JP4354393B2 - 洗濯用衣類ケース - Google Patents

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Description

本発明は、取り扱いが手洗い、弱水流と表示された洗濯物を、洗濯機による強水流において、洗濯物の形状や繊維素材を損なわせずに洗濯するために当該洗濯物を収納する洗濯用衣類ケースに関する。
従来のこの種の技術は、下記のようになっている。
洗濯においては、洗濯物に取り扱い表示が記されており、水洗いができるものは、例えば「手洗い」、「弱水流」、「強水流」の表示を用いた水流強度の段階に分けられている。手洗い表示の洗濯物は、通常、洗濯機が使用できないので個別の手作業が面倒であり、繊維や形状を損なわずに洗うことは容易ではない。また、弱水流表示の洗濯物は、洗濯機の弱水流機能によって、数分間洗濯水に漂う形態で洗濯されるが、汚れが落ちない場合が多く、繊維素材によっては、脱水時に型崩れを起こす場合もある。ウールやシルクなど、水洗いができる繊維衣料が増える中、依然として洗濯方法は、手洗いか弱水流に限られており、分別による洗濯回数の増加と汚れ落ちに不満が残る洗濯は避けられない問題にある。
強水流による洗濯は、攪拌作用で洗濯物がこすれ、絡み、ねじれが起こることによって傷みや型崩れが生じるため、洗濯ネットを使用する場合があるが、洗濯ネットは網状の袋であるため、収納した洗濯物は袋中にまとまっているだけで、機械力と水流による作用は他の洗濯物と同様に受ける。従って、型崩れを防ぐとされる洗濯ネットは、弱水流までの水流強度には有効であっても、手洗い及び弱水流表示の洗濯物を洗濯ネットを使用して強水流で洗濯しようとすれば、洗濯物の損傷が避けられない。
本出願人は、このような課題を解決すべく特許文献1に記載の発明をした。特許文献1に記載の洗濯用衣類ケースは、上方に向け緩やかなU字状の浅い椀状に構成された下ぶた部と、下方に向け緩やかな逆U字状の浅い椀状に構成された上ぶた部と、これら下ぶた部と上ぶた部を開閉自在に連結する連結金物から構成されている。これら下ぶた部及び上ぶた部はいずれも、内側層と外側層を積層した2層構造を有し、内側層は硬質軽量プラスチックからなる網状体であり、外側層は弾性をもつ衝撃緩和材からなり点在する通水孔が穿設されている。斯かる洗濯用衣類ケースに洗濯物を収納すれば、洗濯機にてデリケートな衣類を他の洗濯物と分別することなく、損傷させずに保護して洗うことができる。
特許第3111275号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来の洗濯用衣類ケースは、以下の点に多少の問題を指摘できる。すなわち、下ぶた部と上ぶた部が各々2層構造を有し、一方の層を硬質プラスチックの網状体とし、他方の層に多数の通水孔を設けることを要するため、加工が高価となる上、製造工程が複雑となるという問題があった。
上記の従来技術の問題点に鑑み、本発明は、デリケート衣類を収納して当該衣類を損傷することなくかつ十分な汚れ落ちを確保するために、洗濯機の強水流での洗濯を可能とすると同時に、低コストで製造できる構造の洗濯用衣類ケースを提供することを目的とする。
本発明は、上述のような問題を解決するため、下記のようになるものである。
(1)請求項1に記載の洗濯用衣類ケースは、洗濯機による洗濯のために洗濯物を収容する洗濯用衣類ケースにおいて、同形状の一対の椀状部材(11,12)同士を互いに対向させ周縁を整合させて形成され、該一対の椀状部材の各々は略平坦な底部(11A,12A)と該底部の周囲から湾曲して垂直方向に延びる側壁部(11B,12B)とを具備すると共に、該一対の椀状部材を開閉自在に連結する蝶番部(16)と、該一対の容器を閉じた状態で固定するための留め部(17)とを有する容器と、前記一対の椀状部材の各々における略平坦な底部(11A,12A)に取り付けられ、比重が1より軽いプラスチックでありかつ該底部の中心について点対称な形状である同形状の一対の浮力材(13,13)と、前記一対の椀状部材の各々における側壁部に穿設された複数の通水孔(15B)とを有することを特徴とする。
(2)請求項2に記載の洗濯用衣類ケースは、請求項1において、前記容器に対し外側から内側へ窪んだ凹部を設け、該凹部内に前記浮力材を嵌め込み、該凹部に嵌め込んだ浮力材の表面と、該凹部以外の前記容器の外面とが連続面を形成することを特徴とする。
