JP5349131B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、ファクシミリ装置、及びプリンター等の電子写真方式の画像形成装置に関する。
この種の電子写真方式の画像形成装置においては、プロセス部でトナー像を記録用紙上に形成し、定着部で記録用紙上のトナー像を定着する。プロセス部では、静電潜像を感光体ドラム表面に形成し、トナーにより感光体ドラム表面の静電潜像を現像して、感光体ドラム表面にトナー像を形成し、感光体ドラム表面のトナー像を記録用紙に転写する。また、定着部では、プロセス部から記録用紙を受け取り、一対の加熱ローラと加圧ローラ間のニップ域に記録用紙を挟み込んで搬送しつつ、各ローラにより記録用紙を加熱及び加圧して、記録用紙上のトナー像を定着する。
このようなプロセス部及び定着部による一連の処理を連続して行うべく、通常は、プロセス部と定着部を近接配置している。
ところが、定着部で記録用紙が加熱されるため、この定着部で空気も加熱され、この加熱された空気がプロセス部へと流れ込むことがある。近年、画像形成装置の小型化が進むにつれ、定着部とプロセス部が益々近接配置され、そのような定着部で加熱された空気がプロセス部に流れ込むという現象が起こり易くなっている。この場合、この加熱された空気によりプロセス部が暖められて、プロセス部の温度が上昇し、プロセス部でのトナーの軟化や溶融等が生じた。これは、感光体ドラム表面の静電潜像の現像不良や感光体ドラム表面の汚れの原因となる。
このため、例えば特許文献1では、記録用紙を搬送する搬送路上に該記録用紙を吸引するためのサクションファンを利用して、定着部で加熱された空気を吸引し、この加熱された空気をプロセス部に流れないようにしている。
特開2002−162864号公報
しかしながら、特許文献1のようにサクションファンにより定着部で加熱された空気を吸引する場合、サクションファン近傍の空気しか吸引することができず、加熱された空気が拡散すると、その効果が低減する。また、サクションファンの空気の吸引力を強くして、多量の空気を吸引することが考えられるが、この場合は、記録用紙の搬送が阻害される。更に、プロセス部における感光体ドラム、現像装置、クリーニング装置等の複数箇所にそれぞれの吸引ファンを設けることが考えられるが、消費電力の増大や装置構成の複雑化を伴い、好ましくない。
そこで、本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたものであり、簡単な構成でありながら、定着部からプロセス部への加熱された空気の流れをより広い範囲で効果的に遮断することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、像担持体上に画像を形成し、この画像を記録用紙に転写するプロセス部と、このプロセス部から記録用紙を受け取り、この記録用紙上に形成された画像を定着する定着部とを備える画像形成装置において、前記プロセス部から前記定着部までの前記記録用紙の搬送路に設けられた送風手段を備え、前記送風手段は、前記搬送路の空気を吸引する吸引口と、前記プロセス部と前記定着部との間を横切って流れる空気を排出する排出口とを有し、前記排出口から排出された空気の流れの方向と前記吸引口へと吸引される空気の流れの方向とを互いに逆向きにしている。
また、本発明は、像担持体上に画像を形成し、この画像を記録用紙に転写するプロセス部と、このプロセス部から記録用紙を受け取り、この記録用紙上に形成された画像を定着する定着部とを備える画像形成装置において、前記プロセス部から前記定着部までの前記記録用紙の搬送路に設けられた送風手段を備え、前記送風手段は、前記搬送路の空気を吸引するサクションファンと、前記プロセス部と前記定着部との間を横切って流れる空気を排出する排出口と、前記サクションファンから排出された空気を前記排出口へと導くダクトとを有し、前記搬送路の空気を吸引する前記サクションファンの吸引口と前記ダクトの排出口とを前記搬送路に記録用紙の搬送方向に並べて設け、前記排出口から排出された空気の流れの方向と前記吸引口へと吸引される空気の流れの方向とを互いに逆向きにしている。
に、前記吸引口を前記排出口よりも前記プロセス部近くに配置している。
また、前記吸引口と前記排出口との離間距離を、前記搬送路上に連続して搬送される複数の記録用紙の離間距離よりも長くしている。
更に、前記プロセス部を通過した記録用紙の後端を検出する検出手段と、前記検出手段により記録用紙の後端が検出されてから規定時間が経過すると、前記サクションファンを停止させる制御手段とを備えている。
