JPH0885773A - 塗料用組成物及び防汚塗料組成物 - Google Patents

塗料用組成物及び防汚塗料組成物

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JPH0885773A
JPH0885773A JP6249569A JP24956994A JPH0885773A JP H0885773 A JPH0885773 A JP H0885773A JP 6249569 A JP6249569 A JP 6249569A JP 24956994 A JP24956994 A JP 24956994A JP H0885773 A JPH0885773 A JP H0885773A
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compound
group
coating composition
acid
examples
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JP6249569A
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Hiroyuki Tanaka
裕之 田仲
Seiji Tai
誠司 田井
Koichi Uejima
浩一 上島
Yumiko Wada
有美子 和田
Tsutomu Mamiya
勉 間宮
Makoto Murakami
誠 村上
Teruo Yoshida
輝夫 吉田
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Showa Denko Materials Co Ltd
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 1種以上の不飽和酸無水物又は不飽和カルボ
ン酸(a1)及びこれと共重合可能な1種以上の他の不
飽和単量体(a2)を重合して得られる重合体(A)
と、アミノ酸、分子中に1つ以上のカルボキシル基を有
する化合物、分子中に疎水基と親水基を両方持つ化合
物、キレート化合物、ヒドロキシル基又はアセチル基置
換カルボン酸エステル、イオン交換能を持つ層状粘土鉱
物及び有機物により親油化された無機物粉体からなる化
合物群(b1)並びにポリエーテル系化合物、ポリエス
テル系化合物、ポリエーテルポリエステル系化合物、オ
レフィングリコール系化合物、アクリル酸エステル、メ
タクリル酸エステル及びポリカーボネート系化合物から
なり、かつ結晶性を有する化合物群(b2)の一方又は
両方より選択される1種以上の化合物(B)とを含有し
てなる塗料用組成物及び防汚塗料組成物。 【効果】 有機錫共重合体のような危険性を有さず、か
つ、銅化合物との混練によってもゲル化しない優れた塗
膜を形成でき、さらに、良好な塗膜消耗性及び防汚性能
を長期にわたって維持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶、漁網、排水路な
どの水中構造物に対する水中生物の付着防止を目的とす
る塗料用組成物及び防汚塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】海水中には、例えばフジツボ、ホヤ、セ
ルプラ、ムラサキイガイ、アオサ等の海中生物が多数生
息している。このような海中に船舶、漁網、排水路等の
構造物を設置又は就航すると、海中生物が付着生育して
種々の被害が発生する。例えば、船底に海中生物が付着
すると海水との摩擦抵抗が増大し航行速度の低下を生
じ、一定の速度を維持するために燃料消費が増大し、経
済的に好ましくない。また、養殖用の漁網に海中生物が
付着すると網目が閉塞し魚介類を致死させることがあ
る。
【0003】従来、このような海中構造物に海中生物が
付着することを防止するために有機錫含有不飽和単量体
の単独重合体又は共重合体を樹脂成分とする防汚塗料
(特公昭40−21426号公報、特公昭44−957
9号公報、特公昭46−13392号公報、特公昭49
−20491号公報、特公昭51−11647号公報、
特公昭51−12049号公報、特公昭52−4817
0号公報等参照)を塗装していた。これらの重合体は有
機錫部分が海水(pH8.0〜8.3)によって加水分解
され、有機錫が防汚剤として働くだけでなく、海水可溶
化された重合体表面が徐々に移動する海水により侵食さ
れ、新しい塗膜表面が暴露されることによって、長期の
安定した防汚効果が発揮される。しかしながら、これら
の塗料から海水中へ放出される有機錫は、分解しにくく
海洋生物だけでなく食物連鎖によって人間の体内でも蓄
積され、奇形などの障害を起こすため、非常に危険であ
ることから、有機錫化合物の利用が制限されるようにな
った。
【0004】このような危険性の高い有機錫系樹脂に代
わり、長期の安定した防汚性を達成できる防汚塗料用樹
脂の開発が望まれている。理想的には有機錫系樹脂と同
様の加水分解型で塗膜消耗性を示すことが好ましいが、
親水性又は撥水性の樹脂を用いた提案もなされている
(特開昭62−290768号公報、特開昭62−13
471号公報、特開昭58−180565号公報、特開
昭57−67672号公報等)。しかしながら、親水性
のみ及び撥水性のみの性質では長期の安定した防汚性を
実現することは困難な状況となっている。そこで、加水
分解性のあるものとして種々の特殊なカルボン酸エステ
ルを側鎖に有する樹脂が提案されている(特表昭60−
500452号公報、特開平2−69576号公報、特
開昭63−215780号公報、特公昭55−3927
1号公報、特開昭62−57464号公報、特公昭61
−3830号公報)が、その効果は全く満足いくもので
はない。
【0005】一方、特開平2−99567号公報に無水
マレイン酸誘導体の共重合体を、特開昭51−1241
30号公報、特開昭62−135575号公報、特開昭
62−501293号公報に遊離カルボキシル基を有す
る誘導体の共重合体を本用途に用いることが提案されて
いる。この共重合体は有機錫系樹脂と異なりそれ自体毒
性を持たず、かつ塗膜消耗性にも優れていることが予想
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記共
重合体は、防汚塗料に用いる場合、現在毒物として用い
られている銅化合物と混練することにより、貯蔵時に塗
料が増粘−ゲル化を引き起こし、さらに塗膜消耗性も低
いという致命的な欠点を有していた。本発明は、有機錫
共重合体のような危険性を有さず、かつ、これに匹敵す
る塗膜消耗性を示し、さらに優れた防汚性を長期にわた
って維持できる塗膜を形成することが可能であリ、ま
た、銅化合物との混練によってもゲル化しない貯蔵安定
性に優れた塗料用組成物及び防汚塗料組成物を提供する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる課
題を解決し、上記した海中生物の付着を防止する性質に
優れ、かつ危険性のない防汚塗料の開発を行なうことを
目的として鋭意研究を行なった結果、本発明を完成する
に至った。
【0008】即ち本発明は、1種以上の不飽和酸無水物
又は不飽和カルボン酸(a1)及びこれと共重合可能な
1種以上の他の不飽和単量体(a2)を重合して得られ
る重合体(A)と、アミノ酸、分子中に1つ以上のカル
ボキシル基を有する化合物、分子中に疎水基と親水基を
両方持つ化合物、キレート化合物、ヒドロキシル基又は
アセチル基置換カルボン酸エステル、イオン交換能を持
つ層状粘土鉱物及び有機物により親油化された無機物粉
体からなる化合物群(b1)並びにポリエーテル系化合
物、ポリエステル系化合物、ポリエーテルポリエステル
系化合物、オレフィングリコール系化合物、アクリル酸
エステル、メタクリル酸エステル及びポリカーボネート
系化合物からなり、かつ結晶性を有する化合物群(b
2)の一方又は両方より選択される1種以上の化合物
(B)とを含有してなる塗料用組成物、並びに前記塗料
用組成物と銅化合物を主成分とする防汚剤を含有してな
る防汚塗料組成物に関する。
【0009】まず本発明に用いる重合体(A)について
説明する。重合体(A)の製造において使用される不飽
和酸無水物又は不飽和カルボン酸(a1)のうち不飽和
酸無水物としては、無水マレイン酸、メチルマレイン酸
無水物、ジメチルマレイン酸無水物、エチルマレイン酸
無水物、ジエチルマレイン酸無水物、クロロマレイン酸
無水物、ジクロロマレイン酸無水物、ブロモマレイン酸
無水物、ジブロモマレイン酸無水物、1−メチル無水イ
タコン酸、1,2−ジメチル無水イタコン酸、1−フェ
ニル無水マレイン酸、無水シトラコン酸、シクロペンテ
ンジカルボン酸無水物、クロロシクロペンテンジカルボ
ン酸無水物、ニトロシクロペンテンジカルボン酸無水
物、メチルシクロペンテンジカルボン酸無水物、エチル
シクロペンテンジカルボン酸無水物、ジメチルシクロペ
ンテンジカルボン酸無水物、ジエチルシクロペンテンジ
カルボン酸無水物、シクロヘキセンジカルボン酸無水
物、クロロシクロヘキセンジカルボン酸無水物、ニトロ
シクロヘキセンジカルボン酸無水物、メチルシクロヘキ
センジカルボン酸無水物、エチルシクロヘキセンジカル
ボン酸無水物、ジメチルシクロヘキセンジカルボン酸無
水物、ジエチルシクロヘキセンジカルボン酸無水物、シ
クロヘプテンジカルボン酸無水物、ビシクロ[2.2.
1]ヘプテンジカルボン酸無水物、ビシクロ[2.2.
