JP2007199148A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置等の定着手段における連続通紙時の加熱ローラ端部の温度上昇を抑制して、加熱ローラ及び加圧ローラの長寿命化を図った画像形成装置を提供する
【解決手段】用紙Pを搬送する用紙搬送部59と、搬送された用紙P上に入力された画像情報に基づきトナーを用いて顕像化されたトナー像を形成する画像形成部10と、用紙Pに形成された未定着のトナー像を加熱ローラ31と加圧ローラ32とにより該用紙P上に溶融、固着する定着装置30とを備えた画像形成装置1において、加圧ローラ32は、加圧ローラ32の軸芯を構成する芯金部材32aと芯金部材32aの外周を被覆する弾性部材32bとを備え、用紙Pの搬送方向に対して直交する方向の該加圧ローラ32の中央部32cの熱容量が該加圧ローラ32の両端部の熱容量よりも小さいことを特徴とするものとする。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に係り、特に、電子写真方式により形成された画像情報を現像剤によって顕像化して定着ローラにより記録媒体上に定着させて出力する画像形成装置に関する。
従来、複写機あるいはプリンタ等の画像形成装置は、感光体ドラム上に書込み形成された原稿画像の静電潜像を、現像器から供給される現像剤により現像し、その現像剤像(トナー像)を給紙カセット内から供給される記録用紙などの記録媒体上に転写した後、この記録用紙上に転写されたトナー像を、例えば、加熱ローラと加圧ローラとを有する定着装置によって溶融、定着して排紙することにより画像形成プロセスを形成している。
通常、画像形成装置に用いられる定着装置は、加熱ローラ、加圧ローラ及び前記加熱ローラを加熱する熱源を基本的要素として構成されている。このように構成された定着装置により、未定着トナーより成るトナー像が形成された記録用紙が加熱ローラと加圧ローラとの圧接部に導かれ、記録用紙上のトナー像は、その圧接部を通過する時、加熱ローラ表面から熱を受け、現像剤が溶融するとともに両ローラの圧接力によって記録用紙上に固着される。
近年、画像形成装置は、80枚/分以上の出力を可能にする高速タイプの装置の開発が進んでいる。しかしながら、画像形成装置におけるトナー像を記録用紙に定着させる定着装置では、搬送された記録用紙上のトナー像(画像情報)を該記録用紙上に溶融/固着することが必須条件であるが、画像形成装置を設置する設置条件、すなわち、一般的な電源コンセントは概ね100V、15A仕様のため、最大諸費電力は1,500Wが上限であるため、高速化に対応するための消費電力の大幅な増加が期待できないのが現状である。
そこで、定着消費電力を有効利用するために、加熱ローラ内部にメインヒータ(小サイズ用紙対応ヒータ)、及びサブヒータ(メインヒータと合わせて大サイズ用紙対応ヒータ)を配置して、加熱ローラを効率よく加熱するようにしたものが一般的に知られている。
また、従来技術として、加熱ローラを、所定熱容量を蓄積できる肉厚ローラ、若しくは加熱源の熱量がローラ表面に素早く伝達できる薄肉ローラで構成し、一方、加圧ローラを、搬送される記録用紙への溶融トナーの投鋲作用を増進するため弾性部材(一般的にはゴム材)を芯金部材に被覆し、加熱ローラに対し所定圧力を加圧可能に構成したものが知られている(特許文献1を参照)。
ここで、従来の定着手段の構成の一例について、図面を参照して説明する。
図10は従来の画像形成装置に搭載される定着装置を構成する加熱ローラと加圧ローラの構成を示す概略側面図、図11は前記加熱ローラと加圧ローラの構成を示す概略断面図である。
画像形成装置等に搭載される定着装置130は、図10、図11に示すように、加熱ローラ131と加圧ローラ132とを備え、この加熱ローラ131と加圧ローラ132とにより記録用紙(以下、用紙と称する。)Pを挟持した状態で加熱ローラ131を回転させて、加熱ローラ131と加圧ローラ132との間を通過させることにより、図示しない画像形成部において用紙P上に転写されたトナー像を溶融して用紙Pに定着するようにされている。
このように定着ローラを構成する加熱ローラ131と加圧ローラ132は、用紙Pがその間を通過する際に所定の圧力で狭持するように配置されている。
加熱ローラ131の外周部には、その外周面の中央部付近の表面温度を検出する非接触型サーミスター135aと、ローラ端部付近の表面温度を検出する接触型サーミスター135bが設けられている。
加熱ローラ131は、筒状の芯金部材131aを備え、その芯金部材131aの外周部をシリコンゴム等の耐熱性を有する弾性部材131bによって所定の厚さで被覆されたものであって、芯金部材131aの内部空間にはメインヒータ133とサブヒータ134とが加熱ローラ131の軸線方向に沿って延設配置されている。
メインヒータ133は、加熱ローラ131の軸線方向の中央部131c付近に発熱体133aが設けられ、加熱ローラ131の中央部131c付近を加熱するようになっている。
一方、サブヒータ134は、メインヒータ133の発熱体133aの両端部133b、133c付近から加熱ローラ131の軸線方向に沿った両端部131d,131e付近に渡りそれぞれ発熱体134b,134cが設けられ、大きなサイズの用紙の側端部に対向する加熱ローラ131の両端部131d,131e付近を加熱するようになっている。
