JP2003143904A - 動力車両の油圧装置 - Google Patents

動力車両の油圧装置

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JP2003143904A JP2001351430A JP2001351430A JP2003143904A JP 2003143904 A JP2003143904 A JP 2003143904A JP 2001351430 A JP2001351430 A JP 2001351430A JP 2001351430 A JP2001351430 A JP 2001351430A JP 2003143904 A JP2003143904 A JP 2003143904A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分解組立が容易で圧損の少ない動力車両の油
圧装置を得ること。 【解決手段】 作業機昇降用のメインスプール52と、
作動油の一部を作業機昇降用油圧シリンダ34に残りを
他の油圧機器44に送る分流弁50と、メインリリーフ
バルブ49とを一体に組み込んでコントロールバルブ3
3を構成し、このコントロールバルブ33を、ミッショ
ンケース3側からの動力によって駆動されるギヤポンプ
31の上部に取り付け、コントロールバルブ33から水
平横向きに突出した軸70には前記メインスプール52
を操作する油圧操作レバー41を取り付ける。また、コ
ントロールバルブ33に嵌合されたメインスプール52
を長手方向にスライドさせることによって上げ位置、中
立位置、下げ位置の3位置を設定し、前記メインスプー
ル52の下げ側端部とコントロールバルブボディ33A
側との間にダンパー室99を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、小型トラクタや
乗用芝刈機等の動力車両の油圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に小型のトラクタや乗用型芝刈機
においては、機体前部にエンジンとギヤポンプを設置
し、機体後部には作業機を昇降させる油圧シリンダやコ
ントロールバルブを設けるようにしているものが多い。
【0003】コントロールバルブとギヤポンプとは鋼管
からなる油圧配管を介して接続され、コントロールバル
ブ内に組み込まれたスプールと油圧操作レバーとは複雑
なリンク機構を介して連係されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、小型のトラ
クタ等においては、構成が簡潔で廉価であると共に分解
組立等も簡単に行えるものであることが必須要件である
が、前記したトラクタの場合、ギヤポンプからコントロ
ールバルブまでは長い配管を必要とする他、油圧操作レ
バーとコントロールバルブとは複雑なリンク類を必要と
していたために、ガタ付きが生じる分だけ作動が円滑で
なく、また分解組立も面倒で、製造コストも高くなるな
どの問題点を有していた。しかも、配管が長くなればな
るほど圧力損失が生じるという問題に加え、振動による
所謂ビビリ音が発生し、騒音が生じる原因にもなってい
た。
【0005】本発明の課題は、油圧操作レバーを用いる
コントロールバルブの切替操作が円滑に行え、しかもコ
ントロールバルブとギヤポンプとを圧損なく連結し、分
解組立を容易にした動力車両の油圧装置を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記した問
題点に鑑みて提案するものであって、このため次のよう
な技術的手段を講じた。すなわち、請求項1の発明は、
作業機昇降用のメインスプール52と、作動油の一部を
作業機昇降用油圧シリンダ34に、残りを他の油圧機器
44にそれぞれ送る分流弁50と、メインリリーフバル
ブ49とを一体に組み込んだコントロールバルブ33を
備え、前記コントロールバルブ33を、ミッションケー
ス3側からの動力によって駆動されるギヤポンプ31の
上部に取り付け、コントロールバルブ33から水平横向
きに突出した軸70を設け、該軸70には前記メインス
プール52を操作する油圧操作レバー41を取り付けた
動力車両の油圧装置である。
【0007】また、請求項2記載の発明では、動力車両
