JPH07148371A - 布地搬送システム、布地搬送方法及び布地搬送装置 - Google Patents

布地搬送システム、布地搬送方法及び布地搬送装置

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JPH07148371A
JPH07148371A JP29862193A JP29862193A JPH07148371A JP H07148371 A JPH07148371 A JP H07148371A JP 29862193 A JP29862193 A JP 29862193A JP 29862193 A JP29862193 A JP 29862193A JP H07148371 A JPH07148371 A JP H07148371A
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JP
Japan
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belt
belt conveyor
cloth
conveyor device
fabric
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Application number
JP29862193A
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English (en)
Inventor
Kiyohiko Sugiyama
清彦 杉山
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Shinko Electric Industries Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Industries Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shinko Electric Industries Co Ltd filed Critical Shinko Electric Industries Co Ltd
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F67/00Details of ironing machines provided for in groups D06F61/00, D06F63/00, or D06F65/00
    • D06F67/04Arrangements for feeding or spreading the linen
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41HAPPLIANCES OR METHODS FOR MAKING CLOTHES, e.g. FOR DRESS-MAKING OR FOR TAILORING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A41H43/00Other methods, machines or appliances
    • A41H43/02Handling garment parts or blanks, e.g. feeding, piling, separating or reversing
    • A41H43/0235Feeding or advancing
    • A41H43/0242Conveyors therefor

Abstract

(57)【要約】 【目的】新素材でも容易にプレス機にパーツを搬送す
る。 【構成】搬送機2は機枠15とモータ14と同モータ1
4にタイミングプリー16を介して連動されるタイミン
グベルト13a、13bと同ベルト13bにプリー1
7、18を介して連動される前ローラ36、後ローラ3
7等から構成される。前ローラ36、後ローラ37には
前ベルト11、後ベルト12が巻装され、両ベルト1
1、12の上面は機枠15の上面で露出している。後ベ
ルト12の前後上方には前後部光センサ25、27が設
置され、パーツの通過を検出するようになっている。パ
ーツが後部光センサ27下に到達すると後ベルト12は
プレス機1の両ベルト7、8と同速度で回転し、パーツ
をプレス機1に送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、服地用芯地接着を行う
プレス機に対して芯地を搬送するベルトコンベア装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からプレス機に対して芯地を送る場
