JPH07157404A - 農園芸用殺菌組成物 - Google Patents
農園芸用殺菌組成物Info
- Publication number
- JPH07157404A JPH07157404A JP30671093A JP30671093A JPH07157404A JP H07157404 A JPH07157404 A JP H07157404A JP 30671093 A JP30671093 A JP 30671093A JP 30671093 A JP30671093 A JP 30671093A JP H07157404 A JPH07157404 A JP H07157404A
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- JP
- Japan
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- parts
- methyl
- composition
- agricultural
- formula
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Abstract
(57)【要約】
【構成】(a)一般式 化1
【化1】
〔式中、Xは水素原子等を表わし、R1 およびR2 は水
素原子等を表わす。〕で示されるピリジルピリミジン誘
導体と、(b) 4,5,6,7−テトラクロロフタリド、5−
メチル− 1,2,4−トリアゾロ〔3,4−b〕ベンゾチア
ゾールおよび一般式 化2 【化2】 〔式中、Yは水素原子等を表わし、Zは塩素原子等を表
わし、Rはメチル基等を表わす。〕で示されるアミド誘
導体からなる群から選ばれた少なくとも1種からなる化
合物とを有効成分として含有することを特徴とする農園
芸用殺菌組成物。 【効果】 植物病害に対して優れた防除効果を示す。
素原子等を表わす。〕で示されるピリジルピリミジン誘
導体と、(b) 4,5,6,7−テトラクロロフタリド、5−
メチル− 1,2,4−トリアゾロ〔3,4−b〕ベンゾチア
ゾールおよび一般式 化2 【化2】 〔式中、Yは水素原子等を表わし、Zは塩素原子等を表
わし、Rはメチル基等を表わす。〕で示されるアミド誘
導体からなる群から選ばれた少なくとも1種からなる化
合物とを有効成分として含有することを特徴とする農園
芸用殺菌組成物。 【効果】 植物病害に対して優れた防除効果を示す。
Description
【0001】
【発明の目的】本発明は、農園芸用殺菌組成物に関す
る。
る。
【発明の構成】本発明者等は、優れた農園芸用殺菌剤の
開発をするべく鋭意検討を続けた結果、(a)後記一般
式 化3で示されるピリジルピリミジン誘導体と、
(b) 4,5,6,7−テトラクロロフタリド、5−メチル−
1,2,4−トリアゾロ〔3,4−b〕ベンゾチアゾールお
よび後記一般式 化4で示されるアミド誘導体からなる
群から選ばれた少なくとも1種からなる化合物とを混合
して使用することにより、相乗的作用により、植物病害
に対して優れた防除効果を発揮することを見い出し、本
発明に至った。すなわち、本発明は、(a)一般式 化
3
開発をするべく鋭意検討を続けた結果、(a)後記一般
式 化3で示されるピリジルピリミジン誘導体と、
(b) 4,5,6,7−テトラクロロフタリド、5−メチル−
1,2,4−トリアゾロ〔3,4−b〕ベンゾチアゾールお
よび後記一般式 化4で示されるアミド誘導体からなる
群から選ばれた少なくとも1種からなる化合物とを混合
して使用することにより、相乗的作用により、植物病害
に対して優れた防除効果を発揮することを見い出し、本
発明に至った。すなわち、本発明は、(a)一般式 化
3
【化3】 〔式中、Xは水素原子、メチル基、メトキシ基または塩
素原子を表わし、R1 およびR2 は同一または相異な
り、水素原子、メチル基またはメトキシ基を表わす。〕
で示されるピリジルピリミジン誘導体と、(b) 4,5,
6,7−テトラクロロフタリド、5−メチル− 1,2,4−ト
リアゾロ〔3,4−b〕ベンゾチアゾールおよび一般式
化4
素原子を表わし、R1 およびR2 は同一または相異な
り、水素原子、メチル基またはメトキシ基を表わす。〕
で示されるピリジルピリミジン誘導体と、(b) 4,5,
6,7−テトラクロロフタリド、5−メチル− 1,2,4−ト
リアゾロ〔3,4−b〕ベンゾチアゾールおよび一般式
化4
【化4】 〔式中、Yは水素原子または塩素原子を表わし、Zは塩
素原子または臭素原子を表わし、Rはメチル基またはビ
ニル基を表わす。〕で示されるアミド誘導体からなる群
