JPH07162591A - 電子複写機 - Google Patents

電子複写機

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JPH07162591A
JPH07162591A JP5304039A JP30403993A JPH07162591A JP H07162591 A JPH07162591 A JP H07162591A JP 5304039 A JP5304039 A JP 5304039A JP 30403993 A JP30403993 A JP 30403993A JP H07162591 A JPH07162591 A JP H07162591A
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JP
Japan
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Application number
JP5304039A
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Inventor
Shinji Hayashi
信二 林
Masaya Fujimoto
昌也 藤本
Katsumi Amakawa
勝己 天川
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/024Details of scanning heads ; Means for illuminating the original
    • H04N1/028Details of scanning heads ; Means for illuminating the original for picture information pick-up

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Variable Magnification In Projection-Type Copying Machines (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルムプロジェクターによって投影された
原稿台ガラス上の画像を、スキャナによって読み取り複
写する際のオートフォーカス処理を短時間で正確に行わ
せるようにした電子複写機を得る。 【構成】 フィルムプロジェクター14から原稿台ガラ
ス上に投影される画像のオートフォーカスを行なう際に
それに必要な信号処理(カラースキャナ8からの画像デ
ータをこの場合4画素毎に平均化し、その平均化して得
た画像データ間の差分値を大きい方のデータ値から小さ
い方のデータ値の差をとることによって求める等)を施
すオートフォーカス処理部17と、カラースキャナ8や
画像処理部15、プリンタ部16、オートフォーカス処
理部17、フィルムプロジェクター14等の制御を操作
部での操作に応じて行う制御部18を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムプロジェクタ
ーによって投影された原稿台ガラス上の画像を、スキャ
ナによって読み取り複写するようにした電子複写機、こ
の場合デジタル式カラー電子複写機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなフィルムプロジェクタ
ーは図8に示すようにデジタル式カラー電子複写機上に
セットされ、1は光源としてのランプ(図示せず)や投
影レンズ2、ポジ叉はネガフィルム(マウント叉はスト
リップフィルム)が装填された装填部(スライドチェン
ジャ等)3等が組み込まれたプロジェクタ本体、4は反
射ミラー5とフレネルレンズ(拡散板)6等からなるミ
ラーユニットで、フィルムにランプからの光を照射し、
そのフィルムからの透過光を投影レンズ2、反射ミラー
5、フレネルレンズ6を介して複写機側の原稿台ガラス
(コンタクトガラス)7上に導出することで、その原稿
台ガラス7上にフィルムの画像を投影するようになって
いる。
【0003】ここで、原稿台ガラス7上に焦点(ピン
ト)の合った画像を投影するためには、投影レンズ2の
位置を調節する必要があり、従来では複写機側のカラー
スキャナ8で原稿台ガラス7上の画像を読み取ることに
