JP3282904B2 - 防汚塗料組成物 - Google Patents

防汚塗料組成物

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JP3282904B2
JP3282904B2 JP29481893A JP29481893A JP3282904B2 JP 3282904 B2 JP3282904 B2 JP 3282904B2 JP 29481893 A JP29481893 A JP 29481893A JP 29481893 A JP29481893 A JP 29481893A JP 3282904 B2 JP3282904 B2 JP 3282904B2
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    • C09D135/00Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a carboxyl radical, and containing at least another carboxyl radical in the molecule, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Coating compositions based on derivatives of such polymers

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶、漁網、排水路な
どの水中構造物に対する水中生物の付着防止を目的とす
る防汚塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】海水中には、例えばフジツボ、ホヤ、セ
ルプラ、ムラサキイガイ、アオサ等の海中生物が多数生
息している。このような海中に船舶、漁網、排水路等の
構造物を設置又は就航すると、海中生物が付着生育して
種々の被害が発生する。例えば、船底に海中生物が付着
すると海水との摩擦抵抗が増大し航行速度の低下を生
じ、一定の速度を維持するために燃料消費が増大し、経
済的に好ましくない。また、養殖用の漁網に海中生物が
付着すると網目が閉塞し魚介類を致死させることがあ
る。
【0003】従来、このような海中構造物に海中生物が
付着することを防止するために有機錫含有不飽和単量体
の単独重合体又は共重合体を樹脂成分とする防汚塗料
(特公昭40−21426号公報、特公昭44−957
9号公報、特公昭46−13392号公報、特公昭49
−20491号公報、特公昭51−11647号公報、
特公昭51−12049号公報、特公昭52−4817
0号公報等参照)を塗装していた。これらの重合体は有
機錫部分が海水(pH8.0〜8.3)によって加水分解
され、有機錫が防汚剤として働くだけでなく、海水可溶
化された重合体表面が徐々に移動する海水により侵食さ
れ、新しい塗膜表面が暴露されることによって、長期の
安定した防汚効果が発揮される。しかしながら、これら
の塗料から海水中へ放出される有機錫は、分解しにくく
海洋生物だけでなく食物連鎖によって人間の体内でも蓄
積され、奇形などの障害を起こすため、非常に危険であ
ることから、有機錫化合物の利用が制限されるようにな
った。
【0004】このような危険性の高い有機錫系樹脂に代
わり、長期の安定した防汚性を達成できる防汚塗料用樹
脂の開発が望まれている。理想的には有機錫系樹脂と同
様の加水分解型で塗膜消耗性を示すことが好ましいが、
親水性又は撥水性の樹脂を用いた提案もなされている
(特開昭62−290768号公報、特開昭62−13
471号公報、特開昭58−180565号公報、特開
昭57−67672号公報等)。しかしながら、親水性
のみ及び撥水性のみの性質では長期の安定した防汚性を
実現することは困難な状況となっている。そこで、加水
分解性のあるものとして種々の特殊なカルボン酸エステ
ルを側鎖に有する樹脂が提案されている(特表昭60−
500452号公報、特開平2−69576号公報、特
開昭63−215780号公報、特公昭55−3927
1号公報、特開昭62−57464号公報、特公昭61
−3830号公報)が、その効果は全く満足いくもので
はない。
【0005】一方、特開平2−99567号公報に無水
マレイン酸誘導体の共重合体を本用途に用いることが提
案されている。この共重合体は有機錫系樹脂と異なりそ
れ自体毒性を持たず、かつ塗膜消耗性にも優れているこ
とが予想される。しかしながら、防汚塗料に用いる場
合、現在毒物として用いられている銅化合物と混練する
ことにより、増粘−ゲル化を引き起こすという致命的な
欠点を有していた。また、このような増粘−ゲル化を抑
制する目的でトリアゾール誘導体を用いることが、トリ
有機錫基を有する高分子化合物の場合に報告されている
(特開昭57−92061号公報)が、トリ有機錫基を
有する高分子化合物の場合には、トリアゾール化合物を
添加することは余り効果がなく、良好な塗料が得られ
ず、また良好な塗膜も形成できなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、有機錫共重
合体のような危険性を有さず、かつ、これに匹敵する塗
膜消耗性を示し、さらに銅化合物を主成分とする防汚剤
を含んでいてもゲル化しない優れた防汚塗料組成物を提
供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる課
題を解決し、上記した海中生物の付着を防止する性質に
優れ、かつ危険性のない防汚塗料の開発を行うことを目
的として鋭意研究を行った結果、本発明を完成するに至
った。即ち、本発明は、1種以上の不飽和酸無水物
(a)及び一般式(I)
【化2】 (式中Rは、水素原子又はメチル基であり、xは1〜6
の整数、yは1〜100の整数、R 1 は直鎖、分岐もし
くは環状のアルキル基、アリール基又はアラルキル基を
示す)で表される1種以上の不飽和単量体を含む(a)
と共重合可能な不飽和単量体(b)を重合して得られた
重合体(A)と、トリアゾール誘導体、ベンゾチアゾー
ル誘導体及びチアジアゾール誘導体の中から選択された
1種以上の添加剤(B)と、銅化合物を主成分とする防
汚剤を含有してなる防汚塗料組成物に関する。
【0008】本発明において使用される不飽和酸無水物
(a)としては、無水マレイン酸、メチルマレイン酸無
水物、ジメチルマレイン酸無水物、エチルマレイン酸無
水物、ジエチルマレイン酸無水物、クロロマレイン酸無
水物、ジクロロマレイン酸無水物、ブロモマレイン酸無
水物、ジブロモマレイン酸無水物、無水イタコン酸、1
−メチル無水イタコン酸、1,2−ジメチル無水イタコ
ン酸、1−フェニル無水マレイン酸、1−クロル無水マ
レイン酸、シクロペンテンジカルボン酸無水物、クロロ
シクロペンテンジカルボン酸無水物、ニトロシクロペン
テンジカルボン酸無水物、メチルシクロペンテンジカル
ボン酸無水物、エチルシクロペンテンジカルボン酸無水
物、ジメチルシクロペンテンジカルボン酸無水物、ジエ
チルシクロペンテンジカルボン酸無水物、シクロヘキセ
ンジカルボン酸無水物、クロロシクロヘキセンジカルボ
ン酸無水物、ニトロシクロヘキセンジカルボン酸無水
物、メチルシクロヘキセンジカルボン酸無水物、エチル
シクロヘキセンジカルボン酸無水物、ジメチルシクロヘ
キセンジカルボン酸無水物、ジエチルシクロヘキセンジ
カルボン酸無水物、シクロヘプテンジカルボン酸無水
物、ビシクロ[2.2.1]ヘプテンジカルボン酸無水
物、ビシクロ[2.2.2]オクテンジカルボン酸無水
物、ヘキサクロロ−ビシクロ[2.2.1]ヘプテンジ
カルボン酸無水物、7−オキサビシクロ[2.2.1]
ヘプテンジカルボン酸無水物などが挙げられる。これら
の中で、無水マレイン酸、メチルマレイン酸無水物、ジ
メチルマレイン酸無水物、エチルマレイン酸無水物、ジ
エチルマレイン酸無水物、クロロマレイン酸無水物、ジ
クロロマレイン酸無水物、ブロモマレイン酸無水物、ジ
ブロモマレイン酸無水物、無水イタコン酸、1−メチル
無水イタコン酸、1,2−ジメチル無水イタコン酸、1
−フェニル無水マレイン酸、1−クロル無水マレイン酸
が好ましいものとして挙げられる。特に好ましいのは無
水マレイン酸である。上記の不飽和酸無水物(a)は、
1種又は2種以上の組み合わせで使用することができ
る。
【0009】本発明において使用する不飽和酸無水物
(a)は、全単量体量に対して1〜50モル%の間で任
意に選ばれるのが好ましく、特に10〜40モル%が好
ましい。1モル%未満では十分な塗膜消耗性を示す樹脂
が得られにくく、50モル%を越えると未反応の不飽和
酸無水物が残り塗膜の安定性に悪影響をもたらす傾向に
ある。
【0010】本発明で用いられる一般式(I)で表され
る不飽和単量体を用いると加水分解性などの特性が向上
する。一般式(I)においてR1で表される直鎖、分岐
