項記載の
   架空電線のｌｉＩ着雪工法。