JPH0716846A - 成型品自動取り出し装置 - Google Patents

成型品自動取り出し装置

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JPH0716846A
JPH0716846A JP12053393A JP12053393A JPH0716846A JP H0716846 A JPH0716846 A JP H0716846A JP 12053393 A JP12053393 A JP 12053393A JP 12053393 A JP12053393 A JP 12053393A JP H0716846 A JPH0716846 A JP H0716846A
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JP
Japan
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electric motor
drive mechanism
shaft
feed
traveling body
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JP12053393A
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English (en)
Inventor
Yosuke Shiotani
陽右 塩谷
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Star Seiki Co Ltd
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Star Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】通常の電動モーターを使用して少なくとも左右
走行体を通常送り、早送り及び微速送りする。チャック
部材を高い位置精度で移動制御する。成型品の取り出し
時間を短縮する。装置自体の小型化、軽量化及び低コス
ト化を可能にする。 【構成】本体フレーム上に左右走行体11を移動可能に
支持する。左右走行体11に設けられた前後フレーム上
に前後走行体を移動可能に支持する。前後走行体に設け
られた上下駆動機構にチャック部材を取り付ける。チャ
ック部材を三次元方向へ移動する少なくとも1つの駆動
機構のフレームに、外周にねじ溝5aが所定のピッチ及
びリード角で旋設されると共に多数のスプライン溝5b
が形成され、第1電動モーターにより回転駆動される軸
を回転可能に支持すると共に走行体に設けられたねじナ
ットに係合させる。走行体に取り付けられた第2電動モ
ーターのローター21を挿通する軸のスプライン溝5b
に対し、該ローター21に取り付けられたスプラインナ
ットを係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、成形機から成型品を
自動的に取り出す成型品自動取り出し装置に関する。
【0002】
【従来技術】例えば成型品自動取り出し装置の本体フレ
ーム上を左右方向へ往復移動する左右走行体を往復動さ
せる往復駆動機構として、本体フレームに対し、長手方
向へ軸線を有し、所望の移動距離とほぼ一致する軸線長
さのボールねじを回転可能に支持すると共に該ボールね
じを左右走行体のボールナットに噛み合わせ、該ボール
ねじに連結された電動モーターを所望の方向へ回転駆動
することにより本体フレームに対し、左右走行体を往復
移動させるものが一般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た構造の往復駆動機構にあっては、成型品の取り出し時
間の短縮化を図るために左右走行体を高速移動、従って
ボールねじを高速回転させるには高トルク及び高回転の
電動モーターを使用しなければならず、装置自体が大型
化及び重量化すると共に高コスト化する問題を有してい
る。
【0004】また、高速回転形の電動モーターを使用し
た場合、左右走行体を高い位置精度で所望の取り出し位
置及び解放位置に停止させるには、電動モーターを高い
精度で回転制御しなけばならず、制御装置が複雑化して
高コスト化を招く要因になっている。
【0005】本発明は、上記した従来の欠点を解決する
ために発明されたものであり、その目的とするところ
は、通常の電動モーターを使用した簡易な構成により、
少なくとも左右走行体を通常送り、早送り及び微速送り
して成型品を高い位置精度で取り出すことができると共
にその取りだし時間を短縮することができ、また装置自
体の小型化、軽量化及び低コスト化することが可能な成
型品自動取り出し装置を提供することにある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】このため請求項1は、
本体フレーム上を左右方向へ移動する左右走行体と、該
左右走行体を往復移動する左右駆動機構と、左右走行体
に設けられた前後フレーム上を前後方向へ移動する前後
走行体と、該前後走行体を往復移動する前後駆動機構
と、前後走行体に設けられた上下駆動機構によりチャッ
ク部材を三次元方向へ移動させて成形器から成型品を自
動取り出しする成型品自動取り出し装置において、左右
駆動機構、前後駆動機構及び上下駆動機構の少なくとも
1つの駆動機構は駆動機構のフレームの長手方向に沿っ
て回転可能に支持され、外周にねじ溝が所定のピッチ及
