JP4122080B2 - 布類拡張装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
本願発明は、シーツのような布類を搬送コンベア上において搬送方向とは水平直交方向に拡張させるための布類拡張装置に関するものである。
【従来の技術】
【0003】
例えば、ランドリー工場においては、シーツのような大面積の布類を、洗濯・乾燥後に回転ロール式プレス機でプレスしたり、あるいはコンベア式折畳み機で折畳んだりする作業が行われる。ところが、それらの処理機に布類を供給する際には、該布類をきれいに展張させておかないと、皺が入った状態でプレスされたり折畳まれるようになる。
【0004】
ところで、大面積の布類をプレス機に供給する場合、従来では一般に図6及び図7に示すようにして行っていた。即ち、図6及び図7の従来例では、プレス機8として回転ロール81と該回転ロール81の外周面に布類を押し付ける圧力装置(蒸気釜)82を有する回転ロール式のものが採用されている。尚、この従来例では、回転ロール81と圧力装置82とは3セット並設されている。又、このプレス機8の入口には投入コンベア72が設けられている。
【0005】
そして、この従来のプレス機8でシーツのような大面積の布類Yをプレスする場合は、図7に示すように、2人の作業員M,Mにより、1枚の布類Yの隣接する2つの角部を捜し出して布類の一側縁部Yaを伸長させ、その伸長させた縁部Yaを投入コンベア72上に乗せて該布類Yを回転ロール81側に送り込むようにする。ところで、洗濯・乾燥後の布類Yには、大小さまざまな皺があり、該布類Yをプレス機8で処理するには該布類Yの皺を延ばしながら回転ロール81側に送り込む必要がある。その場合、従来では、図7に示すように、布類Yの先行側縁部Yaを投入コンベア72上に乗せた後、2人の作業員M,Mが手作業で順次布類の左右両側縁部Yb,Ybをそれぞれ外側に延ばす作業を行っていた。
【0006】
又、従来から、図8及び図9に示すように、布類展張機6を使用して予め布類を展張させておき、この展張させた布類を中継コンベア71を介してプレス機8の投入コンベア72の始端部上に供給するようにしたものもある。この場合、布類展張機6で処理された布類Yは、図9に示すように比較的きれいに展張された状態で中継コンベア71上に排出される。尚、この種の布類展張機6は、例えば特公平7−28996号で公知であって、1人の作業員Mにより、布類の任意の縁部を見つけ出し、その縁部を肩幅程度の間隔でチャックに保持させるだけで布類を自動的に展張させることができる。
【0007】
ところで、図8に示すように布類Yを複数のコンベア71,72上に乗り継がせる場合、該両コンベア71,72の搬送スピードが等速であると、乗り継ぎ時のコンベア段差により、布類Yの搬送方向長さを縮める(弛みを発生させる)ような作用が働き、プレス時において該布類Yに皺が発生する。従って、布類Yを複数のコンベア71,72上に乗り継がせる場合には、通常は、図9に示すように上流側のコンベア71の搬送スピードV0より下流側のコンベア72の搬送スピードV1を若干速く(例えば1〜2%程度速く)するようにしている。このように、上流側のコンベア71の搬送スピードV0より下流側のコンベア72の搬送スピードV1を速くすると、布類Yの先行側が下流側コンベア72上に移乗した時点で該布類先行側が前方に引っ張られるために、布類搬送方向に弛みが発生しなくなる。尚、このような速度差は、投入コンベア72と回転ロール81間にも実施されており、投入コンベア72の搬送スピードより回転ロール81の周速度を若干速くするようにしている。
【0008】