また、前記送風手段は、前記排出口から排出された空気の一部を前記プロセス部側に流している。
本発明の画像形成装置では、プロセス部と定着部間を流れる空気流を生成する送風手段を備えている。この送風手段による空気の流れは、エアーカーテンとなって、プロセス部と定着部間を横切るので、定着部からプロセス部への加熱された空気の流れを広い範囲で効果的に遮断することができる。
例えば、送風手段は、サクションファンから排出された空気流を導いて、この空気流をプロセス部と定着部間に排出するダクトである。この場合は、既存のサクションファンを利用し、ダクトを設けるだけであるから、装置構成の複雑化を避け、部品点数の増大及びコストの上昇を抑えることができる。また、サクションファンは、記録用紙を吸引するだけではなく、プロセス部の昇温を抑えるという2つの機能を果たす。
サクションファンを利用する場合は、サクションファンの吸引口及びダクトの排出口を搬送路に記録用紙の搬送方向に並べて設け、サクションファンの吸引口をダクトの排出口よりもプロセス部近くに配置するのがよい。このような配置構成においては、まず、プロセス部を通過して来た記録用紙先端側がサクションファンの吸引口を塞ぐことから、サクションファンによる空気の吸引量が低下すると共に、ダクトの排出口からの空気の排出量が低下し、この後に記録用紙がダクトの排出口上を通過して行く。すなわち、記録用紙が通過するときには、ダクトの排出口からの空気の排出量が低下する。このため、このダクトからの排出空気により記録用紙のバタツキが生じることはない。
仮に、サクションファンの吸引口及びダクトの排出口を逆に並べたならば、プロセス部を通過して来た記録用紙の先端側がダクトからの排出空気により煽られて、記録用紙上の未定着のトナー像が乱れる。
また、サクションファンを利用する場合は、サクションファンの吸引口及びダクトの排出口の離間距離を、連続して搬送される複数の記録用紙の離間距離よりも長くするのがよい。この場合は、先行する記録用紙の後端側がダクトの排出口を通過するときに、後続の記録用紙の先端側がサクションファンの吸引口に到達して、サクションファンによる空気の吸引量が低下すると共に、ダクトの排出口からの空気の排出量が低下するので、ダクトからの排出空気により先行の記録用紙の後端側のバタツキが生じることはない。
また、プロセス部を通過した記録用紙の後端を検出する検出手段と、検出手段により記録用紙の後端が検出されてから規定時間が経過すると、サクションファンを停止させる制御手段とを備えている。記録用紙の後端がプロセス部を通過したときには、記録用紙の先端側が定着部に到達して安定的に搬送されているため、サクションファンを作動させる必要がなく、またサクションファンを停止させると、ダクトからの排出空気による記録用紙の後端側のバタツキを防止することができる。
仮に、サクションファンを常に作動させたならば、プロセス部を通過して来た記録用紙の後端側がダクトからの排出空気により煽られて、記録用紙上の未定着のトナー像が乱れることがある。
更に、空気流の一部を送風手段からプロセス部側に流しているので、プロセス部を冷却することができる。すなわち、定着部からプロセス部への加熱された空気の流れを遮断するだけではなく、プロセス部を積極的に冷却することができる。更に、先に述べたようなダクトを設けた場合は、サクションファンは、記録用紙を吸引したり、プロセス部の昇温を抑えるだけではなく、プロセス部を積極的に冷却することができる。
本発明の画像形成装置の一実施形態を示す断面図である。 図1の画像形成装置におけるプロセス部と定着装置付近を拡大して示す断面図である。 図1の画像形成装置を制御するための制御系を示すブロック図である。 サクションファン装置の制御過程を示すフローチャートである。 (a)〜(e)は、サクションファン装置及びダクトの動作遷移図である。 図1の画像形成装置におけるダクトの変形例を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態を示す断面図である。本実施形態の画像形成装置10は、画像読取装置やパーソナルコンピュータ等の外部機器に接続され、この外部機器からの画像データを入力して、この画像データによって示される画像を記録用紙に印刷出力するものである。
