JPH07150104A - 塗料用ワニス組成物及び防汚塗料組成物 - Google Patents

塗料用ワニス組成物及び防汚塗料組成物

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JPH07150104A
JPH07150104A JP5294819A JP29481993A JPH07150104A JP H07150104 A JPH07150104 A JP H07150104A JP 5294819 A JP5294819 A JP 5294819A JP 29481993 A JP29481993 A JP 29481993A JP H07150104 A JPH07150104 A JP H07150104A
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varnish
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 1種以上の不飽和カルボン酸(a)及びこれ
と共重合可能な1種以上の他の不飽和単量体を重合して
得られた重合体(A)と、トリアゾール誘導体、チアジ
アゾール誘導体及びベンゾチアゾール誘導体の中から選
択された1種類以上の添加剤(B)を含有してなる塗料
用ワニス組成物、並びに該塗料用ワニス組成物と銅化合
物を主成分とする防汚剤を含有してなる防汚塗料組成
物。 【効果】 有機錫共重合体のような危険性を有さず、か
つ、これに匹敵する塗膜消耗性及び防汚性能を示し、さ
らに優れた防汚性を長期にわたって維持できる塗膜を形
成することが可能であり、銅化合物との混練によっても
ゲル化しない優れた塗膜を形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶、漁網、排水路な
どの水中構造物に対する水中生物の付着防止を目的とす
る塗料用ワニス組成物及び防汚塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】海水中には、例えばフジツボ、ホヤ、セ
ルプラ、ムラサキイガイ、アオサ等の海中生物が多数生
息している。このような海中に船舶、漁網、排水路等の
構造物を設置又は就航すると、海中生物が付着生育して
種々の被害が発生する。例えば、船底に海中生物が付着
すると海水との摩擦抵抗が増大し航行速度の低下を生
じ、一定の速度を維持するために燃料消費が増大し、経
済的に好ましくない。また、養殖用の漁網に海中生物が
付着すると網目が閉塞し魚介類を致死させることがあ
る。
【0003】従来、このような海中構造物に海中生物が
付着することを防止するために有機錫含有不飽和単量体
の単独重合体又は共重合体を樹脂成分とする防汚塗料
(特公昭40−21426号公報、特公昭44−957
9号公報、特公昭46−13392号公報、特公昭49
−20491号公報、特公昭51−11647号公報、
特公昭51−12049号公報、特公昭52−4817
0号公報等参照)を塗装していた。これらの重合体は有
機錫部分が海水(pH8.0〜8.3)によって加水分解
され、有機錫が防汚剤として働くだけでなく、海水可溶
化された重合体表面が徐々に移動する海水により侵食さ
れ、新しい塗膜表面が暴露されることによって、長期の
安定した防汚効果が発揮される。しかしながら、これら
の塗料から海水中へ放出される有機錫は、分解しにくく
海洋生物だけでなく食物連鎖によって人間の体内でも蓄
積され、奇形などの障害を起こすため、非常に危険であ
ることから、有機錫化合物の利用が制限されるようにな
った。
【0004】このような危険性の高い有機錫系樹脂に代
わり、長期の安定した防汚性を達成できる防汚塗料用樹
脂の開発が望まれている。理想的には有機錫系樹脂と同
様の加水分解型で塗膜消耗性を示すことが好ましいが、
親水性又は撥水性の樹脂を用いた提案もなされている
(特開昭62−290768号公報、特開昭62−13
471号公報、特開昭58−180565号公報、特開
昭57−67672号公報等)。しかしながら、親水性
のみ及び撥水性のみの性質では長期の安定した防汚性を
実現することは困難な状況となっている。そこで、加水
分解性のあるものとして種々の特殊なカルボン酸エステ
ルを側鎖に有する樹脂が提案されている(特表昭60−
500452号公報、特開平2−69576号公報、特
開昭63−215780号公報、特公昭55−3927
1号公報、特開昭62−57464号公報、特公昭61
−3830号公報)が、その効果は全く満足いくもので
はない。
【0005】一方、特開昭51−124130号公報、
特開昭62−135575号公報、特開昭62−501
293号公報に遊離カルボン酸基を有する誘導体の共重
合体を本用途に用いることが提案されている。この共重
合体は有機錫系樹脂と異なりそれ自体毒性を持たず、か
つ塗膜消耗性にも優れていることが予想される。しかし
ながら、防汚塗料に用いる場合、現在毒物として用いら
れている銅化合物と混練することにより、増粘−ゲル化
を引き起こすという致命的な欠点を有していた。
【0006】また、このような増粘−ゲル化を抑制する
目的でトリアゾール誘導体を用いることが、トリ有機錫
基を有する高分子化合物の場合に報告されている(特開
昭57−92061号公報)が、トリ有機錫基を有する
高分子化合物の場合には、トリアゾール誘導体を添加す
ることは余り効果がなく、良好な塗料が得られず、また
良好な塗膜も形成できなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、有機錫共重
合体のような危険性を有さず、かつ、これに匹敵する塗
膜消耗性を示し、さらに優れた防汚性を長期にわたって
維持できる塗膜を形成することが可能であリ、また、銅
化合物との混練によってもゲル化しない優れた塗膜を形
成できる塗料用ワニス組成物及び防汚塗料組成物を提供
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる課
題を解決し、上記した海中生物の付着を防止する性質に
優れ、かつ危険性のない防汚塗料の開発を行なうことを