ところが、上記のように両コンベア71,72に速度差をもたせていると、布類Yが両コンベア71,72上に跨がった状態では、両コンベア71,72に搬送スピード差(V0<V1)があることから、特に半分以上の面積が下流側コンベア72に移乗したときに布類Yと下流側コンベア(投入コンベア)72との摩擦力の方が上流側コンベア(中継コンベア)71との摩擦力より大きくなって、布類Yにおける上流側コンベア71上に乗っている部分を引き摺るようになる。このとき、布類Yの引き摺られた部分は、若干ではあるが布類幅方向の中央側に寄せられるようになる。即ち、中継コンベア71上において布類Yの幅が当初W0であったものが、投入コンベア72上に移乗されたときの布類Y′の後行側寄り部分の幅W1は元の幅W0より短くなるという作用が働く。
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記した各従来例では、それぞれ次のような問題があった。
【0010】
まず、図6及び図7に示すように、プレス機8の投入コンベア72上に布類Yを作業員Mが手作業で乗せる場合には、2人の作業員M,Mが必要である。又、この場合、布類Yの一側縁部Yaを伸長状態で乗せた後、2人の作業員M,Mが手作業で順次布類の左右両側縁部Yb,Ybをそれぞれ外側に延ばす作業を行う必要があって、その側縁部引き延ばし作業が面倒であり、しかもその引き延ばし作業にミスがあると、布類Yに幅方向の弛みが生じたままプレスされて皺が発生するという問題がある。さらに、その布類側縁部Yb,Ybの引き延ばし作業は、該布類Yの終端部が投入コンベア72上に引き込まれるまで行わなければならず、その間は2人の作業員がその引き延ばし作業に拘束され、従って作業能率が非常に悪いという問題もあった。
【0011】
他方、図8及び図9に示すように、布類展張機6とプレス機8の投入コンベア72とを中継コンベア71で連続させた場合には、布類展張機6側での作業が1人の作業員Mのみでよいので省力化を達成できるものの、布類Yが中継コンベア71側から投入コンベア72側に乗り移る際に両コンベア71,72の速度差により、上記のように布類終端部側が若干ではあるが布類幅方向の中央側に寄せられて弛みが発生し、その布類がそのままプレス機に供給されると布類に皺が発生した状態でプレスされるという問題があった。
【0012】
本願発明は、上記の各問題点に鑑み、搬送コンベア上において布類を搬送方向とは水平直交方向に拡張させた状態で布類処理機(例えばプレス機や折畳み機等)側に供給し得るようにした布類拡張装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本願発明は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。
【0014】
[本願請求項1の発明]
本願請求項1の発明は、シーツのような布類を展張状態で次工程側に搬送させる搬送コンベアとして上流側コンベアから下流側コンベアに乗り継がせるようにし且つ投入コンベアが上流側コンベアより搬送スピードを若干(例えば1〜2%)速くしたものを使用し、下流側コンベア上において布類を搬送方向とは水平直交方向に拡張させるための布類拡張装置を対象にしている。
【0015】
そして、この請求項1の布類拡張装置は、下流側コンベアの上面に近接する位置において、該下流側コンベアの幅方向中央寄り位置から幅方向両外方側に向けて設置された一対の拡張ベルトと、該各拡張ベルトをその各下面側がそれぞれ下流側コンベアの幅方向外方側に向けて走行するように駆動する駆動装置と、下流側コンベア上を搬送される布類を各拡張ベルトの下面側に吸着させるバキューム装置とを備えて構成されている。
【0016】
各拡張ベルトは、所定小幅の帯状ベルトの全面に通気用の多数の小孔を形成したものが使用されている。そして、この各拡張ベルトは、その下面側が下流側コンベアの上面から例えば30〜100mm程度だけ離間する状態で、搬送方向とは水平直交方向に向けて設置されている。