から選ばれた少なくとも1種からなる化合物とを有効成
分として含有することを特徴とする農園芸用殺菌組成物
(以下、本発明組成物と記す。)を提供する。
素原子または臭素原子を表わし、Rはメチル基またはビ
ニル基を表わす。〕で示されるアミド誘導体からなる群
から選ばれた少なくとも1種からなる化合物とを有効成
分として含有することを特徴とする農園芸用殺菌組成物
(以下、本発明組成物と記す。)を提供する。
【0002】本発明に用いられる一般式 化3で示され
るピリジルピリミジン誘導体の例を表1に示す。
るピリジルピリミジン誘導体の例を表1に示す。
【表1】 本発明に用いられる一般式 化4で示されるアミド誘導
体の例を表2に示す。
体の例を表2に示す。
【表2】 一般式 化3で示されるピリジルピリミジン誘導体は、
特開昭 64-83号公報に記載されている。 4,5,6,7−テト
ラクロロフタリド(以下、化合物B−1と記す。)、5
−メチル− 1,2,4−トリアゾロ〔3,4−b〕ベンゾチ
アゾール(以下、化合物B−2と記す。)は、THE PEST
ICIDE MANUAL 9th EDITION (BRITISH CROP PROTECTION
COONCIL) 801ページおよび 846ページに各々記載されて
いる。一般式 化4で示されるアミド誘導体は、特開平
1-156951 号公報、特開平 2-76846号公報または特開平
2-76845号公報に記載されている。
特開昭 64-83号公報に記載されている。 4,5,6,7−テト
ラクロロフタリド(以下、化合物B−1と記す。)、5
−メチル− 1,2,4−トリアゾロ〔3,4−b〕ベンゾチ
アゾール(以下、化合物B−2と記す。)は、THE PEST
ICIDE MANUAL 9th EDITION (BRITISH CROP PROTECTION
COONCIL) 801ページおよび 846ページに各々記載されて
いる。一般式 化4で示されるアミド誘導体は、特開平
1-156951 号公報、特開平 2-76846号公報または特開平
2-76845号公報に記載されている。
【0003】本発明組成物は、各種の植物病害に対して
防除効力を有するが、特にイネのいもち病(Pyriculari
a oryzae) に対して優れた防除効力を有する。本発明
組成物の有効成分である(a)一般式 化3で示される
ピリジルピリミジン誘導体と、(b)化合物B−1、B
−2および/または一般式 化4で示されるアミド誘導
体との混合割合は、(a)1重量部に対して、(b)
は、防除効力の点から、それぞれ通常0.01〜1000重
量部であり、好ましくは 0.1〜10重量部である。
防除効力を有するが、特にイネのいもち病(Pyriculari
a oryzae) に対して優れた防除効力を有する。本発明
組成物の有効成分である(a)一般式 化3で示される
ピリジルピリミジン誘導体と、(b)化合物B−1、B
−2および/または一般式 化4で示されるアミド誘導
体との混合割合は、(a)1重量部に対して、(b)
は、防除効力の点から、それぞれ通常0.01〜1000重
量部であり、好ましくは 0.1〜10重量部である。
【0004】本発明組成物を農園芸用殺菌剤として用い
る場合、通常、有効成分化合物を固体担体、液体担体あ
るいはガス状担体と混合し、必要あれば、界面活性剤、
その他の製剤用補助剤を添加して、油剤、乳剤、水和
剤、粒剤、粉剤、液剤、懸濁剤、泡沫剤、マイクロカプ
セル、ULV、ペースト等に製剤化して用いる。これら
の製剤には有効成分化合物をその合計量として、重量比
で、 0.1〜99.9%、好ましくは 0.2〜80%含有する。
これらの製剤は、たとえば、有効成分化合物を、展開
剤、すなわち、固体担体、液体担体、場合によっては界
面活性剤、固着剤、分散剤、安定剤、泡沫形成剤等ある
いは、それらの混合物を用いて混合することによって行
なうことができる。固体担体としては、たとえば、粘土
類(たとえば、カオリン、珪藻土、合成含水酸化珪素、
フバサミクレー、ベントナイト、酸性白土)、タルク
類、その他の無機鉱物(たとえば、セリサイト、石英粉
末、硫黄粉末、活性炭、炭酸カルシウム、水和シリカ)
等の微粉末あるいは粒状物があげられ、液体担体として
は、たとえば、水、アルコール類(たとえば、メタノー
ル、エタノール)、ケトン類(たとえば、アセトン、メ
チルエチルケトン)、芳香族炭化水素類(たとえば、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、メチル
ナフタレン)、脂肪族炭化水素類(たとえば、n−ヘキ