もしくは環状のアルキル基、アリール基又はアラルキル
基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプ
ロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、tert−ブチル基、ペンチル基、sec−ペンチ
ル基、tert−ペンチル基、ネオペンチル基、2−エ
チルへキシル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、
シクロペンチル基、シクロへキシル基、フェニル基、o
−トリル基、m−トリル基、p−トリル基、2,3−キ
シリル基、2,4−キシリル基、o−クメニル基、m−
クメニル基、p−クメニル基、メシチル基、ベンジル
基、フェネチル基、トリル基、ナフチル基、ノルボルニ
ル基等がある。
【0011】一般式(I)の不飽和単量体は公知の各種
合成経路により製造することができる。また、市販の不
飽和単量体を使用してもよい。一般式(I)における好
ましい具体例としては、次のごとき化合物が挙げられ
る。
【化3】 (式中Rは水素原子又はメチル基)
【0012】一般式(I)で表される不飽和単量体は、
全単量体量に対して配合割合0.1〜20モル%である
のが好ましく、特に0.5〜15モル%であるのが好ま
しい。0.1モル%未満では添加する効果がほとんどな
く、一方20モル%を越えると、塗膜安定性が低下する
傾向にある。これらの一般式(I)で表される不飽和単
量体は、1種又は2種以上を用いることができる。
【0013】さらに、一般式(I)で表される不飽和単
量体以外の不飽和単量体(b)としては、例えば、アク
リル酸又はメタクリル酸のメチルエステル、エチルエス
テル、n−プロピルエステル、イソプロピルエステル、
n−ブチルエステル、イソブチルエステル、sec−ブチ
ルエステル、tert−ブチルエステル、2−エチルヘキシ
ルエステル、オクチルエステル、ノニルエステル、デシ
ルエステル、ウンデシルエステル、ドデシルエステル、
トリデシルエステル、テトラデシルエステル、ペンタデ
シルエステル、ヘキサデシルエステル、ヘプタデシルエ
ステル、オクタデシルエステル、ノナデシルエステル、
エイコシルエステル、ヘンエイコシルエステル、ドコシ
ルエステル、シクロヘキシルエステル、ベンジルエステ
ル、フェニルエステル、ジメチルアミノエチルエステ
ル、ジメチルアミノプロピルエステル、2−クロロエチ
ルエステル、2,2,2−トリクロロエチルエステル、
2−フルオロエチルエステル、2,2,2−トリフルオ
ロエチルエステル、2−シアノエチルエステル、トリメ
チルシリルエステル、トリエチルシリルエステル、トリ
プロピルシリルエステル、トリブチルシリルエステル、
トリヘキシルシリルエステル、トリメトキシシリルエス
テル、トリエトキシシリルエステル、トリプロポキシシ
リルエステル、トリブトキシシリルエステル、トリヘキ
シロキシシリルエステル、トリフェニルシリルエステ
ル、トリフェノキシシリルエステル等の(メタ)アクリ
ル酸エステル系単量体、スチレン、α−メチルスチレ
ン、p−t−ブチルスチレン等のスチレン系単量体、ブ
タジエン、イソプレン、クロロプレン等のポリオレフィ
ン系単量体、塩化ビニル、酢酸ビニルなどのビニル系単
量体、その他アクリロニトリル、メタクリロニトリルな
どのニトリル系単量体などが挙げられる。好ましくは、
アクリル酸又はメタクリル酸のメチルエステル、エチル
エステル、n−プロピルエステル、イソプロピルエステ
ル、n−ブチルエステル、イソブチルエステル、sec−
ブチルエステル、tert−ブチルエステル、2−エチルヘ
キシルエステル、ドデシルエステル、シクロヘキシルエ
ステル、ベンジルエステル、スチレンである。
【0014】また、不飽和単量体(b)の配合割合は、
上記一般式(I)で示される不飽和単量体を含め、全単
量体量に対して50〜99モル%であるのが好ましい。
50モル%未満では樹脂としての耐水性に劣る傾向にあ
り、99モル%を超えると塗膜消耗性に劣る傾向にあ
る。なお、一般式(I)で示される不飽和単量体以外の
不飽和単量体(b)は、全単量体量に対して30〜9
8.9モル%、特に50〜89.5モル%であるのが好
ましい。
【0015】重合体の調製は、不飽和酸無水物(a)の
溶媒溶液中にその他の単量体(b)及びラジカル重合触
媒を含む溶液を滴下しながら重合させるなどの方法によ
って行うことができる。反応温度として通常約0〜18
0℃、好ましくは約40〜170℃である。滴下時間は
通常1〜10時間、好ましくは2〜6時間である。使用
される有機溶媒としては、不飽和酸無水物との反応性が
なく、親水性の低い溶媒が好ましく、特に、キシレン、
トルエンなどの芳香族系溶媒が好ましい。
【0016】使用するラジカル重合触媒としては、アゾ
系化合物、パーオキシド系化合物等の通常のラジカル重
合に使用できる開始剤が使用できる。具体的には、2,
2′−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレ
ロニトリル)、2,2′−アゾビス(シクロプロピルプ
ロピオニトリル)、2,2′−アゾビス(2,4−ジメ
チルバレロニトリル)、2,2′−アゾビス(イソブチ
ロニトリル)、2,2′−アゾビス(2−メチルブチロ
ニトリル)、1,1′−アゾビス(シクロヘキサン−1
−カルボニトリル)、2−フェニルアゾ−4−メトキシ
−2,4−ジメチルバレロニトリル、ベンゾイルパーオ
キシド、ジ−tert−ブチルパーオキシベンゾエート等が
例示される。
【0017】使用する開始剤の量は特に制限はないが、
好ましくは全単量体量に対して0.1〜5重量%、さら
に好ましくは0.2〜4重量%である。得られる重合体
の数平均分子量は特に制限されるものではないが、塗料
用樹脂としての諸特性の面から、好ましくは3,000
〜200,000、より好ましくは5,000〜50,
000である。なお、本発明における数平均分子量は、
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法により測定
し、標準ポリスチレン検量線を用いて換算した値であ
る。
【0018】また、分子量を調節する目的で重合時に適
当な連鎖移動剤を配合してもよい。具体的には、メタン
チオール、エタンチオール、n−プロパンチオール、is
o−プロパンチオール、n−ブタンチオール、2−メチ
ルプロパンチオール、3−メチルプロパンチオール、
1,1−ジメチルエタンチオール、1−ヘキサンチオー
ル、1−オクタンチオール、1−デカンチオール、ベン
ゼンチオール、2−メチルベンゼンチオール、3−メチ
ルベンゼンチオール、4−メチルベンゼンチオール、2
−エチルベンゼンチオール、3−エチルベンゼンチオー
ル、4−エチルベンゼンチオール、ビス(4−ヒドロキ
シジメチルフェニル)ジスルフィド、ビス(2−クロロ
メチルフェニル)ジスルフィド、ビス(2−ブロモメチ
ルフェニル)ジスルフィド、ジナフチルジスルフィド、
ジ−2−ベンゾチアジスルフィド、α−メチルスチレン
ダイマー、四塩化炭素、四臭化炭素、クロロホルム等が
例示される。連鎖移動剤の配合量は、目的とする重合体
の分子量により適宜選択できる。溶媒の使用量は特に限
定されないが、通常は全単量体に対して質量比で1/2
〜2倍程度である。重合は、通常不活性ガス雰囲気下で
行われる。不活性ガスには、窒素、アルゴン、ヘリウ
ム、ネオンなどが挙げられる。
【0019】次に、本発明において上記重合体(A)の
溶液に添加される添加剤(B)について説明する。
【0020】添加剤(B)のうちトリアゾール誘導体と
しては、ベンゾトリアゾール誘導体、アミノ置換トリア
ゾール誘導体、その他のトリアゾール誘導体などがあ
る。ベンゾトリアゾール誘導体としては、1,2,3−
ベンゾトリアゾール、1−メチル−1,2,3−ベンゾ
トリアゾール、1−フェニル−1,2,3−ベンゾトリ
アゾール、2−フェニル−1,2,3−ベンゾトリアゾ
ール、4−クロロ−1,2,3−ベンゾトリアゾール、
4−ニトロ−1,2,3−ベンゾトリアゾール、5−メ
チル−1,2,3−ベンゾトリアゾール、5−エチル−
1,2,3−ベンゾトリアゾール、5−プロピル−1,
2,3−ベンゾトリアゾール、5−イソブチル−1,
2,3−ベンゾトリアゾール、5−メトキシ−1,2,
3−ベンゾトリアゾール、5−クロロ−1,2,3−ベ
ンゾトリアゾール、5,6−ジメチル−1,2,3−ベ
ンゾトリアゾール、1,2,3−ベンゾトリアゾールカ
ルボン酸及びそのエステル誘導体、N−ジアルキルアミ
ノメチル−1,2,3−ベンゾトリアゾールなどがあ
り、アミノ置換トリアゾール誘導体としては、4−アミ
ノ−1,2,4−トリアゾール、3−アミノ−1H−
1,2,4−トリアゾールなどがあり、その他のトリア
ゾール誘導体としては、1,2,3−トリアゾール、1
−メチル−1,2,3−トリアゾール、1−フェニル−
