JP4681167B2 - 電子写真装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、転写材が定着装置へ送り込まれている間に、転写材を吸引する装置のファンの運転をオン・オフ状態とさせる電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真装置は、感光体上のトナー像を転写材に転写し、次いで、定着装置によりトナー像を転写材に定着させる基本構成を有する。
定着装置は、転写材の搬送路に沿い且つ下部が開口するハウジング内に納められた電気ヒータの熱をファンを回すことで、ヒータと対向し且つ搬送路の下部に配されるプレートに空気を介して伝達させ、プレートを昇温させるものが使用される(特公昭54−19785号公報参照)。電気ヒータは、通常、複数個離間して配され、ファンからの空気が電気ヒータの間を通り、その間に空気は温風となってプレートに吹き付けられプレートを加熱させている。
【0003】
感光体とプレートとの間には転写材を定着装置に送るための転写材の搬送装置としてのベルトが配され、ベルト上に移動した転写材はプレート上に送られ、プレートに沿って搬送されていく。このとき、転写材は、プレートの熱を下部から、ヒータにより加熱された温風の熱を上部から受けて加熱され、トナー像を転写材に定着させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述した定着装置において、ファンによってプレート方向に温風が強制されるが、この温風は転写材をヒータ方向へめくり上げたり、転写材とプレートとの間に入り転写材の弛みを作り、像のにじみや変形を作る。
【0005】
このため、プレートの適所に吸引孔を穿設し、プレート上へ搬送されてきた転写材をプレート上に、この吸引孔を用いて吸引しながら移動させることがなされる。
しかしながら、吸引孔によりプレート周辺の空気を吸引している状態の下に、転写材の先端がくると、転写材の先端は吸引動作を受けてその速度を後続の部分より遅くさせる。このような転写材の先端部分の減速は転写材のつまりを作り好ましくない。
それ故に、本発明は前述した従来技術の不具合を解消させることを、解決すべき課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述した課題を解決するために、基本的には、転写材の先端が定着装置の出口部に達したとき、プレートの前端部の吸引孔より吸引させるようにする手段を用いる。
この手段の採用は、転写材の先端部の減速によるつまりを無くし、転写材の搬送速さをほぼ一定とさせ得る。
【0007】
本発明によれば、感光体に担持されたトナー像を転写材に転写し、転写材のトナー像を定着装置により転写材に定着させる電子写真装置において、該定着装置がプレートと、該プレートと対向して配されるヒータ装置と、該ヒータ装置に空気を送るファンと、及びプレートの前端部の吸引孔に通じる吸引ファンとを有し、転写材の先端が吸引孔を通過した後吸引孔を介して転写材に吸引力を付与することを特徴とする電子写真装置が提供される。
【0008】
好ましくは、吸引孔に通じる吸引ファンが、プレートの後端部出口側のスイッチにより作動制御される。
これによれば、転写材の先端がスイッチに触れると吸引ファンが動作し、転写材をプレート側に吸引する。転写材の後端部を感光体周辺のセンサーが検知すると、吸引ファンの運転を中断させる。吸引ファンの運転の再開は、後続の転写材3の先端部によるスイッチの動作により行われる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施例を図1に従って説明する。
電子写真装置1は、アルミニウム等の基体の表面に電子写真感光体を備えた感光体2(一般にはドラム形状、これとは別にベルト形状のものもある)に担持されたトナー像を転写材3に転写し、次いで、像を有する転写材3を定着装置4に送り、ここでトナー像を転写材3に定着させた後に、外部へ搬出させる基本構成を有する。
転写材3は、一般には普通紙が用いられ、給紙ロール或いはカセットを用い搬送路5を介して感光体2の方向へと供給される。
【0010】
搬送路5は、繰り出しローラ6,カッター7,搬送ローラ8及びレジストローラ9を有し、合成樹脂材や金属板よりなるガイド板10により、転写材3の搬路が確保される構成となっている。