びリード角で旋設されると共に多数のスプライン溝が形
成された軸と、該軸を数値制御可能に回転させる第1電
動モーターと、駆動機構の走行体に設けられ、軸のねじ
溝に係合するねじナットと、走行体に同軸に設けられ、
ステーター内にて回転可能に支持されると共に中心の貫
通孔内に挿通される軸のスプライン溝に係合するスプラ
インナットが一体に取り付けられたローターを有した数
値制御可能な第2電動モーターと、第2電動モーターを
非拘束状態にして第1電動モーターを駆動制御或いは第
1電動モーターを拘束状態にして第2電動モーターを駆
動制御して走行体をねじナット或いはスプラインナット
による所定の通常送り速度で移動制御し、また第1及び
第2電動モーターを夫々同期して駆動制御することによ
りねじナット及びスプラインナットによる送り速度の合
計値にて早送り制御し、更に第1及び第2電動モーター
を夫々逆方向へ駆動制御することによりねじナットとス
プラインナットによる送り速度の差に応じた速度で微速
送り制御する制御手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【0007】また請求項2は、本体フレーム上を左右方
向へ移動する左右走行体と、該左右走行体を往復移動す
る左右駆動機構と、左右走行体に設けられた前後フレー
ム上を前後方向へ移動する前後走行体と、該前後走行体
を往復移動する前後駆動機構と、前後走行体に設けられ
た上下駆動機構によりチャック部材を三次元方向へ移動
させて成形器から成型品を自動取り出しする成型品自動
取り出し装置において、左右駆動機構、前後駆動機構及
び上下駆動機構の少なくとも1つの駆動機構は駆動機構
のフレームの長手方向に沿って回転可能に支持され、外
周にねじ溝が所定のピッチ及びリード角で旋設された軸
と、該軸を数値制御可能に回転させる第1電動モーター
と、駆動機構の走行体に設けられ、軸のねじ溝に係合す
る第1ねじナットと、走行体に同軸に設けられ、ステー
ター内にて回転可能に支持されると共に中心の貫通孔内
に挿通される軸のねじ溝に係合する第2ねじナットが一
体に取り付けられたローターを有した数値制御可能な第
2電動モーターと、第2電動モーターを非拘束状態にし
て第1電動モーターを駆動制御或いは第1電動モーター
を拘束状態にして第2電動モーターを駆動制御して走行
体を第1或いは第2ねじナットによる所定の通常送り速
度で移動制御し、また第1及び第2電動モーターを夫々
同期して駆動制御することにより第1及び第2ねじナッ
トによる送り速度の合計値にて早送り制御し、更に第1
及び第2電動モーターを夫々逆方向へ駆動制御すること
により第1及び第2ねじナットによる送り速度の差に応
じた速度で微速送り制御する制御手段とを備えたことを
特徴としている。
【0008】
【発明の作用】請求項1は、本体フレームに対し左右走
行体を左右方向へ、また左右走行体に設けられた前後フ
レームに対して前後走行体を前後方向へ、更に前後走行
体に対してチャック部材を上下方向へ夫々移動させるこ
とにより該チャック部材を成形機の取り出し位置と解放
位置との間で三次元移動させて成形機の金型から成型品
を取り出す。
【0009】そして少なくとも左右走行体を左右方向へ
移動させる際、第2電動モーターを非拘束状態にして第
1電動モーターを駆動制御して軸を回転させることによ
り、該軸のねじ溝に係合するねじナットにより左右走行
体を軸の回転数及びリード角に応じた移動速度で通常送
りさせる。
【0010】また第1電動モーターを駆動して軸を所定
回転数で回転させると共に第2電動モーターを駆動して
スプラインナットを所定の回転数で回転させると、左右
走行体は回転する軸とねじナットに応じた所定の移動速
度と回転するスプラインナットによる所定の移動速度と
の合計値の移動速度で早送りされる。
【0011】更に、第1電動モーターを駆動して軸を所
定の回転数で回転させると共に第2電動モーターを第1
電動モーターと逆方向へ所定の回転数で駆動させると、
左右走行体は回転する軸による移動速度と回転するスプ
ラインナットによる移動速度との差の移動速度で微速送
りされる。
【0012】また請求項2は、上記と同様に取り出し動
作を行うと共に少なくとも左右走行体を左右方向へ移動
させる際、第2電動モーターを非拘束状態にして第1電
動モーターを駆動制御して軸を回転させることにより、
該軸のねじ溝に係合するねじナットにより左右走行体を
軸の回転数及びリード角に応じた移動速度で通常送りさ
せる。
【0013】また第1電動モーターを駆動して軸を所定
回転数で回転させると共に第2電動モーターを駆動して
第2ねじナットを所定の回転数で回転させると、左右走
行体は回転する軸と第1ねじナットに応じた所定の移動
速度と回転する第2ねじナットによる所定の移動速度と
の合計値の移動速度で早送りされる。
【0014】更に、第1電動モーターを駆動して軸を所
定の回転数で回転させると共に第2電動モーターを第1
電動モーターと逆方向へ所定の回転数で駆動させると、
左右走行体は回転する軸と第1ねじナットによる移動速
度と回転する第2ねじナットによる移動速度との差の移
動速度で微速送りされる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って説明
する。
【0016】請求項1 図1は成型品自動取り出し装置の概略を示す全体斜視図
である。
【0017】図2は往復駆動装置の分解斜視図である。
【0018】図3は往復駆動装置の中央縦断面図であ
る。
【0019】成型品自動取り出し装置1の本体フレーム