1,2,3−トリアゾール、1−ベンジル−1,2,3
−トリアゾール、2−メチル−1,2,3−トリアゾー
ル、2−フェニル−1,2,3−トリアゾール、2−ベ
ンジル−1,2,3−トリアゾール、4−メチル−1,
2,3−トリアゾール、4−フェニル−1,2,3−ト
リアゾール、4−ヒドロキシ−1,2,3−トリアゾー
ル、4,5−ジメチル−1,2,3−トリアゾール、4
−メチル−2−フェニル−1,2,3−トリアゾール、
4,5−ジメチル−2−フェニル−1,2,3−トリア
ゾール、1,5−ジフェニル−1,2,3−トリアゾー
ル、1,2,4−トリアゾール、1−メチル−1,2,
4−トリアゾール、1−フェニル−1,2,4−トリア
ゾール、3−メチル−1,2,4−トリアゾール、3−
フェニル−1,2,4−トリアゾール、3−クロロ−
1,2,4−トリアゾール、3−ブロモ−1,2,4−
トリアゾール、3,5−ジメチル−1,2,4−トリア
ゾール、3,5−ジエチル−1,2,4−トリアゾー
ル、1,3−ジフェニル−1,2,4−トリアゾール、
1,5−ジフェニル−1,2,4−トリアゾール、3,
5−ジフェニル−1,2,4−トリアゾールなどのアル
キル、アリール、アラルキル、ハロゲン又はヒドロキシ
置換トリアゾール誘導体などがある。
【0021】添加剤(B)のうち、ベンゾチアゾール誘
導体としてはイオウ置換ベンゾチアゾール誘導体が好ま
しく、具体的には2−メルカプトベンゾチアゾール、ジ
ベンゾチアジルジスルフィド、N−オキシジエチレンベ
ンゾチアジル−2−スルフェンアミド、N,N−ジイソ
プロピルベンゾチアジル−2−スルフェンアミド、N,
N−ジシクロヘキシルベンゾチアジル−2−スルフェン
アミド、3−(2−ベンゾチアジルチオ)プロピオン
酸、(2−ベンゾチアジルチオ)酢酸などがあり、ま
た、チアジアゾール誘導体としてはイオウ置換チアジア
ゾール誘導体が好ましく、具体的には2−メルカプト−
1,3,4−チアジアゾール、2,5−ジメルカプト
1,3,4−チアジアゾール、2−アミノ−5−メルカ
プト−1,3,4−チアジアゾール、2−メチル−5−
メルカプト−1,3,4−チアゾール、2−メチルアミ
ノ−5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾール、2
−チオ酢酸−5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾ
ールなどがある。
【0022】
【0023】
【0024】これらの添加剤(B)としては、効果が高
いことから、トリアゾール誘導体が好ましい。具体的に
最も好ましい化合物は、1,2,3−ベンゾトリアゾー
ル、1,2,4−トリアゾール、3−アミノ−1H−
1,2,4−トリアゾールから選択されたものである。
これらの添加剤(B)は1種以上用いることができる
が、使用量としては、用いる重合体(A)(樹脂固形
分)に対して0.01重量%以上50重量%以下の範囲
で用いるのが好ましい。0.01重量%未満では添加効
果が充分でなく銅化合物との塗料化により増粘が起こり
やすく、50重量%を越えると良好な塗膜を形成しにく
い。さらに好ましい量は用いる添加剤(B)の種類によ
って異なり、特にトリアゾール誘導体、ベンゾチアゾー
ル誘導体及びチアジアゾール誘導体は、重合体(A)に
対して0.1重量%以上50重量%以下の範囲で用いる
のが好ましい。
【0025】なお、前記重合体(A)及び添加剤(B)
を含有する塗料用ワニス組成物には、本発明の効果を損
なわない程度に前記重合体(A)以外の重合体を混合す
ることもできる。上記塗料用ワニス組成物は、公知の顔
料等の着色剤、公知の防汚剤、各種添加剤(増量剤、分
散またはタレ止め剤など)を配合して防汚塗料組成物と
することができる。
【0026】本発明の防汚塗料組成物に使用される防汚
剤としては無機防汚剤である銅化合物を主成分とする
のが用いられる。銅化合物としては、クロム酸第二銅、
フェロシアニン酸第二銅、キノリン第二銅、δ−ハイド
ロキノン第二銅、オレイン酸第二銅、硝酸第二銅、燐酸
第二銅、酒石酸第二銅、酸化第一銅、ロダン銅、銅−ニ
ッケル固溶合金、よう化第一銅又は亜硫酸第一銅などが
ある。その他の代表的な無機防汚剤としては、酸化亜
鉛、クロム酸亜鉛、クロム酸ストロンチウムなどがあ
り、有機防汚剤としては、2,4,5,6−テトラクロ
ロイソフタロニトリル、N,N−ジメチルジクロロフェ
ニル尿素、4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−3
(2H)−イソチアゾロン、ジンクジメチルジチオカー
バメート、2−メチルチオ−4−t−ブチルアミノ−6
−シクロプロピルアミノ−s−トリアジン、N−(フル
オロジクロロメチルチオ)フタルイミド、N,N′−ジ
メチル−N′−フェニル−(N−フルオロジクロロメチ
ルチオ)スルファミド、2−ピリジンチオール−1−オ
キシド亜鉛塩、テトラメチルチウラムジサルファイド、
2,4,6−トリクロロフェニルマレイミド、2,3,
5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルフォニル)ピ
リジン、3−ヨード−2−プロピニルブチルカーバメイ
ト、ジヨードメチルパラトリルスルホン、ビスジメチル
ジチオカルバモイルジンクエチレンビスジチオカーバメ
イト、ピリジン−トリフェニルボランなどがある。ま
た、防汚剤として有機錫化合物、トリアジン化合物、有
機硫黄化合物等を併用することも何ら妨げるものではな
い。
【0027】これらの防汚剤の使用量は、特に制限され
ないが、全重合体量(樹脂固形分)に対して1重量%以
上500重量%以下が好ましく、より好ましくは50重
量%以上450重量%以下である。1重量%未満では防
汚剤としての効果をほとんど示さず、500重量%を越
えると良好な塗膜が形成されにくい。顔料として代表的
なものには、酸化チタン(チタン白)、酸化鉄、カーボ
ンブラック等の無機顔料、アゾ系、シアニン系、フタロ
シアニン系、キナクリドン系等の有機顔料を用いること
ができるが、通常は無機顔料が用いられる。これらの顔
料は必要に応じて用いられる。用いる場合その使用量は
特に制限はないが、全重合体量(樹脂固形分)に対して
200重量%以下が好ましい。顔料を使用する場合に2
00重量%を越えると塗膜としての安定性に劣る傾向に
ある。
【0028】また、増量剤としては、炭酸カルシウム、
硫酸バリウム、酸化マグネシウム、アルミナなどがあ
る。これらの増量剤は必要に応じて用いられる。用いる
場合、その使用量は特に制限はないが、全重合体量(樹
脂固形分)に対して100重量%以下の範囲で使用され
るのが好ましい。増量剤を使用する場合、100重量%
を越えると塗膜としての安定性に劣る傾向にある。分散
またはタレ止め剤としては、シリカゲル系、ベントナイ
ト系、カオリナイト系、タルク系、ヘクトライト系、モ
ンモリロナイト系、サポナイト系、バイデライト系など
の無機の分散またはタレ止め剤、脂肪酸アマイド系、脂
肪酸エステル系、酸化ポリエチレン系、硫酸エステル系
アニオン活性剤、ポリカルボン酸アミン塩系、ポリカル
ボン酸系、ポリアマイド系、高分子ポリエーテル系、ア
クリル共重合物系、特殊シリコン系などの有機の分散ま
たはタレ止め剤がある。その使用量は特に制限はない
が、重合体(A)(樹脂固形分)に対して0.01重量
%〜100重量%の範囲で使用されるのが好ましい。
0.01重量%未満では添加効果が充分に現われにく
く、100重量%を越えると塗膜としての安定性に劣る
傾向にある。さらに、溶出助剤としてロジン、ガムロジ
ン、ウッドロジン、トール油ロジン等を併用することも
可能である。このようにして得られる本発明の防汚塗料
組成物は、船底塗料、漁網用塗料等として有用である。
【0029】
【実施例】つぎに実施例により本発明を説明するが、本
発明は何らこれらに限定されるものではない。また、以
下の実施例では「塗料用ワニス(組成物)」を単に「ワ
ニス(組成物)」と、「防汚塗料組成物」を単に「塗料
組成物」と略記する。
【0030】実施例1(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸16.89gを挿入し攪拌しながら
95℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル8
1.62g、アクリル酸n−ブチル51.5g、2,
2′−アゾビス(イソブチロニトリル)(以降AIBN
と略記する)0.375gの混合物を、窒素ガス気流下
攪拌しながら3時間かけて滴下した。滴下終了後、さら
に攪拌しながら95℃で1時間保温した。次に、キシレ
ン15.0g、AIBN0.30gの混合物を1時間か
けて滴下し、95℃で30分保温後、さらにキシレン1
5.0g、AIBN0.3gの混合物を30分かけて滴
下した。その後95℃で2時間保温し、キシレン45.