合、布地プレス機の前方に設けられた作業テーブル上に
芯地をセットし、その芯地を手で作業テーブル上を滑ら
してプレス機へ投入する方法が行われている。
【0003】また、下部ベルト機構が上部ベルト機構よ
りも前方へ長く形成されたプレス機においては別の方法
が採用されている。すなわち、回動中の下部ベルト機構
のベルト上に芯地をセットすることにより、芯地を上部
ベルト機構と下部ベルト機構間に設けられた加熱・加圧
ゾーンに投入する方法である。
【0004】ところで、近年、芯地には柔らかい材質で
あるいわゆる新素材のものが現出している。この新素材
からなる芯地をプレス機に投入する場合には、前者にお
いては、作業テーブル上に紙を置き、この紙の上に新素
材からなる芯地を置いて作業者が手で投入を行ってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、新素材の特
性としては、スベリがベルトに対して悪く、生地が柔ら
かいため芯地を作業テーブル上を移動させる場合に、生
地が不安定となり、さらに、伸縮性が大きいため、手に
よりプレス機への投入作業が難しいという問題があっ
た。また、後者の場合には、もともとこのようなプレス
機は従来の素材からなる芯地に対応しているため、回動
中の下部ベルト機構のベルト上に上記のような新素材を
セットすることは困難であった。すなわち、新素材の特
性上、生地が柔らかいため移動中のベルト上に形を整え
てセットすることができなかった。
【0006】本発明の目的は従来の素材の芯地はもちろ
んのこと、新素材の芯地であってもセットがしやすく、
容易に芯地をプレス機に搬送することができるベルトコ
ンベア装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに第1の発明では布地を一方向に搬送する搬送ベルト
機構と、その搬送ベルト機構の周回に伴い布地を加熱・
加圧するプレス部とを備えた布地プレス機と、前記布地
プレス機へ布地を搬送するベルトコンベア装置とを備え
た布地搬送システムにおいて、前記ベルトコンベア装置
は布地プレス機の搬送ベルト機構とは独立的に駆動及び
停止可能にした搬送ベルトの駆動部を備えていることを
要旨とする。
【0008】第2の発明では布地を一方向に搬送する搬
送ベルト機構と、その搬送ベルト機構の周回に伴い布地
を加熱・加圧するプレス部とを備えた布地プレス機と、
前記布地プレス機の前部に配置され、布地プレス機へ布
地を搬送する第一のベルトコンベア装置と、前記第一の
ベルトコンベア装置の前部に配置され、第一のベルトコ
ンベア装置へ布地を搬送する第二のベルトコンベア装置
とを備え、第一のベルトコンベア装置にて移送されてい
る布地が所定位置を通過したときに駆動速度を変更する
ための信号を出力する駆動速度変更手段と、少なくとも
第二のベルトコンベア装置にて搬送された布地が第一の
ベルトコンベア装置に移送されるときには、両ベルトコ
ンベア装置のベルトを同速度で駆動するように両ベルト
コンベア装置の駆動部を制御するとともに、布地が第一
のベルトコンベア装置に移送された後における前記駆動
速度変更手段から出力された信号に基づいて第一のベル
トコンベア装置の駆動部を布地プレス機のベルト機構の
搬送速度と同速度にて駆動する制御装置を備えているこ
とを要旨とする。
【0009】第3の発明では布地プレス機へ布地を搬送
する第一のベルトコンベア装置と、前記第一のベルトコ
ンベア装置の前部に配置され、第一のベルトコンベア装
置へ布地を搬送する第二のベルトコンベア装置と、第一
のベルトコンベア装置にて移送されている布地が所定位
置を通過したときに駆動速度を変更するための信号を出
力する駆動速度変更手段と、少なくとも第二のベルトコ
ンベア装置にて搬送された布地が第一のベルトコンベア
装置に搬送されるときには、両ベルトコンベア装置のベ
ルトを同速度で駆動するように両搬送ベルトコンベア装
置の駆動部を制御するとともに、布地が第一のベルトコ
ンベア装置に移送された後における前記駆動速度変更手
段から出力された信号に基づいて第一のベルトコンベア
装置の駆動部を布地プレス機のベルト機構の搬送速度と
同速度にて駆動する制御装置を備えていることを要旨と
する。
【0010】第4の発明では布地プレス機へ布地を搬送
する第一のベルトコンベア装置と、前記第一のベルトコ
ンベア装置の前部に配置され、第一のベルトコンベア装
置へ布地を搬送する第二のベルトコンベア装置とを備え
た布地搬送システムにおいて、第二のベルトコンベア装
置上及び第二のベルトコンベア装置から第一のベルトコ
ンベア装置上の所定域まで布地を搬送するまでは布地プ
レス機の搬送ベルト機構の搬送速度よりも高速に搬送
し、第一のベルトコンベア装置の所定域を通過した後