3は成形機(図示せず)に取り付けられ、長手方向が成
形機の取り出し位置から成形機側方の解放位置に至る長
さに形成されている。
【0020】そして本体フレーム3には長手方向に軸線
を有した左右駆動機構の一部を構成する軸5が回転可能
に支持され、該軸5には本体フレーム3の端部に取り付
けられた数値制御可能な左右駆動機構の一部を構成する
第1電動モーター7が連結されている。該軸5の外周面
には所定のピッチ及びリード角のねじ溝5aが旋設され
ると共に多数のスプライン溝5bが軸線周りに等しいピ
ッチで形成されている。
【0021】本体フレーム3には一対のレール9が長手
方向へ延出して取り付けられ、該レール9には左右走行
体11が本体フレーム3の長手方向へ移動可能に支持さ
れている。そして該左右走行体11の下面に取り付けら
れた取り付け板12には左右駆動機構の一部を構成する
ねじナット13が取り付けられ、該ねじナット13には
内蔵されたボール13aが軸5のねじ溝5aに係合され
ている。また、取り付け板12には数値制御可能な左右
駆動機構の一部を構成する第2電動モーター15が軸5
と同心に取り付けられている。該第2電動モーター15
のモーターハウジング17内にはステーター19が取り
付けられ、該ステーター19の中空部内にはモーターハ
ウジング17に対して軸受21a・21bに軸支された
ローター21が回転可能に支持されている。該ローター
21の中心部には貫通孔21cが、軸5を挿通可能に形
成されている。
【0022】モーターハウジング17の一方から外部に
突出したローター21には左右駆動機構の一部を構成す
るスプラインナット23が軸5と同心に取り付けられ、
該スプラインナット23には内蔵されたボール23aが
軸5のスプライン溝5bに係合されている。
【0023】左右走行体11には本体フレーム3の長手
方向と直交する前後方向へ延出する前後フレーム25が
設けられ、該前後フレーム25に取り付けられたレール
27には前後走行体29が前後方向へ移動可能に支持さ
れている。該前後フレーム25には前後方向へ延出し、
前後駆動機構の一部を構成し、数値制御可能な第3電動
モーター31が連結された前後駆動機構の一部を構成す
る送りねじ33が回転可能に支持され、該送りねじ33
は前後走行体29に設けられたナット(図示せず)に噛
み合わされている。
【0024】前後走行体29には上下方向に軸線を有し
た上下駆動機構を構成する上下シリンダー34が取り付
けられ、該上下シリンダー34のロッド34aにはチャ
ック部材35が取り付けられている。該チャック部材3
5にはエアーシリンダー或いは吸着盤等の保持部材37
が取り付けられ、該保持部材37により成型品(図示せ
ず)が保持される。
【0025】次に、上記のように構成された成型品自動
取り出し装置の作用を説明する。
【0026】先ず、成型品自動取り出し装置1の基本動
作を説明すると、後述する第1電動モーター7及び第2
電動モーター15を駆動制御して左右走行体11を本体
フレーム3の一方端側に位置する成形機の成形部上方へ
移動させた後、上下シリンダー34を作動してチャック
部材35を下動して形開きされた金型内の成型品に対向
させる。
【0027】次に、上記状態にて第3電動モーター31
を駆動制御して前後走行体29を、例えば前方向へ移動
してチャック部材35を成型品に近接させて保持させた
後、第3電動モーター31を上記と逆方向の後方向へ駆
動制御してチャック部材35に保持された成型品を一方
の金型内から抜き出す。そして上下シリンダー34、第
1電動モーター7及び第2電動モーター15を上記と逆
方向へ作動及び駆動制御して左右走行体11を本体フレ
ーム3の他方端側に位置する解放位置へ移動させた後、
必要に応じて第3電動モーター31及び上下シリンダー
34を制御してチャック部材35を、例えば搬出コンベ
ヤー(図示せず)に近接させて成型品の保持を解除する
ことにより取り出しを完了する。
【0028】上記した左右走行体11の往復動は以下の
ように通常送り、早送り及び微速送り制御される。
【0029】先ず、左右走行体11を通常送りする場合
について説明すると、第2電動モーター15を非拘束状
態、即ち第2電動モーター15を非直流拘束或いは内蔵
された制動機構(図示せず)による制動を解除した状態
にて第1電動モーター7を駆動制御して軸5を所定の回
転数a/rpm で回転させると、該軸5の回転に伴ってその
ねじ溝5aに係合するねじナット13により左右走行体
11は軸5の回転数a/rpm 及びねじ溝5aのリード角に
応じた所定の移動速度V1で通常送される。
【0030】上記した通常送りは、第1電動モーター7
を直流拘束或いは内蔵された制動機構(図示せず)によ
る制動状態にて第2電動モーター15を所定の回転数a/
rpmで駆動制御しても、左右走行体11を上記した移動
速度V1で通常送りさせることができる。
【0031】次に、左右走行体11を早送りする場合に
ついて説明すると、第1電動モーター7及び第2電動モ
ーター15を同期して例えば所定の回転数a/rpm で駆動
制御すると、左右走行体11は軸5の回転に伴うねじナ
ット13による送り速度V1と、回転するスプラインナッ
ト23による送り速度V2との合計値に応じた速度(V1+V
2) で早送りされる。
【0032】更に、左右走行体11を微速送りする場合
について説明すると、第1電動モーター7を例えば所定
の回転数a/rpm で駆動制御すると共に第2電動モーター
15を第1電動モーター7の回転方向と逆方向へ所定の
