JP5404288B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、電子写真方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関し、特に定着部によって加熱された用紙を冷却する画像形成装置に関する。
電子複写式の画像形成装置においては、感光体上に形成したトナー像を転写部で用紙に転写させるようになっている。トナー像が転写された用紙は定着部に送られ、この定着部で熱と圧力が加えられることにより、トナー像が用紙に定着される。この後、用紙は排紙部から排紙トレイに排出され、排紙トレイ上に積載されていく。
しかし、用紙を冷却せずに、そのまま排出すると、排紙トレイ上に積載した用紙が十分に冷却されず、温度が高いために、排紙トレイ上に積載した用紙の隣り合った面がトナーにより接着されてしまう現象が発生していた(以後、この現象をスティッキング現象という)。このスティッキング現象は、特に、両面印刷の際に、高速印刷の際に、及び低融点トナーを使用した印刷の際に、顕著であった。
このスティッキング現象を緩和するには、定着部から排紙トレイまでの搬送路長を長くして、冷却の時間を稼ぐことが考えられるが、昨今のように、画像形成装置の小型化が進んできたため、この方式も採用できなくなってきた。
そこで、搬送路中で、定着器通過後の用紙に空気を吹き付けて用紙を冷却することが行われている(以下の特許文献1,2参照)。
特開平4−345187号公報 特開平8−171338号公報
ところが、特許文献1及び特許文献2に記載された画像形成装置では、搬送ローラにより吹付けられた空気が遮られて、用紙の搬送ローラにより遮られた部分が効率よく冷却できないといった問題があった。
一方、搬送ローラの軸方向幅を単に狭めるだけでは、用紙を挟持する力が劣り、用紙の搬送性が低下するという問題点もある。
本発明は、上述のごとき事情に鑑みてなされたもので、搬送路中で用紙に空気を吹き付けて冷却して、用紙を早期に冷却し、排紙トレイ上でのスティッキング現象を防止すると共に、搬送路中での用紙への空気の吹き付けにより用紙の搬送性に影響して、用紙の捲れ、用紙の折れ、用紙の破損、及び用紙のジャムを防止することのできる画像形成装置を提供することである。
本発明は、用紙に画像を形成する画像形成部と、画像形成後の用紙に画像を加熱定着させる定着部とを具備する画像形成装置において、
前記定着部による加熱定着後の用紙を搬送する搬送路と、
前記搬送路に設けられた2個の搬送ローラからなる、用紙搬送方向上流側の第1搬送ローラ対、及び、下流側の第2搬送ローラ対と、
第1搬送ローラ対の上流側に設けられた搬送路内の用紙の有無を検出する第1用紙センサ及び、第2搬送ローラ対の下流側に設けられた搬送路内の用紙の有無を検出する第2用紙センサと、
冷却風の風量の大小を制御可能な冷却ファン及び前記搬送路に配置されて該冷却ファンからの冷却風を送る冷却ダクトからなる冷却機構と、
を備え、
記録媒体を挟持する前記搬送ローラ対のうち、少なくとも冷却風が当る側にある搬送ローラ対は、記録媒体との接触部が断続的になるように形成されており、
搬送された用紙を第1用紙センサ及び第2用紙センサで検出した結果に基づき、上流側の第1搬送ローラ対が用紙先端を挟持してから下流側の第2搬送ローラ対に用紙先端が挟持されるまで、前記冷却機構では第2の風量で冷却風を送風し、
第1搬送ローラ対及び第2搬送ローラ対が共に用紙を挟持した場合に、前記冷却機構では第2の風量よりも大きな第1の風量で冷却風を送風するようにしたことを特徴とする画像形成装置である。
こうして、搬送ローラ対により風が遮られて、搬送ローラにあたる部分だけ冷却しにくいという問題を解消すると共に、記録媒体搬送時の記録媒体の挟持力の低下の防止とを両立させる。
また、前記冷却ダクトからの記録媒体に対する空気の吹付け方向が、ほぼ垂直の場合は、前記冷却ダクトの搬送方向の上流側と下流側の両方の冷却風が当る側にある搬送ローラを、記録媒体と断続的に接触する形状に形成することを特徴とする。
こうして、冷却ダクトの上流側と下流側の両方において、空気の搬送ローラに遮られる部分が少なくなり、記録媒体を効率的に冷却できる。
また、前記搬送ローラ対の一方の搬送ローラである従動ローラが記録媒体と断続的に接触する形状に形成されていることを特徴とする。
こうして、駆動ローラを記録媒体と断続的に接触する形状に形成に形成するよりも、従動ローラをこのような形状にすることによって記録媒体の搬送力が向上する。
また、前記冷却ダクトは、記録媒体との接触部が断続的になるように形成されている搬送ローラに、直接的に空気を吹き付ける位置に配置したことを特徴とする。