目的として鋭意研究を行なった結果、本発明を完成する
に至った。
【0009】即ち本発明は、1種以上の不飽和カルボン
酸(a)及びこれと共重合可能な1種以上の他の不飽和
単量体を重合して得られた重合体(A)と、トリアゾー
ル誘導体、チアジアゾール誘導体及びベンゾチアゾール
誘導体の中から選択された1種類以上の添加剤(B)を
含有してなる塗料用ワニス組成物、並びに該塗料用ワニ
ス組成物と銅化合物を主成分とする防汚剤を含有してな
る防汚塗料組成物に関する。
【0010】本発明において使用される不飽和カルボン
酸(a)としては、遊離のカルボキシル基を有するもの
であり、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、ケイ
皮酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン
酸などが挙げられる。また、ジカルボン酸のモノエステ
ルを用いることもできる。これらの中でアクリル酸又は
メタクリル酸が効果が高く好ましい。また、不飽和カル
ボン酸(a)は、1種又は2種以上の組み合わせで使用
することができる。
【0011】本発明において使用する不飽和カルボン酸
(a)は、全単量体量に対して1〜99モル%の間で任
意に選ばれるのが好ましく、特に10〜95モル%が好
ましい。1モル%未満では十分な塗膜消耗性を示す樹脂
が得られにくく、99モル%を越えると塗膜の安定性に
悪影響をもたらす傾向にある。
【0012】本発明において使用される不飽和カルボン
酸(a)と共重合可能な他の不飽和単量体と(b)とし
ては、特に制限はない。不飽和単量体(b)として、特
に一般式(I)
【化2】 (式中Rは、水素原子又はメチル基であり、xは1〜6
の整数、yは1〜100の整数、R1は水素原子、直
鎖、分岐もしくは環状のアルキル基、アリール基又はア
ラルキル基を示す)で表される不飽和単量体を用いると
加水分解性などの特性がさらに向上するので好ましい。
一般式(I)においてR1で表される直鎖、分岐もしく
は環状のアルキル基、アリール基又はアラルキル基とし
ては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−
ブチル基、ペンチル基、sec−ペンチル基、tert−ペン
チル基、ネオペンチル基、2−エチルヘキシル基、シク
ロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シ
クロヘキシル基、フェニル基、o−トリル基、m−トリ
ル基、p−トリル基、2,3−キシリル基、2,4−キ
シリル基、o−クメニル基、m−クメニル基、p−クメ
ニル基、メシチル基、ベンジル基、フェネチル基、トリ
ル基、ナフチル基、ノルボルニル基等がある。
【0013】一般式(I)の不飽和単量体は公知の各種
合成経路により製造することができる。また、市販の不
飽和単量体を使用してもよい。一般式(I)における好
ましい具体例としては、次のような化合物が挙げられ
る。
【0014】
【化3】
【0015】
【化4】
【0016】
【化5】
【0017】
【化6】
【0018】
【化7】
【0019】
【化8】 (式中Rは水素原子又はメチル基を示す)
【0020】一般式(I)で表される不飽和単量体は、
全単量体量に対して配合割合0.1〜20モル%である
のが好ましく、特に0.2〜15モル%であるのが好ま
しい。0.1モル%未満では添加する効果がほとんどな
く、一方20モル%を越えると、塗膜安定性が低下する
傾向にある。これらの一般式(I)で表される不飽和単
量体は、1種又は2種以上を用いることができる。
【0021】さらに、一般式(I)で表される不飽和単
量体以外の不飽和単量体(b)としては、例えば、アク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸、ケイ皮酸等のモノ
カルボン酸のメチルエステル、エチルエステル、n−プ
ロピルエステル、イソプロピルエステル、n−ブチルエ
ステル、イソブチルエステル、sec−ブチルエステル、t
ert−ブチルエステル、2−エチルヘキシルエステル、
オクチルエステル、ノニルエステル、デシルエステル、
ウンデシルエステル、ドデシルエステル、トリデシルエ
ステル、テトラデシルエステル、ペンタデシルエステ
ル、ヘキサデシルエステル、ヘプタデシルエステル、オ
クタデシルエステル、ノナデシルエステル、エイコシル
エステル、ヘンエイコシルエステル、ドコシルエステ
ル、シクロヘキシルエステル、ベンジルエステル、フェ
ニルエステル、ジメチルアミノエチルエステル、ジメチ
ルアミノプロピルエステル、2−クロロエチルエステ
ル、2,2,2−トリクロロエチルエステル、2−フル
オロエチルエステル、2,2,2−トリフルオロエチル
エステル、2−シアノエチルエステル、トリメチルシリ
ルエステル、トリエチルシリルエステル、トリプロピル
シリルエステル、トリブチルシリルエステル、トリヘキ
シルシリルエステル、トリメトキシシリルエステル、ト
リエトキシシリルエステル、トリプロポキシシリルエス
テル、トリブトキシシリルエステル、トリヘキシロキシ
シリルエステル、トリフェニルシリルエステル、トリフ
ェノキシシリルエステル等のエステル系単量体、マレイ
ン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸等のジカル
ボン酸のジメチルエステル、ジエチルエステル、ジn−
プロピルエステル、ジイソプロピルエステル、ジn−ブ
チルエステル、ジイソブチルエステル、ジsec−ブチル
エステル、ジtert−ブチルエステル、ジ2−エチルヘキ
シルエステル、ジオクチルエステル、ジノニルエステ
ル、ジデシルエステル、ジウンデシルエステル、ジドデ
シルエステル、ジトリデシルエステル、ジテトラデシル
エステル、ジペンタデシルエステル、ジヘキサデシルエ
ステル、ジヘプタデシルエステル、ジオクタデシルエス
テル、ジノナデシルエステル、ジエイコシルエステル、
ジヘンエイコシルエステル、ジドコシルエステル、ジシ
クロヘキシルエステル、ジベンジルエステル、ジフェニ
