JP2008264304A - 形崩れ防止用洗濯ネット - Google Patents
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Abstract
【課題】下着類の傷みや形崩れを防止でき、且つ、優れた洗浄力を保持できる形崩れ防止用洗濯ネットを提供する。
【解決手段】一端を開閉自在としたメッシュ状の素材で成る有底筒状の袋体1と、合成樹脂材で形成され、前記袋体1の胴部1bを囲むように着脱自在に装着されて前記袋体1を筒状に保形する複数のガード部材2とで構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、女性の下着類、特に、ブラジャーを形崩れさせずに洗濯できる形崩れ防止用洗濯ネットに関するものである。
従来より、繊細で傷み易い素材から成る女性用の下着類を入れて洗濯する洗濯ネットとして、特に、形崩れを起こし易いブラジャー専用の洗濯ネットが提案されている(特許文献1)。
特許文献1の洗濯ネットは、ボール状のネット内にブラジャーを入れ、洗濯の際に、洗濯槽内の他の洗濯物と絡み合ってネット内の下着が傷みや形崩れを起こさないように、それ自体の浮力で洗濯槽内の水面に浮かせて水流により回転洗浄させるようにしたものである。
しかしながら、上記洗濯ネットは、それ自体に保形性がなく、洗濯時の衝撃や圧力で、洗濯ネットが潰れたり変形したりするため、ネット内のブラジャーの形崩れを完全に防止するのは難しかった。
また、上記洗濯ネットは、洗濯槽内の水面に浮遊させて使用することから、ネット内の通水性が悪く、洗浄力に劣るという問題点を有していた。
特開2006−247324号公報
また、上記洗濯ネットは、洗濯槽内の水面に浮遊させて使用することから、ネット内の通水性が悪く、洗浄力に劣るという問題点を有していた。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、下着類の傷みや形崩れを防止でき、且つ、優れた洗浄力を保持できる形崩れ防止用洗濯ネットを提供することを目的としている。
すなわち、請求項1に記載の形崩れ防止用洗濯ネットは、一端を開閉自在としたメッシュ状の素材で成る有底筒状の袋体と、合成樹脂材で形成され、前記袋体の胴部を囲むように着脱自在に装着されて前記袋体を筒状に保形する複数のガード部材とで構成されることを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の形崩れ防止用洗濯ネットにおいて、前記ガード部材に通水用の孔が多数設けられていることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、前記ガード部材は、前記袋体の胴部に設けられたポケット部に収容されていることを特徴としている。
請求項1〜3に記載の発明によれば、メッシュ状の素材で成る柔軟性のある袋体がガード部材の剛性により補強されて、筒状に保形されているため、洗濯中に洗濯ネットが水流に揉まれても、洗濯ネット自体が潰されたり極端に変形したりすることはなく、洗濯ネット内の下着類(ブラジャー)の形崩れを効果的に防止することができる。
また、ガード部材は、合成樹脂材で形成されているため、洗濯ネットは幾分浮上性は有するものの、従来の洗濯ネットのように水面を浮遊・旋回することなく、水中内を他の洗濯物とともに浮遊・旋回するため、ネット内への通水は良好であり、優れた洗浄力が得られる。
さらにまた、袋体が複数のガード部材を用いて保形されるため、一体物のガード部材を用いる構造に比べて外部衝撃に対する弾力性に優れており、水中を浮遊・旋回する際の外部衝撃や圧力による洗濯ネットへのダメージを軽減することができる。
加えて、洗濯ネットを使用しない時は、袋体のポケット部よりガード部材を取り外し、重ね合わせることでコンパクトに纏めることができるため、収納し易く便利である。同様に、販売店においては、コンパクトに纏めてパッケージできるため、場所を取らず都合が良い。
また、ガード部材は、合成樹脂材で形成されているため、洗濯ネットは幾分浮上性は有するものの、従来の洗濯ネットのように水面を浮遊・旋回することなく、水中内を他の洗濯物とともに浮遊・旋回するため、ネット内への通水は良好であり、優れた洗浄力が得られる。
さらにまた、袋体が複数のガード部材を用いて保形されるため、一体物のガード部材を用いる構造に比べて外部衝撃に対する弾力性に優れており、水中を浮遊・旋回する際の外部衝撃や圧力による洗濯ネットへのダメージを軽減することができる。
加えて、洗濯ネットを使用しない時は、袋体のポケット部よりガード部材を取り外し、重ね合わせることでコンパクトに纏めることができるため、収納し易く便利である。同様に、販売店においては、コンパクトに纏めてパッケージできるため、場所を取らず都合が良い。