0gを添加した後放冷した。得られた反応混合物に、
1,2,3−ベンゾトリアゾール4.5gを加えて充分
に混合しワニス組成物を製造した。該重合体の数平均分
子量は、32,000であった。
【0031】実施例2(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン62.5
g、無水マレイン酸29.13gを挿入し攪拌しながら
95℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル7
0.39g、アクリル酸n−ブチル25.37g、AI
BN1.25g、α−メチルスチレンダイマー1.0g
の混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけて
滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で1
時間保温した。次に、キシレン12.5g、AIBN
0.25gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン12.5g、AIBN0.
25gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃
で2時間保温し、キシレン37.5gを添加した後放冷
した。得られた反応混合物に、1,2,3−ベンゾトリ
アゾール3.75gを加え充分に混合しワニス組成物を
製造した。該重合体の数平均分子量は、12,700で
あった。
【0032】実施例3(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸22.55gを挿入し攪拌しながら
95℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル9
8.12g、アクリル酸n−ブチル29.47g、AI
BN1.50g、α−メチルスチレンダイマー0.75
gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけ
て滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で
1時間保温した。次に、キシレン15.0g、AIBN
0.30gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン15.0g、AIBN0.
30gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃
で2時間保温し、キシレン45.0gを添加した後放冷
した。得られた反応混合物に、1,2,3−ベンゾトリ
アゾール4.5gを加え充分に混合しワニス組成物を製
造した。該重合体の数平均分子量は、13,800であ
った。
【0033】実施例4(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸22.75gを挿入し攪拌しながら
95℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル8
2.48g、アクリル酸n−ブチル44.60g、AI
BN1.50g、α−メチルスチレンダイマー0.75
gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけ
て滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で
1時間保温した。次に、キシレン15.0g、AIBN
0.30gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン15.0g、AIBN0.
30gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃
で2時間保温し、キシレン45.0gを添加した後放冷
した。得られた反応混合物に、1,2,3−ベンゾトリ
アゾール4.5gを加え充分に混合しワニス組成物を製
造した。該重合体の数平均分子量は、15,100であ
った。
【0034】実施例5(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン250
g、無水マレイン酸77.7gを挿入し攪拌しながら9
5℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル169
g、アクリル酸n−ブチル253g、AIBN1.67
gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら3時間かけ
て滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で
1時間保温した。次に、キシレン50.0g、AIBN
1.00gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン50.0g、AIBN1.
00gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃
で2時間保温し、キシレン150gを添加した後放冷し
た。得られた反応混合物に、1,2,4−トリアゾール
15gを加え充分に混合しワニス組成物を製造した。該
重合体の数平均分子量は、16,300であった。
【0035】実施例6(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン300
g、無水マレイン酸95.2gを挿入し攪拌しながら9
5℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル69.
1g、アクリル酸n−ブチル436g、AIBN6.0
0gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら3時間か
けて滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃
で1時間保温した。次に、キシレン60.0g、AIB
N1.2gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン60.0g、AIBN1.
2gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃で
2時間保温し、キシレン180gを添加した後放冷し
た。得られた反応混合物に、1,2,4−トリアゾール
18gを加え充分に混合しワニス組成物を製造した。該
重合体の数平均分子量は、12,500であった。
【0036】実施例7(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン375
g、無水マレイン酸181gを挿入し攪拌しながら95
℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル175
g、アクリル酸n−ブチル394g、AIBN2.50
gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけ
て滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で
1時間保温した。次に、キシレン75.0g、AIBN
1.50gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン75.0g、AIBN1.
50gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃
で2時間保温し、キシレン225gを添加した後放冷し
た。得られた反応混合物に、1,2,4−トリアゾール
22.5gを加え充分に混合しワニス組成物を製造し
た。該重合体の数平均分子量は、11,500であっ
た。
【0037】実施例8(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン300
g、無水マレイン酸146gを挿入し攪拌しながら95
℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル70.8
g、アクリル酸n−ブチル383g、AIBN2.00
gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけ
て滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で
1時間保温した。次に、キシレン60.0g、AIBN
1.20gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン60.0g、AIBN1.
20gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃
で2時間保温し、キシレン180gを添加した後放冷し
た。得られた反応混合物に、1,2,4−トリアゾール
18gを加え充分に混合しワニス組成物を製造した。該
重合体の数平均分子量は、11,700であった。
【0038】実施例9(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン250
g、無水マレイン酸77.7gを挿入し攪拌しながら9
5℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル169
g、アクリル酸n−ブチル253g、AIBN1.67
gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら3時間かけ
て滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で
1時間保温した。次に、キシレン50.0g、AIBN
1.00gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン50.0g、AIBN1.
00gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃
で2時間保温し、キシレン150gを添加した後放冷し
た。得られた反応混合物に、3−アミノ−1H−1,
2,4−トリアゾール15gを加え充分に混合しワニス
組成物を製造した。該重合体の数平均分子量は、16,
300であった。
【0039】実施例10(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン300
g、無水マレイン酸95.2gを挿入し攪拌しながら9
5℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル69.
1g、アクリル酸n−ブチル436g、AIBN6.0
0gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら3時間か
けて滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃
で1時間保温した。次に、キシレン60.0g、AIB
N1.2gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン60.0g、AIBN1.
2gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃で
2時間保温し、キシレン180gを添加した後放冷し
た。得られた反応混合物に、3−アミノ−1H−1,
2,4−トリアゾール18gを加え充分に混合しワニス
組成物を製造した。該重合体の数平均分子量は、12,
500であった。
【0040】実施例11(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン375
g、無水マレイン酸181gを挿入し攪拌しながら95
℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル175
g、アクリル酸n−ブチル394g、AIBN2.50
gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけ
て滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で
1時間保温した。次に、キシレン75.0g、AIBN
1.50gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン75.0g、AIBN1.
50gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃
で2時間保温し、キシレン225gを添加した後放冷し
た。得られた反応混合物に、3−アミノ−1H−1,
2,4−トリアゾール22.5gを加え充分に混合しワ
ニス組成物を製造した。該重合体の数平均分子量は、1
1,500であった。
【0041】実施例12(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン300
g、無水マレイン酸146gを挿入し攪拌しながら95
℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル70.8
g、アクリル酸n−ブチル383g、AIBN2.00
gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけ
て滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で
1時間保温した。次に、キシレン60.0g、AIBN
1.20gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン60.0g、AIBN1.
20gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃
で2時間保温し、キシレン180gを添加した後放冷し
た。得られた反応混合物に、3−アミノ−1H−1,
2,4−トリアゾール18gを加え充分に混合しワニス
組成物を製造した。該重合体の数平均分子量は、11,
700であった。
【0042】実施例13(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン250
g、無水マレイン酸77.7gを挿入し攪拌しながら9
5℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル169
g、アクリル酸n−ブチル253g、AIBN1.67
gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら3時間かけ
て滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で
1時間保温した。次に、キシレン50.0g、AIBN
1.00gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン50.0g、AIBN1.
00gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃
で2時間保温し、キシレン150gを添加した後放冷し
た。得られた反応混合物に、(2−ベンゾチアジルチ
オ)酢酸15gを加え充分に混合しワニス組成物を製造
した。該重合体の数平均分子量は、16,300であっ
た。
【0043】実施例14(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン300
g、無水マレイン酸95.2gを挿入し攪拌しながら9
5℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル69.
1g、アクリル酸n−ブチル436g、AIBN6.0
0gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら3時間か
けて滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃
で1時間保温した。次に、キシレン60.0g、AIB
N1.2gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン60.0g、AIBN1.
2gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃で
2時間保温し、キシレン180gを添加した後放冷し
た。得られた反応混合物に、(2−ベンゾチアジルチ
オ)酢酸18gを加え充分に混合しワニス組成物を製造
した。該重合体の数平均分子量は、12,500であっ
た。
【0044】実施例15(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン375
g、無水マレイン酸181gを挿入し攪拌しながら95
℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル175
g、アクリル酸n−ブチル394g、AIBN2.50
gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけ
て滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で
1時間保温した。次に、キシレン75.0g、AIBN
1.50gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン75.0g、AIBN1.
50gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃
で2時間保温し、キシレン225gを添加した後放冷し
た。得られた反応混合物に、(2−ベンゾチアジルチ
オ)酢酸22.5gを加え充分に混合しワニス組成物を
製造した。該重合体の数平均分子量は、11,500で
あった。
【0045】実施例16(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン300
g、無水マレイン酸146gを挿入し攪拌しながら95
℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル70.8
g、アクリル酸n−ブチル383g、AIBN2.00
gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけ
て滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で
1時間保温した。次に、キシレン60.0g、AIBN
1.20gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン60.0g、AIBN1.
20gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃
で2時間保温し、キシレン180gを添加した後放冷し
た。得られた反応混合物に、(2−ベンゾチアジルチ
オ)酢酸18gを加え充分に混合しワニス組成物を製造
した。該重合体の数平均分子量は、11,700であっ
た。
【0046】実施例17(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン250
g、無水マレイン酸77.7gを挿入し攪拌しながら9
5℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル169
g、アクリル酸n−ブチル253g、AIBN1.67
gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら3時間かけ
て滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で
1時間保温した。次に、キシレン50.0g、AIBN
1.00gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で9
5℃で30分保温後、さらにキシレン50.0g、AI
BN1.00gの混合物を30分かけて滴下した。その
後95℃で2時間保温し、キシレン150gを添加した
後放冷した。得られた反応混合物に、2,5−ジメルカ
プト−1,3,4−チアジアゾール15gを加え充分に
混合しワニス組成物を製造した。該重合体の数平均分子
量は、16,300であった。
【0047】実施例18(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン300
g、無水マレイン酸95.2gを挿入し攪拌しながら9
5℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル69.
1g、アクリル酸n−ブチル436g、AIBN6.0
0gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら3時間か
けて滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃
で1時間保温した。次に、キシレン60.0g、AIB
N1.2gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン60.0g、AIBN1.
2gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃で
2時間保温し、キシレン180gを添加した後放冷し
た。得られた反応混合物に、2,5−ジメルカプト−
1,3,4−チアジアゾール18gを加え充分に混合し
ワニス組成物を製造した。該重合体の数平均分子量は、
12,500であった。
【0048】実施例19(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン375
g、無水マレイン酸181gを挿入し攪拌しながら95
℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル175
g、アクリル酸n−ブチル394g、AIBN2.50
gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけ
て滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で
1時間保温した。次に、キシレン75.0g、AIBN
1.50gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン75.0g、AIBN1.
50gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃
で2時間保温し、キシレン225gを添加した後放冷し
た。得られた反応混合物に、2,5−ジメルカプト−
1,3,4−チアジアゾール22.5gを加え充分に混
合しワニス組成物を製造した。該重合体の数平均分子量
は、11,500であった。
【0049】実施例20(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン300
g、無水マレイン酸146gを挿入し攪拌しながら95
℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル70.8
g、アクリル酸n−ブチル383g、AIBN2.00
gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけ
て滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で
1時間保温した。次に、キシレン60.0g、AIBN
1.20gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン60.0g、AIBN1.
20gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃
で2時間保温し、キシレン180gを添加した後放冷し
た。得られた反応混合物に、2,5−ジメルカプト−
1,3,4−チアジアゾール18gを加え充分に混合し
ワニス組成物を製造した。該重合体の数平均分子量は、
11,700であった。
【0050】実施例21(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸22.55gを挿入し攪拌しながら
95℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル9
8.12g、アクリル酸n−ブチル29.47g、AI
BN1.50g、α−メチルスチレンダイマー0.75
gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけ
て滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で
1時間保温した。次に、キシレン15.0g、AIBN
0.30gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン15.0g、AIBN0.
30gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃
で2時間保温し、キシレン45.0gを添加した後放冷
した。得られた反応混合物に、無水マレイン酸2.22
g及び1,2,3−ベンゾトリアゾール4.5gを加え
充分に混合しワニス組成物を製造した。該重合体の数平
均分子量は、13,800であった。
【0051】実施例22(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸22.55gを挿入し攪拌しながら
95℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル9
8.12g、アクリル酸n−ブチル29.47g、AI
BN1.50g、α−メチルスチレンダイマー0.75
gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけ
て滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で
1時間保温した。次に、キシレン15.0g、AIBN
0.30gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン15.0g、AIBN0.
30gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃
で2時間保温し、キシレン45.0gを添加した後放冷
した。得られた反応混合物に、メチルマレイン酸無水物
2.58g及び1,2,3−ベンゾトリアゾール4.5
gを加え充分に混合しワニス組成物を調製した。該重合
体の数平均分子量は、13,800であった。
【0052】実施例23(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸22.55gを挿入し攪拌しながら
95℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル9
8.12g、アクリル酸n−ブチル29.47g、AI
BN1.50g、α−メチルスチレンダイマー0.75
gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけ
て滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で
1時間保温した。次に、キシレン15.0g、AIBN
0.30gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン15.0g、AIBN0.
30gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃
で2時間保温し、キシレン45.0gを添加した後放冷
した。得られた反応混合物に、イタコン酸無水物2.5
8g及び1,2,3−ベンゾトリアゾール4.5gを加
え充分に混合しワニス組成物を調製した。該重合体の数
平均分子量は、13,800であった。
【0053】実施例24(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸22.55gを挿入し攪拌しながら
95℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル9
8.12g、アクリル酸n−ブチル29.47g、AI
BN1.50g、α−メチルスチレンダイマー0.75
gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけ
て滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で
1時間保温した。次に、キシレン15.0g、AIBN
0.30gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン15.0g、AIBN0.
30gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃
で2時間保温し、キシレン45.0gを添加した後放冷
した。得られた反応混合物に、コハク酸無水物2.30
g及び1,2,3−ベンゾトリアゾール4.5gを加え
充分に混合しワニス組成物を調製した。該重合体の数平
均分子量は、13,800であった。
【0054】実施例25(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸22.55gを挿入し攪拌しながら
95℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル9
8.12g、アクリル酸n−ブチル29.47g、AI
BN1.50g、α−メチルスチレンダイマー0.75
gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけ
て滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で
1時間保温した。次に、キシレン15.0g、AIBN
0.30gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン15.0g、AIBN0.
30gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃
で2時間保温し、キシレン45.0gを添加した後放冷
した。得られた反応混合物に、ジエチレングリコールジ
ベンゾエート3.0g及び1,2,3−ベンゾトリアゾ
ール4.5gを加え充分に混合しワニス組成物を調整し
た。該重合体の数平均分子量は、13,800であっ
た。
【0055】実施例26(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸22.55gを挿入し攪拌しながら
95℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル9
8.12g、アクリル酸n−ブチル29.47g、AI
BN1.50g、α−メチルスチレンダイマー0.75
gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけ
て滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で
1時間保温した。次に、キシレン15.0g、AIBN
0.30gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン15.0g、AIBN0.
30gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃
で2時間保温し、キシレン45.0gを添加した後放冷
した。得られた反応混合物に、トリプロピレングリコー
ルジアクリレート3.0g及び1,2,3−ベンゾトリ
アゾール4.5gを加え充分に混合しワニス組成物を調
整した。該重合体の数平均分子量は、13,800であ
った。
【0056】実施例27(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸22.55gを挿入し攪拌しながら
95℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル9
8.12g、アクリル酸n−ブチル29.47g、AI
BN1.50g、α−メチルスチレンダイマー0.75
gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけ
て滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で
1時間保温した。次に、キシレン15.0g、AIBN
0.30gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン15.0g、AIBN0.
30gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃
で2時間保温し、キシレン45.0gを添加した後放冷
した。得られた反応混合物に、トリプロピレングリコー
ルジアクリレート3.0g及び1,2,3−ベンゾトリ
アゾール4.5gを加え充分に混合しワニス組成物を調
整した。該重合体の数平均分子量は、13,800であ
った。
【0057】実施例28(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸22.55gを挿入し攪拌しながら
95℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル9
8.12g、アクリル酸n−ブチル29.47g、AI
BN1.50g、α−メチルスチレンダイマー0.75
gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけ
て滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で
1時間保温した。次に、キシレン15.0g、AIBN
0.30gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン15.0g、AIBN0.
30gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃
で2時間保温し、キシレン45.0gを添加した後放冷
した。得られた反応混合物に、18−クラウン−63.