の油圧装置の構成の前記コントロールバルブ33の側面
に外部油圧取出口60を形成する。
【0008】また、請求項3記載の発明では、動力車両
の油圧装置の構成の前記コントロールバルブ33に嵌合
されたメインスプール52を長手方向にスライドさせる
ことによって上げ位置、中立位置、下げ位置の3位置が
設定されると共に、前記メインスプール52の下げ側端
部とコントロールバルブボディ33A側との間にダンパ
ー室99を設け、下げ開始時の微小下げ領域にダンパー
効果を付与させた構成からなるものである。
【0009】前記構成による作用は次の通りである。ギ
ヤポンプ31によって送られた作動油は分流弁50を介
して一部はコントロールバルブ33のメインスプール5
2に、残りはパワステ等の他の油圧機器44に送られ、
この状態で油圧操作レバー41を上げ側に操作するとメ
インスプール52が作業機上げ位置に切り換えられて作
動油は作業機昇降用の油圧シリンダ34内に流入し、作
業機を持ち上げる。
【0010】反対に油圧操作レバー41を下げ方向側に
倒すと油圧シリンダ34内の作動油は油圧タンクである
ミッションケース3内に排出されるが、このとき、下げ
開始時の微小下げ領域だけダンパー効果が作用し、オペ
レータはレバー操作時の荷重変化を手に感じることがで
きて、作業機の下降操作を精度良く行なうことができ
る。
【0011】
【発明の効果】請求項1の発明は、作業機昇降用のメイ
ンスプール52と、作動油の一部を作業機昇降用油圧シ
リンダ34に残りを他の油圧機器44に送る分流弁50
と、メインリリーフバルブ49とを一体に組み込んでコ
ントロールバルブ33を構成し、このコントロールバル
ブ33を、ミッションケース3からの動力によって駆動
されるギヤポンプ31の上部に取り付け、コントロール
バルブ33から水平横向きに突出した軸70には前記メ
インスプール52を操作する油圧操作レバー41を取り
付けたものであるから、バルブ33の切替が円滑に行わ
れると共に、コントロールバルブ33とギヤポンプ31
とを配管を用いることなく連結できるため、圧損も少な
く確実な作動が期待できる。そしてコントロールバルブ
33やギヤポンプ31がミッションケース3の上部に集
中的に設けられているので分解組立も容易に行える。
【0012】また、請求項2の発明は、前記コントロー
ルバルブ33の側面に外部油圧取出口60が形成されて
いるので、フロントローダや他の作業機を油圧駆動する
ことができる。
【0013】また、請求項3の発明は、前記コントロー
ルバルブ33に嵌合されたメインスプール52を長手方
向にスライドさせることによって上げ位置、中立位置、
下げ位置の3位置が設定されると共に、前記メインスプ
ール52の下げ側端部とコントロールバルブボディ33
A側との間にダンパー室99を設け、下げ開始時の微小
下げ領域にダンパー効果を付与させたものであるから、
下げ開始時の動きをスムーズに行うことができ、例え
ば、ロータリ耕耘装置等の微妙な耕深調節を簡単に行な
うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、この発明
の動力車両の油圧回路の実施例を説明する。まず、動力
車両の構成から説明すると、従来周知のトラクタ1は機
体の前部にエンジン2を搭載し、このエンジン2の回転
動力をミッションケース3の前部に取り付けられた静油
圧式無段変速装置(HST)4のポンプ軸5に自在継手
6を介して伝達している。
【0015】なお、以下の図示例についての説明で前又
は後というときは、ミッションケース3を配置した側を
後とし、その反対側、即ちエンジン2を配置した側を前
という。そして、右又は左というときは、機体後部にお
いて機体前部側を前側として立つ作業者から見て右手側
を右とし、左手側が左としていう。
【0016】静油圧式無段変速装置4に入った動力はフ
ロア8の右側に設けられたHSTペダル9の踏込量に応
じてその斜板の傾倒角が変更され、モータ軸10の回転
数と回転方向を制御する。
【0017】そして、モータ軸10の回転動力はミッシ
ョンケース3内の図示しない副変速装置によって変速さ
れ、一部はデフ装置を介して後車軸12に伝えられて後
輪11を駆動し、デフ装置の手前から分岐した動力は前
輪駆動軸13に伝えられ、この前輪駆動軸13とフロン
トアクスルハウジング14に軸支された入力軸15とは
