JPH0715390Y2 - コンバインにおける油圧ポンプ構成 - Google Patents
コンバインにおける油圧ポンプ構成Info
- Publication number
- JPH0715390Y2 JPH0715390Y2 JP1988128942U JP12894288U JPH0715390Y2 JP H0715390 Y2 JPH0715390 Y2 JP H0715390Y2 JP 1988128942 U JP1988128942 U JP 1988128942U JP 12894288 U JP12894288 U JP 12894288U JP H0715390 Y2 JPH0715390 Y2 JP H0715390Y2
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- hydraulic
- hydraulic pump
- control
- paddy
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Description
【考案の詳細な説明】 ○産業上の利用分野 本考案は、刈取昇降,自操制御および変速制御の3つの
油圧制御機構に関するものである。
油圧制御機構に関するものである。
○従来技術 刈取昇降,自操制御,変速制御の各油圧制御のための油
圧源を単一の油圧ポンプで構成している。
圧源を単一の油圧ポンプで構成している。
○従来技術の問題点 単一の油圧ポンプであるので、優先回路を設けることに
より、選択作動(例えば、変速サーボ,刈取昇降,
自走操向の順で作動)が可能であるが、同時利用の場
合には作動不具合となる問題点がある。
より、選択作動(例えば、変速サーボ,刈取昇降,
自走操向の順で作動)が可能であるが、同時利用の場
合には作動不具合となる問題点がある。
上記問題点を解決すべく油圧回路に分流弁を設けると同
時利用も可能となるが、回路の複雑化により加工難と分
流弁追加によりコスト上昇,ポンプ容量の上昇,外形寸
法の増大等の問題点が生じる。特にコンバインの場合、
脱穀機の揚穀部,2番部の掃除のメンテナンス作業性,籾
受部のスペースの点で、油圧ポンプのセット位置,大き
さは重要な設計項目である。
時利用も可能となるが、回路の複雑化により加工難と分
流弁追加によりコスト上昇,ポンプ容量の上昇,外形寸
法の増大等の問題点が生じる。特にコンバインの場合、
脱穀機の揚穀部,2番部の掃除のメンテナンス作業性,籾
受部のスペースの点で、油圧ポンプのセット位置,大き
さは重要な設計項目である。
○上記問題点を解決するための手段 本考案は、変速制御用の第1油圧ポンプ11と刈取昇降お
よび自操制御用の第2油圧ポンプ12とで油圧制御機構の
油圧源を構成し、前記第1油圧ポンプ11および前記第2
油圧ポンプ12を、脱穀装置1と籾受台4との間に形成さ
れる伝動空間9に配設するとともにエンジンプーリと伝
動する単一の油圧駆動用ベルト10により駆動すべく構成
し、且つ籾受カバー8の機体後部かつ下方部分8Aを籾受
台中央寄りとして伝動空間9の機体後部下方部分に籾受
台中央側に向けた突部を設け拡大空間9Aを形成し該拡大
空間9Aに第1油圧ポンプ11を位置させる。
よび自操制御用の第2油圧ポンプ12とで油圧制御機構の
油圧源を構成し、前記第1油圧ポンプ11および前記第2
油圧ポンプ12を、脱穀装置1と籾受台4との間に形成さ
れる伝動空間9に配設するとともにエンジンプーリと伝
動する単一の油圧駆動用ベルト10により駆動すべく構成
し、且つ籾受カバー8の機体後部かつ下方部分8Aを籾受
台中央寄りとして伝動空間9の機体後部下方部分に籾受
台中央側に向けた突部を設け拡大空間9Aを形成し該拡大
空間9Aに第1油圧ポンプ11を位置させる。
○実施例 以下図面に示す実施例にもとづいて説明する。
コンバインの平面図である第6図を参照して、1は脱穀
装置,2は刈取作業部,3は排藁処理装置,4は籾受台,5はエ
ンジン,6は座席,7は運転装置,8は籾受台4の内側端縁よ
り直立する籾受カバー,9は籾受カバー8と脱穀装置1の
内側壁1aとの間に形成される伝動空間である。
装置,2は刈取作業部,3は排藁処理装置,4は籾受台,5はエ
ンジン,6は座席,7は運転装置,8は籾受台4の内側端縁よ
り直立する籾受カバー,9は籾受カバー8と脱穀装置1の
内側壁1aとの間に形成される伝動空間である。
本考案は、第1図および第2図を参照して、上述の伝動
空間9に、変速制御用の第1油圧ポンプ11および刈取昇
降および自操制御用の第2油圧ポンプ12を配設して油圧
制御機構の油圧源を構成するが、実施例では、一方の第
1油圧ポンプ11〔または第2油圧ポンプ12〕を機体後部
よりで2番17に対向させて配置し、他方の第2油圧ポン
プ12〔または第1油圧ポンプ11〕を中間部の脱穀装置の
揚穀部18近傍位置に配設する。
空間9に、変速制御用の第1油圧ポンプ11および刈取昇
降および自操制御用の第2油圧ポンプ12を配設して油圧
制御機構の油圧源を構成するが、実施例では、一方の第
1油圧ポンプ11〔または第2油圧ポンプ12〕を機体後部
よりで2番17に対向させて配置し、他方の第2油圧ポン
プ12〔または第1油圧ポンプ11〕を中間部の脱穀装置の
揚穀部18近傍位置に配設する。
