JPH06183919A - 混合殺虫剤 - Google Patents

混合殺虫剤

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JPH06183919A
JPH06183919A JP4361916A JP36191692A JPH06183919A JP H06183919 A JPH06183919 A JP H06183919A JP 4361916 A JP4361916 A JP 4361916A JP 36191692 A JP36191692 A JP 36191692A JP H06183919 A JPH06183919 A JP H06183919A
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JP
Japan
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mixed
chlorfluazuron
mixed insecticide
insecticide
endosulfan
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JP4361916A
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English (en)
Inventor
Osamu Imai
今井  修
Chiaki Tatsumi
千秋 辰▲己▼
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Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
Original Assignee
Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の混合殺虫剤は、既存の単剤、混剤に
みられない広い殺虫スペクトラム、増強された殺虫効
力、速効性と効果の持続性を有していることから、有効
に有害虫を防除でき、また抵抗性害虫も防除できる。 【構成】 本発明の混合殺虫剤は、1−〔3,5−ジク
ロロ−4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−2
−ピリジルオキシ)フェニル〕−3−(2,6−ジフル
オロベンゾイル)ウレアと(1,4,5,6,7,7−
ヘキサクロロ−8,9,10−トリノボーン−5−エン
−2,3−イレンビスメチレン)サルファイトとを有効
成分として含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1−〔3,5−ジクロ
ロ−4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−2−
ピリジルオキシ)フェニル〕−3−(2,6−ジフルオ
ロベンゾイルウレア(以下クロルフルアズロンと略す)
と(1,4,5,6,7,7−ヘキサクロロ−8,9,
10−トリノボーン−5−エン−2,3−イレンビスメ
チレン)サルファイト(以下エンドスルファンと略す)
とを有効成分として含有する混合殺虫剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在、
多種の殺虫剤が実用され、それぞれすぐれた効果を発揮
している。しかしながら、人蓄に対する毒性、殺虫スペ
クトラム、殺虫効果およびその持続性など種々の特性の
すべてを満足することはむつかしい。このような目的を
達成するために、新規薬剤の探究、既存薬剤の混剤化な
どがさかんに試みられており、本出願人は先に、クロル
フルアズロンとビス(クロロフェニル)トリクロロエタ
ノール或いは4,4′−ジクロロベンジル酸エチルとの
混合殺虫剤について特願昭55−155015号(特開
昭57−77604号)として出願したが、なお、多く
の改良が求められている。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の混合殺虫剤は、
新しいタイプの食毒性殺虫剤であるクロルフルアズロン
と、既存の接触毒性殺虫剤であるエンドスルファンとを
組合せた、新規な混合殺虫剤であって、既存の単剤、混
剤にみられない広い殺虫スペクトラム、増強された殺虫
効力、速効性と効果の持続性を兼ね備えており、さらに
抵抗性害虫に対しても特異的に効果を発揮する。
【0004】すなわち、本発明は、クロルフルアズロン
とエンドスルファンとを有効成分として含有する混合殺
虫剤である。
【0005】本発明の混合殺虫剤は、従来の農薬の製剤
の場合と同様に、農薬補助剤と共に乳剤、水和剤、顆粒
水和剤、粉剤、粒剤、懸濁剤、液剤、エアゾール剤、ペ
ースト剤などの種々の形態に製剤することができる。こ
れらの配合割合は、通常有効成分10〜80重量部、望
ましくは20〜60重量部、さらに望ましくは30〜5
0重量部に対し、農薬補助剤90〜20重量部、望まし
くは80〜40重量部、さらに望ましくは70〜50重
量部である。このクロルフルアズロンとエンドスルファ
ンとの混合割合は、通常1:1〜150、望ましくは
1:1〜50、さらに望ましくは1:3〜20である。