ルエステル、ジジメチルアミノエチルエステル、ジジメ
チルアミノプロピルエステル、ジ2−クロロエチルエス
テル、ジ2,2,2−トリクロロエチルエステル、ジ2
−フルオロエチルエステル、ジ2,2,2−トリフルオ
ロエチルエステル、ジ2−シアノエチルエステル、ジト
リメチルシリルエステル、ジトリエチルシリルエステ
ル、ジトリプロピルシリルエステル、ジトリブチルシリ
ルエステル、ジトリヘキシルシリルエステル、ジトリメ
トキシシリルエステル、ジトリエトキシシリルエステ
ル、ジトリプロポキシシリルエステル、ジトリブトキシ
シリルエステル、ジトリヘキシロキシシリルエステル、
ジトリフェニルシリルエステル、ジトリフェノキシシリ
ルエステル等のジカルボン酸のジエステル系単量体、ス
チレン、α−メチルスチレン、p−t−ブチルスチレ
ン、p−クロロスチレン、o−メトキシスチレン、p−
メトキシスチレン、ビニルトルエン等のビニル芳香族系
単量体、酢酸アリル、ジアリルアルコール、ジアリルア
ミン、アリルベンゼン、o−アリルフェノール、ジ臭化
アリル、ジ塩化アリル、ジメタクリル酸アリル、ジアク
リル酸アリル、ジn−酪酸アリル、ジラウリル酸アリ
ル、ジアリルトリメトキシシリル、ジアリルトリエトキ
シシリル、ジアリルトリプロポキシシリル、ジアリルト
リブトキシシリル、ジアリルトリヘキシロキシシリル、
ジアリルトリフェノキシシリル等のアリル系単量体、ブ
タジエン、イソプレン、クロロプレン等のポリオレフィ
ン系単量体、塩化ビニル、ジ酢酸ビニル、ジ酢酸アリ
ル、ジビニルプロピオネート、ビニルピバレート、アク
ロイン、メタクロイン等のビニル系単量体、その他アク
リロニトリル、ジメタクリロニトリルなどのニトリル系
単量体などが挙げられる。好ましくは、アクリル酸又は
メタクリル酸のメチルエステル、エチルエステル、n−
プロピルエステル、イソプロピルエステル、n−ブチル
エステル、イソブチルエステル、sec−ブチルエステ
ル、tert−ブチルエステル、2−エチルヘキシルエステ
ル、ドデシルエステル、シクロヘキシルエステル、ベン
ジルエステル、スチレンである。
【0022】また、不飽和単量体(b)の配合割合は、
一般式(I)で表される不飽和単量体を含め全単量体量
に対して1〜99モル%であるのが好ましい。1モル%
未満では樹脂としての耐水性に劣る傾向にあり、99モ
ル%以上では塗膜消耗性に劣る傾向にある。なお、一般
式(I)で表される不飽和単量体以外の不飽和単量体
(b)の配合割合は全単量体量に対して30〜90モル
%であるのが耐水性及び塗膜消耗性のバランスに優れる
ので好ましい。
【0023】重合体の調製は、溶媒中に、不飽和カルボ
ン酸(a)、その他の単量体(b)及びラジカル重合触
媒を含む溶液を滴下するなどの方法により行うことがで
きる。反応温度としては通常約0〜180℃、好ましく
は約40〜170℃である。滴下時間は通常1〜10時
間、好ましくは2〜6時間である。使用される有機溶媒
としては、不飽和カルボン酸との反応性がない通常の溶
媒ならばいずれも使用できる。
【0024】重合に使用する有機溶媒としては、共重合
反応中に生成する共重合体を溶解するものであれば、特
に制限なく単独で又は2種以上の混合物として使用でき
る。例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、
イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、ベン
ジルアルコール等のアルコール系溶媒、メチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ、エチレングリコールジメチルエ
ーテル、エチレングリコールモノアセテート等のポリア
ルキレングリコール系溶媒、トルエン、キシレン等の芳
香族炭化水素系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエス
テル系溶媒、シクロヘキサノン、メチルイソブチルケト
ン等のケトン系溶媒、四塩化炭素、トリクロロエタン等
のハロゲン系溶媒、また環境汚染の問題がない水も溶媒
の一つと考えることができる。
【0025】なお、カルボキシル基を有する樹脂は、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系の極性の低い溶
媒中では、粘度が高すぎることから塗料用として使用し
にくい。従って、これを溶媒に用いて塗料用として使用
しやすい低粘度にするためには、大過剰の溶媒で希釈し
なければならず、樹脂固形分の非常に少ないワニスしか
えられないという欠点がある。この問題を解決するため
には、溶媒としてアルコール類、ポリアルキレングリコ
ール類、水などの界面活性剤的作用を有する溶媒を単独
で又は他の溶媒との混合溶媒として使用することが好ま
しい。
【0026】使用するラジカル重合触媒としては、アゾ
系化合物、パーオキシド系化合物等の通常のラジカル重
合に使用できる開始剤が使用できる。具体的には、2,
2′−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレ
ロニトリル)、2,2′−アゾビス(シクロプロピルプ
ロピオニトリル)、2,2′−アゾビス(2,4−ジメ
チルバレロニトリル)、2,2′−アゾビス(イソブチ
ロニトリル)、2,2′−アゾビス(2−メチルブチロ
ニトリル)、1,1′−アゾビス(シクロヘキサン−1
−カルボニトリル)、2−フェニルアゾ−4−メトキシ
−2,4−ジメチルバレロニトリル、ベンゾイルパーオ
キシド、ジ−tert−ブチルパーオキシベンゾエート等が
例示される。
【0027】使用する開始剤の量は特に制限はないが、
好ましくは全単量体量に対して0.1〜5重量%、さら
に好ましくは0.2〜4重量%である。得られる重合体
の数平均分子量は特に制限されるものではないが、塗料
用樹脂としての諸特性の面から、好ましくは500〜2
00,000、より好ましくは1,000〜50,00
0である。なお、本発明における数平均分子量は、ゲル
パーミエーションクロマトグラフィー法により測定し、
標準ポリスチレン検量線を用いて換算した値である。