本発明は、上述のように構成されているので、下記のような効果を期待することができる。
請求項1に係る洗濯用衣類ケースは、少なくとも1つの開閉自在の開口部を設けた容器を有する洗濯用衣類ケースであることから、洗濯の際に容器がねじれず、収納した洗濯物に強い水流や機械力が直接作用することを防ぐので、型崩れを起こさずに本来の形態を保ちながら洗うことができる。さらに、容器に通水孔を穿設するので、特許文献1のように容器全体を2層構造とする場合よりも製造工程が簡略化でき、コストを低減できる。また、複数の通水孔を通してのみ、容器内外の水流の出入りが可能であるので、収納した洗濯物は強水流であっても、通水作用によって穏やかに洗え、脱水時は水の放出が抑えられるため脱水が弱くかかり、きつい絞りジワが付かない。
また、浮力材を一対の容器のそれぞれの略平坦な底部に取り付けかつ底部の中心について点対称な形状を有しているので、浮遊する際に底部を水面に対して平行な状態に保持し易い。従って、側壁部に設けた通水孔の通水が妨げられない。加えて、他の洗濯物と絡んだり、他の洗濯物に影響を及ぼすことがさらに少なくなる。また、収納した洗濯物への衝撃も軽減される。
さらに浮力材が、比重が1より軽いプラスチックであることにより、洗濯用衣類ケース全体を水面またはその近傍に浮かせることができる程度の浮力を発揮する。
請求項2に係る洗濯用衣類ケースは、請求項1の構成に加えて、容器に対し外側から内側へ窪んだ凹部を設け、該凹部内に浮力材を嵌め込んだので、浮力材を容器に対して強固に取り付けることができる。また、凹部に嵌め込んだ浮力材の表面と、該凹部以外の容器の外面とが連続面を形成するので、容器の外面全体が凹凸のない滑らかな表面となるので、他の洗濯物との絡みや他の洗濯物への影響がさらに低減される。
その他、本発明の洗濯用衣類ケースは、容器内の収納空間をもつ構造を有しているので、手洗いよりも洗濯物を傷めず、弱水流より汚れ落ちを良くする課題を、洗濯機の強水流において解決することが実施が可能になる。従って、水流による分別洗いや、手洗いの必要はなくなり、さらに一般洗濯物とのまとめ洗いや簡略化によって、手間と洗濯回数が減らせるので、水や電気の消費削減と時間の有効利用ができる。
またさらに、ドライマーク製品において、ドライクリーニングでは、汗のような水溶性の汚れが落ちにくい特性があることから、適した洗剤の使用によっては、洗濯機で洗うことができるので、汗シミ汚れが落とせて、クリーニング費用も減らすことができる。デリケートな洗濯物に限らず、様々な洗濯物に適用できるので、洗濯による劣化が抑えられ、衣類などは長持ちする。
本発明による洗濯用衣類ケースは、洗濯物を収納するために少なくとも1つの開閉自在の開口部を設けたプラスチックを素材とする容器を本体とする。容器の外形は任意である。例えば、直方体、球体、楕円体、円柱若しくはこれらを一部変形した形状またはこれらを組合せた形状等である。開口部は、1つの容器を同形状に2分割して蝶番で連結して開閉自在とする
容器の素材とするプラスチックは、通常、曲げ弾性率が定常状態で7,000kg/cm以上のものが好ましい。例えば、一般の熱硬化性樹脂(メラミン樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等)の他、スチロール樹脂、アクリル樹脂、ポリプロピレン、ポリカーボネート等である
本発明による洗濯用衣類ケースは、さらに、容器の外面上または内面上に部分的に浮力材を取り付ける。「部分的に」とは、容器の全面には取り付けないという意味である。浮力材は、通常、容器の壁厚と同程度の厚さの薄膜状とし、外郭形状は特に限定しない。また、容器に取り付ける浮力材は、十分な浮力が確保できるならば1個であっても複数個に分割されていてもよい。容器自体が対称的な形状である場合は、浮力材も対称的に配置す(後述する図示の実施例参照)。浮力材の容器への取り付け方としては、例えば、容器の外面上または内面上に浮力材を積層させる。別の例としては、容器の壁に凹部を設け、浮力材を嵌め込んだものがある。接着、熱融着、機械的嵌め込み等により取り付けられる。容器の壁の凹部に浮力材を嵌め込む場合は、嵌め込まれた浮力材が容器の表面から突出してもよく、あるいは、浮力材の表面が容器の表面と連続面を形成してもよい。