メインヒータ133は、主に小さなサイズの用紙を定着処理する場合に用いられ、サブヒータ134は、大きなサイズの用紙を定着処理する場合にメインヒータ133と合わせて用いられる。
このように構成されたメインヒータ133とサブヒータ134とは、図示しない加熱ヒータ温度制御手段により、現像剤像の用紙への定着処理が行われる際に用紙サイズに対応して加熱ローラ131の表面温度を所定の温度に保つ様に制御されている。
加圧ローラ132は、柱状の芯金部材132aを備え、その芯金部材132aの外周部をシリコンゴム等の耐熱性を有する弾性部材132bによって被覆して略均一な外径の円筒状に構成され、加熱ローラ131の軸線方向に沿って平行に当接するように配置されている。
ここで、加熱ローラ131の温度制御の一例を示す。
図12は画像形成装置の運転待機中における加熱ローラと加圧ローラの表面温度分布を示す説明図、図13は前記加熱ローラのヒータの配熱分布を示す説明図、図14は前記定着装置により小サイズ用紙の定着処理を行うときの加熱ローラと加圧ローラの表面温度分布を示す説明図、図15は前記定着装置により大サイズ用紙の定着処理を行うときの加熱ローラと加圧ローラの表面温度分布を示す説明図である。
画像形成装置が運転待機中の場合には、メインヒータ133及びサブヒータ134は、図12に示すように、加熱ローラ131の表面温度が軸線方向に渡り略均一に200度付近になるように制御され、この時の加圧ローラ132の表面温度が軸線方向に渡り均一に略120〜130度付近になるようになっている。
また、サブヒータ134は、図13に示すように、ローラ端部からの放熱を考慮して加熱ローラ131の両端部(図中に示す破線の範囲A2の部分)がより加熱されるような配熱分布となっている。
通常、画像形成装置における加熱ローラの表面温度は、定着に必要な温度設定として約180〜200℃(定着設定温度)で制御されるが、加圧ローラの表面温度の制御はなされず、加熱ローラと加圧ローラとの圧接部(定着ニップ部)からの熱伝達により、概ね120〜150℃の範囲となっているのが一般的である。
特開2004−144224号公報
上述した構成において、画像形成装置に印字要求があると加熱ローラ131及び加圧ローラ132の表面温度は、図14,15に示すように、用紙の通過部分では通紙および未定着トナーを溶融/固着するために熱が奪われるために温度低下が起こる。
定着設定温度に対して加熱ローラ131の表面温度が低下した場合、安定した定着処理を行うために温度コントロールされるが、温度が低下する部分は、図14,15に示すように、それぞれのローラの用紙が通過部分(通紙部)である。
しかしながら、それぞれのローラの非通紙部分では温度の低下が起こらないため、通紙部の温度低下を補正するために昇温制御を行うと、用紙の非通紙部、特に加熱ローラ131及び加圧ローラ132の両端部での温度上昇が大きくなって定着設定温度より高くなるという問題が生じる。
このような構成による定着装置により連続通紙が行われると、非通紙領域における加熱ローラの温度上昇が大きくなり、その結果、加熱ローラ131及び加圧ローラ132のライフ特性の低下を招来する。
本発明は、上記従来の問題点を鑑みてなされたものであって、画像形成装置等の定着手段における連続通紙時の加熱ローラ端部の温度上昇を抑制して、加熱ローラ及び加圧ローラの長寿命化を図った画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明に係る画像形成装置の構成は、次の通りである。
請求項1に記載した画像形成装置は、記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、搬送された記録媒体上に入力された画像情報に基づき現像剤を用いて顕像化された現像剤像を形成する画像形成手段と、前記記録媒体に形成された未定着の現像剤像を加熱ローラと加圧ローラとにより該記録媒体上に溶融、固着する定着手段とを備えた画像形成装置において、前記加圧ローラを、該加圧ローラの軸芯を構成する芯金部材と該芯金部材の外周を被覆する弾性部材とを備え、記録媒体の搬送方向に対して直交する方向の該加圧ローラの中央部の熱容量が該加圧ローラの両端部の熱容量よりも小さくすることを特徴とするものである。
請求項2に記載した画像形成装置は、請求項1に記載した構成に加えて、前記弾性部材の構成を、記録媒体の搬送方向に対して直交する方向の記録媒体の中心部に対向する位置の被覆厚さを該記録媒体の両端部に対向する位置の被覆厚さよりも薄く形成することを特徴とするものである。
請求項3に記載した画像形成装置は、請求項1または2に記載した構成に加えて、前記芯金部材の構成を、略円柱状の外形で、記録媒体の搬送方向に対して直交する方向の記録媒体の中心部に対向する位置の外径が該記録媒体の両端部に対向する位置の外径よりも大きく形成することを特徴とするものである。
請求項4に記載した画像形成装置は、請求項2または3に記載した構成に加えて、前記弾性部材の構成を、前記定着手段による連続定着処理中の加熱ローラの表面温度が軸線に沿った方向で略均一となるように、設定された前記加熱ローラの表面温度に対応して前記加圧ローラの軸線に沿った方向の被覆厚さを異ならせて形成することを特徴とするものである。
