JPH11104987A - パラレルリンク機構 - Google Patents

パラレルリンク機構

Info

Publication number
JPH11104987A
JPH11104987A JP28122297A JP28122297A JPH11104987A JP H11104987 A JPH11104987 A JP H11104987A JP 28122297 A JP28122297 A JP 28122297A JP 28122297 A JP28122297 A JP 28122297A JP H11104987 A JPH11104987 A JP H11104987A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traveling plate
rod
base
link mechanism
parallel link
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28122297A
Other languages
English (en)
Inventor
Taizo Toyama
退三 遠山
Hiroshi Azeyanagi
洋 畔柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyoda Koki KK
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK, Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Toyoda Koki KK
Priority to JP28122297A priority Critical patent/JPH11104987A/ja
Publication of JPH11104987A publication Critical patent/JPH11104987A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パラレルリンク機構の2つの対偶の回転軸線
の同一化による作動拘束状態の回避 【解決手段】 パラレルリンク機構は、基台1と、トラ
ベリングプレート2と、基台とトラベリングプレートと
を連結する複数のアーム3とから構成され、アームは、
基台に放射状に設けられた傾斜案内部6,7、各傾斜案
内部に沿って変位自在に設けられる移動部材13,14と、
各移動部材を個別に変位させるための移動駆動部15,16
と、各移動部材と前記トラベリングプレートとを接続す
るロッド3とから構成されていると共に、夫々が1自由
度をもつ5つの対偶を備え、トラベリングプレートに最
も近い対偶の回転軸線がトラベリングプレートに対し傾
斜しており、1自由度をもつ5つの対偶のうち、2つは
ロッドと移動部材との結合部(26)に、2つはロッドとト
ラベリングプレートとの結合部(27)に、1つはロッド自
体(25)に設けられ、各対偶は、転がり軸受により構成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロボット等に利
用されるパラレルリンク機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術におけるパラレルリンク機構
には、例えば特開平8−150526号公報において開
示された工作機械に利用されたパラレルリンク機構よう
なものがある。
【0003】上記の従来の技術におけるパラレルリンク
機構は、基台と、基台に所定の傾斜角をもって放射状に
120度円周等配で取り付けられている2本1組の6本
のガイドと、該ガイドの夫々に設けられ、各ガイドの長
手方向に移動可能な6個のスライドテーブルと、6個の
スライドテーブルを個別に独立して移動させる駆動装置
と、各スライドテーブルに一端がボールジョイントを介
して連結された6本のロッドと、各ロッドの他端にボー
ルジョイントによって取り付けられたトラベリングプレ
ートとから構成されている。即ち、ロッドの一端は2自
由度の対偶でスライドテーブルに結合され、他端は図6
に示すように3自由度の対偶でトラベリングプレートに
結合されている。
【0004】処が、ロボットとトラベリングプレートと
を結合する3自由度の対偶としてボールジョイントを用
いると、ボールジョイントは、遊隙によるがたつきがあ
るので精度が悪いという問題がある。このため、ボール
ジョイントに代えてロッドとトラベリングプレートとを
各々が1自由度を有する3つの対偶を介して結合するこ
とが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように各々が1