2]オクテンジカルボン酸無水物、ヘキサクロロ−ビシ
クロ[2.2.1]ヘプテンジカルボン酸無水物、7−
オキサビシクロ[2.2.1]ヘプテンジカルボン酸無
水物などが挙げられる。これらの中で、好ましくは、無
水マレイン酸、メチルマレイン酸無水物、ジメチルマレ
イン酸無水物、エチルマレイン酸無水物、ジエチルマレ
イン酸無水物、クロロマレイン酸無水物、ジクロロマレ
イン酸無水物、ブロモマレイン酸無水物、ジブロモマレ
イン酸無水物、1−メチル無水イタコン酸、1,2−ジ
メチル無水イタコン酸、1−フェニル無水マレイン酸、
無水シトラコン酸等が挙げられる。また、上記の不飽和
酸無水物は、1種で又は2種以上の組み合わせで使用す
ることができる。本発明において不飽和酸無水物を使用
する場合、その量は、全単量体量に対して1〜50モル
%の間で選ばれるのが好ましいが、より好ましくは10
〜40モル%である。1モル%未満では十分な塗膜消耗
性を示す樹脂が得られにくく、50モル%を超えると未
反応の不飽和酸無水物が残り、塗膜の安定性に悪影響を
もたらす傾向にある。
【0010】また、不飽和カルボン酸とは、遊離のカル
ボキシル基を有するものであり、アクリル酸、メタクリ
ル酸、クロトン酸、ケイ皮酸、マレイン酸、フマル酸、
イタコン酸、シトラコン酸などが挙げられる。また、ジ
カルボン酸のモノエステルを用いることもできる。これ
らの中でアクリル酸又はメタクリル酸が効果が高く好ま
しい。また、上記の不飽和カルボン酸は1種で又は2種
以上の組み合わせで使用することができる。本発明にお
いて不飽和カルボン酸を使用する場合、その量は、全単
量体量に対して1〜99モル%の間で選ばれるのが好ま
しく、10〜95モル%がより好ましい。1モル%未満
では十分な塗膜消耗性を示す樹脂が得られにくく、99
モル%を越えると塗膜の安定性に悪影響をもたらす傾向
にある。なお、不飽和酸無水物と不飽和カルボン酸を併
用することもできる。
【0011】本発明において使用される不飽和酸無水物
又は不飽和カルボン酸(a1)と共重合可能な他の不飽
和単量体(a2)としては、特に制限はない。不飽和単
量体(a2)の1成分として、特に一般式(I)
【化2】 (式中、R1は水素原子又はメチル基であり、xは1〜
6の整数、yは1〜100の整数、R2は水素原子、直
鎖、分岐若しくは環状のアルキル基、アリール基又はア
ラルキル基を示す(但し、重合体(A)の(a1)成分とし
て不飽和酸無水物を用いる場合はR2が水素原子である
ものを除く))で表される不飽和単量体を用いると加水
分解性などの特性がさらに向上するので好ましい。
【0012】一般式(I)において、R2で表される直
鎖、分岐若しくは環状のアルキル基、アリール基又はア
ラルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−
ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、sec−ペンチ
ル基、tert−ペンチル基、ネオペンチル基、2−エチル
ヘキシル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基、フェニル基、o−ト
リル基、m−トリル基、p−トリル基、2,3−キシリ
ル基、2,4−キシリル基、o−クメニル基、m−クメ
ニル基、p−クメニル基、メシチル基、ベンジル基、フ
ェネチル基、ナフチル基、ノルボルニル基等がある。
【0013】一般式(I)の不飽和単量体は公知の各種
合成経路により製造することができる。また、市販の不
飽和単量体を使用してもよい。一般式(I)における好
ましい具体例としては、次のような化合物が挙げられ
る。
【0014】
【化3】
【0015】
【化4】
【0016】
【化5】
【0017】
【化6】
【0018】
【化7】
【0019】
【化8】 (式中Rは水素原子又はメチル基を示す)
【0020】一般式(I)で表される不飽和単量体は、
全単量体量に対して配合割合0.1〜20モル%である
のが好ましく、0.5〜15モル%であるのがより好ま
しい。0.1モル%未満では添加する効果がほとんどな
く、一方20モル%を超えると、塗膜安定性が低下する
傾向にある。これらの一般式(I)で表される不飽和単
量体は、1種で又は2種以上を組み合わせて用いること
ができる。
【0021】さらに、一般式(I)で表される不飽和単
量体以外の不飽和単量体(a2)としては、例えば、ア
クリル酸又はメタクリル酸のメチルエステル、エチルエ
ステル、n−プロピルエステル、イソプロピルエステ
ル、n−ブチルエステル、イソブチルエステル、sec−
ブチルエステル、tert−ブチルエステル、2−エチルヘ
キシルエステル、オクチルエステル、ノニルエステル、
デシルエステル、ウンデシルエステル、ドデシルエステ
ル、トリデシルエステル、テトラデシルエステル、ペン
タデシルエステル、ヘキサデシルエステル、ヘプタデシ
ルエステル、オクタデシルエステル、ノナデシルエステ
ル、エイコシルエステル、ヘンエイコシルエステル、ド
コシルエステル、シクロヘキシルエステル、ベンジルエ
ステル、フェニルエステル、ジメチルアミノエチルエス
テル、ジメチルアミノプロピルエステル、2−クロロエ
チルエステル、2,2,2−トリクロロエチルエステ
ル、2−フルオロエチルエステル、2,2,2−トリフ
ルオロエチルエステル、2−シアノエチルエステル、ト
リメチルシリルエステル、トリエチルシリルエステル、
トリプロピルシリルエステル、トリブチルシリルエステ
ル、トリヘキシルシリルエステル、トリメトキシシリル
エステル、トリエトキシシリルエステル、トリプロポキ
シシリルエステル、トリブトキシシリルエステル、トリ
ヘキシロキシシリルエステル、トリフェニルシリルエス
テル、トリフェノキシシリルエステル等の(メタ)アク
リル酸エステル系単量体、スチレン、α−メチルスチレ
ン、p−t−ブチルスチレン等のスチレン系単量体、ブ
タジエン、イソプレン、クロロプレン等のポリオレフィ
ン系単量体、塩化ビニル、酢酸ビニルなどのビニル系単
量体、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどのニ
トリル系単量体などが挙げられる。これらの中で好まし
いものは、アクリル酸又はメタクリル酸のメチルエステ
ル、エチルエステル、n−プロピルエステル、イソプロ
ピルエステル、n−ブチルエステル、イソブチルエステ
ル、sec−ブチルエステル、tert−ブチルエステル、2
−エチルヘキシルエステル、ドデシルエステル、シクロ
ヘキシルエステル、ベンジルエステル及びスチレンであ
る。
【0022】一般式(I)で表される不飽和単量体以外
の不飽和単量体(a2)の配合割合は、全単量体量に対
して30〜90モル%であるのが好ましい。30モル%
未満では樹脂としての耐水性に劣る傾向にあり、90モ
ル%を超えると塗膜消耗性に劣る傾向にある。また、一
般式(I)で表される不飽和単量体を含めた不飽和単量
体(a2)の配合割合は、全単量体量に対して1〜99
モル%であるのが塗膜の安定性及び塗膜消耗性の面で好
ましく、(a1)成分として不飽和酸無水物を用いたと
きは、同様の理由で50〜99モル%であるのがより好
ましい。
【0023】重合体の調製は、それ自体公知のいずれの
重合法で行っても構わないが、通常(a1)成分が不飽
和酸無水物と不飽和カルボン酸の場合とでその調製方法
が異なる。(a1)成分が不飽和酸無水物の場合、その
溶媒溶液中に、その他の単量体(a2)及びラジカル重
合触媒を含む溶液を滴下しながら重合させる方法によっ
て重合することが好ましい。反応温度としては通常約0
〜180℃、好ましくは約40〜170℃である。滴下
時間は通常1〜10時間、好ましくは2〜6時間であ
る。使用される有機溶媒としては、不飽和酸無水物との
反応性がなく、親水性の低い溶媒が好ましく、特に、キ
シレン、トルエンなどの芳香族系溶媒が好ましい。
【0024】(a1)成分が不飽和カルボン酸の場合、
溶媒中に、不飽和カルボン酸、その他の単量体(a2)
及びラジカル重合触媒を含む溶液を滴下するなどの方法
により行うことができる。反応温度としては通常約0〜
180℃、好ましくは約40〜170℃である。滴下時
間は通常1〜10時間、好ましくは2〜6時間である。
使用される有機溶媒としては、不飽和カルボン酸との反
応性がなく、生成する共重合体を溶解するものであれ
ば、特に制限なく1種で又は2種以上の混合物として使
用できる。例えば、メタノール、エタノール、プロパノ
ール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノー
ル、ベンジルアルコール等のアルコール系溶媒、メチル
セロソルブ、エチルセロソルブ、エチレングリコールジ
メチルエーテル、エチレングリコールモノアセテート等
のポリアルキレングリコール系溶媒、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル
等のエステル系溶媒、シクロヘキサノン、メチルイソブ
チルケトン等のケトン系溶媒、四塩化炭素、トリクロロ
エタン等のハロゲン系溶媒などがあり、また環境汚染の
問題がない水も溶媒の一つと考えることができる。
【0025】なお、カルボキシル基を有する樹脂は、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系の極性の低い溶
媒中では、粘度が高すぎることから塗料用として使用し
にくい。従って、これを溶媒に用いて塗料用として使用
しやすい低粘度にするためには、大過剰の溶媒で希釈し
なければならず、樹脂固形分の非常に少ないワニスしか
得られないという欠点がある。この問題を解決するため
には、溶媒としてアルコール類、ポリアルキレングリコ
ール類、水などの界面活性剤的作用を有する溶媒を単独
で又は他の溶媒との混合溶媒として使用することが好ま
しい。溶媒の使用量は(a1)成分が不飽和酸無水物及
び不飽和カルボン酸いずれの場合も特に限定されない
が、通常は全単量体に対して質量比で1/2〜2倍程度
である。
【0026】使用するラジカル重合触媒としては、アゾ
系化合物、パーオキシド系化合物等の通常のラジカル重
合に使用できる開始剤が使用できる。具体的には、2,
2′−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレ
ロニトリル)、2,2′−アゾビス(シクロプロピルプ
ロピオニトリル)、2,2′−アゾビス(2,4−ジメ
チルバレロニトリル)、2,2′−アゾビス(イソブチ
ロニトリル)、2,2′−アゾビス(2−メチルブチロ
ニトリル)、1,1′−アゾビス(シクロヘキサン−1
−カルボニトリル)、2−フェニルアゾ−4−メトキシ
−2,4−ジメチルバレロニトリル、ベンゾイルパーオ
キシド、ジ−tert−ブチルパーオキシベンゾエート等が
例示される。使用する開始剤の量は特に制限はないが、
好ましくは全単量体量に対して0.1〜5重量%、より
好ましくは0.2〜4重量%である。得られる重合体の
数平均分子量は特に制限されるものではないが、塗料用
樹脂としての諸特性の面から、好ましくは3,000〜
200,000、より好ましくは5,000〜50,0
00である。なお、本発明における数平均分子量は、ゲ
ルパーミエーションクロマトグラフィー法により測定
し、標準ポリスチレン検量線を用いて換算した値であ
る。
【0027】また、分子量を調節する目的で重合時に適
当な連鎖移動剤を配合してもよい。具体的には、メタン
チオール、エタンチオール、n−プロパンチオール、イ
ソプロパンチオール、n−ブタンチオール、2−メチル
プロパンチオール、3−メチルプロパンチオール、1,
1−ジメチルエタンチオール、1−ヘキサンチオール、
1−オクタンチオール、1−デカンチオール、ベンゼン
チオール、2−メチルベンゼンチオール、3−メチルベ
ンゼンチオール、4−メチルベンゼンチオール、2−エ
チルベンゼンチオール、3−エチルベンゼンチオール、
4−エチルベンゼンチオール、ビス(4−ヒドロキシジ
メチルフェニル)ジスルフィド、ビス(2−クロロメチ
ルフェニル)ジスルフィド、ビス(2−ブロモメチルフ
ェニル)ジスルフィド、ジナフチルジスルフィド、ジ−
2−ベンゾチアジスルフィド、α−メチルスチレンダイ
マー、四塩化炭素、四臭化炭素、クロロホルム等が例示
される。連鎖移動剤の配合量は、目的とする重合体の分
子量により適宜選択できる。 重合は、不活性ガス雰囲
気下で行われる。不活性ガスには、窒素、アルゴン、ヘ
リウム、ネオンなどが挙げられる。
【0028】次に、本発明において上記重合体(A)の
溶液に添加される化合物(B)について説明する。本発
明における化合物(B)は、長期にわたる塗膜消耗性を
向上させる目的で添加される。化合物(B)は1種以上
の不飽和酸無水物又は不飽和カルボン酸(a1)及びこ
れと共重合可能な1種以上の他の不飽和単量体(a2)
を重合して得られた重合体(A)との反応性がないもの
から選択される。具体的に化合物(B)は、アミノ酸、
分子中に1つ以上のカルボキシル基を有する化合物、分
子中に疎水基と親水基を両方持つ化合物、キレート化合
物、ヒドロキシル基又はアセチル基置換カルボン酸エス
テル、イオン交換能を持つ層状粘土鉱物及び有機物によ
り親油化された無機物粉体からなる化合物群(b1)並
びにポリエーテル系化合物、ポリエステル系化合物、ポ
リエーテルポリエステル系化合物、オレフィングリコー
ル系化合物、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステ
ル及びポリカーボネート系化合物からなり、かつ結晶性
を有する化合物群(b2)のどちらか一方又は両方より
選択される。これらの使用量は、用いる化合物(B)の
種類により異なるが、重合体(A)(樹脂固形分)に対
して0.01〜200重量%の量で用いるのが好まし
い。0.01重量%未満では添加効果が充分でなく、長
期にわたる塗膜消耗性が劣る傾向にあり、200重量%
を超えると海水中での塗膜の耐久性が低下する傾向にあ
る。
【0029】化合物(B)のうちアミノ酸としては、具
体的には、アザセリン、L−アスパラギン、L−アスパ
ラギン酸、L−α−アミノ酪酸、4−アミノ酪酸、L−
アラニン、β−アラニン、L−アルギニン、L−アロイ
ソロイシン、L−アロトレオニン、L−イソロイシン、
L−エチオニン、エルゴチオネイン、L−オルニチン、
L−カナバニン、L−カルボキシメチルシステイン、L
−キヌレニン、グリシン、L−グルタミン、L−グルタ
ミン酸、クレアチン、サルコシン、L−シスタチオニ
ン、L−シスチン、L−システイン、L−システイン
酸、L−シトルリン、L−β−(3,4−ジヒドロキシ
フェニル)アラニン、L−3,5−ジヨードチロシン、
L−セリン、タウリン、L−チロキシン、L−チロシ
ン、L−トリプトファン、L−トレオニン、L−ノルバ
リン、L−ノルロイシン、L−バリン、L−ヒスチジ
ン、L−4−ヒドロキシプロリン、L−δ−ヒドロキシ
リシン、L−フェニルアラニン、L−プロリン、L−ホ
モセリン、L−メチオニン、L−1−メチルヒスチジ
ン、L−3−メチルヒスチジン、L−ランチオニン、L
−リシン、L−ロイシンなどが挙げられる。このうち好
ましいものとしては、L−アスパラギン、L−アスパラ
ギン酸、L−アラニン、β−アラニン、L−アルギニ
ン、L−イソロイシン、グリシン、L−グルタミン、L
−グルタミン酸、L−シスチン、L−システイン、L−
セリン、L−チロシン、L−トリプトファン、L−トレ
オニン、L−バリン、L−ヒスチジン、L−4−ヒドロ
キシプロリン、L−δ−ヒドロキシリシン、L−フェニ
ルアラニン、L−プロリン、L−メチオニン、L−リシ
ン、L−ロイシンなどが挙げられ、より好ましいものと
してはグリシンが挙げられる。また、これら化合物の光
学異性体(D−体)も使用可能である。これらの使用量
としては、用いる重合体(A)(樹脂固形分)に対して
0.01〜50重量%の量で用いるのが好ましく、0.
