JP2002137131A - 工作機械の機体形態 - Google Patents

工作機械の機体形態

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JP2002137131A
JP2002137131A JP2000328705A JP2000328705A JP2002137131A JP 2002137131 A JP2002137131 A JP 2002137131A JP 2000328705 A JP2000328705 A JP 2000328705A JP 2000328705 A JP2000328705 A JP 2000328705A JP 2002137131 A JP2002137131 A JP 2002137131A
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JP
Japan
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plate
plane
base member
spindle unit
machine tool
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Application number
JP2000328705A
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English (en)
Inventor
Seido Koda
盛堂 幸田
Mikito Kumagai
幹人 熊谷
Takeshi Sonoda
毅 園田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Kiko Co Ltd
Original Assignee
Osaka Kiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動機構の質量を小さくし、移動体の支持手
段の剛性を大きくすることにより、迅速かつ高精度な位
置決めを実現する工作機械の形態を提供する。 【解決手段】 被加工物Wを取り付けるためのテーブル
12を有するベース部材11と、ベース部材11の一平
面上で移動自在に支持されたプレート14と、ベース部
材11に旋回支持されるとともにプレート14に回転自
在に連結され一平面内でプレート14を所定位置に移動
させる第1の移動手段33と、一平面と直交する方向に
プレート14に移動自在に装着され、主軸40を回転自
在に支持する主軸ユニット13と、主軸ユニット13を
一平面と直交する方向に対して移動自在に移動させる第
2の移動手段20とから工作機械の機体形態を構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マシニングセンタ
またはNCフライス盤等の工作機械の機体形態に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マシニングセンタやNCフライス
盤等の工作機械の基本形態において、工具と被加工物と
の相対的運動を行う位置決め機構は、互いに直交する3
つの直線駆動機構により構成されている。この機体形態
では、移動部材のねじれや回転移動を発生させずに高精
度の位置決めを行うために質量の大きな部材により駆動
機構を構成し剛性を大きくする必要がある。しかし、こ
の機構では移動部材の移動に際して大きな慣性が発生
し、迅速な位置決めを行うことが困難である。
【0003】そこで、移動部材の質量を小さくし、迅速
な位置決めを容易にするパラレルメカニズムと呼ばれる
リンク機構を応用した形態の工作機械(特開2000−
126956,特開2000−246567)や、一平
面内での位置決めをリンク機構で行い、当該平面に直交
する方向を直線駆動機構で行ういわゆるハイブリッド型
と呼ばれる形態の工作機械(特開平9−168933、
特開平10−151536、特開平10−26396
5)が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】パラレルメカニズムを
応用した工作機械では駆動機構である各アクチュエータ
の質量を小さくすることができるため、迅速な位置決め
が可能となる。しかし、主軸ユニットと各アクチュエー
タおよび各アクチュエータとベース部材とを結合するジ
ョイントには1点を中心とする旋回運動が要求されるた
め、構造上その剛性を大きくすることが難しく、高精度
の位置決めが困難である。
【0005】また、ハイブリッド型の工作機械では、主
軸ユニットを一平面内において任意の位置に移動可能な
ように支持するためのリンク機構を構成する質量の大き
い支持アームを備えており、主軸ユニットの移動に際し
て大きな慣性が発生するため、迅速な位置決めが難し
い。
【0006】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたものであり、駆動機構の質量を小さくし移動体
の支持手段の剛性を大きくすることにより、迅速かつ高
精度な位置決めを実現する工作機械の機体形態を提供す
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、被加工物を取り付けるためのテーブルを有するベー
ス部材と、前記ベース部材の一平面上で移動自在に支持
されたプレートと、前記ベース部材に旋回支持されると
ともに前記プレートに回転自在に連結され前記一平面内
で前記プレートを所定位置に移動させる第1の移動手段
と、前記一平面と直交する方向に前記プレートに移動自