は、布地プレス機のベルト機構と同じ搬送速度にて搬送
することを要旨とする。
【0011】第5の発明では布地プレス機に布地を移送
するとともに、布地プレス機の前部に配置される搬送ベ
ルト装置において、布地プレス機側には布地プレス機へ
移送される布地に対して下方から空気を吹き上げて移送
を補助するエアーブロア手段を設けたことプレス機と、
同プレス機に対して独立的に駆動停止可能にしたことを
要旨とする。
【0012】
【作用】このように構成された第1の発明においては、
布地プレス機の搬送ベルト機構と関係なくベルトコンベ
ア装置の搬送ベルトを駆動停止する。
【0013】第2の発明においては、第二のベルトコン
ベア装置からパーツを第一のベルトコンベア装置に搬送
する際には、両ベルトコンベア装置のベルトの回転を等
しくする。また、パーツを第一のベルトコンベア装置か
ら布地プレス機に搬送する際には、第一のベルトコンベ
ア装置のベルトの回転をプレス機のベルトの回転と等し
くして、パーツの搬送を容易にする。
【0014】第3の発明においては、第二のベルトコン
ベア装置からパーツを第一のベルトコンベア装置に搬送
する際には、両ベルトコンベア装置のベルトの回転を等
しくする。また、パーツを第一のベルトコンベア装置か
ら布地プレス機に搬送する際には、第一のベルトコンベ
ア装置のベルトの回転をプレス機のベルトの回転と等し
くする。
【0015】第4の発明においては、パーツが第一のベ
ルトコンベア装置の所定域に到達するまではベルトを高
速に回転し、同域を脱したらプレス機のベルトの回転と
等しく回転する。
【0016】第5の発明においては、布地プレス機にパ
ーツが搬送される際、パーツはエアーによって吹き上げ
られ搬送を補助する。
【0017】
【実施例】以下、本発明を具体化した第一実施例を図1
〜図6に従って説明する。図1、2は服地用芯地と表地
等のパーツを加熱、及び加圧して接着するプレス機1と
同プレス機1にパーツを搬送するベルトコンベア装置と
しての搬送機2を示している。
【0018】プレス機1は機枠10の一側から他側へ延
びる上部前ローラ3、上部後ローラ4、下部前ローラ
5、下部後ローラ6と上部両ローラ3、4、及び下部両
ローラ5、6に巻装された上、下ベルト7、8等から構
成されている。上、下ベルト7、8は無端状をなす非伸
縮性で耐磨耗性のベルトからなる。下ベルト8は上ベル
ト7より若干長く設けられ、下ベルト8は上ベルト7よ
り図1中右方向へ突出するようになっている。
【0019】両ベルト7、8はそれぞれモータ(図示し
ない)で回転駆動される上部後ローラ4と下部後ローラ
6で駆動され、それぞれ回転方向C、Dに同一速度で周
回するようになっている。また、上ベルト7の下面と下
ベルト8の上面は密接するように設けられ、両ベルト
7、8の密接された部分を挟んで上下一対のヒータ9が
配置され、その間を移動するパーツが両ベルト7、8と
ともにヒータ9によって加熱されるようになっている。
【0020】図1、2中プレス機1の前端にはベルトの
幅よりも若干長い幅を有するエアブロウ手段としてのエ
ア噴出器具28が下ベルト8の上面や後述するエッジ板
23より若干低い位置に取り付けられている。このエア
噴出器具28の一端は空気送風装置(図示しない)につ
ながれている。このエア噴出器具28においては、エア
が上に向かって噴出されるように設けられ、搬送機2か
ら下ベルト8に搬送されるパーツが落下せずスムーズに
搬送されるようになっている。
【0021】搬送機2は直方体状の機枠15内に収納さ
れるモータ14と伝動機構Jと第一の搬送ベルト機構K
と第二の搬送ベルト機構Lとからなる。モータ14は低
速回転と高速回転とが選択的に可能となっている。
【0022】伝動機構Jは前記モータ14と同モータ1
4に連結駆動されるタイミングプリー16、及び、同プ
リー16に連結駆動されるタイミングベルト13a、1
3bを介して連結駆動される前、後プリー17、18と
から構成される。
【0023】機枠15内には同枠15内をその長手方向
に区切るしきり板40が設けられ、同板40と機枠15
の他側15b間に前、後ローラ36、37が架設されて
いる。前ローラ36の一側端から機枠15の一側に延び
る軸には公知の電磁クラッチ32とブレーキ33が設け
られ、更に、電磁クラッチ32の入力軸は前記前プリー
17に固定されている。また、後ローラ37の一側端か
ら機枠15の一側に延びる軸には前記後プリー18が固
定されている。
【0024】第二の搬送ベルト機構Lは前ローラ36と
第一、第二、第四ローラ19、21、24とエッジ板2
0、及び各ローラ36、19、21、24に巻装される
非伸縮性、耐磨耗性の前ベルト11からなる。
【0025】搬送機2の前端上には前記第一ローラ19
がしきり板40と機枠15の他側15b間に架設されて