2〜10重量%の量で用いるのがより好ましい。0.1
重量%未満では添加効果が充分でなく、長期にわたる塗
膜消耗性が劣る傾向がある。50重量%を超えると塗膜
の耐水性が低下する傾向にある。
【0030】化合物(B)のうち分子中に1つないし2
つ以上のカルボキシル基を有する化合物としては、例え
ば飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、脂肪族二塩基酸、芳香族
二塩基酸、芳香族三塩基酸等が挙げられる。好ましいも
のとしては、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、
トリデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミ
チン酸、ヘプタデカン酸、ステアリン酸、ノナデカン
酸、アラキジン酸、パルミトオレイン酸、オレイン酸、
エライジン酸、リノレン酸、リノール酸等の炭素原子数
10〜30の飽和又は不飽和の脂肪酸、マロン酸、メチ
ルマロン酸、エチルマロン酸、こはく酸、メチルこはく
酸、アジピン酸、メチルアジピン酸、ピメリン酸、スベ
リン酸、アゼライン酸、セバシン酸等の脂肪族飽和二塩
基酸、マレイン酸、イタコン酸等の脂肪族不飽和二塩基
酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の芳香族
二塩基酸、トリメリト酸等の芳香族三塩基酸が例示され
る。これらのうち、融点が0℃以上、さらには10℃以
上、特には20℃以上の化合物は、添加した際に、防汚
塗料の塗膜の強度を低下させる影響が少ないため好まし
い。
【0031】これらの中で、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、マロン酸、メチルマ
ロン酸、エチルマロン酸、こはく酸、メチルこはく酸、
アジピン酸、メチルアジピン酸、ピメリン酸、スベリン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、マレイン酸、イタコン
酸、フタル酸、イソフタル酸及びテレフタル酸は、長期
にわたる塗膜消耗性を向上させる効果が高いためより好
ましく、特に好ましいものとしてはアジピン酸、セバシ
ン酸、マレイン酸、イタコン酸、フタル酸、イソフタル
酸及びテレフタル酸が挙げられる。これらの使用量とし
ては、用いる重合体(A)(樹脂固形分)に対して1〜
200重量%の量で用いるのが好ましく、5〜50重量
%の量で用いるのがより好ましい。1重量%未満では添
加効果が充分でなく、長期にわたる塗膜消耗性が劣る傾
向にあり、200重量%を超えると海水中での塗膜の耐
久性が低下する傾向にある。
【0032】化合物(B)のうち分子中に疎水基と親水
基を両方持つ化合物とは、1つの分子中に疎水基と親水
基を両方持つ化合物である。疎水基としては、置換基を
有してもよい炭素原子数4以上の直鎖、分岐若しくは環
状のアルキル基、アリール基、アラルキル基等や親水基
を含んで環状化合物を形成する置換基を有してもよい炭
素原子数4以上の炭化水素基が挙げられる。これらの化
合物として好ましいものは、分子中に、親水基として、
炭化水素基と結合した親水基を1つだけ有し(親水基が
多価である場合、全てが炭化水素基と結合する)、疎水
基として、親水基と結合した炭化水素基のうち1つ以上
が置換基を有してもよい、炭素原子数4以上の、より好
ましくは炭素原子数4〜30の、直鎖、分岐若しくは環
状のアルキル基、アリール基又はアラルキル基か、ある
いは親水基を挟んで環状構造を形成する、置換基を有し
てもよい炭素原子数4以上の、より好ましくは炭素原子
数4〜30の、多価の炭化水素基を有するものである。
また、前記置換基としては、F、Cl、Br、I等のハ
ロゲン原子、シリコンを含有する置換基等が挙げられ
る。
【0033】親水基としては、
【化9】 等の基が好ましいものとして挙げられる。
【0034】疎水基として具体的に好ましいものとして
は、1価の炭化水素基としてはブチル基、イソブチル
基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、sec
−ペンチル基、tert−ペンチル基、ネオペンチル基、ヘ
キシル基、ヘプチル基、オクチル基、2−エチルヘキシ
ル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル
基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、
ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノ
ナデシル基、エイコシル基、シクロプロピル基、シクロ
ブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、フェ
ニル基、o−トリル基、m−トリル基、p−トリル基、
2,3−キシリル基、2,4−キシリル基、o−クメニ
ル基、m−クメニル基、p−クメニル基、メシチル基、
ベンジル基、フェネチル基、ナフチル基、ノルボルニル
基等が挙げられる。2価の炭化水素基としてはテトラメ
チレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、オク
タメチレン基等が挙げられる。
【0035】具体的に好ましい化合物としては、ドデカ
ノール、テトラデカノール、ヘキサデカノール、オクタ
デカノール、トリフェニルメタノール等の炭素数12以
上のアルコール類、n−カプロン酸メチル、n−カプロ
ン酸エチル、n−カプロン酸プロピル、n−カプロン酸
イソプロピル、n−カプロン酸n−ブチル、n−カプロ
ン酸イソブチル、n−カプロン酸sec−ブチル、n−カ
プロン酸tert−ブチル、n−カプリル酸メチル、n−カ
プリル酸エチル、n−カプリル酸プロピル、n−カプリ
ル酸イソプロピル、n−カプリル酸n−ブチル、n−カ
プリル酸イソブチル、n−カプリル酸sec−ブチル、n
−カプリル酸tert−ブチル、n−カプリン酸メチル、n
−カプリン酸エチル、n−カプリン酸プロピル、n−カ
プリン酸イソプロピル、n−カプリン酸n−ブチル、n
−カプリン酸イソブチル、n−カプリン酸sec−ブチ
ル、n−カプリン酸tert−ブチル、ラウリン酸メチル、
ラウリン酸エチル、ラウリン酸プロピル、ラウリン酸イ
ソプロピル、ラウリン酸n−ブチル、ラウリン酸イソブ
チル、ラウリン酸sec−ブチル、ラウリン酸tert−ブチ
ル、ミリスチン酸メチル、ミリスチン酸エチル、ミリス
チン酸プロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチ
ン酸n−ブチル、ミリスチン酸イソブチル、ミリスチン
酸sec−ブチル、ミリスチン酸tert−ブチル、パルミチ
ン酸メチル、パルミチン酸エチル、パルミチン酸プロピ
ル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸n−ブチ
ル、パルミチン酸イソブチル、パルミチン酸sec−ブチ
ル、パルミチン酸tert−ブチル、ステアリン酸メチル、
ステアリン酸エチル、ステアリン酸プロピル、ステアリ
ン酸イソプロピル、ステアリン酸n−ブチル、ステアリ
ン酸イソブチル、ステアリン酸sec−ブチル、ステアリ
ン酸tert−ブチル等の炭素数12以上の長鎖カルボン酸
エステル類、りん酸トリオクチル、りん酸トリフェニ
ル、りん酸トリクレジル等のりん酸エステル類、トリオ
クチルホスフィンオキシド、トリフェニルホスフィンオ
キシド等のホスフィンオキシド類、ベンズアミド、ベン
ズアニリド、ラウリン酸アミド、ラウリン酸アニリド、
ミリスチン酸アミド、ミリスチン酸アニリド、パルミチ
ン酸アミド、パルミチン酸アニリド、ステアリン酸アミ
ド、ステアリン酸アニリド、ε−カプロラクタム等のア
ミド類、フェニル尿素、ジフェニル尿素等の尿素類、フ
ェニルチオ尿素、ジフェニルチオ尿素等のチオ尿素類な
どが例示される。
【0036】これらのうち、融点が0℃以上、さらには
10℃以上、特には20℃以上の化合物は、添加した際
に、防汚塗料の塗膜の強度を低下させる影響が少ないた
め好ましい。さらに、ミリスチン酸メチル、ミリスチン
酸エチル、パルミチン酸メチル、パルミチン酸エチル、
ステアリン酸メチル、ステアリン酸エチル、りん酸トリ
フェニル、りん酸トリクレジル、トリオクチルホスフィ
ンオキシド及びトリフェニルホスフィンオキシドは、長
期にわたる塗膜消耗性を向上させる効果が高いため好ま
しく、特に好ましいものとしてはパルミチン酸エチル、
ステアリン酸エチル、りん酸トリフェニル、トリオクチ
ルホスフィンオキシド及びトリフェニルホスフィンオキ
シドが挙げられる。これらの使用量としては、用いる重
合体(A)(樹脂固形分)に対して1〜200重量%の
量で用いるのが好ましく、5〜50重量%の量で用いる
のがより好ましい。1重量%未満では添加効果が充分で
なく、長期にわたる塗膜消耗性が劣る傾向にあり、20
0重量%を超えると海水中での塗膜の耐久性が低下する
傾向にある。
【0037】化合物(B)のうちキレート化合物として
は、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、イミノ
二酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、グリコールエ
ーテルジアミン四酢酸、エチルエーテルジアミン四酢
酸、ジヒドロキシエチルグリシン、アセチルアセトンエ
チレンジイミン、チオシアン酸亜鉛、チオシアン酸ナト
リウム、チオシアン酸カリウム、チオシアン酸マグネシ
ウム、2,3−ジメルカプトプロパノール、ジエチルジ
チオカルバミン酸、ジエチルジチオカルバミン酸のナト
リウム塩、ジエチルジチオカルバミン酸のカルシウム
塩、ジエチルジチオカルバミン酸の亜鉛塩、チオ尿素、
チオカルバジド、チオグリコール酸、1,10−フェナ
ントロリンなどがある。
【0038】これらの化合物のうち、効果が高いことか
ら、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、アセチ
ルアセトンエチレンジイミン、チオシアン酸亜鉛、チオ
シアン酸カリウム、2,3−ジメルカプトプロパノー
ル、ジエチルジチオカルバミン酸のカルシウム塩、チオ
グリコール酸及び1,10−フェナントロリンが好まし
い。これらの使用量としては、用いる重合体(A)(樹
脂固形分)に対して0.01〜50重量%の量で用いる
のが好ましく、0.2〜10重量%の量で用いるのがよ
り好ましい。0.1重量%未満では添加効果が充分でな
く、長期にわたる塗膜消耗性が劣る傾向にあり、50重
量%を超えると海水中での塗膜の耐久性が低下する傾向
にある。
【0039】化合物(B)のうちヒドロキシル基又はア
セチル基置換カルボン酸エステルとしては、次の一般式
(II)
【化10】 (式中R3及びR4は、それぞれ独立に水素原子又は炭素
原子数1〜5のアルキル基、R5はヒドロキシル基又は
アセチル基、R6は炭素原子数1〜5のアルキル基を示
す)で表される化合物が好ましい。具体的には、アセト
酢酸メチル、アセト酢酸エチル、アセト酢酸プロピル、
アセト酢酸ブチル、アセト酢酸アミル、乳酸メチル、乳