在に装着され主軸を回転自在に支持する主軸ユニット
と、前記主軸ユニットを前記一平面と直交する方向に移
動させる第2の移動手段とから工作機械の機体形態を構
成するようにした。
【0008】前述の機体形態において、前記ベース部材
の一平面上とプレートとの間で静圧軸受を構成し、プレ
ートを一平面内で移動自在に支持するようにした。
【0009】前述の機体形態において、前記ベース部材
に旋回自在に係合するブラケットと、ナットを回転体と
して有するサーボモータと、前記主軸ユニットを中心と
してプレートに設けた案内部に回転自在に係合するリン
グに固着し前記ナットに螺合するボールねじとから前記
第1の移動手段を構成した。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施例を図1およ
び図2に基づいて説明する。図1は第1の実施例の斜視
図を示し、図2は上面から見た動作説明図を示す。図1
において、ベース部材11の下部に被加工物Wを取り付
けるためのテーブル12を設けている。プレート14の
下面には図示しないが環状のポケットおよびこの環状ポ
ケットに通じる絞りを有する供給穴が設けられており、
外部から供給される圧縮気体によりベース部材11の上
面との間で静圧軸受を構成し、プレート14をXY平面
内で移動自在に支持している。プレート14には、主軸
ユニット13をZ軸方向に進退自在に支持する案内部1
5が設けられている。主軸ユニット13は先端に工具4
1を装着した主軸40を回転自在に支持する。さらに、
プレート14には主軸ユニット13をZ軸方向に進退自
在に移動させるための第2の移動手段20が配置されて
いる。第2の移動手段20はサーボモータ21とボール
ねじ22および主軸ユニット13の他端に固着された連
結部材16に設けたナット23により構成される。すな
わち、プレート14に固着されたサーボモータ21によ
りボールねじ22を回転させ、ボールねじ22に螺合す
るナット23を介して主軸ユニット13をZ軸方向に移
動させる。
【0011】第1の移動手段33は、ベース部材11に
旋回自在に係合したブラケット34a、34bと、ブラ
ケット34a、34bに固着されナット35a、35b
を回転体として有するサーボモータ30a、30bと、
主軸ユニット13を中心としてプレート14に設けた案
内部15の外径に回転自在に係合されたリング32a、
32bに固着されナット35a、35bに螺合するボー
ルねじ31a、31bにより構成される。
【0012】次に第1の実施例の作用を説明する。図2
において、第1の移動手段33を構成するサーボモータ
30a、30bによりナット35a、35bを回転させ
ボールねじ31a、31bを進退移動させると、主軸ユ
ニット13の中心Aとサーボモータ30a、30bの旋
回中心B、Cとの間の距離がサーボモータ30a、30
bの回転量に応じて変化する。すなわち、サーボモータ
30a、30bの回転量に応じて、3つの点A、B、C
で構成される三角形の各辺のうち、点B、Cはベース部
材11に固定されているため辺ABおよび辺ACの長さ
が変化し、その結果、点Aの位置が変化する。従って、
サーボモータ30a、30bを所定量回転させることに
より、主軸ユニット13をXY平面内で所望の位置に位
置決めすることができる。
【0013】一方、図1においてプレート14上に配置
された第2の移動手段20を構成するサーボモータ21
を所定量回転させると、ボールねじ22、ナット23、
連結部材16を介して、主軸ユニット13がZ軸方向に
所望量だけ移動する。そこで、第1の移動手段33と第
2の移動手段20により、主軸40に装着された工具4
1を用いて被加工物Wに所望の加工を行う。
【0014】本実施例では、主軸40に対する工具装着
の向きをプレート14の静圧軸受構成面側と同じ向きに
しているため、ベース部材11上面に主軸ユニット13
がXY平面内で移動できるための穴を設ける必要がある
が、主軸を上向きに取り付け被加工物Wを吊り下げる形
態にすれば、当該穴は不要になる。また、第1の実施例
ではプレート14をベース部材11の一平面上で移動自
在に支持する手段として、静圧軸受を使用しているが、
他に図3に示すようにボールを回転自在に支持する複数
の軸受51をプレートの下面にボルト52により取り付
け、プレートを移動自在に支持することもできる。
【0015】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図4は第2の実施例による機体形態の上面図を示
す。図4において、プレート114は互いに直交する2
組の直動案内機構によりXY平面内で移動自在に支持さ
れている。101a、101bはベース部材111に固
着された1組の直動ガイドで、102a、102bは直
動ガイド101a、101b上を直線移動する直動案内
式のころがり軸受である。
【0016】103a、103bは前記の直動ガイド1
01a、101bに直交する1組の直動ガイドで、10
4a、104bはプレート114に固着された直動案内
式のころがり軸受である。これらの2組の直動ガイド1
01a、101bと103a、103bは互いに直交す
るように配置されることにより、ベース部材111と一
定距離を保持した状態で、プレート114をXY平面内
においてベース部材111の上部に設けた穴117の内
側で移動自在に支持する。主軸ユニット113の移動手
段は実施例1に述べた第1の移動手段33および第2の
移動手段20を用いている。
【0017】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。図5は第3の実施例の断面図を示したもので、図