請求項1に記載した発明によれば、記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、搬送された記録媒体上に入力された画像情報に基づき現像剤を用いて顕像化された現像剤像を形成する画像形成手段と、前記記録媒体に形成された未定着の現像剤像を加熱ローラと加圧ローラとにより該記録媒体上に溶融、固着する定着手段とを備えた画像形成装置において、前記加圧ローラを、該加圧ローラの軸芯を構成する芯金部材と該芯金部材の外周を被覆する弾性部材とを備え、記録媒体の搬送方向に対して直交する方向の該加圧ローラの中央部の熱容量が該加圧ローラの両端部の熱容量よりも小さくすることで、定着手段における連続通紙時の加熱ローラ端部の温度上昇を抑制して、加熱ローラ及び加圧ローラの長寿命化を図ることができる。
また、請求項2〜4に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明で得られる上記共通の効果に加え、次の効果を得ることができる。
すなわち、請求項2に記載した発明によれば、請求項1に記載の発明で得られる効果に加えて、前記弾性部材の構成を、記録媒体の搬送方向に対して直交する方向の記録媒体の中心部に対向する位置の被覆厚さを該記録媒体の両端部に対向する位置の被覆厚さよりも薄く形成することで、加圧ローラの中央部付近と比較して両端部付近の弾性部材による蓄熱量を大きくできるので、加熱ローラの両端部の温度上昇を抑制することができる。
請求項3に記載した発明によれば、請求項1または2に記載の発明で得られる効果に加えて、前記芯金部材の構成を、略円柱状の外形で、記録媒体の搬送方向に対して直交する方向の記録媒体の中心部に対向する位置の外径が該記録媒体の両端部に対向する位置の外径よりも大きく形成することで、加圧ローラの中央部付近と比較して両端部付近の弾性部材が占める割合を多くとることができる。
請求項4に記載した発明によれば、請求項2または3に記載の発明で得られる効果に加えて、前記弾性部材の構成を、前記定着手段による連続定着処理中の加熱ローラの表面温度が軸線に沿った方向で略均一となるように、設定された前記加熱ローラの表面温度に対応して前記加圧ローラの軸線に沿った方向の被覆厚さを異ならせて形成することで、加熱ローラ及び加圧ローラの通紙部と非通紙部との温度変化を少なくすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1,2は本発明を実施する形態の一例であって、図1は本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体の構成を示す斜視図、図2は前記画像形成装置の内部の構成を示す側面断面図である。
本実施形態に係る画像形成装置1は、原稿Gの画像情報を読取る原稿読取装置40Aを備え、該原稿読取装置40Aによって読取られた原稿Gの画像情報を電子写真方式によりトナーを用いて記録媒体となる所定のシート状の記録用紙(以下、用紙と称する。)P上にトナー像として顕像化し、定着装置によってそのトナー像を用紙P上に溶融、定着させて出力するものである。
まず、本実施形態に係る画像形成装置1の全体構成について図面を参照して説明する。
画像形成装置1は、図1,図2に示すように、装置本体1aの上面部に、原稿Gが載置される透明ガラスからなる原稿載置台2が設けられている。
この原稿載置台2の上方には、自動原稿処理装置40が設けられ、一方、この原稿載置台2の下方には、原稿Gの画像情報を読取る原稿読取り部であるスキャナ部3が配置されている。
これら原稿載置台2、スキャナ部3及び自動原稿処理装置40等により原稿読取装置40Aが構成されている。
スキャナ部3の下方には、画像形成部10、定着装置(定着部)30及び排紙部22が構成され、さらに、その下方には、記録媒体たる用紙Pが収容された給紙カセット23が配設されている。
スキャナ部3は、図2に示すように、原稿載置台2の下方に配置されて平行に往復移動する第1の走査ユニット4及び第2の走査ユニット5と、光学レンズ体6と、光電変換素子(CCD)7を備えた原稿画像読取りユニットにて構成されている。
図2において、スキャナ部3の光路は一点鎖線で示している。
第1の走査ユニット4は、露光ランプ4Aと、この露光ランプ4Aからの光を原稿画像表面に露光させるリフレクタ4Bと、このリフレクタ4Bを介して露光され反射される原稿からの反射光像を所定の方向に向かって導くための第1のミラー4Cとを有し、原稿載置台2の下面に対して一定の距離を保ちながら所定の走査速度で平行に往復移動制御されるようになっている。
第2の走査ユニット5は、第1の走査ユニット4の第1のミラー4Cにより導かれた原稿からの反射光像を、更に所定の方向に向かって導くための第2のミラー5A及び第3のミラー5Bを有し、第1の走査ユニット4と一定の速度関係を保って平行に往復移動制御されるようになっている。
光学レンズ体6は、第2の走査ユニット5の第3のミラー5Bにより導かれた原稿画像の反射光の光路上に配置され、その光像を光電変換素子7に結像させるものである。
光電変換素子(例えばCCD(電荷結合素子))7は、光学レンズ体6により結像された原稿画像の光像を読取って電気信号に光電変換することによって原稿画像情報(原稿画像データ)を作成するものであり、その原稿画像情報を後述する画像処理部57(図5を参照)に向けて出力する。
画像処理部57は、光電変換素子7が出力した原稿画像情報を、解像度や濃度等が印字に適した印字用画像情報(印字用画像データ)に画像処理するものである。画像処理後の印字用画像情報は、レーザスキャニングユニット(LSU)8の画像データ入力部へと転送されるようになっている。