回転数b/rpm で駆動制御すると、左右走行体11は軸5
の回転に伴うねじナット13の移動速度V1と回転するス
プラインナット23による移動速度V3との差に応じた移
動速度(V1-V3) で微速送りされる。
【0033】このように本実施例は、通常の電動モータ
ーを使用して左右走行体11を通常送り、早送り或いは
微速送りして成型品の取り出し時間を短縮化しながらチ
ャック部材35を高い位置精度で移動させることができ
る。
【0034】請求項2 図4は往復駆動機構の中央縦断面図である。
【0035】請求項2に係る往復駆動機構は、請求項1
に係る軸5の外周に所定のピッチ及びリード角でねじ溝
ねじ溝5aのみを形成すると共に第2電動モーター15
のローター21に取り付けられるスプラインナット23
の代わりに第2ねじナット41を取り付け、該第2ねじ
ナット41に内蔵されたボール41aを軸5のねじ溝5
aに係合させて構成する。他の構成については、請求項
1と同様であり、図4には同一の符号を付してその詳細
な説明を省略する。
【0036】上記のように構成された往復駆動機構の作
用を説明すると、左右走行体11の通常送りについては
請求項1の実施例と同様であり、また左右走行体11の
早送り及び微速送りについては以下の通りである。
【0037】先ず、左右走行体11を早送りする場合に
ついて説明すると、第1電動モーター7及び第2電動モ
ーター15を同期して例えば所定の回転数a/rpm で駆動
制御すると、左右走行体11は軸5の回転に伴うねじナ
ット13による送り速度V1と、回転する第2ねじナット
41による送り速度V2との合計値に応じた速度(V1+V2)
で早送りされる。
【0038】また、左右走行体11を微速送りする場合
について説明すると、第1電動モーター7を例えば所定
の回転数a/rpm で駆動制御すると共に第2電動モーター
15を第1電動モーター7の回転方向と逆方向へ所定の
回転数b/rpm で駆動制御すると、左右走行体11は軸5
の回転に伴うねじナット13の移動速度V1と、回転する
第2ねじナット41による移動速度V4との差に応じた移
動速度(V1-V4) で微速送りされる。
【0039】上記説明は、成型品自動取り出し装置1の
左右走行体11を往復駆動する左右駆動機構に付いて説
明したが、本発明は前後走行体29を前後方向へ往復移
動する前後駆動機構及び図5に示すようにチャック部材
35を上下方向へ移動する上下駆動機構としても実施で
きる。この場合、前後走行体29に上下フレーム51を
取り付けると共に該上下フレーム51に上下走行体53
を上下方向へ移動可能に支持し、上下フレーム51に電
動モーター55により回転駆動可能に連結された軸57
を上下走行体53のねじナット(図示せず)に噛み合わ
せる。また、上下走行体53に該軸57を挿通する電動
モーター(図示せず)のローター(図示せず)に取り付
けられたスプラインナット或いはねじナットを噛み合わ
せる。そして上下走行体53に取り付けられ、上下フレ
ーム51の下端部に摺動可能に支持されたガイド軸59
にチャック部材35を取り付け、夫々の電動モーターを
駆動制御することによりチャック部材35を上下方向へ
通常送り、早送り、微速送りするものであってもよい。
【0040】
【発明の効果】このため本発明は、通常の電動モーター
を使用した簡易な構成により、少なくとも左右走行体を
通常送り、早送り及び微速送りして成型品を高い位置精
度で取り出すことができると共にその取りだし時間を短
縮することができ、また装置自体の小型化、軽量化及び
低コスト化することが可能な成型品自動取り出し装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】成型品自動取り出し装置の概略を示す全体斜視
図である。
【図2】往復駆動装置の分解斜視図である。
【図3】往復駆動装置の中央縦断面図である。
【図4】請求項2に係る往復駆動機構の中央縦断面図で
ある。
【図5】本発明の変更実施例を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1 成型品自動取利出し装置 3 本体フレーム 5 左右駆動機構の一部を構成する軸 5a ねじ溝 5b スプライン溝 7 左右駆動機構の一部を構成する第1電動モーター 11 左右走行体 13 左右駆動機構の一部を構成するねじナット 15 左右駆動機構の一部を構成する第2電動モーター 21 ローター 23 左右駆動機構の一部を構成するスプラインナット 25 前後フレーム 29 前後走行体 31 前後駆動機構の一部を構成する第3電動モーター 33 前後駆動機構の一部を構成する送りねじ 34 上下駆動機構を構成する上下シリンダー 35 チャック部材
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 成型品自動取り出し装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、成形機から成型品を
自動的に取り出す成型品自動取り出し装置に関する。
【0002】
【従来技術】例えば成型品自動取り出し装置の本体フレ
ーム上を左右方向へ往復移動する左右走行体を往復動さ
せる往復駆動機構として、本体フレームに対し、長手方
向へ軸線を有し、所望の移動距離とほぼ一致する軸線長
さのボールねじを回転可能に支持すると共に該ボールね
じを左右走行体のボールナットに噛み合わせ、該ボール
ねじに連結された電動モーターを所望の方向へ回転駆動