サン、シクロヘキサノン、ケロシン、灯油)、エステル
類(たとえば、酢酸エチル、酢酸ブチル)、ニトリル類
(たとえば、アセトニトリル、イソブチロニトリル)、
エーテル類(たとえば、ジオキサン、ジイソプロピルエ
ーテル)、酸アミド類(たとえば、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド)、ハロゲン化炭化水素類
(たとえば、ジクロロエタン、トリクロロエチレン、四
塩化炭素)等があげられる。界面活性剤としては、たと
えばアルキル硫酸エステル類、アルキルスルホン酸塩、
アルキルアリールスルホン酸塩、アルキルアリールエー
テル類およびそのポリオキシエチレン化物、ポリオキシ
エチレングリコールエーテル類、多価アルコールエステ
ル類、糖アルコール誘導体等があげられる。固着剤や分
散剤としては、たとえば、カゼイン、ゼラチン、多糖類
(たとえば、でんぷん粉、アラビアガム、セルロース誘
導体、アルギン酸)、リグニン誘導体、ベントナイト、
糖類、合成水溶性高分子(たとえば、ポリビニルアルコ
ール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸類)等が
あげられ、安定剤としては、たとえば、PAP(酸性り
ん酸イソプロピル)、BHT(2,6−ジ−tert−ブチ
ル−4−メチルフェノール)、BHA(2−tert−ブチ
ル−4−メトキシフェノールと3−tert−ブチル−4−
メトキシフェノールとの混合物)、植物油、鉱物油、界
面活性剤、脂肪酸またはそのエステルなどがあげられ
る。上記製剤はそのままであるいは水等で希釈して用い
ることができ、さらに詳しくは、上記製剤を植物体へ散
布または散粉するか、水田等の水面または土壌表面へ散
布、散粉または散粒するか、あるいは必要に応じてその
後さらに土壌と混和する等種々の形態で使用できる。ま
た、本発明組成物は他の殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺
線虫剤、除草剤、植物生長調節剤、肥料または土壌改良
剤と混合して、または混合せずに同時に用いることもで
きる。本発明組成物の有効成分の施用量は、有効成分の
混合比、気象条件、製剤形態、施用時期、施用方法、施
用場所、対象病害、対象作物などによっても異なるが、
10アールあたり、通常1〜1000g、好ましくは、
10〜500gであり、乳剤、水和剤、懸濁剤、液剤等
を水で希釈して施用する場合、その施用濃度は、通常1
ppm 〜1000ppm であり、粒剤、粉剤等は、なんら希
釈することなくそのまま施用する。
る場合、通常、有効成分化合物を固体担体、液体担体あ
るいはガス状担体と混合し、必要あれば、界面活性剤、
その他の製剤用補助剤を添加して、油剤、乳剤、水和
剤、粒剤、粉剤、液剤、懸濁剤、泡沫剤、マイクロカプ
セル、ULV、ペースト等に製剤化して用いる。これら
の製剤には有効成分化合物をその合計量として、重量比
で、 0.1〜99.9%、好ましくは 0.2〜80%含有する。
これらの製剤は、たとえば、有効成分化合物を、展開
剤、すなわち、固体担体、液体担体、場合によっては界
面活性剤、固着剤、分散剤、安定剤、泡沫形成剤等ある
いは、それらの混合物を用いて混合することによって行
なうことができる。固体担体としては、たとえば、粘土
類(たとえば、カオリン、珪藻土、合成含水酸化珪素、
フバサミクレー、ベントナイト、酸性白土)、タルク
類、その他の無機鉱物(たとえば、セリサイト、石英粉
末、硫黄粉末、活性炭、炭酸カルシウム、水和シリカ)
等の微粉末あるいは粒状物があげられ、液体担体として
は、たとえば、水、アルコール類(たとえば、メタノー
ル、エタノール)、ケトン類(たとえば、アセトン、メ
チルエチルケトン)、芳香族炭化水素類(たとえば、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、メチル
ナフタレン)、脂肪族炭化水素類(たとえば、n−ヘキ
サン、シクロヘキサノン、ケロシン、灯油)、エステル
類(たとえば、酢酸エチル、酢酸ブチル)、ニトリル類
(たとえば、アセトニトリル、イソブチロニトリル)、
エーテル類(たとえば、ジオキサン、ジイソプロピルエ
ーテル)、酸アミド類(たとえば、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド)、ハロゲン化炭化水素類
(たとえば、ジクロロエタン、トリクロロエチレン、四
塩化炭素)等があげられる。界面活性剤としては、たと
えばアルキル硫酸エステル類、アルキルスルホン酸塩、