0g及び1,2,3−ベンゾトリアゾール4.5gを加
え充分に混合しワニス組成物を調整した。該重合体の数
平均分子量は、13,800であった。
【0058】実施例29(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸15.10gを挿入し攪拌しながら
95℃に保持した。次に、一般式(I)の単量体(前記
例示化合物No.(9)(R=CH3))38.23g、ア
クリル酸n−ブチル19.74g、メタクリル酸2−エ
チルヘキシル76.35g、AIBN0.6gの混合物
を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけて滴下し
た。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で1時間保
温した。次に、キシレン15.0g、AIBN0.30
gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で30分保温
後、さらにキシレン15.0g、AIBN0.3gの混
合物を30分かけて滴下した。その後95℃で2時間保
温し、キシレン45.0gを添加した後放冷した。得ら
れた反応混合物に、1,2,3−ベンゾトリアゾール
4.5gを加え充分に混合しワニス組成物を調製した。
該重合体の数平均分子量は、7,100であった。
【0059】実施例30(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸23.24gを挿入し攪拌しながら
95℃に保持した。次に、一般式(I)の単量体(前記
例示化合物No.(9)(R=CH3))39.23g、ア
クリル酸n−ブチル10.12g、メタクリル酸2−エ
チルヘキシル78.33g、AIBN0.6gの混合物
を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけて滴下し
た。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で1時間保
温した。次に、キシレン15.0g、AIBN0.30
gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で30分保温
後、さらにキシレン15.0g、AIBN0.3gの混
合物を30分かけて滴下した。その後95℃で2時間保
温し、キシレン45.0gを添加した後放冷した。得ら
れた反応混合物に、1,2,3−ベンゾトリアゾール
4.5gを加え充分に混合しワニス組成物を調製した。
該重合体の数平均分子量は、7,100であった。
【0060】実施例31(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸15.10gを挿入し攪拌しながら
95℃に保持した。次に、一般式(I)の単量体(前記
例示化合物No.(9)(R=CH3))38.23g、ア
クリル酸n−ブチル19.74g、メタクリル酸2−エ
チルヘキシル76.35g、AIBN0.6gの混合物
を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけて滴下し
た。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で1時間保
温した。次に、キシレン15.0g、AIBN0.30
gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で30分保温
後、さらにキシレン15.0g、AIBN0.3gの混
合物を30分かけて滴下した。その後95℃で2時間保
温し、キシレン45.0gを添加した後放冷した。得ら
れた反応混合物に、1,2,4−トリアゾール4.5g
を加え充分に混合しワニス組成物を調製した。該重合体
の数平均分子量は、7,100であった。
【0061】実施例32(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸23.24gを挿入し攪拌しながら
95℃に保持した。次に、一般式(I)の単量体(前記
例示化合物No.(9)(R=CH3))39.23g、ア
クリル酸n−ブチル10.12g、メタクリル酸2−エ
チルヘキシル78.33g、AIBN0.6gの混合物
を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけて滴下し
た。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で1時間保
温した。次に、キシレン15.0g、AIBN0.30
gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で30分保温
後、さらにキシレン15.0g、AIBN0.3gの混
合物を30分かけて滴下した。その後95℃で2時間保
温し、キシレン45.0gを添加した後放冷した。得ら
れた反応混合物に、1,2,4−トリアゾール4.5g
を加え充分に混合しワニス組成物を調製した。該重合体
の数平均分子量は、7,100であった。
【0062】実施例33(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸15.10gを挿入し攪拌しながら
95℃に保持した。次に、一般式(I)の単量体(前記
例示化合物No.(9)(R=CH3))38.23g、ア
クリル酸n−ブチル19.74g、メタクリル酸2−エ
チルヘキシル76.35g、AIBN0.6gの混合物
を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけて滴下し
た。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で1時間保
温した。次に、キシレン15.0g、AIBN0.30
gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で30分保温
後、さらにキシレン15.0g、AIBN0.3gの混
合物を30分かけて滴下した。その後95℃で2時間保
温し、キシレン45.0gを添加した後放冷した。得ら
れた反応混合物に、3−アミノ−1H−1,2,4−ト
リアゾール4.5gを加え充分に混合しワニス組成物を
調製した。該重合体の数平均分子量は、7,100であ
った。
【0063】実施例34(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸23.24gを挿入し攪拌しながら
95℃に保持した。次に、一般式(I)の単量体(前記
例示化合物No.(9)(R=CH3))39.23g、ア
クリル酸n−ブチル10.12g、メタクリル酸2−エ
チルヘキシル78.33g、AIBN0.6gの混合物
を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけて滴下し
た。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で1時間保
温した。次に、キシレン15.0g、AIBN0.30
gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で30分保温
後、さらにキシレン15.0g、AIBN0.3gの混
合物を30分かけて滴下した。その後95℃で2時間保
温し、キシレン45.0gを添加した後放冷した。得ら
れた反応混合物に、3−アミノ−1H−1,2,4−ト
リアゾール4.5gを加え充分に混合しワニス組成物を
調製した。該重合体の数平均分子量は、7,100であ
った。
【0064】実施例35(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸35.3gを挿入し攪拌しながら9
5℃に保持した。次に、一般式(I)の単量体(前記例
示化合物No.(2)(R=CH3))22.6g、アクリ
ル酸n−ブチル92.2g、AIBN1.5gの混合物
を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけて滴下し
た。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で1時間保
温した。次に、キシレン15.0g、AIBN0.30
gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で30分保温
後、さらにキシレン15.0g、AIBN0.3gの混
合物を30分かけて滴下した。その後95℃で2時間保
温し、キシレン45.0gを添加した後放冷した。得ら
れた反応混合物に、1,2,3−ベンゾトリアゾール
4.5gを加え充分に混合しワニス組成物(A)を調製
した。該重合体の数平均分子量は、6,300であっ
た。さらに、攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入
管、滴下ロート、温度計を備えた4つ口フラスコにキシ
レン75.0g、無水マレイン酸21.25gを挿入し
攪拌しながら95℃に保持した。次に、メタクリル酸2
−エチルヘキシル128.75g、AIBN0.5gの
混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけて滴
下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で1時
間保温した。次に、キシレン15.0g、AIBN0.
30gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で30分
保温後、さらにキシレン15.0g、AIBN0.3g
の混合物を30分かけて滴下した。その後95℃で2時
間保温し、キシレン45.0gを添加した後放冷した。
得られた反応混合物に、1,2,3−ベンゾトリアゾー
ル4.5gを加え充分に混合しワニス組成物(B)を調
製した。該重合体の数平均分子量は、7,300であっ
た。ワニス組成物(A)80gとワニス組成物(B)2
0gを混合しよく攪拌して混合ワニス組成物を調製し
た。
【0065】実施例36(参考例) 上記実施例35のワニス組成物(A)60gとワニス組
成物(B)40gを混合しよく攪拌して混合ワニス組成
物を調製した。
【0066】実施例37(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸35.3gを挿入し攪拌しながら9
5℃に保持した。次に、一般式(I)の単量体(前記例
示化合物No.(2)(R=CH3))22.6g、アクリ
ル酸n−ブチル92.2g、AIBN1.5gの混合物
を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけて滴下し
た。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で1時間保
温した。次に、キシレン15.0g、AIBN0.30
gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で30分保温
後、さらにキシレン15.0g、AIBN0.3gの混
合物を30分かけて滴下した。その後95℃で2時間保
温し、キシレン45.0gを添加した後放冷した。得ら
れた反応混合物に、1,2,4−トリアゾール4.5g
を加え充分に混合しワニス組成物(C)を調製した。該
重合体の数平均分子量は、6,300であった。さら
に、攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロ
ート、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.