自由度を有する3角対偶を介してロッドとトラベリング
プレートを結合すると、トラベリングプレートが水平状
態にあるとき(図6a)には、各ロッドはトラベリング
プレートに対して傾斜しているが、トラベリングプレー
トを傾斜角度αに傾けたとき、1つのロッドがトラベリ
ングプレートと同一平面上になって第1対偶の回転軸線
と第3対偶の回転軸線とが同一線上になり、自由度が1
つ減小してトラベリングプレートが動くことができない
状態、所謂「静止特異点」(日本ロボット学会第9回学
術講演会予稿集65〜66頁参照)になる。
【0006】これにより、この静止特異点を回避するた
めにトラベリングプレートの可動範囲及び傾斜角度が制
限される。即ち、「静止特異点」とならないようなトラ
ベリングプレートの可動範囲及び傾斜角度でしかパラレ
ルリンク機構を使用することができないという問題があ
る。この発明は、上記の「静止特異点」により制限され
るトラベリングプレートの可動範囲及傾斜角度を拡大す
ること目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のパラレルリン
ク機構は、基台と、トラベリングプレートと、基台とト
ラベリングプレートとを連結する複数のアームと、アー
ムを介して基台に対してトラベリングプレートを変位さ
せるための駆動手段とから構成され、各アームは、夫々
が1自由度をもつ5つの対偶を備え、トラベリングプレ
ートに最も近い対偶の回転軸線がトラベリングプレート
に対し傾斜している。
【0008】そして、アームは、基台に放射状に設けら
れた傾斜案内部と、各傾斜案内部に沿って変位自在に設
けられる移動部材と、各移動部材を個別に変位させるた
めの移動駆動部と、各移動部材とトラベリングプレート
とを接続するロッドとから構成されていると共に、夫々
が1自由度をもつ5つの対偶を備え、トラベリングプレ
ートに最も近い対偶の回転軸線がトラベリングプレート
に対し傾斜している。
【0009】例えば、アームは基台に円周等配の3本で
あり、各アームにおける傾斜案内部及びロッドは平行に
2本づつ設けられており、1自由度をもつ5つの対偶の
うち、2つはロッドと移動部材との結合部に、2つはロ
ッドとトラベリングプレートとの結合部に、1つはロッ
ド自体に設けられている。そして、1自由度をもつ各対
偶は、例えば転がり軸受により構成されているとよい。
【0010】上記のパラレルリンク機構において、移動
駆動部が夫々個別に駆動され、夫々の移動部材は、夫々
所望の移動をする。すると、各アームの6本のロッド
は、夫々において、ロッドの上端の基台1における3次
元位置が夫々独立した位置へ独立した速度で移動する場
合、各ロッドの下端部がトラベリングプレートにおいて
同一平面上で所定位置関係が保たれているので、各ロッ
ドの上端部は傾斜案内部において第1連結部で3次元的
に回動し、同下端部はトラベリングプレートにおいて第
2連結部で3次元的に回動して、トラベリングプレート
は、所望の位置に所望の姿勢になるよう所定の移動速度
・経路で3次元的に移動する。
【0011】そして、各ロッド自体が1自由度をもつ1
つの対偶をもち、円滑に捩じられ得ので、上記のトラベ
リングプレートの姿勢変更範囲及び移動可能範囲は一層
拡大する。しかも、1自由度をもつ5つの対偶、即ち全
関節部の回転部は、全て転がり軸受により構成されてい
るので、構造的に強固で遊隙によるがたつきもなく、摩
耗も抑止されて円滑な回転が行われる。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態におけるロ
ボットの作業ハンド等に利用されるパラレルリンク機構
を図面に従って説明する。例えばロボットの作業ハンド
等に利用された場合には、図1に示すように、パラレル
リンク機構は、図示しない機枠から下方に向って設けら
れた支持柱Pに吊設されており、先端に装着された作業
具T等を所望の1つの位置から他の位置に所望の経路で
移動させたり、移動に加えて所望の方向に向けたりして
作業を行うのである。以下ロボットの作業ハンドHに利
用された場合として説明するが、パラレルリンク機構の
利用分野は、ロボットの作業ハンドに限られるものでは
ない。
【0013】作業ハンドHは、主に、図示しない機枠に
支持柱Pを介して吊設されている六角形状部材である基
台1と、基台1の下方にあって、例えば作業具Tが下面
に装着される三角形状板材であるトラベリングプレート
2と、トラベリングプレート2を基台1に連結する放射
状配置の3本のアーム3,3,3、即ちパラレルリンク
機構とから構成され、各アーム3は、2本1対のロッド
4,5と、2本1対の傾斜案内部6,7とから構成され