こうして、記録媒体の捲れや折れ等の搬送性の不良が生じにくい。また、搬送ローラと吹付けダクトとがほぼ同じ位置になるので、記録媒体の冷却用の搬送ローラ対と冷却ダクトとを並置する場合に比して、搬送路長を短くでき、装置の小型化を図ることができる。
また、前記冷却ダクトに、記録媒体との接触部が断続的になるように形成されている一方の搬送ローラである従動ローラを回転可能且つ一体的に形成し、該従動ローラを他方の搬送ローラである駆動ローラに当接するように取り付けたことを特徴とする。
こうして、駆動ローラを吹付けダクトと一体にするよりも、駆動との接続が無い分、構造が簡単になる。
また、搬送ローラへの空気の吹付け方向は、搬送方向の下流側であり、搬送ローラの下流側の排出ローラも記録媒体との接触部が断続的になるように形成されていることを特徴とする。
こうして、記録媒体の先端が搬送ローラに挟持されてから、記録媒体の後端が搬送ローラから離れるまで、記録媒体へと空気を吹き付けられ、吹き付けた空気が機外へと用意に排出できるので、効率的に記録媒体を冷却することができる。
また、前記搬送路は、前記定着部による加熱定着直後の記録媒体を搬送する定着直後搬送路と、前記定着直後搬送路に接続して排出口へ搬送する排出搬送路と、を有し、
前記搬送ローラ対は、前記排出搬送路に設けられたことを特徴とする。
こうして、定着部から離れた排出搬送路に冷却ダクトを設けることになり、定着部の温度低下の影響を抑えることができる。
また、前記定着直後搬送路は、定着部から略垂直方向に伸び、
前記排出搬送路は、略水平方向に配置されて前記定着直後搬送路に接続し、
前記冷却ダクトが前記第1搬送ローラ対と前記第2搬送ローラ対との間に配置され、前記冷却ダクトの搬送方向下流に位置する搬送ローラを記録媒体との接触部が断続的になるように形成したことを特徴とする。
こうして、定着部の熱の影響が少なくできて、より効率的に記録媒体を冷却できると共に、上流側冷却風が流れにくいので、定着器周囲の空気のかく乱を小さくできて、定着部の温度が低下しにくく、無駄に電力を消費することがない。
本発明によれば、用紙を挟持する搬送ローラ対のうち、少なくとも冷却風が当る側にあるローラは、記録媒体との接触部が断続的になるように形成されていることで、記録媒体の搬送の際に、記録媒体を挟持する力を低下させることなく、搬送路中で記録媒体の冷却を効率的にすることができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を表す概略断面図である。 第2搬送路における冷却機構の第1実施形態を示す構成図である。 第2搬送路における冷却機構の第1実施形態を示す斜視図である。 第1実施形態の冷却ダクトを示す図であり、(a)は平面図、(b)はA−Aにおける断面図である。 画像形成装置の冷却機構に関するブロック図である。 用紙への冷却の手順を示すフローチャートである。 片面印刷モード、あるいは両面印刷モードの両面印刷済みの場合の用紙搬送と冷却を示す説明図である。 両面印刷モードの片面側印刷の場合の用紙搬送と冷却を示す説明図である。 第2搬送路における冷却機構の第2実施形態を示す構成図である。 第2搬送路における冷却機構の第3実施形態を示す構成図である。 第2搬送路における冷却機構の第4実施形態を示す構成図である。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに、図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置Xの構成を表す概略断面図である。
まず、図1を用いて、本発明の一実施形態に係る画像形成装置Xの構成について説明する。画像形成装置Xは、複写機能及びプリンタ機能を併せ持つ複合機である。
本画像形成装置Xは、印刷モードとしてコピアモード(複写モード)、プリンタモード、FAXモードを有しており、不図示の操作部からの操作入力や、パーソナルコンピュータ等の外部ホスト装置からの印刷ジョブの受信に応じた印刷モードが、図1に不図示の制御部(後述する図5の制御部101)によって選択される。
図1に示すように、本画像形成装置Xは、大きく分けて、最上部の原稿読み取り部1と、その下方に配置されたプリンタ部(画像形成部)2と、そのさらに下方に配置された給紙ユニット部3とを備えている。
原稿読み取り部1は、装置の外装前面部に配置される操作パネル(不図示)上の条件入力キー(印刷枚数/印刷倍率等々)の入力後に、操作パネルのスタートキーが操作されるとコピー動作を開始し、プラテンガラス31上に載置された原稿の画像を読み取る。即ち、コピーランプユニット32のコピーランプ32a(光源)が点灯し、コピーランプユニット32が水平移動しながら原稿への露光が開始される。コピーランプ32aにより原稿に照射された照射光は、原稿の画像情報を含む反射光(原稿からの反射光)となり、該反射光は、コピーランプユニット32に設けられた第1ミラー32bから第2ミラー33、第3ミラー34、光学レンズ35から、CCD36へ入力されることによって読み取られる。
