JP2000210832A - 移動体の駆動機構および工作機械 - Google Patents

移動体の駆動機構および工作機械

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JP2000210832A
JP2000210832A JP11015901A JP1590199A JP2000210832A JP 2000210832 A JP2000210832 A JP 2000210832A JP 11015901 A JP11015901 A JP 11015901A JP 1590199 A JP1590199 A JP 1590199A JP 2000210832 A JP2000210832 A JP 2000210832A
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JP
Japan
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moving
moving body
machine tool
spindle head
side link
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Application number
JP11015901A
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English (en)
Inventor
Seiji Watanabe
成治 渡辺
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Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Corp
Okuma Machinery Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】主軸の移動速度が大きく、しかも、低コストで
製造でき、構造がシンプルな工作機械を提供する。 【解決手段】マシニングセンタ21は、転がり案内軸レ
ール2上を左右に移動可能な左側リンク支持部4および
右側リンク支持部6と、下部が、それぞれ、左側リンク
支持部4、右側リンク支持部6に連結された2個の左側
リンク5,5および右側リンク7と、それらの左側リン
ク5,5および右側リンク7の上端が連結された主軸頭
8とを有している。また、主軸頭8は、Z軸駆動用モー
タ10とスプライン付きボールねじとによって、前後に
移動可能になっている

