JPH0771244A - エンジンの排気装置 - Google Patents
エンジンの排気装置Info
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- JPH0771244A JPH0771244A JP6420094A JP6420094A JPH0771244A JP H0771244 A JPH0771244 A JP H0771244A JP 6420094 A JP6420094 A JP 6420094A JP 6420094 A JP6420094 A JP 6420094A JP H0771244 A JPH0771244 A JP H0771244A
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Abstract
び後輪側プロペラシャフトを有するパワープラントの側
方に排気管を配置したものにおいて、パワープラントの
振動に伴う排気管の振動を抑制し、排気管の耐久性向上
等を図る。 【構成】 エンジン2、トランスミッション3および後
輪側プロペラシャフト4を有するパワープラント1に対
し、そのロール中心Rがオフセットしている側の側方に
排気管20を配置し、この排気管の中間部に車体側支持
部27とその近傍上流に位置するパワープラント側支持
部28とを設け、このパワープラント側支持部28を、
排気管上流部のエンジン側への固定部25よりも、パワ
ープラントのロール中心Rに近付けて配置している。
Description
トの側方に位置してエンジンから車両後方側へ延びてい
るエンジンの排気装置に関するものである。
て、エンジンおよび動力伝達系統からなるパワープラン
トが車両の前後方向に配置されるとともに、このパワー
プラントの側方にエンジンの排気を導出する排気管が配
置され、この排気管が適宜数箇所においてエンジン、パ
ワープラント、車体等に固定手段を介して固定されてい
る排気装置は、一般に知られている。
において生じるロール振動等の種々の振動が排気管に伝
わり、さらに車体に伝わって、騒音や耐久性に悪影響を
及ぼすという問題がある。
は、例えば特開平3−279610号公報に示されるよ
うに、FR車のパワープラントを車体に支持させるとと
もに、このパワープラントの側方に配置した排気管を、
車体に直接支持させずにパワープラントに支持させるこ
とにより、車内騒音を発生させるような周波数の振動が
排気管から車体に伝わることを防止するようにしたもの
がある。
と、排気管がパワープラントのロール中心からずれて側
方に位置する状態で、パワープラントに支持されている
ことにより、パワープラントにロール振動などが生じる
とこれに伴って排気管が上記ロール中心まわりに振れ動
き易くなるため、車内騒音は低減されても、排気管やパ
ワープラント自体の振動が増大し易く、耐久性等の面で
好ましくない。
このような問題が顕著になる。つまり、トランスミッシ
ョンの一側方にこれと並列にトランスファおよび前輪側
プロペラシャフトを配置し、かつトランスミッションの
他側方側に燃料タンク設置のためのスペースを確保する
ために上記トランスファおよび前輪側プロペラシャフト
が位置する側に排気管を配置する場合、排気管が前輪側
プロペラシャフトおよびトランスファを迂回してその外
側方を通るようにレイアウトすることが、従来において
考えられている。しかしこのようにすると、ロール中心
と排気管との距離が大きくなることにより、振動が増大
し易くなる。
エンジン縦置きでFFタイプの車両において、排気管
を、エンジンの側面からクランクシャフトに近接する方
向に導出された第1の部分と、その後端に連なってクラ
ンクシャフトと並行な方向に延びる第2の部分とで構成
し、かつ第1の部分の後端近傍をフレキシブル管とする
ことにより、排気管の振動の軽減を図るようにした構造
が示されている。しかし、この公報に示された構造は、
トランスミッションの後方に後輪側プロペラシャフトが
延びるFR車や4輪駆動車に適用されるものではなく、
かつ、パワープラントや車体に対する排気管の支持につ
いては示されておらず、FR車や4輪駆動車のパワープ
ラントに対する排気管の効果的な配置をこの構造から類