レーザスキャニングユニット8は、画像処理部57から出力された印字用画像情報に応じたレーザ光を、画像形成部(画像形成プロセス)10を構成する感光体ドラム11の表面に照射する。これにより、感光体ドラム11に印字用画像情報の静電潜像が書込み形成されるようになっている。
画像形成部10は、図2に示すように、主に、矢印方向に回転駆動する感光体ドラム11と、この感光体ドラム11の表面を所定の電位に帯電させる主帯電器12と、感光体ドラム11表面に静電潜像の形成用のレーザ光を照射するレーザスキャニングユニット8と、そのレーザスキャニングユニット8からのレーザ光の照射によった静電潜像をトナーにより現像して顕像化する現像装置13と、この現像装置13にて顕像化された原稿画像のトナー像を後述する給紙カセット23から給紙搬送路25を介して給紙される用紙(「記録媒体」に相当:「転写紙」とも称する)P上に転写する転写ローラ14及びこの転写ローラ14による転写後の感光体ドラム11上に残留する残留トナーをクリーニングするクリーニング装置15とが、該感光体ドラム11の回転方向に沿って順に配置されて構成されている。
画像形成部10の主帯電器12は、クリーニング装置15によるクリーニング後の感光体ドラム11表面の電荷を除電する図示しない除電装置の機能を有している。
定着装置30は、図2に示すように、加熱ローラ31と加圧ローラ32とを備え、この加熱ローラ31と加圧ローラ32とにより用紙Pを挟持した状態で加熱ローラ31を回転させて、加熱ローラ31と加圧ローラ32との間を通過させることにより、用紙P上に転写されたトナー像を溶融して用紙Pに定着するものである。
ここで、定着装置30について、図面を参照して説明する。
図3は本実施形態に係る画像形成装置に搭載される定着装置を構成する加熱ローラと加圧ローラの構成を示す概略側面図、図4は前記加熱ローラと加圧ローラの構成を示す概略断面図である。
画像形成装置等に搭載される定着装置30は、図3、図4に示すように、加熱ローラ31と加圧ローラ32とにより用紙Pを挟持した状態で加熱ローラ31を回転させて、加熱ローラ31と加圧ローラ32との間を通過させることにより、画像形成部10において用紙P上に転写されたトナー像を溶融して該用紙Pに定着するようにされている。
加熱ローラ31と加圧ローラ32は、用紙Pがその間を通過する際に所定の圧力で狭持するように配置されている。
加熱ローラ31の外周部には、その外周面の中央部31c付近の表面温度を検出する非接触型サーミスター35aと、ローラ端部付近の表面温度を検出する接触型サーミスター35bが設けられている。
加熱ローラ31と加圧ローラ32の用紙搬送方向上流側の外周部には、それぞれのローラ外周面に接触して表面をクリーニングするクリーニングローラ36,37が配置されるとともに、ローラ表面に張付いた用紙を剥がすためのブレード38,39が配置されている。
加熱ローラ31は、筒状の芯金部材31aを備え、その芯金部材31aの外周部をシリコンゴム等の耐熱性を有する弾性部材31bによって所定の厚さで被覆されたものであって、芯金部材31aの内部空間にはメインヒータ33とサブヒータ34とが加熱ローラ31の軸線方向に沿って延設配置されている。
メインヒータ33は、図4に示すように、加熱ローラ31の軸線方向の中央部31c付近に発熱体33aが設けられ、加熱ローラ31の中央部31c付近を全体的に加熱するようになっている。
一方、サブヒータ34は、図4に示すように、メインヒータ33の発熱体33aの両端部33b,33c付近から加熱ローラ31の軸線方向に沿った両端部31d,31e付近に渡りそれぞれ発熱体34b,34cが設けられ、加熱ローラ31の両端部31d,31e付近を加熱するようになっている。
メインヒータ33は、主に小さなサイズの用紙を定着処理する場合に用いられ、サブヒータ34は、大きなサイズの用紙を定着処理する場合にメインヒータ33と合わせて用いられる。
このように構成されたメインヒータ33とサブヒータ34とは、後述する温度制御部80により、用紙の定着処理が行われる際に用紙サイズに対応して加熱ローラ31の表面温度を所定の温度に保つ様に制御されている。
加圧ローラ32は、柱状の芯金部材32aを備え、その芯金部材32aの外周部をシリコンゴム等の耐熱性を有する弾性部材32bによって被覆して略均一な外径となるように構成され、加熱ローラ31の軸線方向に沿って平行に当接するように配置されている。
また、加圧ローラ32は、用紙Pの搬送方向に対して直交する方向、すなわち加圧ローラ32の軸線に沿った方向で加圧ローラ32の中央部32c付近の熱容量が加圧ローラ32の両端部32d,32e付近の熱容量よりも小さくなるように構成されている。
具体的には、芯金部材32aは、図4に示すように、略円柱状の外形を有し、その芯金部材32aの軸線方向における用紙Pの幅方向の中心部に対向する中央部32a1の外径が用紙Pの側端縁側の両端部32a2,32a3の外径よりも大きく形成されている。
また、芯金部材32aに被覆される弾性部材32bは、その芯金部材32aの軸線方向における用紙Pの中心部に対向する中央部32b1の被覆厚さが用紙Pの両端縁側の両端部32b2,32b3の被覆厚さよりも薄く形成されている。