酸エチル、乳酸プロピル、乳酸ブチル、乳酸アミル、α
−ヒドロキシイソ酪酸メチル、α−ヒドロキシイソ酪酸
エチル、α−ヒドロキシ酪酸メチル、α−ヒドロキシ酪
酸エチルなどがある。これらの化合物のうち、効果が高
いことから、乳酸メチル、乳酸エチル、α−ヒドロキシ
イソ酪酸メチル及びα−ヒドロキシイソ酪酸エチルが好
ましく、より好ましい化合物としては乳酸エチル及びα
−ヒドロキシイソ酪酸エチルが挙げられる。
【0040】これらの使用量としては、用いる重合体
(A)(樹脂固形分)に対して0.01〜50重量%の
量で用いるのが好ましく、0.2〜10重量%の量で用
いるのがより好ましい。0.1重量%未満では添加効果
が充分でなく銅化合物との塗料化により増粘が起こりや
すく、50重量%を超えると良好な塗膜を形成しにく
い。
【0041】化合物(B)のうちイオン交換能を有する
層状粘土鉱物とは、いわゆるフィロケイ酸塩鉱物のうち
ケイ酸塩の層間にイオン交換可能なアルカリ金属イオン
が存在することを特徴とするものをいう。これら粘土鉱
物は天然に産出したものであっても人工的に合成された
ものであってもいずれでも構わないが、不純物の混入が
少ないことや、組成が一定である点から人工的に合成さ
れたものがより好ましい。また、イオン交換能を有する
フィロケイ酸塩鉱物のうち2:1型フィロケイ酸塩鉱物
に分類されるものが長期にわたる塗膜消耗性を向上させ
る効果が高く好ましく、スメクタイト族に分類されるも
のがより好ましい。具体的にはNaフルオロテトラシリ
シックマイカ、Naテニオライト、Liテニオライト、
Naヘクトライト、Liヘクトライト等が好ましいもの
として例示される。これらの使用量としては、用いる重
合体(A)(樹脂固形分)に対して1〜200重量%の
量で用いるのが好ましく、3〜100重量%の量で用い
るのがより好ましい。1重量%未満では添加効果が充分
でなく、長期にわたる塗膜消耗性が劣る傾向にあり、2
00重量%を超えると塗膜の耐水性が低下する傾向にあ
る。
【0042】化合物(B)のうち有機物により親油化処
理された無機物粉体とは、基材である無機物粉体を有機
物で修飾し親油性にしたものである。基材となる無機物
粉体については特に制限はない。具体的な基材化合物と
してはシリカ、アルミナ、シリカアルミナ、チタニア、
マグネシア等の金属酸化物、ベントナイト、Naフルオ
ロテトラシリシックマイカ、Naテニオライト、Liテ
ニオライト、Naヘクトライト、Liヘクトライト、タ
ルク等の層状粘土鉱物、ゼオライト、硫酸バリウムなど
が例示される。無機物粉体の親油化処理に用いる有機物
については特に制限はないが、分子中に基材である無機
物粉体と物理的又は化学的に吸着若しくは結合する官能
基(例えばアンモニウム基等)を有し、且つ、疎水基と
して置換基を有していてもよい炭素数4以上の、好まし
くは炭素数4〜30の、炭化水素基(例えば直鎖、分岐
若しくは環状のアルキル基、アリール基、アラルキル
基)を有する化合物が好ましい。
【0043】具体的には、親油性スメクタイトである、
ルーセンタイトSAN、STN、SPN(いずれもコー
プケミカル株式会社製)、オクタデシルシリカゲルであ
るカセイゲルODS(東京化成工業株式会社製)などが
好ましいものとして挙げられる。これらの使用量として
は、用いる重合体(A)(樹脂固形分)に対して1〜2
00重量%の量で用いるのが好ましく、5〜50重量%
の量で用いるのがより好ましい。1重量%未満では添加
効果が充分でなく、長期にわたる塗膜消耗性が劣る傾向
にあり、200重量%を超えると海水中での塗膜の耐久
性が低下する傾向にある。
【0044】化合物(B)のうち(b2)はポリエーテ
ル系化合物、ポリエステル系化合物、ポリエーテルポリ
エステル系化合物、オレフィングリコール系化合物、ア
クリル酸エステル、メタクリル酸エステル及びポリカー
ボネート系化合物から選択され、かつ結晶性を有する化
合物である。ポリエーテル系化合物としては、ポリエチ
レンオキシドポリプロピレンオキシド、ポリテトラメチ
レンオキシド、ポリエチレンオキシドポリプロピレンオ
キシド、ポリエチレンオキシドポリテトラメチレンオキ
シド等のジオール型又はトリオール型のポリエーテル、
これらの末端の全部又は一部にアクリル酸又はメタクリ
ル酸を付加させたポリエーテル、メトキシポリエチレン
グリコール、メトキシポリプロピレングリコール、メト
キシテトラメチレングリコール、エトキシポリエチレン
グリコール等のアルコキシアルキレングリコールのモノ
アクリレート又はメタクリレート(市販品としては、日
本油脂(株)のブレンマーPMEシリーズ等)などが挙げ
られる。
【0045】ポリエステル系化合物としては、ポリ−ε
−カプロラクトン、ポリ−β−プロピオラクトン等のジ
オール型又はトリオール型のポリエステル、これらの末
端の全部又は一部にアクリル酸又はメタクリル酸を付加
させたポリエステルなどが挙げられる。ポリエーテルポ
リエステル系化合物としては、ポリエチレンオキシドポ
リ−ε−力プロラクトン、ポリプロピレンオキシドポリ
−ε−カプロラクトン、ポリテトラメチレンオキシドポ
リ−ε−カプロラクトン等のポリエーテルポリエステル
などが挙げられる。
【0046】オレフィングリコール系化合物としては、
下記一般式(III)
【化11】 (式中、R7及びR8は水素原子又は直鎖若しくは分岐し
た炭素原子数1〜26のアルキル基を示し、R7とR8
炭素原子数の合計は12〜26である)で表される化合
物が好ましいものとして挙げられる。
【0047】アクリル酸エステル及びメタクリル酸エス
テルとしては、炭素数14〜28のアクリル酸アルキル
エステル及びメタクリル酸アルキルエステル等が好まし
く、例えば、テトラデシルエステル、ペンタデシルエス
テル、ヘキサデシルエステル、ヘプタデシルエステル、
オクタデシルエステル、ノナデシルエステル、エイコサ
デシルエステル、ヘンエイコシルエステル、ドコシルエ
ステル等のアクリル酸アルキルエステル及ぴメタクリル
酸アルキルエステルが挙げられる。ポリカーボネート系
化合物としては、ポリカーボネートジオール等があり、
ダイセル化学工業(株)から市販されているプラクセルC
D−208、210、220などが挙げられる。これら
の化合物としては、数平均分子量が200〜50,00
0で融点が20℃以上の化合物が、添加した際に、防汚
塗料の塗膜の強度を低下させる影響が少ないため好まし
い。
【0048】これらの(b2)の使用量としては、用い
る重合体(A)(樹脂固形分)に対して0.01〜50
重量%の量で用いるのが好ましく、5〜30重量%の量
で用いるのがより好ましい。0.01重量%未満では添
加効果が充分でなく、長期にわたる塗膜消耗性が劣る傾
向がある。50重量%を超えると塗膜の耐水性が低下す
る。
【0049】また、本発明においては、さらにトリアゾ
ール誘導体、チアジアゾール誘導体及びベンゾチアゾー
ル誘導体の中から選択された1種以上の化合物(C)を
添加すると銅化合物との混合による増粘を防ぐ効果が大
きいので好ましい。本発明において、化合物(C)のう
ちトリアゾール誘導体としては、ベンゾトリアゾール誘
導体、アミノ置換トリアゾール誘導体、その他のトリア
ゾール誘導体などがある。
【0050】ベンゾトリアゾール誘導体としては、1,
2,3−ベンゾトリアゾール、1−メチル−1,2,3
−ベンゾトリアゾール、1−フェニル−1,2,3−ベ
ンゾトリアゾール、2−フェニル−1,2,3−ベンゾ
トリアゾール、4−クロロ−1,2,3−ベンゾトリア
ゾール、4−ニトロ−1,2,3−ベンゾトリアゾー
ル、5−メチル−1,2,3−ベンゾトリアゾール、5
−エチル−1,2,3−ベンゾトリアゾール、5−プロ
ピル−1,2,3−ベンゾトリアゾール、5−イソブチ
ル−1,2,3−ベンゾトリアゾール、5−メトキシ−
1,2,3−ベンゾトリアゾール、5−クロロ−1,
2,3−ベンゾトリアゾール、5,6−ジメチル−1,
2,3−ベンゾトリアゾール、1,2,3−ベンゾトリ
アゾールカルボン酸及びそのエステル誘導体、N−ジア
ルキルアミノメチル−1,2,3−ベンゾトリアゾール
などがあり、アミノ置換トリアゾール誘導体としては、
4−アミノ−1,2,4−トリアゾール、3−アミノ−
1H−1,2,4−トリアゾールなどがあり、その他の
トリアゾール誘導体としては、1,2,3−トリアゾー
ル、1−メチル−1,2,3−トリアゾール、1−フェ
ニル−1,2,3−トリアゾール、1−ベンジル−1,
2,3−トリアゾール、2−メチル−1,2,3−トリ
アゾール、2−フェニル−1,2,3−トリアゾール、
2−ベンジル−1,2,3−トリアゾール、4−メチル
−1,2,3−トリアゾール、4−フェニル−1,2,
3−トリアゾール、4−ヒドロキシ−1,2,3−トリ
アゾール、4,5−ジメチル−1,2,3−トリアゾー
ル、4−メチル−2−フェニル−1,2,3−トリアゾ
ール、4,5−ジメチル−2−フェニル−1,2,3−
トリアゾール、1,5−ジフェニル−1,2,3−トリ
アゾール、1,2,4−トリアゾール、1−メチル−
1,2,4−トリアゾール、1−フェニル−1,2,4
−トリアゾール、3−メチル−1,2,4−トリアゾー
ル、3−フェニル−1,2,4−トリアゾール、3−ク
ロロ−1,2,4−トリアゾール、3−ブロモ−1,
2,4−トリアゾール、3,5−ジメチル−1,2,4
−トリアゾール、3,5−ジエチル−1,2,4−トリ
アゾール、1,3−ジフェニル−1,2,4−トリアゾ
ール、1,5−ジフェニル−1,2,4−トリアゾー
ル、3,5−ジフェニル−1,2,4−トリアゾールな
どのアルキル、アリール、アラルキル、ハロゲン又はヒ
ドロキシ置換トリアゾール誘導体などがある。
【0051】また、化合物(C)のうち、ベンゾチアゾ
ール誘導体としてはイオウ置換ベンゾチアゾール誘導体
が好ましく、具体的には2−メルカプトベンゾチアゾー
ル、ジベンゾチアジルジスルフィド、N−オキシジエチ
レンベンゾチアジル−2−スルフェンアミド、N,N−
ジイソプロピルベンゾチアジル−2−スルフェンアミ
ド、N,N−ジシクロヘキシルベンゾチアジル−2−ス
ルフェンアミド、3−(2−ベンゾチアジルチオ)プロ
ピオン酸、(2−ベンゾチアジルチオ)酢酸などがあ
り、また、チアジアゾール誘導体としてはイオウ置換チ
アジアゾール誘導体が好ましく、具体的には2−メルカ
プト−1,3,4−チアジアゾール、2,5−ジメルカ
プト1,3,4−チアジアゾール、2−アミノ−5−メ
ルカプト−1,3,4−チアジアゾール、2−メチル−
5−メルカプト−1,3,4−チアゾール、2−メチル
アミノ−5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾー
ル、2−チオ酢酸−5−メルカプト−1,3,4−チア
ジアゾールなどがある。
【0052】これらの化合物(C)としては、効果が高
いことから、トリアゾール誘導体が好ましく、具体的に
好ましい化合物は、1,2,3−ベンゾトリアゾール、
1,2,4−トリアゾール及び3−アミノ−1H−1,
2,4−トリアゾールから選択されたものである。これ
らの化合物(C)は1種以上用いることができるが、使
用量としては、用いる重合体(A)(樹脂固形分)に対
して0.1〜50重量%の範囲で用いるのが好ましく、
0.2〜10重量%の範囲で用いるのがより好ましい。