ている。
【0014】アーム3について詳述すると、アーム3の
2本1対の傾斜案内部6,7は、六角形状部材である基
台1の1つ置きの辺部に設けられ、次のように構成され
ている。基台1の辺部に120度円周等配で、外開きの
所定の傾斜角をもって放射状に長手方向に案内溝が形成
された案内枠8,9が平行1対となってに設けられてい
る。
【0015】案内枠8,9の案内溝には、案内枠8,9
の基端部・先端部に亘る送りねじ11,12が回転自在
に架設されていると共に、各送りねじ11,12に螺合
し、各案内溝に沿って滑動自在の夫々の滑動駒13,1
4が取り付けられている。そして、各送りねじ11,1
2は案内枠8,9の先端に装着され、図示しない制御装
置により制御されて作動するサーボモータ15,16の
出力軸に結合されている。
【0016】図2に示すように、各アーム3の2本1対
の平行なロッド4,5の夫々は、第1ロッド部21、第
2ロッド部22及び第3ロッド部23並びに第1ロッド
部21・第2ロッド部22間を固定的に連結するフラン
ジ継手24及び第2ロッド部22・第3ロッド部23間
をL1 軸線回りに回転自在に連結する回転軸継手25か
ら構成されている。
【0017】図3に示すようにロッド4,5の夫々の上
端部、即ち第1ロッド部21の上端部は、滑動駒13,
14に第1連結部26を介して直交2軸線回りに回転自
在に結合され、ロッド4,5の夫々の下端部、即ち第3
ロッド部23の下端部は、三角形状板材であるトラベリ
ングプレート2の辺部に適宜の間隔をあけた2点の結合
点で第2連結部27を介して直交2軸線回り回転自在に
結合されている。そこで、ロッド4,5は、第1連結部
26,26を支点として滑動駒13,14に対し、第2
連結部27,27を支点としてトラベリングプレート2
に対して夫々3次元的な方向に揺動することができる。
【0018】上記の回転軸継手25は、図4に示すよう
に、カップ状となった第2ロッド部22の下端部22a
にフランジ状となった第3ロッド部23の上端部23a
が転がり軸受28を介して嵌着され、第2ロッド部22
の下端部22a及び第3ロッド部23の上端部23aに
は、夫々軸受押え22b,23bが固着されて、転がり
軸受28を軸線方向で固定して構成されており、1自由
度をもつ第3対偶として第2ロッド部22と第3ロッド
部23とをL1 軸線回りに回転自在に連結している。
【0019】上記の第1連結部26と第2連結部27と
は同一構造であり、図4に示すように構成されている。
即ち、基端にフランジ部31aが形成された段付軸状の
取付軸部31に、筒状の第1回転体32が転がり軸受3
3,34を介してL2 (L3 )軸線回りに回転自在に嵌
着され、取付軸部31の先端には、転がり軸受33,3
4を軸線方向に固定するロックナット35が螺着されて
いる。そして、ロックナット35の外側の第1回転体3
2の開口部には、転がり軸受33,34への異物侵入を
防止するカバー36が取り付けられている。なお、符号
37は、Oリングである。
【0020】そして、第1回転体32の外周面からは軸
首部32a,32aが垂直に直径方向に突出して形成さ
れている。第1回転体32の回転軸線L2 と垂直のC1
(C2 )軸線回りに回転自在に第1回転体32に対して
嵌装された第2回転体38は、別体の一方の側壁部38
aと共に門形をなし、その両側壁部には対向して軸孔3
8b,38cが開口している。
【0021】側蓋部38aの一方の軸孔38bには、蓋
部39が取り付けられ、第1回転体32の一方の軸首部
32aが転がり軸受40を介して蓋部39、即ち第2回
転体38に回転自在に嵌着されており、他方の軸首部3
2aが転がり軸受41を介して第2回転体38の第2回
転体38の他方の軸孔38cに回転自在に嵌着されてお
り、軸首部32aの軸端には、転がり軸受41を固定す
る軸受押え42aが固着され、更にその外側には、同じ
く転がり軸受41を固定し、軸孔38cを塞ぐ蓋部42
bが第2回転体38に固着されている。
【0022】そして、第1連結部26の取付軸部31の
フランジ部31aが、滑動駒13,14の外側面の夫々
にボルト締めで固着され、第1連結部26の第2回転体
38の頂壁部が第1ロッド部21の上端に固着されてい
る。又、第2連結部27の取付軸部31のフランジ部3
1aが、トラベリングプレート2の各側面の所定間隔を
あけた位置の夫々にボルト締めで固着され、第2連結部
27の第2回転体38の頂壁部が第3ロッド部23の下
端に固着されている。
【0023】従って、第1連結部26は、夫々1自由度
をもつ第5対偶(L2 軸線)及び第4対偶(C1 軸線)
として滑動駒13,14と第1ロッド部21とを連結
し、第2連結部27は、夫々1自由度をもつ第2対偶