この弾性部材32bは、定着装置30による連続定着処理中の加熱ローラ31の表面温度が軸線に沿った方向で略均一となるように、設定された加熱ローラ31の表面温度に対応して加圧ローラ32の軸線に沿った方向の被覆厚さを異ならせ、中央部32b1からそれぞれの両端部32b2,32b3に向かい漸次厚くなるように形成されている。
次に、画像形成装置の用紙搬送路について説明する。
画像形成装置1の用紙搬送路は、図2に示すように、主に、装置下部に設けられた給紙カセット23から上方に向かい画像形成部10に用紙Pを搬送する給紙搬送路25と、画像形成部10から定着装置30を通って排紙駆動ローラ18に向かい用紙Pを搬送する主搬送路16と、排紙駆動ローラ18から排紙ローラ19に向かい用紙Pを搬送する排紙搬送路17と、排紙ローラ19の逆転駆動と反転ローラ29により用紙Pをスイッチバックさせて用紙反転させる副搬送路28とで構成されている。
給紙搬送路25は、用紙搬送方向で用紙ピックアップローラ24の用紙搬送方向下流側に、用紙がダブルフィードされた場合に1枚ずつさばくためのサバキローラ(図示省略)が設けられ、画像形成部10の感光体ドラム11の下側(用紙搬送方向上流側)に近接して設けられたレジストローラ26まで緩やかに湾曲して略直線的に設けられている。
主搬送路16は、レジストローラ26の下流側から画像形成部10を通って定着装置30まで略直線的に形成され、定着装置30の出口側(用紙搬送方向下流側)から略上方に向かい排紙駆動ローラ18(図中左方向)に向かって湾曲して形成されている。
排紙搬送路17は、排紙駆動ローラ18と排紙ローラ19との間に略直線的に設けられている。
副搬送路28は、排紙ローラ19の逆転駆動により用紙Pをスイッチバックさせて用紙反転させて搬送するために、主搬送路16の上部(用紙搬送方向上流側)と連通して、用紙切換えゲート27の切換えにより用紙Pを反転ローラ29によって装置の下方に搬送して再びレジストローラ26に搬送するように構成されている。
具体的には、副搬送路28は、排紙搬送路17から逆方向に搬送された用紙Pを装置下方に方向を変えるために、装置上方側から装置下方側に向かい、且つ装置下方側からレジストローラ26側に向かい湾曲して形成されている。
感光体ドラム11と転写ローラ14との間に挟持されてトナー像が転写された後の用紙Pは、感光体ドラム11上から剥離されて該感光体ドラム11と定着装置30とを連絡する主搬送路16を経由して、該定着装置30の加熱ローラ31と加圧ローラ32との間に突入する。加熱ローラ31と加圧ローラ32との当接部には所定の押圧力によってニップ部が形成されている。
定着装置30において、この加熱ローラ31と加圧ローラ32との間、つまりニップ部に挟持された用紙Pは、加熱ローラ31による加熱と加圧ローラ32による加圧によって当該用紙Pに前記感光体ドラム11から転写された未定着トナー像の定着が行われるようになっている。
定着装置30による定着後の用紙Pは、排紙搬送路17に搬送されて排紙駆動ローラ18にて排紙口20側の排紙ローラ19に向け搬送されるようになっている。
排紙搬送路17に搬送される用紙Pは、定着装置30の下流側に設けた、加熱ローラ31と加圧ローラ32との間を用紙Pが通過する状態を定着検知スイッチ21Aにて検知される。
通常の片面印字の場合には、そのまま排紙駆動ローラ18及び排紙ローラ19の回転駆動により、排紙口20からスキャナ部3の下部空間に設置した排紙トレイ22a上に排紙されるもので、この排紙ローラ19の用紙Pの通過状態は、排紙ローラ19の上流側に設けた排紙検知スイッチ21Bにて検知されるようになっている。
用紙Pは、画像形成部10の横方向に排紙され、給紙カセット23の上方で且つスキャナ部3の下方の排紙部22に排出される。
排紙部22は、主に、排紙搬送路17、排紙駆動ローラ18、排紙ローラ19、排紙口20及び排紙トレイ22aより構成されている。
排紙口20の外側(排紙トレイ22a側)には、満杯検知センサとも称される用紙積載量検出センサ21Dが設けられている。
用紙積載量検出センサ21Dは、主に、排出されて積載された用紙が当接した時に動作する検出体21D1と、検出体21D1の動作に応じて信号を出力するセンサ本体21D2とにより構成されている。
検出体21D1は、棒状を呈し、一端部がセンサ本体21D2側に係合され、その一端部を支点として他端部側が揺動可能に設けられ、装置側(排紙口20側)より外側に向かい且つ斜め下方に傾倒して配置されている。
そして、用紙積載量検出センサ21Dは、排出された用紙が積載されて所定量(高さ)に達した時に、検出体21D1の他端部が上方に押し上げられることでセンサ本体21D2より検出信号を出力するようになっている。
装置本体1aの内底部側には、用紙Pが所定の用紙サイズ毎に積載収容された交換可能な給紙カセット23が配置される。この給紙カセット23の排紙側上部には、半月状の用紙ピックアップローラ24が配置されている。
用紙ピックアップローラ24は、給紙カセット23内に積載収容された用紙Pを最上層から1枚ずつピックアップし、下流側に向かって(便宜上の用紙Pの流れ出し側(カセット側)を上流、排紙側を下流とする)給紙搬送路25のレジストローラ(「アイドルローラ」とも称する。)26まで搬送させるようになっている。
図中の符号Paは用紙Pの前端部、Pbは用紙Pの後端部を示す。
レジストローラ26の上流側には、レジスト前検知スイッチ21Cが設けられており、このレジスト前検知スイッチ21Cは給紙カセット23から給紙搬送される用紙Pを検知する。その信号を基に給紙タイミングを図りながら、上述した画像形成部10に給紙するようになっている。