0.1重量%未満では添加効果が充分でなく銅化合物と
の塗料化により増粘が起こりやすく、50重量%を超え
ると良好な塗膜を形成しにくい。
【0053】なお、本発明の塗料用組成物には、本発明
の効果を損なわない程度に前記重合体(A)以外の重合
体を混合することもできる。上記塗料用組成物は、公知
の顔料等の着色剤、公知の防汚剤、各種添加剤(増量
剤、分散またはタレ止め剤など)を配合して防汚塗料組
成物とすることができる。本発明の防汚塗料組成物に使
用される防汚剤としては無機防汚剤である銅化合物を主
成分(全防汚剤の50重量%以上)とするのが好まし
い。銅化合物としては、クロム酸第二銅、フェロシアニ
ン酸第二銅、キノリン第二銅、δ−ハイドロキノン第二
銅、オレイン酸第二銅、硝酸第二銅、燐酸第二銅、酒石
酸第二銅、酸化第一銅、ロダン銅、銅−ニッケル固溶合
金、よう化第一銅、亜硫酸第一銅などがある。
【0054】その他の代表的な無機防汚剤としては、酸
化亜鉛、クロム酸亜鉛、クロム酸ストロンチウムなどが
あり、有機防汚剤としては、2,4,5,6−テトラク
ロロイソフタロニトリル、N,N−ジメチルジクロロフ
ェニル尿素、4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−3
(2H)−イソチアゾロン、ジンクジメチルジチオカー
バメート、2−メチルチオ−4−t−ブチルアミノ−6
−シクロプロピルアミノ−s−トリアジン、N−(フル
オロジクロロメチルチオ)フタルイミド、N,N′−ジ
メチル−N′−フェニル−(N−フルオロジクロロメチ
ルチオ)スルファミド、2−ピリジンチオール−1−オ
キシド亜鉛塩、テトラメチルチウラムジサルファイド、
2,4,6−トリクロロフェニルマレイミド、2,3,
5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルフォニル)ピ
リジン、3−ヨード−2−プロピニルブチルカーバメイ
ト、ジヨードメチルパラトリルスルホン、ビスジメチル
ジチオカルバモイルジンクエチレンビスジチオカーバメ
イト、ピリジン−トリフェニルボランなどがある。ま
た、防汚剤として有機錫化合物、トリアジン化合物、有
機硫黄化合物等を使用することも何ら妨げるものではな
い。これらの防汚剤の使用量は、特に制限されないが、
全重合体量(樹脂固形分)に対して1〜500重量%が
好ましい。特に、50〜450重量%が好ましい。1重
量%未満では防汚剤としての効果をほとんど示さず、5
00重量%を超えると良好な塗膜が形成されにくい。
【0055】顔料として代表的なものには、酸化チタン
(チタン白)、酸化鉄、カーボンブラック等の無機顔
料、アゾ系、シアニン系、フタロシアニン系、キナクリ
ドン系等の有機顔料を用いることができるが、通常は無
機顔料が用いられる。これらの顔料は必要に応じて用い
られる。用いる場合その使用量は特に制限はないが、全
重合体量(樹脂固形分)に対して200重量%以下が好
ましい。顔料を使用する場合に200重量%を超えると
塗膜としての安定性に劣る傾向にある。また、増量剤と
しては、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化マグネシ
ウム、アルミナ、ゼオライトなどがある。これらの増量
剤は必要に応じて用いられる。用いる場合、その使用量
は特に制限はないが、全重合体量(樹脂固形分)に対し
て100重量%以下の範囲で使用されるのが好ましい。
増量剤を使用する場合、100重量%を超えると塗膜と
しての安定性に劣る傾向にある。
【0056】分散又はタレ止め剤としては、シリカゲル
系、ベントナイト系、カオリナイト系、タルク系、ヘク
トライト系、モンモリロナイト系、サポナイト系、バイ
デライト系などの無機の分散またはタレ止め剤、脂肪酸
アマイド系、脂肪酸エステル系、酸化ポリエチレン系、
硫酸エステル系アニオン活性剤、ポリカルボン酸アミン
塩系、ポリカルボン酸系、ポリアマイド系、高分子ポリ
エーテル系、アクリル共重合物系、特殊シリコン系など
の有機の分散又はタレ止め剤がある。その使用量は特に
制限はないが、全重合体量(樹脂固形分)に対して0.
01〜100重量%の範囲で使用されるのが好ましい。
0.01重量%未満では添加効果が充分に現われにく
く、100重量%を超えると塗膜としての安定性に劣る
傾向にある。 さらに、溶出助剤としてロジン、ガムロ
ジン、ウッドロジン、トール油ロジン等を併用すること
も可能である。このようにして得られる本発明の防汚塗
料組成物は、船底塗料、漁網用塗料等として有用であ
る。
【0057】
【実施例】つぎに実施例により本発明を説明するが、本
発明は何らこれらに限定されるものではない。
【0058】製造例1 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン125.
0gを装入し攪拌しながら95℃に保持した。次に、メ
タクリル酸n−ブチル234.2g、メタクリル酸1
5.8g、2,2′−アゾビス(イソブチロニトリル)
(以降AIBNと略記する)2.5gの混合物を、窒素
ガス気流下攪拌しながら3時間かけて滴下した。滴下終
了後、さらに攪拌しながら95℃で1時間保温した。次
に、キシレン50.0g、AIBN0.5gの混合物を
1時間かけて滴下した後95℃で2時間保温し、キシレ
ン200.0g次いでn−ブタノール41.6gを添加
した後放冷し塗料用ワニスを製造した。該重合体の数平
均分子量は、21,400であった。
【0059】製造例2 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにn−ブタノール7
2.0gを装入し攪拌しながら還流した。次に、アクリ
ル酸n−ブチル64.5g、メタクリル酸45.1g、
例示化合物No.(9)(R=CH3)10.4g、AIB
N1.8gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら2
時間かけて滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら
還流下1時間保温した。次に、n−ブタノール18.0
g、AIBN0.24gの混合物を1時間かけて滴下し
た後2時間保温し、キシレン90.0gを添加した後放
冷し塗料用ワニスを製造した。該重合体の数平均分子量
は、7,800であった。
【0060】製造例3 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにn−ブタノール7
2.0gを装入し攪拌しながら還流した。次に、アクリ
ル酸n−ブチル62.8g、メタクリル酸46.9g、
例示化合物No.(2)(R=CH3)10.3g、AIB
N1.8gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら2
時間かけて滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら
還流下1時間保温した。次に、n−ブタノール18.0
g、AIBN0.24gの混合物を1時間かけて滴下し
た後2時間保温し、キシレン90.0gを添加した後放
冷し塗料用ワニスを製造した。該重合体の数平均分子量
は、7,200であった。
【0061】製造例4 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸16.11gを装入し攪拌しながら
95℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル5
2.58g、メタクリル酸2−エチルヘキシル40.7
4g、例示化合物No.(9)(R=CH3)40.81
g、AIBN0.60gの混合物を、窒素ガス気流下攪
拌しながら3時間かけて滴下した。滴下終了後、さらに
攪拌しながら95℃で1時間保温した。次に、キシレン
15.0g、AIBN0.30gの混合物を1時間かけ
て滴下し、30分保温後、さらにキシレン15.0g、
AIBN0.30gの混合物を30分かけて滴下した。
その後2時間保温し、キシレン45.0gを添加した後
放冷し塗料用ワニスを製造した。該重合体の数平均分子
量は、16,400であった。
【0062】製造例5 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸15.38gを装入し攪拌しながら
95℃に保持した。次に、メタクリル酸エチル17.9
1g、メタクリル酸2−エチルヘキシル77.77g、
例示化合物No.(9)(R=CH3)38.95g、AI
BN0.60gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しなが
ら3時間かけて滴下した滴下終了後、さらに攪拌しなが
ら95℃で1時間保温した。次に、キシレン15.0
g、AIBN0.30gの混合物を1時間かけて滴下
し、30分保温後、さらにキシレン15.0g、AIB
N0.30gの混合物を30分かけて滴下した。その後
2時間保温し、キシレン45.0gを添加した後放冷し
塗料用ワニスを製造した。該重合体の数平均分子量は、
21,600であった。
【0063】製造例6 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸15.61gを装入し攪拌しながら
95℃に保持した。次に、メタクリル酸メチル15.9
4g、メタクリル酸2−エチルヘキシル78.95g、
例示化合物No.(9)(R=CH3)39.54g、AI
BN0.60gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しなが
ら3時間かけて滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しな
がら95℃で1時間保温した。次に、キシレン15.0
g、AIBN0.30gの混合物を1時間かけて滴下
し、30分保温後、さらにキシレン15.0g、AIB
N0.30gの混合物を30分かけて滴下した。その後
2時間保温し、キシレン45.0gを添加した後放冷し
塗料用ワニスを製造した。該重合体の数平均分子量は、
26,100であった。
【0064】製造例7 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン250.
0g、無水マレイン酸59.81gを装入し攪拌しなが
ら95℃に保持した。次に、メタクリル酸メチル13
7.40g、メタクリル酸2−エチルヘキシル151.
22g、例示化合物No.(9)(R=CH3)151.4
6g、AIBN2.00gの混合物を、窒素ガス気流下
攪拌しながら4時間かけて滴下した。滴下終了後、さら
に攪拌しながら95℃で1時間保温した。次に、キシレ
ン50.0g、AIBN1.00gの混合物を1時間か
けて滴下し、95℃で30分保温後、さらにキシレン5
0.0g、AIBN1.00gの混合物を30分かけて
滴下した。その後95℃で2時間保温し、キシレン15
0.0gを添加した後放冷し塗料用ワニスを製造した。
該重合体の数平均分子量は、24,800であった。
【0065】製造例8 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つロフラスコにキシレン125.