また、本発明の混合殺虫剤は、有効成分を混合したもの
を製剤しても、或いは各有効成分に関し予め製剤したも
のを混合してもよい。さらに、他種の殺虫、殺ダニ剤、
殺菌剤などの各種農薬、共力剤などの補助剤、肥料など
を添加して使用してもよい。
【0006】ここにいう農薬補助剤としては、担体、乳
化剤、懸濁剤、分散剤、展着剤、浸透剤、湿潤剤、増粘
剤、消泡剤、安定剤、凍結防止剤などが挙げられ、必要
により適宜添加すればよい。担体としては、固体担体と
液体担体に分けられ、固体担体としては、澱粉、活性
炭、大豆粉、小麦粉、木粉、魚粉、粉乳などの動植物性
粉末、タルク、カオリン、ベントナイト、炭酸カルシウ
ム、ゼオライト、珪藻土、ホワイトカーボン、クレー、
アルミナなどの鉱物性粉末、硫黄粉末、無水硫酸ナトリ
ウムなどが挙げられ、液体担体としては、水、メチルア
ルコール、エチレングリコールなどのアルコール類、ア
セトン、メチルエチルケトン、N−メチル−2−ピロリ
ドンなどのケトン類、ジオキサン、テトラヒドロフラン
などのエーテル類、ケロシン、灯油などの脂肪族炭化水
素類、キシレン、トリメチルベンゼン、テトラメチルベ
ンゼン、シクロヘキサン、ソルベントナフサなどの芳香
族炭化水素類、クロロホルム、クロロベンゼンなどのハ
ロゲン化炭化水素類、ジメチルホルムアミドなどの酸ア
ミド類、酢酸エチルエステル、脂肪酸のグリセリンエス
テルなどのエステル類、アセトニトリルなどのニトリル
類、ジメチルスルホキシドなどの含硫化合物類、大豆
油、トウモロコシ油などの植物油などが挙げられる。
【0007】本発明の混合殺虫剤の施用は、クロルフル
アズロンが一般に0.1〜20,000ppm、望まし
くは1〜20,000ppm、さらに望ましくは1〜
2,000ppm、エンドスルファンが一般に1〜2
0,000ppm、望ましくは1〜2,000ppm、
さらに望ましくは10〜2,000ppmの各有効成分
濃度で行なわれる。これらの有効成分濃度は、製剤の形
態及び施用する方法、目的、時間、場所及び害虫の発生
状況等によってこれらの範囲を逸脱してもよい。単位面
積当りの施用量は、1ha当り、クロルフルアズロンが
0.1〜10,000g、望ましくは1〜1,000g
さらに望ましくは5〜500g使用され、エンドスルフ
ァンが1〜10,000g、望ましくは10〜10,0
00g、さらに望ましくは10〜1,000g使用され
る。しかし、特別の場合には、これらの範囲を逸脱して
もよい。
【0008】本発明の混合殺虫剤の第一の特長は、既存
の殺虫剤にみられない広い殺虫スペクトラムを有するこ
とと、増強された殺虫効力を持つことである。薬剤の通
常の施用場面では、食害性害虫、吸汁性害虫など、いく
つかの種類の害虫が同時に発生しており、それらのすべ
てを一薬剤で防除することはむつかしい。本薬剤は、
畑、水田、果樹園、森林、人畜生活環境などで、広い範
囲の害虫を防除できる。すなわち、ハスモンヨトウ、コ
ナガ、アオムシ、ニカメイチュウ、ウンカヨコバイ類、
タタミゾウムシ、コロウドハムシ、カイガラムシ類、ハ
ダニ類、アブラムシ類、シンクイムシ類などの農園芸害
虫、マイマイガ、アメリカシロヒトリ、マツケムシなど
の森林害虫、ハエ、カ、ゴキブリなどの衛生害虫などに
対して、比較的低濃度で有効である。
【0009】本発明の混合殺虫剤の第二の特長は、速効
性と長い残効性を兼ね備えていることである。害虫の発
生はバラつくことが多く、薬剤散布時に卵〜成虫が共存
していることが普通である。速効性にすぐれていても残
効の短い薬剤では抵抗性の強い個体や卵が残り、一方速
効性に欠ける薬剤では、薬効のあらわれるまでに成虫や
令の進んだ幼虫の害が進むことになり、いずれにしても
虫害の防除が不完全になる。本発明薬剤は、令の進んだ
幼虫や成虫にも速かに作用してその害を止め、遅れて発
生する幼虫にもすぐれた防除力を持っている。
【0010】更に本発明の混合殺虫剤は、クロルフルア
ズロンの作用により抵抗性害虫に対しても防除効果をも
たらすので、実用的価値は高い。
【0011】
【実施例】本発明の混合殺虫剤の製剤例を記載するが、
本発明を限定するものではない。
【0012】製剤例1 (イ)クロルフルアズロン 2.7重量部 (ロ)エンドスルファン 37.9 〃 (ハ)N−メチル−2−ピロリドン 5 〃 (ニ)二塩基酸エステル (デュポン社製、コハク酸エステル等の混合物) 5 〃 (ホ)テトラメチルベンゼン 39.4 〃 (ヘ)ソルポール3005X (商品名、東邦化学製、ノニオン系及びアニオ ン系界面活性剤の混合物) 10 〃
【0013】℃の19.2°硬水を用いて乳化試験を実
施した所、20倍、100倍、1000倍希釈で良好な
乳化安定性を示した。
【0014】製剤例2 (イ)クロルフルアズロン 2.2重量部 (ロ)エンドスルファン 43.3 〃 (ハ)N−メチル−2−ピロリドン 5 〃 (ニ)テトラメチルベンゼン 39.5 〃 (ホ)エマルソゲンIT (商品名、ヘキスト社製、ノニオン 系及びアニオン系界面活性剤の混合物) 10 〃
【0015】以上のものを均一に混合、溶解して乳剤を
得た。尚、この農薬組成物について製剤例1の方法にお
いて乳化試験を行った所良好な乳化安定性を示した。