よって焦点が合っているか否かの判定を行ない、その判
定結果に基づいた制御信号にて投影レンズ2の位置を自
動的に調節(所謂、オートフォーカス)するようにして
いた。尚、投影レンズ2の位置調整は図9のように複写
機からの制御信号によりプロジェクタ本体側のステッピ
ングモータ9を回転駆動して、変速ギア10、11、1
2と歯部13Aにより投影レンズ2を保持する円筒13
を前後方向に移動させることでなされる。
【0004】具体的には、カラースキャナ8を構成する
R,G,Bライン構造のCCD(電荷結合素子)を投影
領域(画像)の中心付近に移動させた状態で、投影レン
ズ2をホームポジション(最前端)から最後端位置まで
ステッピングモータ9により所定ステップずつ移動させ
ることで、各ステップ位置毎にCCDにより読み込まれ
る1ライン分のデータ、この場合約4800画素分のグ
リーンの8ビット構成の画像データ(256階調)から
隣接する画素の画像データの差分値を1画素毎に480
0画素分求め、それら差分値の合計が最大となるステッ
プ位置に投影レンズ2を移動し固定するようにしてい
た。
【0005】例えば、投影された画像が「A」という文
字であるとすると、図10に示すように焦点のあった画
像の場合には、そのA−A’位置にてCCDにより主走
査方向にサンプリング(読み取り)された画像(階調)
データは図11に示すようになる。そして、図12に示
すように焦点の合っていない画像の場合には、図のよう
にその輪部(濃度)がボケて例えば黒でもグレーのよう
になるので、そのA−A’位置にてCCDにより主走査
方向にサンプリングされた画像(階調)データは図13
に示すようになだらかな形になってしまう。そのため、
各レンズ位置(投影レンズを最前端から最後端まで移
動)でのA−A’位置における隣接画素の差分値の合計
を求めると、図14に示すように焦点の合った画像の得
られるレンズ位置「1」ではその差分値合計が最大とな
り、焦点の合っていない画像が得られるレンズ位置
「2」ではかなり低い差分値合計となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来では差
分値合計を得るのに、隣接する画素毎にその画素データ
の差を求めて2乗(マイナスの差にならないように)し
たものを差分値とし、例えば図15に示すように(10
0階調−104階調)2=(−4)2とし、それら差分値
を1ライン分合計するようにしているため、多くの画素
による差分値合計を求めるとその計算結果が非常に大き
くなり、計算処理に長い時間かかってしまうという問題
があった。尚、サンプルとして取り扱う画素数を減らす
と、計算量と処理時間を軽減できることになるが、正確
な合焦レンズ位置の検出ができなくなる。
【0007】また、隣接する画素毎にその画像データの
差を求めるようにしているので、ノイズ成分が混入して
ある画素の画像データが極端に大きくなった場合には、
そのノイズ成分の影響がそのまま差分値に現れることに
なり、例えばレンズ位置「3」で値の大きなノイズ成分
が多数混入した場合、図16に示すようにそれらノイズ
成分による差分値合計の誤ピークが生じ、投影レンズが
レンズ位置「3」に誤調節される虞れがあった。
【0008】更に、オートフォーカスのためのCCDに
よるサンプリング位置が投影画像の中心付近に固定され
ているため、そのサンプリング位置での画像が例えば図
10及び図12に示すようなB−B’位置の画像であっ
たとすると、その1ライン分の画像データは図17及び
図18のように変化に乏しいデータとなり、各レンズ位
置でのB−B’位置における隣接画像の差分値合計も図
19に示すように全体的に値の小さななだらかな形のも
のとなる。そのため、焦点の合った図10のような画像
が得られるレンズ位置「1」での差分値合計も小さなも
のとなり、合焦レンズ位置であると判定されるに必要な
閾値にみたなくなる場合があり、その場合にはオートフ
ォーカス処理が行なえなくなると云った問題を生じるこ
とになる。
【0009】本発明はこのような点に鑑み成されたもの
であって、フィルムプロジェクターによって投影された
原稿台ガラス上の画像を、スキャナによって読み取り複
写する際のオートフォーカス処理を短時間で正確に行な
わせるようにした電子複写機を提供することを目的とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため本発明では、フィルムプロジェクターによって投影