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体の駆動機
構、特に詳しくは、マシニングセンタ等の工作機械の駆
動機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車部品の加工等の業界においては、
マシニングセンタを用いたラインによってオートメーシ
ョン作業が行われる。かかるマシニングセンタとして
は、ハイリードボールねじを用いたテーブル固定式の3
軸(X,Y,Z軸)コラムフィード横型マシニングセン
タが使用されることが多い。また、従来の3軸コラムフ
ィード横型マシニングセンタは、X,Y,Zの各軸の軸
送り機構部が積み重なった構造(いわゆるシリアルメカ
ニズム構造)を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシリアルメカニズム構造を有するマシニングセンタ
は、最下に位置した軸送り機構部によって軸送りする場
合には、他の軸送り機構部の全てを移動させなければな
らず、移動させる部分の総重量が大きいため、主軸の移
動速度が小さい、という欠点を有している。
【0004】本発明の目的は、上記従来のマシニングセ
ンタが有する問題点を解消し、主軸の移動速度が大き
く、しかも、低コストで製造でき、構造がシンプルな工
作機械を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の構成の
内、請求項1に記載された発明の構成は、基台上に設け
られた案内に沿って移動する第1および第2の移動体
と、それぞれの一端が第1および第2の移動体に揺動可
能に連結された2本のリンクと、それらの2本のリンク
の他端が連結された第3の移動体とからなり、第1およ
び第2の移動体を移動させることにより、第3の移動体
を第1および第2の移動方向軸線を含む平面内に移動位
置決め可能な移動体の駆動機構にある。
【0006】請求項2に記載された発明の構成は、基台
上に設けられた案内に沿って移動する第1および第2の
移動体と、それぞれの一端が第1および第2の移動体に
揺動可能に連結された2本のリンクと、それらの2本の
リンクの他端が連結された工具保持手段または工作物保
持手段である第3の移動体とを有しており、第1および
第2の移動体を移動させることにより、第3の移動体を
第1および第2の移動方向軸線を含む平面内に移動位置
決め可能な工作機械にある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態である
マシニングセンタを、図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】図1、図2は、それぞれ、本発明に係るマ
シニングセンタ21を示す正面図、平面図である。基台
であるベッド1の上には、転がり案内軸レール2が、ボ
ルト等によって固定されている。そして、その転がり案
内レール2上に、左側リンク支持部(第1の移動体)4
と右側リンク支持部(第2の移動体)6とが、それぞれ
転がり案内ベアリング3を介して取り付けられている。
また、ベッド1上には、ハイリードボールねじ14が、
支え13によって固定されている。
【0009】一方、左側リンク支持部4の下部には、サ
ーボモータのロータにボールねじナットを直接取り付け
たナット・ロータ一体型サーボモータ15が、ボルト等
によって固定されている。そして、左側リンク支持部4
は、ナット・ロータ一体型サーボモータ15が回転する
ことによって、ハイリードボールねじ14に沿って、X
軸方向を左右に移動するようになっている。
【0010】さらに、右側リンク支持部6の下部にも、
ナット・ロータ一体型サーボモータ15が固定されてお
り、ナット・ロータ一体型サーボモータ15が回転する
ことによって、ハイリードボールねじ14に沿って、X
軸方向を左右に移動するようになっている。
【0011】また、右側リンク支持部6には、右側リン
ク7が連結されている。右側リンク7の下部の前後に
は、支軸17,17外向きに突設されており、それらの
支軸17,17に、すべり軸受け、または転がり軸受け
を介して、右側リンク支持部6が外嵌された状態になっ
ている(すなわち、右側リンク支持部6によって、右側
リンク7が挟み込まれた状態になっている)。そして、
右側リンク7は、支軸17,17を中心として揺動自在
になっている。また、右側リンク7の上部は、主軸頭8
に、すべり軸受け、または転がり軸受けを介して回動自
在に固定されている。
【0012】一方、左側リンク支持部4の前後には、支
軸16,16が外向きに突設されており、それらの支軸
16,16に、すべり軸受け、または転がり軸受けを介
して、2つの左側リンク5,5が外嵌された状態で連結
されている。そして、各左側リンク5,5は、支軸1
6,16を中心として揺動自在になっている。また、各
左側リンク5,5は、下部が、左側リンク支持部4を外
側から挟み込み、かつ、上部が、右側リンク7を挟み込
んだ状態で、主軸頭(第3の移動体)8に、回動自在に
連結固定されている。
【0013】一方、後側の左側リンク5の上には、Z軸
駆動用モータ10が設置されている。また、Z軸駆動用
モータ10のロータには、ボールねじのナットが取り付
けられており、Z軸駆動用モータ10のステータには、
スプラインのナットが取り付けられている。そして、Z
軸駆動用モータ10を作動させると、スプライン付きボ
ールねじ12が前後に駆動し、ボールねじ結合フランジ
11を介して、主軸頭8がZ軸方向に移動するようにな
っている。
【0014】かかるマシニングセンタ21は、左側リン
ク支持部4および右側リンク支持部6の移動を制御する
ことによって、主軸頭8を、XY平面内の任意の位置に
移動させることができる。なお、図3は、右側リンク支
持部6が、図1の位置から右方向へ移動し、主軸頭8が
右下方に移動した状態を示したものである。また、マシ
ニングセンタ21は、Z軸駆動用モータ10の作動を制
御することによって、主軸頭8をZ軸方向の任意の位置
に移動させることができる。
【0015】マシニングセンタ21は、上記の如く構成
されており、従来のマシニングセンタの如きX,Y,Z
の各軸の軸送り機構部の積み重なり構造を有しておら
ず、主軸頭8をX,Y,Zの各軸の方向へ移動させる場
合における移動部分(移動体)の総重量が小さいので、
主軸頭8を、X,Y,Zいずれの方向へでも高速で移動
させることができる。さらに、左側リンク支持部4と右
側リンク支持部6とが、主軸頭8をX軸方向に移動させ
る機構の役割と、Y軸方向に移動させる機構の役割とを
兼ねる構造であるため、製造コストが低い上、構造がシ
ンプルであり、故障しにくい。
【0016】なお、本発明の構成は、上記実施形態の態
様に何ら限定されるものではなく、左側・右側リンク支
持部、左側・右側リンクの形状、構造、Z軸駆動用モー
タ等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜
変更することができる。
【0017】たとえば、主軸頭をZ軸方向に移動させる
ための機構は、スプライン付きボールねじとモータとを
利用した機構に限定されず、ギアを用いてモータの回転
運動をZ軸方向に沿った直線運動に変換する機構等の他
の機構を利用することも可能である。しかしながら、ス
プライン付きボールねじとモータとを利用した機構を採
用した場合には、主軸頭のZ軸方向に沿った移動制御
が、より迅速で正確なものとなる、というメリットがあ
る。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、工作機械は、主軸を
X,Y,Zいずれの方向へでも高速で移動させることが
でき、製造コストが低い上、構造がシンプルで故障しに
くいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】工作機械の正面図である。
【図2】工作機械の平面図である。
【図3】工作機械の正面図である。
【符号の説明】
1・・ベッド、2・・転がり案内レール、3・・転がり
案内ベアリング、4・・左側リンク支持部、5・・左側
リンク、6・・右側リンク支持部、7・・右側リンク、
8・・主軸頭、9・・工具、10・・Z軸駆動用モー
タ、11・・ボールねじ結合フランジ、12・・スプラ
イン付きボールねじ、13・・支え、14・・ハイリー
ドボールねじ、15・・ナット・ロータ一体型サーボモ
ータ、16,17・・支軸、21・・マシニングセン
タ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台上に設けられた案内に沿って移動す
    る第1および第2の移動体と、それぞれの一端が第1お
    よび第2の移動体に揺動可能に連結された2本のリンク
    と、それらの2本のリンクの他端が連結された第3の移
    動体とからなり、 第1および第2の移動体を移動させることにより、第3
    の移動体を第1および第2の移動方向軸線を含む平面内
    に移動位置決め可能であることを特徴とする移動体の駆
    動機構。
  2. 【請求項2】 基台上に設けられた案内に沿って移動す
    る第1および第2の移動体と、それぞれの一端が第1お
    よび第2の移動体に揺動可能に連結された2本のリンク
    と、それらの2本のリンクの他端が連結された工具保持
    手段または工作物保持手段である第3の移動体とを有し
    ており、 第1および第2の移動体を移動させることにより、第3
    の移動体を第1および第2の移動方向軸線を含む平面内
    に移動位置決め可能であることを特徴とする工作機械。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002144176A (ja) * 2000-09-13 2002-05-21 Deckel Maho Pfronten Gmbh 工作機械
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