【0028】また、分子量を調節する目的で重合時に適
当な連鎖移動剤を配合してもよい。具体的には、メタン
チオール、エタンチオール、n−プロパンチオール、イ
ソプロパンチオール、n−ブタンチオール、2−メチル
プロパンチオール、3−メチルプロパンチオール、1,
1−ジメチルエタンチオール、1−ヘキサンチオール、
1−オクタンチオール、1−デカンチオール、ベンゼン
チオール、2−メチルベンゼンチオール、3−メチルベ
ンゼンチオール、4−メチルベンゼンチオール、2−エ
チルベンゼンチオール、3−エチルベンゼンチオール、
4−エチルベンゼンチオール、ビス(4−ヒドロキシジ
メチルフェニル)ジスルフィド、ビス(2−クロロメチ
ルフェニル)ジスルフィド、ビス(2−ブロモメチルフ
ェニル)ジスルフィド、ジナフチルジスルフィド、ジ−
2−ベンゾチアジスルフィド、α−メチルスチレンダイ
マー、四塩化炭素、四臭化炭素、クロロホルム等が例示
される。連鎖移動剤の配合量は、目的とする重合体の分
子量により適宜選択できる。溶媒の使用量は特に限定さ
れないが、通常は全単量体に対して質量比で1/2〜4
倍程度である。重合は、通常不活性ガス雰囲気下で行わ
れる。不活性ガスには、窒素、アルゴン、ヘリウム、ネ
オンなどが挙げられる。
【0029】次に、本発明において上記重合体(A)の
溶液に添加される添加剤(B)について説明する。
【0030】添加剤(B)のうちトリアゾール誘導体と
しては、ベンゾトリアゾール誘導体、アミノ置換トリア
ゾール誘導体、その他のトリアゾール誘導体などがあ
る。ベンゾトリアゾール誘導体としては、1,2,3−
ベンゾトリアゾール、1−メチル−1,2,3−ベンゾ
トリアゾール、1−フェニル−1,2,3−ベンゾトリ
アゾール、2−フェニル−1,2,3−ベンゾトリアゾ
ール、4−クロロ−1,2,3−ベンゾトリアゾール、
4−ニトロ−1,2,3−ベンゾトリアゾール、5−メ
チル−1,2,3−ベンゾトリアゾール、5−エチル−
1,2,3−ベンゾトリアゾール、5−プロピル−1,
2,3−ベンゾトリアゾール、5−イソブチル−1,
2,3−ベンゾトリアゾール、5−メトキシ−1,2,
3−ベンゾトリアゾール、5−クロロ−1,2,3−ベ
ンゾトリアゾール、5,6−ジメチル−1,2,3−ベ
ンゾトリアゾール、1,2,3−ベンゾトリアゾールカ
ルボン酸及びそのエステル誘導体、N−ジアルキルアミ
ノメチル−1,2,3−ベンゾトリアゾールなどがあ
り、アミノ置換トリアゾール誘導体としては、4−アミ
ノ−1,2,4−トリアゾール、3−アミノ−1H−
1,2,4−トリアゾールなどがあり、その他のトリア
ゾール誘導体としては、1,2,3−トリアゾール、1
−メチル−1,2,3−トリアゾール、1−フェニル−
1,2,3−トリアゾール、1−ベンジル−1,2,3
−トリアゾール、2−メチル−1,2,3−トリアゾー
ル、2−フェニル−1,2,3−トリアゾール、2−ベ
ンジル−1,2,3−トリアゾール、4−メチル−1,
2,3−トリアゾール、4−フェニル−1,2,3−ト
リアゾール、4−ヒドロキシ−1,2,3−トリアゾー
ル、4,5−ジメチル−1,2,3−トリアゾール、4
−メチル−2−フェニル−1,2,3−トリアゾール、
4,5−ジメチル−2−フェニル−1,2,3−トリア
ゾール、1,5−ジフェニル−1,2,3−トリアゾー
ル、1,2,4−トリアゾール、1−メチル−1,2,
4−トリアゾール、1−フェニル−1,2,4−トリア
ゾール、3−メチル−1,2,4−トリアゾール、3−
フェニル−1,2,4−トリアゾール、3−クロロ−
1,2,4−トリアゾール、3−ブロモ−1,2,4−
トリアゾール、3,5−ジメチル−1,2,4−トリア
ゾール、3,5−ジエチル−1,2,4−トリアゾー
ル、1,3−ジフェニル−1,2,4−トリアゾール、
1,5−ジフェニル−1,2,4−トリアゾール、3,
5−ジフェニル−1,2,4−トリアゾールなどのアル
キル、アリール、アラルキル、ハロゲン又はヒドロキシ
置換トリアゾール誘導体などがある。
【0031】添加剤(B)のうち、ベンゾチアゾール誘
導体としてはイオウ置換ベンゾチアゾール誘導体が好ま
しく、具体的には2−メルカプトベンゾチアゾール、ジ
ベンゾチアジルジスルフィド、N−オキシジエチレンベ
ンゾチアジル−2−スルフェンアミド、N,N−ジイソ
プロピルベンゾチアジル−2−スルフェンアミド、N,
N−ジシクロヘキシルベンゾチアジル−2−スルフェン
アミド、3−(2−ベンゾチアジルチオ)プロピオン
酸、(2−ベンゾチアジルチオ)酢酸などがあり、ま
た、チアジアゾール誘導体としてはイオウ置換チアジア
ゾール誘導体が好ましく、具体的には2−メルカプト−
1,3,4−チアジアゾール、2,5−ジメルカプト
1,3,4−チアジアゾール、2−アミノ−5−メルカ
プト−1,3,4−チアジアゾール、2−メチル−5−
メルカプト−1,3,4−チアゾール、2−メチルアミ
ノ−5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾール、2
−チオ酢酸−5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾ
ールなどがある。
【0032】これらの添加剤(B)としては、効果が高
いことから、トリアゾール誘導体が好ましく、具体的に
好ましい化合物は、1,2,3−ベンゾトリアゾール、
1,2,4−トリアゾール、3−アミノ−1H−1,
2,4−トリアゾールから選択されたものであり、特に
好ましい化合物は、1,2,4−トリアゾール又は3−
アミノ−1H−1,2,4−トリアゾールである。これ
らの添加剤(B)は1種以上用いることができるが、使
用量としては、用いる重合体(A)(樹脂固形分)に対
して0.01重量%以上50重量%以下の範囲で用いる
のが好ましく、特に0.2重量%以上10重量%以下の
範囲で用いるのが好ましい。0.1重量%未満では添加
効果が充分でなく銅化合物との塗料化により増粘が起こ
りやすく、50重量%を越えると良好な塗膜を形成しに
くい。
【0033】なお、本発明の塗料用ワニス組成物には、
本発明の効果を損なわない程度に前記重合体(A)以外