いる。また、図3に示すように、機枠15の長手方向の
略中央にはアールの小さいステンレス製のエッジ板20
がしきり板40と機枠15の他側15b間に架設されて
いる。第一ローラ19とエッジ板20間の前ベルト11
の上面は機枠15の開口部15aから完全に露出するよ
うに設けられ、同ベルト11の露出した部分にはパーツ
が載置されるようになっている。前ベルト11は前ロー
ラ36の回転により矢印A方向にパーツを移送するよう
になっている。
【0026】前ローラ36の上方に二つのテンションロ
ーラとしての第二ローラ21がしきり板40と機枠15
の他側15b間に架設され、前ベルト11が弛まないよ
うになっている。また、第四ローラ24が前記エッジ板
20の下方前より(図1中)においてしきり板40と機
枠15の他側15b間に架設され、同ローラ24と前記
エッジ板20間の前ベルト11は斜状になるようになっ
ている。すなわち、エッジ板20は後述する後ベルト1
2を巻装する第三ローラ22上に若干載るように突設さ
れ、パーツが前ベルト11から後ベルト12に搬送され
易いようになっている。
【0027】第一の搬送ベルト機構Kは後ローラ37と
第三、五、六ローラ22、26、38とエッジ板23、
及び各ローラ37、22、26、38に巻装される非伸
縮性、耐磨耗性の後ベルト12とからなる。
【0028】機枠15の長手方向の略中央には第三ロー
ラ22がしきり板40と機枠15の他側15b間に架設
されている。また、図1中搬送機2の後端にアールの小
さいステンレス製のエッジ板23が図4に示すように、
しきり板40と機枠15の他側15bに架設されてい
る。第三ローラ22とエッジ板23間の後ベルト12の
上面は機枠15の開口部15aから完全に露出するよう
に設けられ、この露出した部分は後ベルト12から搬送
されてきたパーツを載せ引き続きプレス機1へ搬送する
ようになっている。後ベルト12は後ローラ37の回転
により矢印A方向にパーツを移送するようになってい
る。
【0029】後ローラ37の上方においてテンションロ
ーラとして二つの第六ローラ38がしきり板40と機枠
15の他側15b間に架設され、後ベルト12が弛まな
いようになっている。また、第五ローラ26が前記エッ
ジ板23の下方前より(図1中)にしきり板40と機枠
15の他側15b間に架設され、同ローラ26と前記エ
ッジ板23間の後ベルト12は斜状になるようになって
いる。すなわち、エッジ板23は前記エア噴出器具28
上に若干載るように突設され、パーツがプレス機1の下
ベルト8上に後ベルト12からエア噴出器具28上へ、
そして、下ベルト8へと搬送され易いようになってい
る。また、この後ベルト12はプレス機1の両ベルト
7、8より早く回転するように設けられている。
【0030】搬送機2内下方に設けたボックス31内に
は制御部が収納されており、制御部にはフットスイッチ
29が接続されている。後ベルト12の第三、第五ロー
ラ22、26の上方にはそれぞれ前部光センサ25、後
部光センサ27が設けられ、両光センサ25、27は前
記制御部に接続されている。これら光センサ25、27
は反射型のセンサから構成されている。前部光センサ2
5は同センサ25の真下にパーツの前端(移送方向側端
部)がきたことを検出するようになっている。すなわ
ち、前ベルト11から後ベルト12にパーツが搬送され
たことを検出する。また、後部光センサ27はパーツの
前端、及び、後端が同部光センサ27の真下にきたこと
を検出する。すなわち、パーツが後ベルト12からプレ
ス機1の直前まで来たこと、及び、後ベルト12からプ
レス機1にパーツが完全に搬送されたことを検出する。
【0031】次に、図5に従って上記した搬送機2を制
御する制御部の電気的構成について説明する。制御部は
中央処理装置(以下、CPUという)30、モータ駆動
回路34、電磁クラッチ駆動回路35及びブレーキ駆動
回路39とから構成されている。
【0032】前部光センサ25は前ベルト11から搬送
されたパーツが同センサ25下を通過終了すると検出信
号をCPU30に出力する。また、後部光センサ27は
同センサ27下にパーツの先端、後端が運ばれてくると
検出信号をCPU30に出力する。
【0033】CPU30は内蔵するメモリに電磁クラッ
チ制御用プログラム、ブレーキ制御用プログラム、及
び、モータ制御用プログラムを予め記憶し、これらプロ
グラムに従ってモータ14、電磁クラッチ32、ブレー
キ33を駆動制御する。
【0034】すなわち、CPU30はフットスイッチ2
9のオン信号に基づいて搬送機2の前ベルト11、後ベ
ルト12を回動させるためのモータ14をモータ駆動回
路34を介して駆動する。また、CPU30は前部光セ
ンサ25からの検出信号に従い、電磁クラッチ32をオ