された原稿台ガラス上の画像を、スキャナによって読み
取り複写するようにした電子複写機において、所定の読
み取り位置に設定されたスキャナからの画像データを複
数の画素毎に平均化し、その平均化して得た画像データ
間の差分値を求めて、原稿台ガラス上に投影される画像
の焦点合わせを行なうオートフォーカス手段を備えてい
るものである。具体的に、前記オートフォーカス手段は
スキャナからの画像データを4画素毎に平均化し、その
平均化して得た画像データの大きい値の方から小さい値
の方の差をとることによって差分値を求め、求めた差分
値に間引き処理を施すものである。
【0011】また、フィルムプロジェクターによって投
影された原稿台ガラス上の画像を、スキャナによって読
み取り複写するようにした電子複写機において、原稿台
ガラス上に投影される画像の焦点合わせに適したスキャ
ナの読み取り位置を選定するオートフォーカス手段を備
えているものである。
【0012】
【作用】このような構成によると、投影される画像のオ
ートフォーカスの際に、スキャナ(CCD)をその焦点
合わせにもっとも適した画像の読み取り位置に設定する
ことができる。そして、設定したスキャナからの画像デ
ータを4画素毎に平均化し、その平均化して得た画像デ
ータの差分値をその画像データの大きい方から小さい方
の差をとることによって求めるようにしているので、そ
の計算結果と処理時間を小さくすることができる。更
に、平均化することで、画像データへのノイズ成分の混
入によるフォーカス誤差を、最小限に抑えることができ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例としてフィルムプロ
ジェクターがセットされたデジタル方式カラー電子複写
機について図面と共に説明する。尚、従来と同一部品に
ついては同一符号を付してその説明を省略する。
【0014】図1はこのようなデジタル式カラー電子複
写機のブロック回路例を示し、14は投影レンズ2等が
組み込まれたプロジェクター本体とミラーユニット4か
らなるフィルムプロジェクター、15はカラースキャナ
8からの画像データに画像形成に必要な信号処理(トナ
ー濃度を表す画像データへの変換や色補正等)を施す画
像処理部で、この場合カラースキャナ8はランプ、ミラ
ー、CCD等が一体になった密着センサータイプになっ
ている。
【0015】16は画像処理部15からの出力を受けて
イエロー、マゼンタ、シアン等の各トナーによるカラー
画像を用紙に形成するプリンタ部、17はフィルムプロ
ジェクター14から原稿台ガラス7上に投影される画像
のオートフォーカスを行う際にそれに必要な信号処理
(カラースキャナ8からの画像データをこの場合4画素
毎に平均化し、その平均化して得た画像データ間の差分
値を大きい方のデータ値から小さい方のデータ値をとる
ことによって求める等)を施すオートフォーカス処理
部、18はカラースキャナ8や画像処理部15、プリン
タ部16、オートフォーカス処理部17、フィルムプロ
ジェクター14等の制御を操作部での操作に応じて行う
制御部(マイコン(CPU)からなる)で、例えばフィ
ルムプロジェクター14に対しては光源用ランプのON
・OFFやオートフォーカスの為の投影レンズ2の移動
を制御するようになっている。ここで、実線は画像デー
タ等の流れるデータラインを、点線は制御信号等の流れ
るコントロールラインを示している。
【0016】図2はこのようなオートフォーカス処理部
の具体的な構成例を示し、19はカラースキャナ8のC
CDからの画像データを1ライン分記憶するラインメモ
リ(FIFO)、20はその画像データを4画素毎に平
均化して出力する平滑化処理部、21は平滑化処理部2
0で平均化して得た画像データを1ライン分記憶するラ
インメモリ(FIFO)、22は平均化して得た画像デ
ータの大小比較を行って大きい方から小さい方を引くよ
うにするデータ比較部、23はその減算処理を行って平
均化して得た画像データ間の差分値を求める減算器、2
4はその差分値を1ライン分合計する差分値合計部で、
減算器23からの差分値を後述する保持部からの保持出
力に順次加算する加算部24Aと、その加算結果を保持
する保持部24Bとからなっている。
【0017】25は平滑化処理部20で平均化する画素
数設定(この場合、4画素)や差分値合計部24での差
