JPH08217606A - 殺虫組成物 - Google Patents
殺虫組成物Info
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- JPH08217606A JPH08217606A JP2939295A JP2939295A JPH08217606A JP H08217606 A JPH08217606 A JP H08217606A JP 2939295 A JP2939295 A JP 2939295A JP 2939295 A JP2939295 A JP 2939295A JP H08217606 A JPH08217606 A JP H08217606A
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Abstract
ル誘導体は、単独でも極めて顕著な殺虫活性を有する
が、これらの化合物を実際施用場面で使用した場合に、
さらにすぐれた防除効果を発揮せしめるとともに、その
使用量を減少させる相乗効果に優れた殺虫組成物を提供
することを目的とする。 【構成】 一般式(1) (式中、R1 、R2 、R3 、R4 は水素原子、または低
級アルキル基を表わす。)で表わされる化合物とセサミ
ン、セサモリン、ピペロニルブトキサイド、セサメック
ス、プロピルアイソム、サフロキサン、サルホキサイ
ド、ピペロニルシクロネン、N−(2−エチル)ヘキシ
ル−5,6−ノルボルネンジカルボキシイミド、2,
2’,3,3,3,3’,3’,3’−オクタクロロジ
プロピルエーテル、O−プロパルギル−O−プロピル
フェニルホスホネ−トの群から選ばれた化合物のうち1
種または2種以上とを含有してなる殺虫組成物。
Description
を示す殺虫組成物に関するものである。
ル、カ−バメ−ト類、ピレスロイド系化合物に共力剤を
添加することにより相乗効果を発現する場合があること
が知られている。それらの共力剤としては例えば、セサ
ミン、セサモリン、ピペロニルブトキサイド、セサメッ
クス、プロピルアイソム、サフロキサン、サルホキサイ
ド、ピペロニルシクロネン、N−(2−エチル)ヘキシ
ル−5、6−ノルボルネンジカルボキシイミド、2,
2’,3,3,3,3’,3’,3’−オクタクロロジ
プロピルエーテル〔SHIBUYA INDEX 6t
h Edition記載〕、O−プロパルギル−O−プ
ロピル フェニルホスホネ−ト〔Pestic. Bi
ochem. Physiol. 50、51−59
(1994)記載〕などがあげられる。一方、一般式
(1)で示す化合物は新規化合物であり、単独でも極め
て優れた殺虫効果を有するが、この化合物に共力剤を添
加することによる相乗効果について知られていない。
過剰使用による環境汚染や、薬剤抵抗性を獲得した病害
虫に起因する防除効果の低下等が深刻な問題となってい
る。この有機合成農薬に対して、無農薬栽培法や生物的
防除法は、未だ研究の途中であり、その単独施用では安
定した防除効果が得られず、十分な作物栽培は望めない
ことも事実である。
ピレスロイド系、有機リン系の薬剤が使用され、農園芸
用にはピレスロイド系、有機リン系、またはカ−バメ−
ト系の各種薬剤が用いられてきた。しかし、従来の殺虫
剤は、即効性、浸透移行性、ガス効果など、すぐれた特
性をもつものがあるが、殺虫スペクトル、残効性、魚毒
性、人畜毒性、環境汚染の低減などの点ですべてに満足
いくものではない。さらに、従来の薬剤の度重なる使用
の結果、これらの殺虫剤に対して、強い抵抗性を示す害
虫が出現し、問題となっている。この難防除害虫を防除
するため必要以上の薬剤を田畑に投入することによる、
土壌、河川等の環境汚染も問題となり、低薬量での防除
が望まれている。
た場合に、環境に安全なための低薬量ですぐれた殺虫効
果を発揮する組成物を提供することを課題とする。
る種の3−テトラヒドロフリルメチル誘導体は、単独で
も極めて顕著な殺虫活性を有するが、本発明者らはさら
に、これらの化合物を実際施用場面で使用した場合に、
さらにすぐれた防除効果発揮させること、ならびにその
使用量を減少させることについて鋭意検討を重ねた結
果、これらの誘導体と共力剤とを混合施用することによ
り、単独で施用する場合に比較して、殺虫活性が格段に
強化されることを見いだし、本発明を完成した。すなわ
ち本発明は、一般式(1)(化2)
級アルキル基を表わす。)で表わされる化合物とセサミ