(C2 軸線)及び第1対偶(L3軸線)として第3ロッ
ド23とトラベリングプレート2とを連結している。
【0024】第2連結部27のトラベリングプレート2
への取り付けは、図3に示すように、第2連結部27の
第1回転体32の回転軸線L3 がトラベリングプレート
2の平面に対して取付角θで交わるように、第2連結部
27はトラベリングプレート2の側面に固着される。即
ち、第2連結部27の取付軸部31のフランジ部31a
が固着されるトラベリングプレート2の側面は、トラベ
リングプレート2の平面に対して90度−θだけ傾いた
傾斜面である。
【0025】上記の取付角θは、機構諸元によりその値
は異なるが、トラベリングプレート2の最大可動範囲を
所定の範囲に設定した場合、その所定範囲内におけるト
ラベリングプレート2の傾斜角度が最大となるような取
付角θの値、又はトラベリングプレート2の最大傾斜角
度を所定の値に設定した場合、トラベリングプレート2
が最大傾斜角度をとった状態でその可動範囲が最大とな
るような取付角θの値が存在する。
【0026】例えば、トラベリングプレートの中心から
第2対偶の回転中心までの距離が160mm、第2対偶と
第4対偶との間の距離が1100mm、第1対偶の回転軸
線とこれと対となる隣接した第1対偶の回転軸線との間
の距離が180mmの機構の諸元においては、取付角θの
最適値は約10度である。
【0027】この発明の実施の形態におけるパラレルリ
ンク機構を利用したロボットの作業ハンドの作用につい
て説明する。図1において、作業ハンドHにおけるサー
ボモータ15,16を作動することにより、トラベリン
グプレート2、即ち作業具Tを所望の1つの位置から他
の位置に所望の経路で移動させたり、所望の方向に向け
たりして作業を行う。例えば、作業が切削加工の場合、
作業具Tは、動力ドリルユニットであって、それを1つ
の位置に移動して、その位置において主軸軸線を所望の
方向に向け、回転駆動される刃物をその方向に所望の深
さにまで前進させて工作物Wに穴加工を施す。
【0028】先ず、トラベリングプレート2、即ちその
下面に取り付けられた作業具Tの移動や方向変更につい
て述べる。3対6台のサーボモータ15,16;15,
16;15,16が図示しない制御装置により夫々個別
に所望回転角(零回転も含む)だけ回転駆動され、夫々
の送りねじ11,12;11,12;11,12は、個
別に所望の回転をし、滑動駒13,14;13,14;
13,14は、夫々の案内溝に沿って所望の移動をす
る。
【0029】すると、各アーム3の6本のロッド4,
5;4,5;4,5は、夫々において、第1ロッド部2
1、第2ロッド部22及び第3ロッド部23の長さの総
和、即ち全長が等しく且つ一定であるので、各ロッドの
上端の基台1における3次元位置が夫々独立した位置へ
独立した速度で移動する場合、各ロッドの下端部がトラ
ベリングプレート2において同一平面上で所定位置関係
が保たれているので、各ロッドの上端部は傾斜案内部
6,7において第1連結部26で3次元的に回動し、同
下端部はトラベリングプレート2において第2連結部2
7で3次元的に回動して、トラベリングプレート2は、
所望の位置に所定の姿勢になるよう所定の移動速度・経
路で3次元的に移動する。かくして、トラベリングプレ
ート2の下面に取り付けられた作業具Tも、同様な所望
の姿勢を執ったりや所望の移動を行う。
【0030】そして、第1ロッド部21・第2ロッド部
22間の回転軸継手25において軸線回りに回転自在な
ので、即ちロッド4,5は、円滑に捩じられ得ので、上
記のトラベリングプレート2の姿勢変更範囲及び移動可
能範囲は一層拡大する。しかも、第1連結部26、第2
連結部27及び回転軸継手25、即ち全関節部の回転部
は、全て転がり軸受により構成されているので、構造的
に強固で遊隙によるがたつきもなく、摩耗も抑止されて
円滑な回転が行われる。
【0031】
【発明の効果】この発明のパラレルリンク機構において
は、基台とトラベリングプレートとを連結する複数のア
ームの夫々が1自由度をもつ5つの対偶を備え、トラベ
リングプレートに最も近い対偶の回転軸線がトラベリン
グプレートに対し傾斜しているので、自由度が1つ減小
してトラベリングプレートが動くことができない状態、
所謂「静止特異点」を回避するような可動範囲及び傾斜
角度を設定した場合、その可動範囲及び傾斜角度が従来
の技術に比して大幅に拡大される。
【0032】即ち、従来の技術と同一の可動範囲を設定
した場合、この可動範囲内における最大傾斜角度を従来
の技術より大きくとっても「静止特異点」とならない。
又、従来の技術と同一の最大傾斜角度を設定した場合、