6はその上面図を示したものである。第3の実施例にお
いて、ベース部材211に旋回自在に係合したブラケッ
ト234a、234b、ブラケット234a、234b
に固着されたサーボモータ230a、230b、および
サーボモータ230a、230bにより駆動されるボー
ルねじ231a、231b、主軸ユニット213の案内
部215の外径に回転自在に係合されたフランジ232
a、232bの円周上に固着されボールねじ231a、
231bに螺合するナット235a、235bにより第
1の移動手段233が構成されている。
【0018】第3の実施例において、XY平面内でプレ
ート214を任意の位置に支持する手段は第1の実施例
で述べた静圧軸受を採用しているが、第2の実施例で述
べた直動案内機構を採用することもできる。また、主軸
ユニット213をZ軸方向に移動させる手段は第1の実
施例で述べた第2の移動手段20を採用している。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による形態
の工作機械では移動部材はプレートとプレート上に装着
された主軸ユニットおよび第2の移動手段のみで構成さ
れるために従来に比べて質量を小さくできるため、迅速
な位置決めができるとともに、静圧軸受あるいはころが
り軸受によりプレートを支持しているため剛性が大きく
高精度の位置決めができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の機体形態の斜視図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施例の動作説明図である。
【図3】一平面上を移動自在に支持する他の実施例を示
す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例の機体形態の上面図を示
す。
【図5】本発明の第3の実施例の機体形態の断面図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施例の機体形態の上面図であ
る。
【符号の説明】
11 ベース部材 13 主軸ユニット 14 プレート 20 第2の移動手段 33 第1の移動手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物を取り付けるためのテーブルを
    有するベース部材と、前記ベース部材の一平面上で移動
    自在に支持されたプレートと、前記ベース部材に旋回支
    持されるとともに前記プレートに回転自在に連結され前
    記一平面内で前記プレートを所定位置に移動させる第1
    の移動手段と、前記一平面と直交する方向に前記プレー
    トに移動自在に装着され主軸を回転自在に支持する主軸
    ユニットと、前記主軸ユニットを前記一平面と直交する
    方向に移動させる第2の移動手段とから構成されること
    を特徴とする工作機械の機体形態。
  2. 【請求項2】 前記ベース部材の一平面上とプレートと
    の間で静圧軸受を構成し、プレートを一平面内で移動自
    在に支持できるようにしたことを特徴とする請求項第1
    項記載の工作機械の機体形態。
  3. 【請求項3】 前記ベース部材に旋回自在に係合するブ
    ラケットと、ナットを回転体として有するサーボモータ
    と、前記主軸ユニットを中心としてプレートに設けた案
    内部に回転自在に係合するリングに固着し前記ナットに
    螺合するボールねじとから前記第1の移動手段を構成し
    たことを特徴とする請求項第1項記載の工作機械の機体
    形態。
JP2000328705A 2000-10-27 2000-10-27 工作機械の機体形態 Pending JP2002137131A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005035350B3 (de) * 2005-07-28 2006-10-26 Ab Skf Vorrichtung zum materialabtragenden Bearbeiten eines Werkstücks
JP2009297793A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Murata Mach Ltd パラレルメカニズム
CZ301781B6 (cs) * 2009-01-23 2010-06-23 Ústav teorie informace a automatizace AV CR, v.v.i Robotické zarízení

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005035350B3 (de) * 2005-07-28 2006-10-26 Ab Skf Vorrichtung zum materialabtragenden Bearbeiten eines Werkstücks
JP2009297793A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Murata Mach Ltd パラレルメカニズム
CZ301781B6 (cs) * 2009-01-23 2010-06-23 Ústav teorie informace a automatizace AV CR, v.v.i Robotické zarízení

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