JP3520224B2 - 筒体の内面加工工具及びそれを用いた加工方法 - Google Patents

筒体の内面加工工具及びそれを用いた加工方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筒体内面に凹部を
形成する技術に関し、さらに詳しくは、OAあるいはA
V装置に主として用いられるモータの軸受等の内面加工
に適した筒体内面加工法及び該加工法に用いる加工工具
及び加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、軸受内面に溝等の凹部を形成する
方法として、特開昭61−162235号公報や特開平
7−290357号公報に開示されているような軸方向
に可動なテーパピンを用いる方法が提案されている。例
えば、特開平7−290357号公報には、外周部に固
着された複数の鋼球からなる凸部を有する軸体を軸受の
内周面に挿通し、軸体の開口部に螺合したテーパピンを
軸方向に螺進又は螺退することにより、溝の深さを調整
する方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
テーパピンを用いる方法では、テーパピンの軸方向への
移動により凸部の外周直径を変化させているため、非貫
通孔を有する筒体の場合、内面の加工が軸方向のテーパ
ピンの長さに制限され、また、螺進及び螺退によりテー
パピンを移動させるため、凸部の外周直径の調整範囲が
狭く、凹部の寸法が制約を受けるという問題があった。
【0004】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、筒体内面に寸法精度の高いV字溝等の凹部
を加工することのできる筒体の内面加工工具及びそれを
用いた加工方法を提供することを目的とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載の発明は、筒体の内周面に
少なくとも1種類の凹部を形成するための筒体の内面加
工工具であって、円周方向に所定の間隔で穿設された複
数の開口部を軸方向に1列以上有する円筒状部材と、上
記複数の開口部に収容され径方向に摺動自在の複数の被
押圧部材と、上記円筒状部材の内部に回動自在に収容さ
れた可動部材とを有し、上記被押圧部材と当接し上記被
押圧部材と同数の所定の曲面を有する押圧部が上記可動
部材と一体的に形成され、上記可動部材と上記円筒状部
材の一方を他方に対し回動させて上記複数の被押圧部材
を対応する上記曲面に沿って摺動させることにより上記
被押圧部材を上記円筒状部材の外面から突出した所定の
突出位置と、該外面より内部に埋没した所定の埋没位置
との間の任意の位置に位置決めできるようにしたことを
特徴とする。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
記載の内面加工工具を用い、筒体の内周面に少なくとも
1種類の凹部を形成するための筒体の内面加工方法であ
って、上記被押圧部材を上記円筒状部材の外面より内部
に埋没させた状態で上記筒体の軸方向開口部に遊挿し、
上記可動部材を回動させることにより、上記被押圧部材
を上記円筒状部材の外面から突出した所定の突出位置
と、該外面より内部に埋没した所定の埋没位置との間の
任意の位置に突出させ、上記円筒状部材を上記可動部材
と一体的に軸方向への移動及び回動を可能とした状態
で、上記円筒状部材及び上記筒体の一方を他方に対し軸
方向に所定の速度で移動させながら、上記円筒状部材及
び上記筒体の一方を他方に対し、上記所定の速度に応じ
て適宜選定された周速度で回動させて、上記凹部を形成
することを特徴とする。
【0007】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
の発明において、上記可動部材を、上記円筒状部材の上
記周速度に応じて適宜選定された周速度で回動させるこ
とにより、上記凹部の深さを調整することを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。 実施の形態1.図1(a),(b)と図2(a),
(b)は、本発明の実施の形態1に係る加工工具の構造
を示している。加工工具1は、円周方向に所定間隔で穿
設された開口部3a,3bを有する円筒状部材2と、開
口部3a,3bに収容され径方向に摺動自在のボール状
の被押圧部材4a,4bと、被押圧部材4a,4bに当
接する押圧部5aを有し、円筒状部材2の内部に回動自
在に収容されている可動部材5とからなる。ここで、押
圧部5aは、可動部材5と一体的に形成され、円筒状部
材2の内半径よりわずかに小さい曲率半径の円弧状の押
圧面5c,5cを有している。
【0009】可動部材5と円筒状部材2の一方を他方に
対して回動させると、押圧部5aと当接する被押圧部材
4a,4bは、径方向に摺動し、円筒状部材2の外面よ
り埋没した埋没位置にある状態(図1(b))と、円筒
状部材2の外面より突出した突出位置にある状態(図2
(b))を段階的にとることができる。埋没状態では非
押圧面5b,5bが被押圧部材4a,4bに接し、突出
状態では押圧面5c,5cが被押圧部材4a,4bに接
している。