【0017】
各拡張ベルトを駆動する駆動装置としては、モータが採用される。又、この駆動装置のモータは、各拡張ベルトごとに設置してもよく、あるいは両拡張ベルトを1つのモータで駆動させるようにしてもよい。尚、1つのモータで両拡張ベルトを駆動させる場合には、ギヤやベルトで連動させるようにするとよい。
【0018】
バキューム装置は、各拡張ベルトの下面側走行部の上側にそれぞれ吸引ボックスを設置し、該各吸引ボックス内の空気をブロワで吸引するようにしている。そして、このバキューム装置は、その作動時に、各拡張ベルトの下面に搬送コンベア上の布類の一部を吸着させるように機能する。尚、この場合、ブロワは各吸引ボックスごとに設けてもよく、あるいは1つのブロワで両吸引ボックスに共用してもよい。
【0019】
本願請求項1の布類拡張装置は、上流側コンベアと下流側コンベアとを有する搬送コンベアの下流側コンベア上部(プレス機や折畳み機の投入コンベア上部)に設置される。尚、下流側コンベアの搬送スピードは上流側コンベアの搬送スピードより若干(例えば1〜2%)速くしている。そして、この布類拡張装置によれば、各拡張ベルト及びバキューム装置を作動させると、該拡張ベルトの直下を搬送される布類がバキューム装置で吸引されて、該布類の一部が各拡張ベルトの下面に接触(吸着)するようになる。そのとき、各拡張ベルトの下面側はそれぞれ搬送コンベアの幅方向中央寄り位置から幅方向外方側に向けて走行しているので、布類は各拡張ベルト下面との摩擦力によって自動的に幅方向外方側に拡張されながら搬送コンベア上を移動していく。従って、布類が各拡張ベルト部分を通過した時点では該布類の全面がきれいに展開されており、その展開状態の布類が布類処理機(例えばプレス機や折畳み機)側に供給される。
【0020】
[本願請求項2の発明]
本願請求項2の発明は、請求項1の布類拡張装置において、搬送コンベア上を搬送される布類を検出する検出器を設置し、該検出器からの信号に基いて、布類の搬送方向中間部付近が各拡張ベルトの直下位置付近まで移動した時点でバキューム装置を作動させるとともに該布類の後行側縁部が拡張ベルト設置部分を通過後にバキューム装置の作動を停止させるようにしている。
【0021】
検出器は、拡張ベルト設置位置の上流側あるいは下流側の何れか近傍位置に設置される。尚、検出器を拡張ベルト設置位置の上流側に設置する場合には、該検出器で布類を検出した時点(あるいは検出状態から非検出状態になった時点)から、該布類の検出位置が所定距離だけ移動する所定タイマー後に、バキューム装置に対して作動信号(又は作動停止信号)を発するようにする。
【0022】
そして、この請求項2の布類拡張装置では、搬送コンベア上を搬送される布類の先行側端部が検出器による検出位置まで達したときに、該布類を該検出器で検出し、その検出器からの信号に基いて該布類の先行側縁部が拡張ベルト設置位置を通過した後、所定の時点(布類の搬送方向中間部付近が拡張ベルトの直下位置付近に達したとき)でバキューム装置が作動せしめられる。すると、布類における各拡張ベルトが対応する部分がバキューム装置で吸引されるが、そのとき布類の先行側部分はバキューム装置の吸引部分を通過していて、該布類先行側部分が搬送コンベア上面に摩擦力をもって接触している。従って、布類がバキューム装置で吸引(布類が拡張ベルト下面に吸着)されても、該布類は展張状態のままで支障なく搬送コンベア上を搬送される。
【発明の実施の形態】
【0023】
以下、図1〜図5を参照して本願実施形態の布類拡張装置を説明すると、この実施形態の布類拡張装置1は、シーツのような方形状の布類Yをプレス機8に供給する前に、該布類Yを幅方向(搬送方向とは水平直交方向)に拡張させるためのものである。
【0024】
図1〜図5に示す実施形態では、布類拡張装置1は、布類展張機6(図1)で展張された布類Yをプレス機8に供給するための搬送コンベア7上に設置されている。