繰り出しローラ6は、給紙ロールやカセットからの転写材3を搬送路5内に送り込む働きをし、カッター7は、図示しないコントローラからの信号を受けて、信号に応じた転写材3の長さに転写材3の幅方向を切断する。本例は、転写材3はその幅寸法を1〜1.5mとする大版のものを用いることを意図している。
カッター7にて所望長さに切断された転写材3は、搬送ローラ8により前進し且つレジストローラ9によりその送り速さが調整される。
【0011】
感光体2と対向した転写材3に、転写コロナ放電器11の作用下で、感光体2に担持されたトナー像を転写材3に転写する。転写後の転写材3は分離コロナ放電器12により感光体2より分離されて、搬送ベルト13上に送られる。
搬送ベルト13は、対の離間したプーリ14,14により回動し、この上に送られてきた転写材3を定着装置4へと供給する。
【0012】
定着装置4は、金属板からなるやや傾斜した形で配されたプレート15と、プレート15と対向するヒータ16と、ヒータ16方向に風を送るファン17と、ヒータ16とファン17を囲むハウジング18と、及び対のローラからなる搬出ローラ19よりなる。
電子写真装置の電源或いは複写指示ボタンをオン状態とさせると運転状態となるファン17により送られた空気は、ヒータ16に向けられ、ここで温められた空気は、プレート15の方向に流れる。ヒータ16からの温風は、プレート15を加熱し、プレート15上に送られてきた転写材3は、温風とプレート15の熱とにより加熱され、転写材3上に転写されたトナー像を転写材3に定着させる。定着処理された転写材3は搬出ローラ19により外部へ搬出される。
【0013】
本例では、ヒータ16は、通電することにより発熱するワイヤ或いはプレート体を離間対向させて複数個、傾斜する形に配したものを用い、ファン17からの空気がヒータの間を上から下に向かって斜め方向に流れながら温められるようになっている。
温風は、プレート15に斜めに入射する形で供給され、プレート15に沿ってその下流側に流れ、プレート15と熱交換し、再び、ファン17で集められて循環させられる。その一部はハウジング18の外部へと流出する。
【0014】
図1に示すように、レジストローラ9と感光体2との間にフォトセンサー21を配す。フォトセンサー21は発光体と受光体とよりなり、たとえば、電子写真装置の電源をオンとすると発光体が受光体に光を送るオン状態となる。
搬送路5に沿って転写材3が送られると、フォトセンサー21の光は遮られ、フォトセンサー21がオフ状態となる。転写材3がフォトセンサー21の部分を通過中、フォトセンサー21はオフ状態を持続する。しかし、転写材3の後端部がフォトセンサー21の部分を通過すると、フォトセンサー21の光を遮るものはなく、フォトセンサー21はオフ状態からオン状態へと切り換えられる。このときの切換信号がタイマー(図示なし)を作動させ、一定時間経過した後、温風のためのファン17を非運転状態とさせる。
【0015】
この一定時間は、転写材3の後端部が定着装置4へ進入する直前迄の時間に相当し、この結果、転写材3の後端部が定着装置4の内部へと進入していくときには、ファン17による温風の吹きつけはない。
所定時間経過後、タイマーがファン17の運転を再開する。後続の転写材3は、ファン17の運転が再開された後、その先端部が定着装置4の内へと進入する。このように転写材3の送りを制御する。
【0016】
フォトセンサー21に代えて、図2に示すような略L字状のセンサー21′を用いることもできる。
図2に示す搬送ベルト13は、その幅方向で二分され、その対向側端間に離間したスペース20が確保される。
入口側のプーリ14に近接して配したブラケット(図示なし)にレバータイプのセンサー21′を枢着させる。センサー21′の先端はスプリングの付勢力により常時ベルト13より上方に突出するよう配されている。
このため、ベルト13上に転写材3が送られてくると、転写材3がセンサー21′の先端を抑え込み、これをベルト13と同平面とさせる。このセンサー21′の動きはフォトセンサー21のオフ状態に相当する。転写材3の後端部がセンサー21′から離れると、レバータイプのセンサー21′の先端部がベルト13の上方へ突出し、センサー21′をオフ状態からオン状態へと切り換える。このときの切換信号がタイマーを作動させ、一定時間経過した後に、温風のためのファン17を非運転状態とさせる。