【0010】なお、被押圧部材の突出位置の一例を挙げ
れば、円筒状部材の外径が2.8mmの場合、突出位置
は円筒状部材の外面から0.1mm程度である。
【0011】図3は図1に示される加工工具を用いて内
面が加工された軸受の一例であり、その縦断面図であ
る。軸受20は、外側内径逃がし溝21、中央内径逃が
し溝22、そしてV字溝23a,23bを有している。
【0012】軸受20は、例えば、以下に述べる方法で
加工される。固定した軸受20の軸方向開口部に図1
(a)に示す被押圧部材4a,4bを埋没位置に維持し
た状態で円筒状部材2を、被押圧部材4a,4bの位置
と外側内径逃がし溝21の加工位置が一致するように遊
挿する。可動部材5を90度回動させて被押圧部材4
a,4bを突出位置に摺動させるとともに突出位置に位
置決めした状態で、円筒状部材2を可動部材5と一体的
に回動及び軸方向に移動させて軸受内面を加工する。す
なわち、円筒状部材2を1回転させると1条の環状凹部
が形成される。その後、円筒状部材2を軸方向に所定距
離移動させて、さらに円筒状部材2を1回転させると2
条目の環状凹部が形成され、これを所定回数繰り返すこ
とにより、外側内径逃がし溝21が形成される。
【0013】次いで、円筒状部材2を所定速度で軸方向
に所定距離L移動させながら、円筒状部材2を回動させ
る。この時、円筒状部材2の周速度を軸方向の移動速度
に応じて適宜設定する。その後、円筒状部材2の回動方
向を逆方向にし、上述のように周速度を軸方向の移動速
度に応じて適宜設定しながら、円筒状部材2をさらに所
定距離M移動させる。これにより、例えば、図3中のV
字溝23aが形成される。また、中央内径逃がし溝22
及びV字溝23bは、それぞれ、外側内径逃がし溝21
及びV字溝23aと同様の方法で形成できる。なお、図
3には距離LとMが同じ場合を示したが、距離LとMと
は必ずしも同じである必要はない。
【0014】本実施の形態1によれば、可動部材を回動
させることにより、径方向に被押圧部材を摺動でき、軸
受又は円筒状部材を軸方向に移動させて加工位置を位置
決めできる。そのため、軸受の軸方向長さの制約を受け
にくく、筒体の内面の凹部の寸法精度を高くできる。特
に、非貫通孔を有する軸受の場合においても加工が容易
である。また、複数の被押圧部材が円周方向に所定間隔
で設けられているため、被押圧部材に対する負荷が均一
となり、凹部の深さのバラツキを抑制することもでき
る。また、被押圧部材を埋没させた状態で軸受への遊挿
及び軸受からの取り出しができるため、軸受の形状や大
きさによる制約が少なく、さらに加工時間を短縮するこ
とができる。
【0015】また、上記加工方法では、軸受20を軸方
向に移動も回動もさせない状態で、円筒状部材2を回動
させ、かつ軸方向に移動させた場合について述べたが、
円筒状部材2を軸方向に移動させない状態で回動させ、
軸受20を回動させない状態で軸方向に移動させても良
い。さらに、円筒状部材2を軸方向に移動させず、回動
もさせない状態で、軸受20を軸方向に移動させ、かつ
回動させても良い。また、軸受20を軸方向に移動させ
ない状態で、回動させ、円筒状部材2を軸方向に回動さ
せない状態で、回動させても良い。
【0016】また、円筒状部材又は軸受の軸方向への移
動、可動部材又は円筒状部材の回動速度、そして軸受の
回動速度は、公知の装置を用いて制御できる。
【0017】実施の形態2.本実施の形態2に係る加工
工具は、図4に示す押圧部を用いた以外は実施の形態1
と同様に構成される。9は突出位置に対応する第1の部
位、10は埋没位置に対応する第2の部位、そして8は
回転中心である。回転中心と被押圧部材との距離は、第
1の部位9から第2の部位10に近づくにつれて漸減す
る。
【0018】そのため、可動部材6と円筒状部材2の一
方を他方に対し回動させることにより、被押圧部材4
a,4bを対応する上記曲面に沿って摺動させ、図5
(a),(b)、図6(a),(b)、及び図7
(a),(b)に示すように埋没位置から中間突出位置
を通り、最大突出位置へと無段階で変化させることがで
きる。もちろん、被押圧部材4a,4bを任意の突出位
置に保持することもできる。ここで、埋没位置では非押
圧面6b,6bが被押圧部材4a,4bに接し(図5
(b))、中間突出位置と最大突出位置では押圧面6
c,6cが被押圧部材4a,4bに接している(図6
(b)、図7(b))。
【0019】したがって、本実施の形態2によれば、可
動部材6と円筒状部材2の一方を他方に対し回動させる
ことにより、凹部の深さを連続的に変化させることがで
きる。さらに、少しずつ突出させながら複数回に分けて
加工することにより、1回当りの加工負荷を減らすこと
ができ、筒体内面の凹部加工時の寸法精度を向上させる
ことも可能となる。
【0020】例えば、図8に示す軸受25は、以下に述
べる方法により、本実施の形態2に係る加工工具を用い
て加工できる。固定された軸受25の軸方向開口部に図
5(a)に示す被押圧部材4a,4bを埋没位置に維持
した状態で円筒状部材2を、被押圧部材4a,4bの位
置が所定の加工位置に位置するように遊挿する。次い
で、被押圧部材4a,4bを加工深さに応じた突出位置
となるように突出させる。その後、軸受25を回動させ