この最大傾斜角度での可動範囲を従来の技術より大きく
とっても「静止特異点」とならない。
【0033】更に1つの自由度をもつ対偶が全て転がり
軸受により構成されているので、関節部における構造的
に強固で遊隙によるがたつきもなく、摩耗も抑止されて
円滑な回転が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態におけるパラレルリンク
機構を利用したロボットの作業ハンドの斜視図である。
【図2】図1の作業ハンドのアームのロッドの正面図で
ある。
【図3】図2のロッドの各連結部の詳細図である。
【図4】図2のロッドの第1連結部及び第2連結部の断
面図である。
【図5】図2のロッドの回転軸継手の断面図である。
【図6】従来の技術のパラレルリンク機構を利用したロ
ボットの作業ハンドにおけるロッドの連結部の説明図で
ある。
【符号の説明】 1 基台 2 トラベリン
グプレート 3 アーム 4,5 ロッド 6,7 傾斜案内部 8,9 案内枠 11,12 送りねじ 13,14 滑
動駒 15,16 サーボモータ 21 第1ロッ
ド部 22 第2ロッド部 22a 下端部 22b,23b 軸受押え 23 第3ロッ
ド部 23a 上端部 24 フランジ
継手 25 回転軸継手 26 第1連結
部 27 第2連結部 28 転がり軸
受 31 取付軸部 31a フラン
ジ部 32 第1回転体 32a 軸首部 33,34 転がり軸受 35 ロックナ
ット 36 カバー 37 Oリング 38 第2回転体 38a 側壁部 38b,38c 軸孔 39 蓋部 40,41 転がり軸受 42a 軸受押
え 42b 蓋部 P 支持柱 T 作業具 H 作業ハンド
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】処が、ロボットとトラベリングプレートと
を結合する3自由度の対偶としてボールジョイントを用
いると、ボールジョイントは、可動範囲が狭いと共に
隙によるがたつきがあるので精度が悪いという問題があ
る。このため、ボールジョイントに代えてロッドとトラ
ベリングプレートとを各々が1自由度を有する3つの対
偶を介して結合することが考えられる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のパラレルリン
ク機構は、基台と、トラベリングプレートと、前記基台
対して前記トラベリングプレートを変位させるための
駆動手段と、一端が前記基台に対して変位可能に連結さ
れ他端が夫々が1自由度をもつ3つの対偶を介して前記
トラベリングプレートに連結された複数のロッドとを備
え、前記トラベリングプレートに最も近い対偶の回転軸
線がトラベリングプレートに対し傾斜している。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】上記のパラレルリンク機構において、移動
駆動部が夫々個別に駆動され、夫々の移動部材は、夫々
所望の移動をする。すると、各アームの6本のロッド
は、夫々において、ロッドの上端の基台1における3次
元位置が夫々独立した位置へ独立した速度で移動する場
合、各ロッドの下端部がトラベリングプレートにおいて
同一平面上で所定位置関係が保たれているので、各ロッ
ドの上端部は傾斜案内部において第1連結部で3次元的
に回動し、同下端部はトラベリングプレートにおいて第
2連結部で3次元的に回動して、3つの対偶を備えたロ
ッドによってトラベリングプレートは、所望の位置に所
望の姿勢になるよう所定の移動速度・経路で3次元的に
移動する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】上記の第1連結部26と第2連結部27と
は同一構造であり、図5に示すように構成されている。
即ち、基端にフランジ部31aが形成された段付軸状の
取付軸部31に、筒状の第1回転体32が転がり軸受3
3,34を介してL2(L3)軸線回りに回転自在に嵌
着され、取付軸部31の先端には、転がり軸受33,3
4を軸線方向に固定するロックナット35が螺着されて
いる。そして、ロックナット35の外側の第1回転体3
2の開口部には、転がり軸受33,34への異物侵入を
防止するカバー36が取り付けられている。なお、符号
37は、Oリングである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】すると、各アーム3の6本のロッド4,
5;4,5;4,5は、夫々において、第1ロッド部2
1、第2ロッド部22及び第3ロッド部23の長さの総
和、即ち全長が等しく且つ一定であるので、各ロッドの
上端の基台1における3次元位置が夫々独立した位置へ