アルキルアリールスルホン酸塩、アルキルアリールエー
テル類およびそのポリオキシエチレン化物、ポリオキシ
エチレングリコールエーテル類、多価アルコールエステ
ル類、糖アルコール誘導体等があげられる。固着剤や分
散剤としては、たとえば、カゼイン、ゼラチン、多糖類
(たとえば、でんぷん粉、アラビアガム、セルロース誘
導体、アルギン酸)、リグニン誘導体、ベントナイト、
糖類、合成水溶性高分子(たとえば、ポリビニルアルコ
ール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸類)等が
あげられ、安定剤としては、たとえば、PAP(酸性り
ん酸イソプロピル)、BHT(2,6−ジ−tert−ブチ
ル−4−メチルフェノール)、BHA(2−tert−ブチ
ル−4−メトキシフェノールと3−tert−ブチル−4−
メトキシフェノールとの混合物)、植物油、鉱物油、界
面活性剤、脂肪酸またはそのエステルなどがあげられ
る。上記製剤はそのままであるいは水等で希釈して用い
ることができ、さらに詳しくは、上記製剤を植物体へ散
布または散粉するか、水田等の水面または土壌表面へ散
布、散粉または散粒するか、あるいは必要に応じてその
後さらに土壌と混和する等種々の形態で使用できる。ま
た、本発明組成物は他の殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺
線虫剤、除草剤、植物生長調節剤、肥料または土壌改良
剤と混合して、または混合せずに同時に用いることもで
きる。本発明組成物の有効成分の施用量は、有効成分の
混合比、気象条件、製剤形態、施用時期、施用方法、施
用場所、対象病害、対象作物などによっても異なるが、
10アールあたり、通常1〜1000g、好ましくは、
10〜500gであり、乳剤、水和剤、懸濁剤、液剤等
を水で希釈して施用する場合、その施用濃度は、通常1
ppm 〜1000ppm であり、粒剤、粉剤等は、なんら希
釈することなくそのまま施用する。
【0005】
【実施例】以下、製剤例、試験例等にて本発明をさらに
詳しく説明するが、本発明はこれらの例のみに限定され
るものではない。なお、製剤例の使用割合を示す部およ
び%は特にことわりのない限り重量部および重量%であ
る。なお、供試した一般式化3で示されるピリジルピリ
ミジン誘導体は表1の化合物番号で示し、一般式化4で
示されるアミド誘導体は表2の化合物番号で示す。 製剤例1 化合物 (A-1)〜(A-5) の各々1部、化合物 (B-1)〜(B-
7) の各々4部、合成含水酸化珪素1部、リグニンスル
ホン酸カルシウム2部、ベントナイト30部およびカオ
リンクレー62部をよく粉砕混合し、水を加えてよく練
り合せた後、造粒乾燥して、各々の5%粒剤を得る。 製剤例2 化合物 (A-1)〜(A-5) の各々1部、化合物 (B-1)〜(B-
7) の各々 1.5部、カオリンクレー85部およびタルク1
2.5部をよく粉砕混合し、各々の 2.5%粉剤を得る。 製剤例3 化合物 (A-1)〜(A-5) の各々 0.5部、化合物 (B-1)〜(B
-7) の各々 2.5部、カオリンクレー80部およびタルク
17部をよく粉砕混合し、各々の3%粉剤を得る。 製剤例4 化合物 (A-1)〜(A-5) の各々2部、化合物 (B-1)〜(B-
7) の各々1部、カオリンクレー85部およびタルク1
2部をよく粉砕混合し、各々の3%粉剤を得る。 製剤例5 化合物 (A-1)〜(A-5) の各々 1.5部、化合物 (B-1)〜(B
-7) の各々 1.5部、カオリンクレー83部およびタルク
14部をよく粉砕混合し、各々の3%粉剤を得る。 製剤例6 化合物 (A-1)〜(A-5) の各々10部、化合物 (B-1)〜(B
-7) の各々20部、ポリオキシエチレンソルビタンモノ
オレエート3部、CMC3部および水64部を混合し、
湿式粉砕して、各々の30%懸濁剤を得る。 製剤例7 化合物 (A-1)〜(A-5) の各々30部、化合物 (B-1)〜(B
-7) の各々20部、ポリオキシエチレンソルビタンモノ
オレエート3部、CMC3部および水44部を混合し、
湿式粉砕して、各々の50%懸濁剤を得る。 製剤例8 化合物 (A-1)〜(A-5) の各々10部、化合物 (B-1)〜(B
-7) の各々20部、リグニンスルホン酸カルシウム3
部、ラウリル硫酸ナトリウム2部および合成含水酸化珪
素65部をよく粉砕混合して、各々の30%水和剤を得
る。 製剤例9 化合物 (A-1)〜(A-5) の各々20部、化合物 (B-1)〜(B
-7) の各々20部、リグニンスルホン酸カルシウム3