【0025】
搬送コンベア7は、プレス機8側の投入コンベア72(特許請求範囲中の下流側コンベアとなる)と、布類展張機6で展張された布類Yを投入コンベア72上に移送する中継コンベア71(特許請求範囲中の上流側コンベアとなる)とで構成されている。投入コンベア72及び中継コンベア71は、図2に示すようにそれぞれ多数本の小幅ベルト(71a,71a・・、72a,72a・・)を小間隔(隙間71b、72b)をもって並設したものを採用している。尚、この各コンベア71,72は、展張状態の布類Yの幅より広い幅のものが使用されている。
【0026】
この実施形態における布類展張機6、搬送コンベア7(71,72)、プレス機8は、図8に示す従来例のものと同じ構造であり、予め布類展張機6で方形状に展張させた布類Yを、中継コンベア71を介してプレス機8の投入コンベア72の始端部上に供給し得るようになっている。
【0027】
即ち、布類展張機6は、1人の作業員Mにより、布類の任意の縁部を見つけ出し、その縁部を肩幅程度の間隔でチャックに保持させるだけで布類を自動的に展張させることができる。この場合、布類展張機6で処理された布類Yは、図2に示すように比較的きれいに展張された状態で中継コンベア71上に排出され、続いて中継コンベア71の終端部から投入コンベア72の始端部上に移乗された後、プレス機8の回転ロール81と圧力装置(蒸気釜)82間を通してプレスされる。尚、図示例では、回転ロール81と圧力装置82とは3セット設けられている。
【0028】
ところで、布類Yを複数のコンベア71,72上に乗り継がせて移送する場合には、布類Yに搬送方向の弛みが発生しないように上流側コンベア(中継コンベア)71の搬送スピードV0(図2)より下流側コンベア(投入コンベア)72の搬送スピードV1を若干速く(例えば1〜2%程度速く)している。ところが、このように両コンベア71,72に速度差をもたせていると、布類Yが両コンベア71,72上に跨がった状態、特に布類Yの半分以上の面積が下流側コンベア72に移乗したときに該布類Yと両コンベア71,72との間の摩擦力の差が逆転し、布類Yにおける上流側コンベア71上に乗っている部分を引き摺るようになる。このとき、引き摺られた布類部分は、若干ではあるが布類幅方向の中央側に寄せられるようになり、上流側コンベア(中継コンベア)71上において布類Yがきれいに展張されていても、下流側コンベア(投入コンベア)72上に移乗されたときには、該布類Yの後行側寄り部分に弛みができ、該後行側寄り部分の幅が元の幅より若干短くなる。従って、布類Yがこのまま(幅が短くなったまま)プレス機8側に供給されると、該布類Yに搬送方向に向いた皺(縦皺)が発生し易くなる。
【0029】
この実施形態の布類拡張装置1は、上記した皺(縦皺)の発生を防止するためのものであって、該布類拡張装置1は、搬送コンベア7における中継コンベア71と投入コンベア72との乗り継ぎ部付近(下流側コンベア72の始端部)に設置されている。この布類拡張装置1は、左右一対の拡張ベルト2A,2Bと、該各拡張ベルト2A,2Bをそれぞれ駆動する駆動装置3A,3Bと、各拡張ベルト2A,2Bの下面に布類Yを吸着させるためのバキューム装置4A,4Bとを備えている。
【0030】
各拡張ベルト2A,2Bには、それぞれ所定小幅の帯状ベルトが使用されている。又、各拡張ベルト2A,2Bは、投入コンベア72の幅とほぼ同長さの支持枠11に取付けられている。この支持枠11は、中継コンベア71から投入コンベア72への乗り継ぎ部(投入コンベア72の始端部)上においてコンベア幅方向に向けて設置されている。そして、各拡張ベルト2A,2Bは、その下面側が投入コンベア72の上面から例えば30〜100mm程度だけ離間する状態で、支持枠11の中間部寄り位置(投入コンベア72の幅方向中央寄り位置)からそれぞれ投入コンベア72の幅方向外方側に向けて設置している。即ち、各拡張ベルト2A,2Bは、図3に示すように、それぞれ支持枠11の中央寄り位置に設けた各ローラ21と支持枠11の外端部寄り位置に設けた各ローラ21との間に張設している。尚、各拡張ベルト2A,2Bのそれぞれ外端は、投入コンベア72の幅方向外端付近まで延出させている。