【0016】製剤例3 (イ)クロルフルアズロン 2.2重量部 (ロ)エンドスルファン 30.3 〃 (ハ)キサンタンガム 1 〃 (ニ)ソルポール7290P (商品名、東邦化学製、アニオン系界面活性剤) 8 〃 (ホ)プロピレングリコール 10 〃 (ヘ)水 48.5 〃
【0017】以上のものをサンドミルで平均粒子径が
0.5μmまで粉砕して水性懸濁剤を得た。
【0018】製剤例4 (イ)クロルフルアズロン 2.7重量部 (イ)クロルフルアズロン 2.7重量部 (ロ)エンドスルファン 27 〃 (ハ)微粉シリカ 10 〃 (ニ)微粉クレー 51.3 〃 (ホ)ナスタレンスルホン酸ソーダホルマリン縮合物 3 〃 (ヘ)ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル サルフェート 6 〃
【0019】以上のものを均一に混合、粉砕した後、こ
れに水を20g加え混練・押出し造粒し乾燥して水和顆
粒剤を得た。
【0020】試験例1.ハスモンヨトウ殺虫試験 アタブロン乳剤(商品名、石原産業(株)製、活性成
分:クロルフルアズロン)及びマリックス乳剤(商品
名、アグロ・カネショー(株)製、活性成分:エンドス
ルファン)を用いて、それぞれの製品を水に水散させ、
所定の混合濃度に調整した薬液に、キャベツ葉片を約1
0秒間浸漬し、風乾した。直径9cmのプラスチックシ
ャーレに湿ったろ紙を敷き、その上に風乾した葉片を置
いた。そこへ2齢終期のハスモンヨトウ幼虫を10頭放
ち、ふたをして25℃の飼育室内に放置した。放虫後5
日目に生死を判定し下記計算式により死虫率を求め、第
1表の結果を得た。
【0021】
【表1】
【0022】試験例2.モモアカアブラムシ殺虫試験 アタブロン乳剤(商品名、石原産業(株)製、活性成
分:クロルフルアズロン)及びマリックス乳剤(商品
名、アグロ・カネショー(株)製、活性成分:エンドス
ルファン)を用いて、それぞれの製品を水に分散させ、
所定の混合濃度に調整した。直径7cm高さ4cmのビ
ニールポットに植えたハクサイ5葉期幼苗に感受性系統
モモアカアブラムシ20頭を接種した。このものに前記
混合薬液をスプレーガンでポット当たり20mlを茎葉
散布処理し、風乾後25℃飼育室に放置した。処理2日
後に生死を判定し、下記計算式により死虫率を求め、第
2表の結果を得た。
【0023】
【表2】
【0024】試験例3.ワタアブラムシ殺虫試験 前記製剤例1に準じて製剤された本発明の混合殺虫剤
(アタブロン:エンドスルファン=1:14)を水に分
散させ、所定の混合濃度に調整した。ワタアブラムシの
寄生した直径7cm高さ9cmのビニールポットに植え
た棉4葉期幼苗に前記混合薬液をスプレーガンでポット
当り20ml茎葉散布処理し、風乾後無加温ビニールハ
ウス内に放置した。処理3、6、10日後に寄生虫数を
調査し、下記計算式により補正密度指数を求め第3表の
結果を得た。
【0025】
【表3】
【0026】本試験例3の有効成分の単用区で用いたも
のは以下の通りである。 クロルフルアズロン…アタブロン乳剤(商品名、石原産
業(株)製) エンドスルファン…マリックス乳剤(商品名、アグロ・
カネショー(株)製)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1−〔3,5−ジクロロ−4−(3−ク
    ロロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)
    フェニル〕−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウ
    レアと(1,4,5,6,7,7−ヘキサクロロ−8,
    9,10−トリノボーン−5−エン−2,3−イレンビ
    スメチレン)サルファイトとを有効成分として含有する
    ことを特徴とする混合殺虫剤。
JP4361916A 1992-12-22 1992-12-22 混合殺虫剤 Pending JPH06183919A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4361916A JPH06183919A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 混合殺虫剤

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ID=18475286

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JP (1) JPH06183919A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005350477A (ja) * 1997-12-19 2005-12-22 Schering-Plough Animal Health Ltd 水性殺虫用ポアオン処方物
CN107691453A (zh) * 2017-10-24 2018-02-16 邓杵娇 一种含番荔枝皂素与吡蚜酮的农药组合物

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