浮力材は、洗濯用衣類ケース全体を水面またはその近傍に浮かせることができる程度の浮力を発揮する素材で形成される。少なくとも、比重が1より軽いプラスチックとする。例えば、ポリプロピレン若しくはポリエチレン、または硬質ポリウレタンフォーム等の発泡加工を施した種々のプラスチックである。
上記の浮力材は、容器の外面上または内面上に部分的に取り付けるため、容器上には浮力材を取り付けていない部分が存在する。本発明による洗濯用衣類ケースでは、この浮力材を取り付けていない部分に複数の通水孔を穿設する。1つの通水孔の大きさの上限は、収納された洗濯物の一部が抜け出さない程度であればよい。また1つの通水孔の大きさの下限は、洗濯水が円滑に入出することができる程度であればよい。尚、これらの通水孔の総面積が大きくなればなるほど、収納空間に流入・流出する水量が多くなり、収納した衣類に対する水流圧が強くなるため、衣類を損なわない程度の総面積とする。例えば、全通水孔の総面積を、洗濯用衣類ケース1の外面の総面積の50%以下とすることが好ましい。1つの通水孔の形状は、円形、楕円形、角形、スリット形等いずれでもよく、特に限定しない。また、多数の通水孔の配置方法についても、浮力材を嵌め込んだ部分以外の部分であれば、特に限定しないが、全体的に均等に配置されることが好ましい。
またさらに、容器の外面上に角部または突出部がある場合には、その部分に緩衝材を取り付けることが好ましい。この緩衝材を設ける角部または突出部は、必ずしも鋭い突起とは限らず、緩やかな丸みの部分であっても外側に凸であれば全て含まれる。緩衝材は、洗濯用衣類ケースが洗濯槽内壁に接触または衝突した場合に、洗濯槽の損傷を防ぎ、衝撃音を抑える働きをする。緩衝材の素材は、弾性を有し衝撃を緩和する材料が好適であり、例えば、発泡ポリエチレン、EVA樹脂、ABS樹脂、熱可塑性エラストマー等である。
以下、好適な実施例を示した図面を参照しつつさらに詳細に説明する。
図1は、本発明による洗濯用衣類ケースの第1実施例の外観斜視図である。図2は、図1に示した洗濯用衣類ケース1の平面図である。図3は、図2のX−X断面図である。図4は、図3の一部拡大図である。図5は、図2のY−Y断面図である。図6は、閉じた状態の側断面図であり、図7は開いた状態の側断面図である。図8は、180度開いた状態の平面図である。
図1の斜視図等に示すように、洗濯用衣類ケース1の本体である容器は、同形状の一対の椀状部材11、12からなり、各椀状部材の周縁同士を互いに対向させ、整合密着させることにより、内側に収納空間を形成したものである。本例の椀状部材11、12の各々は、周縁が円周である。尚、椀状部材11、12の大きさは、収納する衣類の量に合わせて適宜設定する。
図2の平面図に示すように、一対の椀状部材11、12は、それぞれの周縁の一部に設けた蝶番部16により連結されており、この蝶番部16を軸として図6及び図7に示すように開閉自在である。これにより開口部を形成する。
また、図2の平面図において、中心を挟んで蝶番部16の反対側の周縁には、一対の椀状部材11、12を閉じた状態で固定するための留め部17を設けている。尚、椀状部材11、12の寸法が大きい場合は、留め部17を複数設けて均等に固定することが好適である。
図3のX−X断面図に示すように、同形状の椀状部材11、12は、略平坦な底部11A、12Aと、この底部の周囲から湾曲して垂直方向に延びる側壁部11B、12Bとを具備する。ここで「略平坦」とは、底部11A、12Aが完全な平坦面である必要はなく、なだらかな曲面であってもよいことを意味する。従って、洗濯用衣類ケース1が閉じた状態では、底部11Aと12Aとは互いにほぼ平行な位置関係となる。底部11A、12Aと側壁部11B、12Bとの間には厳密な境界はなく、なだらかに湾曲する曲面となっている。そして、側壁部11B、12Bは、周縁近傍では底部11A、12Aに対してほぼ垂直な方向に延びている。従って、椀状部材11、12の周縁同士を整合させて密着させると、双方の側壁部11Bと12Bとが同一面上で連続するように結合される。