【0031】
又、これらの拡張ベルト2A,2Bには、ベルト全面に多数の小孔22,22・・が形成されている。この小孔22は、後述するバキューム装置4による吸引時の通気口となる。
【0032】
各拡張ベルト2A,2Bは、それぞれ駆動装置3A,3Bで駆動される。この駆動装置3A,3Bは、モータ31からの動力をプーリ及びベルトからなる動力伝達手段32を介して拡張ベルト2A,2Bの各一方(外側)のローラ21を回転させるようになっている。又、この各駆動装置3A,3Bは、各拡張ベルト2A,2Bをその下面側が図4の点線矢印で示すようにそれぞれ投入コンベア72の幅方向外方側に向けて走行するように駆動する。尚、この駆動装置3A,3Bは、1つのモータで両拡張ベルト2A,2Bを駆動させるようにしてもよく、その場合にはギヤやベルトで連動させるようにするとよい。
【0033】
各拡張ベルト2A,2B部分は、それぞれバキューム装置4A,4Bで吸引されるようになっている。この各バキューム装置4A,4Bは、各拡張ベルト2A,2B部分においてその上下のベルト間に設置した吸引ボックス41内の空気をダクト42を介してブロワ43で吸引するようにしたものが採用されている。尚、他の実施形態では、各バキューム装置4A,4Bのブロワ43を1つで共用してもよい。各吸引ボックス41,41は、図5に示すように拡張ベルト2A,2Bの下面側走行部の上面に近接する状態で下方を開放させており、ブロワ43を作動させることによって拡張ベルト2A,2Bの下面側走行部の下方の空気を各小孔22を通して吸引ボックス41内に吸引し得るようになっている。従って、各バキューム装置4A,4Bのブロワ43,43を作動させた状態では、図3に示すように投入コンベア72上を搬送される布類Yが符号Y′で示すように各拡張ベルト2A,2Bの下面に吸着されるようになる。尚、各吸引ボックス41,41内が吸引されると、拡張ベルト2A,2Bの下面側が負圧となり、そのとき投入コンベア72の各小幅ベルト72a,72a・・(図2)間の隙間72bから空気が吸い上げられて、布類がスムーズに拡張ベルト下面に吸着されるようになる。
【0034】
又、この実施形態では、拡張ベルト2A,2Bの設置部分付近まで搬送されてきた布類Yを検出するための検出器10を備えている。この検出器10には、光電管が使用されており、支持枠11から搬送方向上流側に延出させたアーム12に取付けている。そして、この検出器10は、その直下に布類Yの先行側縁部Yaが差しかかったときに該布類Yの存在を検出してON作動し、その後、該布類Yの後行側端部が検出器10の直下を通り過ぎるとOFFになる。
【0035】
この検出器10からのON信号及びOFF信号は、図示しないコントローラに送られて、上記駆動装置3A,3Bの各モータ31,31及びバキューム装置4A,4Bの各ブロワ43,43をそれぞれ次のように制御する。即ち、この実施形態では、検出器10が拡張ベルト2A,2Bの直前位置に設置されており、該検出器10がON信号を発したときにコントローラからの信号で各駆動装置3A,3Bのモータ31,31をONさせる(各拡張ベルト2A,2Bがそれぞれ作動する)。その後、布類Yが進行して、該布類Yの先行側縁部Yaが各拡張ベルト設置部分を通過しさらに検出器10からON信号が発信された後の所定タイマー後(即ち、布類Yの搬送方向中間部付近が各拡張ベルト2A,2Bの直下位置付近に達したとき)に各バキューム装置4A,4Bのブロワ43,43を作動させ、さらに該布類Yの後行側縁部が拡張ベルト設置部分を通過した時点で各ブロワ43,43及び各モータ31,31の作動を停止させるように制御する。