JPH07164898A - 車両用排気チューブ支持構造 - Google Patents

車両用排気チューブ支持構造

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JPH07164898A
JPH07164898A JP31619693A JP31619693A JPH07164898A JP H07164898 A JPH07164898 A JP H07164898A JP 31619693 A JP31619693 A JP 31619693A JP 31619693 A JP31619693 A JP 31619693A JP H07164898 A JPH07164898 A JP H07164898A
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vehicle
exhaust tube
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Shigehiro Matsumoto
滋博 松本
Tsutomu Ohashi
勉 大橋
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排気チューブとマフラーとの溶接部の振動を
抑制し、熱膨張による排気チューブとマフラーとの溶接
部にせん断力の発生を防止する車両用排気チューブ支持
構造を提供する。 【構成】 右側排気チューブ4が略車両前後方向に沿っ
て略一直線状に配設され、左側排気チューブ5が車両前
後方向に沿う前後方向部5aと車幅方向に沿う車幅方向
部5bとからクランク形状に形成されて車幅方向部5b
がケース1の下側を通って配設され、支持部材21は、
パワートレイン軸Oの下側位置で、ケース1の下面部に
取り付けられる取付板22が設けられると共に、この取
付板22に、車幅方向に沿う車幅方向保持部23と車両
前後方向に沿う前後方向保持部24とがそれぞれ硬質の
ゴム部材25,26を介して取り付けられ、車幅方向保
持部23が右側排気チューブ4に取り付けられ、前後方
向保持部24が左側排気チューブ5の車幅方向部5bに
取り付けられた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両のエンジンに一
体的に連結されたシャーシのケースに排気チューブを支
持する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種のものとしては、例えば
図5に示すようなものがある。この図は下方から見たも
ので、図面上上方が車両前方である。図中符号1は、F
R車のV型エンジン(図示省略)に一体的に連結された
シャーシのケースとしてのトランスファのケースで、こ
のトランスファのケース1の両側には、V型エンジンの
両側の排気マニホールドに連結された一対の触媒2,3
が配設されると共に、これら触媒2,3が右側排気チュ
ーブ4及び左側排気チューブ5を介してマフラー6に連
結されている。
【0003】これら右側排気チューブ4は、略車両前後
方向に沿って一直線状に配設され、左側排気チューブ5
は、車両前後方向に沿う前後方向部5aと車幅方向に沿
う車幅方向部5bとからクランク形状に形成されて、こ
の車幅方向部5bがケース1の下側を通って配設されて
いる。そして、それら右側排気チューブ4及び左側排気
チューブ5の前後方向部5aは、それぞれケース1の両
側に柔軟性を有するゴム部材7,8を介して吊下げられ
ている。
【0004】また、マフラー6は、車体フレーム9に柔
軟性を有するゴム部材10を介して支持されている。
【0005】そのように柔軟性を有するゴム部材7,8
を介して両排気チューブ4,5を支持することにより、
パワートレイン軸Oを中心とするエンジンロール揺動の
影響が直接、両排気チューブ4,5に伝達されないよう
にしている。
【0006】なお、この種のものとしては、例えば日産
自動車株式会社 1991年8月発行「新型車解説書
FGY32型系車」のB−32頁に記載されたようなも
のがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、両排気チューブ4,5がト
ランスファのケース1の両側に支持されており、この両
側部分はエンジンロール揺動により大きく上下動するた
め、この影響が排気チューブ4,5に伝達されるのを防
止すべく、柔軟性の大きなゴム部材7,8を介して排気
チューブ4,5を支持するようにしている。従って、こ
の両排気チューブ4,5は可動し易く、排気脈動によ
り、両排気チューブ4,5自体が振動を起こす虞があ
る。
【0008】また、左側排気チューブ5の車幅方向部5
bが熱膨張すると、この左側排気チューブ5とマフラー
6との溶接部11にせん断力F2が発生する虞がある。
【0009】そこで、この発明は、排気チューブ自体の
振動を抑制すると共に、熱膨張による排気チューブとマ
フラーとの溶接部にせん断発生を防止する車両用排気チ