図3に示すように、一対の椀状部材11、12の各々の底部11A、12Aには、その少なくとも一部に外側から内側へ窪んだ凹部11A1、12A1を設けている。これらの凹部11A1、12A1内には、浮力材13が嵌め込まれている。本実施例では、浮力材13が凹部11A1、12A1と同形状に形成されているため、浮力材13を嵌め込むと、洗濯用衣類ケース1の外面は凹凸のない滑らかな面となる。浮力材13の大きさ(すなわち凹部11A1、12A1の面積及び深さ)は、十分な浮力が得られる程度に設定する。
浮力材13の形状は底部11A、12Aの中心について点対称な形状とする。これは、洗濯用衣類ケースを水面にほぼ平行な状態で浮遊させるためにバランスのよい浮力が得られるからである。また、連続的な1つの浮力材13ではなく、複数に分割された浮力材13から構成されていてもよく、それら複数の浮力材13を外面上に均一に配置してもよい。
このように、洗濯用衣類ケース1の略平坦な一対の底部11A、12A内に一対の浮力材13がそれぞれ嵌め込まれることにより、洗濯用衣類ケース1を洗濯槽に投入した際には、一対の浮力材13の各々が水面に対してほぼ平行になるように働く。これにより、洗濯用衣類ケース1は、水面付近でほぼ平行状態を保持しつつ水流を受けて浮遊することとなる。
さらに、洗濯用衣類ケース1を形成する一対の椀状部材11、12の各々には、浮力材13を嵌め込んでいない部分を貫通する多数の通水孔が穿設されている。例えば、底部11A、12Aの中央部に点在する複数の通水孔15A、側壁部11B、12Bに点在する複数の通水孔15Bである。
また、一対の椀状部材11、12の各々の周縁の外側には緩衝材14を設けている。図5のY−Y断面図に示すように、本実施例の緩衝材14は、リングを2分割した形状であり、椀状部材11、12の周縁に沿って外側へ突出して設けた突条11C、12Cに取り付けられている。緩衝材14として、熱可塑性エラストマーを椀状部材11、12の周縁に一体化、積層させてもよい。
図4は、図3中の円Cの拡大概略図である。洗濯用衣類ケース1の外面において底部に凹部11A1を設けることにより、収納空間内には凹部11A1に対応して突出する部分が形成される。この突出部分の角部11A2に対し、丸みを形成することが好適である。尚、図4では一箇所のみを示しているが、収納空間内の全ての突出部分の角部も同様に丸みを形成することが好適である。これにより、収納された洗濯物が収納空間内で動く際に角部に引っ掛かったり擦れたりして損傷を受けるおそれが解消される。
図6〜図8を参照して、洗濯用衣類ケース1の開閉状況及び留め部17の実施例について説明する。図6は、閉じた状態の洗濯用衣類ケース1を開く際の操作方法を示している。図6に実線で示すロックされた状態では、留め部17のフック17Aがフック溝17Bに係合している。ロックを外す場合は、一点破線で示すように、フック17Aの先端をフック溝17Bから取り出す。フック17Aはその中央部分が椀状部材11の周縁外側に軸支されているため、フック17Aの上端を押すことで先端を簡単に取り出せる。
こうして、図7に示すように、蝶番部16を軸として椀状部材11を回動させて開くことができる。図7で明示されるように、11には留め部の凸側ガイド17Cが設けられ、椀状部材12には留め部の凹側ガイド17Dが設けられている。図6の閉じた状態では、凸側ガイド17Cと凹側ガイド17Dとは互いに嵌合する。これにより、椀状部材11と12の留め部の位置決めを確実に行うことができる。
図8は、椀状部材11と12を互いに180度開いた状態の平面図である。椀状部材11の周縁に沿って外側へ突出する突条11Cの上面には、嵌合凹部11Dが設けられている。一方、椀状部材11の周縁に沿って外側へ突出する突条12Cの上面には、上記の嵌合凹部11Dに対応する嵌合凸部12Dが設けられている。洗濯用衣類ケース1が閉じた状態で、嵌合凹部11Dと嵌合凸部12Dは互いに嵌合する。これにより、洗濯用衣類ケース1の確実な密閉が可能となる。
図9は、本発明による洗濯用衣類ケースの第2実施例の外観斜視図である。図9の洗濯用衣類ケース2は、図1の洗濯用衣類ケース1と比べて、椀状部材11及び12のそれぞれの底部の形状が円形ではなく角形となっている点が相違する。その他の点では同じ構造を有する。
上記の本発明の洗濯用衣類ケース1を用いた洗濯試験を、次の通り実施した。
(試験方法)
・使用した洗濯機:家庭用全自動洗濯機(ナショナル製)45K・19年使用