この画像形成装置10においては、プロセス部11でトナー像を記録用紙上に形成し、定着装置12で記録用紙上のトナー像を定着する。プロセス部11では、感光体ドラム21が中心に配置され、この周囲に感光体ドラム21表面を均一に帯電させる帯電器22、均一に帯電された感光体ドラム21表面を露光走査して静電潜像を書き込む光走査部23、感光体ドラム21表面の静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置24、感光体ドラム21表面のトナー像を記録用紙に転写する転写ローラ25、感光体ドラム21表面の残留トナーを除去するクリーニング装置26、及び感光体ドラム21表面の残留電荷を除去する除電器27等が配置されている。記録用紙は、感光体ドラム21と転写ローラ25間のニップ域に挟み込まれて、感光体ドラム21表面のトナー像を転写され、定着装置12へと搬送されて行く。
定着装置12では、加熱ローラ31及び加圧ローラ32を相互に圧接して、各ローラ31、32間にニップ域を形成し、プロセス部11から搬送されて来た記録用紙を受け取って、この記録用紙を各ローラ31、32間のニップ域に挟み込んで、各ローラ31、32により記録用紙を加熱及び加圧して、記録用紙上のトナーを定着する。加熱ローラ31は、ヒータを内蔵し、このヒータの発熱により加熱される。加熱ローラ31だけではなく、加圧ローラ32にもヒータを内蔵させることがある。あるいは、外部のヒータ等により各ローラ31、32を加熱することもある。
また、画像形成装置10には、記録用紙を給紙トレイ33から引き出し、この記録用紙をプロセス部11及び定着装置12を介して排紙トレイ34へと搬送する用紙搬送経路Sが設けられている。この用紙搬送経路Sに沿って、用紙ピックアップローラ35、用紙レジストローラ36、及び搬送ローラ37等が配置されている。
用紙ピックアップローラ35は、給紙トレイ33の端部に設けられ、記録用紙を1枚ずつ給紙トレイ33から引き出して用紙搬送経路Sへと送り出す呼び込みローラである。用紙レジストローラ36は、給紙トレイ33から搬送されて来た記録用紙の先端を揃えてから、記録用紙を感光体ドラム21と転写ローラ25間のニップ域へと搬送する。このとき、感光体ドラム21と転写ローラ25間のニップ域で該感光体ドラム21表面のトナー像が記録用紙に転写されるように感光体ドラム21等の回転にあわせて記録用紙をタイミングよく搬送する。
更に、プロセス部11と定着装置12間には、サクションファン装置41が設けられている。このサクションファン装置41は、感光体ドラム21と転写ローラ25間のニップ域を通過して来た記録用紙を吸引搬送路に吸引して平面状に矯正する。
この記録用紙は、平面状に矯正された状態で定着装置12の各ローラ31、32間のニップ域へと搬送されて、このニップ域で加熱及び加圧され、そのトナー像を定着されてから、排紙トレイ34へと排出される。
ところで、定着装置12で記録用紙が加熱されるため、この定着装置12で空気も加熱されて、この加熱された空気が拡散してプロセス部11へと流れ込もうとする。仮に、この加熱された空気の流れを放置しておくと、この加熱された空気によりプロセス部11における感光体ドラム21、現像装置24、クリーニング装置26等が暖められて、それらの温度が上昇し、トナーの軟化や溶融等が生じ、これが感光体ドラム21表面の静電潜像の現像不良や感光体ドラム表面21の汚れを引き起こす。
そこで、本実施形態の画像形成装置10では、プロセス部11と定着装置12間に設けられたサクションファン装置41を利用して、定着装置12で加熱された空気がプロセス部11へと流れることを防止している。
次に、図2を参照しつつ、そのような加熱された空気がプロセス部11へと流れることを防止するための構成を説明する。図2は、プロセス部11と定着装置12付近を拡大して示す断面図である。
図2において、プロセス部11と定着装置12間には、サクションファン装置41及び送風ダクト51が設けられている。
サクションファン装置41は、用紙搬送経路Sの一部を形成する吸引搬送路42、ファン43、及びモータ44等を備えている。吸引搬送路42は、多数の吸引孔を有している。モータ44によりファン43が回転駆動されると、吸引搬送路42の吸引孔を通じて空気が吸引され、空気が排気口45から排出される。この状態で、記録用紙が感光体ドラム21と転写ローラ25間のニップ域を通過して吸引搬送路42に搬送されて来ると、この記録用紙が吸引搬送路42上に吸引されて平面状に矯正され、更に定着装置12の各ローラ31、32間のニップ域へと搬送される。