0g、無水マレイン酸21.25gを挿入し攪拌しなが
ら95℃に保持した。次に、メタクリル酸2−エチルヘ
キシル128.75g、AIBN0.5gの混合物を、
窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけて滴下した。滴
下終了後、さらに攪拌しながら95℃で1時間保温し
た。次に、キシレン15.0g、AIBN0.30gの
混合物を1時間かけて滴下し、95℃で30分保温後、
さらにキシレン15.0g、AIBN0.3gの混合物
を30分かけて滴下した。その後95℃で2時間保温
し、キシレン45.0gを添加した後放冷した。得られ
た反応混合物に、1,2,4−トリアゾール4.5gを
加え充分に混合しワニス組成物(D)を調製した。該重
合体の数平均分子量は、7,300であった。ワニス組
成物(C)80gとワニス組成物(D)20gを混合し
よく攪拌して混合ワニス組成物を調製した。
【0067】実施例38(参考例) 上記実施例37のワニス組成物(C)60gとワニス組
成物(D)40gを混合しよく攪拌して混合ワニス組成
物を調製した。
【0068】実施例39(参考例) 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸35.3gを挿入し攪拌しながら9
5℃に保持した。次に、一般式(I)の単量体(前記例
示化合物No.(2)(R=CH3))22.6g、アクリ
ル酸n−ブチル92.2g、AIBN1.5gの混合物
を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけて滴下し
た。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で1時間保
温した。次に、キシレン15.0g、AIBN0.30
gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で30分保温
後、さらにキシレン15.0g、AIBN0.3gの混
合物を30分かけて滴下した。その後95℃で2時間保
温し、キシレン45.0 gを添加した後放冷した。得
られた反応混合物に、3−アミノ−1H−1,2,4−
トリアゾール4.5gを加え充分に混合しワニス組成物
(E)を調製した。該重合体の数平均分子量は、6,3
00であった。さらに、攪拌装置、コンデンサー、窒素
ガス導入管、滴下ロート、温度計を備えた4つ口フラス
コにキシレン75.0g、無水マレイン酸21.25g
を挿入し攪拌しながら95℃に保持した。次に、メタク
リル酸2−エチルヘキシル128.75g、AIBN
0.5gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時
間かけて滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら9
5℃で1時間保温した。次に、キシレン15.0g、A
IBN0.30gの混合物を1時間かけて滴下し、95
℃で30分保温後、さらにキシレン15.0g、AIB
N0.3gの混合物を30分かけて滴下した。その後9
5℃で2時間保温し、キシレン45.0gを添加した後
放冷した。得られた反応混合物に、3−アミノ−1H−
1,2,4−トリアゾール4.5gを加え充分に混合し
ワニス組成物(F)を調製した。該重合体の数平均分子
量は、7,300であった。ワニス組成物(E)80g
とワニス組成物 (F)20gを混合しよく攪拌して混
合ワニス組成物を調製した。
【0069】実施例40(参考例) 上記実施例39のワニス組成物(E)60gとワニス組
成物(F)40gを混合しよく攪拌して混合ワニス組成
物を調製した。
【0070】製造例1 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸16.89gを挿入し攪拌しながら
95℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル8
1.62g、アクリル酸n−ブチル51.5g、AIB
N0.375gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しなが
ら3時間かけて滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しな
がら95℃で1時間保温した。次に、キシレン15.0
g、AIBN0.30gの混合物を1時間かけて滴下
し、95℃で30分保温後、さらにキシレン15.0
g、AIBN0.3gの混合物を30分かけて滴下し
た。その後95℃で2時間保温し、キシレン45.0g
を添加した後放冷しワニスを製造した。該重合体の数平
均分子量は、32,000であった。
【0071】製造例2 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン62.5
g、無水マレイン酸29.13gを挿入し攪拌しながら
95℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル7
0.39g、アクリル酸n−ブチル25.37g、AI
BN1.25g、α−メチルスチレンダイマー1.0g
の混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけて
滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で1
時間保温した。次に、キシレン12.5g、AIBN
0.25gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン12.5g、AIBN0.
25gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃
で2時間保温し、キシレン37.5gを添加した後放冷
しワニスを製造した。該重合体の数平均分子量は、1
2,700であった。
【0072】製造例3 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸22.55gを挿入し攪拌しながら
95℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル9
8.12g、アクリル酸n−ブチル29.47g、AI
BN1.50g、α−メチルスチレンダイマー0.75
gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけ
て滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で
1時間保温した。次に、キシレン15.0g、AIBN
0.30gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン15.0g、AIBN0.
30gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃
で2時間保温し、キシレン45.0gを添加した後放冷
しワニスを製造した。該重合体の数平均分子量は、1
3,800であった。
【0073】製造例4 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸22.75gを挿入し攪拌しながら
95℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル8
2.48g、アクリル酸n−ブチル44.60g、AI
BN1.50g、α−メチルスチレンダイマー0.75
gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら4時間かけ
て滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら95℃で
1時間保温した。次に、キシレン15.0g、AIBN
0.30gの混合物を1時間かけて滴下し、95℃で3
0分保温後、さらにキシレン15.0g、AIBN0.
30gの混合物を30分かけて滴下した。その後95℃
で2時間保温し、キシレン45.0gを添加した後放冷
しワニスを製造した。該重合体の数平均分子量は、1
5,100であった。
【0074】製造例5 特表昭60−500452号公報記載の方法に基づき、
温度計及び攪拌機を備えた500mlフラスコに2,2,
2−トリフルオロエチルメタクリレート114.6g、
メチルメタクリレート14.6g、ブチルアクリレート
20.8g及びキシレン150gを仕込み、重合触媒と
してAIBN1.5gを加え、80℃で1時間加熱し、
更に80℃で6時間重合を行った後、放冷しワニスを製
造した。該重合体の数平均分子量は11,000であっ
た。
【0075】製造例6 特表昭60−500452号公報記載の方法に基づき、
温度計及び攪拌機を備えた500mlフラスコにp−ニト
ロフェニルアクリレート118.2g、メチルメタクリ
レート13.1g、ブチルアクリレート18.6g及び
キシレン150gを仕込み、重合触媒としてAIBN
1.5gを加え、80℃で1時間加熱し、更に80℃で
6時間重合を行った後、放冷しワニスを製造した。該重
合体の数平均分子量は12,300であった。
【0076】製造例7 特開昭58−180565号公報記載の方法に基づき、
まず、温度計及び攪拌機を備えた300mlフラスコにキ
シレン80gを仕込み、窒素を吹き込みつつ100℃に
昇温し、撹拌しながらメトキシジエチレングリコールメ
タクリレート100g、タシャリブチルパーオキシ(2
−エチルヘキサエート)1.3gの混合液を2時間で滴
下し、滴下終了後同温度で2時間撹拌した後、タシャリ
ブチルパーオキシ(2−エチルヘキサエート)0.2
g、キシレン10gの混合液を加え、更に1時間撹拌を
継続した。次いで120℃に昇温し同温度で1時間保ち
重合反応を完結させてからキシレン10gを加え冷却し
ワニス(G)を得た。更に、温度計及び攪拌機を備えた
300mlフラスコにキシレン80gを仕込み、窒素を吹
き込みつつ100℃に昇温し、撹拌しながらメチルメタ
クリレート100g、タシャリブチルパーオキシ(2−
エチルヘキサエート)1.3gの混合液を2時間で滴下
し、滴下終了後同温度で2時間撹拌した後、タシャリブ
チルパーオキシ(2−エチルヘキサエート)0.2g、
キシレン10gの混合液を加え、更に1時間撹拌を継続
した。次いで120℃に昇温し同温度で1時間保ち重合
反応を完結させてからキシレン10gを加え冷却しワニ
ス(H)を得た。ワニス(G)20gとワニス(H)8
0gとを100℃にて溶解混合し、混合ワニスを調製し
た。
【0077】製造例8 特開昭57−92061号公報記載の方法に基づき、温
度計及び攪拌機を備えた1リットルフラスコにトリ−n−ブ
チル錫メタクリレート240g、メチルメタクリレート
140g、オクチルアクリレート15g、ブチルアクリ
レート5g及びキシレン400gを仕込み、重合触媒と
してベンゾイルパーオキサイド2gを加え、100〜1
05℃で4時間、更に120〜125℃で1時間重合を
行いトリ有機錫高分子化合物含有ワニスを得た。得られ
たトリ有機錫高分子化合物含有ワニスに、1,2,3−
ベンゾトリアゾール12gを加え充分に混合しトリ有機
錫高分子化合物含有ワニス組成物を製造した。
【0078】 実施例41〜80(実施例41〜実施例68は参考例) 上記実施例1〜40で製造したワニス組成物についてワ
ニス組成物の樹脂固形分25g当たり、亜酸化銅(純度
90%以上、粉末)75gを加え、ホモジェナイザーを
用いて混練攪拌して塗料組成物を調製した。