独立した速度で移動する場合、各ロッドの下端部がトラ
ベリングプレート2において同一平面上で所定位置関係
が保たれているので、各ロッドの上端部は傾斜案内部
6,7において第1連結部26で3次元的に回動し、同
下端部はトラベリングプレート2において第2連結部2
7で3次元的に回動し、更に第2ロッド部22・第3ロ
ッド部23間の回転軸継手25において軸線回りに回転
自在なので、即ちロッド4,5は、円滑に捩じられ得る
ので、トラベリングプレート2は、所望の位置に所定の
姿勢になるよう所定の移動速度・経路で3次元的に移動
する。かくして、トラベリングプレート2の下面に取り
付けられた作業具Tも、同様な所望の姿勢を執ったりや
所望の移動を行う。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】しかも、第1連結部26、第2連結部27
及び回転軸継手25、即ち全関節部の回転部は、全て転
がり軸受により構成されているので、構造的に強固で遊
隙によるがたつきもなく、摩耗も抑止されて円滑な回転
が行われる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、トラベリングプレートと、前記
    基台と前記トラベリングプレートとを連結する複数のア
    ームと、前記アームを介して前記基台に対して前記トラ
    ベリングプレートを変位させるための駆動手段とから構
    成され、前記各アームは、夫々が1自由度をもつ5つの
    対偶を備え、トラベリングプレートに最も近い対偶の回
    転軸線がトラベリングプレートに対し傾斜しているパラ
    レルリンク機構。
  2. 【請求項2】 基台と、トラベリングプレートと、前記
    基台と前記トラベリングプレートとを連結する複数のア
    ームとから構成されたパラレルリンク機構において、 前記アームは、前記基台に放射状に設けられた傾斜案内
    部と、各傾斜案内部に沿って変位自在に設けられる移動
    部材と、各移動部材を個別に変位させるための移動駆動
    部と、前記各移動部材と前記トラベリングプレートとを
    接続するロッドとから構成されていると共に、夫々が1
    自由度をもつ5つの対偶を備え、トラベリングプレート
    に最も近い対偶の回転軸線がトラベリングプレートに対
    し傾斜しているパラレルリンク機構。
  3. 【請求項3】 アームは基台に円周等配の3本であり、
    各アームにおける傾斜案内部及びロッドは平行に2本づ
    つ設けられている請求項2に記載のパラレルリンク機
    構。
  4. 【請求項4】 1自由度をもつ5つの対偶のうち、2つ
    はロッドと移動部材との結合部に、2つはロッドとトラ
    ベリングプレートとの結合部に、1つはロッド自体に設
    けられている請求項2又は請求項3のいずれかに記載の
    パラレルリンク機構。
  5. 【請求項5】 1自由度をもつ各対偶が転がり軸受によ
    り構成されている請求項1乃至請求項4のいずれかに記
    載のパラレルリンク機構。
JP28122297A 1997-09-30 1997-09-30 パラレルリンク機構 Pending JPH11104987A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28122297A JPH11104987A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 パラレルリンク機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28122297A JPH11104987A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 パラレルリンク機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11104987A true JPH11104987A (ja) 1999-04-20

Family

ID=17636077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28122297A Pending JPH11104987A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 パラレルリンク機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11104987A (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003025263A (ja) * 2001-07-18 2003-01-29 Okuma Corp パラレルメカニズム機械の制御装置