の重合体を混合することもできる。上記塗料用ワニス組
成物は、公知の顔料等の着色剤、公知の防汚剤、各種添
加剤(増量剤、分散またはタレ止め剤など)を配合して
防汚塗料組成物とすることができる。
【0034】本発明の防汚塗料組成物に使用される防汚
剤としては無機防汚剤である銅化合物を主成分とするの
が好ましい。銅化合物としては、クロム酸第二銅、フェ
ロシアニン酸第二銅、キノリン第二銅、δ−ハイドロキ
ノン第二銅、オレイン酸第二銅、硝酸第二銅、燐酸第二
銅、酒石酸第二銅、酸化第一銅、ロダン銅、銅−ニッケ
ル固溶合金、よう化第一銅又は亜硫酸第一銅などがあ
る。
【0035】その他の代表的な無機防汚剤としては、酸
化亜鉛、クロム酸亜鉛、クロム酸ストロンチウムなどが
あり、有機防汚剤としては、2,4,5,6−テトラク
ロロイソフタロニトリル、N,N−ジメチルジクロロフ
ェニル尿素、4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−3
(2H)−イソチアゾロン、ジンクジメチルジチオカー
バメート、2−メチルチオ−4−t−ブチルアミノ−6
−シクロプロピルアミノ−s−トリアジン、N−(フル
オロジクロロメチルチオ)フタルイミド、N,N’−ジ
メチル−N’−フェニル−(N−フルオロジクロロメチ
ルチオ)スルファミド、2−ピリジンチオール−1−オ
キシド亜鉛塩、テトラメチルチウラムジサルファイド、
2,4,6−トリクロロフェニルマレイミド、2,3,
5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルフォニル)ピ
リジン、3−ヨード−2−プロピニルブチルカーバメイ
ト、ジヨードメチルパラトリルスルホン、ビスジメチル
ジチオカルバモイルジンクエチレンビスジチオカーバメ
イト、ピリジン−トリフェニルボランなどがある。ま
た、防汚剤として有機錫化合物、トリアジン化合物、有
機硫黄化合物等を併用することも何ら妨げるものではな
い。これらの防汚剤の使用量は、特に制限されないが、
全重合体量(樹脂固形分)に対して1重量%以上500
重量%以下が好ましい。特に、50重量%以上450重
量%以下が好ましい。1重量%未満では防汚剤としての
効果をほとんど示さず、500重量%を越えると良好な
塗膜が形成されにくい。
【0036】顔料として代表的なものには、酸化チタン
(チタン白)、酸化鉄、カーボンブラック等の無機顔
料、アゾ系、シアニン系、フタロシアニン系、キナクリ
ドン系等の有機顔料を用いることができるが、通常は無
機顔料が用いられる。これらの顔料は必要に応じて用い
られる。用いる場合その使用量は特に制限はないが、全
重合体量(樹脂固形分)に対して200重量%以下が好
ましい。顔料を使用する場合に200重量%を越えると
塗膜としての安定性に劣る傾向にある。
【0037】また、増量剤としては、炭酸カルシウム、
硫酸バリウム、酸化マグネシウム、アルミナなどがあ
る。これらの増量剤は必要に応じて用いられる。用いる
場合、その使用量は特に制限はないが、全重合体量(樹
脂固形分)に対して100重量%以下の範囲で使用され
るのが好ましい。増量剤を使用する場合、100重量%
を越えると塗膜としての安定性に劣る傾向にある。
【0038】分散またはタレ止め剤としては、シリカゲ
ル系、ベントナイト系、カオリナイト系、タルク系、ヘ
クトライト系、モンモリロナイト系、サポナイト系、バ
イデライト系などの無機の分散またはタレ止め剤、脂肪
酸アマイド系、脂肪酸エステル系、酸化ポリエチレン
系、硫酸エステル系アニオン活性剤、ポリカルボン酸ア
ミン塩系、ポリカルボン酸系、ポリアマイド系、高分子
ポリエーテル系、アクリル共重合物系、特殊シリコン系
などの有機の分散またはタレ止め剤がある。その使用量
は特に制限はないが、全重合体量(樹脂固形分)に対し
て0.01重量%〜100重量%の範囲で使用されるの
が好ましい。0.01重量%未満では添加効果が充分に
現われにくく、100重量%を越えると塗膜としての安
定性に劣る傾向にある。
【0039】さらに、溶出助剤としてロジン、ガムロジ
ン、ウッドロジン、トール油ロジン等を併用することも
可能である。このようにして得られる本発明の防汚塗料
組成物は、船底塗料、漁網用塗料等として有用である。
【0040】
【実施例】つぎに実施例により本発明を説明するが、本
発明は何らこれらに限定されるものではない。また、以
下の実施例では「塗料用ワニス(組成物)」を単に「ワ
ニス(組成物)」と、「防汚塗料組成物」を単に「塗料
組成物」と略記する。
【0041】製造例1 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン125.
0gを挿入し攪拌しながら95℃に保持した。次に、メ
タクリル酸n−ブチル234.2g、メタクリル酸1
5.8g、2,2′−アゾビス(イソブチロニトリル)
(以降AIBNと略記する)2.5gの混合物を、窒素
ガス気流下攪拌しながら3時間かけて滴下した。滴下終
了後、さらに攪拌しながら95℃で1時間保温した。次
に、キシレン50.0g、AIBN0.5gの混合物を
1時間かけて滴下した後95℃で2時間保温し、キシレ
ン575.0gを添加した後放冷しワニスを製造した。
該重合体の数平均分子量は、22,000であった。
【0042】製造例2 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン125.
0gを挿入し攪拌しながら95℃に保持した。次に、メ
タクリル酸n−ブチル234.2g、メタクリル酸1
5.8g、AIBN2.5gの混合物を、窒素ガス気流
下攪拌しながら3時間かけて滴下した。滴下終了後、さ
らに攪拌しながら95℃で1時間保温した。次に、キシ
レン50.0g、AIBN0.5gの混合物を1時間か
けて滴下した後95℃で2時間保温し、キシレン20
0.0g次いでn−ブタノール41.6gを添加した後
放冷しワニスを製造した。該重合体の数平均分子量は、
21,400であった。
【0043】製造例3 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン150.