両油圧ポンプ11・12とエンジン5とを、単一の油圧駆動
用ベルト10で伝動する。第1図および第2図において、
13はエンジン出力軸に固定したエンジンプーリー,14お
よび15は従動プーリー,16はテンションプーリーであ
る。また、19は揚穀部の籾投口である。
用ベルト10で伝動する。第1図および第2図において、
13はエンジン出力軸に固定したエンジンプーリー,14お
よび15は従動プーリー,16はテンションプーリーであ
る。また、19は揚穀部の籾投口である。
第2図および第3図を参照して、第1油圧ポンプ11を装
備するための空間を形成すべく、籾受カバー8の機体後
部かつ下方部分8Aを籾受台中央寄りへ拡大させ〔伝動空
間9の機体後部下方部分に籾受台中央側に向けた突部を
形成して〕、拡大空間9Aを形成し、該拡大空間9Aに第1
油圧ポンプ11を位置させる。
備するための空間を形成すべく、籾受カバー8の機体後
部かつ下方部分8Aを籾受台中央寄りへ拡大させ〔伝動空
間9の機体後部下方部分に籾受台中央側に向けた突部を
形成して〕、拡大空間9Aを形成し、該拡大空間9Aに第1
油圧ポンプ11を位置させる。
なお、従来技術においては、第1図に仮想線で示すごと
く、2番17と対向する個所に設けた単一の油圧ポンプ11
Aで油圧制御機構の油圧源を構成しているので、ポンプ
容量のポンプを装備する必要からポンプは大型となり、
第1図および第3図に仮想線で示すごとく、籾受カバー
8Aは伝動空間9の機体後方側の拡大空間9A′を広巾に形
成すべく突出し籾受台4の後部の有効巾は本考案の比し
狭くなっている。
く、2番17と対向する個所に設けた単一の油圧ポンプ11
Aで油圧制御機構の油圧源を構成しているので、ポンプ
容量のポンプを装備する必要からポンプは大型となり、
第1図および第3図に仮想線で示すごとく、籾受カバー
8Aは伝動空間9の機体後方側の拡大空間9A′を広巾に形
成すべく突出し籾受台4の後部の有効巾は本考案の比し
狭くなっている。
第4図および第5図は、本考案を実施するにあたっての
油圧回路図を示し、本考案は第4図に示す変速制御油圧
回路21と第5図に示す刈取昇降自操制御油圧回路22と
の、2つの独立した油圧回路により構成するものであ
る。
油圧回路図を示し、本考案は第4図に示す変速制御油圧
回路21と第5図に示す刈取昇降自操制御油圧回路22と
の、2つの独立した油圧回路により構成するものであ
る。
第4図において、23はリリーフ弁,24は変速制御用の方
向制御弁,25は変速制御用の油圧シリンダであり、変速
制御用の油圧シリンダ25は第1油圧ポンプ11を油圧源と
して方向制御弁24の伝動により独立して制御される。
向制御弁,25は変速制御用の油圧シリンダであり、変速
制御用の油圧シリンダ25は第1油圧ポンプ11を油圧源と
して方向制御弁24の伝動により独立して制御される。
第5図において、26は第1方向制御弁,27は刈取昇降制
御用の油圧シリンダ,28はメカニカルパイロットチェッ
ク弁,29はメインリリーフ弁,30はセカンドリリーフ弁,3
1は第2方向制御弁,32は自操制御用の左右一対の油圧シ
リンダであり、自操制御用の左右一対の油圧シリンダ32
および刈取昇降制御用の油圧シリンダ27は、第2油圧ポ
ンプ12を共通の油圧源とし、それぞれ第1方向制御弁2
6,第2方向制御弁31を介して制御され、第4図の変速制
御油圧回路21とは独立している。
御用の油圧シリンダ,28はメカニカルパイロットチェッ
ク弁,29はメインリリーフ弁,30はセカンドリリーフ弁,3
1は第2方向制御弁,32は自操制御用の左右一対の油圧シ
リンダであり、自操制御用の左右一対の油圧シリンダ32
および刈取昇降制御用の油圧シリンダ27は、第2油圧ポ
ンプ12を共通の油圧源とし、それぞれ第1方向制御弁2
6,第2方向制御弁31を介して制御され、第4図の変速制
御油圧回路21とは独立している。
本考案は、コンバインの運転にあたり、伝動空間に配置
した第1油圧ポンプ11および第2油圧ポンプ12を油圧駆
動ベルト10を介してエンジン5により駆動され、刈取昇
降および自操制御と、変速制御とを、それぞれ独立した
油圧回路21・22により独立して操作され、同時操作も自
在である。
した第1油圧ポンプ11および第2油圧ポンプ12を油圧駆
動ベルト10を介してエンジン5により駆動され、刈取昇
降および自操制御と、変速制御とを、それぞれ独立した
油圧回路21・22により独立して操作され、同時操作も自
在である。
また、両油圧ポンプ11・12が小型で小容積であるので、
脱穀装置1側面の揚穀部18の掃除口18a、2番17の掃除
口17a、伝動ベルトの張り調整その他のメンテナンス性
を損わない。
脱穀装置1側面の揚穀部18の掃除口18a、2番17の掃除
口17a、伝動ベルトの張り調整その他のメンテナンス性
を損わない。
○考案の効果 本考案は、変速制御用の第1油圧ポンプと刈取昇降およ
び自操制御用の第2油圧ポンプの2つの油圧ポンプを油
圧源としたので、刈取昇降と変速とを同時操作しても不
具合を生じることがない。
び自操制御用の第2油圧ポンプの2つの油圧ポンプを油
圧源としたので、刈取昇降と変速とを同時操作しても不
具合を生じることがない。
また、伝動空間に両油圧ポンプ11,12を配置するが小型