ン、セサモリン、ピペロニルブトキサイド、セサメック
ス、プロピルアイソム、サフロキサン、サルホキサイ
ド、ピペロニルシクロネン、N−(2−エチル)ヘキシ
ル−5,6−ノルボルネンジカルボキシイミド、2,
2’,3,3,3,3’,3’,3’−オクタクロロジ
プロピルエーテル、O−プロパルギル−O−プロピル
フェニルホスホネ−トの群から選ばれた共力剤のうち1
種または2種以上とを含有してなる殺虫組成物である。
R3 、R4 、R5 は、水素原子またはメチル基またはエ
チル基が好ましく、代表例は実施例において示される。
本発明に係わる式(1)で表される誘導体は強力な殺虫
作用を持ち、殺虫剤として農業、園芸、畜産、林業、防
疫、家屋等の多様な場面において使用することができ
る。また、本発明の式(1)で表される誘導体は植物、
高等動物、環境等に対して害を与えることなく、有害昆
虫に対して的確な防除効果を発揮する。
により以下に示す(A)法または(B)法によって製造
することができる。 (A)法:式(1)で表される化合物は、反応式(1)
(化3)に従い、式(2)で表される化合物と式(3)
で表される化合物を、必要により塩基あるいは触媒の存
在下、各種溶媒中で反応させて容易に、かつ高収率で製
造することができる。
し、X1 はアミノ基、炭素数1〜5のアルコキシ基、炭
素数1〜5のアルキルチオ基またはベンジルチオ基を表
わす。) 塩基としては炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等の炭酸塩
類、燐酸三カリウム、燐酸三ナトリウム、燐酸一水素二
カリウム、燐酸一水素二ナトリウム等の燐酸塩類、酢酸
ナトリウム、酢酸カリウム等の酢酸塩類等を使用するこ
とができる。
ジン、DABCO、トリエチルアミン、ジアザビシクロ
ウンデセン等有機塩基類、p−トルエンスルホン酸、メ
タンスルホン酸等のスルホン酸類、硫酸、塩化水素、リ
ン酸等の鉱酸類、イオン交換樹脂、シリカゲル類、ゼオ
ライト等を使用することができる。
タノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール
類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類、ヘキサン、ヘプタン、石油ベンジン等の脂肪族炭化
水素類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イ
ミダゾリジノン、1−メチル−2−ピロリジノン等の非
プロトン性極性溶媒、エチルエーテル、ジイソプロピル
エーテル、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン等のエーテル類、アセトニトリル、プ
ロピオニトリル等のニトリル類、アセトン、ジイソプロ
ピルケトン等のケトン類等を用いることができる。
ることもできるが、一般的には、反応温度は−20〜2
00℃、好ましくは0〜150℃、反応時間は0.01
〜50時間、好ましくは0.1〜15時間である。
物は、反応式(1A)(化4)の方法により製造するこ
とができる。
ゲン原子、トルエンスルホニルオキシ基、メタンスルホ
ニルオキシ基またはトリフルオロメタンスルホニルオキ
シ基を表わす。) すなわち、(テトラヒドロ−3−フラニル)メタノール
誘導体をチオニルクロライド、オキシ塩化リン、三臭化
リン、トリフェニルフォスフィン/四臭化炭素、トリフ
ェニルフォスフィン/四塩化炭素等のハロゲン化剤によ
りハロゲン化物あるいはトシルクロライド、メタンスル
フォニルクロライド、トリフルオロメタンスルホン酸無
水物等のスルフォネート化剤によりスルフォネート化物
に変換し、次にヘキサメチレンテトラミンを用いるデル
ピン法等の公知のアミン合成法、あるいはアルキルアミ
ン類との反応により製造することができる。反応式
(1)で式(3)で表わされる化合物は、Chem.B
er.,100巻,591頁に記載されている方法等に
より製造することができる。 (B)法:式(1)において、R2 およびR3 が水素原
子を表す場合の式(1a)は、反応式(2)(化5)の
製造法によっても製造することができる。
数1〜5のアルキル基またはベンジル基を表わす。) すなわち、式(4)で表わされる化合物を酸あるいは必
要により触媒の存在下、各種溶媒中で反応させて容易
に、かつ高収率で製造することができる。