フにし、ブレーキ33をオンにし、前ベルト11の回転
を停止する。また、CPU30は後部光センサ27から
の検出信号に基づいて、後ベルト12の回転速度をプレ
ス機1の両ベルト7、8の回転速度と同じ速度で回転さ
せる。また、CPU30は後部光センサ27からの検出
信号に基づいて、モータ14を停止する。
【0035】さて、上記のように構成した搬送機2の作
用を図6におけるフローチャートに従って説明する。先
ず、モータ14を停止状態にする。また、プレス機1の
両ベルト7、8を回転させヒータ9を温めておく。次
に、パーツを前ベルト11上に載置する。
【0036】次に、ステップ(以下、ステップをSとい
う)1において、CPU30はフットスイッチ29から
のオン信号が入力されるのを待つ。フットスイッチ29
が操作されてフットスイッチ29からオン信号が入力さ
れるとCPU30はS2において電磁クラッチ32をオ
ンにするとともにブレーキ33をオフにする。そして、
モータ14を駆動させ、両ベルト11、12を同速で高
速回転させる。この結果、パーツが前ベルト11上を移
動され後ベルト12に移動される。
【0037】次に、S3でパーツの前端が前部光センサ
25下に到達すると前部光センサ25から検出信号が出
力される。この検出信号に基づいてCPU30はS4で
電磁クラッチ32をオフにし、ブレーキ33をオンにす
ることにより、前ベルト11を停止する。また、パーツ
は続いて後ベルト12上を移動する。この際、後ベルト
12は両ベルト7、8より早く回転する。
【0038】次に、S5でパーツの前端が後部光センサ
27下に到達して後部光センサ27からの検出信号が出
力されると、CPU30はその検出信号に基づいてS6
でモータ駆動回路34を介しモータ14を一時駆動停止
にする。そして、CPU30はモータ駆動回路34を介
しモータ14を後ベルト12の回転速度がプレス機1の
両ベルト7、8の回転速度と同じ速度となるように回転
させる。
【0039】次に、S7において、パーツの後端が後部
光センサ27下を通過すると、後部光センサ27から検
出信号が出力される。CPU30はこの検出信号に基づ
いて、S8においてモータ駆動回路34を介しモータ1
4を駆動停止にする。
【0040】次に、後部光センサ27下を通過したパー
ツはエッジ板23を通過し、次にエア噴出器具28によ
って下方に落下しないように保たれた状態でプレス機1
の下ベルト8上に移動する。そして、上下両ベルト7、
8に挟まれた状態でヒータ9間を通過することにより、
パーツは加熱、及び加圧される。なお、前記S3で前ベ
ルト11を停止した後、作業員は同ベルト11上に次に
加熱、及び加圧処理するパーツを載置し準備する。
【0041】上記したように、本実施例では手では安定
してプレス機1に送り難い新素材等のパーツでもプレス
機1の両ベルト7、8の回転速度と同速度でパーツをプ
レス機1に送ることにより、容易にパーツをプレス機1
に送ることができる。
【0042】また、前ベルト11と後ベルト12を設け
たことにより、パーツを後ベルト12上でプレス機1に
送りつつある状態でも次に処理するパーツを後ベルト1
2上に準備することができ、効率よく処理できる。
【0043】次に、本発明の第二実施例に係る搬送機5
0を第一実施例との相違点を中心に図7〜図9に基づい
て説明する。なお、前記第一実施例と同一構成または相
当する構成に対しては同一符号を付して説明を省略す
る。
【0044】図7に示すように、本発明の搬送機50は
第一実施例における前ベルト11と同前ベルト11に連
動するタイミングベルト13、前部光センサ25、電磁
クラッチ32、ブレーキ33、前プリー17、及び、タ
イミングベルト13bを省略したものである。すなわ
ち、モータ14の回転はタイミングプリー16、タイミ
ングベルト13a、後プリー18を介して前記第一実施
例の後ローラ37に相当する駆動ローラ37Aへ伝動さ
れ、同駆動ローラ37Aに巻装されたベルト12が回転
するようになっている。
【0045】次に、図8に従って上記した搬送機50を
制御する制御部の電気的構成について説明する。制御部
はCPU51とモータ駆動回路34とから構成されてい
る。
【0046】後部光センサ27は同部光センサ27下に
パーツの前端、後端が運ばれてくると検出信号をCPU
51に出力する。CPU51は内蔵するメモリにモータ
制御用プログラムを予め記憶し、このプログラムに従っ
てモータ駆動回路34を駆動制御する。
【0047】すなわち、CPU51はフットスイッチ2
9からのオン信号に基づいて搬送機50の後ベルト12
を回動させるためのモータ14をモータ駆動回路34を
介して駆動する。CPU51は後部光センサ27からの
検出信号に基づいて後ベルト12を一時停止し、後ベル