推することは困難である。
ンジン、トランスミッションおよび後輪側プロペラシャ
フトを有するFR車や4輪駆動車のパワープラントの側
方に排気管を配置したものにおいて、効果的に排気管の
振動を抑制することができ、排気管の耐久性向上等に有
利なエンジンの排気装置を提供することを目的とする。
に、第1の発明は、エンジン出力軸が車両の前後方向と
なるよう車体に対して縦置きに配置されたエンジン、ト
ランスミッションおよび後輪側プロペラシャフトを有
し、かつ、エンジンの作動に伴ってパワープラントが振
動するときのロール振動の中心であるロール中心がトラ
ンスミッション側でエンジン出力軸に対してオフセット
しているパワープラントの側方に、エンジンから車両後
方側へ延びる排気管を配置したエンジンの排気装置であ
って、トランスミッション側におけるパワープラントの
ロール中心がエンジン出力軸に対してオフセットしてい
る側のパワープラント側方に上記排気管を配置し、この
排気管の上流端部分をエンジンに固定するとともに、上
記排気管の中間部に、車体に対して排気管を支持させる
車体側支持部と、この車体側支持部の上流に位置してパ
ワープラントに排気管を支持させるパワープラント側支
持部とを設け、かつ、上記パワープラント側支持部を、
エンジンに固定された排気管上流端部分よりも、上記ロ
ール中心に近付けて配置したものである。
くとも上記排気管の上流側は排気マニホールドを介して
エンジンに固定されているものである。
マニホールドに接続された排気管上流端付近にエンジン
への固定部が設けられているものである。
発明において、上記パワープラントを、そのトランスミ
ッションの側方にこれと並列して前輪への動力の分配を
行うトランスファおよび前輪側プロペラシャフトを設け
た4輪駆動方式とするとともに、上記トランスファおよ
び前輪側プロペラシャフトが位置する側であるロール中
心オフセット側のプロペラシャフト側方に上記排気管を
配置し、かつ、この排気管をエンジンから上記前輪側プ
ロペラシャフトおよびトランスファの上方を通って車両
後方側へ延びるようにオフセットしている側に形成し、
排気管のパワープラント側支持部を上記トランスファ部
分に固定するようにしたものである。
発明において、排気管のパワープラント側支持部と車体
側支持部との間に伸縮および屈曲が可能なフレキシブル
チューブを設けたものである。
発明において、排気管をパワープラント側支持部付近を
境に上流側部分と下流側部分とに分割し、上記排気管下
流側部分を、パワープラントの後輪側プロペラシャフト
に並行するように配置し、この排気管下流側部分の上流
端に、排気管上流側部分に対する連結部を形成したもの
である。
管下流部分がパワープラントの後輪側プロペラシャフト
に向かって折り曲げられ、かつ、引き続き後輪側プロペ
ラシャフトに平行に設けられているものである。
発明において、排気管のパワープラント側支持部は、パ
ワープラントのロール中心周りにパワープラントと排気
管とが相対回動するのを許容する支持構造が適用されて
いるものである。
発明において、排気管のエンジン側固定部とパワープラ
ント側支持部との間に触媒ユニットが配置されているも
のである。
前後方向となるよう車体に対して縦置きに配置されたエ
ンジン、トランスミッションおよび後輪側プロペラシャ
フトを有するとともに、上記トランスミッションと並列
に配置されたトランスファおよび前輪側プロペラシャフ
トを有するパワープラントの側方に、エンジンから車両
後方側へ延びる排気管を配置したエンジンの排気装置に
おいて、上記トランスファおよび前輪プロペラシャフト
が位置する側に排気管を配置し、かつ、排気管が前輪プ
ロペラシャフトの上方を通るように配置されていること
を特徴とするものである。
か発明において、排気管のパワーユニットへの支持部が
側面視でロール中心線に略一致するように設定されてい
ることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の
エンジンの排気装置。
けられたパワープラント側支持部が排気管上流端部分よ
りもパワープラントのロール中心に近付けられているこ
ととにより、近付いた分だけ、パワープラントからの振
