JPH07164899A - 燃料タンク取付構造 - Google Patents

燃料タンク取付構造

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JPH07164899A
JPH07164899A JP5316197A JP31619793A JPH07164899A JP H07164899 A JPH07164899 A JP H07164899A JP 5316197 A JP5316197 A JP 5316197A JP 31619793 A JP31619793 A JP 31619793A JP H07164899 A JPH07164899 A JP H07164899A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel tank
holding member
floor panel
tank holding
width direction
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Pending
Application number
JP5316197A
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English (en)
Inventor
Akihito Yamazaki
昭仁 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07164899A publication Critical patent/JPH07164899A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排気管より放出される排気熱による、燃料タ
ンクの温度上昇を防止する燃料タンクの取付構造を提供
する。 【構成】 凹凸部7を有する燃料タンク保持部材3をフ
ロアパネル1上に取り付け、該燃料タンク保持部材3上
に燃料タンク2を固定し、該燃料タンク2とフロアパネ
ル1との間に空気層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のフロアパネ
ル上への燃料タンクの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種のものとしては、例え
ば、図4に示すように、シートバックパネル28の後側
のフロアパネル21上に燃料タンク22を取り付けるよ
うにしたものがある。
【0003】詳しくは、シートバックパネル28の後側
近傍のフロアパネル21上に、タンクマウント用ブラケ
ット25が取り付けられる一方、これより後方でフロア
パネル21の裏面側にマウントレインフォース24が固
定され、このマウントブラケット25とマウントレイン
フォース24に、バンド26の両端部を取り付けること
により燃料タンク22を押さえるようにしている。
【0004】また、フロアパネル21を補強するため、
フロアパネル21の下面には、車幅方向に沿う第1、第
2クロスメンバー27、28が取り付けられている。
【0005】一方、この燃料タンク22が取り付けられ
たフロアパネル21の下方には、排気管23が車両前後
方向に沿って配管されている。
【0006】なお、この種のものとしては、例えば、
「新編 自動車工学便覧〈第6編〉」(社団法人 自動
車技術会)1−46に記載されているようなものがあ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、フロアパネル21に燃料タ
ンク22が直接接触しているため、排気管23から放出
される排気熱により、燃料タンク22の温度が容易に上
昇し、ガソリン臭気が発生しやすくなり、また、燃料タ
ンク22外への蒸気放出量が増加するおそれがある。
【0008】また、バンド26の取付部分は所定の強度
を必要とするが、フロアパネル21の板厚は、重量軽減
の目的からそれほど厚くできないため、別途マウントブ
ラケット25、マウントレインフォース24を配設する
必要があることから、部品点数の増加を招く。
【0009】そこで、この発明は、排気管より放出され
る排気熱から燃料タンクを断熱することができると共
に、マウントブラケットやマウントレインフォースが廃
止可能な、燃料タンクの取付構造を提供することを課題
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、かかる課題
に着目してなされたもので、凹凸形状の断面を有する燃
料タンク保持部材をフロアパネル上に取り付け、該燃料
タンク保持部材上に燃料タンクを固定し、該燃料タンク
と前記フロアパネルとの間に空気層を形成したことを特
徴としている。
【0011】また、前記燃料タンク保持部材の両端部を
ストラットタワーに結合することもできる。
【0012】
【作 用】かかる手段によれば、燃料タンク保持部材に
形成された凹凸部により、燃料タンクとフロアパネルと
の間に空気層が形成されるため、排気管より放出される
排気熱から燃料タンクを断熱することができる。従っ
て、燃料タンク内での蒸気の発生が抑制されることか
ら、ガソリン臭気の発生、および、燃料タンク外への蒸
気放出量の低減を図ることができる。
【0013】また、燃料タンク保持部材に、従来のマウ
ントブラケットやマウントレインフォースの機能を持た
せ、バンドの両端部をこの燃料タンク保持部材に固定す
ることにより、マウントブラケットやマウントレインフ
ォースを廃止することができる。一方、燃料タンク保持
部材によりフロアパネルを補強することにより、従来取
り付けられていたクロスメンバーをも廃止することがで
きる。
【0014】さらに、燃料タンクの車幅方向に対し左右
に位置する一対のストラットタワーに燃料タンク保持部
材を結合することにより、ストラットタワーの車幅方向
に対する剛性が向上するため、車両側面への衝突時の、
ストラットタワーの燃料タンクへの倒れ込みを防止する
ことができる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0016】図1から図3は、この発明の一実施例を示
すものである。
【0017】まず構成を説明すると、凹凸形状の断面を
有する燃料タンク保持部材3がフロアパネル1上に取り
付けられ、この燃料タンク保持部材3上に燃料タンク2
が固定される一方、フロアパネル1の下方には、排気管
4が配管されている。
【0018】詳細に説明すると、燃料タンク保持部材3
は、図1に示すように、その車幅方向の左右両側には、
それぞれ左右両ホイールハウス5の方向に斜め上方に突
き出た一対の突設部6が形成されている。また、この一
対の突設部6の間には、図1および図2に示すように、
車幅方向に沿って、凹凸部7が形成されている。さら
に、図1に示すように、燃料タンク保持部材3の車両前
方向には、底面から上方に立ち上がった、車幅方向に左
右一対の燃料タンク固定部9が形成され、その両上面に
は、燃料タンク固定用バンド12の先端部に取り付けら
れた引っかけ部材13を止めるための長穴10が形成さ
れている。一方、燃料タンク保持部材3の車両後端部の
裏面には、燃料タンク固定用バンド12の車両後端部側
をボルト14で締結するためのナット11が、車幅方向
に左右一対取り付けられている。さらにまた、図1に示