【0079】比較例1〜8 上記製造例1〜8で製造したワニス又はワニス組成物に
ついてワニス又はワニス組成物の樹脂固形分25g当た
り、亜酸化銅(純度90%以上、粉末)75gを加え、
ホモジェナイザーを用いて混練攪拌して塗料組成物を調
製した。
【0080】評価試験例1 上記実施例41〜80、比較例1〜4及び8で製造した
塗料組成物を、調製後、室温で一晩放置した後、塗料の
状態を観察し粘度を25℃で測定した。これらの塗料組
成物は、サンプル瓶中で密栓して40℃の恒温槽中で2
0日間保存した。保存後、塗料の状態を観察するととも
に、25℃で粘度を測定した。その結果を表1〜表5に
示す。表1〜表4より明らかなように、実施例1〜40
により得られたワニス組成物を用いて調製した塗料組成
物(実施例41〜80)は、亜酸化銅との混練を行って
も余り増粘せず、著しい増粘抑制効果を示した。
【0081】
【表1】
【0082】
【表2】
【0083】
【表3】
【0084】
【表4】
【0085】
【表5】
【0086】一方、表5から明らかなように、製造例1
〜4により得られた添加剤(B)を含まないワニスを用
いて調製した塗料組成物は、増粘が著しかった。また、
比較例8の特開昭57−92061号公報記載の塗料組
成物は、本発明の塗料組成物に比べて、増粘することが
分かった。
【0087】評価試験例2 本発明において製造される塗料用ワニス組成物を用いて
調整した塗料組成物により作成した塗膜は、弱アルカリ
性条件下で徐々に加水分解して水溶性となり溶出する特
性を有する。この事実を下記実験で示す。実施例41〜
80及び比較例5及び6で調製した塗料組成物を、たて
150mm×横100mmのポリプロピレン板上に乾燥膜厚
50μmになるように塗布し、80℃で3時間加熱し、
溶剤成分を除き、初期重量を測定した。次にこのポリプ
ロピレン板をpH10.2のアルカリ緩衝液1750cm3
に浸漬し、45℃で24時間保持した後、ポリプロピレ
ン板を取り出し、水洗、乾燥後、最終重量を測定した。
この重量差から加水分解性を塗膜溶出量として測定し
た。その結果を表6〜表10に示す。
【0088】
【表6】
【0089】
【表7】
【0090】
【表8】
【0091】
【表9】
【0092】
【表10】
【0093】表6〜表9より明らかなように、実施例1
〜40により得られたワニス組成物を用いて調製した塗
料組成物は、良好な加水分解性を有することが示され
る。従って、加水分解型防汚塗料として非常に良好であ
ることが分かった。一方、表10から明らかなように、
比較例5、6により得られた特表昭60−500452
号公報記載のワニスを用いて調製した塗料組成物は、そ
の加水分解性が低いことが分かった。
【0094】評価試験例3 上記実施例41〜80及び比較例8で製造した塗料組成
物を、調製後、室温で一晩放置した後、塗料の状態を観
察し、塗料状態が非常に滑らかで良好なものを〇、プリ
ン状又は塗料中に不溶物が残って滑らかでないものを×
とした。また塗料用組成物を用いてFRP板上に塗膜を
作成し室温下一晩自然乾燥した。得られた塗膜の状態を
観察し、塗膜が非常に平滑な表面をもつもの〇を、塗膜
表面にブツブツが発生し表面平滑性が悪いものを×とし
た。これらの結果を表11〜表15に示す。
【0095】
【表11】
【0096】
【表12】
【0097】
【表13】
【0098】
【表14】
【0099】
【表15】
【0100】表11〜表14より明らかなように、実施
例41〜80の塗料組成物は、非常に滑らかな塗料であ
ると同時に、非常に平滑な表面を持つ塗膜を形成するこ
とができた。一方、表15から明らかなように、比較例
8の特開昭57−92061号公報記載の塗料組成物
は、塗料中に不溶物が残っており、滑らかな塗料は得ら
れなかった。また、塗膜についても表面に多くのブツブ
ツが発生し表面平滑性が著しく悪かった。
【0101】評価試験例4 上記実施例41〜80及び比較例1〜6及び8で製造し
た塗料組成物を、調製後、室温で一晩放置した後、FR
P板上に塗膜を作成し室温下一晩自然乾燥した。これら
の塗膜付きFRP板をディスクローター板に取付け海水
(水温15±2℃)で一定速度(周速約15ノット)で
2カ月間回転させ、塗膜表面の観察及び塗膜の膜厚の変
化の測定を行った。その結果を表16〜表20に示す。
【0102】
【表16】
【0103】
【表17】
【0104】
【表18】
【0105】
【表19】
【0106】
【表20】
【0107】表16〜表19より明らかなように、実施
例41〜80の塗料組成物は塗膜の消耗が非常に均一に
起こり、さらに防汚塗料として非常に有効であることが
分かった。一方、表20から明らかなように、添加剤
(B)を含まない塗料組成物(比較例1〜4)は塗膜の
消耗性が著しく低い。また、特開昭60−500452
号公報記載のワニスを用いた塗料組成物(比較例5、
6)もその塗膜消耗性は著しく低い。さらに、特開昭5
7−92061号公報記載の塗料組成物(比較例8)は
塗膜の消耗が不均一に起こり、試験開始前に比べて塗膜
表面の凹凸が一層顕著にな海水との摩擦抵抗が非常に高
くなった。
【0108】 実施例81〜120(実施例81〜実施例108は参考
例) 上記実施例1〜40で製造したワニス組成物についてワ
ニス組成物の樹脂固形分15g当たり、亜酸化銅(純度
90%以上、粉末)45g、分散及びダレ止め剤として
フローノンSP1000(共栄社化学株式会社製)1
g、弁柄(酸化鉄(III))5g、炭酸カルシウム10
g、4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−3(2H)
−イソチアゾリン5g及びキシレン4gを加え、ホモジ
ナイザーを用いて混練撹拌して塗料組成物を調整した。
【0109】比較例9〜15 上記製造例1〜7で製造したワニスについてワニスの樹
脂固形分15g当たり、亜酸化銅(純度90%以上、粉
末)45g、分散及びダレ止め剤としてフローノンSP
1000(共栄社化学株式会社製)1g、弁柄(酸化鉄
(III))5g、炭酸カルシウム10g、4,5−ジクロ
ロ−2−n−オクチル−3(2H)−イソチアゾリン5
g及びキシレン4gを加え、ホモジナイザーを用いて混
練撹拌して塗料組成物を調整した。
【0110】評価試験例5 上記実施例81〜120及び比較製造例9〜15で製造
した塗料組成物を、調製後、室温で一晩放置した後、予
め防錆塗料を塗布してある塗装鋼鈑(100×200×
1mm)の両面に、乾燥膜厚が片面100μmとなるよう
にスプレー塗装を2回行い、室温下一晩自然乾燥して試
験板を作成した。この試験板を、茨城県那珂湊市那珂湊
港内に設置した浸漬筏に取付け海中に浸漬し、試験板上
の付着生物(フジツボ)の付着数を経時的に観測し防汚
性の評価を行った。その結果を表21〜表25に示す。
【0111】
【表21】
【0112】
【表22】
【0113】
【表23】
【0114】
【表24】
【0115】
【表25】
【0116】表21〜表24より明らかなように、本発
明の塗料組成物は長期にわたって良好な防汚性を示し、
防汚塗料として非常に有効であることが分かった。一
方、表25から明らかなように、添加剤(B)を含まな
い塗料組成物(比較例9〜12)は塗膜の防汚性は低
い。また、特表昭60−500452号公報記載のワニ
スを用いた塗料組成物(比較例13、14)及び特開昭
58−180565号公報記載のワニスを用いた塗料組
成物(比較例15)もその防汚性は低い。
【0117】
【発明の効果】本発明の防汚塗料組成物は、有機錫共重
合体のような危険性を有さず、かつ、これに匹敵する塗
膜消耗性及び防汚性能を示し、さらに銅化合物を主成分
とする防汚剤を含んでいてもゲル化しない塗膜を形成で
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平5−79944 (32)優先日 平成5年4月7日(1993.4.7) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−79946 (32)優先日 平成5年4月7日(1993.4.7) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−85028 (32)優先日 平成5年4月13日(1993.4.13) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−85029 (32)優先日 平成5年4月13日(1993.4.13) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−85030 (32)優先日 平成5年4月13日(1993.4.13) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−127101 (32)優先日 平成5年5月28日(1993.5.28) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−248388 (32)優先日 平成5年10月5日(1993.10.5) (33)優先権主張国 日本(JP) (56)参考文献 特開 平4−261473(JP,A) 特開 昭57−92061(JP,A) 特開 昭64−29302(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 133/00 - 135/08 C09D 5/14 - 5/16

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1種以上の不飽和酸無水物(a)及び
    般式(I) 【化1】 (式中Rは、水素原子又はメチル基であり、xは1〜6
    の整数、yは1〜100の整数、R 1 は直鎖、分岐もし
    くは環状のアルキル基、アリール基又はアラルキル基を
    示す)で表される1種以上の不飽和単量体を含む(a)
    と共重合可能な不飽和単量体(b)を重合して得られた
    重合体(A)と、トリアゾール誘導体、ベンゾチアゾー
    ル誘導体及びチアジアゾール誘導体の中から選択された
    1種以上の添加剤(B)と、銅化合物を主成分とする防
    汚剤を含有してなる防汚塗料組成物。
  2. 【請求項2】 重合体が、全単量体量に対して1種以上
    の不飽和酸無水物(a)1〜50モル%、一般式(I)
    で表される1種以上の不飽和単量体0.1〜20モル%
    を含む単量体を共重合してなるものである請求項記載
    防汚塗料組成物。
  3. 【請求項3】 重合体が、全単量体量に対して1種以上
    の不飽和酸無水物(a)10〜40モル%、一般式
    (I)で表される1種以上の不飽和単量体0.5〜15
    モル%を含む単量体を共重合してなるものである請求項
    2記載の防汚塗料組成物。
  4. 【請求項4】 添加剤(B)が、トリアゾール誘導体で
    ある請求項1、2又は3記載の防汚塗料組成物。
  5. 【請求項5】 添加剤(B)が、1,2,3−ベンゾト
    リアゾール、1,2,4−トリアゾール及び3−アミノ
    −1H−1,2,4−トリアゾールから選択されたもの
    である請求項1、2、3又は4記載の防汚塗料組成物。
  6. 【請求項6】 添加剤(B)を、重合体(A)(樹脂固
    形分)に対して0.01〜50重量%含有するものであ
    る請求項1〜のいずれかに記載の防汚塗料組成物。
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