分値加算設定(例えば、差分値を1つおきに間引き加算
等)を行うオートフォーカス演算エリア生成部、26は
クロック生成部、27はそのクロックコントロール部、
28はCPUデータコントロール部で、例えば差分値合
計部24での1ライン分の差分値合計結果は、CPUデ
ータコントロール部28を介して制御部18に読み取ら
れ、そのワークRAMに格納されることになる。尚、S
PGTはスキャナ8から送られてくる画像データ(25
6階調)を読み込むための信号で,CCDの約4800
画素の画像データが送られてくる間アクティブ状態とな
る。
【0018】次に、このような構成における制御部18
での制御動作について図3〜図6のフローチャートに従
って説明する。即ち、フィルムプロジェクター14をセ
ットした状態で複写機側操作部のオートフォーカス釦
(或いは、コピー釦)を操作すると、図3のオートフォ
ーカス処理が開始され、ステップ#5で先ずCCDの読
み取り位置決定処理のサブルーチンを実行する。
【0019】図4はその読み取り位置決定処理のサブル
ーチンで、先ずステップ#35でフィルムプロジェクタ
ー14の光源用ランプをONして、原稿台ガラス7上に
画像を投影させる。そして、次のステップ#40でステ
ッピングモータ9を制御して投影レンズ2を中央位置
(最前端と最後端の中間位置)へ移動し固定する。そし
て、ステップ#45でCCD(カラースキャナ8)を投
影領域の中央位置より複写機側でのCCDのホームポジ
ション側へ2mm移動させた位置にて固定する。
【0020】そして、ステップ#50でCCDによる1
ライン分(約4800画素)の画像データのサンプリン
グを行い、オートフォーカス処理部17での信号処理を
行わせる。即ち、サンプリングした画像データを平滑化
処理部20や減算器23、差分値合計部24等で4画素
毎に平均化し、その平均化して得た画像データの差分値
を大きい方のデータ値から小さい方のデータ値の差をと
ることによって求め、それら差分値の合計をワークRA
Mに格納する。
【0021】ステップ#55で、CCDが先程の中央位
置より2mm複写機側でのEND(スキャナ移動の最終
端)側に移動した位置にあるか否かを判定し、中央より
END側に2mm移動した位置にないと判定されると、
ステップ#60に進んでCCDの位置を1mmEND側
に移動させ、ステップ#50に戻りCCDによるサンプ
リングとオートフォーカス処理部17での信号処理部を
行わせる。そして、ステップ#55でCCDがEND側
に2mm移動した位置にあると判定されるまで、ステッ
プ#50、#55、#60を繰り返すことになる。
【0022】そして、ステップ#55でCCDが中央よ
りEND側に2mm移動した位置にあると判定される
と、次のステップ#65に進んでCCDの各位置でのサ
ンプリングにより得られた差分値合計の最大値を示す位
置にCCDを移動し読み取り位置として固定した後、図
3の制御フローに復帰する。
【0023】このように、ステップ#5でCCDの読み
取り位置決定のサブルーチンが実行されると、ステップ
#10に進み次に1次サンプリング処理のサブルーチン
を実行する。即ち、図5に示す1次サンプリング処理の
サブルーチンで、先ずステップ#70でステッピングモ
ータ9を制御して投影レンズ2をその中央位置からホー
ムポジション(最前端)へ移動させる。そして、ステッ
プ#75で先に位置設定したCCDによる1ライン分の
画像データのサンプリングを行い、オートフォーカス処
理部17での信号処理を行わせる。即ち、サンプリング
した画像データを4画素毎に平均化し、その平均化して
得た画像データの差分値を大きい方のデータ値から小さ
い方のデータ値の差をとることによって求め、それら差
分値を合計する。
【0024】そして、ステップ#80でその時の投影レ
ンズ2の位置とサンプリング結果である差分値合計とを
ワークRAMに格納し、次のステップ#85で投影レン
ズ2が最後端にきているか否かを判定する。ここで、最
後端にきていないと判定されると、ステップ#90に進
んで投影レンズ2の位置を10ステップ(この場合、最
大レンズ移動幅=約10mm、最大レンズステップ数=
150、1ステップの移動幅=約0.6mmとする)後
端方向に移動させ、ステップ#75に戻る。そして、ス
テップ#85で投影レンズ2が最後端にきていると判定
されるまで、ステップ#80、#85、#90を繰り返