動が排気管に作用するときのモーメントが減少するた
め、その分振動の増幅が回避される。その結果、この部
分において、パワープラントの振動に伴う排気管の振れ
が充分に抑制される。これにより、上記振動に伴って排
気管や車体側支持部に作用する力が軽減され、車体への
振動の伝達も抑制される。
が排気マニホールドに固定されているため、排気管がエ
ンジンと一体化した状態になり、振動の増幅が有効に抑
止される。
ドの下流側の排気管にトランスミッション側への固定部
が設けられているため、排気管は、排気マニホールドに
おいてエンジンに固定されていることに加え、さらに下
流側でトランスミッションにも固定され、これらの固定
によってパワープラントの振動に有効に対応することが
可能になる。
パワープラントにおけるトランスファおよび前輪側プロ
ペラシャフトを避けるように排気管が配置されていなが
ら、排気管がパワープラントのロール中心に可及的に近
付けられ、排気管の振れの抑制等の作用が良好に得られ
る。
ューブにより、車体側支持部への振動の伝達がより一層
抑制される。
用する場合とFRタイプの2輪駆動車に適用する場合と
に応じ、排気管下流側部分に対し、それぞれの場合に適
合するような2種類の形状の排気管上流側部分を選択的
に連結することにより、上記排気管下流側部分をそれぞ
れの場合に共通化することができる。
がパワープラントの後輪側プロペラシャフトに近接して
設けられているため、排気管下流側はプロペラシャフト
の振動中心に対して近い距離の作用点に位置した状態に
なり、その分振動の増幅が回避される。
プラント側支持部において排気管がロール中心回りに回
転するため、この部分に応力の集中が起こらず、排気管
側の固定部の破損を有効に抑止する。
が可能な限りエンジンに近づいた状態になり、触媒の活
性化等に有利である。
輪側プロペラシャフトが配置されていない側面に余裕あ
る空間が確保される。しかも、トランスファおよび前輪
側プロペラシャフトを含むパワープラントのロール中心
に排気管を近付けることが可能であり、排気管の振動が
充分に抑制される。
ル中心線に沿って配設されるため、排気管に3次元的な
変形が起こらない。
図1および図2は本発明の一実施例を示している。これ
らの図において、1はパワープラントであり、車体15
に対して縦置きに配置されたエンジン2と、このエンジ
ン2の後端側に連結されたトランスミッション3と、そ
の後方に延びる後輪側プロペラシャフト4とを有してい
る。当実施例では上記パワープラント1が、上記構造に
加えてさらにトランスファ5および前輪側プロペラシャ
フト6を有する4輪駆動方式となっている。
シャフト6はトランスミッション3と並列に配置されて
いる。すなわち、トランスミッション3のハウジングの
後端部から側方へトランスファ5のハウジングが突出
し、その前端側から前方へ前輪側プロペラシャフト6が
延びている。
後輪側デファレンシャル7を介して後輪8の車軸9が接
続されている。また、前輪側プロペラシャフト6の前端
には前輪側デファレンシャル10を介して前輪11の車
軸12が接続されている。
エンジン2から車両後方側に延びる排気管20が配置さ
れている。とくに、トランスミッション側のパワープラ
ント1のロール中心Rがエンジン出力軸に対してオフセ
ットしている側の側方に、排気管20が配置されてい
る。つまり、当実施例によると、パワープラント1がロ
ール振動するときの中心であるロール中心Rは、図1中
に一点鎖線で示すように、エンジン出力軸に対してトラ
ンスファ5側の側方へ、後方ほど大きくオフセットして
いる。そして、このパワープラント1のトランスファ5
側の側方に、排気管20が配置されている。
触媒ユニット21を具備し、下流側にプリサイレンサ2
2およびメインサイレンサ23を具備している。排気管
20の上流端は、少なくとも排気マニホールド24を介
してエンジン2に固定されている。すなわち、エンジン
の側面部に取り付けられた排気マニホールド24に排気
管が連結されている。さらに、本実施例では、排気管2
0の上流端近傍が、エンジン側固定部25によってパワ
ープラント1のエンジン後端部付近に固定される。また
排気管20の中間部の2箇所が、パワープラント側支持