このようにして読み取られた画像情報は、不図示の制御部が備えるCCD回路で、光の画像情報が電気的信号に変換され、その画像情報信号は、設定された条件で画像処理が行われ、光走査ユニット6へプリントデータとして送信される。
プリンタ部2は、記録媒体(用紙)に現像剤(トナー)による画像形成を行う電子写真プロセス部20と、画像形成後の記録媒体を定着ローラ21a(加熱ローラ)と加圧ローラ21bとの間に挟み込むことにより、記録媒体に像(トナー像)を加熱定着する定着ユニット21(定着部)とを具備している。この定着ローラ21aの内部には、ヒータが設けられており、このヒータへの供給電力は、定着ローラ21aの温度を検出する温度センサ21cの検出温度が所定の定着温度に維持されるように、不図示の制御部によって制御される。
電子写真プロセス部20は電子写真プロセス部20の略中央に配置され、感光体ドラム4と、これを中心としてその周囲に配置された、帯電ユニット5と、光走査ユニット6と、現像ユニット7と、転写ユニット8と、クリーニングユニット9とを具備している。
帯電ユニット5は、感光体ドラム4の表面を均一に帯電させるものであり、光走査ユニット6は、均一に帯電された感光体ドラム4上に光像を走査して静電潜像を書き込むものであり、現像ユニット7は、光走査ユニット6によりプリントデータに従って書き込まれた静電潜像を現像剤により顕像化するものである。
また、転写ユニット8は、感光体ドラム4上に記録再現された画像を記録用紙等の記録媒体上に転写するものであり、クリーニングユニット9は、感光体ドラム4上に残留した現像剤を除去して、感光体ドラム4上に新たな画像を記録することができるようにするものである。
なお、このクリーニングユニット9により除去された残留現像剤は、現像ユニット7の現像剤供給部10に回収され、リサイクルされる。なお、本発明に係る画像形成装置は、このように残留現像剤をリサイクルするプロセスを備えているものに限定されるものではなく回収して廃棄する画像形成装置であってもよい。
また、給紙ユニット部3は、複数の記録媒体(記録用紙等)がセットされる給紙トレイ(記録媒体供給部)11・12・13・14を備え、これにより、記録媒体としての多彩な用紙を例えばサイズ毎に各給紙トレイ11〜14に分別して収容することができる。
給紙トレイ11と給紙トレイ12とは、互いに並列配置され、これらの下側に給紙トレイ13が配置され、その下側に給紙トレイ14が配置されている。ここで、給紙トレイ13及び給紙トレイ14の各容量は、同程度の容量に構成されている。これに対し、給紙トレイ11及び給紙トレイ12の容量は、給紙トレイ13及び給紙トレイ14の容量よりも大きく構成されている。
そして、給紙ユニット部3は、給紙トレイ11〜14に収容された用紙(記録媒体)をプリンタ部2に向かって搬送するために、第4搬送路15と第5搬送路16とを備えている。この第4搬送路15は、給紙トレイ11・13・14に収容された用紙をプリンタ部2に向かって搬送するものであり、第5搬送路16は、給紙トレイ12に収容された用紙をプリンタ部2に向かって搬送するものである。
また、第4搬送路15は、給紙ユニット部3のフレーム17に沿って略鉛直方向に延びている。一方、第5搬送路16は、フレーム17に沿って略水平方向に延びている。このようにして給紙ユニット部3の内部には、給紙トレイ11〜14と、第4搬送路15と、第5搬送路16とが効率よく配置され、給紙ユニット部3の省スペース化が実現されている。
なお、各給紙トレイ11〜14に用紙をセットする場合は、当該画像形成装置X本体の前面側方向に目的の給紙トレイ11〜14を引き出して用紙の補給を行う。
当該画像形成装置Xにおいて記録媒体に画像形成が行われる際には、給紙トレイ11〜14の中から1つのトレイが選択され、選択されたトレイから用紙が1枚ずつ分離して搬出される。
給紙トレイ11〜14から搬出(供給)された用紙(記録媒体)は、第4若しくは第5搬送路15、16を経由後、第3搬送路41を上方向へ搬送されて感光体ドラム4と転写ユニット8との間に供給される。そして、供給された用紙に、転写ユニット8によって感光体ドラム4上に記録再現された画像が転写される。画像形成後の用紙は、さらに上方に配置された定着ユニット21(定着部)に搬送され、該定着ユニット21においてトナー像が加熱定着される。
そして、前記定着ユニット21による加熱定着後の用紙は、第1搬送路(定着直後搬送路)42内に送出されることによってさらに上方向へ導かれ、さらに、前記定着ユニット21の上方に配置された第2搬送路43へ搬送される。第2搬送路43は、後述するように、排出搬送路であり、かつ両面印刷におけるスイッチバック搬送路でもある。