0gを挿入し攪拌しながら95℃に保持した。次に、メ
タクリル酸2−エチルヘキシル286.3g、メタクリ
ル酸13.1g、AIBN3.00gの混合物を、窒素
ガス気流下攪拌しながら3時間かけて滴下した。滴下終
了後、さらに攪拌しながら95℃で1時間保温した。次
に、キシレン100.0g、AIBN0.6gの混合物
を1時間かけて滴下した後95℃で2時間保温し、キシ
レン200.0gを添加した後放冷しワニスを製造し
た。該重合体の数平均分子量は、18,300であっ
た。
【0044】製造例4 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにn−ブタノール7
2.0gを挿入し攪拌しながら還流した。次に、アクリ
ル酸n−ブチル64.5g、メタクリル酸45.1g、
一般式(I)で示される不飽和単量体(前記例示化合物
No.(9)(R=CH3))10.4g、AIBN1.8g
の混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら2時間かけて
滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら還流下1時
間保温した。次に、n−ブタノール18.0g、AIB
N0.24gの混合物を1時間かけて滴下した後2時間
保温し、キシレン90.0gを添加した後放冷しワニス
を製造した。該重合体の数平均分子量は、7,800で
あった。
【0045】製造例5 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにn−ブタノール7
2.0gを挿入し攪拌しながら還流した。次に、アクリ
ル酸n−ブチル62.8g、メタクリル酸46.9g、
一般式(I)で示される不飽和単量体(前記例示化合物
No.(2)(R=CH3))10.3g、AIBN1.8g
の混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら2時間かけて
滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら還流下1時
間保温した。次に、n−ブタノール18.0g、AIB
N0.24gの混合物を1時間かけて滴下した後2時間
保温し、キシレン90.0gを添加した後放冷しワニス
を製造した。該重合体の数平均分子量は、7,200で
あった。
【0046】製造例6 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにn−ブタノール7
2.0gを挿入し攪拌しながら還流した。次に、アクリ
ル酸n−ブチル42.7g、メタクリル酸35.9g、
一般式(I)で示される不飽和単量体(前記例示化合物
No.(9)(R=CH3)41.4g、AIBN1.8gの
混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら2時間かけて滴
下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら還流下1時間
保温した。次に、n−ブタノール18.0g、AIBN
0.24gの混合物を1時間かけて滴下した後2時間保
温し、キシレン90.0gを添加した後放冷しワニスを
製造した。該重合体の数平均分子量は、7,000であ
った。
【0047】製造例7 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにn−ブタノール7
2.0gを挿入し攪拌しながら還流した。次に、アクリ
ル酸n−ブチル65.6g、メタクリル酸35.2g、
一般式(I)で示される不飽和単量体(前記例示化合物
No.(2)(R=CH3))19.3g、AIBN1.8g
の混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら2時間かけて
滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら還流下1時
間保温した。次に、n−ブタノール18.0g、AIB
N0.24gの混合物を1時間かけて滴下した後2時間
保温し、キシレン90.0gを添加した後放冷しワニス
を製造した。該重合体の数平均分子量は、6,200で
あった。
【0048】製造例8 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにn−ブタノール7
2.0gを挿入し攪拌しながら還流した。次に、アクリ
ル酸n−ブチル71.8g、メタクリル酸48.2g、
AIBN1.8gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しな
がら2時間かけて滴下した。滴下終了後、さらに攪拌し
ながら還流下1時間保温した。次に、n−ブタノール1
8.0g、AIBN0.24gの混合物を1時間かけて
滴下した後2時間保温し、キシレン90.0gを添加し
た後放冷しワニスを製造した。該重合体の数平均分子量
は、6,500であった。
【0049】製造例9 製造例1のワニス160gと製造例6のワニス25gを
混合しよく撹拌してワニスを調製した。
【0050】製造例10 製造例3のワニス100gと製造例6のワニス25gを
混合しよく撹拌してワニスを調製した。
【0051】製造例11 製造例3のワニス75gと製造例6のワニス50gを混
合しよく撹拌してワニスを調製した。
【0052】製造例12 製造例3のワニス100gと製造例7のワニス25gを
混合しよく撹拌してワニスを調製した。
【0053】製造例13 製造例3のワニス75gと製造例7のワニス50gを混
合しよく撹拌してワニスを調製した。
【0054】製造例14 製造例1のワニス120gと製造例7のワニス50gを
混合しよく撹拌してワニスを調製した。
【0055】製造例15 製造例2のワニス80gと製造例7のワニス50gを混
合しよく撹拌してワニスを調製した。
【0056】製造例16 製造例8のワニス80gと製造例6のワニス50gを混
合しよく撹拌してワニスを調製した。
【0057】実施例1〜27 上記製造例で製造した各ワニスについて樹脂固形分25
gに相当するワニスに、添加剤(B)を表1〜表3に示
す配合量で加え、ホモジェナイザーを用いて混練攪拌し
てワニス組成物を調製した。さらに、このワニス組成物
に亜酸化銅(純度90%以上、粉末)75gを加え、ホ
モジェナイザーを用いて混練攪拌して塗料組成物を調製
した。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】
【表3】
【0061】比較製造例1 特開昭57−92061号公報記載の方法に基づき、温