0gを装入し攪拌しながら95℃に保持した。次に、メ
タクリル酸n−ブチル234.2g、メタクリル酸1
5.8g、AIBN2.5gの混合物を、窒素ガス気流
下攪拌しながら3時間かけて演下した。滴下終了後、さ
らに攪拌しながら95℃で1時間保温した。次に、キシ
レン50.0g、AIBN0.5gの混合物を1時間か
けて滴下した後、95℃で2時間保温し、キシレン57
5.0gを添加した後放冷し塗料用ワニスを製造した。
該重合体の数平均分子量は、22,000であった。
【0066】製造例9 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を傭えた4つロフラスコにn−ブタノール1
50.0gを装入し攪拌しながら120℃に保持した。
次に、メタクリル酸メチル67.3g、アクリル酸n−
ブチル86.0g、アクリル酸96.7g、AIBN、
3.8gの混合物を、窒素ガス気流下攪拌しながら2時
間かけて滴下した。滴下終了後、さらに攪拌しながら1
20℃で1時間保温した。次に、キシレン100.0
g、AIBN、2.0gの混合物を1時問かけて滴下し
た後、120℃で2時間保温し、キシレン87.5g、
n−ブタノール25.0gを添加した後放冷し塗料用ワ
ニスを製造した。該重合体の数平均分子量は、13,0
00であった。
【0067】製造例10 攪拌装置、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下ロー
ト、温度計を備えた4つ口フラスコにキシレン75.0
g、無水マレイン酸22.06gを装入し攪拌しながら
95℃に保持した。次に、メタクリル酸n−ブチル12
7.94g、AIBN0.60gの混合物を、窒素ガス
気流下攪拌しながら3時間かけて滴下した。滴下終了
後、さらに攪拌しながら95℃で1時間保温した。次
に、キシレン15.0g、AIBN0.30gの混合物
を1時間かけて滴下し、30分保温後、さらにキシレン
15.0g、AIBN0.30gの混合物を30分かけ
て滴下した。その後2時間保温し、キシレン45.0g
を添加した後放冷し塗料用ワニスを製造した。該重合体
の数平均分子量は、13,400であった。
【0068】実施例1〜3 上記製造例1〜3で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりエチレンジアミン四酢酸0.5gを加え充分に混
合し塗料用組成物を製造した。
【0069】実施例4〜6 上記製造例1〜3で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりアセチルアセトンエチレンジイミン0.5gを加
え充分に混合し塗料用組成物を製造した。
【0070】実施例6〜9 上記製造例1〜3で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりアセト酢酸メチル0.5gを加え充分に混合し塗
料用組成物を製造した。
【0071】実施例10〜12 上記製造例1〜3で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たり乳酸エチル0.5gを加え充分に混合し塗料用組
成物を製造した。
【0072】実施例13〜15 上記製造例1〜3で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−アスパラギン2.5g及び3−アミノ−1H
−1,2,4−トリアゾール0.5gを加え充分に混合
し塗料用組成物を製造した。
【0073】実施例16〜18 上記製造例1〜3で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−アラニン2.5g及び3−アミノ−1H−
1,2,4−トリアゾール0.5gを加え充分に混合し
塗料用組成物を製造した。
【0074】実施例19〜21 上記製造例1〜3で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりグリシン2.5g及び3−アミノ−1H−1,
2,4−トリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料
用組成物を製造した。
【0075】実施例22〜24 上記製造例1〜3で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−トリプトファン2.5g及び3−アミノ−1
H−1,2,4−トリアゾール0.5gを加え充分に混
合し塗料用組成物を製造した。
【0076】実施例25〜27 上記製造例1〜3で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−バリン2.5g及び3−アミノ−1H−1,
2,4−トリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料
用組成物を製造した。
【0077】実施例28〜30 上記製造例1〜3で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−ヒスチジン2.5g及び3−アミノ−1H−
1,2,4−トリアゾール0.5gを加え充分に混合し
塗料用組成物を製造した。
【0078】実施例31〜33 上記製造例1〜3で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−フェニルアラニン2.5g及び3−アミノ−
1H−1,2,4−トリアゾール0.5gを加え充分に
混合し塗料用組成物を製造した。
【0079】実施例34〜36 上記製造例1〜3で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−リシン2.5g及び3−アミノ−1H−1,
2,4−トリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料
用組成物を製造した。
【0080】実施例37〜39 上記製造例1〜3で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−ロイシン2.5g及び3−アミノ−1H−
1,2,4−トリアゾール0.5gを加え充分に混合し
塗料用組成物を製造した。
【0081】実施例40〜42 上記製造例1〜3で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−アスパラギン2.5g及び1,2,4−トリ
アゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製
造した。
【0082】実施例43〜45 上記製造例1〜3で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−アラニン2.5g及び1,2,4−トリアゾ
ール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製造し
た。
【0083】実施例46〜48 上記製造例1〜3で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりグリシン2.5g及び1,2,4−トリアゾール
0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製造した。
【0084】実施例49〜51 上記製造例1〜3で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−トリプトファン2.5g及び1,2,4−ト
リアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を
製造した。
【0085】実施例52〜54 上記製造例1〜3で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−バリン2.5g及び3−アミノ−1H−1,
2,4−トリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料
用組成物を製造した。
【0086】実施例55〜57 上記製造例1〜3で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−ヒスチジン2.5g及び1,2,4−トリア
ゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製造
した。
【0087】実施例58〜60 上記製造例1〜3で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−フェニルアラニン2.5g及び1,2,4−
トリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物
を製造した。
【0088】実施例61〜63 上記製造例1〜3で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−リシン2.5g及び1,2,4−トリアゾー
ル0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製造し
た。
【0089】実施例64〜66 上記製造例1〜3で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−ロイシン2.5g及び1,2,4−トリアゾ
ール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製造し
た。
【0090】実施例67 上記製造例2で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りパルミチン酸エチル5.0g及び1,2,4−トリア
ゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製造
した。
【0091】実施例68 上記製造例2で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りパルミチン酸エチル10.0g及び1,2,4−トリ
アゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製
造した。
【0092】実施例69 上記製造例2で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りステアリン酸エチル5.0g及び1,2,4−トリア
ゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製造
した。
【0093】実施例70 上記製造例2で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りステアリン酸エチル10.0g及び1,2,4−トリ
アゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製
造した。
【0094】実施例71 上記製造例2で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りりん酸トリフェニル5.0g及び1,2,4−トリア
ゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製造
した。
【0095】実施例72 上記製造例2で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りりん酸トリフェニル10.0g及び1,2,4−トリ
アゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製
造した。
【0096】実施例73 上記製造例2で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りトリフェニルホスフィンオキシド5.0g及び1,
2,4−トリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料
用組成物を製造した。
【0097】実施例74 上記製造例2で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りトリフェニルホスフィンオキシド10.0g及び1,
2,4−トリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料
用組成物を製造した。
【0098】実施例75 上記製造例2で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りりん酸トリフェニル5.0g、ステアリン酸エチル
5.0g及び1,2,3−ベンゾトリアゾール0.5g
を加え充分に混合し塗料用組成物を製造した。
【0099】実施例76 上記製造例2で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りりん酸トリフェニル10.0g、ステアリン酸エチル
5.0g及び1,2,3−ベンゾトリアゾール0.5g
を加え充分に混合し塗料用組成物を製造した。
【0100】実施例77 上記製造例8で製造したワニスの樹脂固形分15g当た
りポリエチレングリコール(数平均分子量約4,00
0)1.5g及び3−アミノ−1H−1,2,4−トリ
アゾール0.3gを加え充分に混合し塗料用組成物を製
造した。
【0101】実施例78 上記製造例8で製造したワニスの樹脂固形分15g当た
りプラクセル230(ダイセル化学工業製)2.0g及
び3−アミノ−1H−1,2,4−トリアゾール0.3
gを加え充分に混合し塗料用組成物を製造した。
【0102】実施例79 上記製造例9で製造したワニスの樹脂固形分15g当た
りポリエチレングリコール(数平均分子量約4,00
0)1.5g及び3−アミノ−1H−1,2,4−トリ
アゾール0.15gを加え充分に混合し塗料用組成物を
製造した。
【0103】実施例80 上記製造例9で製造したワニスの樹脂固形分15g当た
りAOGX68(ダイセル化学工業製)2.0g及び3
−アミノ−1H−1,2,4−トリアゾール0.15g
を加え充分に混合し塗料用組成物を製造した。
【0104】実施例81 上記製造例9で製造したワニスの樹脂固形分15g当た
りヘキサデシルメタクリレート2.0g及び3−アミノ
−1H−1,2,4−トリアゾール0.15gを加え充
分に混合し塗料用組成物を製造した。
【0105】実施例82〜84 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−アスパラギン2.5g及び3−アミノ−1H
−1,2,4−トリアゾール0.5gを加え充分に混合
し塗料用組成物を製造した。
【0106】実施例85〜87 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−アラニン2.5g及び3−アミノ−1H−
1,2,4−トリアゾール0.5gを加え充分に混合し
塗料用組成物を製造した。
【0107】実施例88〜90 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりグリシン2.5g及び3−アミノ−1H−1,
2,4−トリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料
用組成物を製造した。
【0108】実施例91〜93 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−トリプトファン2.5g及び3−アミノ−1
H−1,2,4−トリアゾール0.5gを加え充分に混
合し塗料用組成物を製造した。
【0109】実施例94〜96 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−バリン2.5g及び3−アミノ−1H−1,
2,4−トリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料
用組成物を製造した。
【0110】実施例97〜99 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−ヒスチジン2.5g及び3−アミノ−1H−
1,2,4−トリアゾール0.5gを加え充分に混合し
塗料用組成物を製造した。
【0111】実施例100〜102 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−フェニルアラニン2.5g及び3−アミノ−
1H−1,2,4−トリアゾール0.5gを加え充分に
混合し塗料用組成物を製造した。
【0112】実施例103〜105 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−リシン2.5g及び3−アミノ−1H−1,
2,4−トリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料
用組成物を製造した。
【0113】実施例106〜108 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−ロイシン2.5g及び3−アミノ−1H−
1,2,4−トリアゾール0.5gを加え充分に混合し
塗料用組成物を製造した。
【0114】実施例109〜111 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−アスパラギン2.5g及び1,2,4−トリ
アゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製
造した。
【0115】実施例112〜114 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−アラニン2.5g及び1,2,4−トリアゾ
ール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製造し
た。
【0116】実施例115〜117 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりグリシン2.5g及び1,2,4−トリアゾール
0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製造した。