尚、検出器10がON信号を発信した後、ブロワ43,43を作動させるまでの時間は、中継コンベア71の搬送スピード、検出器10の検出位置から拡張ベルト2A,2B直下位置までの距離、処理される布類Yの長さ等によって計算される。例えば、中継コンベア71の搬送スピードが30m/分、検出器10から拡張ベルト2A,2Bまでの距離が30cm、布類Yの搬送方向長さが2.5mであるとすると、検出器10が布類Yの先行側縁部Yaを検出した時点から該布類Yの搬送方向中間部付近が拡張ベルト2A,2Bの直下に到達するまでに約1.3秒かかり、ブロワ吸引作動時から布類Yが拡張ベルト下面に吸着されるまでのタイムラグを見越して、各ブロワ43,43に対するON信号発信時期を、検出器10の0N信号発信時点から例えば0.5〜1秒後に設定する。
【0036】
尚、他の実施形態では、次のように設定することもできる。まず、各駆動装置3A,3Bのモータ31,31は、常時作動させておいてもよく、又該各モータ31,31を間欠駆動させる場合には、その作動時期をバキューム装置4A,4Bのブロワ43,43の作動時期と同期させるようにしてもよい。又、検出器10は、拡張ベルト2A,2Bの設置位置より下流側で、該拡張ベルト設置位置から布類Yの搬送方向長さの1/3〜1/2の距離だけ離間した位置に設置し、該検出器10が布類Yの先行側縁部Yaを検出した時点で、直ちにバキューム装置4A,4Bの各ブロワ43,43を作動させるようにしてもよい。
【0037】
図1に示す使用形態では、布類展張機6で布類Yを展張させ、その展張させた布類を搬送コンベア7(中継コンベア71と投入コンベア72)でプレス機8側に搬送するようになっているが、その搬送途中において布類拡張装置1は次のように作用する。
【0038】
まず、この使用形態では、図1に示すように1人の作業員Mにより、洗濯・乾燥後の布類Yを1枚づつ布類展張機6に供給する。この場合、布類Yを丸めた状態からその一側縁部を見つけ出し、肩幅程度の間隔で布類展張機6のチャックに保持させるだけでよい。この布類展張機6では、供給された布類Yを自動的に展張させ、その展張させた布類Yを図2に示すように順次中継コンベア71に乗せて後送する。
【0039】
中継コンベア71で搬送される布類Yは、その先行側縁部Yaが拡張ベルト2A,2Bの直前位置にある検出器10の直下に達すると、該布類Yを検出器10で検出し、その検出信号に基いて各駆動装置3A,3Bのモータ31,31を作動させる。このとき、各拡張ベルト2A,2Bは、その下面側がそれぞれ投入コンベア72の幅方向外方側に向けて走行する。この時点では、布類Yの先行側縁部Yaが中継コンベア71の終端部から投入コンベア72の始端部上に移乗しても、バキューム装置4A,4Bは停止状態であるので、拡張ベルト2A,2Bの下方を通行する布類Yが拡張ベルト2A,2Bに接触することがない。従って、バキューム装置4A,4Bが作動するまでは、この布類拡張装置1が搬送中の布類Yに対して何ら影響しない。
【0040】
又、布類Yが中継コンベア71側から投入コンベア72側に乗り移る際には、両コンベアの段差によって布類Yが搬送方向に若干弛むが、下流側の投入コンベア72が上流側の中継コンベア71より搬送スピードを若干速くしているので、その乗り移り時の弛みは解消される。
【0041】