エンスルホン酸、メタンスルホン酸等のスルホン酸類、
硫酸、塩化水素酸、リン酸等の鉱酸類、イオン交換樹
脂、シリカゲル類、ゼオライト等を使用することが出来
る。溶媒としては水をはじめ、メタノール、エタノー
ル、プロパノール、ブタノール等のアルコール類、ベン
ゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ヘキ
サン、ヘプタン、石油ベンジン等の脂肪族炭化水素類、
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチ
ルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジ
ノン、1−メチル−2−ピロリジノン等の非プロトン性
極性溶媒、エチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、
1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン等のエーテル類、アセトニトリル、プロピオニト
リル等のニトリル類、アセトン、ジイソプロピルケトン
等のケトン類等を用いることができる。反応温度及び反
応時間は広範囲に変化させることもできるが、一般的に
は、反応温度は−20〜150℃、好ましくは室温〜1
00℃、反応時間は0.01〜50時間、好ましくは
0.1〜10時間である。
物は、反応式(2A)(化6)の方法により製造するこ
とができる。
素原子、臭素原子、トルエンスルホニルオキシ基、メタ
ンスルフォニルオキシ基、トリフルオロメタンスルフォ
ニルオキシ基を表わし、R5 は炭素数1〜5のアルキル
基またはベンジル基を表わす。) 反応は式(5)で表わされる化合物と式(6)で表わさ
れる化合物を、必要により塩基あるいは触媒の存在下、
各種溶媒中で反応させて容易に、かつ高収率で製造する
ことができる。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム等の水酸化アルカリ金属類水酸化マグネシウム
水酸化カルシウム等の水酸化アルカリ土類金属類、水素
化ナトリウム水素化カリウム等の水素化アルカリ金属
類、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート等の
アルカリ金属アルコラート類、酸化ナトリウム等のアル
カリ金属酸化物類、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等の
炭酸塩類、燐酸三カリウム、燐酸三ナトリウム、燐酸一
水素二カリウム、燐酸一水素二ナトリウム等の燐酸塩
類、酢酸ナトリウム酢酸カリウム等の酢酸塩類、4−
(ジメチルアミノ)ピリジン、DABCO、トリエチル
アミン、ジアザビシクロウンデセン等有機塩基類等を使
用することができる。
タノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール
類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類、ヘキサン、ヘプタン、石油ベンジン等の脂肪族炭化
水素類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イ
ミダゾリジノン、1−メチル−2−ピロリジノン等の非
プロトン性極性溶媒、エチルエーテル、ジイソプロピル
エーテル、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン等のエーテル類、アセトニトリル、プ
ロピオニトリル等のニトリル類、アセトン、ジイソプロ
ピルケトン等のケトン類等を用いることができる。反応
温度及び反応時間は広範囲に変化させることもできる
が、一般的には、反応温度は−30〜200℃、好まし
くは−20〜150℃、反応時間は0.01〜50時
間、好ましくは0.1〜15時間である。
合物は、(テトラヒドロ−3−フラニル)メタノール誘
導体を、チオニルクロライド、オキシ塩化リン、三臭化
リン、トリフェニルフォスフィン/四臭化炭素、トリフ
ェニルフォスフィン/四塩化炭素等のハロゲン化剤によ
りハロゲン化あるいはトシルクロライド、メタンスルフ
ォニルクロライド、トリフルオロメタンスルホン酸無水
物等のスルフォネート化剤によりスルフォネート化する
ことにより製造することができる。反応式(2A)で式