すように、車幅方向の左右周縁、および、車両前方向の
周縁には、その全長に渡って結合フランジ8が形成され
ている。
【0019】また、図1に示すように、左右両ホイール
ハウス5間のフロアパネル1の底面には、凹形状部15
が形成されている。
【0020】そして、図2に示すように、燃料タンク保
持部材3の底面と、フロアパネル1に形成されたの凹形
状部15との接触部が、スポット溶接により結合された
状態で、燃料タンク保持部材3がこの凹形状部15に取
り付けられている。また、図3に示すように、燃料タン
ク保持部材3に形成された左右一対の突設部6の結合フ
ランジ8が、それぞれストラットタワー16にスポット
溶接により結合され、図2に示すように、車両前方向に
形成された結合フランジ8がシートバックパネル17
に、スポット溶接により結合されて、閉断面構造を形成
している。
【0021】さらに、この燃料タンク保持部材3上に燃
料タンク2が、図2に示すように、2本のバンド12に
より固定されている。即ち、バンド12の一端部が燃料
タンク保持部材3にボルト14とナット11とにより固
定され、バンド12の他端部に取り付けられた引っ掛け
部材13が、燃料タンク保持部材3に形成された長穴1
0に引っ掛けられて、燃料タンク2が取り付けられてい
る。
【0022】かかる構成の燃料タンク取付構造にあって
は、燃料タンク保持部材3に形成された凹凸部7によ
り、燃料タンク2とフロアパネル1との間に空気層が形
成されるため、排気管4より放出される排気熱から燃料
タンク2を断熱することができ、このため、ガソリン臭
気の発生、および、燃料タンク外への蒸気放出量の低減
を図ることができる。
【0023】また、燃料タンク保持部材3に形成したタ
ンク固定部9にて、従来のマウントブラケット25の機
能を持たせたことにより、このマウントブラケット25
を廃止することができると共に、燃料タンク保持部材3
とフロアパネル1とを閉断面構造としたことにより、従
来のマウントレインフォース24をも廃止することがで
きる。一方、燃料タンク保持部材3の底面をフロアパネ
ル1に結合し、燃料タンク保持部材3の結合フランジ8
をシートバックパネル17に結合することにより、フロ
アパネル1のシートバックパネル17側を剛性の高い閉
断面構造とし、従来のクロスメンバー27の廃止をする
ことができる。
【0024】さらに、図3に示すように、燃料タンク保
持部材3に形成した左右一対の突設部6をそれぞれスト
ラットタワー16に結合することにより、車幅方向に対
するストラットタワー16の剛性が向上するため、車両
側面への衝突時の、ストラットタワー16の燃料タンク
2への倒れ込みを防止することができる。また、燃料タ
ンク保持部材3の凹凸部7が車幅方向に沿って形成され
ているため、この凹凸部7が補強リブの働きをし、さら
にストラットタワー16の倒れ込みを防止する効果が発
揮される。
【0025】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、燃料タンク保持部材に形成された凹凸部により、
燃料タンクとフロアパネルとの間に空気層が形成される
ため、排気管より放出される排気熱から燃料タンクを断
熱することができる。従って、燃料タンク内での蒸気の
発生が抑制されることから、ガソリン臭気の発生、およ
び、燃料タンク外への蒸気放出量の低減を図ることがで
きる。
【0026】また、燃料タンク保持部材に、従来のマウ
ントブラケットやマウントレインフォースの機能を持た
せ、バンドの両端部をこの燃料タンク保持部材に固定す
ることにより、マウントブラケットやマウントレインフ
ォースを廃止することができる。一方、燃料タンク保持
部材によりフロアパネルを補強することにより、従来取
り付けられていたクロスメンバーをも廃止することがで
きる。
【0027】さらに、燃料タンクの車幅方向に対し左右
に位置する一対のストラットタワーに燃料タンク保持部
材を結合することにより、ストラットタワーの車幅方向
に対する剛性が向上するため、車両側面への衝突時の、
ストラットタワーの燃料タンクへの倒れ込みを防止する
ことができる、という保安上有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同一実施例を示す燃料タンク取付状態での、車
両前後方向の断面図である。
【図3】同一実施例を示す燃料タンク取付状態での、車
幅方向の断面図である。
【図4】従来例を示す燃料タンク取付状態での、車両前
後方向の断面図である。
【符号の説明】
1 フロアパネル 2 燃料タンク 3 燃料タンク保持部材 4 排気管 7 凹凸部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹凸形状の断面を有する燃料タンク保持
    部材をフロアパネル上に取り付け、該燃料タンク保持部
    材上に燃料タンクを固定し、該燃料タンクと前記フロア
    パネルとの間に空気層を形成したことを特徴とする燃料
    タンク取付構造。
  2. 【請求項2】 前記燃料タンク保持部材の両端部をスト
    ラットタワーに結合したことを特徴とする請求項1記載
    の燃料タンク取付構造。
JP5316197A 1993-12-16 1993-12-16 燃料タンク取付構造 Pending JPH07164899A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5316197A JPH07164899A (ja) 1993-12-16 1993-12-16 燃料タンク取付構造

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JP5316197A JPH07164899A (ja) 1993-12-16 1993-12-16 燃料タンク取付構造

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JPH07164899A true JPH07164899A (ja) 1995-06-27

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ID=18074380

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JP5316197A Pending JPH07164899A (ja) 1993-12-16 1993-12-16 燃料タンク取付構造

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JP (1) JPH07164899A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10331658A (ja) * 1997-06-03 1998-12-15 Mazda Motor Corp 車両の車体下部構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10331658A (ja) * 1997-06-03 1998-12-15 Mazda Motor Corp 車両の車体下部構造

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Effective date: 20060919