することにより本体フレームに対し、左右走行体を往復
移動させるものが一般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た構造の往復駆動機構にあっては、成型品の取り出し時
間の短縮化を図るために左右走行体を高速移動、従って
ボールねじを高速回転させるには高トルク及び高回転の
電動モーターを使用しなければならず、装置自体が大型
化及び重量化すると共に高コスト化する問題を有してい
る。
【0004】また、高速回転形の電動モーターを使用し
た場合、左右走行体を高い位置精度で所望の取り出し位
置及び解放位置に停止させるには、電動モーターを高い
精度で回転制御しなけばならず、制御装置が複雑化して
高コスト化を招く要因になっている。
【0005】本発明は、上記した従来の欠点を解決する
ために発明されたものであり、その目的とするところ
は、通常の電動モーターを使用した簡易な構成により、
少なくとも左右走行体を通常送り、早送り及び微速送り
して成型品を高い位置精度で取り出すことができると共
にその取り出し時間を短縮することができ、また装置自
体の小型化、軽量化及び低コスト化することが可能な成
型品自動取り出し装置を提供することにある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】このため請求項1は、
本体フレーム上を左右方向へ移動する左右走行体と、該
左右走行体を往復移動する左右駆動機構と、左右走行体
に設けられた前後フレーム上を前後方向へ移動する前後
走行体と、該前後走行体を往復移動させる前後駆動機構
と、前後走行体に設けられた上下駆動機構によりチャッ
ク部材を三次元方向へ移動させて成形器から成型品を自
動取り出しする成型品自動取り出し装置において、左右
駆動機構、前後駆動機構及び上下駆動機構の少なくとも
1つの駆動機構は駆動機構のフレームの長手方向に沿っ
て回転可能に支持され、外周にねじ溝が所定のピッチ及
びリード角で旋設されると共に多数のスプライン溝が形
成された軸と、該軸を数値制御可能に回転させる第1電
動モーターと、駆動機構の走行体に設けられ、軸のねじ
溝に係合するねじナットと、走行体に同軸に設けられ、
ステーター内にて回転可能に支持されると共に中心の貫
通孔内に挿通される軸のスプライン溝に係合するスプラ
インナットが一体に取り付けられたローターを有した数
値制御可能な第2電動モーターと、第2電動モーターを
非拘束状態にして第1電動モーターを駆動制御或いは第
1電動モーターを拘束状態にして第2電動モーターを駆
動制御して走行体をねじナット或いはスプラインナット
による所定の通常送り速度で移動制御し、また第1及び
第2電動モーターを夫々同期して駆動制御することによ
りねじナット及びスプラインナットによる送り速度の合
計値にて早送り制御し、更に第1及び第2電動モーター
を夫々逆方向へ駆動制御することによりねじナットとス
プラインナットによる送り速度の差に応じた速度で微速
送り制御する制御手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【0007】また請求項2は、本体フレーム上を左右方
向へ移動する左右走行体と、該左右走行体を往復移動す
る左右駆動機構と、左右走行体に設けられた前後フレー
ム上を前後方向へ移動する前後走行体と、該前後走行体
を往復移動させる前後駆動機構と、前後走行体に設けら
れた上下駆動機構によりチャック部材を三次元方向へ移
動させて成形器から成型品を自動取り出しする成型品自
動取り出し装置において、左右駆動機構、前後駆動機構
及び上下駆動機構の少なくとも1つの駆動機構は駆動機
構のフレームの長手方向に沿って回転可能に支持され、
外周にねじ溝が所定のピッチ及びリード角で旋設された
軸と、該軸を数値制御可能に回転させる第1電動モータ
ーと、駆動機構の走行体に設けられ、軸のねじ溝に係合
する第1ねじナットと、走行体に同軸に設けられ、ステ
ーター内にて回転可能に支持されると共に中心の貫通孔
内に挿通される軸のねじ溝に係合する第2ねじナットが
一体に取り付けられたローターを有した数値制御可能な
第2電動モーターと、第2電動モーターを非拘束状態に
して第1電動モーターを駆動制御或いは第1電動モータ
ーを拘束状態にして第2電動モーターを駆動制御して走
行体を第1或いは第2ねじナットによる所定の通常送り
速度で移動制御し、また第1及び第2電動モーターを夫
々同期して駆動制御することにより第1及び第2ねじナ
ットによる送り速度の合計値にて早送り制御し、更に第
1及び第2電動モーターを夫々逆方向へ駆動制御するこ
とにより第1及び第2ねじナットによる送り速度の差に
応じた速度で微速送り制御する制御手段とを備えたこと
を特徴としている。
【0008】
【発明の作用】請求項1は、本体フレームに対し左右走
行体を左右方向へ、また左右走行体に設けられた前後フ
レームに対して前後走行体を前後方向へ、更に前後走行
体に対してチャック部材を上下方向へ夫々移動させるこ
とにより該チャック部材を成形機の取り出し位置と解放
位置との間で三次元移動させて成形機の金型から成型品
を取り出す。
【0009】そして少なくとも左右走行体を左右方向へ
移動させる際、第2電動モーターを非拘束状態にして第
1電動モーターを駆動制御して軸を回転させることによ
り、該軸のねじ溝に係合するねじナットにより左右走行
体を軸の回転数及びリード角に応じた移動速度で通常送
りさせる。
【0010】また第1電動モーターを駆動して軸を所定
回転数で回転させると共に第2電動モーターを駆動して