部26および車体側支持部27によりパワープラント1
および車体15にそれぞれ固定されている。
す拡大斜視図である。この図に示すように、エンジン側
固定部25は、トランスミッション3の下側部の傾斜面
にネジ止めされたコ字形状のブラケット25aと、この
ブラケット25aの先端側に形成された取付け片25
a′にボルト25cによって固定された集合管係止部材
25bとで構成されている。上記取付け片25a′には
ボルト25cを挿通する図略の挿通孔が穿設されてい
る。
排気管20を抱持する抱持部24dと、この抱持部25
dの両側部に互いに対向するように形成された一対の螺
着部25eとからなり、この螺着部25eには串刺し状
態でボルト25cを挿通する挿通孔25c′が穿設され
ている。
5dに第1の排気集合管11を抱持させた状態で、一対
の螺着部25eの挿通孔25c′にボルト25cを挿通
し、このボルト25cの先端部をさらに図略の取付け片
25a′の挿通孔に差し通し、取付け片25a′の裏側
に突出した部分に図略のナットを螺着することによって
第1の排気集合管11はエンジン側固定部25に確実に
固定された状態になる。
25bは、金属製の中実品で形成されているが、集合管
係止部材25bが金属製の中実品に限定されるものでは
なく、同図に二点鎖線で示すように、金属板をプレス加
工して形成させるようにしてもよい。
例を示す部分拡大斜視図である。この図に示すように、
パワープラント側支持部26は、トランスファ5の後部
のハウジングに固定された固定部材26aと、一側部が
この固定部材26aに支持され、かつ、他側部が排気管
20に接続された接続部材29aとからなり、パワープ
ラント1と排気管20とが相対回動するのを許容する構
造になっている。
ファ5の後部ハウジングにボルト固定された平板状のブ
ラケット26bと、このブラケット26bの貫通孔に貫
通された状態で溶接された円筒部材26cと、この円筒
部材26cの内部に嵌装固定された中心に貫通孔26
d′を有するラバー26dとから構成され、上記接続部
材29aは、上記ラバー26dの貫通孔26d′に一側
部が摺動自在に嵌入される接続棒29bと、この接続棒
29bの他側部に一体に設けられた一対のフランジ29
の一方を形成する接続金具29cとから構成されてい
る。
響を受けやすいトランスファ5の側部に配設された排気
管20は確実に上記エンジン側固定部25およびパワー
プラント側支持部26によって支持されるとともに、こ
の部分の排気管20は、前後方向の振動に対して、エン
ジン側固定部25では排気集合管11が抱持部25d内
で前後方向に摺動すること、およびパワープラント側支
持部26では接続棒29bがラバー26dの貫通孔26
d′内の前後方向に摺動することによって確実に吸収さ
れる。
振動および熱膨張による前後方向の伸縮に対してフレキ
シブルに対応することができるできるように、エンジン
側固定部25とパワープラント側支持部26との間に触
媒ユニット21を設けている。こうすることによって、
触媒の配置部分が可能な限りエンジンに近づいた状態に
なり、エンジン始動時の触媒の活性化等に有利である。
管上流端側の上記エンジン側固定部25よりも、パワー
プラント1のロール中心Rに近い位置とされている。つ
まり、エンジン側固定部25が設けられている排気管上
流部は、エンジン2等との干渉を避けるためパワープラ
ント1のロール中心Rからある程度離れた位置とならざ
るを得ないが、パワープラント側支持部26が設けられ
ている排気管中間部は、上記ロール中心Rに近付くよう
に形成されている。
プラント1に対して排気管20を可及的にロール中心R
に近付けるために、排気管20の上流側が上記トランス
ミッション3の側方において前輪側プロペラシャフト6
およびトランスファ5の上方を通るように形成されてい
る。
ロペラシャフト6があると、ロール中心Rがこの方向に
偏る。従って、排気管20がトランスファ5等に対して
パワープラント1を挟んで反対側にある場合は、排気管
20はロール中心Rから遠くなり振動の影響が大きくな
るが、上記のように排気管20の上流側が上記トランス
ミッション3の側方において前輪側プロペラシャフト6
およびトランスファ5の上方を通るようにすることで上