(6)で表わされる化合物は、モノアルキル置換ニトロ
グアニジンまたはモノベンジル置換ニトログアニジンと
一級アミンおよびホルムアルデヒドから製造することが
できる。
も優れた殺虫活性を示すが、それらに共力剤を加えた本
発明の殺虫組成物は、さらに効果が増大し、式(1)の
化合物単独の場合より低濃度で使用することができる。
従って、栽培植物に対して薬害がなく、かつ温血動物に
対する毒性も低く、農園芸用作物や森林、芝、貯蔵穀物
及び製品の保護における害虫、また衛生分野の害虫を防
除するために使用できる。例えば、本発明の殺虫組成物
は、水稲害虫、果樹、蔬菜類の作物害虫、並びに衛生分
野の害虫に対して有効に使用できる。本発明の殺虫組成
物中の活性化合物の重量比は一般に、式(1)の化合物
1重量部当たり、共力剤を1〜50重量部、好ましくは
1〜25重量部である。
示し茎葉散布、水中または水面施用、土壌施用、土壌混
和処理、育苗箱施用、種子処理、くん煙処理等により使
用することができる。
例えば、アワヨトウ、イネヨトウ、フタオビコヤガ、タ
マナヤガ、ワタアカキリバ、オオタバコガ、シロイチモ
ンジヨトウ、ハスモンヨトウ、カブラヤガ、ヨトウガ、
タマナギンウワバ、ニカメイガ、コブノメイガ、サンカ
メイガ、ナシオオシンクイ、ハイマダラメイガ、マメノ
メイガ、イネツトムシ、ワタアカミムシ、ジャガイモ
ガ、モンシロチョウ、ノシメマダラメイガ、チャノコカ
クモンハマキ、キンモンホソガ、ミカンハモグリガ、ブ
ドウホソハマキ、ナシヒメシンクイ、マメシンクイガ、
モモシンクイガ、ブドウスカシバ、チャノホソガ、コナ
ガ、イガ、半翅目害虫として例えば、タバココナジラ
ミ、オンシツコナジラミ、ミカントゲコナジラミ、ワタ
アブラムシ、ユキヤナギアブラムシ、リンゴワタムシ、
モモアカアブラムシ、ダイコンアブラムシ、ニセダイコ
ンアブラムシ、マメアブラムシ、コミカンアブラムシ、
ミカンクロアブラムシ、ブドウネアブラムシ、ムギミド
リアブラムシ、ジャガイモヒゲナガアブラムシ、チャノ
ミドリヒメヨコバイ、フタテンヒメヨコバイ、ヒメトビ
ウンカ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ツマグロヨコ
バイ、タイワンツマグロヨコバイ、シロオオヨコバイ、
ルビーロウムシ、オリーブカタカイガラムシ、サンホー
ゼカイガラムシ、リンゴカキカイガラムシ、アカマルカ
イガラムシ、アカホシマルカイガラムシ、ヤノネカイガ
ラムシ、クワコナカイガラムシ、ミカンコナカイガラム
シ、イセリアカイガラムシ、リンゴキジラミ、ミカンキ
ジラミ、ミナミアオカメムシ、ホソヘリカメムシ、ナシ
グンバイ、鞘翅目害虫として例えば、イネミズゾウム
シ、イネドロオイムシ、キスジノミハムシ、コロラドハ
ムシ、テンサイトビハムシ、Diabrotica spp. 、コクゾ
ウムシ、クリヤケシキスイ、ニジュウヤホシテントウ、
インゲンマメゾウムシ、アズキゾウムシ、ヨツモンマメ
ゾウムシ、ドウガネブイブイ、ヒメコガネ、マメコガ
ネ、ゴマダラカミキリ、タバコシバンムシ、ヒメマルカ
ツオブシムシ、コクヌストモドキ、ヒラタキクイムシ、
総翅目害虫として例えば、アカイエカ、チカイエカ、シ
ナハマダラカ、ヒトスジハマカ、イネハモグリバエ、ダ
イズサヤタナバエ、イネカラバエ、イネミギワバエ、イ
エバエ、クロキンバエ、タマネギバエ、ウリミバエ、キ
カンコミバエ、アザミウマ目害虫として例えば、ネギア
ザミウマ、カキクダアザミウマ、ミナミキイロアザミウ
マ、イネアザミウマ、チャノキイロアザミウマ、直翅目
害虫として例えば、クロゴキブリ、ヤマトゴキブリ、ワ
モンゴキブリ、チャバネゴキブリ、コバネイナゴ、トノ
サマバッタ、膜翅目害虫として例えば、カブラハバチ、
ダニ目害虫として例えば、ナミハダニ、カンザワハダ
ニ、ミカンハダニ、リンゴハダニ、チャノホコリダニ、
ミカンサビダニ、ニセナシサビダニ、イエダニ、ツツガ
ムシ類、ケナガホコリダニ、その他の害虫として例え
ば、イヌノミ、アタマジラミ、ヤマトシロアリ、ヤケヤ
スデ、ゲジなどの防除に有効に使用できる。
何ら特別の条件を必要とせず、一般農薬に準じて当業技
術の熟知する方法によって乳剤、水和剤、粉剤、粒剤、
微粒剤、フロアブル剤、マイクロカプセル剤、油剤、エ
アゾール、ULV、泡沫剤、錠剤、くん煙剤、樹脂蒸散
剤、蚊取り線香、毒餌等の任意の剤型に調整でき、これ
らをそれぞれの目的に応じた各種用途に供しうる。