送風ダクト51は、サクションファン装置41の上側に隣接して設けられている。この送風ダクト51は、用紙搬送経路Sを臨む空気排出口52を有しており、サクションファン装置41の排気口45から用紙搬送経路Sの空気排出口52までの空気経路を形成し、サクションファン装置41の排気口45から排気された空気流の向きを180°変換して、この空気を用紙搬送経路Sの空気排出口52から吹き出す。
この空気排出口52から吹き出された空気は、プロセス部11と定着装置12間を横切って流れるエアーカーテンとなり、定着装置12からプロセス部11への加熱された空気の流れを遮断する。これにより、プロセス部11における感光体ドラム21、現像装置24、クリーニング装置26等が暖められることが防止される。
吸引搬送路42及び空気排出口52は、用紙搬送経路Sに沿って、つまり記録用紙の搬送方向に沿って、並設されている。また、吸引搬送路42は、空気排出口52よりもプロセス部11寄りに配置されている。従って、記録用紙は、感光体ドラム21と転写ローラ25間のニップ域を通過した後、吸引搬送路42及び空気排出口52を順次通過し、更に定着装置12の各ローラ31、32間のニップ域へと搬送される。
また、吸引搬送路42及び空気排出口52の離間距離Lは、用紙搬送経路S上に連続して搬送される複数の記録用紙の離間距離よりも長くされている。画像形成装置10では、複数枚の記録用紙を連続的に印刷するときに、各記録用紙間に一定の離間距離を設定する。吸引搬送路42及び空気排出口52の離間距離Lは、各記録用紙間の一定の離間距離よりも長い。
更に、感光体ドラム21と転写ローラ25間のニップ域から吸引搬送路42までには、該ニップ域を通過して来た記録用紙の後端を検出する後端センサ55が設けられている。この後端センサ55は、発光素子及び受光素子からなる反射型又は透過型の光学センサであり、記録用紙の後端を検出する。反射型及び透過型のいずれにおいても、記録用紙の後端が通過する前と後での受光素子の受光出力が変化するので、この受光出力の変化に基づいて記録用紙の後端を検出することができる。
図3は、画像形成装置10を制御するための制御系を示すブロック図である。図3において、制御部56は、画像形成装置10全体を統括的に制御しており、印刷ジョブが生じると、用紙搬送経路Sの各ローラ35、36、37、プロセス部11、及び定着装置12を制御して、記録用紙の印刷を実行する。
また、制御部56は、印刷ジョブに際し、最終の記録用紙がプロセス部11を通過して、この最終の記録用紙の後端が後端センサ55により検出されると、一定時間だけサクションファン装置41を停止させる。この一定時間は、後端センサ55により記録用紙の後端が検出されてから該記録用紙が空気排出口52を通過するまでに要する時間よりも長く設定される。これにより、印刷ジョブにおける最終の記録用紙がプロセス部11を通過してから該記録用紙が空気排出口52を通過するまでは、サクションファン装置41が停止される。そして、その一定時間が経過すると、サクションファン装置41の動作が再開される。また、次の印刷ジョブが生じたときにも、サクションファン装置41の動作が直ちに再開される。
次に、図4のフローチャート及び図5(a)〜(e)の動作遷移図を参照しつつ、吸引搬送路42及び空気排出口52の作用効果を説明する。
まず、制御部56は、サクションファン装置41を作動させ(ステップS101)、印刷ジョブを待機する。そして、制御部56は、印刷ジョブが発生すると(ステップS102)、1枚目の記録用紙を給紙トレイ33から引き出して用紙搬送経路Sに沿って搬送させる(ステップS103)。更に、制御部56は、後続の記録用紙があるか否かを判定し(ステップS104)、後続の記録用紙があるならば(ステップS104で「Yes」)、サクションファン装置41の動作を継続したまま(ステップS105)、ステップS103に戻って、2枚目の記録用紙を給紙トレイ33から引き出して用紙搬送経路Sに沿って搬送する。
以降同様に、1枚の記録用紙が引き出されて搬送される度に(ステップS103)、後続の記録用紙があるか否かが判定され(ステップS104)、後続の記録用紙があるならば(ステップS104で「Yes」)、サクションファン装置41の動作が継続されたまま(ステップS105)、ステップS103に戻る。
この場合は、図5(a)〜(d)に示すような動作がなされる。すなわち、印刷ジョブの待機中及び印刷ジョブが発生してから1枚目の記録用紙Pの先端が吸引搬送路42に到達するまでは、図5(a)に示すように吸引搬送路42の吸引孔及び空気排出口52のいずれも開放され、サクションファン装置41の作動により、空気が吸引搬送路42の吸引孔を通じて吸引され、この空気が送風ダクト51を通じて用紙搬送経路Sの空気排出口52へと導かれ、この空気が空気排出口52から吹き出される。この空気排出口52から吹き出された空気は、エアーカーテンとなって、定着装置12とプロセス部11間の加熱された空気の流れを遮断する。