ューブ支持構造を提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、かかる課題
に着目してなされたもので、エンジンに一体的に連結さ
れたシャーシのケースの両側に一対の触媒が設けられ、
該両触媒とマフラーとが一対の排気チューブで連結さ
れ、該両排気チューブが支持部材を介して前記ケースに
支持された車両用排気チューブ支持構造において、前記
両排気チューブは、一方が略車両前後方向に沿って略一
直線状に配設され、他方が車両前後方向に沿う前後方向
部と車幅方向に沿う車幅方向部とからクランク形状に形
成されて該車幅方向部が前記ケースの下側を通って配設
され、前記支持部材は、パワートレイン軸の下側位置
で、前記ケースの下面部に取り付けられる取付部が設け
られると共に、該取付部に、車幅方向に沿う車幅方向保
持部と車両前後方向に沿う前後方向保持部とがそれぞれ
硬質のゴム部材を介して取り付けられ、前記車幅方向保
持部が前記一方の排気チューブに取り付けられ、前記前
後方向保持部が前記他方の排気チューブの車幅方向部に
取り付けられた車両用排気チューブ支持構造としたこと
を特徴としている。
【0011】
【作 用】かかる発明によれば、両排気チューブを支持
する支持部材が、シャーシのケースのパワートレイン軸
の下側に取り付けられているため、従来のように両側に
取り付けられているものと比較すると、エンジンロール
揺動の影響を小さくできる。従って、ゴム部材を硬質化
して、両排気チューブとケースとの一体化を図ることが
でき、排気脈動による排気チューブ自体の振動を抑制で
きる。
【0012】また、支持部材は硬質のゴム部材を介して
各保持部が連結されて一体となっているため、略車両前
後方向に沿って略一直線状に配設された一方の排気チュ
ーブの熱膨張による力を、その支持部材を介して他方の
排気チューブの車幅方向部に伝達して、この車幅方向部
の熱膨張を抑制できる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0014】図1乃至図4は、この発明の一実施例を示
すものである。従来と同一乃至均等な部材は同一符号を
付して説明する。
【0015】まず構成を説明すると、図1中符号1は、
FR車のV型エンジン(図示省略)に一体的に連結され
た「シャーシのケース」としてのトランスファのケース
で、このケース1の両側には、V型エンジンの両側の排
気マニホールドに連結された一対の触媒2,3が配設さ
れると共に、これら触媒2,3が右側排気チューブ4及
び左側排気チューブ5を介してマフラー6に連結されて
いる。
【0016】この右側排気チューブ4は、略車両前後方
向に沿って略一直線状に配設され、左側排気チューブ5
は、車両前後方向に沿う前後方向部5aと車幅方向に沿
う車幅方向部5bとからクランク形状に形成され、この
車幅方向部5bがケース1の下側を通って配設されてい
る。そして、それら両排気チューブ4,5は、ケース1
に支持部材21を介して吊下げられている。これら両排
気チューブ4,5は、後端部が従来と同様に車体フレー
ムに支持されたマフラー6に溶接されている。
【0017】詳しくは、その支持部材21は、ケース1
下面部のパワートレイン軸O下方位置に取り付けられる
「取付部」としての取付板22が設けられると共に、こ
の取付板22に、車幅方向に沿う車幅方向保持部23と
車両前後方向に沿う前後方向保持部24とがそれぞれ硬
質のゴム部材25,26を介して取り付けられている。
【0018】この取付板22は、図2に示すように、ケ
ース1に孔22aを介してボルト止めされると共に、上
下方向の中央部22bが幅狭に形成されている。このよ
うに中央部22bが幅狭とされることにより、上下方向
を中心として捻り変形し易いようになっている。
【0019】この取付板22の両面側にゴム部材25,
26の一端面が固定され、これらゴム部材25,26の
他端面に車幅方向保持部23及び前後方向保持部24の
一端部が固定されている。
【0020】そして、この車幅方向保持部23が右側排
気チューブ4に取り付けられ、前後方向保持部24が左
側排気チューブ5の車幅方向部5bに取り付けられてい
る。
【0021】なお、図1中符号28はサイドメンバ,符
号29はクロスメンバ,符号30は燃料タンクである。
【0022】かかる構成によれば、両排気チューブ4,
5を支持する支持部材21が、トランスファのケース1
のパワートレイン軸Oの下側に取り付けられているた
め、従来のように両側に取り付けられているものと比較
すると、エンジンロール揺動の影響を小さくできる。従
って、ゴム部材25を硬質化して、両排気チューブ4,
5とケース1との一体化を図ることができ、排気脈動に
よる排気チューブ4,5自体の振動を抑制できる。
【0023】また、触媒2,3が活性化して高温となる
と、両排気チューブ4,5が熱膨張する。この場合、支
持部材21は、硬質のゴム部材25を介して各保持部2
3,24が連結されて一体となっているため、例えば図