度計及び攪拌機を備えた1リットルフラスコにトリ−n−ブ
チル錫メタクリレート240g、メチルメタクリレート
140g、オクチルアクリレート15g、ブチルアクリ
レート5g及びキシレン400gを仕込み、重合触媒と
してベンゾイルパーオキサイド2gを加え、100〜1
05℃で4時間、更に120〜125℃で1時間重合を
行いトリ有機錫高分子化合物を得た。
【0062】比較製造例2 特表昭60−500452号公報記載の方法に基づき、
温度計及び攪拌機を備えた500mlフラスコに2,2,
2−トリフルオロエチルメタクリレート114.6g、
メチルメタクリレート14.6g、ブチルアクリレート
20.8g及びキシレン150gを仕込み、重合触媒と
してAIBN1.5gを加え、80℃で1時間加熱し、
更に80℃で6時間重合を行い分子量11,000の高
分子化合物を得た。
【0063】比較製造例3 特表昭60−500452号公報記載の方法に基づき、
温度計及び攪拌機を備えた500mlフラスコにp−ニト
ロフェニルアクリレート118.2g、メチルメタクリ
レート13.1g、ブチルアクリレート18.6g及び
キシレン150gを仕込み、重合触媒としてAIBN
1.5gを加え、80℃で1時間加熱し、更に80℃で
6時間重合を行い12,300の高分子化合物を得た。
【0064】比較製造例4 特開昭58−180565号公報記載の方法に基づき以
下の操作を行なった。 (A)温度計及び攪拌機を備えた300mlフラスコにキ
シレン80gを仕込み、窒素を吹き込みつつ100℃に
昇温し、撹拌しながらメトキシジエチレングリコールメ
タクリレート100g、ターシャリブチルパーオキシ
(2−エチルヘキサエート)1.3gの混合液を2時間
で滴下し、滴下終了後同温度で2時間撹拌した後、ター
シャリブチルパーオキシ(2−エチルヘキサエート)
0.2g、キシレン10gの混合液を加え、更に1時間
撹拌を継続した。次いで120℃に昇温し同温度で1時
間保ち重合反応を完結させてからキシレン10gを加え
冷却し高分子化合物Aを得た。 (B)温度計及び攪拌機を備えた300mlフラスコにキ
シレン80gを仕込み、窒素を吹き込みつつ100℃に
昇温し、撹拌しながらメチルメタクリレート100g、
ターシャリブチルパーオキシ(2−エチルヘキサエー
ト)1.3gの混合液を2時間で滴下し、滴下終了後同
温度で2時間撹拌した後、ターシャリブチルパーオキシ
(2−エチルヘキサエート)0.2g、キシレン10g
の混合液を加え、更に1時間撹拌を継続した。次いで1
20℃に昇温し同温度で1時間保ち重合反応を完結させ
てからキシレン10gを加え冷却し高分子化合物Bを得
た。合成した高分子化合物A20gと合成した高分子化
合物B80gとを100℃にて溶解混合し、高分子化合
物Cを調製した。
【0065】比較例1〜14 上記製造例で製造した各ワニスについて樹脂固形分25
gに相当するワニスに、亜酸化銅(純度90%以上、粉
末)75gを加え、ホモジェナイザーを用いて混練攪拌
して塗料組成物を調製した。(比較例1〜19の配合を
表4及び表5に示す)
【0066】比較例15 上記比較製造例1で製造したワニスについて樹脂固形分
25gに相当するワニスに、1,2,4−トリアゾール
250mgを加え、ホモジェナイザーを用いて混練攪拌し
てワニス組成物を調製した。さらに、このワニス組成物
に亜酸化銅(純度90%以上、粉末)75gを加え、ホ
モジェナイザーを用いて混練攪拌して塗料組成物を調製
した。
【0067】比較例16 上記比較製造例1で製造したワニスについて樹脂固形分
25gに相当するワニスに、1,2,3−ベンゾトリア
ゾール250mgを加え、ホモジェナイザーを用いて混練
攪拌してワニス組成物を調製した。さらに、このワニス
組成物に亜酸化銅(純度90%以上、粉末)75gを加
え、ホモジェナイザーを用いて混練攪拌して塗料組成物
を調製した。
【0068】比較例17〜19 上記比較製造例2〜4で製造した各ワニスについて樹脂
固形分25gに相当するワニスに、亜酸化銅(純度90
%以上、粉末)75gを加え、、ホモジェナイザーを用
いて混練攪拌してワニス組成物を調製した。比較例1〜
19の組成を表4及び表5に示す。
【0069】
【表4】
【0070】
【表5】
【0071】貯蔵安定性試験 上記実施例1〜27及び比較例1〜16で調製した塗料
組成物を調製後、室温で一晩保存した後、塗料の状態を
観察し粘度を25℃で測定した。この防汚塗料組成物
は、サンプル瓶中で密栓して40℃の恒温槽中で20日
間保存した。保存後、塗料の状態を観察するとともに、
25℃で粘度を測定した。その結果を表6〜表10に示
す。保存後、塗料状態が非常に滑らかで良好なものを
○、プリン状又は塗料中に不溶物が残って滑らかでない
ものを×とした。
【0072】
【表6】
【0073】
【表7】
【0074】
【表8】
【0075】
【表9】
【0076】
【表10】
【0077】塗装試験 上記貯蔵安定性試験に使用した40℃、20日間保存す
る前の防汚塗料組成物を用いて、FRP板上に塗膜を作
成し室温下2日間自然乾燥した。得られた塗膜の状態を
観察し、結果を表11〜表14に示す。塗膜が非常に平
滑な表面をもつものを○、塗膜表面に多くのブツブツが
発生し表面平滑性が悪いものを×とした。
【0078】
【表11】
【0079】
【表12】
【0080】
【表13】
【0081】
【表14】
【0082】表11〜表13より明らかなように、本発
明の塗料組成物(実施例1〜27)を用いた場合には、
非常に平滑な表面を持つ塗膜を形成することができた。
一方、表14から明らかなように、比較例15、16の
塗料組成物を用いて作成した塗膜は表面に多くのブツブ
ツが発生し表面平滑性が著しく悪かった。
【0083】塗膜消耗性試験1 本発明のワニス組成物を用いて作成した塗膜は、弱アル
カリ性条件下で徐々に水溶性となり溶出する特性を有す
る。この事実を下記実験で示す。実施例1〜27で調製
した塗料組成物を、たて150mm×横100mmのポリプ
ロピレン板上に乾燥膜厚50μmになるように塗布し、
室温で2日間放置し、溶剤成分を除き、初期重量を測定
した。次にこのポリプロピレン板をpH10.2のアルカ
リ緩衝液1750cm3に浸漬し、45℃で24時間後、
ポリプロピレン板を取り出し、水洗、乾燥後、最終重量
を測定した。この重量差から加水分解性を塗膜減少量と
して測定した。結果を表15〜表17に示す。
【0084】
【表15】
【0085】
【表16】
【0086】
【表17】
【0087】この実験結果より、本発明の塗料組成物
は、良好な自己崩壊性を有することが示される。従っ