また、請求項2に記載の発明によれば、ガード部材には多数の孔が設けられているので、洗濯時の通水性を損なうことなく洗濯ネットを筒状に保形でき、ネット内の下着類を好適に保護できると共に、良好な通水性により優れた洗浄力を得ることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、ガード部材は、袋体胴部のポケット部に収容されるので、ガード部材の着脱は容易であり、且つ、ネット内の下着類にガード部材が直接接触することはなく、よって、洗濯中に布地を傷める虞はない。
以下、図1〜図3に基づいて本発明に係る形崩れ防止用洗濯ネットの一実施形態を説明する。
図1は本実施形態による形崩れ防止用洗濯ネットの外観を示し、図2は形崩れ防止用洗濯ネットの組み立て状態を示し、図3は形崩れ防止用洗濯ネットが畳まれた状態を示している。
図1は本実施形態による形崩れ防止用洗濯ネットの外観を示し、図2は形崩れ防止用洗濯ネットの組み立て状態を示し、図3は形崩れ防止用洗濯ネットが畳まれた状態を示している。
本実施形態による形崩れ防止用洗濯ネット10(以下、単に洗濯ネット10とする)は、特に女性にとって形崩れが気になる下着(ブラジャー)の洗濯に用いて好適な洗濯ネットであり、図1に示すように、上端が開閉自在とされた円筒状の袋体1と、この袋体1の胴部1bに装着されて、その剛性により袋体1を補強し、筒状に保形する複数(本実施形態では2枚)のガード部材2、2とで構成されている。
上記袋体1は、例えば、ポリエステル繊維等で成るメッシュ状(網目状)の素材を用いて構成され、円形状の蓋部1aと底部1cと、細長筒状の胴部1bにより成る密閉形の容器であり、胴部1bと蓋部1aの繋ぎ目にファスナー3を設けることにより、蓋部1aを開閉自在としている。
他方、上記ガード部材2は、例えば、ポリプロピレン等のある程度の柔軟性を有する合成樹脂材で形成される板状部材で、装着される袋体1の胴部1bに合わせて断面円弧状に湾曲されており、その全面に通水用の四角い孔6が一定間隔で縦横整列状態に多数形成されている。ガード部材2の縦寸法は、胴部1bの高さ寸法より幾分短目に形成されている。
また、袋体1の胴部1bは、内ネット1b1と外ネット1b2による二重構造と成されていると共に、その外ネット1b2の高さ方向の中央より幾分底部1c寄りの部位の2カ所が周方向に開口され、それぞれ開口部分がファスナー5により開閉自在とされて、上記ガード部材2を内ネット1b1と外ネット1b2の間に収容するための二つのポケット部4が形成されている。
図2に示すように、各ポケット部4にそれぞれガード部材2が収容され、これらが胴部1bを囲むように所定の間隔を持って配置されることにより、これらガード部材2の剛性により袋体1が補強され、且つ、筒状に保形される。
図2に示すように、各ポケット部4にそれぞれガード部材2が収容され、これらが胴部1bを囲むように所定の間隔を持って配置されることにより、これらガード部材2の剛性により袋体1が補強され、且つ、筒状に保形される。
洗濯の際は、先ず、ファスナー5により各ポケット部4を開けて外側より2枚のガード部材2を袋体1の胴部1bに挿入し、洗濯ネット10を筒状に保形した後にポケット部4を閉じ、次に、ファスナー3により、袋体1の蓋部1aを開けてネット内にブラジャーを入れ、蓋部1aを閉じた状態で洗濯機の洗濯槽に投げ込めば良い。洗濯ネット10内のブラジャーは、洗濯槽内の他の洗濯物とともに水流により洗濯水中を旋回して洗濯される。
この際、本構成の洗濯ネット10は、メッシュ状の素材で成る柔軟な袋体1の胴部1bが複数のガード部材2にて補強されて筒状に保形され、且つ、袋体1の両端部もメッシュ状の素材で成る蓋部1aと底部1cで保護されているので、洗濯中に洗濯ネット10が水流に揉まれても、洗濯ネット10自体が潰されたり極端に変形したりすることはなく、洗濯ネット10内のブラジャーの形崩れを効果的に防止することができる。
さらに、このガード部材2は、合成樹脂材で形成されているため、洗濯ネット10は幾分浮上性は有するものの、従来の洗濯ネットのように、水面を浮遊・旋回することなく、水中を浮遊・旋回するため、ネット内への通水は良好であり、優れた洗浄力が得られる。
さらに、このガード部材2は、合成樹脂材で形成されているため、洗濯ネット10は幾分浮上性は有するものの、従来の洗濯ネットのように、水面を浮遊・旋回することなく、水中を浮遊・旋回するため、ネット内への通水は良好であり、優れた洗浄力が得られる。
特に、複数のガード部材2で保形されているため、一体物のガード部材を用いて保形する構造に比べて外部衝撃に対する弾力性に優れており、水中を浮遊・旋回する際の外部衝撃による洗濯ネット10へのダメージを軽減することができる。