ト12の回転速度をプレス機1の両ベルト7、8の回転
速度と同じ速度で回転させる。また、CPU51は後部
光センサ27からの検出信号に基づいてモータ14を停
止する。
【0048】さて、上記のように構成した搬送機50の
作用を図9におけるフローチャートに従って説明する。
先ず、モータ14を停止状態にする。また、プレス機1
の両ベルト7、8は回転させヒータ9を温めておく。次
に、パーツを後ベルト12上に載置する。
【0049】次に、S11において、CPU51はフッ
トスイッチ29からのオン信号が入力されるのを待つ。
フットスイッチ29が操作されてフットスイッチ29か
らオン信号が入力されるとCPU51は、S12におい
てモータ駆動回路34を介して、モータ14を駆動さ
せ、後ベルト12を高速回転させ、パーツを移動する。
【0050】次に、S13でパーツの前端が後部光セン
サ27下に到達すると、後部光センサ27から検出信号
が出力される。この出力信号に基づいてCPU51はS
14でモータ駆動回路34を介しモータ14を一時駆動
停止にする。そして、CPU51はモータ駆動回路34
を介しモータ14を後ベルト12の回転速度がプレス機
1の両ベルト7、8の回転速度と同じ速度となるように
回転させる。
【0051】次に、S15において、パーツの後端が後
部光センサ27下を通過すると、後部光センサ27から
検出信号が出力される。CPU51はこの検出信号に基
づいて、S6において、モータ駆動回路34を介しモー
タ14を駆動停止にする。
【0052】次に、後部光センサ27下を通過したパー
ツはエッジ板23を通過し、次にエア噴出器具28によ
って下方に落下しないように保たれた状態でプレス機1
の下ベルト8上に移動する。そして、上、下両ベルト
7、8に挟まれた状態でヒータ9間を通過することによ
り、パーツは加熱、加圧される。
【0053】上記したように、本実施例においては手で
は安定してプレス機1に送り難い新素材等のパーツでも
プレス機1の両ベルト7、8の回転速度と同速度でパー
ツをプレス機1に送ることにより容易にパーツをプレス
機1へ送ることができる。
【0054】この発明は前記実施例に限定されるもので
はなく、その他、この発明の趣旨から逸脱しない範囲で
任意に変更してもよい。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の搬送ベル
ト機構によれば柔らかい新素材でも人手を要せず、容易
にプレス機にパーツを搬送できるという優れた効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第一実施例の側面の板を外
して見た側面図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】同じく前ベルト用エッジ板の部分側面図であ
る。
【図4】同じく後ベルト用エッジ板の部分側面図であ
る。
【図5】同じく電気的構成を示すブロック回路図であ
る。
【図6】同じくCPUの動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】本発明を具体化した第二実施例の側面の板を外
して見た側面図である。
【図8】同じく電気的構成を示すブロック回路図であ
る。
【図9】同じくCPUの動作を示すフローチャートであ
る。
【図10】従来のプレス機の概略図である。
【図11】従来のプレス機の概略図である。
【符号の説明】
1…プレス機、2…ベルトコンベア装置、3…上部前ロ
ーラ、4…上部後ローラ、5…下部前ローラ、6…下部
後ローラ、7…上ベルト、8…下ベルト(3〜8等によ
り搬送ベルト機構が構成されている)、9…プレス機、
11…前ベルト、12…後ベルト、13a、13b…タ
イミングベルト、14…モータ、12…第一の搬送ベル
トとしての後ベルト、25…前部光センサ、28…エア
ーブロア手段、30…CPU、32…電磁クラッチ、3
3…ブレーキ(12、25、27、30、32、33に
より駆動速度変更手段が構成されている)、36…前ロ
ーラ、37…後ローラ(13a、13b、36、37等
により駆動部が構成されている)、K…第一のベルトコ
ンベア装置、L…第二のベルトコンベア装置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】布地を一方向に搬送する搬送ベルト機構
    (3、4、5、6、7、8)と、その搬送ベルト機構
    (3、4、5、6、7、8)の周回に伴い布地を加熱・
    加圧するプレス部(9)とを備えた布地プレス機(1)
    と、 前記布地プレス機(1)へ布地を搬送するベルトコンベ
    ア装置(2)とを備えた布地搬送システムにおいて、 前記ベルトコンベア装置(2)は布地プレス機(1)の