には、他の成分を加えずに単味の形でも使用できるが、
防除薬剤として使いやすくするため担体を配合して適用
するのが一般的である。ここでいう担体とは、処理すべ
き部位への有効成分の到達を助け、また有効成分化合物
の貯蔵、輸送、取扱いを容易にするために配合される液
体、固体または気体の合成または天然の無機または有機
物質を意味する。適当な固体担体としては例えばモンモ
リロナイト、カオリナイト、ケイソウ土、白土、タル
ク、バーミキュライト、石膏、炭酸カルシウム、シリカ
ゲル、硫安等の無機物質、大豆粉、鋸屑、小麦粉、ペク
チン、メチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ワセ
リン、ラノリン、流動パラフィン、ラード、植物油等の
有機物質等があげられる。
キシレン、クメン、ソルベントナフサ等の芳香族炭化水
素類、ケロシン、鉱油等のパラフィン系炭化水素類、メ
チレンクロイド、クロロホルム、4塩化炭素等のハロゲ
ン化炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン、シクロ
ヘキサノン等のケトン類、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレ
ングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコール
モノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチル
エーテル等のエーテル類、酢酸エチルエステル、酢酸ブ
チルエステル、脂肪酸グリセリンエステル等のエステル
類アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類メ
タノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノ
ール、エチレングリコール等のアルコール類、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド、水等があげられ
る。
せるために、製剤の剤型、適用場面等を考慮して目的に
応じてそれぞれ単独に、または組み合わせて以下のよう
な補助剤を使用することもできる。乳化、分散、拡展、
湿潤、結合、安定化等の目的で使用する助剤としてはリ
グニンスルホン酸塩類等の水溶性塩基類、アルキルベン
ゼンスルホン酸塩類、アルキル硫酸エステル類、ポリオ
キシエチレンアルキルアリールエーテル類、多価アルコ
ールエステル類等の非イオン性界面活性剤、ステアリン
酸カルシウム、ワックス等の滑剤、イソプロピルヒドロ
ジエンホスフェート等の安定剤、その他メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ガゼイン、アラビア
ゴム等があげられる。しかし、これらの成分は以上のも
のに限定されるものではない。
合以上の配合使用によって、より優れた殺虫活性を発現
させることも可能であり、また他の生理活性物質、例え
ばアレスリン、テトラメトリン、レスメトリン、フェノ
トリン、フラメトリン、ペルメトリン、シペルメトリ
ン、デルタメトリン、シハロトリン、シフルトリン、フ
ェンプロパトリン、トラロメトリン、シクロプロトリ
ン、フルシトリネート、フルバリネート、アクリナトリ
ン、テフルトリン、シラフルオフェン、ビフェントリ
ン、エンペントリン、ベータサイフルスリン、ゼータサ
イパーメスリン等の合成ピレスロイド系殺虫剤及び、こ
れらの各種異性体あるいは除虫菊エキス、DDVP、シ
アノホス、フェンチオン、フェニトロチオン、ジクロル
フェンチオン、テトラクロルビンホス、ジメチルビンホ
ス、クロルフェンビンホス、プロパホス、メチルパラチ
オン、テメホス、ホキシム、アセフェート、イソフェン
ホス、サリチオン、DEP、EPN、エチオン、メカル
バム、ピリダフェンチオン、ダイアジノン、ピリミホス
メチル、エトリムホス、イソキサチオン、キナルホス、
クロルピリホスメチル、クロルピリホス、ホサロン、ホ
スメット、メチダチオン、オキシデブロホス、バミドチ
オン、マラチオン、フェントエート、ジメトエート、ホ
ルモチオン、チオメトン、エチルチオメトン、ホレー
ト、テルブホス、プロフェノホス、プロチオホス、スル
プロホス、ピラクロホス、モノクロトホス、ナレド、ホ
スチアゼート等の有機リン系殺虫剤、NAC、MTM