前後方向に長い自在継手17を介して連動連結され、前
輪19を駆動するように構成している。
【0018】ミッションケース3の前下部と後下部の2
ヵ所には夫々ミッドPTO軸21とリヤPTO軸22が
軸架され、これらはミッションケース3内の変速装置と
PTOクラッチ23を介して回転動力が伝達される。
【0019】リヤPTO軸22はトラクタ1の後部に連
結される、例えばロータリ耕耘装置のような作業機を駆
動するためのものであり、ミッドPTO軸21は前輪1
9と後輪11との間にあってトラクタ1の腹下部に装着
されるモーア24のような作業機を駆動するために利用
される。モーア24は機体との間に平行リンク機構25
によって昇降自在に連結され、ギヤボックス26から後
向きに軸架された入力軸28と前記ミッドPTO軸21
とを自在継手29により連動連結してモーア24内の複
数個のブレード30を回転させる。
【0020】ミッションケース3の前部にはギヤポンプ
31が取り付けられ、このギヤポンプ31の上部には作
業機を昇降させるコントロールバルブ33が着脱自在に
取り付けられている。一方、ミッションケース3の上部
には単動式油圧シリンダ34を収容している油圧シリン
ダケース36が設けられ、その左右両側にはリフトアー
ム38、38が回動可能に枢着されている。前記ギヤポ
ンプ31はミッションケース3内のギヤを介して図示し
ないポンプ軸を常時回転させる。ギヤポンプ31とミッ
ションケース3の底部とは吸引パイプ32を介して連結
され、ミッションケース3内のミッションオイルを兼ね
る作動油が、この吸引パイプ32を介してギヤポンプ3
1内に吸い込まれるように構成している。
【0021】なお、図1に示す動力車両には、PTOク
ラッチ入切用の操作レバー40、作業機昇降用の操作レ
バー41、座席42、ステアリングハンドル43、全油
圧式パワステアリングユニット44、パワステアリング
用油圧シリンダ45、トラクタ1のシャーシ46、シャ
ーシ46の後部に取り付けられた安全フレーム47など
が設けられている。
【0022】次に、図3に示す油圧回路図に基づいて油
圧系全体の構成について説明する。ギヤポンプ31の上
部に載置されるコントロールバルブ33はメインリリー
フバルブ49と分流弁50とメインスプール52とが一
体的に組み込まれて形成されたもので、分流弁50によ
って大部分の作動油は油圧昇降系のメインスプール52
側に送られ、残りの作動油は配管53を経由してパワス
テアリングユニット44側に送られる。メインスプール
52はコントロールバルブ33にスライド自在に嵌合さ
れており、油圧昇降操作レバー41を前後に回動操作し
てメインスプール52を長手方向にスライドさせる。メ
インスプール52には「上げ位置」と「中立位置」と
「下げ位置」が設定されており、「上げ位置」にすると
作動油はコントロールバルブ33から配管54を介して
油圧シリンダ34内に送られ、リフトアーム38を上昇
側に回動させる。
【0023】内部に油路が形成された蓋体55をコント
ロールバルブ33に取り付けると分流弁50側とメイン
スプール52側とが油路80で連通し、この蓋体55を
外すと外部油圧取出用の油路60が形成されて、ここに
外部油圧機器、例えばフロントローダ等のバルブ48を
接続すれば、外部機器が操作できるようになっている。
【0024】全油圧式パワステアリングユニット44は
ステアリングハンドル43によってバルブ44aが切り
換えられ、パワステアリング用油圧シリンダ45内に作
動油が送り込まれて、そのピストンロッド45aが左右
方向に移動して前輪19の操舵を行う。
【0025】パワステアリングユニット44の戻り側は
配管61を介してPTOバルブ63に接続され、このP
TOバルブ63がPTO操作レバー40によってONの
状態に切り換わるとPTOクラッチ23が接続されて、
ミッドPTO軸21とリヤPTO軸22が回転する。な
お、この実施例では、ミッションケース3内のシフタを
操作することによってミッドPTO軸21とリヤPTO
軸22を単独で回転させることも、あるいは同時に回転
させることもできる。
【0026】配管61の途中を分岐させた油路はPTO
リリーフバルブ65、チャージフィルタ66を順次介し
て静油圧式無段変速装置(HST)4に接続される。
【0027】静油圧式無段変速装置(HST)4には低
圧リリーフ67、高圧リリーフ68が配置されている。