前記第2搬送路43は、前記第1搬送路42を通過した用紙(加熱定着後の用紙)を略水平方向へ方向転換させて搬送する経路であり、これにより用紙の装置外の排紙トレイ2aへの排出若しくは後処理装置(不図示)への送出がなされる、又は用紙がスイッチバックにより第6搬送路(両面搬送路)44へ再循環されて用紙両面への画像形成が行われる。
本画像形成装置Xのように、用紙を上方向に搬送しながら加熱定着を行うタイプの場合、用紙が上昇する(上方向へ搬送される)とともに、前記定着ユニット21で発生する高温の空気も上昇するため、加熱定着後の用紙が冷却されにくい。さらに、前記原稿読み取り部1(前記画像読み取り手段の一例)における前記コピーランプユニット32の停止位置となる部分は、前記第1搬送路42及び第2搬送路43の上方(即ち、前記定着ユニット21の上方)に配置されているため、前記定着ユニット21による加熱空気が上昇することにより異常高温となりやすく、これが前記コピーランプユニット32の故障の原因となる。
そこで、本画像形成装置Xは、前記第2搬送路43と前記原稿読み取り部1の前記コピーランプユニット32(の停止位置)部分との間に排気ダクト51が配置され、これを通じて前記第2搬送路43の上方の空気が強制排気されるよう構成されている。即ち、前記第2搬送路43の上方の空気は、前記排気ダクト51によってその下方に設けられた開口から画像形成装置Xの側面(図1に向かって左側の側面)へ導かれ、その側面に設けられた排気ファン52によって装置外(他の位置)へ強制排気される(前記排気ダクト51及び前記排気ファン52が前記排気手段の一例)。
前記排気ダクト51は、前記定着ユニット21に対しては、前記第2搬送路43を介して配置されるので、該第2搬送路43及びそれを通過する用紙が前記定着ユニット21周囲の空気の移動に対する遮蔽部材の役割を果たし、従来のように前記定着ユニット21の近傍に排気ダクトを配置する場合に比べ、前記定着ユニット21から必要以上に熱を奪う(冷却する)ことがなく、定着温度を維持するために前記定着ユニット21(の加熱ヒータ)の消費電力が増大することがない。
なお、本実施の形態における前記排気ダクト51は、前記第2搬送路43の上方の位置から装置外(側面)へ空気を導くものであるが、スペース的に許されるのであれば、例えば、前記第2搬送路43の上方の位置の空気の全部又は一部を前記定着ユニット21(前記他の位置の一例)へ循環させるよう構成して前記定着ユニット21の更なる省電力化を図ること等も考えられる。
ここで、前記排気ダクト51は、前記原稿読み取り部1(画像読み取り手段)を支持する支持部材50により形成されている。
第2搬送路43には、用紙を冷却するための冷却機構が備えられており、以下に詳しく説明する。
<第1実施形態>
図2は、第2搬送路43における冷却機構の第1実施形態を示す構成図、図3は第2搬送路43における冷却機構の第1実施形態を示す斜視図、図4は第1実施形態の冷却ダクトを示す図である。図4(a)は平面図、図4(b)はA−Aにおける断面図である。
図2に示すように、各搬送路42,43,44は、上搬送ガイド71と下搬送ガイド72からなり、用紙Pが上搬送ガイド71と下搬送ガイド72の間を搬送される。
第2搬送路43には、所定の間隔で第1搬送ローラ対60と第2搬送ローラ対63が備えられており、第2搬送ローラ対63の先が用紙の排出口80となっている。第1搬送ローラ対60のニップと第2搬送ローラ対63のニップとの間隔L1は、使用する最小用紙長よりも短くしてある。
第1搬送ローラ対60は上側の従動ローラ61と下側の駆動ローラ62で構成され、第2搬送ローラ63は上側の従動ローラ64と下側の駆動ローラ65で構成されている。
図3に示すように、第1搬送ローラ対60及び第2搬送ローラ63は、ローラの回転軸方向(用紙幅方向)にそれぞれ2組備えられている。用紙Pは、従動ローラ61,64と駆動ローラ62,65に挟持されて、駆動ローラ62,65の回転駆動により排出口80へ搬送される。
ここで、図3に示すように、従動ローラ61,64は、用紙に対して断続的に接触する構造である。
例えば、幅の小さい複数のローラを組み合わせて構成してもよいし、ローラ径の大きなローラと小さなローラを組み合わせて構成してもよい。こうして、冷却ダクトP78からの送風は、上流側及び下流側の両方に向かい、第1搬送ローラ対60の従動ローラ61及び第2搬送ローラ対63の従動ローラ64の用紙との空隙部分を通り抜けて上流側及び下流側へ流れる。こうして、用紙に吹き付けられた空気が従動ローラに遮られて、冷却されにくくなるのを防止することができ、用紙を効率的に冷却可能となる。