し、10ステップ刻みのレンズ位置でのサンプリング結
果を得る。
【0025】そして、ステップ#85で投影レンズ2が
最後端にきていると判定されると、次のステップ#95
に進んで投影レンズ2の各位置でのサンプリングにより
得られた差分値合計の最大値とその時のレンズ位置とを
得て、再び図3の制御フローに復帰する。
【0026】このように、ステップ#10の1次サンプ
リング処理のサブルーチンが実行されると、ステップ#
15に進んでそのサンプリング処理によって得られた差
分値合計の最大値が合焦レンズ位置であると判定される
に必要な閾値を越えているか否かを判定する。ここで、
越えていないと判定されるとオートフォーカスが行えな
いとしてオートフォーカス処理を終了し、逆に越えてい
ると判定されると、次のステップ#20で2次サンプリ
ング処理のサブルーチンを実行する。
【0027】即ち、図6に示す2次サンプリング処理の
サブルーチンのステップ#100で、先ず投影レンズ2
を1次サブサンプリング処理で得られた差分値合計が最
大値となるレンズ位置よりホームポジション(最前端)
側に10ステップ移動させる。そして、ステップ#10
5で位置設定を終了したCCDによる1ライン分の画像
データのサンプリングを行い、オートフォーカス処理部
17での信号処理を行わせる。即ち、サンプリングした
画像データを4画素毎に平均化し、その平均化して得た
画像データの差分値を大きい方のデータ値から小さい方
のデータ値の差をとることによって求め、それら差分値
を合計する。
【0028】そして、ステップ#110でその時の投影
レンズ2の位置とサンプリング結果である差分値合計と
をワークRAMに格納し、次のステップ#115で投影
レンズ2が2次サンプリング開始位置から20ステップ
後端方向に移動したか否かを判定する。ここで、20ス
テップ移動していないと判定されると、ステップ#12
0に進んで投影レンズ2の位置を2ステップだけ後端方
向に移動させ、ステップ#105に戻る。そして、ステ
ップ#115で20ステップ移動したと判定されるま
で、ステップ#105、#110、#115、#120
を繰り返し、2ステップ刻みのレンズ位置でのサンプリ
ング結果を得る。
【0029】そして、ステップ#115で投影レンズ2
が20ステップ後端方向に移動したと判定されると、次
のステップ#125に進んで投影レンズ2を各位置での
サンプリングにより得られた差分値合計が最大値となる
レンズ位置に移動させた後、再び図3の制御フローに復
帰する。従って、このように1次サンプリング処理によ
り投影レンズ2を大まかに移動させることでだいたいの
合焦レンズ位置を探し出した後、その位置近辺での2次
サンプリング処理により投影レンズ2をより細かく移動
させて正確な合焦レンズ位置が決定されると、ステップ
#30でその決定したレンズ位置を保持して、オートフ
ォーカス処理を終了する。
【0030】このように、CCDからの画像データを4
画素毎に平均化し、その平均化して得た画像データの差
分値をそのデータの大きい方から小さい方の差をとるこ
とによって求めるようにすると、その差分値の合計は画
像データを0〜255階調(8bit)、CCDの主走
査方向の1ライン分の画素数を約4800画素(ドッ
ト)とすると、 256×1200=307200(20bit) の比較的小さな計算結果になる。ところが、隣接画素毎
に差分を取りそれの2乗和を差分値合計とする従来方式
では、 2562×4800=314572800(32bit) と大きな計算結果になっていた。
【0031】更に、例えば図7に示すように平均化した
101階調−22階調、94階調−22階調・・・で順
次差分値を得てそれら総てを合計するのではなく、例え
ば差分値を1つおきに間引いて差分79+差分62・・
・で合計するようにすれば、256×600=1536
00(20bit)と更に計算結果を小さくすることが
できる。また、16bitのCPUの場合、1度に(1
クロックで)読み込めるデータは16bitであるの
で、20bitの下位4bitを誤差範囲として削除
し、上位16bitのデータを計算結果とするようにす
れば、CPUの演算速度を更に向上させることができ
る。
【0032】尚、本実施例において平均化する画素を4
画素としているのは、400dPI(1画素=約0.0
0635mm)のCCDを用いて0.5mm線の画像の
読み取りを行う場合であっても、その焦点合わせができ