次に、図5(b)に示すように記録用紙Pが吸引搬送路42に到達すると、記録用紙Pが吸引搬送路42上に吸引されて平面状に矯正されつつ搬送される。このとき、記録用紙Pにより吸引搬送路42の吸引孔が塞がれるので、空気の吸引量が低下し、送風ダクト51の空気排出口52からの空気の排出量も低下する。このため、記録用紙Pの先端が空気排出口52を通過しても、記録用紙Pの先端が空気排出口52から排出される空気により煽られることはなく、記録用紙P上の未定着のトナー像が乱れることはない。
更に、図5(c)に示すように記録用紙Pの後端が吸引搬送路42を通過すると、空気が吸引搬送路42の吸引孔を通じて吸引されると共に、空気が空気排出口52から吹き出されるが、このときには記録用紙Pの中央付近に空気排出口52からの空気が吹き付けられるので、記録用紙Pが自身の重みにより安定的な姿勢を保つ。このため、記録用紙Pが煽られることはなく、記録用紙P上の未定着のトナー像が乱れることはない。
引き続いて、図5(d)に示すように後続の記録用紙Pcが感光体ドラム21と転写ローラ25間のニップ域を通過して来る。このとき、吸引搬送路42及び空気排出口52の離間距離Lが各記録用紙P、Pcの離間距離よりも長くされていることから、先行する記録用紙Pの後端が空気排出口52に到達する以前に、後続の記録用紙Pcの先端側が吸引搬送路42に到達して、吸引搬送路42の吸引孔が塞がれ、空気の吸引量が低下し、送風ダクト51の空気排出口52からの空気の排出量も低下する。このため、先行する記録用紙Pの後端が煽られることはなく、この記録用紙P上の未定着のトナー像が乱れることはない。
以降同様に、後続の記録用紙がある限りは、図5(b)、(c)、及び(d)の動作が繰り返されるので、記録用紙上の未定着のトナー像が乱れることはない。
一方、制御部56は、後続の記録用紙がないと判定すると(ステップS104で「No」)、先行する記録用紙が印刷ジョブにおける最終のものであるとみなし、この最終の記録用紙の後端が後端センサ55により検出されるまで待機する(ステップS106)。制御部56は、最終の記録用紙の後端が後端センサ55により検出されると(ステップS106で「Yes」)、サクションファン装置41を停止させ(ステップS107)、この停止時点から計時を開始して、この計時時間が一定時間に達するのを待機する(ステップS108)。つまり、後端センサ55により記録用紙の後端が検出されてから該記録用紙が空気排出口52を通過するまで待機する。
そして、制御部56は、サクションファン装置41を停止させからの計時時間が一定時間に達すると(ステップS108で「Yes」)、つまり記録用紙が空気排出口52を通過すると、サクションファン装置41の動作を再開して(ステップS109)、ステップS102に戻る。
すなわち、図5(e)に示すように最終の記録用紙の後端が後端センサ55により検出されると、サクションファン装置41は、記録用紙が空気排出口52を通過するまで停止される。このため、最終の記録用紙の後端が空気排出口52から排出される空気により煽られることはなく、記録用紙P上の未定着のトナー像が乱れることはない。
このように本実施形態では、印刷ジョブの待機中及び印刷ジョブが発生してから1枚目の記録用紙Pの先端が吸引搬送路42に到達するまでは、図5(a)に示すように吸引搬送路42及び空気排出口52のいずれも開放されて、空気が吸引搬送路42の吸引孔を通じて吸引され、空気が空気排出口52から吹き出される。この空気排出口52から吹き出された空気は、エアーカーテンとなって、定着装置12とプロセス部11間の加熱された空気の流れを遮断し、プロセス部11の昇温を防止する。
また、印刷ジョブに際しては、図5(b)、(c)、及び(d)の動作が繰り返されて、記録用紙が吸引搬送路42に吸引されつつ搬送され、かつ記録用紙により吸引搬送路42の吸引孔が適宜に塞がれて、空気排出口52からの空気の排出が制御され、記録用紙上の未定着のトナー像の乱れが防止される。
更に、図5(e)に示すように印刷ジョブにおける最終の記録用紙の後端が後端センサ55により検出されると、サクションファン装置41が一定時間だけ停止されるので、最終の記録用紙の後端が空気排出口52から排出される空気により煽られることはなく、記録用紙P上の未定着のトナー像が乱れることはない。