記不都合を回避することができる。同様に排気管20が
トランスファ5等の外側にある場合にも振動の影響が大
きくなるが、排気管20を前輪側プロペラシャフト6お
よびトランスファ5の上方を通るように設定することで
振動を少なく抑えることが可能になる。
気管20がトランスミッション3側かつ下側に屈曲して
から、車体後方側へ延びており、その屈曲部分に上記パ
ワープラント側支持部26が設けられている。
支持部26とその後方の車体側支持部27との間には、
伸縮および曲げ変形を許容するフレキシブルチューブ2
8が設けられている。
ト側支持部26の付近において上流側部分20aと下流
側部分20bとに分割されている。つまり、排気マニホ
ールド24から上記前輪側プロペラシャフト6およびト
ランスファ5の上方を通ってパワープラント側支持部2
6付近に至る排気管上流側部分20aと、パワープラン
ト側支持部26付近から平面視で略直線状に後方へ延び
る排気管下流側部分20bとに分割されている。この排
気管下流側部分20bは、後輪側プロペラシャフト4に
向かって折り曲げられ、引き続き後輪側プロペラシャフ
ト4に平行になるように配設されている。上記排気管上
流側部分20aにエンジン側固定部25および触媒ユニ
ット21が含まれ、排気管下流側部分20bにフレキシ
ブルチューブ28、車体側支持部27、プリサイレンサ
22およびメインサイレンサ23が含まれている。
連結部としてのフランジ29が設けられ、このフランジ
29で両部分20a,20bが連結されている。そし
て、このフランジ29に、上記パワープラント側支持部
26の金具が溶接等で固着されている。
いて、上記トランスファ5、前輪側プロペラシャフト6
および排気管20が配置されている側とは反対側のパワ
ープラント側方に存在するスペースには、燃料タンク3
0が配置されている。
気管20の中間部のパワープラント側支持部26が、排
気管上流部のエンジン側固定部25と比べ、パワープラ
ント1のロール中心Rに近付くように配置されているた
め、パワープラント側支持部26においてパワープラン
ト1の振動に伴う排気管20の振動が小さく抑えられ
る。従って、パワープラント側支持部26より下流側の
排気管20や車体15への振動の伝達が抑制される。
に対して排気管20の上流側が前輪側プロペラシャフト
6およびトランスファ5の上方を通るようにレイアウト
されていることにより、前輪側プロペラシャフトおよび
トランスファの外方を排気管が通る場合と比べ、パワー
プラント側支持部26が上記ロール中心Rに近付けられ
易く、かつその上流側の部分も可及的に上記ロール中心
Rに近付けられ、充分に排気管20の振動が抑えられ
る。
と車体側支持部27との間のフレキシブルチューブ28
での振動吸収作用により、車体側支持部27より下流の
排気管20および車体15への振動伝達がより一層抑制
される。また、パワープラント側支持部26において排
気管20の振動が小さく抑えられることにより、振動の
伴うフレキシブルチューブ28の変形が抑制され、この
フレキシブルチューブ28の耐久性も高められる。
輪駆動車の場合に限らず、FRタイプ2輪駆動車の場合
にも適用することができる。すなわちこの場合は、エン
ジン、トランスミッションおよび後輪側プロペラシャフ
トが直列的に配置されてパワープラントが構成されると
ともに、そのロール中心がエンジン出力軸に対してオフ
セットしている側の側方に、排気管が配置される。つま
り、2輪駆動車のパワープラントでもスタータなどの荷
重によりロール中心はエンジン出力軸に対して片側に多
少オフセットしていて、このオフセット側に排気管が配
置される。
ープラント側支持部が、排気管上流部のエンジン側固定
部と比べてパワープラントのロール中心に近付くように
配置される等の構成は、4輪駆動車のパワープラントに
適用する場合と同様である。ただし、2輪駆動車の場合
は、トランスファおよび前輪側プロペラシャフトを有し
ないことから、それに応じて排気管の上流側部分を設計
変更しておけば良い。
輪駆動車のパワープラントに適用するものである。この
排気管20も、エンジン側固定部25および触媒ユニッ
ト21が含まれている排気管上流側部分20cと、フレ
キシブルチューブ28、車体側支持部27、プリサイレ