また、この断続的に用紙に接触する構造は、搬送ローラ対の用紙に対するグリップ力が、低下するのを防止する目的もある。
また、図2に示すように、第1搬送路42と第2搬送路43の接続部から第1搬送ローラ対60まで、少なくとも所定長L2だけ水平方向に平坦部が設けられている。これは、第2搬送路43に沿って冷却風が上流側に流れやすいようにして、上流側から搬送されてくる用紙の冷却効果を上げようとするものである。
また、第2搬送路43には、定着ユニット21から用紙を搬送する第1搬送路42と、用紙をスイッチバックして再循環させて用紙の裏面印刷を行なうための第6搬送路44が接続されている。そして、この接続部分にゲート73が取り付けられている。ゲート73は、回動自在に取り付けられており、図2に示すように、上方向に回動して搬送路42と搬送路43を連通させ(ゲート73のこの位置を第1ポジションとする)、また下方向に回動して搬送路43と搬送路44を連通させて(ゲート73のこの位置を第2ポジションとする)、用紙を案内可能になっている。
図2に示すように、第1搬送ローラ対60の上流側には第1用紙センサ74が備えられ、第2搬送ローラ対63の下流側には第2用紙センサ75が備えられている。
これら用紙センサ74,75は、第2搬送路43を挟んで上下に発光部と受光部を有しており、搬送路内の用紙の有無を検知する。
第1用紙センサ74は、用紙のスイッチバックのタイミングセンサを共用している。第2用紙センサ75は、用紙の搬送後端を検知することで、排紙の完了を検知する。
なお、用紙センサは、アクチュエータ式等の他の検知方式のセンサでもよい。
第2の搬送路43には、冷却機構76が備えられており、搬送される用紙に冷却風を吹き付けて冷却する。冷却機構76は、冷却ファン77と冷却ダクト78からなる。
冷却ダクト78は、第1搬送ローラ対60と第2搬送ローラ対63の間に配置され、外部からの空気を、搬送されている用紙Pへほぼ垂直に導く。図3及び図4に示すように、冷却ダクト78は、矩形上の枠体であり、長さは用紙の全幅(搬送方向に直交する方向の用紙幅)を冷却できるサイズを有している。従動ローラ61は、冷却ダクト78は、図4に示すように搬送方向にリブ84が形成されて軸方向に断続的に開口して空気吹き出し口79を形成する構造となっており、リブ84が搬送ガイドも兼ねている。図2に示すように、上搬送ガイド71は、冷却ダクト78の設置部分が開口しており、ここから冷却ダクト78に案内された冷却空気が送り込まれて第1搬送ローラ対60に挟持されている用紙が冷却される。空気は装置外部から取り入れられ、冷却ファン77により冷却ダクト78に送り込まれる。
図5は、画像形成装置の冷却機構に関するブロック図である。画像形成装置は、前述のように制御部101によって制御される。すなわち、制御部101は、用紙センサ74,75による検出値や記憶部102に予め登録された設定値に従って、搬送ローラ対60,63、用紙センサ74,75、ゲート73、冷却ファン77を制御する。また、後述するタイマーT1,T2を設定する。
次に、冷却機構による冷却動作について説明する。
図6は用紙への冷却の手順を示すフローチャート、図7は、片面印刷モード、あるいは両面印刷モードの両面印刷済みの場合の用紙搬送と冷却を示す説明図、図8は両面印刷モードの片面側印刷の場合の用紙搬送と冷却を示す説明図である。
ここで、用紙Pが第1搬送ローラ60と第2搬送ローラ対63に挟持されたときの最大送風量を第1の風量として、これを基準にこれより弱い送風量を第2の風量として説明する。
図7(a)に示すように、用紙搬送を開始するにあたり、制御部101は、ゲート73を上方に回動し第1ポジションとして第6搬送路44を閉じ、第1搬送路42と第2搬送路43を連通させ、定着ユニット21を通過した用紙が第1搬送路42から第2搬送路43へ用紙の搬送が開始される(ステップS1)。このとき、冷却機構76による送風は停止されている。第1用紙センサ74が用紙先端を検知した場合(ステップS2;Yes)、その検出信号を受けた制御部101は、タイマーT1をセットする(ステップS3)。第1用紙センサ74が第1搬送ローラ対60のニップよりも上流で冷却ダクト78の外側に配置されているため、第1搬送ローラ対60のニップに用紙先端が噛み込むための時間をタイマーT1とするものである。タイマーT1のセット値は、予め記憶部102に登録されており、制御部101はそれを記憶部102から読み出してタイマーT1をセットする。