4に示すように、右側排気チューブ4が膨張して車幅方
向保持部23が点Aから点A´まで移動したとすると、
取付板22が捻られて、支持部材21全体が図4中二点
鎖線に示すように回動し、前後方向保持部24の点Dが
点D´まで移動する。実際には、この点Dから点D´ま
での移動は、左側排気チューブ5の車幅方向部5bによ
り拘束されるため、この車幅方向部5bに矢印方向の力
F1が作用することとなる。よって、この力F1によ
り、左側排気チューブ5の車幅方向部5bが熱膨張する
のが抑えられる。
【0024】この場合、従来例で溶接部11に作用して
いたせん断力F2と、上記拘束力F1とが同じになるよ
うに、ゴム部材25の剛性等を設定することで、より効
果的に熱膨張を抑制できる。
【0025】さらに、大きな力が支持部材21に作用し
た時には、ゴム部材25が弾性変形することにより、排
気チューブ5,6等に無理な力が作用することがない。
【0026】なお、上記実施例では、トランスファのケ
ース1に各排気チューブ4,5を支持したが、これに限
らず、トランスミッションのケースでも良いことは勿論
である。
【0027】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、両排気チューブを支持する支持部材が、シャーシ
のケースのパワートレイン軸の下側に取り付けられてい
るため、従来のように両側に取り付けられているものと
比較すると、エンジンロール揺動の影響を小さくでき
る。従って、ゴム部材を硬質化して、両排気チューブと
ケースとの一体化を図ることができ、排気脈動による排
気チューブ自体の振動を抑制できる。
【0028】また、支持部材は硬質のゴム部材を介して
各保持部が連結されて一体となっているため、略車両前
後方向に沿って略一直線状に配設された一方の排気チュ
ーブの熱膨張による力を、その支持部材を介して他方の
排気チューブの車幅方向部に伝達して、この車幅方向部
の熱膨張を抑制できる、という実用上有益な効果を発揮
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】同実施例の支持部材の斜視図である。
【図3】同実施例を示す平面図である。
【図4】同実施例の支持部材の作用を示す説明図であ
る。
【図5】従来例を示す図3に相当する平面図である。
【符号の説明】
1 トランスファのケース(シャーシのケース) 2,3 触媒 4 右側排気チューブ(一方の排気チューブ) 5 左側排気チューブ(他方の排気チューブ) 6 マフラー 21 支持部材 22 取付板(取付部) 23 車幅方向保持部 24 前後方向保持部 25,26 ゴム部材 O パワートレイン軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンに一体的に連結されたシャーシ
    のケースの両側に一対の触媒が設けられ、該両触媒とマ
    フラーとが一対の排気チューブで連結され、該両排気チ
    ューブが支持部材を介して前記ケースに支持された車両
    用排気チューブ支持構造において、 前記両排気チューブは、一方が略車両前後方向に沿って
    略一直線状に配設され、他方が車両前後方向に沿う前後
    方向部と車幅方向に沿う車幅方向部とからクランク形状
    に形成されて該車幅方向部が前記ケースの下側を通って
    配設され、 前記支持部材は、パワートレイン軸の下側位置で、前記
    ケースの下面部に取り付けられる取付部が設けられると
    共に、該取付部に、車幅方向に沿う車幅方向保持部と車
    両前後方向に沿う前後方向保持部とがそれぞれ硬質のゴ
    ム部材を介して取り付けられ、 前記車幅方向保持部が前記一方の排気チューブに取り付
    けられ、前記前後方向保持部が前記他方の排気チューブ
    の車幅方向部に取り付けられたことを特徴とする車両用
    排気チューブ支持構造。
JP31619693A 1993-12-16 1993-12-16 車両用排気チューブ支持構造 Expired - Lifetime JP2910541B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7416052B2 (en) 2004-08-20 2008-08-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Exhaust system of internal combustion engine
DE102008017766A1 (de) 2007-04-09 2008-10-16 Suzuki Motor Corp., Hamamatsu Abgassystem für ein Fahrzeug
JP2008254683A (ja) * 2007-04-09 2008-10-23 Suzuki Motor Corp 車両の排気装置

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