ンサ22およびメインサイレンサ23が含まれている排
気管下流側部分20bとを備え、両部分29c,20b
が連結されている。このうちの排気管上流側部分20c
は、比較的下方部を通るように形成されていて、トラン
スファおよび前輪側プロペラシャフトの上方を通るよう
に形成された前述の4輪駆動車に適用される排気管の上
流側部分20a(図5中の二点鎖線)とは形状が異なっ
ている。
車の場合と2輪駆動車の場合とに共通化することができ
る。すなわち、パワープラント側支持部付近より下流側
は4輪駆動の場合と2輪駆動の場合とで変更の必要はな
いため、この部分と上流側部分とを予め分割しておくこ
とにより、排気管下流側部分20bを共通化し、4輪駆
動車の製造時は上記排気管下流側部分20bに4輪駆動
車用の排気管上流側部分20aを連結し、2輪駆動車の
製造時は上記排気管下流側部分20bに2輪駆動車用の
排気管上流側部分20cを連結すればよい。
装置によると、排気管の中間部に設けられたパワープラ
ント側支持部が排気管上流端部分よりもパワープラント
のロール中心に近付けられていることとにより、近付い
た分だけ、パワープラントからの振動が排気管に作用す
るときのモーメントが減少するため、その分振動の増幅
が回避される。その結果、この部分において、パワープ
ラントの振動に伴う排気管の振れが充分に抑制される。
これにより、上記振動に伴って排気管や車体側支持部に
作用する力が軽減され、車体への振動の伝達も抑制され
る。
置によると、排気管の上流側が排気マニホールドに固定
されているため、排気管がエンジンと一体化した状態に
なり、振動の増幅が有効に抑止される。
置によると、排気マニホールドの下流側の排気管にトラ
ンスミッション側への固定部が設けられているため、排
気管は、排気マニホールドにおいてエンジンに固定され
ていることに加え、さらに下流側でトランスミッション
にも固定され、これらの固定によってパワープラントの
振動に有効に対応することが可能になる。
置によると、4輪駆動方式のパワープラントにおけるト
ランスファおよび前輪側プロペラシャフトを避けるよう
に排気管が配置されていながら、排気管がパワープラン
トのロール中心に可及的に近付けられ、排気管の振れの
抑制等の作用が良好に得られる。
置によると、フレキシブルチューブにより、車体側支持
部への振動の伝達がより一層抑制される。
置によると、4輪駆動車に適用する場合とFRタイプの
2輪駆動車に適用する場合とに応じ、排気管下流側部分
に対し、それぞれの場合に適合するような2種類の形状
の排気管上流側部分を選択的に連結することにより、上
記排気管下流側部分をそれぞれの場合に共通化すること
ができる。
置によると、排気管下流部分がパワープラントの後輪側
プロペラシャフトに近接して設けられているため、排気
管下流側はプロペラシャフトの振動中心に対して近い距
離の作用点に位置した状態になり、その分振動の増幅が
回避される。
置によると、排気管のパワープラント側支持部において
排気管がロール中心回りに回転するため、この部分に応
力の集中が起こらず、排気管側の固定部の破損を有効に
抑止する。
置によると、触媒の配置部分が可能な限りエンジンに近
づいた状態になり、触媒の活性化等に有利である。
装置によると、エンジンの前輪側プロペラシャフトが配
置されていない側面に余裕ある空間が確保される。しか
も、トランスファおよび前輪側プロペラシャフトを含む
パワープラントのロール中心に排気管を近付けることが
可能であり、排気管の振動が充分に抑制される。
装置によると、排気管がロール中心線に沿って配設され
るため、排気管に3次元的な変形が起こらない。
平面図である。
る。
である。
る。
Claims (11)
- 【請求項1】 エンジン出力軸が車両の前後方向となる
よう車体に対して縦置きに配置されたエンジン、トラン
スミッションおよび後輪側プロペラシャフトを有し、か
つ、エンジンの作動に伴ってパワープラントが振動する
ときのロール振動の中心であるロール中心がトランスミ
ッション側でエンジン出力軸に対してオフセットしてい
るパワープラントの側方に、エンジンから車両後方側へ
延びる排気管を配置したエンジンの排気装置であって、