そして、布類Yがさらに進行し、該布類Yの搬送方向中間部付近が拡張ベルト2A,2Bの直下位置付近まで移動すると、中継コンベア71と投入コンベア72の搬送スピード差によって、布類Yの後半部側が幅方向中央側に引き寄せられるような作用を受ける。ところで、布類Yの搬送方向中間部付近が拡張ベルト2A,2Bの直下位置付近まで移動した時点(検出器10がON信号を発信した時点から所定タイマー後)に、コントローラからの信号で各バキューム装置4A,4Bのブロワ43,43がON作動される。すると、該バキューム装置4A,4Bの吸引作用により、拡張ベルト2A,2Bの直下位置にある布類Y部分が図5に示すように拡張ベルト2A,2Bの下面に吸着され、そのとき各拡張ベルト2A,2Bの下面がそれぞれ幅方向外方側に走行しているので、該吸着部分の布類がそれぞれ外側に拡張される。尚、ブロワ43,43がON作動する時点では、布類Yの先行側のかなりの面積(例えば布類Yの1/3〜1/2の面積)が投入コンベア72側に移乗されており、該布類Yと投入コンベア72との摩擦力の方が拡張ベルト2A,2B側への吸着力より大きくなっている。従って、バキューム装置4A,4Bによって布類Yの一部が拡張ベルト下面に吸着されても、布類Yに対してはバキューム装置4A,4Bによる吸引力より投入コンベア72との接触による搬送力の方が大きくなり、拡張ベルト2A,2Bの下面に吸着される部分は、投入コンベア72によって前方に引きずられながら順次幅方向外方側に拡張される。
【0042】
又、そのように、布類Yが幅方向外方側に拡張されながら搬送されて、布類Yの後行側縁部が検出器10の検出位置を通過すると、該検出器10が0FFになり、その所定タイマー後に(布類Yの後行側縁部が拡張ベルト2A,2Bの設置部分を通過した時点で)コントローラから各ブロワ43,43及び各モータ31,31に対してOFF信号を発し、バキューム装置4A,4Bの吸引作用及び拡張ベルト2A,2Bの作動がぞれぞれ停止する。尚、布類Yの後行側縁部が拡張ベルト2A,2B部分を通過した後に、バキューム装置4A,4Bを停止させるのは、次に拡張ベルト部分に供給される布類Yの先行側縁部付近を拡張ベルト下面に吸引させない(投入コンベア72上に接触させたまま)で移動させるためのものである。
【0043】
拡張ベルト2A,2B部分を通過した布類Yは、長さ方向及び幅方向にそれぞれきれいに展張されており、その展張された布類Yがそのままプレス機8側に供給されてプレスされる。従って、プレス機8でプレスされる布類Yには皺が発生しない。尚、布類処理機として、プレス機に代えて布類折畳み機を採用したものでは、展開された布類Yが布類折畳み機により皺のない状態で折畳まれる。
【0044】
このように、この使用形態では、布類Yが中継コンベア71から投入コンベア72側に移乗する際に、両コンベアの搬送スピード差によって、該布類Yの後半部分に幅方向に若干の弛みが発生するようになるが、その幅方向の弛みは布類拡張装置1によって自動的に修正(拡張)でき、きれいに展張させた布類Yをプレス機8側に供給できる。
【発明の効果】
【0045】
[本願請求項1の発明の効果]
本願請求項1の発明の布類拡張装置1は、上記したように、搬送コンベア7の下流側コンベア72の搬送面に近接して設置された一対の拡張ベルト2A,2Bと、該各拡張ベルト2A,2Bをその下面側がそれぞれ幅方向外方側に走行するように駆動する駆動装置3A,3Bと、布類Yを各拡張ベルト2A,2Bの下面に吸着させるバキューム装置4A,4Bとを備えて構成されているので、駆動装置3A,3B及びバキューム装置4A,4Bを作動させた状態で、搬送コンベア7の下流側コンベア72上の布類Yが拡張ベルト2A,2Bの直下まで移送されたときに、該布類Yを自動的に幅方向外方側に拡張させるようになっている。従って、布類Yが各拡張ベルト2A,2B部分を通過した時点では、該布類Yの全面がきれいに展開されており、その展開状態の布類Yをそのまま布類処理機(例えばプレス機8や折畳み機)側に供給できるので、該布類Yを皺のない状態で自動的に処理(例えばプレスや折畳み)することができるという効果がある。
【0046】