CN100436058C (zh) * 2006-11-24 2008-11-26 哈尔滨工业大学 五轴联动并串联数控抛光机床
WO2013084788A1 (ja) 2011-12-07 2013-06-13 Thk株式会社 パラレルリンクロボット
CN103252774A (zh) * 2013-05-07 2013-08-21 天津大学 一种空间五自由度混联机器人
JP2015054387A (ja) * 2013-09-13 2015-03-23 セイコーエプソン株式会社 ロボットアームおよびロボット
CN104552247A (zh) * 2014-12-17 2015-04-29 华南理工大学 一种三自由度混联机器人机构
CN104626141A (zh) * 2013-11-13 2015-05-20 沈阳新松机器人自动化股份有限公司 一种具有平行四连杆机构的工业机器人
CN105108734A (zh) * 2015-09-06 2015-12-02 江南大学 一种三转一移完全各向同性并联机器人机构
CN105244629A (zh) * 2015-10-16 2016-01-13 燕山大学 3r-3rsr单自由度四面体可展单元
CN105773576A (zh) * 2016-01-27 2016-07-20 大族激光科技产业集团股份有限公司 一种并联机器人
CN105856198A (zh) * 2016-05-20 2016-08-17 燕山大学 一种集中式输入三分支平动并联机构
US9796097B2 (en) 2013-09-10 2017-10-24 Seiko Epson Corporation Robot and manufacturing method for robot
CN107789059A (zh) * 2017-09-19 2018-03-13 山东科技大学 一种微创腹腔手术机器人
US10099367B2 (en) 2013-09-10 2018-10-16 Seiko Epson Corporation Robot arm and robot
CN109848708A (zh) * 2019-03-19 2019-06-07 哈尔滨工业大学 一种五自由度增减材机床
WO2022202602A1 (ja) * 2021-03-25 2022-09-29 Ntn株式会社 球面リンク機構および球面リンク作動装置
US11548142B2 (en) 2015-11-25 2023-01-10 Mitsubishi Electric Corporation Parallel link device
WO2023054057A1 (ja) * 2021-09-28 2023-04-06 Ntn株式会社 パラレルリンク機構およびリンク作動装置

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003025263A (ja) * 2001-07-18 2003-01-29 Okuma Corp パラレルメカニズム機械の制御装置
CN100436058C (zh) * 2006-11-24 2008-11-26 哈尔滨工业大学 五轴联动并串联数控抛光机床
US9694501B2 (en) 2011-12-07 2017-07-04 Thk Co., Ltd. Parallel link robot
WO2013084788A1 (ja) 2011-12-07 2013-06-13 Thk株式会社 パラレルリンクロボット
KR20140099537A (ko) 2011-12-07 2014-08-12 티에치케이 가부시끼가이샤 패럴렐 링크 로봇
CN103252774A (zh) * 2013-05-07 2013-08-21 天津大学 一种空间五自由度混联机器人
US10099367B2 (en) 2013-09-10 2018-10-16 Seiko Epson Corporation Robot arm and robot
US9802327B2 (en) 2013-09-10 2017-10-31 Seiko Epson Corporation Robot arm and robot
US9796097B2 (en) 2013-09-10 2017-10-24 Seiko Epson Corporation Robot and manufacturing method for robot
JP2015054387A (ja) * 2013-09-13 2015-03-23 セイコーエプソン株式会社 ロボットアームおよびロボット