C、MIPC、BPMC、XMC、PHC、MPMC、
エチオフェンカルブ、ベンダイオカルブ、ピリミカー
ブ、カルボスルファン、ベンフラカルブ、メソミル、オ
キサミル、アルジカルブ等のカーバメート系殺虫剤、エ
トフェンプロックス、フルフェンプロックス、ハルフェ
ンプロックス等のアリールプロピルエーテル系の殺虫
剤、シラフルオフェン等のシリル系化合物、硫酸ニコチ
ン、ポリナクチン複合体、アベルメクチン、ミルベメク
チン等の殺虫性天然物、カルタップ、チオシクラム、ベ
ンスルタップ、ジフルベンズロン、クロルフルアズロ
ン、テフルベンズロン、トリフルムロン、フルフェノク
スロン、ノバルロン、フルシクロクスロン、ヘキサフル
ムロン、フルアズロン、イミダクロプリド、ニテンピラ
ム、アセタミプリド、ピメトロジン、フィプロニル、ブ
プロフェジン、フェノキシカルブ、ピリプロキシフェ
ン、メトプレン、ハイドロプレン、キノプレン、エンド
スルファン、ジアフェンチウロン、トリアズロン、テブ
フェノシド等の殺虫剤、ケルセン、CPCBS、BPP
S、テトラジホン、アミトラズ、ベンゾメート、フェノ
チオカーブ、ヘキサチアゾックス、酸化フェンブタス
ズ、ジエノクロル、クロフェンテジン、ピリダベン、フ
ェンピロキシメート、テブフェンピラド、ピリミディフ
ェン、アグリモント等の殺ダニ剤、その他の殺虫剤、殺
ダニ剤あるいは殺菌剤、殺線虫剤、除草剤、植物生長調
節剤、肥料、土壌改良資材、BT剤、微生物の生産毒
素、天然または合成の昆虫ホルモン攪乱剤、誘引剤、忌
避剤、昆虫病原性微生物類や小動物類その他の農薬等と
混合することによりさらに効力の優れた多目的組成物を
つくることもでき、また相乗効果も期待できる。
定であるが、必要に応じ酸化防止剤あるいは紫外線吸収
剤、例えばBHT(2、6−ジ−t−ブチル−4メチル
フェノール)、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)
のようなフェノール誘導体、ビスフェノール誘導体、ま
たフェニル−α−ナフチルアミン、フェニル−β−ナフ
チルアミン、フェネチジンとアセトンの縮合物等のアリ
ールアミン類あるいはベンゾフェノン系化合物類を安定
剤として適量加えることによって、より効果の安定した
組成物を得ることができる。本発明の殺虫組成物は、前
記活性成分0.0000001〜95重量%、好ましく
は0.0001〜50重量%含有させる。
製造法を説明する。 製造例1 1−{(テトラヒドロ−3−フラニル)メチ
ル}−2−ニトロ−3−メチルグアニジン(化合物番号
1)の製造 (テトラヒドロ−3−フラニル)メタノ−ル10.0
g,無水トリフルオロメタンスルホン酸29.5g,ピ
リジン10.0g,ジクロロメタン200mlを室温で
1時間攪拌した。反応溶液に水を注ぎ、有機層を分取
し、1規定塩酸、水、飽和食塩水で洗浄、乾燥、濃縮し
20.0gの3−テトラヒドロフラニルメチルトリフラ
−トを得た。1,5−ジメチル−2−ニトロイミノヘキ
サヒドロ−1,3,5−トリアジン12.5g,DMF
60ml中に室温で60%水素化ナトリウム3.25g
を加え1時間攪拌後、室温で3−テトラヒドロフラニル
メチルトリフラ−ト20.0gを加え、50℃で2時間
攪拌した。室温に冷却後、2規定塩酸50mlを加え、
50℃で2時間攪拌した。重曹で中和後、ジクロロメタ
ンで抽出、乾燥、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィ−(展開溶媒;酢酸エチル:ヘキサン=
1:1)で精製し、7.8gの1−{(テトラヒドロ−
3−フラニル)メチル}−2−ニトロ−3−メチルグア
ニジンを得た。
ラニル)メチル}−N−(メチル)ニトログアニジン
(化合物番号3)の製造 (テトラヒドロ−3−フラニル)メチルトシラ−ト0、
71g、ヨウ化ナトリウム0.08g、炭酸カリウム
0.85g、40%メチルアミンメタノ−ル溶液9ml
の混合物を5時間加熱還流した。不溶物を濾別後、反応
液を減圧濃縮し得られた粗N−{(テトラヒドロ−3−
フラニル)メチル}−N−メチルアミンに、S−メチル
−N−(ニトロ)イソチオウレア0.38g、アセトニ
トリル7mlを加え、5時間加熱還流した。反応液を減
圧濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィ−(展開
溶媒;酢酸エチル:ヘキサン=1:1)で精製し、0.