【0017】
この一定時間は、転写材3の後端部が定着装置4へ進入する直前迄の時間に相当し、この結果、転写材3の後端部が定着装置4の内部へと進入していくときには、ファン17による温風の吹きつけはない。
所定時間経過後、タイマーがファン17の運転を再開する。後続の転写材3は、ファン17の運転が再開された後、その先端部が定着装置4の内へと進入する。
このように、レバータイプのセンサー21′を用いてもフォトセンサー21を用いた場合と同じ作用を得ることができる。
【0018】
図3に示すように、プレート15の前端の傾射部22の中央部に複数個の離間した吸引孔23が穿設される。これら吸引孔23はダクト24,25に通じる。
ダクト25は吸引ファン26を備える。
かくして、吸引ファン26が作動すると、吸引孔23、ダクト24,25を介して、プレート15の前端部の空気が吸引され、この部分に送られてきた転写材3はプレート15に吸着されるようにして送られることになる。
【0019】
図1に示すように、搬出ローラ19に近接したブラケット(図示なし)に略Z状のスイッチ27を枢支させる。
このスイッチ27は、定着装置4から転写材3が送られてくると、その転写材3により回動し、信号をコントローラ(図示なし)に送る。コントローラが該信号を受けると吸引ファン26をオン状態とさせ、吸引孔23、ダクト24,25を介して、プレート15の前端部の空気を吸引する。この結果、前述した如く、転写材3はプレート15に密着するような形で搬出ローラ19の方向へ送られ、プレート15の熱を転写材3に効率よく伝え、定着ムラを無くする。
【0020】
フォトセンサー21(又はレバータイプのセンサー21′)が転写材3の後端部を検知すると、タイマー(図示なし)が動作し、一定時間経過後、吸引ファン26を非運転状態とさせる。
後続の転写材3が定着装置4内に入り、スイッチ27を動作させると、吸引ファン26の運転が再開されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例の電子写真装置の断面図である。
【図2】定着装置の入口側のベルトを示す平面図である。
【図3】吸引孔と吸引ダクトを示す部分斜視図である。
【符号の説明】
2 感光体
3 転写材
4 定着装置
5 搬送路
7 カッター
13 ベルト
14 プーリ
15 プレート
16 ヒータ
17 ファン
19 搬出ローラ
21 センサー
23 吸引孔
24,25 ダクト
26 吸引ファン
27 スイッチ
Claims (4)
- 感光体に担持されたトナー像を転写材に転写し、転写材のトナー像を定着装置により転写材に定着させる電子写真装置において、該定着装置がプレートと、該プレートと対向して配されるヒータ装置と、該ヒータ装置に空気を送るファンと、及びプレートの前端部の吸引孔に通じる吸引ファンとを有し、前記転写材の先端部の減速によるつまりを無くして、前記転写材の搬送速さをほぼ一定にするように、前記転写材の先端が吸引孔を通過した後吸引孔を介して転写材に吸引力を付与することを特徴とする電子写真装置。
- 吸引ダクト内の空気を吸引するよう配される吸引ファンが、プレートの後端部出口側に配されたスイッチにより作動制御される請求項1記載の電子写真装置。
- 感光体の周辺に配したセンサーが転写材の後端部を検知すると吸引ファンの運転を中断させる請求項2記載の電子写真装置。
- センサーが一定時間経過した後吸引ファンの運転を中断させる請求項3記載の電子写真装置。
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JP2001242148A JP4681167B2 (ja) | 2001-08-09 | 2001-08-09 | 電子写真装置 |
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JPH024908B2 (ja) * | 1982-05-20 | 1990-01-30 | Ricoh Kk | |
JPH063396Y2 (ja) * | 1987-08-08 | 1994-01-26 | 日立工機株式会社 | 電子写真印刷装置における定着加熱板 |
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