【0117】実施例118〜120 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−トリプトファン2.5g及び1,2,4−ト
リアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を
製造した。
【0118】実施例121〜123 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−バリン2.5g及び1,2,4−トリアゾー
ル0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製造し
た。
【0119】実施例124〜126 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−ヒスチジン2.5g及び1,2,4−トリア
ゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製造
した。
【0120】実施例127〜129 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−フェニルアラニン2.5g及び1,2,4−
トリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物
を製造した。
【0121】実施例130〜132 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−リシン2.5g及び1,2,4−トリアゾー
ル0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製造し
た。
【0122】実施例133〜135 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−ロイシン2.5g及び1,2,4−トリアゾ
ール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製造し
た。
【0123】実施例136〜138 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−アスパラギン2.5g及び1,2,3−ベン
ゾトリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成
物を製造した。
【0124】実施例139〜141 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−アラニン2.5g及び1,2,3−ベンゾト
リアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を
製造した。
【0125】実施例142〜144 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりグリシン2.5g及び1,2,3−ベンゾトリア
ゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製造
した。
【0126】実施例145〜147 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−トリプトファン2.5g及び1,2,3−ベ
ンゾトリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組
成物を製造した。
【0127】実施例148〜150 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−バリン2.5g及び1,2,3−ベンゾトリ
アゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製
造した。
【0128】実施例151〜153 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−ヒスチジン2.5g及び1,2,3−ベンゾ
トリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物
を製造した。
【0129】実施例154〜156 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−フェニルアラニン2.5g及び1,2,3−
ベンゾトリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用
組成物を製造した。
【0130】実施例157〜159 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−リシン2.5g及び1,2,3−ベンゾトリ
アゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製
造した。
【0131】実施例160〜162 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりL−ロイシン2.5g及び1,2,3−ベンゾト
リアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を
製造した。
【0132】実施例163〜165 上記製造例4〜6で製造した各ワニスの樹脂固形分50
g当たり乳酸メチル2.5gを加え充分に混合し塗料用
組成物を製造した。
【0133】実施例166〜168 上記製造例4〜6で製造した各ワニスの樹脂固形分50
g当たり乳酸エチル2.5gを加え充分に混合し塗料用
組成物を製造した。
【0134】実施例169〜171 上記製造例4〜6で製造した各ワニスの樹脂固形分50
g当たりα−ヒドロキシ酪酸メチル2.5g及び3−ア
ミノ−1H−1,2,4−トリアゾール0.5gを加え
充分に混合し塗料用組成物を製造した。
【0135】実施例172〜174 上記製造例4〜6で製造した各ワニスの樹脂固形分50
g当たりα−ヒドロキシ酪酸エチル2.5gを加え充分
に混合し塗料用組成物を製造した。
【0136】実施例175〜177 上記製造例4〜6で製造した各ワニスの樹脂固形分50
g当たり乳酸メチル2.5g及び3−アミノ−1H−
1,2,4−トリアゾール0.5gを加え充分に混合し
塗料用組成物を製造した。
【0137】実施例178〜180 上記製造例4〜6で製造した各ワニスの樹脂固形分50
g当たり乳酸エチル2.5g及び3−アミノ−1H−
1,2,4−トリアゾール0.5gを加え充分に混合し
塗料用組成物を製造した。
【0138】実施例181〜183 上記製造例4〜6で製造した各ワニスの樹脂固形分50
g当たりα−ヒドロキシ酪酸メチル2.5g及び3−ア
ミノ−1H−1,2,4−トリアゾール0.5gを加え
充分に混合し塗料用組成物を製造した。
【0139】実施例184〜186 上記製造例4〜6で製造した各ワニスの樹脂固形分50
g当たりα−ヒドロキシ酪酸エチル2.5g及び3−ア
ミノ−1H−1,2,4−トリアゾール0.5gを加え
充分に混合し塗料用組成物を製造した。
【0140】実施例187〜189 上記製造例4〜6で製造した各ワニスの樹脂固形分50
g当たり乳酸メチル2.5g及び1,2,4−トリアゾ
ール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製造し
た。
【0141】実施例190〜192 上記製造例4〜6で製造した各ワニスの樹脂固形分50
g当たり乳酸エチル2.5g及び1,2,4−トリアゾ
ール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製造し
た。
【0142】実施例193〜195 上記製造例4〜6で製造した各ワニスの樹脂固形分50
g当たりα−ヒドロキシ酪酸メチル2.5g及び1,
2,4−トリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料
用組成物を製造した。
【0143】実施例196〜198 上記製造例4〜6で製造した各ワニスの樹脂固形分50
g当たりα−ヒドロキシ酪酸エチル2.5g及び1,
2,4−トリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料
用組成物を製造した。
【0144】実施例199〜201 上記製造例4〜6で製造した各ワニスの樹脂固形分50
g当たり乳酸メチル2.5g及び1,2,3−ベンゾト
リアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を
製造した。
【0145】実施例202〜204 上記製造例4〜6で製造した各ワニスの樹脂固形分50
g当たり乳酸エチル2.5g及び1,2,3−ベンゾト
リアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を
製造した。
【0146】実施例205〜207 上記製造例4〜6で製造した各ワニスの樹脂固形分50
g当たりα−ヒドロキシ酪酸メチル2.5g及び1,
2,3−ベンゾトリアゾール0.5gを加え充分に混合
し塗料用組成物を製造した。
【0147】実施例208〜210 上記製造例4〜6で製造した各ワニスの樹脂固形分50
g当たりα−ヒドロキシ酪酸エチル2.5g及び1,
2,3−ベンゾトリアゾール0.5gを加え充分に混合
し塗料用組成物を製造した。
【0148】実施例211 上記製造例4で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りパルミチン酸エチル5.0g及び1,2,3−ベンゾ
トリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物
を製造した。
【0149】実施例212 上記製造例4で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りパルミチン酸エチル10.0g及び1,2,3−ベン
ゾトリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成
物を製造した。
【0150】実施例213 上記製造例7で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りパルミチン酸エチル5.0g及び1,2,3−ベンゾ
トリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物
を製造した。
【0151】実施例214 上記製造例7で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りパルミチン酸エチル10.0g及び1,2,3−ベン
ゾトリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成
物を製造した。
【0152】実施例215 上記製造例4で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りステアリン酸エチル5.0g及び1,2,3−ベンゾ
トリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物
を製造した。
【0153】実施例216 上記製造例4で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りステアリン酸エチル10.0g及び1,2,3−ベン
ゾトリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成
物を製造した。
【0154】実施例217 上記製造例7で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りステアリン酸エチル5.0g及び1,2,3−ベンゾ
トリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物
を製造した。
【0155】実施例218 上記製造例7で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りステアリン酸エチル10.0g及び1,2,3−ベン
ゾトリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成
物を製造した。
【0156】実施例219 上記製造例4で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りりん酸トリフェニル5.0g及び1,2,3−ベンゾ
トリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物
を製造した。
【0157】実施例220 上記製造例4で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りりん酸トリフェニル10.0g及び1,2,3−ベン
ゾトリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成
物を製造した。
【0158】実施例221 上記製造例7で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りりん酸トリフェニル5.0g及び1,2,3−ベンゾ
トリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物
を製造した。
【0159】実施例222 上記製造例4で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りりん酸トリフェニル10.0g及び1,2,3−ベン
ゾトリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成
物を製造した。
【0160】実施例223 上記製造例4で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りトリフェニルホスフィンオキシド5.0g及び1,
2,3−ベンゾトリアゾール0.5gを加え充分に混合
し塗料用組成物を製造した。
【0161】実施例224 上記製造例4で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りトリフェニルホスフィンオキシド10.0g及び1,
2,3−ベンゾトリアゾール0.5gを加え充分に混合
し塗料用組成物を製造した。
【0162】実施例225 上記製造例7で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りトリフェニルホスフィンオキシド5.0g及び1,
2,3−ベンゾトリアゾール0.5gを加え充分に混合
し塗料用組成物を製造した。
【0163】実施例226 上記製造例7で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りトリフェニルホスフィンオキシド10.0g及び1,
2,3−ベンゾトリアゾール0.5gを加え充分に混合
し塗料用組成物を製造した。
【0164】実施例227 上記製造例4で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りりん酸トリフェニル5.0g、ステアリン酸エチル
5.0g及び1,2,3−ベンゾトリアゾール0.5g
を加え充分に混合し塗料用組成物を製造した。
【0165】実施例228 上記製造例4で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りりん酸トリフェニル10.0g、ステアリン酸エチル
5.0g及び1,2,3−ベンゾトリアゾール0.5g
を加え充分に混合し塗料用組成物を製造した。
【0166】実施例229 上記製造例7で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りりん酸トリフェニル5.0g、ステアリン酸エチル
5.0g及び1,2,3−ベンゾトリアゾール0.5g
を加え充分に混合し塗料用組成物を製造した。
【0167】実施例230 上記製造例7で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りりん酸トリフェニル10.0g、ステアリン酸エチル
5.0g及び1,2,3−ベンゾトリアゾール0.5g
を加え充分に混合し塗料用組成物を製造した。
【0168】実施例231 上記製造例4で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りNaフルオロテトラシリシックマイカ5.0g及び
1,2,3−ベンゾトリアゾール0.5gを加え充分に
混合し塗料用組成物を製造した。
【0169】実施例232 上記製造例4で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りNaフルオロテトラシリシックマイカ10.0g及び
1,2,3−ベンゾトリアゾール0.5gを加え充分に
混合し塗料用組成物を製造した。
【0170】実施例233 上記製造例7で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りNaフルオロテトラシリシックマイカ5.0g及び
1,2,3−ベンゾトリアゾール0.5gを加え充分に
混合し塗料用組成物を製造した。
【0171】実施例234 上記製造例7で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りNaフルオロテトラシリシックマイカ10.0g及び
1,2,3−ベンゾトリアゾール0.5gを加え充分に
混合し塗料用組成物を製造した。
【0172】実施例235 上記製造例4で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りルーセンタイトSAN(コープケミカル株式会社製)
5.0g及び1,2,3−ベンゾトリアゾール0.5g
を加え充分に混合し塗料用組成物を製造した。
【0173】実施例236 上記製造例4で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りカセイゲルODS−60−140(東京化成工業株式
会社製)10.0g及び1,2,3−ベンゾトリアゾー