ず、円筒状部材2を軸方向に所定の速度で移動させなが
ら、円筒状部材2を所定の周速度で回動させ、さらに可
動部材6を、円筒状部材2の周速度に応じて適宜選定さ
れた周速度で回動させて、軸方向に円筒状部材2を所定
距離N移動させる。次いで、円筒状部材2の回動方向を
逆にして、上述のように円筒状部材2を所定の周速度で
回動させ、さらに可動部材6を円筒状部材2の周速度に
応じて適宜選定された周速度で回動させながら、軸方向
に円筒状部材6を所定距離O移動させる。この方法によ
れば、例えば、溝深さが連続的に変化したV字溝26
a,26bを形成することができる。なお、図8には距
離NとOが同じ場合を示したが、距離NとOとは必ずし
も同じである必要はない。
【0021】また、上記加工方法では、軸受25を軸方
向に移動させず、回動もさせない状態で、円筒状部材2
を所定速度で軸方向に移動させながら、円筒状部材2及
び可動部材5の一方を他方に対し、上記所定の速度に応
じて適宜選定された周速度で回動させた場合について述
べたが、円筒状部材2を軸方向に移動させず、軸受25
を軸方向に移動させても良い。
【0022】実施の形態3.図9(a),(b)及び図
10(a),(b)は、本発明の実施の形態3に係る加
工工具の構造を示している。開口部3a,3b,3c,
3dが所定間隔離間して軸方向に2列穿設され、その開
口部に被押圧部材4a,4b,4c,4dが摺動自在に
収容された以外は、実施の形態1と同様に構成される。
埋没状態では被押圧部材4a,4b,4c,4dが押圧
部7aの被押圧面7b,7bに接し、突出状態では被押
圧部材4a,4b,4c,4dが押圧部7aの押圧面7
c,7cに接している。
【0023】本実施の形態3に係る加工工具は、軸方向
に2列の被押圧部材を有しているため、例えば、図3に
示した軸受20の2つのV字溝23a,23bの形成に
関し、実施の形態1ではそれぞれ別個の工程で行なう必
要があるのに対し、本実施の形態では1度に形成するこ
とができる。また、実施の形態2に適用しても同様の効
果を有する。
【0024】なお、実施の形態1〜3では、被押圧部材
にボール状のものを用いたが、円筒状部材の開口部に摺
動可能に収容可能なものであれば、ボール状に限定され
るものではない。
【0025】また、実施の形態3では、円筒状部材の円
周方向に2個の開口部がある場合について説明したが、
所定間隔で開口部を穿設可能であれば、押圧部の曲面の
数を開口部の数に対応させて増加させることにより、3
個以上の開口部を有する加工工具についても本発明を適
用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1に記載
の発明によれば、被押圧部材と当接し被押圧部材と同数
の所定の曲面を有する押圧部が可動部材と一体的に形成
され、可動部材と円筒状部材の一方を他方に対し回動さ
せて複数の被押圧部材を対応する上記曲面に沿って摺動
させることにより被押圧部材を円筒状部材の外面から突
出した所定の突出位置と、外面より内部に埋没した所定
の埋没位置との間の任意の位置に位置決めできるように
したので、径方向に被押圧部材を移動させることがで
き、筒体の軸方向長さの制約を受けにくく、筒体内面に
寸法精度の高いV字溝等の凹部を加工できる加工工具を
提供できる。
【0027】また、請求項2に記載の発明によれば、可
動部材を回動させることにより、被押圧部材を円筒状部
材の外面から突出した所定の突出位置と、外面より内部
に埋没した所定の埋没位置との間の任意の位置に突出さ
せ、円筒状部材及び筒体の一方を他方に対し軸方向に所
定の速度で移動させながら、円筒状部材及び筒体の一方
を他方に対し、上記所定の速度に応じて適宜選定された
周速度で回動させて、凹部を形成できるようにしたの
で、軸受の軸方向長さの制約を受けにくく、V字溝等の
凹部の寸法精度を高くできる。また、被押圧部材を円筒
状部材の外面より内部に埋没させた状態で、筒体に遊挿
し、所定の加工位置まで移動でき、また、被押圧部材を
再度埋没させることにより、容易に筒体から取り出すこ
とができるため、筒体内面の凹部の加工に要する時間を
短縮できる。
【0028】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項2の発明において、可動部材を、円筒状部材の周速
度に応じて適宜選定された周速度で回動させることによ
り、凹部の深さを調整することができるようにしたの
で、筒体内面の凹部の深さを連続的に変化させることが
でき、さらに、複数回に分けて加工することも可能なた
め、凹部の寸法精度をさらに向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る筒体の内面加工
工具の構造であって、被押圧部材が埋没位置にある場合
の構造を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面
図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係る筒体の内面加工
工具の構造であって、被押圧部材が突出位置にある場合
の構造を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面