尚、両面印字を行う場合には、画像形成部10による用紙Pの片面印字後、排紙搬送路17に搬送された定着装置30からの通過後の用紙Pを、一旦、排紙ローラ19側に搬送し、この状態で、定着装置30付近に配置された用紙切換えゲート27を切換え制御して、排紙ローラ19の逆転駆動により用紙Pをスイッチバックさせて用紙反転させる副搬送路28に導入し、この副搬送路28に設けた副駆動ローラ(反転ローラ)29の回転駆動により、再びレジストローラ26の上流側に用紙Pを搬送することにより、用紙Pの他面印字を行うようになっている。
装置本体1aの原稿載置台2上には、原稿移動方式による両面原稿自動読取装置(R−SPF)からなる原稿押え部(原稿押えカバー)51aを一体とした自動原稿処理装置40が開閉自在に搭載され、スキャナ部3とともに原稿読取装置40Aが構成されている。
原稿読取装置40Aは、従来機と同様な操作で一枚ごとの原稿読取処理を行うことが可能であり、自動原稿処理装置40を搭載することで、原稿Gの両面読取が可能となるとともに、複数枚の原稿Gの自動連続読取処理が可能となっている。
自動原稿処理装置40は、図2に示すように、原稿Gが載置される原稿トレイ41を有し、連続的に複数の原稿Gの読取処理を行う場合、この原稿トレイ41上に載置された原稿Gを原稿ピックアップローラ42にてピックアップして、原稿駆動ローラ43を介して原稿Gを原稿搬送路44に導入してレジストローラ(PSローラ)45の上流側に案内搬送されるようになっている。
このレジストローラ45の上流側には、原稿Gの原稿サイズが検出可能にするため原稿入紙センサ46が設けられ、この原稿入紙センサ46にて原稿Gの先端及び後端を検知し、その信号を基に搬送タイミングを図りながら、原稿Gを原稿載置台2の片側に隣接させて配置したスリットガラスからなる原稿読取り台9上に向け搬送制御するようになっている。
この場合、スキャナ部3の第1の走査ユニット4は、原稿読取り台9の下方に待機し位置するように移動制御されている。
この原稿読取り台9上に搬送される原稿Gは、その移動と共に片面側の第1画像読取り面G1がスキャナ部3の第1の走査ユニット4にて走査される。その他の光電変換素子7での読取り、画像情報の画像処理、印字などの画像形成処理は上述と同様である。
そして、原稿読取り台9上での画像読取り後の原稿Gは、搬送ローラ47を介して原稿排紙路48の原稿排紙ローラ49側に搬送され、片面読取りのみ場合は、原稿切換えゲート50の切換え制御により原稿排紙トレイ51上に排紙されるようになっている。
尚、両面原稿読取りを行う場合は、原稿Gを原稿切換えゲート50の切換え制御により、一旦、原稿トレイ41と原稿排紙トレイ51との間に配置された中間トレイ52上に向け排紙した後、原稿排紙ローラ49を逆転駆動させてスイッチバックさせることにより、原稿反転路53に導入し、再び、原稿搬送路44に原稿Gを搬送することにより、原稿Gの裏側の画像読取り面G2の原稿画像の読取りが行われるとともに、上述した片面印字工程と同様に、用紙Pの第1印字面P1に原稿Gの裏面側の原稿画像が印字されるようになっている。
この用紙Pの第1印字面P1への印字工程が終了すると、用紙Pは、上述した用紙反転機構にて反転され、再び、画像形成部10に搬送されて、その第1印字面P2に、予めメモリに記憶された原稿Gの表面側の原稿画像が印字される。
画像形成装置1における装置本体1aの上部側の前面部には、図1に示すように、使用者が用紙Pの用紙種類(用紙寸法のほか、用紙の厚み等)、印刷枚数、倍率、濃度等の画像形成条件を設定する操作スイッチ類76が配設されている。
次に、実施形態に係る画像形成装置1の制御系について、図5に基づき説明する。
図5は本実施形態に係る画像形成装置の電気制御部の構成を示すブロック図である。
実施形態に係る画像形成装置1は、図5に示すように、画像の読取り処理、画像処理、画像形成処理、および用紙Pの搬送処理等をROM(Read Only Memory)55に予め記憶されたプログラムにしたがって中央処理ユニット(CPU)54がRAM(Random access Memory)56等の一時的記憶手段を用いて処理を実行する。尚、ROM55やRAM56に代えてHDD(ハードディスクドライブ)などの記憶手段を用いることができる。
画像形成装置1において、スキャナ部(原稿読み取り部)3によって読取った原稿の画像情報(原稿画像データ)、または、図示しない通信ネットワークに繋がれた各端末装置から送信された原稿画像情報は、通信処理部58を介して画像処理部57に入力されるようになっている。
画像処理部57は、RAM56等の記憶部に記憶された原稿画像情報を印字(用紙への画像形成)に適した印字用画像に上記のプログラムによって処理するものである。
印字用画像情報は画像形成部10に入力される。
画像形成部10、用紙搬送部(給紙搬送路25、主搬送路16、副搬送路28、(これらはペーパーガイドとも称する。)において用紙Pの各種検出・制御を行う。)59、定着装置30、排紙処理部(排紙搬送路17において用紙Pの各種の検出・制御を行う。)60は、各々の駆動制御部62と連動している。
用紙搬送部59によって搬送する用紙P上に印字工程(画像形成部10においての画像情報の印字処理)と、その後に、その印字処理された用紙Pに対する定着工程(定着装置30)を経て用紙排出部(排紙トレイ22a)に排出されるようになっている。