CN104626141A (zh) * 2013-11-13 2015-05-20 沈阳新松机器人自动化股份有限公司 一种具有平行四连杆机构的工业机器人
CN104552247A (zh) * 2014-12-17 2015-04-29 华南理工大学 一种三自由度混联机器人机构
CN105108734A (zh) * 2015-09-06 2015-12-02 江南大学 一种三转一移完全各向同性并联机器人机构
CN105244629A (zh) * 2015-10-16 2016-01-13 燕山大学 3r-3rsr单自由度四面体可展单元
CN105244629B (zh) * 2015-10-16 2017-10-20 燕山大学 3r‑3rsr单自由度四面体可展单元
US11548142B2 (en) 2015-11-25 2023-01-10 Mitsubishi Electric Corporation Parallel link device
CN105773576A (zh) * 2016-01-27 2016-07-20 大族激光科技产业集团股份有限公司 一种并联机器人
CN105856198A (zh) * 2016-05-20 2016-08-17 燕山大学 一种集中式输入三分支平动并联机构
CN107789059A (zh) * 2017-09-19 2018-03-13 山东科技大学 一种微创腹腔手术机器人
CN109848708A (zh) * 2019-03-19 2019-06-07 哈尔滨工业大学 一种五自由度增减材机床
WO2022202602A1 (ja) * 2021-03-25 2022-09-29 Ntn株式会社 球面リンク機構および球面リンク作動装置
JP2022149763A (ja) * 2021-03-25 2022-10-07 Ntn株式会社 球面リンク機構および球面リンク作動装置
WO2023054057A1 (ja) * 2021-09-28 2023-04-06 Ntn株式会社 パラレルリンク機構およびリンク作動装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11104987A (ja) パラレルリンク機構
CN100462197C (zh) 机器或仪器中终端零件的支撑和可编程移动的运动装置
EP2105264B1 (en) Industrial robot
JPH08150526A (ja) 工作機械
JPH02108489A (ja) 多関節型レーザロボットの手首機構
US5865576A (en) Relative positioning machine
KR101595753B1 (ko) 4축 수직 다관절 로보트
JPS63278674A (ja) 回転中心のオフセツト機構
KR100237553B1 (ko) 3차원상에서 위치 및 자세를 제어하기 위한 병렬기구 구조
KR20020003591A (ko) 3차원상의 위치 및 자세 제어를 위한 병렬 기구 구조
JP7140508B2 (ja) パラレルリンク機構を用いた作業装置およびその制御方法
KR102178030B1 (ko) 7축 가공기
EP0997238B1 (en) Parallel link mechanism
JP2018069354A (ja) リンク式多関節ロボット
JP2000218451A (ja) 混合機構式多軸工作機械
JP7140419B2 (ja) 3軸パラレルリニアロボット
JP2000288853A (ja) ハイブリッド型多自由度機構
JP3457120B2 (ja) 作業機械
CN113015601A (zh) 具有可旋转臂的机器人单元、特别是三角式机器人
JPH0366088B2 (ja)
JPH02232193A (ja) 多関節型ロボットのバランス装置
JPH10286792A (ja) 平行リンクで構成された脚を有する位置決め装置及び工作機械
JPH05337851A (ja) アーム旋回式ロボット
JPH08243972A (ja) 多自由度関節を備えた産業用ロボット
JPH10216981A (ja) 光軸移動型レーザー加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20050523

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050623

A02 Decision of refusal

Effective date: 20051207

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02