て、自己崩壊型防汚塗料組成物として非常に良好である
ことが分かった。
【0088】実施例28〜54、比較例20〜24 上記実施例1〜27及び比較例15〜19で製造した各
塗料組成物に炭酸カルシウム16.7g、ベンガラ(酸
化鉄(III))8.3g、フローノンSP1000(共栄
社化学株式会社製)1.7g、4,5−ジクロロ−2−
n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン8.3g
及びキシレン6.7gを配合し、さらにガラスビーズ
(直径2mm)を加えて、メカニカルスターラーを用いて
混練撹拌後、ガラスビーズをろ過して塗料組成物を調整
した。
【0089】塗膜消耗性試験2 上記実施例28〜54及び比較例22、23の塗料組成
物をFRP板上に、乾燥膜厚が100μmになるように
塗膜を作成し、室温下2日間自然乾燥した。得られたF
RP板をディスクローター板に取付け海水(水温15±
2℃)で一定速度(周速約15ノット)で2カ月間回転
させ、塗膜の消耗膜厚及び銅の溶出速度を測定した後、
塗膜表面の観察を行った。結果を表18〜表23に示
す。
【0090】
【表18】
【0091】
【表19】
【0092】
【表20】
【0093】
【表21】
【0094】
【表22】
【0095】
【表23】
【0096】表18〜表23より明らかなように、本発
明の塗料組成物は塗膜の消耗が非常に均一に起こり、防
汚塗料として非常に有効であることが分かった。ところ
が、特開昭57−92061号公報記載の塗料組成物
(比較例20、21)を用いて作成した塗膜の消耗は不
均一に起こり、試験開始前に比べて塗膜表面の凹凸が一
層顕著になり海水との摩擦抵抗が非常に高くなった。ま
た、表20及び表23から明らかなように、特表昭60
−500452号公報記載の塗料組成物(比較例22、
23)を用いて作成した塗膜は、塗膜消耗量が少なくか
つ銅の溶出速度が低かった。
【0097】防汚性試験 上記実施例28〜54及び比較例20〜24の塗料組成
物を用いて、予め防錆塗料を塗布してある塗装鋼鈑(1
00×200×1mm)の両面に、乾燥膜厚が片面100
μmとなるようにスプレー塗装を2回行い、室温下一晩
自然乾燥して試験板を作成した。この試験板を、茨城県
那珂湊市那珂湊港内に設置した浸漬筏に取付け海中に浸
漬し、試験板上の付着生物(フジツボ)の面積を経時的
に観測した。その結果を表24〜表26に示す。
【0098】
【表24】
【0099】
【表25】
【0100】
【表26】
【0101】表24〜表26より明らかなように、本発
明の塗料組成物は、いずれも防汚性に優れ生物の付着が
ほとんど観察されなかった。
【0102】
【発明の効果】本発明の塗料用ワニス組成物及び防汚塗
料組成物は、有機錫共重合体のような危険性を有さず、
かつ、これに匹敵する塗膜消耗性及び防汚性能を示し、
さらに優れた防汚性を長期にわたって維持できる塗膜を
形成することが可能であり、銅化合物との混練によって
もゲル化しない優れた塗膜を形成できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平5−81004 (32)優先日 平5(1993)4月8日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−85026 (32)優先日 平5(1993)4月13日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−85027 (32)優先日 平5(1993)4月13日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−248387 (32)優先日 平5(1993)10月5日 (33)優先権主張国 日本(JP)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1種以上の不飽和カルボン酸(a)及び
    これと共重合可能な1種以上の他の不飽和単量体(b)
    を重合して得られた重合体(A)と、トリアゾール誘導
    体、チアジアゾール誘導体及びベンゾチアゾール誘導体
    の中から選択された1種類以上の添加剤(B)とを含有
    してなる塗料用ワニス組成物。
  2. 【請求項2】 他の不飽和単量体(b)の1成分とし
    て、一般式(I) 【化1】 (式中Rは、水素原子又はメチル基であり、xは1〜6
    の整数、yは1〜100の整数、R1は水素原子、直
    鎖、分岐もしくは環状のアルキル基、アリール基又はア
    ラルキル基を示す)で表される1種以上の不飽和単量体
    を含む請求項1記載の塗料用ワニス組成物。
  3. 【請求項3】 重合体が、全単量体量に対して1種以上
    の不飽和カルボン酸(a)1〜99モル%、一般式
    (I)で表される1種以上の不飽和単量体0.1〜20
    モル%を含む単量体を共重合してなるものである請求項
    2記載の塗料用ワニス組成物。
  4. 【請求項4】 重合体が、全単量体量に対して1種以上
    の不飽和カルボン酸(a)10〜95モル%、一般式
    (I)で表される1種以上の不飽和単量体0.2〜15
    モル%を含む単量体を共重合してなるものである請求項
    2記載の塗料用ワニス組成物。
  5. 【請求項5】 添加剤(B)が、トリアゾール誘導体で
    ある請求項1、2、3又は4記載の塗料用ワニス組成
    物。
  6. 【請求項6】 トリアゾール誘導体が、1,2,3−ベ
    ンゾトリアゾール、3−アミノ−1H−1,2,4−ト
    リアゾール、1,2,4−トリアゾールから選択された
    ものである請求項5記載の塗料用ワニス組成物。
  7. 【請求項7】 トリアゾール誘導体が、3−アミノ−1
    H−1,2,4−トリアゾール又は1,2,4−トリア
    ゾールである請求項5記載の塗料用ワニス組成物。
  8. 【請求項8】 溶媒として、アルコール類、ポリアルキ
    レングリコール類又は水を使用してなる請求項1〜7の
    いずれかに記載の塗料用ワニス組成物。
  9. 【請求項9】 添加剤(B)を、重合体(A)(樹脂固
    形分)に対して0.1〜50重量%含有するものである
    請求項1〜8のいずれかに記載の塗料用ワニス組成物。
  10. 【請求項10】 請求項1〜8のいずれかに記載の塗料
    用ワニス組成物と銅化合物を主成分とする防汚剤を含有
    してなる防汚塗料組成物。
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