で小容積であり、両油圧ポンプ11,12は単一の油圧駆動
用ベルト12により駆動するものであるから、脱穀装置側
面の揚穀部18の掃除口18a,2番17の掃除口17aの接近を容
易とするともに伝動手段の調整は単一の伝動ベルトの張
り調整でよく、保守作業が容易である。
で小容積であり、両油圧ポンプ11,12は単一の油圧駆動
用ベルト12により駆動するものであるから、脱穀装置側
面の揚穀部18の掃除口18a,2番17の掃除口17aの接近を容
易とするともに伝動手段の調整は単一の伝動ベルトの張
り調整でよく、保守作業が容易である。
更に、伝動空間9に拡大空間9Aを形成し該拡大空間9Aに
第1油圧ポンプ11を配設するものであるが油圧ポンプを
小さくでるので、籾受カバーの籾受台への突出部分を小
さくすることができて、籾受台の有効面積を従来技術に
比して増大し、籾袋との干渉が小さく籾の交換が良好で
それ以前にストックする籾袋とカバーの干渉が小さく、
より多くの籾袋をストックし得る等の効果を有する。
第1油圧ポンプ11を配設するものであるが油圧ポンプを
小さくでるので、籾受カバーの籾受台への突出部分を小
さくすることができて、籾受台の有効面積を従来技術に
比して増大し、籾袋との干渉が小さく籾の交換が良好で
それ以前にストックする籾袋とカバーの干渉が小さく、
より多くの籾袋をストックし得る等の効果を有する。
第1図は、本考案の実施例を示したコンバインの油圧ポ
ンプ構成を示す平面図。第2図は同じく側面図。第3図
は第1図S−S線による縦断面図である。 第4図は、変速制御油圧回路図。第5図は刈取昇降制御
および自操制御油圧回路図である。 第6図はコンバインの平面図である。 10……油圧駆動用ベルト 11……変速制御用の第1油圧ポンプ 12……刈取昇降制御および自操制御用の第2油圧ポンプ
ンプ構成を示す平面図。第2図は同じく側面図。第3図
は第1図S−S線による縦断面図である。 第4図は、変速制御油圧回路図。第5図は刈取昇降制御
および自操制御油圧回路図である。 第6図はコンバインの平面図である。 10……油圧駆動用ベルト 11……変速制御用の第1油圧ポンプ 12……刈取昇降制御および自操制御用の第2油圧ポンプ
Claims (1)
- 【請求項1】刈取昇降,自操制御および変速制御の3つ
の油圧制御機構を有するコンバインにおいて、変速制御
用の第1油圧ポンプ11と刈取昇降および自走操向用の第
2油圧ポンプ12とで油圧制御機構の油圧源を構成し、前
記第1油圧ポンプ11および前記第2油圧ポンプ12を、脱
穀装置1と籾受台4との間に形成される伝動空間9に配
設するとともにエンジンプーリと伝動する単一の油圧駆
動用ベルト10により駆動すべく構成し、且つ籾受カバー
8の機体後部かつ下方部分8Aを籾受台中央寄りとして伝
動空間9の機体後部下方部分に籾受台中央側に向けた突
部を設け拡大空間9Aを形成し該拡大空間9Aに第1油圧ポ
ンプ11を位置させたことを特徴とする、コンバインにお
ける油圧ポンプ構成。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988128942U JPH0715390Y2 (ja) | 1988-10-01 | 1988-10-01 | コンバインにおける油圧ポンプ構成 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988128942U JPH0715390Y2 (ja) | 1988-10-01 | 1988-10-01 | コンバインにおける油圧ポンプ構成 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0249830U JPH0249830U (ja) | 1990-04-06 |
JPH0715390Y2 true JPH0715390Y2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=31382749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988128942U Expired - Lifetime JPH0715390Y2 (ja) | 1988-10-01 | 1988-10-01 | コンバインにおける油圧ポンプ構成 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0715390Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5865364A (ja) * | 1981-10-09 | 1983-04-19 | Iseki & Co Ltd | Hstの牽制装置 |
JPH0331371Y2 (ja) * | 1986-08-14 | 1991-07-03 |
-
1988
- 1988-10-01 JP JP1988128942U patent/JPH0715390Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0249830U (ja) | 1990-04-06 |
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