前述したが、エンジン2等の駆動源MがHSTのポンプ
軸5を自在継手6(図1)を介して駆動している。HS
Tポンプ7の駆動により、HSTモータ18が駆動され
走行する。
【0028】次に図4乃至図6の構成について簡単に説
明する。図4は静油圧式無段変速装置4を正面から見た
ときの図で、座席42左側下方に位置するコントロール
バルブ33の左右方向内端にはメインスプール52(図
3)をスライドさせる回動軸70が水平内向きに突設さ
れており、この回動軸70に延長軸71が取り付けら
れ、該延長軸71の突出端に、前記座席42の右側に位
置する油圧昇降操作レバー41の下端部が取り付けられ
る。
【0029】このように、メインスプール52をスライ
ドさせる回動軸70に延長軸71を取り付け、これに直
接油圧昇降操作レバー41を取り付けているので、従来
のようにリンクを介装する方式に比べ作動が円滑となる
と共に、余分な部品が不要となるため製造コストも抑え
ることができる。
【0030】図5は静油圧式無段変速装置4とミッショ
ンケース3を横からみたときの側面図であり、図6はそ
の平面図であり、静油圧式無段変速装置4のポンプ軸5
前部には冷却用ファン72を取り付け、エンジン駆動中
はこの冷却用ファン72で静油圧式無段変速装置4本体
部を冷却するようにしている。全油圧式パワステアリン
グユニット44からの戻り側の作動油は配管61を経由
してPTOバルブ63に至り、PTO操作レバー40を
回動させることによってバルブ回動軸74を切り換えて
作動油をPTOクラッチ23(図3)に導く。
【0031】次に図7乃至図10に基づいてコントロー
ルバルブ33の構成について説明する。図7はコントロ
ールバルブ33の平断面図であり、バルブボディ33A
の左側には前後に適当間隔をおいてメインリリーフバル
ブ49と分流弁50を設けている。ギヤポンプ31から
送られてくる高圧作動油はバルブボディ33Aに形成し
た通孔98を通って分流弁50の弁室50aに入り、一
部は出口ポート76から配管53を介して全油圧式パワ
ステアリングユニット44に向かう。
【0032】分流弁50側の通孔78とメインスプール
52側の通孔79とは蓋体55に形成した油路80で連
通しており、メインスプール52室に入った作動油はこ
のメインスプール52のスライドにより油路が適宜切り
換えられて出口ポート82から配管54を介して油圧シ
リンダケース36(図1)内の油圧シリンダ34(図
4)内に流入する。
【0033】更に詳述すると油圧昇降操作レバー41を
後方に倒してメインスプール52を前側(図7では左
側)にスライドさせるとメインスプール52に形成した
半月状の小さな開口84が上げ側の室85と連通し、作
動油がこの開口84を介して室85に入り、出口ポート
82を通って油圧シリンダ34内に流入する。
【0034】一方、油圧操作レバー41を前側に倒して
メインスプール52を後側(図7では右側)に移動させ
ると油圧シリンダ34内に流入していた作動油は同じ配
管54を通って室85に入り、小さな開口84aを通過
して油圧タンクであるミッションケース3に戻る。メイ
ンスプール52の孔86と孔89とは常時連通してお
り、孔89はアンロード用ポート87と連通し、ポート
87には配管94を介してミッションケース3と連通し
ている。
【0035】なお、メインスプール52とコントロール
バルブ33との関係については、図8、図9、図10に
基づいて更に詳しく説明する。これらの図はいずれもコ
ントロールバルブ33を右側から見た断面であり、図8
はメインスプール52が中立位置にあるときの断面図、
図9はメインスプール52が下げ位置にあるときの断面
図、図10はメインスプール52が上げ位置にあるとき
の断面図である。
【0036】メインスプール52を前後方向にスライド
させる回動軸70の前端外周部には位置決め用の切欠部
91が形成されており、スプリング92で付勢された鋼
製のディテントボール93が、この切欠部91に入り込
むことによってメインスプール52の中立状態を保持す
るようにしている。
【0037】回動軸70の内端にはメインスプール52
をスライドさせるべくシフター95が下向に固着され、
シフター95の下端はメインスプール52上部に形成し
た凹部96に嵌合される。
【0038】メインスプール52は3つの大径部52