尚、用紙搬送部59には、定着検知スイッチ21A、排紙検知スイッチ21B、レジスト前検知スイッチ21C等からの検出信号が入力されるようになっている。
画像形成装置1は、運転条件設定部77が設けられる。この運転条件設定部77は、操作スイッチ類76によって使用者が設定して画像形成要求または記録媒体の種類等の画像形成条件にしたがって、画像形成装置1の画像形成、または搬送条件等の運転条件を設定するものである。
また、画像形成装置1は、設定された前記運転条件にしたがって、前記読み取り部(スキャナ部3)、用紙搬送部59、画像形成部10、定着装置30および排紙処理部60などの駆動用アクチュエータである原稿読取り駆動部64、用紙搬送駆動部66、印字処理駆動部68、定着駆動部70および排紙駆動部72を、ROM55に記憶されたプログラムに基づく、CPU54の指令にしたがった同期した動作を駆動制御部62の制御によって行うようになっているものである。
排紙処理部60は、印字された用紙を排紙トレイに排出する排紙処理を行うための制御を行うものであり、用紙積載量検出センサ21Dから出力された信号に基づき排紙処理を行うものである。
原稿読取り駆動部64は、スキャナ部3の第1走査ユニット4、第2走査ユニット5の駆動用アクチュエータである。
用紙搬送駆動部66は、用紙搬送部59、具体的には、上述の給紙搬送路25上の用紙ピックアップローラ24、レジストローラ26の駆動用モータである。
印字処理駆動部68は、感光体ドラム11の駆動用モータである。
定着駆動部70は、定着装置30の加熱ローラ31および加圧ローラ32の駆動用モータである。
排紙駆動部72は、排紙駆動ローラ18、排紙ローラ19などの駆動用モータである。
これらの各駆動部の駆動用モータは、それぞれ同じまたは異なるモータを駆動源として適宜に動力伝達機構を介して構成できる。
また、画像形成装置1には、オプション構成74として、自動原稿処理装置(自動原稿読取り装置)40等が配置可能であり、それらオプション構成74は上記画像形成装置1の制御部とは別に各々のオプション構成74内に制御部74aを持ちながら、前記通信処理部58を介して装置とのタイミング調整を同期するように構成されている。
記録媒体検出手段78は、定着装置30または搬出部に記録媒体の先端が到達することを検出するものである。
記録媒体検出手段78は、実施形態では、定着装置30および排紙駆動ローラ18のそれぞれに用紙Pが到達する(突入する)タイミングを、後述する搬送タイミング検出手段79bによって検出した記録媒体の搬送タイミングに基づいて検出するようにしている。
具体的には、記録媒体検出手段78は、給紙搬送路25入り口において用紙Pを導入するレジストローラ26から用紙Pが送り出された後の用紙Pの搬送時間を計測する搬送時間計測手段79aと、このレジストローラ26から制御対象の定着装置30および排紙駆動ローラ18のそれぞれまでの距離と用紙Pの搬送速度に基づき、主搬送路16および排紙搬送路17における用紙Pの搬送タイミングを検出する搬送タイミング検出手段79bとを有している。
また、画像形成装置1は、定着装置30における加熱ローラ31による定着温度を温度制御部80により運転状況に応じて制御するようになっている。
温度制御部80は、加熱ローラ31に設けられた非接触型サーミスター35aおよび接触型サーミスター35bにより検出された加熱ローラ31の表面温度に応じて設定された定着温度となるように制御するものである。
次に、加熱ローラ31の温度制御について図面を参照して説明する。
図6は本実施形態に係る画像形成装置の定着装置の運転待機中における加熱ローラと加圧ローラの表面温度分布を示す説明図、図7は前記加熱ローラのヒータの配熱分布を示す説明図、図8は前記定着装置により小サイズ用紙の定着処理を行うときの加熱ローラと加圧ローラの表面温度分布を示す説明図、図9は前記定着装置により大サイズ用紙の定着処理を行うときの加熱ローラと加圧ローラの表面温度分布を示す説明図である。
画像形成装置が運転待機中の場合には、メインヒータ133及びサブヒータ134は、図6に示すように、加熱ローラ131の表面温度が軸線方向に渡り略均一に200度(定着設定温度)付近になるように制御され、この時の加圧ローラ132の表面温度が軸線方向に渡り均一に略120〜130度付近になる制御されている。
また、メインヒータ133及びサブヒータ134の配熱分布は、図7に示すように、発熱部において均一な配熱分布になるように構成されている。
図中に示す破線の範囲A1の部分は、加圧ローラ32の両端部からの放熱や弾性部材32bによる蓄熱効果により高温にならないようにカバーされる。
このように構成された定着装置30による転写処理における作用を以下に示す。
まず、小さいサイズの用紙の定着処理が行われた場合、図8に示すように、加熱ローラ31及び加圧ローラ32の表面温度は、共に用紙の通過部分では通紙および未定着トナーを溶融/固着するために熱が奪われるために温度低下が起こるが、定着可能な範囲で制御されている。
大きいサイズの用紙の定着処理が行われた場合は、図9に示すように、加圧ローラ32の表面温度は、定着処理される用紙に対応する部分を含み、ローラ長の略全長に渡り均一に低下しているが、定着可能な範囲で制御されている。