タイマーT1をスタートさせ(ステップS4)、タイマーT1がセット値(所定時間)をカウントアップした場合(ステップS5;Yes)、図7(b)に示すように、制御部101は、所定の回転速度で冷却ファン77の回転を開始して、弱い送風量(第2の風量)で送風を開始する(ステップS6)。この場合の風量を確保する冷却ファン77の回転速度などの設定値は記憶部102に予め記憶されており、この値を制御部101が読み出して冷却ファン77を駆動する。第2の風量の設定値は、用紙の搬送不良を生じない値に設定されている。こうして、第1搬送ローラ対60に用紙が挟持された状態で送風を開始し、しかも送風量も弱いので、第1搬送ローラ対60のニップに用紙が挟持されるときに送風による用紙の捲れ等が生じにくく、搬送性の不良を防止できる。また、冷却風は従動ローラ61の空隙を通り抜け、第1搬送ローラ対60に対して用紙の上流側も十分冷却する。
また、この送風量とは、用紙の種類(用紙サイズ、用紙厚さ、用紙の目(繊維方向が搬送方向に対して平行か直交か等))に応じた値であり、これにより用紙の搬送性の不良を防止する。この場合の冷却ファン77の回転速度などの設定値は記憶部102に予め記憶されており、この値を制御部101が用紙の種類に応じて読み出して冷却ファン77を駆動する。用紙種類については、給紙トレイに用紙を収容する際に、ユーザが操作部から入力してもよいし、検出センサにて検出して制御部101が自動的に設定してもよい。
用紙搬送を継続し、図7(c)に示すように、第1搬送ローラ対60と第2搬送ローラ対63とに、用紙Pが挟持された状態となる。そして、第2用紙センサ75が用紙先端を検知したかを制御部101が確認する(ステップS7)。制御部101は、用紙先端を検知したことを確認したとき(ステップS7;Yes)、冷却ファン77の回転速度を高速に切り替えて、送風量を更に増加させて第1の風量とし、単位時間当たりの送風量を大にする(ステップS8)。こうして、さらに冷却効果を高めるとともに、第1搬送ローラ対60と第2搬送ローラ対63の両方で用紙を挟持しているので、用紙を安定して搬送できる。また、冷却風は従動ローラ61の空隙を通り抜け、第1搬送ローラ対60に対して用紙の上流側も十分冷却する。この場合の冷却ファン77の回転速度についても、記憶部102に予め登録されており、制御部101はこの値に従って冷却ファン77を駆動する。
用紙搬送が継続され、用紙Pは第2搬送ローラ対63の下流側へ搬送される。このとき、冷却風は従動ローラ64の空隙を通り抜け、第2搬送ローラ対63に対して用紙の下流側も十分冷却する。
次に図7(d)に示すように、第1用紙センサ74が用紙Pの後端を検知したかを制御部101が確認する(ステップS9)。用紙Pの後端を検知した場合(ステップS9;Yes)、制御部101が片面印刷モードか否かを確認する(ステップS10)。片面印刷モードであれば(ステップS10;Yes)、タイマーT2をセットする(ステップS11)。ここでタイマーT2は、用紙が吹き出し口79を通過するまでの時間である。制御部101は、タイマーT2をスタートさせ(ステップS12)、タイマーT2がアップしたかを確認する(ステップS13)。図7(e)に示すように、タイマーT2がセット値をカウントアップするまでは、第1の風量で送風を継続する。タイマーT2がセット値をカウントアップした場合(ステップS13;Yes)、図7(f)に示すように、用紙Pが吹き出し口79を通過したので送風を中断する(ステップS14)。
印刷すべき全用紙が吹き出し口79を通過したかを確認し(ステップS15)、全用紙が吹き出し口79を通過していれば処理を終了し、通過していなければステップS2に戻って残りの用紙Pの搬送を行なう。
また、ステップS10において、片面印刷モードではない場合、ステップS16にて両面印刷モードの片側用紙Pであるかを確認する。
両面印刷モードの片側用紙Pでない場合は、ステップS11に進み、タイマーT2をセットする。
両面印刷モードの片側用紙Pであれば、第1搬送ローラ対60と第2搬送ローラ対63を停止し(ステップS17)、図8(a)に示すように、ゲート73を下方に回動し、第2ポジションにし(ステップS18)、第2搬送路43と第6搬送路44を連通させる。
そして、図8(b)に示すように、第1搬送ローラ対60と第2搬送ローラ対63を逆転駆動する(ステップS19)。
図8(c)に示すように、用紙Pが第2搬送ローラ63を通過して第1搬送ローラ60のみに挟持されている状態であっても、制御部101は冷却ファン77を第1の風量で駆動を続ける。
制御部101は、図8(d)に示すように、第1用紙センサ74が用紙後端を検知したかを確認し(ステップS20)、用紙後端を検知した場合にステップS14に進む。
こうして、用紙先端が第1搬送ローラ対60のニップに挟持される前は、送風を停止し、第1搬送ローラ対60に用紙が挟持された場合は、冷却機構により弱い送風量(第2の風量)で冷却を開始し、第1及び第2搬送ローラ60,63に用紙が挟持されたときに最大送風量(第1の風量)で冷却風を当てることで、冷却風により用紙が捲れる等で用紙の搬送不良が生じるのを防止しつつ、用紙の冷却を行うことができる。