A,52B,52Cと2つの小径部52d、52eとを
その長手方向に備え、メインスプール52の中立時に
は、ギヤポンプ31からの高圧作動油が流入してくる室
97とその隣の室90とが連通して作動油は室97から
室90側へと流れ込み、作動油はすべてミッションケー
ス3内に流出する、いわゆるアンロード状態となる。室
90の後側には、この室90と連通し、その内径がメイ
ンスプール52の大径部52Cより僅かに大きいダンパ
ー室99が形成されている。
【0039】このダンパー室99は油圧操作レバー41
を押し下げてメインスプール52を後方(図9では左
側)にスライドさせた際にメインスプール52の大径部
52Cがダンパー室99内に入り込む瞬間に抵抗を与え
るものであり、油圧昇降操作レバー41を下げ側に操作
するオペレータには荷重変化が伝えられ下げ操作が有効
に働いていることを認識させることができる。
【0040】油圧操作レバー41を下げ側に操作する
と、油圧シリンダ34内の作動油は配管54、室85、
開口84a、孔86,89、ポート87、配管94を順
次介してミションケース3内に戻る。
【0041】一方、図10に示すように油圧操作レバー
41を上げ側に操作すると、メインスプール52は前側
(図10では右側)に移動し、メインスプール52後端
の大径部52Cが室90と室97の連通を遮断する。す
ると、ギヤポンプ31からの高圧作動油は室97から開
口84を通過して室85内に入り、出口ポート82、配
管54を介して油圧シリンダ34内に流入してリフトア
ーム38を上昇させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のトラクタの側面図であ
る。
【図2】 図1のトラクタの平面図である。
【図3】 図1のトラクタの油圧回路図である。
【図4】 図1のトラクタの要部の拡大正面図である。
【図5】 図1のトラクタの要部の拡大側面図である。
【図6】 図1のトラクタの要部の拡大平面図である。
【図7】 図1のトラクタのコントロールバルブの平断
面図である。
【図8】 図1のトラクタのコントロールバルブの側断
面図である。
【図9】 図1のトラクタのコントロールバルブの側断
面図である。
【図10】 図1のトラクタのコントロールバルブの側
断面図である。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 エンジン 3 ミッションケース 4 静油圧式無段変速
装置 5 ポンプ軸 10 モータ軸 11 後輪 15 入力軸 19 前輪 31 ギヤポンプ 33 コントロールバルブ 34 油圧シリンダ 38 リフトアーム 40 PTO操作レバ
ー 41 油圧操作レバー 49 メインリリーフ
バルブ 50 分流弁 52 メインスプール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機昇降用のメインスプール52と、
    作動油の一部を作業機昇降用油圧シリンダ34に、残り
    を他の油圧機器44にそれぞれ送る分流弁50と、メイ
    ンリリーフバルブ49とを一体に組み込んだコントロー
    ルバルブ33を備え、 前記コントロールバルブ33を、ミッションケース3側
    からの動力によって駆動されるギヤポンプ31の上部に
    取り付け、コントロールバルブ33から水平横向きに突
    出した軸70を設け、該軸70には前記メインスプール
    52を操作する油圧操作レバー41を取り付けたことを
    特徴とする動力車両の油圧装置。
  2. 【請求項2】 前記コントロールバルブ33の側面に外
    部油圧取出口60が形成されていることを特徴とする請
    求項1記載の動力車両の油圧装置。
  3. 【請求項3】 前記コントロールバルブ33に嵌合され
    たメインスプール52を長手方向にスライドさせること
    によって上げ位置、中立位置、下げ位置の3位置が設定
    されると共に、前記メインスプール52の下げ側端部と
    コントロールバルブボディ33A側との間にダンパー室
    99を設け、下げ開始時の微小下げ領域にダンパー効果
    を付与させた構成からなる請求項1記載の動力車両の油
    圧装置。
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