・洗濯に使用した洗剤:「アリエール(登録商標)漂白剤プラス」(P&G社製)
・前処理に使用する洗剤:
シミ、食べこぼし(ケチャップ、醤油)用には「トッププレケア(登録商標)弱酸性」(ライオン製)、皮脂汚れ(ファンデーション、口紅)用には「トッププレケア(登録商標)弱アルカリ性」(ライオン製)
・洗濯補助具:洗濯用衣類ケース(本発明の第1実施例)、洗濯ネット(対照)
・洗濯物:Tシャツ
・洗濯設定条件:
A「汚れを2時間自然乾燥させたものを用い、前処理洗剤を湿布後、洗濯ネットに入れて洗濯機の弱水流で洗う。洗濯水位は5段階最低、洗濯時間は全自動37分」
B「汚れを3時間自然乾燥させたものを用い、前処理洗剤を湿布後、そのままの状態で洗濯機の強水流(一般水流)で洗う。一般洗濯物(フェイスタオル10枚、紳士アンダーシャツ4枚、紳士ステテコ1枚、紳士ショーツ1枚)とまとめて洗う。洗濯水位は5段階最高、洗濯時間は全自動37分」
C「洗濯ネットに入れる以外は、Bと同じ」
D「洗濯用衣類ケースに入れる以外は、Bと同じ」
(試験結果)
結果を表1に示す。
Figure 0004354393
各洗濯設定条件A〜Dの所見は次の通りである。
A:洗う時は洗濯水に漂う状態で通水が極弱いため、汚れ落ちが悪いと考えられる。また、強く長い脱水が3回行われるので、脱水時の機械力で傷むことが認められた。
B:もむ、こする、ねじる等の作用で、汚れ落ちが良くなると考えられる。しかし、これに比例して傷みが大きくなると認められた。
C:洗濯ネットに納めた洗濯物が、かたまり状態になると、汚れ落ちにムラがおきる。また、袋にまとまっていても、もむ、こする、ねじれる作用はさけられず、機械力を緩和することはできず、型崩れはおこる。
D:もむ、こする、ねじる作用ではなく、通水力で汚れを落とそうとしているので、のり状で厚くなっている汚れなどは、前処理をすることで汚れを落とすことができると考えられる。洗いから脱水まで、機械力や他の洗濯物の影響を直接受けないので、型崩れが無い。
以上の通り、本発明の洗濯用衣類ケースに収納して強水流で洗濯した場合、汚れ落ち及び型崩れの双方の点で良好な結果が得られた。
本発明による洗濯用衣類ケースの第1実施例の外観斜視図である。 図1に示した洗濯用衣類ケース1の平面図である。 図2のX−X断面図である。 図3の一部拡大図である。 図2のY−Y断面図である。 第1の実施例における閉じた状態の側断面図 第1の実施例における開いた状態の側断面図である。 第1の実施例における180度開いた状態の平面図である。 本発明による洗濯用衣類ケースの第2実施例の外観斜視図である。
符号の説明
1 洗濯用衣類ケース
11 椀状部材
11A 底部
11A1 凹部
11A2 突出角部
11B 側壁部
11C 突条
11D 嵌合凹部
12 椀状部材
12A 底部
12B 側壁部
12C 突条
12D 嵌合凸部
13 浮力材
14 緩衝材
15A、15B 通水孔
16 蝶番部
17 留め部
17A フック
17B フック溝
17C 留め部凸側ガイド
17D 留め部凹側ガイド

Claims (2)

  1. 洗濯機による洗濯のために洗濯物を収容する洗濯用衣類ケースにおいて、
    同形状の一対の椀状部材(11,12)同士を互いに対向させ周縁を整合させて形成され、該一対の椀状部材の各々は略平坦な底部(11A,12A)と該底部の周囲から湾曲して垂直方向に延びる側壁部(11B,12B)とを具備すると共に、該一対の椀状部材を開閉自在に連結する蝶番部(16)と、該一対の容器を閉じた状態で固定するための留め部(17)とを有する容器と、
    前記一対の椀状部材の各々における略平坦な底部(11A,12A)に取り付けられ、比重が1より軽いプラスチックでありかつ該底部の中心について点対称な形状である同形状の一対の浮力材(13,13)と、
    前記一対の椀状部材の各々における側壁部に穿設された複数の通水孔(15B)とを有することを特徴とする
    洗濯用衣類ケース。
  2. 前記容器に対し外側から内側へ窪んだ凹部を設け、該凹部内に前記浮力材を嵌め込み、該凹部に嵌め込んだ浮力材の表面と、該凹部以外の前記容器の外面とが連続面を形成することを特徴とする請求項1に記載の洗濯用衣類ケース。
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