又、この布類拡張装置は、搬送コンベア7として下流側コンベア72が上流側コンベア71より搬送スピードを若干速くしたものを使用したものにおいて、下流側コンベア72上に設置しているので、布類が上流側コンベア71から下流側コンベア72上に乗り継ぐことにより、布類の後半部側が幅方向中央側に引き寄せられる作用が働いても、布類を確実に幅方向外側に展張させることができる。
【0047】
[本願請求項2の発明の効果]
本願請求項2の発明は、上記請求項1の布類拡張装置1において、搬送コンベア7上を搬送される布類Yを検出器10で検出し、布類Yの搬送方向中間部付近が拡張ベルト2A,2Bの直下位置付近まで移動した時点で検出器10からの検出信号に基いてバキューム装置4A,4Bを作動させるようにしているので、布類Yの前半部分が搬送コンベア7から離間して拡張ベルト2A,2Bの下面に吸着されることがない、従って、布類Yが搬送方向に弛むという(皺が発生する)トラブルを解消できるていう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】 本願実施形態の布類拡張装置の使用形態図である。
【図2】 図1における布類拡張装置設置付近の斜視図である。
【図3】 図2のIII−III矢視相当図である。
【図4】 図3の平面視相当図である。
【図5】 図3のV−V断面相当図である。
【図6】 従来の布類処理方法を示す説明図である。
【図7】 図6の平面視相当図である。
【図8】 従来の他の布類処理方法を示す説明図である。
【図9】 図8の一部斜視図である。
【符号の説明】
【0049】
1は布類拡張装置、2A,2Bは拡張ベルト、3A,3Bは駆動装置、4A,4Bはバキューム装置、6は布類展張機、7は搬送コンベア、8はプレス機、10は検出器、71は中継コンベア(上流側コンベア)、72は投入コンベア(下流側コンベア)、Yは布類である。

Claims (2)

  1. シーツのような布類(Y)を展張状態で次工程側に搬送させる搬送コンベア(7)として上流側コンベア(71)から下流側コンベア(72)に乗り継がせるようにし且つ下流側コンベア(72)が上流側コンベア(71)より搬送スピードを若干速くしたものを使用し、前記下流側コンベア(72)上において前記布類(Y)を搬送方向とは水平直交方向に拡張させるための布類拡張装置であって、
    前記下流側コンベア(72)の搬送面に近接する位置において、該下流側コンベア(72)の幅方向中央寄り位置から幅方向両外方側に向けて設置された一対の拡張ベルト(2A,2B)と、該各拡張ベルト(2A,2B)をその各下面側がそれぞれ下流側コンベア(72)の幅方向外方側に向けて走行するように駆動する駆動装置(3A,3B)と、前記下流側コンベア(72)上を搬送される布類(Y)を前記各拡張ベルト(2A,2B)の下面側に吸着させるバキューム装置(4A,4B)とを備えているとともに、
    前記各拡張ベルト(2A,2B)は、帯状ベルトの全面に多数の吸引用の小孔(22,22・・)を形成したものを使用し、
    前記バキューム装置(4A,4B)は、前記各拡張ベルト(2A,2B)の下面側走行部の上面側から前記各小孔(22,22・・)を通して吸引するものである、
    ことを特徴とする布類拡張装置。
  2. 請求項1において、搬送コンベア(7)上を搬送される布類(Y)を検出する検出器(10)を設置し、該検出器(10)からの信号に基いて、布類(Y)の搬送方向中間部付近が各拡張ベルト(2A,2B)の直下位置付近まで移動した時点でバキューム装置(4A,4B)を作動させるとともに該布類(Y)の後行側縁部が拡張ベルト設置部分を通過後に前記バキューム装置(4A,4B)の作動を停止させるようにしたことを特徴とする布類拡張装置。
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