10gのN−{(テトラヒドロ−3−フラニル)メチ
ル}−N−(メチル)ニトログアニジンを得た。
ラニル)メチル}−1−エチル−2−ニトロ−3−メチ
ルグアニジン(化合物番号4)の製造 N−{(テトラヒドロ−3−フラニル)メチル}−N−
エチルアミン5.5gとS−メチル−N−ニトロ−N’
−メチルイソチオウレア3.0g、エタノール30m
l、DMAP0.5gの混合物を、4時間加熱還流し
た。その後、反応液を減圧濃縮し、得られた粗油状物を
カラムクロマトグラフィーにより精製した。1−{(テ
トラヒドロ−3−フラニル)メチル}−1−エチル−2
−ニトロ−3−メチルグアニジン1.1gを得た。
トラヒドロフラニル}メチル]−N’−メチル−N”−
ニトログアニジン(化合物番号5)の製造 2−メチル−4−ヒドロキシメチルテトラヒドロフラン
1.00gおよびトリエチルアミン1.05gのジクロ
ロメタン50ml溶液に氷冷下にてトリフルオロメタン
スルホン酸無水物2.91gのジクロロメタン10ml
溶液を5分かけて滴下した。反応液を氷冷下にて30分
間、室温にて5時間攪拌したのち、反応液を減圧濃縮し
て得られた油状物を水素化ナトリウム(約60%)0.
32gのジメチルホルムアミド5ml懸濁溶液に室温に
て1−メチル−2−ニトロイミノ−5−メチル−1,
3,5−トリアジン1.24gのジメチルホルムアミド
5ml溶液を加え、60℃にて30分間攪拌した反応液
中に室温にてジメチルホルムアミド5ml溶液として加
え、60℃にて4時間攪拌した。反応液に塩酸(2M)
7.2mlを加え、さらに60℃にて3時間攪拌した。
反応液を室温まで放冷したのち、酢酸エチルを加え、こ
れを水にて洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムにて
乾燥した。有機層を減圧濃縮して得られた油状物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;酢酸エチ
ル)にて精製することによりN−[4−{(2−メチ
ル)テトラヒドロフラニル}メチル]−N’−メチル−
N”−ニトログアニジン77mgを赤褐色の油状物とし
て得た。反応式(1)または反応式(2)によって得ら
れる化合物番号1〜5の化合物の物性値を第1表(表
1、2)に示す。
して用いる場合の製剤例を実施例として示すが、本発明
は、これらのみに限定されるものではない。実施例中、
部とあるのは重量部を表す。
部、乳化剤ソルポール355S(東邦化学製)10部、
DMF10部、キシレン70部、以上を均一に攪拌混合
して乳剤とする。
2.7部、ホワイトカーボン0.3部を均一に混合し、
クレー96.5部、ドリレスA(三共製)0.2部を加
えて均一に粉砕混合し、粉剤とする。
ピル フェニルホスホネ−ト8部、ホワイトカーボン2
部、リグニンスルホン酸ナトリウム2部、ベントナイト
86部、以上を均一に粉砕混合後、水を加えて混練し、
造粒乾燥して粒剤とする。
−5,6−ノルボルネンジカルボキシイミド10部、ア
ルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム2部、リグニン
スルホン酸ナトリウム1部、ホワイトカーボン5部、ケ
イソウ土77部、以上を均一に攪拌混合して水和剤とす
る。
0.4、白灯油99.5部を均一に混合して油剤とす
る。
部、20%ポリビニルアルコール水溶液5部を十分混合
した後、0.8%キサンタンガム水溶液75部を加えて
再び攪拌混合してフロアブル剤とする。
部、カルボキシメチルセルロース3部、リグニンスルホ
ン酸ナトリウム2部、ジオクチルスルホサクシネートナ
トリウム塩1部、水74部を均一に湿式粉砕し、フロア