図である。
【図3】 本発明に係る加工工具により加工された軸受
の構造を示す縦断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態2に係る筒体の内面加工
工具に用いる押圧部の構造を示す側面図である。
【図5】 本発明の実施の形態2に係る筒体の内面加工
工具の構造であって、被押圧部材が埋没位置にある場合
の構造を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面
図である。
【図6】 本発明の実施の形態2に係る筒体の内面加工
工具の構造であって、被押圧部材が中間突出位置にある
場合の構造を示す図であり、(a)は正面図、(b)は
側面図である。
【図7】 本発明の実施の形態2に係る筒体の内面加工
工具の構造であって、被押圧部材が最大突出位置にある
場合の構造を示す図であり、(a)は正面図、(b)は
側面図である。
【図8】 本発明に係る加工工具により加工された別の
軸受の構造を示す縦断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態3に係る筒体の内面加工
工具の構造であって、被押圧部材が埋没位置にある場合
の構造を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面
図である。
【図10】 本発明の実施の形態3に係る筒体の内面加
工工具の構造であって、被押圧部材が突出位置にある場
合の構造を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側
面図である。
【符号の説明】
1 内面加工工具、2 円筒状部材、3a,3b,3
c,3d 開口部、4a,4b,4c,4d 被押圧部
材、5,6,7 可動部材、5a,6a,7a 押圧
部、5b,6b,7b 非押圧面、5c,6c,7c
押圧面、8 回転中心、9 突出位置に対応する第1の
部位、10 埋没位置に対応する第2の部位、20,2
5 軸受、23a,23b,26a,26b V字溝、
21 外側内径逃がし溝、22 中央内径逃がし溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝浦 肇 大阪府寝屋川市大成町12番32号 日本科 学冶金株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−249472(JP,A) 特開 平7−290357(JP,A) 特開 平8−281339(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21H 7/18 B21D 17/00 B21D 17/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒体の内周面に少なくとも1種類の凹部
    を形成するための筒体の内面加工工具であって、 円周方向に所定の間隔で穿設された複数の開口部を軸方
    向に1列以上有する円筒状部材と、上記複数の開口部に
    収容され径方向に摺動自在の複数の被押圧部材と、上記
    円筒状部材の内部に回動自在に収容された可動部材とを
    有し、上記被押圧部材と当接し上記被押圧部材と同数の
    所定の曲面を有する押圧部が上記可動部材と一体的に形
    成され、上記可動部材と上記円筒状部材の一方を他方に
    対し回動させて上記複数の被押圧部材を対応する上記曲
    面に沿って摺動させることにより上記被押圧部材を上記
    円筒状部材の外面から突出した所定の突出位置と、該外
    面より内部に埋没した所定の埋没位置との間の任意の位
    置に位置決めできるようにした筒体の内面加工工具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の内面加工工具を用い、筒
    体の内周面に少なくとも1種類の凹部を形成するための
    筒体の内面加工方法であって、 上記被押圧部材を上記円筒状部材の外面より内部に埋没
    させた状態で上記筒体の軸方向開口部に遊挿し、上記可
    動部材を回動させることにより、上記被押圧部材を上記
    円筒状部材の外面から突出した所定の突出位置と、該外
    面より内部に埋没した所定の埋没位置との間の任意の位
    置に突出させ、上記円筒状部材を上記可動部材と一体的
    に軸方向への移動及び回動を可能とした状態で、上記円
    筒状部材及び上記筒体の一方を他方に対し軸方向に所定
    の速度で移動させながら、上記円筒状部材及び上記筒体
    の一方を他方に対し、上記所定の速度に応じて適宜選定
    された周速度で回動させて、上記凹部を形成する筒体の
    内面加工方法。
  3. 【請求項3】 上記可動部材を、上記円筒状部材の上記
    周速度に応じて適宜選定された周速度で回動させること
    により、上記凹部の深さを調整する請求項2記載の筒体
    の内面加工方法。
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