スプラインナットを所定の回転数で回転させると、左右
走行体は回転する軸とねじナットに応じた所定の移動速
度と回転するスプラインナットによる所定の移動速度と
の合計値の移動速度で早送りされる。
【0011】更に、第1電動モーターを駆動して軸を所
定の回転数で回転させると共に第2電動モーターを第1
電動モーターと逆方向へ所定の回転数で駆動させると、
左右走行体は回転する軸による移動速度と回転するスプ
ラインナットによる移動速度との差の移動速度で微速送
りされる。
【0012】また請求項2は、上記と同様に取り出し動
作を行うと共に少なくとも左右走行体を左右方向へ移動
させる際、第2電動モーターを非拘束状態にして第1電
動モーターを駆動制御して軸を回転させることにより、
該軸のねじ溝に係合するねじナットにより左右走行体を
軸の回転数及びリード角に応じた移動速度で通常送りさ
せる。
【0013】また第1電動モーターを駆動して軸を所定
回転数で回転させると共に第2電動モーターを駆動して
第2ねじナットを所定の回転数で回転させると、左右走
行体は回転する軸と第1ねじナットに応じた所定の移動
速度と回転する第2ねじナットによる所定の移動速度と
の合計値の移動速度で早送りされる。
【0014】更に、第1電動モーターを駆動して軸を所
定の回転数で回転させると共に第2電動モーターを第1
電動モーターと逆方向へ所定の回転数で駆動させると、
左右走行体は回転する軸と第1ねじナットによる移動速
度と回転する第2ねじナットによる移動速度との差の移
動速度で微速送りされる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って説明
する。
【0016】請求項1 図1は成型品自動取り出し装置の概略を示す全体斜視図
である。
【0017】図2は往復駆動装置の分解斜視図である。
【0018】図3は往復駆動装置の中央縦断面図であ
る。
【0019】成型品自動取り出し装置1の本体フレーム
3は成形機(図示せず)に取り付けられ、長手方向が成
形機の取り出し位置から成形機側方の解放位置に至る長
さに形成されている。
【0020】そして本体フレーム3には長手方向に軸線
を有した左右駆動機構の一部を構成する軸5が回転可能
に支持され、該軸5には本体フレーム3の端部に取り付
けられた数値制御可能な左右駆動機構の一部を構成する
第1電動モーター7が連結されている。該軸5の外周面
には所定のピッチ及びリード角のねじ溝5aが旋設され
ると共に多数のスプライン溝5bが軸線周りに等しいピ
ッチで形成されている。
【0021】本体フレーム3には一対のレール9が長手
方向へ延出して取り付けられ、該レール9には左右走行
体11が本体フレーム3の長手方向へ移動可能に支持さ
れている。そして該左右走行体11の下面に取り付けら
れた取り付け板12には左右駆動機構の一部を構成する
ねじナット13が取り付けられ、該ねじナット13には
内蔵されたボール13aが軸5のねじ溝5aに係合され
ている。また、取り付け板12には数値制御可能な左右
駆動機構の一部を構成する第2電動モーター15が軸5
と同心に取り付けられている。該第2電動モーター15
のモーターハウジング17内にはステーター19が取り
付けられ、該ステーター19の中空部内にはモーターハ
ウジング17に対して軸受21a・21bに軸支された
ローター21が回転可能に支持されている。該ローター
21の中心部には貫通孔21cが、軸5を挿通可能に形
成されている。
【0022】モーターハウジング17の一方から外部に
突出したローター21には左右駆動機構の一部を構成す
るスプラインナット23が軸5と同心に取り付けられ、
該スプラインナット23には内蔵されたボール23aが
軸5のスプライン溝5bに係合されている。
【0023】左右走行体11には本体フレーム3の長手
方向と直交する前後方向へ延出する前後フレーム25が
設けられ、該前後フレーム25に取り付けられたレール
27には前後走行体29が前後方向へ移動可能に支持さ
れている。該前後フレーム25には前後方向へ延出し、
前後駆動機構の一部を構成し、数値制御可能な第3電動
モーター31が連結された前後駆動機構の一部を構成す
る送りねじ33が回転可能に支持され、該送りねじ33
は前後走行体29に設けられたナット(図示せず)に噛
み合わされている。
【0024】前後走行体29には上下方向に軸線を有し
た上下駆動機構を構成する上下シリンダー34が取り付
けられ、該上下シリンダー34のロッド34aにはチャ
ック部材35が取り付けられている。該チャック部材3
5にはエアーシリンダー或いは吸着盤等の保持部材37
が取り付けられ、該保持部材37により成型品(図示せ
ず)が保持される。
【0025】次に、上記のように構成された成型品自動
取り出し装置の作用を説明する。
【0026】先ず、成型品自動取り出し装置1の基本動
作を説明すると、後述する第1電動モーター7及び第2
電動モーター15を駆動制御して左右走行体11を本体
フレーム3の一方端側に位置する成形機の成形部上方へ
移動させた後、上下シリンダー34を作動してチャック
部材35を下動して形開きされた金型内の成型品に対向
させる。
【0027】次に、上記状態にて第3電動モーター31
を駆動制御して前後走行体29を、例えば前方向へ移動
してチャック部材35を成型品に近接させて保持させた
後、第3電動モーター31を上記と逆方向の後方向へ駆
動制御してチャック部材35に保持された成型品を一方
の金型内から抜き出す。そして上下シリンダー34、第