尚、空気流の一部をプロセス部11に吹き付けて、プロセス部11を積極的に冷却してもよい。例えば、図6に示すように送風ダクト51における空気排出口52近傍の上側ダクト壁53を用紙搬送路S側で低くなるように傾斜させ、この上側ダクト壁53により空気流を斜め下方に向くように設定し、空気排出口52から空気を斜め下方に向けて吹き出させる。これにより、空気排出口52から吹き出した空気の一部がプロセス部11に吹き付けられ、プロセス部が積極的に冷却され、プロセス部11におけるトナーの軟化や溶融がより生じ難くなる。勿論、空気排出口52から吹き出した空気の殆どは、プロセス部11と定着装置12間を横切って流れるエアーカーテンとなり、定着装置12からプロセス部11への加熱された空気の流れを遮断する。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと解される。
例えば、サクションファン装置を利用せずに、プロセス部11と定着装置12間を横切って流れるエアーカーテンを生成するための送風ファンを格別に設けても構わない。
10 画像形成装置
11 プロセス部
12 定着装置
21 感光体ドラム
22 帯電器
23 光走査部
24 現像装置
25 転写ローラ
26 クリーニング装置
27 除電器
31 加熱ローラ
32 加圧ローラ
33 給紙と例
34 排紙トレイ
35 用紙ピックアップローラ
36 用紙レジストローラ
37 搬送ローラ
41 サクションファン装置
42 吸引搬送路
43 ファン
44 モータ
51 送風ダクト
52 空気排出口
53 上側ダクト壁
55 後端センサ
56 制御部

Claims (6)

  1. 像担持体上に画像を形成し、この画像を記録用紙に転写するプロセス部と、このプロセス部から記録用紙を受け取り、この記録用紙上に形成された画像を定着する定着部とを備える画像形成装置において、
    前記プロセス部から前記定着部までの前記記録用紙の搬送路に設けられた送風手段を備え、
    前記送風手段は、前記搬送路の空気を吸引する吸引口と、前記プロセス部と前記定着部との間を横切って流れる空気を排出する排出口とを有し、
    前記排出口から排出された空気の流れの方向と前記吸引口へと吸引される空気の流れの方向とを互いに逆向きにしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 像担持体上に画像を形成し、この画像を記録用紙に転写するプロセス部と、このプロセス部から記録用紙を受け取り、この記録用紙上に形成された画像を定着する定着部とを備える画像形成装置において、
    前記プロセス部から前記定着部までの前記記録用紙の搬送路に設けられた送風手段を備え、
    前記送風手段は、前記搬送路の空気を吸引するサクションファンと、前記プロセス部と前記定着部との間を横切って流れる空気を排出する排出口と、前記サクションファンから排出された空気を前記排出口へと導くダクトとを有し、
    前記搬送路の空気を吸引する前記サクションファンの吸引口と前記ダクトの排出口とを前記搬送路に記録用紙の搬送方向に並べて設け、
    前記排出口から排出された空気の流れの方向と前記吸引口へと吸引される空気の流れの方向とを互いに逆向きにしたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
    前記吸引口を前記排出口よりも前記プロセス部近くに配置したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の画像形成装置において、
    前記吸引口と前記排出口との離間距離を、前記搬送路上に連続して搬送される複数の記録用紙の離間距離よりも長くしたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記プロセス部を通過した記録用紙の後端を検出する検出手段と、
    前記検出手段により記録用紙の後端が検出されてから規定時間が経過すると、前記サクションファンを停止させる制御手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の画像形成装置において、
    前記送風手段は、前記排出口から排出された空気の一部を前記プロセス部側に流すことを特徴とする画像形成装置。
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