両面印刷モードの片面印刷済み用紙は、スイッチバック路への搬入とスイッチバック路からの搬出時の両方の期間に、冷却されるので、用紙を十分に冷却でき、機内に熱が蓄積されない。
また、冷却風が、従動ローラ61,64の空隙部分を通り抜け、第1及び第2搬送ローラ対60,63上流、下流に流れるので、従動ローラ6164に冷却風が遮られることなく、用紙を効率的に冷却できる。また、冷却機構を第2搬送路43に備えて、定着部21から離れているので、定着部21に対する冷却風の影響が少なくて済む。
なお、上流側に冷却風が流れると、定着部周囲に冷却風が流れ込んで定着温度に影響を与える場合は、従動ローラ61を駆動ローラ62と同様の通常の形状とすれば(冷却ダクト78の下流側の従動ローラ64のみを用紙と断続的に接触する形状とする)、上流側への冷却風はある程度第1搬送ローラ対60で遮断できる。
<第2実施形態>
図9は第2搬送路43における冷却機構の第2実施形態を示す構成図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
図2の第1実施形態と同一部分には共通の符号を付す。第1実施形態と異なる部分は、冷却ダクト81の形状であり、図9に示すように冷却ダクト81の搬送路側が上流側へ折れ曲がっている。従って、冷却風は冷却ダクト81に沿って、第1搬送ローラ対60から上流側へ送風される。このため冷却ダクト81の下流側には冷却風はほとんど流れない。そこで第2搬送ローラ対93の従動ローラ94は通常のローラ形状している。冷却風の送風動作は、第1実施形態と同じであるので説明は省略する。
本実施形態では、搬送ローラ対に用紙が挟持された時点で、用紙の搬送方向とは逆向きに空気を吹き付けることになるので、用紙の搬送先端から上流に向けて空気が流れることになり、用紙の折れや捻れがさらに生じにくくなり、より安定的な搬送が可能となるとともに、冷却効果も高い。
なお、用紙に対向して空気を吹き付けることになるので、用紙の捲れ、用紙先端の第1搬送ローラ対60のニップへの噛み込み不良が生じる可能性が高いので、第1搬送ローラ対60と第2搬送ローラ対63に用紙が挟持されていない間は、空気の吹き付けを停止することが望ましい。
<第3実施形態>
図10は、第2搬送路43における冷却機構の第3実施形態を示す構成図である。
図9の第2実施形態と同一部分には共通の符号を付す。第2実施形態と異なる部分は、冷却ダクト82の形状と位置である。図10に示すように冷却ダクト82の搬送路側が上流側へ折れ曲がっており、この点は第2実施形態と同じである。冷却ダクト78は、第1搬送ローラ対60の従動ローラ61を囲うように設けられ、その幅は従動ローラ61が収まるサイズであり、長さは用紙の全幅(搬送方向に直交する方向の用紙幅)を冷却できるサイズを有している。従って、冷却風は冷却ダクト82に沿って、第1搬送ローラ対60から上流側へ送風される。従動ローラ61は断続的に用紙に接触する形状であるので、従動ローラ61の下流側に送風された冷却風も空隙部分を通って上流側に流れる。
また、冷却ダクト82に、用紙との接触部が断続的になるように形成されている従動ローラ61を回転可能且つ一体的に形成し、該従動ローラを駆動ローラに当接するように取り付けている。こうして、駆動ローラ62を冷却ダクト82と一体にするよりも、駆動との接続が無い分、構造が簡単になる。
なお、冷却風の送風動作は、第1実施形態と同じであるので説明は省略する。
本実施形態では、搬送ローラ対に用紙が挟持された時点で、用紙の搬送方向とは逆向きに空気を吹き付けることになるので、用紙の搬送先端から上流に向けて空気が流れることになり、用紙の折れや捻れがさらに生じにくくなり、より安定的な搬送が可能となるとともに、冷却効果も高い。
<第4実施形態>
図11は、第2搬送路43における冷却機構の第4実施形態を示す構成図である。
図10の第3実施形態と同一部分には共通の符号を付す。第3実施形態と異なる部分は、冷却ダクト83の形状であり、図9に示すように冷却ダクト83の搬送路側が下流側へ折れ曲がっている。従って、冷却風は冷却ダクト83にそって、第1搬送ローラ対60から下流側へ送風される。従動ローラ61は断続的に用紙に接触する形状であるので、従動ローラ61の上流側に送風された冷却風も空隙部分を通って下流側に流れ、第2搬送ローラ対63の従動ローラ64も断続的に用紙に接触する形状であるので、冷却風はさらに下流に流れ、用紙を十分に冷却する。
なお冷却風の送風動作は、第1実施形態と同じであるので説明は省略する。