    搬送ベルト機構(3、4、5、6、7、8)とは独立的
    に駆動及び停止可能にした搬送ベルト(11、12)の
    駆動部(13a、13b、14、36、37)を備えて
    いることを特徴とする布地搬送システム。
  2. 【請求項2】布地を一方向に搬送する搬送ベルト機構
    (3、4、5、6、7、8)と、その搬送ベルト機構
    (3、4、5、6、7、8)の周回に伴い布地を加熱・
    加圧するプレス部(9)とを備えた布地プレス機(1)
    と、 前記布地プレス機(1)の前部に配置され、布地プレス
    機(1)へ布地を搬送する第一のベルトコンベア装置
    (K)と、 前記第一のベルトコンベア装置(K)の前部に配置さ
    れ、第一のベルトコンベア装置(K)へ布地を搬送する
    第二のベルトコンベア装置(L)とを備え、 第一のベルトコンベア装置(K)にて移送されている布
    地が所定位置を通過したときに駆動速度を変更するため
    の信号を出力する駆動速度変更手段(12、25、2
    7、30、32、33)と、 少なくとも第二のベルトコンベア装置(L)にて搬送さ
    れた布地が第一のベルトコンベア装置(K)に移送され
    るときには、両ベルトコンベア装置(K、L)のベルト
    (11、12)を同速度で駆動するように両ベルトコン
    ベア装置(K、L)の駆動部(13a、13b、14、
    36、37)を制御するとともに、布地が第一のベルト
    コンベア装置(K)に移送された後における前記駆動速
    度変更手段(14、25、32、33)から出力された
    信号に基づいて第一のベルトコンベア装置(K)の駆動
    部(13a、13b、14、36、37)を布地プレス
    機(1)のベルト機構(3、4、5、6、7、8)の搬
    送速度と同速度にて駆動する制御装置(12、25、2
    7、30、32、33)を備えていることを特徴とする
    布地搬送システム。
  3. 【請求項3】布地プレス機(1)へ布地を搬送する第一
    のベルトコンベア装置(K)と、前記第一のベルトコン
    ベア装置(K)の前部に配置され、第一のベルトコンベ
    ア装置(K)へ布地を搬送する第二のベルトコンベア装
    置(L)と、 第一のベルトコンベア装置(K)にて移送されている布
    地が所定位置を通過したときに駆動速度を変更するため
    の信号を出力する駆動速度変更手段(14、25、3
    2、33)と、 少なくとも第二のベルトコンベア装置(L)にて搬送さ
    れた布地が第一のベルトコンベア装置(K)に搬送され
    るときには、両ベルトコンベア装置(K、L)のベルト
    を同速度で駆動するように両搬送ベルトコンベア装置
    (K、L)の駆動部を制御するとともに、布地が第一の
    ベルトコンベア装置(K)に移送された後における前記
    駆動速度変更手段(14、25、32、33)から出力
    された信号に基づいて第一のベルトコンベア装置(K)
    の駆動部(13a、13b、14、36、37)を布地
    プレス機(1)のベルト機構(3、4、5、6、7、
    8)の搬送速度と同速度にて駆動する制御装置(12、
    25、27、30、32、33)を備えていることを特
    徴とする布地搬送装置。
  4. 【請求項4】布地プレス機(1)へ布地を搬送する第一
    のベルトコンベア装置(K)と、前記第一のベルトコン
    ベア装置(K)の前部に配置され、第一のベルトコンベ
    ア装置(K)へ布地を搬送する第二のベルトコンベア装
    置(L)とを備えた布地搬送システムにおいて、 第二のベルトコンベア装置(L)上及び第二のベルトコ
    ンベア装置(L)から第一のベルトコンベア装置(K)
    上の所定域まで布地を搬送するまでは布地プレス機
    (1)の搬送ベルト機構(3、4、5、6、7、8)の
    搬送速度よりも高速に搬送し、第一のベルトコンベア装
    置(K)の所定域を通過した後は、布地プレス機(1)
    のベルト機構(3、4、5、6、7、8)と同じ搬送速
    度にて搬送することを特徴とする布地搬送方法。
  5. 【請求項5】布地プレス機(1)に布地を移送するとと
    もに、布地プレス機(1)の前部に配置される搬送ベル
    ト装置(2)において、布地プレス機(1)側には布地
    プレス機(1)へ移送される布地に対して下方から空気
    を吹き上げて移送を補助するエアーブロア手段(28)
    を設けたことを特徴とする布地搬送装置。
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