ル0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製造し
た。
【0174】実施例237 上記製造例7で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りルーセンタイトSAN(コープケミカル株式会社製)
5.0g及び1,2,3−ベンゾトリアゾール0.5g
を加え充分に混合し塗料用組成物を製造した。
【0175】実施例238 上記製造例7で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りカセイゲルODS−60−140(東京化成工業株式
会社製)10.0g及び1,2,3−ベンゾトリアゾー
ル0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製造し
た。
【0176】実施例239 上記製造例4で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りアジピン酸5.0g及び1,2,3−ベンゾトリアゾ
ール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製造し
た。
【0177】実施例240 上記製造例4で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りセバシン酸5.0g及び1,2,3−ベンゾトリアゾ
ール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製造し
た。
【0178】実施例241 上記製造例7で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りアジピン酸5.0g及び1,2,3−ベンゾトリアゾ
ール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製造し
た。
【0179】実施例242 上記製造例7で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りセバシン酸5.0g及び1,2,3−ベンゾトリアゾ
ール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製造し
た。
【0180】実施例243〜245 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりヘキサデシルメタクリレート5.0g及び1,
2,3−ベンゾトリアゾール0.5gを加え充分に混合
し塗料用組成物を製造した。
【0181】実施例246〜248 上記製造例4〜6で製造したワニスの樹脂固形分50g
当たりりん酸トリフェニル5.0g、ヘキサデシルメタ
クリレート5.0g及び1,2,3−ベンゾトリアゾー
ル0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物を製造し
た。
【0182】実施例249 上記製造例7で製造したワニスの樹脂固形分50g及び
製造例10で製造したワニスの樹脂固形分10gの混合
物に、りん酸トリフェニル5.0g及び1,2,3−ベ
ンゾトリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組
成物を製造した。
【0183】実施例250 上記製造例7で製造したワニスの樹脂固形分50g当た
りりん酸トリフェニル5.0g、ポリブチルメタクリレ
ート(アルドリッチ社製)5g及び1,2,3−ベンゾ
トリアゾール0.5gを加え充分に混合し塗料用組成物
を製造した。
【0184】実施例251〜500 上記実施例1〜250で製造した各塗料用組成物の樹脂
固形分15g当たり、亜酸化銅(純度90%以上、粉
末)45g、炭酸カルシウム10g、ベンガラ(酸化鉄
(III))5g、分散及びタレ止め剤としてフローノンS
P1000(共栄社化学株式会社製)1g、4,5−ジ
クロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−
オン5g及びキシレン4gを配合し、さらにガラスビー
ズ(直径2mm)を加えて、メカニカルスターラーを用い
て混練撹拌後、ガラスビーズをろ過して防汚塗料組成物
を調製した。
【0185】製造例11 特表昭60−500452号公報記載の方法に基づき、
温度計及び攪拌機を備えた500mlフラスコに2,2,
2−トリフルオロエチルメタクリレート114.6g、
メチルメタクリレート14.6g、ブチルアクリレート
20.8g及びキシレン150gを仕込み、重合触媒と
してAIBN1.5gを加え、80℃で1時間加熱し、
更に80℃で6時間重合を行った後放冷し塗料用ワニス
を製造した。該重合体の数平均分子量は、11,000
であった。
【0186】製造例12 特表昭60−500452号公報記載の方法に基づき、
温度計及び攪拌機を備えた500mlフラスコにp−ニト
ロフェニルアクリレート118.2g、メチルメタクリ
レート13.1g、ブチルアクリレート18.6g及び
キシレン150gを仕込み、重合触媒としてAIBN
1.5gを加え、80℃で1時間加熱し、更に80℃で
6時間重合を行った後放冷し塗料用ワニスを製造した。
該重合体の数平均分子量は、12,300であった。
【0187】比較例1〜9 上記製造例1〜7及び11〜12で製造した各塗料用ワ
ニスの樹脂固形分15g当たり、亜酸化銅(純度90%
以上、粉末)45g、炭酸カルシウム10g、ベンガラ
(酸化鉄(III))5g、分散及びタレ止め剤としてフロ
ーノンSP1000(共栄社化学株式会社製)1g、
4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾ
リン−3−オン5g及びキシレン4gを配合し、さらに
ガラスビーズ(直径2mm)を加えて、メカニカルスター
ラーを用いて混練撹拌後、ガラスビーズをろ過して防汚
塗料組成物を調製した。
【0188】貯蔵安定性試験 上記実施例251〜500及び比較例1〜7で調製した
防汚塗料組成物を調製後、室温で一晩保存した後、粘度
を25℃で測定した。
【0189】この防汚塗料用組成物は、サンプル瓶中で
密栓して40℃の恒温槽中で20日間保存した。保存
後、25℃で粘度を測定した。その結果を表1〜表26
に示す。
【0190】
【表1】
【0191】
【表2】
【0192】
【表3】
【0193】
【表4】
【0194】
【表5】
【0195】
【表6】
【0196】
【表7】
【0197】
【表8】
【0198】
【表9】
【0199】
【表10】
【0200】
【表11】
【0201】
【表12】
【0202】
【表13】
【0203】
【表14】
【0204】
【表15】
【0205】
【表16】
【0206】
【表17】
【0207】
【表18】
【0208】
【表19】
【0209】
【表20】
【0210】
【表21】
【0211】
【表22】
【0212】
【表23】
【0213】
【表24】
【0214】
【表25】
【0215】
【表26】
【0216】この実験結果より、本発明の防汚塗料組成
物(実施例251〜500)は、増粘がわずかで貯蔵安
定性に優れることが示される。それに対し、添加剤を含
まない比較例1〜7で調製した防汚塗料組成物は増粘が
著しく防汚塗料として不適であることが分かる。
【0217】塗膜消耗性試験 上記実施例251〜500、比較例1〜9で製造した塗
料用組成物を、調製後、室温で一晩放置した後、FRP
板の片面に乾燥膜厚が150μmとなるように塗膜を作
成し室温下一晩自然乾燥した。これらの塗膜付きFRP
板をディスクローター板に取付け海水(水温15±2
℃)で一定速度(周速約15ノット)で10カ月間回転
させ、塗膜表面の観察及び塗膜の膜厚の変化を測定し
た。その結果を表27〜表52に示す。
【0218】
【表27】
【0219】
【表28】
【0220】
【表29】
【0221】
【表30】
【0222】
【表31】
【0223】
【表32】
【0224】
【表33】
【0225】
【表34】
【0226】
【表35】
【0227】
【表36】
【0228】
【表37】
【0229】
【表38】
【0230】
【表39】
【0231】
【表40】
【0232】
【表41】
【0233】
【表42】
【0234】
【表43】
【0235】
【表44】
【0236】
【表45】
【0237】
【表46】
【0238】
【表47】
【0239】
【表48】
【0240】
【表49】
【0241】
【表50】
【0242】
【表51】
【0243】
【表52】
【0244】この実験結果から明らかなように、本発明
の防汚塗料組成物(実施例251〜500)は塗膜の消
耗性が長期に渡って持続し、防汚塗料として非常に有用
であることが分かった。それに対し、添加剤を含まない
比較例1〜7で調製した塗料用組成物は塗膜の消耗性が
著しく低く、また、特開昭60−500452号公報記
載のワニスを用いた防汚塗料組成物(比較例8〜9)も
その塗膜消耗性は著しく低いことが分かった。
【0245】防汚性試験 上記実施例251〜500及び比較例8〜9の防汚塗料
組成物を用いて、予め防錆塗料を塗布してある塗装鋼
(100×200×1mm)の両面に、乾燥膜厚が片面1
00μmとなるようにスプレー塗装を2回行い、室温下
一晩自然乾燥して試験板を作成した。この試験板を、茨
城県那珂湊市那珂湊港内に設置した浸漬筏に取付け海中
に浸漬し、試験板上の付着生物(フジツボ)の付着数を
経時的に観測した。その結果を表53〜78に示す。
【0246】
【表53】
【0247】
【表54】
【0248】
【表55】
【0249】
【表56】
【0250】
【表57】
【0251】
【表58】
【0252】
【表59】
【0253】
【表60】
【0254】
【表61】
【0255】
【表62】
【0256】
【表63】
【0257】
【表64】
【0258】
【表65】
【0259】
【表66】
【0260】
【表67】
【0261】
【表68】
【0262】
【表69】
【0263】
【表70】
【0264】
【表71】
【0265】
【表72】
【0266】
【表73】
【0267】
【表74】
【0268】
【表75】
【0269】
【表76】
【0270】
【表77】
【0271】
【表78】
【0272】この実験結果から明らかなように、本発明
の塗料用組成物を用いた防汚塗料組成物(実施例251
〜500)は、特表昭60−500452号公報記載の
ワニスを用いた防汚塗料組成物(比較例8〜9)と比較
して、いずれも防汚性に優れ生物の付着がわずかしか観
察されなかった。
【0273】
【発明の効果】本発明の塗料用ワニス組成物及び防汚塗
料用組成物は、有機錫共重合体のような危険性を有さ
ず、かつ、銅化合物との混練によってもゲル化しない優
れた塗膜を形成できる。さらに、良好な塗膜消耗性及び
防汚性能を長期にわたって維持できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 201/08 PDG (31)優先権主張番号 特願平6−29486 (32)優先日 平6(1994)2月28日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平6−86479 (32)優先日 平6(1994)4月25日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平6−89680 (32)優先日 平6(1994)4月27日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平6−91631 (32)優先日 平6(1994)4月28日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平6−98271 (32)優先日 平6(1994)5月12日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平6−169542 (32)優先日 平6(1994)7月21日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 和田 有美子 茨城県日立市東町四丁目13番1号 日立化 成工業株式会社茨城研究所内 (72)発明者 間宮 勉 茨城県鹿島郡波崎町大字砂山五番壱 日立 化成工業株式会社鹿島工場内 (72)発明者 村上 誠 茨城県鹿島郡波崎町大字砂山五番壱 日立 化成工業株式会社鹿島工場内 (72)発明者 吉田 輝夫 茨城県鹿島郡波崎町大字砂山五番壱 日立 化成工業株式会社鹿島工場内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1種以上の不飽和酸無水物又は不飽和カ
    ルボン酸(a1)及びこれと共重合可能な1種以上の他
    の不飽和単量体(a2)を重合して得られる重合体
    (A)と、アミノ酸、分子中に1つ以上のカルボキシル
    基を有する化合物、分子中に疎水基と親水基を両方持つ
    化合物、キレート化合物、ヒドロキシル基又はアセチル
    基置換カルボン酸エステル、イオン交換能を持つ層状粘
    土鉱物及び有機物により親油化された無機物粉体からな
    る化合物群(b1)並びにポリエーテル系化合物、ポリ
    エステル系化合物、ポリエーテルポリエステル系化合
    物、オレフィングリコール系化合物、アクリル酸エステ
    ル、メタクリル酸エステル及びポリカーボネート系化合
    物からなり、かつ結晶性を有する化合物群(b2)の一
    方又は両方より選択される1種以上の化合物(B)とを
    含有してなる塗料用組成物。
  2. 【請求項2】 さらに、トリアゾール誘導体、チアジア
    ゾール誘導体及びベンゾチアゾール誘導体の中から選択
    される1種以上の化合物(C)を含有してなる請求項1
    記載の塗料用組成物。
  3. 【請求項3】 他の不飽和単量体(a2)の1成分とし
    て、一般式(I) 【化1】 (式中、R1は水素原子又はメチル基であり、xは1〜
    6の整数、yは1〜100の整数、R2は水素原子、直
    鎖、分岐若しくは環状のアルキル基、アリール基又はア
    ラルキル基を示す(但し、重合体(A)の(a1)成分とし
    て不飽和酸無水物を用いる場合はR2が水素原子である
    ものを除く))で表される1種以上の不飽和単量体を含
    む請求項1又は2記載の塗料用組成物。
  4. 【請求項4】 化合物(B)がアミノ酸である請求項
    1、2又は3記載の塗料用組成物。
  5. 【請求項5】 化合物(B)が分子中に1つ以上のカル
    ボキシル基を有する化合物である請求項1、2又は3記
    載の塗料用組成物。
  6. 【請求項6】 分子中に1つ以上のカルボキシル基を有
    する化合物が、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、脂肪族二塩
    基酸、芳香族二塩基酸又は芳香族三塩基酸である請求項
    5記載の塗料用組成物。
  7. 【請求項7】 化合物(B)が分子中に疎水基と親水基
    を両方持つ化合物である請求項1、2又は3記載の塗料
    用組成物。
  8. 【請求項8】 分子中に疎水基と親水基を両方持つ化合
    物が、親水基として、分子中に炭化水素基と結合した親
    水基を1つだけ有し、疎水基として、親水基と結合した
    前記炭化水素基のうち1つ以上が置換基を有してもよい
    炭素数4〜30の直鎖、分岐若しくは環状のアルキル
    基、アリール基又はアラルキル基か、あるいは親水基を
    挟んで環状構造を形成する、置換基を有していてもよい
    炭素数4〜30の炭化水素基を有するものであり、か
    つ、融点が0℃以上の化合物である請求項7記載の塗料
    用組成物。
  9. 【請求項9】 化合物(B)がキレート化合物である請
    求項1、2又は3記載の塗料用組成物。
  10. 【請求項10】 化合物(B)がヒドロキシル基又はア
    セチル基置換カルボン酸エステルである請求項1、2又
    は3記載の塗料用組成物。
  11. 【請求項11】 化合物(B)がイオン交換能を持つ層
    状粘土鉱物である請求項1、2又は3記載の塗料用組成
    物。
  12. 【請求項12】 化合物(B)が有機物により親油化さ
    れた無機物粉体である請求項1、2又は3記載の塗料用
    組成物。
  13. 【請求項13】 化合物(B)がポリエーテル系化合
    物、ポリエステル系化合物、ポリエーテルポリエステル
    系化合物、オレフィングリコール系化合物、アクリル酸
    エステル、メタクリル酸エステル及びポリカーボネート
    系化合物であり、かつ結晶性を有する化合物群(b2)
    から選択されるものである請求項1、2又は3記載の塗
    料用組成物。
  14. 【請求項14】 化合物(B)の使用量が、重合体
    (A)(樹脂固形分)に対して0.01〜200重量%
    である請求項1〜13のいずれかに記載の塗料用組成
    物。
  15. 【請求項15】 化合物(B)の使用量が、重合体
    (A)(樹脂固形分)に対して0.01〜50重量%で
    ある請求項4、9、10又は13に記載の塗料用組成
    物。
  16. 【請求項16】 化合物(B)の使用量が、重合体
    (A)(樹脂固形分)に対して1〜200重量%である
    請求項5、6、7、8、11又は12に記載の塗料用組
    成物。
  17. 【請求項17】 化合物(C)の使用量が、重合体
    (A)(樹脂固形分)に対して0.1〜50重量%であ
    る請求項2〜16のいずれかに記載の塗料用組成物。
  18. 【請求項18】 請求項1〜17のいずれかに記載の塗
    料用組成物と銅化合物を主成分とする防汚剤を含有して
    なる防汚塗料組成物。
  19. 【請求項19】 防汚剤の使用量が、全重合体量(樹脂
    固形分)に対して1〜500重量%である請求項18記
    載の防汚塗料組成物。
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