部、ラウリル硫酸ナトリウム2部および合成含水酸化珪
素55部をよく粉砕混合して、各々の40%水和剤を得
る。 製剤例10 化合物 (A-1)〜(A-5) の各々10部、化合物 (B-1)〜(B
-7) の各々20部、ポリオキシエチレンスチリルフェニ
ルエーテル14部、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシ
ウム6部およびキシレン50部をよく混合して、各々の
30%乳剤を得る。
詳しく説明するが、本発明はこれらの例のみに限定され
るものではない。なお、製剤例の使用割合を示す部およ
び%は特にことわりのない限り重量部および重量%であ
る。なお、供試した一般式化3で示されるピリジルピリ
ミジン誘導体は表1の化合物番号で示し、一般式化4で
示されるアミド誘導体は表2の化合物番号で示す。 製剤例1 化合物 (A-1)〜(A-5) の各々1部、化合物 (B-1)〜(B-
7) の各々4部、合成含水酸化珪素1部、リグニンスル
ホン酸カルシウム2部、ベントナイト30部およびカオ
リンクレー62部をよく粉砕混合し、水を加えてよく練
り合せた後、造粒乾燥して、各々の5%粒剤を得る。 製剤例2 化合物 (A-1)〜(A-5) の各々1部、化合物 (B-1)〜(B-
7) の各々 1.5部、カオリンクレー85部およびタルク1
2.5部をよく粉砕混合し、各々の 2.5%粉剤を得る。 製剤例3 化合物 (A-1)〜(A-5) の各々 0.5部、化合物 (B-1)〜(B
-7) の各々 2.5部、カオリンクレー80部およびタルク
17部をよく粉砕混合し、各々の3%粉剤を得る。 製剤例4 化合物 (A-1)〜(A-5) の各々2部、化合物 (B-1)〜(B-
7) の各々1部、カオリンクレー85部およびタルク1
2部をよく粉砕混合し、各々の3%粉剤を得る。 製剤例5 化合物 (A-1)〜(A-5) の各々 1.5部、化合物 (B-1)〜(B
-7) の各々 1.5部、カオリンクレー83部およびタルク
14部をよく粉砕混合し、各々の3%粉剤を得る。 製剤例6 化合物 (A-1)〜(A-5) の各々10部、化合物 (B-1)〜(B
-7) の各々20部、ポリオキシエチレンソルビタンモノ
オレエート3部、CMC3部および水64部を混合し、
湿式粉砕して、各々の30%懸濁剤を得る。 製剤例7 化合物 (A-1)〜(A-5) の各々30部、化合物 (B-1)〜(B
-7) の各々20部、ポリオキシエチレンソルビタンモノ
オレエート3部、CMC3部および水44部を混合し、
湿式粉砕して、各々の50%懸濁剤を得る。 製剤例8 化合物 (A-1)〜(A-5) の各々10部、化合物 (B-1)〜(B
-7) の各々20部、リグニンスルホン酸カルシウム3
部、ラウリル硫酸ナトリウム2部および合成含水酸化珪
素65部をよく粉砕混合して、各々の30%水和剤を得
る。 製剤例9 化合物 (A-1)〜(A-5) の各々20部、化合物 (B-1)〜(B
-7) の各々20部、リグニンスルホン酸カルシウム3
部、ラウリル硫酸ナトリウム2部および合成含水酸化珪
素55部をよく粉砕混合して、各々の40%水和剤を得
る。 製剤例10 化合物 (A-1)〜(A-5) の各々10部、化合物 (B-1)〜(B
-7) の各々20部、ポリオキシエチレンスチリルフェニ
ルエーテル14部、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシ
ウム6部およびキシレン50部をよく混合して、各々の
30%乳剤を得る。
【0006】次に、本発明組成物が(a)一般式 化3
で示されるピリジルピリミジン誘導体や(b)化合物B
−1、B−2または一般式 化4で示されるアミド誘導
体を各々単独で用いたときよりも相乗的に優れた農園芸
用殺菌効果を有することを試験例で示す。 試験例 プラスチックポットに砂壌土を詰め、イネ(近畿33
号)を播種し、温室内で20日間育成した。製剤例7に
準じて懸濁剤にした供試薬剤を水で希釈して所定濃度に
し、それをそのイネの幼苗の葉面に十分付着するように
茎葉散布した。予防効果試験では薬液風乾直後、残効効
果試験では温室内で7日間保った後に、各々、いもち病
菌の胞子懸濁液を噴霧接種した。接種後、24℃、多湿
下で10日間保ち、防除効果を以下の指数で調査した。
また、治療効果試験では、薬剤散布前日にいもち病菌を
接種し、24℃、多湿下で菌を感染させた後、薬剤処理
を行ない、24℃、多湿下で更に10日間保った後、防
除効果を以下の指数で調べた。 その結果を表3〜表6に示す。
で示されるピリジルピリミジン誘導体や(b)化合物B