1電動モーター7及び第2電動モーター15を上記と逆
方向へ作動及び駆動制御して左右走行体11を本体フレ
ーム3の他方端側に位置する解放位置へ移動させた後、
必要に応じて第3電動モーター31及び上下シリンダー
34を制御してチャック部材35を、例えば搬出コンベ
ヤー(図示せず)に近接させて成型品の保持を解除する
ことにより取り出しを完了する。
【0028】上記した左右走行体11の往復動は以下の
ように通常送り、早送り及び微速送り制御される。
【0029】先ず、左右走行体11を通常送りする場合
について説明すると、第2電動モーター15を非拘束状
態、即ち第2電動モーター15を非直流拘束或いは内蔵
された制動機構(図示せず)による制動を解除した状態
にて第1電動モーター7を駆動制御して軸5を所定の回
転数a/rpmで回転させると、該軸5の回転に伴って
そのねじ溝5aに係合するねじナット13により左右走
行体11は軸5の回転数a/rpm及びねじ溝5aのリ
ード角に応じた所定の移動速度V1で通常送される。
【0030】上記した通常送りは、第1電動モーター7
を直流拘束或いは内蔵された制動機構(図示せず)によ
る制動状態にて第2電動モーター15を所定の回転数
a/rpmで駆動制御しても、左右走行体11を上記し
た移動速度V1で通常送りさせることができる。
【0031】次に、左右走行体11を早送りする場合に
ついて説明すると、第1電動モーター7及び第2電動モ
ーター15を同期して例えば所定の回転数a/rpm
駆動制御すると、左右走行体11は軸5の回転に伴うね
じナット13による送り速度V1と、回転するスプライ
ンナット23による送り速度V2との合計値に応じた速
(V1+V2)で早送りされる。
【0032】更に、左右走行体11を微速送りする場合
について説明すると、第1電動モーター7を例えば所定
の回転数a/rpmで駆動制御すると共に第2電動モー
ター15を第1電動モーター7の回転方向と逆方向へ所
定の回転数b/rpmで駆動制御すると、左右走行体1
1は軸5の回転に伴うねじナット13の移動速度V1
回転するスプラインナット23による移動速度V3との
差に応じた移動速度(V1−V3)で微速送りされる。
【0033】このように本実施例は、通常の電動モータ
ーを使用して左右走行体11を通常送り、早送り或いは
微速送りして成型品の取り出し時間を短縮化しながらチ
ャック部材35を高い位置精度で移動させることができ
る。
【0034】請求項2 図4は往復駆動機構の中央縦断面図である。
【0035】請求項2に係る往復駆動機構は、請求項1
に係る軸5の外周に所定のピッチ及びリード角でねじ溝
5aのみを形成すると共に第2電動モーター15のロー
ター21に取り付けられるスプラインナット23の代わ
りに第2ねじナット41を取り付け、該第2ねじナット
41に内蔵されたボール41aを軸5のねじ溝5aに係
合させて構成する。他の構成については、請求項1と同
様であり、図4には同一の符号を付してその詳細な説明
を省略する。
【0036】上記のように構成された往復駆動機構の作
用を説明すると、左右走行体11の通常送りについては
請求項1の実施例と同様であり、また左右走行体11の
早送り及び微速送りについては以下の通りである。
【0037】先ず、左右走行体11を早送りする場合に
ついて説明すると、第1電動モーター7及び第2電動モ
ーター15を同期して例えば所定の回転数a/rpm
駆動制御すると、左右走行体11は軸5の回転に伴うね
じナット13による送り速度V1と、回転する第2ねじ
ナット41による送り速度V2との合計値に応じた速度
(V1+V2)で早送りされる。
【0038】また、左右走行体11を微速送りする場合
について説明すると、第1電動モーター7を例えば所定
の回転数a/rpmで駆動制御すると共に第2電動モー
ター15を第1電動モーター7の回転方向と逆方向へ所
定の回転数b/rpmで駆動制御すると、左右走行体1
1は軸5の回転に伴うねじナット13の移動速度
V1と、回転する第2ねじナット41による移動速度
V4との差に応じた移動速度(V1−V4)で微速送り
される。
【0039】上記説明は、成型品自動取り出し装置1の
左右走行体11を往復駆動する左右駆動機構に付いて説
明したが、本発明は前後走行体29を前後方向へ往復移
動する前後駆動機構及び図5に示すようにチャック部材
35を上下方向へ移動する上下駆動機構としても実施で
きる。この場合、前後走行体29に上下フレーム51を
取り付けると共に該上下フレーム51に上下走行体53
を上下方向へ移動可能に支持し、上下フレーム51に電
動モーター55により回転駆動可能に連結された軸57
を上下走行体53のねじナット(図示せず)に噛み合わ
せる。また、上下走行体53に該軸57を挿通する電動
モーター(図示せず)のローター(図示せず)に取り付
けられたスプラインナット或いはねじナットを噛み合わ
せる。そして上下走行体53に取り付けられ、上下フレ
ーム51の下端部に摺動可能に支持されたガイド軸59
にチャック部材35を取り付け、夫々の電動モーターを
駆動制御することによりチャック部材35を上下方向へ
通常送り、早送り、微速送りするものであってもよい。
【0040】
【発明の効果】このため本発明は、通常の電動モーター
を使用した簡易な構成により、少なくとも左右走行体を
通常送り、早送り及び微速送りして成型品を高い位置精
度で取り出すことができると共にその取り出し時間を短
縮することができ、また装置自体の小型化、軽量化及び
