JPH0716132Y2 - ボールギヤにおける鼓形ウォームギヤ - Google Patents

ボールギヤにおける鼓形ウォームギヤ

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JPH0716132Y2
JPH0716132Y2 JP12891889U JP12891889U JPH0716132Y2 JP H0716132 Y2 JPH0716132 Y2 JP H0716132Y2 JP 12891889 U JP12891889 U JP 12891889U JP 12891889 U JP12891889 U JP 12891889U JP H0716132 Y2 JPH0716132 Y2 JP H0716132Y2
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JP
Japan
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ball
gear
worm gear
raceway groove
groove
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尚敏 大塚
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Itochu Corp
Kuroda Precision Industries Ltd
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Itochu Corp
Kuroda Precision Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (1)産業上の利用分野 本考案は、ボール利用回転伝達機に用いる鼓形ウオーム
ギヤに関し、各種回転機械の増減速機に広く利用する事
ができるものである。
(2)従来の技術 ボールギヤにおいて、連続状に装填したボールがボール
ギヤと噛合し、かつ転動しながら移動させるため、鼓形
ウオームギヤの外周面に螺旋状に刻設するボール軌道溝
は、スキューを防止するためゴシック溝に形成するが、
従来は第4図に例示する如く鼓形ウオームギヤ1の軸線
方向外周線9(回転軸)を形成する円の中心10から外周
に放射状に向う直線を放射状基準線11とし、この方向か
ら切削加工により螺旋状のボール軌道溝2を刻設してい
た。従って第5図に示す如く放射状基準線11は中央部に
おいては軸線6に対し角度αであるが、中央部を離れる
ほど、または鼓形ウオームギヤの軸線方向外周線9を形
成する円の径が小さくなるほど、軸線6となす角度θは
小さくなって端部側に偏位するので、この放射状基準線
11の位置がゴシック溝の頂部Pとなり、かつ基準軸12と
なるボール軌道溝2は両端部に近いほど中央部と断面形
状が相違し、本来のゴシック溝と異なる断面形状に変形
する。
(3)考案が解決しようとする課題 従来のボールギヤに使用する鼓形ウオームギヤの外周面
のボール軌道溝は、軸線方向外周線を形成する円の中心
から外周に向う放射状の直線を基準線として切削加工し
螺旋状のゴシック溝を刻設するので、鼓形ウオームギヤ
の中央部と両端部側ではボール軌道溝の断面形状が相違
するため、スキューを防止するゴシック溝の利点が減少
し、位置によってボールとの接触面が不均一となり、回
転に伴なう摩擦抵抗や発生騒音が増大する欠点があっ
た。
また、切削加工において刃を放射状に回動するので、精
度の向上にも問題があった。
(4)課題を解決するための手段 本考案は、ボールギヤにおける鼓形ウオームギヤのボー
ル軌道溝の問題を解決するものであり、ボールを介して
鼓形ウオームギヤの回転をホイルギヤに伝達するボール
利用回転伝達機において、鼓形ウオームギヤの外周面
に、軸線に直交する直線を切削加工基準線とし、この切
削加工基準線位置をボール軌道溝の中心基準軸とする螺
旋状のゴシック溝に形成したボール軌道溝を刻設してな
るボールギヤにおける鼓形ウオームギヤである。
(5)作用 鼓形ウオームギヤの外周面に、軸線に対し直角方向の直
線を切削加工基準線とし螺旋状のゴシック溝に形成した
ボール軌道溝を刻設するものであるから、ホール軌道溝
は中央部も両端部も切削加工基準線位置を中心基準軸と
したゴシック溝が形成され、いずれの位置でもボールの
接触は均一化し転動及び移動が安定し、スキューが防止
され摩擦抵抗及び発生騒音が著しく減少して回転伝達効
率が向上する。
(6)実施例 第1図及び第2図、第3図により本考案の実施例を説明
する。ボール利用回転伝達機において、ボールを介して
ボイルギヤに回転を伝達する鼓形ウオームギヤ1の外周
面に、ボール5を連続状に装填しスキューを防止するた
め螺旋状のゴシック溝に形成したボール軌道溝2を刻設
し、その終端と始端のボール口4をボール5を循環移動
させるためのボール循環孔3に接続させる。
このボール軌道溝2は、第3図に示す如く鼓形ウオーム
ギヤ1の軸線6に対し直交する直線を切削加工基準線7
とし、この切削加工基準線7の位置をボール軌道溝2の
中心基準軸8として螺旋状のゴシック溝に形成する。従
って、ゴシック溝の頂部Pを形成する中心基準軸8は、
どの部分のボール軌道溝2においても中心位置にあり、
ゴシック溝は変形しないのでボール5の接触を良好に
し、スキューを防止して転動、移動を安定させる。
(7)考案の効果 本考案は、鼓形ウオームのどの部分においても、ボール
軌道溝は切削加工基準線の位置する中心基準線が中心部
に位置するゴシック溝を刻設したものであるから、ボー
ルの転動及び移動時にスキューが防止され、摩擦抵抗を
軽減して回転伝達効率を向上すると共に、騒音の発生を
著しく減少する実効を有する。
また、鼓形ウオームギヤにおけるボール軌道溝の切削、
研磨加工を軸線に対し直角方向から行なう事により、溝
加工が単純化するので生産効率及び加工精度を向上する
事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の正面図、第2図は第1図の
左側面図、第3図は第1図の部分拡大図、第4図は従来
のボール軌道溝を示す鼓形ウオームギヤの正面図、第5
図は第4図の部分拡大図である。 図において、1……鼓形ウオームギヤ、2……ボール軌
道溝、3……ボール循環孔、4……ボール口、5……ボ
ール、6……軸線、7……切削加工基準線、8……中心
基準軸、9……軸線方向外周線、10……中心、11……放
射状基準線、12……基準軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボールを介して鼓形ウオームギヤの回転を
    ホイルギヤに伝達するボール利用回転伝達機において、
    鼓形ウオームギヤ1の外周面に、軸線6に直交する直線
    を切削加工基準線7とし、この切削加工基準線7位置を
    ボール軌道溝2の中心基準軸8とする螺旋状のゴシック
    溝に形成したボール軌道溝2を刻設してなるボールギヤ
    における鼓形ウオームギヤ。
JP12891889U 1989-11-02 1989-11-02 ボールギヤにおける鼓形ウォームギヤ Expired - Lifetime JPH0716132Y2 (ja)

Priority Applications (4)

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JP12891889U JPH0716132Y2 (ja) 1989-11-02 1989-11-02 ボールギヤにおける鼓形ウォームギヤ
US07/605,276 US5090266A (en) 1989-11-02 1990-10-30 Ball circulation path in rotation transmitter using balls
EP90311950A EP0426461B1 (en) 1989-11-02 1990-11-01 Rotation transmitter using balls
DE69005982T DE69005982T2 (de) 1989-11-02 1990-11-01 Drehbewegungsübertragung mittels Kugeln.

Applications Claiming Priority (1)

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JP12891889U JPH0716132Y2 (ja) 1989-11-02 1989-11-02 ボールギヤにおける鼓形ウォームギヤ

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JPH0369345U JPH0369345U (ja) 1991-07-10
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JP2008002526A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Asmo Co Ltd ウォーム及びモータ装置

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JPH0369345U (ja) 1991-07-10

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