−1、B−2または一般式 化4で示されるアミド誘導
体を各々単独で用いたときよりも相乗的に優れた農園芸
用殺菌効果を有することを試験例で示す。 試験例 プラスチックポットに砂壌土を詰め、イネ(近畿33
号)を播種し、温室内で20日間育成した。製剤例7に
準じて懸濁剤にした供試薬剤を水で希釈して所定濃度に
し、それをそのイネの幼苗の葉面に十分付着するように
茎葉散布した。予防効果試験では薬液風乾直後、残効効
果試験では温室内で7日間保った後に、各々、いもち病
菌の胞子懸濁液を噴霧接種した。接種後、24℃、多湿
下で10日間保ち、防除効果を以下の指数で調査した。
また、治療効果試験では、薬剤散布前日にいもち病菌を
接種し、24℃、多湿下で菌を感染させた後、薬剤処理
を行ない、24℃、多湿下で更に10日間保った後、防
除効果を以下の指数で調べた。 その結果を表3〜表6に示す。
【0007】
【表3】
【0008】
【表4】
【0009】
【表5】
【0010】
【表6】
【0011】
【発明の効果】本発明組成物は、植物病害に対して優れ
た防除効果を示す。
た防除効果を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】(a)一般式 化1 【化1】 〔式中、Xは水素原子、メチル基、メトキシ基または塩
素原子を表わし、R1 およびR2 は同一または相異な
り、水素原子、メチル基またはメトキシ基を表わす。〕
で示されるピリジルピリミジン誘導体と、(b) 4,5,
6,7−テトラクロロフタリド、5−メチル− 1,2,4−ト
リアゾロ〔3,4−b〕ベンゾチアゾールおよび一般式
化2 【化2】 〔式中、Yは水素原子または塩素原子を表わし、Zは塩
素原子または臭素原子を表わし、Rはメチル基またはビ
ニル基を表わす。〕で示されるアミド誘導体からなる群
から選ばれた少なくとも1種からなる化合物とを有効成
分として含有することを特徴とする農園芸用殺菌組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30671093A JPH07157404A (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | 農園芸用殺菌組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30671093A JPH07157404A (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | 農園芸用殺菌組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07157404A true JPH07157404A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=17960378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30671093A Pending JPH07157404A (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | 農園芸用殺菌組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07157404A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011042664A (ja) * | 2010-10-08 | 2011-03-03 | Kumiai Chemical Industry Co Ltd | 農園芸用殺菌剤組成物 |
CN109336842A (zh) * | 2018-11-26 | 2019-02-15 | 范思嘉 | 一种噻唑酰胺衍生物及其制备方法和用途 |
-
1993
- 1993-12-07 JP JP30671093A patent/JPH07157404A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011042664A (ja) * | 2010-10-08 | 2011-03-03 | Kumiai Chemical Industry Co Ltd | 農園芸用殺菌剤組成物 |
CN109336842A (zh) * | 2018-11-26 | 2019-02-15 | 范思嘉 | 一种噻唑酰胺衍生物及其制备方法和用途 |
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