本実施形態では、第1搬送ローラ対60に挟持された状態でさらに下流側に冷却風を吹き付けるので、用紙の折れや捻れを防止して安定的な搬送が可能となるとともに、上流側に配置されている定着部側に空気が流れ込みにくいので、定着部の温度を維持するために無駄に電力を使用することがない。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、第2搬送路43に設けた冷却機構は、定着後の搬送路であればよく、例えば第1搬送路(定着直後搬送路)42や第6搬送路(両面搬送路)44に設けても構わない。
X 画像形成装置
20 電子写真プロセス部
21 定着ユニット
42 第1搬送路
43 第2搬送路
44 第6搬送路
50 支持部材
60,63 搬送ローラ対
61,64,94 従動ローラ
62,65 駆動ローラ
71 上搬送ガイド
72 下搬送ガイド
73 ゲート
74,75 用紙センサ
76 冷却機構
77 冷却ファン
78 冷却ダクト
79 吹き出し口
80 排出口
81,82,83 冷却ダクト
84 リブ

Claims (8)

  1. 用紙に画像を形成する画像形成部と、画像形成後の用紙に画像を加熱定着させる定着部とを具備する画像形成装置において、
    前記定着部による加熱定着後の用紙を搬送する搬送路と、
    前記搬送路に設けられた2個の搬送ローラからなる、用紙搬送方向上流側の第1搬送ローラ対、及び、下流側の第2搬送ローラ対と、
    第1搬送ローラ対の上流側に設けられた搬送路内の用紙の有無を検出する第1用紙センサ及び、第2搬送ローラ対の下流側に設けられた搬送路内の用紙の有無を検出する第2用紙センサと、
    冷却風の風量の大小を制御可能な冷却ファン及び前記搬送路に配置されて該冷却ファンからの冷却風を送る冷却ダクトからなる冷却機構と、
    を備え、
    記録媒体を挟持する前記搬送ローラ対のうち、少なくとも冷却風が当る側にある搬送ローラ対は、記録媒体との接触部が断続的になるように形成されており、
    搬送された用紙を第1用紙センサ及び第2用紙センサで検出した結果に基づき、上流側の第1搬送ローラ対が用紙先端を挟持してから下流側の第2搬送ローラ対に用紙先端が挟持されるまで、前記冷却機構では第2の風量で冷却風を送風し、
    第1搬送ローラ対及び第2搬送ローラ対が共に用紙を挟持した場合に、前記冷却機構では第2の風量よりも大きな第1の風量で冷却風を送風するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記冷却ダクトからの記録媒体に対する空気の吹付け方向が、ほぼ垂直の場合は、前記冷却ダクトの搬送方向の上流側と下流側の両方の冷却風が当る側にある搬送ローラを、記録媒体と断続的に接触する形状に形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記搬送ローラ対の一方の搬送ローラである従動ローラが記録媒体と断続的に接触する形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記冷却ダクトは、記録媒体との接触部が断続的になるように形成されている搬送ローラに、直接的に空気を吹き付ける位置に配置したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記冷却ダクトに、記録媒体との接触部が断続的になるように形成されている一方の搬送ローラである従動ローラを回転可能且つ一体的に形成し、該従動ローラを他方の搬送ローラである駆動ローラに当接するように取り付けたことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 搬送ローラへの空気の吹付け方向は、搬送方向の下流側であり、搬送ローラの下流側の排出ローラも記録媒体との接触部が断続的になるように形成されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記搬送路は、
    前記定着部による加熱定着直後の記録媒体を搬送する定着直後搬送路と、
    前記定着直後搬送路に接続して排出口へ搬送する排出搬送路と、
    を有し、
    前記搬送ローラ対は、前記排出搬送路に設けられたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記定着直後搬送路は、定着部から略垂直方向に伸び、
    前記排出搬送路は、略水平方向に配置されて前記定着直後搬送路に接続し、
    前記冷却ダクトが前記第1搬送ローラ対と前記第2搬送ローラ対との間に配置され、前記冷却ダクトの搬送方向下流に位置する搬送ローラを記録媒体との接触部が断続的になるように形成したことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
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