一方、加熱ローラ31の表面温度は、定着処理される用紙に対応する部分の表面温度が低下するが、用紙サイズを超えた外側に部分の表面温度は設定された定着温度よりも上昇している。しかし、その温度上昇は、従来の温度上昇よりも遥かに低く抑制されている。
これは、加圧ローラ32に被覆された弾性部材32bを、加圧ローラ32の中央部32cから両端部32d,32eに向かい漸次厚くなるように構成したことで、弾性部材32bによる蓄熱量を両端部32d,32eに向かう程大きくできるので、加熱ローラ31からの熱影響による両端部32d,32e側の温度上昇を低減することができるわけである。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、加圧ローラ32の構成を、芯金部材32aと芯金部材32aの外周を被覆する弾性部材32bとにより構成し、その両端部32d,32eの熱容量を中央部32cの熱容量よりも大きくすることで、複雑な温度制御を行うことなく、加熱ローラ31及び加圧ローラ32の両端部の温度上昇を抑制でき、加熱ローラ31及び加圧ローラ32の長寿命化を図ることができる。
また、上述したように加圧ローラ32を構成することで、加熱ローラ31の加熱源となるヒータの配熱特性を簡単にすることができる。
尚、本実施形態では、加熱ローラ31の熱源として2本のヒータを用いているが、本発明は熱源の構成に限定されるものではなく、その他の加熱部材を用いたものであっても良く、熱源の構成に応じて加圧ローラを被覆する弾性部材を適宜に形成することは可能である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体の構成を示す斜視図である。 前記画像形成装置の内部の構成を示す側面断面図である。 前記画像形成装置に搭載される定着装置を構成する加熱ローラと加圧ローラの構成を示す概略側面図である。 前記加熱ローラと加圧ローラの構成を示す概略断面図である。 前記画像形成装置の電気制御部の構成を示すブロック図である。前記用紙搬送路の第1湾曲部と反転ローラの構成を示す側面図である。 前記定着装置の運転待機中における加熱ローラと加圧ローラの表面温度分布を示す説明図である。 前記加熱ローラのヒータの配熱分布を示す説明図である。 前記定着装置により小サイズ用紙の定着処理を行うときの加熱ローラと加圧ローラの表面温度分布を示す説明図である。 前記定着装置により大サイズ用紙の定着処理を行うときの加熱ローラと加圧ローラの表面温度分布を示す説明図である。 従来の画像形成装置に搭載される定着装置を構成する加熱ローラと加圧ローラの構成を示す概略側面図である。 前記加熱ローラと加圧ローラの構成を示す概略断面図である。 前記画像形成装置の運転待機中における加熱ローラと加圧ローラの表面温度分布を示す説明図である。 前記加熱ローラのヒータの配熱分布を示す説明図である。 前記定着装置により小サイズ用紙の定着処理を行うときの加熱ローラと加圧ローラの表面温度分布を示す説明図である。 前記定着装置により大サイズ用紙の定着処理を行うときの加熱ローラと加圧ローラの表面温度分布を示す説明図である。
符号の説明
1 画像形成装置
30 定着装置
31 加熱ローラ
31a 芯金部材
31b 弾性部材
32 加圧ローラ
32a 芯金部材
32a1 中央部
32a2,32a3 両端部
32c 中央部
32b 弾性部材
32b1 中央部
32b2,32b3 両端部
32c 中央部
32d,32e 両端部
33 メインヒータ
34 サブヒータ
35a 非接触型サーミスター
35b 接触型サーミスター
80 温度制御部

Claims (4)

  1. 記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、搬送された記録媒体上に入力された画像情報に基づき現像剤を用いて顕像化された現像剤像を形成する画像形成手段と、前記記録媒体に形成された未定着の現像剤像を加熱ローラと加圧ローラとにより該記録媒体上に溶融、固着する定着手段とを備えた画像形成装置において、
    前記加圧ローラは、該加圧ローラの軸芯を構成する芯金部材と該芯金部材の外周を被覆する弾性部材とを備え、記録媒体の搬送方向に対して直交する方向の該加圧ローラの中央部の熱容量が該加圧ローラの両端部の熱容量よりも小さいことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記弾性部材は、記録媒体の搬送方向に対して直交する方向の記録媒体の中心部に対向する位置の被覆厚さが該記録媒体の両端部に対向する位置の被覆厚さよりも薄いことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記芯金部材は、略円柱状の外形を有し、記録媒体の搬送方向に対して直交する方向の記録媒体の中心部に対向する位置の外径が該記録媒体の両端部に対向する位置の外径よりも大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記弾性部材は、前記定着手段による連続定着処理中の加熱ローラの表面温度が軸線に沿った方向で略均一となるように、設定された前記加熱ローラの表面温度に対応して前記加圧ローラの軸線に沿った方向の被覆厚さを異ならせて形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
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