るようにするためであり、例えば平均化を16画素毎に
すると0.5mm線と白地(地肌)にまたがった平均化
が行われ、その平均化によって0.5mm線の画像デー
タが消えてしまい焦点合わせができなくなる。
【0033】
【発明の効果】上述した如く本発明の電子複写機に依れ
ば、フィルムプロジェクターから投影される画像のオー
トフォーカスの際に、そのオートフォーカス処理に必要
な計算量や時間を大幅に低減させることができ、しかも
ノイズ等の影響を抑えて正確に行わせるようにすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のブロック回路例を示す図。
【図2】 そのオートフォーカス処理部の具体例を示す
図。
【図3】 そのオートフォーカス処理のフローチャー
ト。
【図4】 そのCCDの読み取り位置決定処理のフロー
チャート。
【図5】 その1次サンプリング処理のフローチャー
ト。
【図6】 その2次サンプリング処理のフローチャー
ト。
【図7】 その差分値の求め方を説明するための図。
【図8】 本発明で用いられるフィルムプロジェクター
を示す図。
【図9】 そのレンズ位置調整の構成例を示す図。
【図10】 焦点の合った画像例を示す図。
【図11】 そのA−A’位置での画像データを示す
図。
【図12】 焦点の合っていない画像例を示す図。
【図13】 そのA−A’位置での画像データを示す
図。
【図14】 そのA−A’位置での差分値合計例を示す
図。
【図15】 従来の差分値の求め方を説明するための
図。
【図16】 そのノイズ成分の影響を受けた差分値合計
例を示す図。
【図17】 図10のB−B’位置での画像データ例を
示す図。
【図18】 図12のB−B’位置での画像データ例を
示す図。
【図19】 そのB−B’位置での差分値合計を示す
図。
【符号の説明】
1 プロジェクタ本体 2 投影レンズ 8 カラースキャナ 9 ステッピングモータ 14 フィルムプロジェクター 17 オートフォーカス処理部 18 制御部 20 平滑化処理部 24 差分値合計部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムプロジェクターによって投影さ
    れた原稿台ガラス上の画像を、スキャナによって読み取
    り複写するようにした電子複写機において、所定の読み
    取り位置に設定されたスキャナからの画像データを複数
    の画素毎に平均化し、その平均化して得た画像データ間
    の差分値を求めて、原稿台ガラス上に投影される画像の
    焦点合わせを行なうオートフォーカス手段を備えている
    ことを特徴とする電子複写機。
  2. 【請求項2】 前記オートフォーカス手段は、スキャナ
    からの画像データを4画素毎に平均化することを特徴と
    する請求項1に記載の電子複写機。
  3. 【請求項3】 前記オートフォーカス手段は、差分値
    を、平均化して得た画像データの大きい値の方から小さ
    い値の方の差をとることによって求めることを特徴とす
    る請求項1に記載の電子複写機。
  4. 【請求項4】 前記オートフォーカス手段は、求めた差
    分値に間引き処理を施すことを特徴とする請求項1に記
    載の電子複写機。
  5. 【請求項5】 フィルムプロジェクターによって投影さ
    れた原稿台ガラス上の画像を、スキャナによって読み取
    り複写するようにした電子複写機において、原稿台ガラ
    ス上に投影される画像の焦点合わせに適したスキャナの
    読み取り位置を選定するオートフォーカス手段を備えて
    いることを特徴とする電子複写機。
JP5304039A 1993-12-03 1993-12-03 電子複写機 Pending JPH07162591A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5304039A JPH07162591A (ja) 1993-12-03 1993-12-03 電子複写機
US08/348,204 US5642201A (en) 1993-12-03 1994-11-28 Electrographic copying machine
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