トランスミッション側におけるパワープラントのロール
中心がエンジン出力軸に対してオフセットしている側の
パワープラント側方に上記排気管を配置し、この排気管
の上流端部分をエンジンに固定するとともに、上記排気
管の中間部に、車体に対して排気管を支持させる車体側
支持部と、この車体側支持部の上流に位置してパワープ
ラントに排気管を支持させるパワープラント側支持部と
を設け、かつ、上記パワープラント側支持部を、エンジ
ンに固定された排気管上流端部分よりも、上記ロール中
心に近付けて配置したことを特徴とする請求項1記載の
エンジンの排気装置。 - 【請求項2】 少なくとも上記排気管の上流側は排気マ
ニホールドを介してエンジンに固定されていることを特
徴とする請求項1記載のエンジンの排気装置。 - 【請求項3】 排気マニホールドに接続された排気管上
流端付近にエンジンへの固定部が設けられていることを
特徴とする請求項2記載のエンジンの排気装置。 - 【請求項4】 上記パワープラントを、そのトランスミ
ッションの側方にこれと並列して前輪への動力の分配を
行うトランスファおよび前輪側プロペラシャフトを設け
た4輪駆動方式とするとともに、上記トランスファおよ
び前輪側プロペラシャフトが位置する側であるロール中
心オフセット側のプロペラシャフト側方に上記排気管を
配置し、かつ、この排気管をエンジンから上記前輪側プ
ロペラシャフトおよびトランスファの上方を通って車両
後方側へ延びるようにオフセットしている側に形成し、
排気管のパワープラント側支持部を上記トランスファ部
分に固定するようにしたことを特徴とする請求項1乃至
3のいずれかに記載のエンジンの排気装置。 - 【請求項5】 排気管のパワープラント側支持部と車体
側支持部との間に伸縮および屈曲が可能なフレキシブル
チューブを設けたことを特徴とする請求項1乃至4のい
ずれかに記載のエンジンの排気装置。 - 【請求項6】 排気管をパワープラント側支持部付近を
境に上流側部分と下流側部分とに分割し、上記排気管下
流側部分を、パワープラントの後輪側プロペラシャフト
に並行するように配置し、この排気管下流側部分の上流
端に、排気管上流側部分に対する連結部を形成したこと
を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のエンジ
ンの排気装置。 - 【請求項7】 排気管下流部分がパワープラントの後輪
側プロペラシャフトに向かって折り曲げられ、かつ、引
き続き後輪側プロペラシャフトに平行に設けられている
ことを特徴とする請求項6記載のエンジンの排気装置。 - 【請求項8】 排気管のパワープラント側支持部は、パ
ワープラントのロール中心周りにパワープラントと排気
管とが相対回動するのを許容する支持構造が適用されて
いることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載
のエンジンの排気装置。 - 【請求項9】 排気管のエンジン側固定部とパワープラ
ント側支持部との間に触媒ユニットが配置されているこ
とを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のエン
ジンの排気装置。 - 【請求項10】 エンジン出力軸が車両の前後方向とな
るよう車体に対して縦置きに配置されたエンジン、トラ
ンスミッションおよび後輪側プロペラシャフトを有する
とともに、上記トランスミッションと並列に配置された
トランスファおよび前輪側プロペラシャフトを有するパ
ワープラントの側方に、エンジンから車両後方側へ延び
る排気管を配置したエンジンの排気装置において、上記
トランスファおよび前輪プロペラシャフトが位置する側
に排気管を配置し、かつ、排気管が前輪プロペラシャフ
トの上方を通るように配置されていることを特徴とする
エンジンの排気装置。 - 【請求項11】 排気管のパワーユニットへの支持部が
側面視でロール中心線に略一致するように設定されてい
ることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載
のエンジンの排気装置。
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