ブル剤とする。
シル−5,6−ノルボルネンジカルボキシイミド0.4
部、キシロール7部、脱臭灯油7.5部を攪拌混合す
る。これをエアゾール容器に充填し、バルブを取り付け
る。該バルブの部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)8
5部を加圧充填し、エアゾールとする。
シル−5,6−ノルボルネンジカルボキシイミド0.8
g、BHT0.5gを加えメタノール20mlに溶解
し、蚊取り線香用担体(タブ粉、粕粉、木粉を3:5:
1の割合の混合物)99.4と均一に攪拌混合し、メタ
ノールを蒸散させた後、水150mlを加え充分練り合
わせ成型乾燥して蚊取り線香とする。
プロピル フェニルホスホネ−ト1.0gにBHT0.
2gを加え、クロロホルムに溶解し、厚さ0.3cmの
濾紙に均一に吸着させ、電熱板上加熱繊維くん蒸組成物
とする。次に本発明の殺虫組成物が殺虫剤としての優れ
た作用効果について試験例をあげて詳細に説明する。
殺虫効果試験 直径9cm、高さ5cmの腰高シャーレ底面に表1に示
した化合物のアセトン所定濃度液を1mlづつ滴下し、
風乾してドライフィルムを作った。一方、同様の方法で
第1表に示した化合物と共力剤O−プロパルギル−O−
プロピル フェニルホスホネ−ト(以下NIAとする)
を1:4の比率で混合したアセトン所定濃度液を滴下
し、風乾して化合物のドライフィルムを作った。腰高シ
ャーレの内壁にバターを塗り、チャバネゴキブリの雌成
虫をシャーレ当たり10匹放飼し、24時間後の死虫率
を求め各化合物単独の場合及び化合物と共力剤混合の場
合の死虫率を求めた。その結果を下記の第2表(表3)
に示す。
効果 表1の化合物を所定濃度のアセトン溶液とし、数本に束
ねたイネ稚苗(約3葉期)に2.5ml散布する。散布
はスプレーガンでおこない、葉面が完全に濡れるように
した。風乾後、処理苗に円筒金網をかぶせ、ヒメトビウ
ンカ雌成虫を10匹、金網の中に放飼した。25℃の恒
温室に静置し、48時間後に死虫率を調査した。また表
1の化合物と共力剤ピペロニルブトキサイド(以下P.
B.O.とする)を1:9の比率で混合した所定濃度ア
セトン溶液も同様の操作をし、48時間後に死虫率を調
査した。その結果を下記の第3表(表4)に示す。
麻酔したイエバエ雌成虫の胸部背面に1μl塗布する。
これを5%の砂糖水を含ませた脱脂綿を入れた直径9c
m、高さ4cmのプリンカップ内に移し25℃恒温室に
静置し、48時間後に死虫数を調べた。虫数は1カップ
当たり10匹とした。表1の化合物にNIAを1:4の
比率で混合した所定濃度アセトン溶液についても同様の
処理をして、24時間後に死虫数を調べた。その結果を
以下の第4表(表5)に示す。
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式(1)(化1) 【化1】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 は水素原子、または低
級アルキル基を表わす。)で表わされる化合物とセサミ
ン、セサモリン、ピペロニルブトキサイド、セサメック
ス、プロピルアイソム、サフロキサン、サルホキサイ
ド、ピペロニルシクロネン、N−(2−エチル)ヘキシ
ル−5,6−ノルボルネンジカルボキシイミド、2,
2’,3,3,3,3’,3’,3’−オクタクロロジ
プロピルエーテル、O−プロパルギル−O−プロピル
フェニルホスホネ−トの群から選ばれた化合物のうち1
種または2種以上を含有してなる殺虫組成物。
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