低コスト化することが可能な成型品自動取り出し装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】成型品自動取り出し装置の概略を示す全体斜視
図である。
【図2】往復駆動装置の分解斜視図である。
【図3】往復駆動装置の中央縦断面図である。
【図4】請求項2に係る往復駆動機構の中央縦断面図で
ある。
【図5】本発明の変更実施例を示す部分斜視図である。
【符号の説明】 1 成型品自動取り出し装置 3 本体フレーム 5 左右駆動機構の一部を構成する軸 5a ねじ溝 5b スプライン溝 7 左右駆動機構の一部を構成する第1電動モーター 11 左右走行体 13 左右駆動機構の一部を構成するねじナット 15 左右駆動機構の一部を構成する第2電動モーター 21 ローター 23 左右駆動機構の一部を構成するスプラインナット 25 前後フレーム 29 前後走行体 31 前後駆動機構の一部を構成する第3電動モーター 33 前後駆動機構の一部を構成する送りねじ 34 上下駆動機構を構成する上下シリンダー 35 チャック部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体フレーム上を左右方向へ移動する左右
    走行体と、該左右走行体を往復移動する左右駆動機構
    と、左右走行体に設けられた前後フレーム上を前後方向
    へ移動する前後走行体と、該前後走行体を往復移動する
    前後駆動機構と、前後走行体に設けられた上下駆動機構
    によりチャック部材を三次元方向へ移動させて成形器か
    ら成型品を自動取り出しする成型品自動取り出し装置に
    おいて、左右駆動機構、前後駆動機構及び上下駆動機構
    の少なくとも1つの駆動機構は駆動機構のフレームの長
    手方向に沿って回転可能に支持され、外周にねじ溝が所
    定のピッチ及びリード角で旋設されると共に多数のスプ
    ライン溝が形成された軸と、該軸を数値制御可能に回転
    させる第1電動モーターと、駆動機構の走行体に設けら
    れ、軸のねじ溝に係合するねじナットと、走行体に同軸
    に設けられ、ステーター内にて回転可能に支持されると
    共に中心の貫通孔内に挿通される軸のスプライン溝に係
    合するスプラインナットが一体に取り付けられたロータ
    ーを有した数値制御可能な第2電動モーターと、第2電
    動モーターを非拘束状態にして第1電動モーターを駆動
    制御或いは第1電動モーターを拘束状態にして第2電動
    モーターを駆動制御して走行体をねじナット或いはスプ
    ラインナットによる所定の通常送り速度で移動制御し、
    また第1及び第2電動モーターを夫々同期して駆動制御
    することによりねじナット及びスプラインナットによる
    送り速度の合計値にて早送り制御し、更に第1及び第2
    電動モーターを夫々逆方向へ駆動制御することによりね
    じナットとスプラインナットによる送り速度の差に応じ
    た速度で微速送り制御する制御手段とを備えたことを特
    徴とする成型品自動取り出し装置。
  2. 【請求項2】本体フレーム上を左右方向へ移動する左右
    走行体と、該左右走行体を往復移動する左右駆動機構
    と、左右走行体に設けられた前後フレーム上を前後方向
    へ移動する前後走行体と、該前後走行体を往復移動する
    前後駆動機構と、前後走行体に設けられた上下駆動機構
    によりチャック部材を三次元方向へ移動させて成形器か
    ら成型品を自動取り出しする成型品自動取り出し装置に
    おいて、左右駆動機構、前後駆動機構及び上下駆動機構
    の少なくとも1つの駆動機構は駆動機構のフレームの長
    手方向に沿って回転可能に支持され、外周にねじ溝が所
    定のピッチ及びリード角で旋設された軸と、該軸を数値
    制御可能に回転させる第1電動モーターと、駆動機構の
    走行体に設けられ、軸のねじ溝に係合する第1ねじナッ
    トと、走行体に同軸に設けられ、ステーター内にて回転
    可能に支持されると共に中心の貫通孔内に挿通される軸
    のねじ溝に係合する第2ねじナットが一体に取り付けら
    れたローターを有した数値制御可能な第2電動モーター
    と、第2電動モーターを非拘束状態にして第1電動モー
    ターを駆動制御或いは第1電動モーターを拘束状態にし
    て第2電動モーターを駆動制御して走行体を第1或いは
    第2ねじナットによる所定の通常送り速度で移動制御
    し、また第1及び第2電動モーターを夫々同期して駆動
    制御することにより第1及び第2ねじナットによる送り
    速度の合計値にて早送り制御し、更に第1及び第2電動
    モーターを夫々逆方向へ駆動制御することにより第1及
    び第2ねじナットによる送り速度の差に応じた速度で微
    速送り制御する制御手段とを備えたことを特徴とする成
    型品自動取り出し装置。
JP12053393A 1993-04-23 1993-04-23 成型品自動取り出し装置 Pending JPH0716846A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002086455A (ja) * 2000-09-20 2002-03-26 Star Seiki Co Ltd 成型品取出し機
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