また、ガード部材2には、多数の孔6が設けられているので、洗濯時の通水性を損なうことなく洗濯ネット10を筒状に保形でき、ネット内の下着類を好適に保護できると共に、洗濯時には、洗濯水が袋体1の網目からガード部材2の孔6を通してネット内に導入され、良好な通水性により優れた洗浄力を得ることができる。
さらにまた、ガード部材2は、袋体胴部1bの外側に設けられたポケット部4に収容できるので、ガード部材2の着脱は容易であり、且つ、ガード部材2は外ネット1b1と内ネット1b2の間に装着されているため、洗濯ネット10内のブラジャーに硬いガード部材2が直接接触することはなく、よって、洗濯中に布地を傷める虞はない。
加えて、洗濯ネット10を使用しない時は、図3に示すように、ガード部材2を袋体1のポケット部4より取り外して重ね合わせておくことで、コンパクトに纏めて収納・保管にできるため都合が良い。同様に、販売店においては、コンパクトに纏めてパッケージできるため、店頭に並べる際、場所を取らず都合が良い。
加えて、洗濯ネット10を使用しない時は、図3に示すように、ガード部材2を袋体1のポケット部4より取り外して重ね合わせておくことで、コンパクトに纏めて収納・保管にできるため都合が良い。同様に、販売店においては、コンパクトに纏めてパッケージできるため、店頭に並べる際、場所を取らず都合が良い。
以上、本実施形態では、ガード部材2を2枚用いた場合を示したが、これに限定されるものではなく、袋体1を保形できる少なくとも2枚以上に分割されていれば良い。
また、袋体1の形状を円筒形としたが、この他、角形筒状としても良い。
また、袋体1の形状を円筒形としたが、この他、角形筒状としても良い。
1 袋体
1b 胴部
2 ガード部材
4 ポケット部
6 孔
10 形崩れ防止用洗濯ネット
1b 胴部
2 ガード部材
4 ポケット部
6 孔
10 形崩れ防止用洗濯ネット
Claims (3)
- 一端を開閉自在としたメッシュ状の素材で成る有底筒状の袋体と、
合成樹脂材で形成され、前記袋体の胴部を囲むように着脱自在に装着されて前記袋体を筒状に保形する複数のガード部材とで構成されることを特徴とする形崩れ防止用洗濯ネット。 - 前記ガード部材に通水用の孔が多数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の形崩れ防止用洗濯ネット。
- 前記ガード部材は、前記袋体の胴部に設けられたポケット部に収容されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の形崩れ防止用洗濯ネット。
Priority Applications (1)
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JP2007113127A JP2008264304A (ja) | 2007-04-23 | 2007-04-23 | 形崩れ防止用洗濯ネット |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200457778Y1 (ko) * | 2009-12-22 | 2012-01-04 | (주)넥서스얼라이언스 | 세탁기의 안전 세탁망 |
CN110219125A (zh) * | 2018-03-02 | 2019-09-10 | 青岛海尔洗衣机有限公司 | 收纳装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0329293U (ja) * | 1990-02-16 | 1991-03-22 | ||
JPH0349159U (ja) * | 1989-09-20 | 1991-05-13 |
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2007
- 2007-04-23 JP JP2007113127A patent/JP2008264304A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0349159U (ja) * | 1989-09-20 | 1991-05-13 | ||
JPH0329293U (ja) * | 1990-02-16 | 1991-03-22 |
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KR200457778Y1 (ko) * | 2009-12-22 | 2012-01-04 | (주)넥서스얼라이언스 | 세탁기의 안전 세탁망 |
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