JPH07160139A - 加熱定着装置 - Google Patents

加熱定着装置

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JPH07160139A
JPH07160139A JP34002093A JP34002093A JPH07160139A JP H07160139 A JPH07160139 A JP H07160139A JP 34002093 A JP34002093 A JP 34002093A JP 34002093 A JP34002093 A JP 34002093A JP H07160139 A JPH07160139 A JP H07160139A
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JP
Japan
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fixing
recording material
transfer material
fixing member
fixing roller
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Pending
Application number
JP34002093A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Izawa
悟 伊澤
Koichi Tanigawa
耕一 谷川
Masahiro Goto
正弘 後藤
Tatsuichi Tsukida
辰一 月田
Hiroko Ogama
裕子 大釜
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2058Shape of roller along rotational axis
    • G03G2215/2061Shape of roller along rotational axis concave

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 未定着画像が形成された記録材を、所定の温
度に維持された定着部材と、これに圧接された加圧部材
との間を通過させて画像定着させる加熱定着装置におい
て、定着部材端部傾斜部及び加圧部材の圧接により、記
録材端部の一部に多大な圧力を及ぼすことなく、記録材
端部に搬送方向のスジを発生せずに記録材端部にコシを
持たせ、この部分に「波打ち」が生じるのを防止するこ
と。 【構成】 定着部材10の、加圧部材との接触部におけ
る記録材Pの通過方向と直交する方向の断面形状が、記
録材の長手方向両端部近傍に位置する所定の位置を境界
に、両端部に向かうにつれ加圧部材から離間する方向に
傾斜せしめ、かつ定着部材の両端部近傍の傾斜部Aへの
切り替わりBを曲率半径10mm以上60mm以下のア
ール形状、もしくは傾斜部1mmの範囲で傾斜角度を
0.3°以上1.5°以下に設定したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転写式もしくは直接式
の電子写真方式・静電記録方式・磁気記録方式等の適宜
の作像プロセス手段にて記録材(転写材・感光紙・静電
記録紙等)上に形成した目的の画像情報に対応した未定
着画像を記録材上に定着処理(永久画像としての定着処
理の他、仮定着処理や画像改質処理も含むものとする)
する加熱定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式・静電記録方式等を
採用する画像形成装置に具備される定着装置としては、
未定着トナー像を形成担持させた記録材(以下、転写材
と記す)を、互いに圧接して回転する、所定の温度に維
持させた定着部材としての定着ローラと、加圧部材とし
ての加圧ローラとで形成されるニップ部を通過させるこ
とにより転写材上に定着させる、いわゆる加熱ローラ式
の加熱定着装置が広く用いられている。
【0003】そしてこのような加熱定着装置において
は、上記ニップ部を通過することにより生じる転写材の
シワを防止するために、定着ローラと加圧ローラの少な
くとも一方を図14に示すごとくその長手方向両端部の
外径が最大、中央部の外径が最小となるような、いわゆ
る逆クラウン形状に構成することが一般的である。図1
4においては径D7・D8が最大、径D6が最小とな
る。
【0004】しかしながら、このような構成において
は、転写材を定着ローラ等の長手方向に強制的に引き伸
ばすこととなり、その歪みがコシの弱い転写材の両端部
に及び、その結果、転写材の両端部がうねってしまう、
いわゆる「波打ち」が生じてしまい、転写材の品位を損
ねる場合があった。
【0005】そこでこれを防止するために、逆クラウン
形状に構成された加圧ローラの最大外径部を、その両端
部よりも内側に位置させ、ここに相当する転写材に僅か
なスジを形成することにより、転写材の両端部にコシを
持たせるという改良提案が特開平2−262684公報
に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者らの鋭意研究によれば、上記改良提案にあっても、画
像形成装置のパーソナル・ユース化に伴う、定着装置の
小型化を実施する際においては、以下のような不具合が
生じることがわかった。
【0007】即ち、画像形成装置の小型化を実現するた
めに、定着ローラを小径化した場合にあっては、定着ロ
ーラの機械的強度が減少し、これを加圧ローラと圧接さ
せた際に弓状に撓んでしまい、これにより転写材の両端
部にはより多大な圧力と熱とが及ぶこととなり、転写材
の繊維が大きく引き伸ばされ、出力された転写材が非印
字面に沿う湾曲、いわゆる逆カールが生じ易くなってし
まう。
【0008】この逆カールは、特にパソコン用プリンタ
のようにフェイスダウン排紙が多用される画像形成装置
にあっては、逆カール矯正手段をもってしても完全に除
去できず、積載性が芳しいとは言えず、又フェイスアッ
プ排紙においては排紙された転写材が丸まってしまい、
著しく転写材の品位を損ねることとなってしまう。
【0009】また、定着ローラと同様に、加圧ローラを
小径化した際にあっては、転写材上の未定着トナー像を
定着させるに充分なニップ幅を確保するために、加圧ロ
ーラの低硬度化が必要となってくるが、この場合にあっ
ては、上記改良提案に示されるように加圧ローラの端部
形状を変化させても、その効果が薄れてしまい、「波打
ち」が生じ易くなってしまう。
【0010】更に、上記改良提案に示されるように、弾
性体から成る加圧ローラの両端部の形状を微妙に調整・
成型することは、精度的に非常に困難な作業であり、生
産性が劣るものであった。
【0011】このため定着ローラと加圧ローラとの接触
部における、転写材の通過方向と直交する方向の定着ロ
ーラ断面形状が、転写材の長手方向両端部近傍に位置す
る所定の位置を境界に、両端部に向かうにつれ加圧ロー
ラから離間する方向に傾斜させることにより、転写材の
両端部にコシを持たせ、この部分に「波打ち」が生じる
ことを防止するとともに、転写材に逆カールが生じるこ
とを防止し、積載をも良好とすることが可能となった。
【0012】しかし、定着ローラは加圧ローラと異なり
剛性を持った部材であるため、両端部に設けられた傾斜
の開始点において、端部傾斜部への切り替わりが急激な
場合、転写材端部の相当部に多大な圧力が及び、転写材
端部に搬送方向に沿ったスジが発生してしまう。このス
ジは非画像部にある場合においても、OHTシート等を
使用したときにはスクリーン上に投影されることとな
り、品位を落とす原因となってしまう。
【0013】よって定着ローラ端部傾斜部への切り替え
は波打ち防止の効果を持続しながらも緩やかに行なう必
要がある。
【0014】また、転写材上のトナー像が定着ローラ表
面に転写する、いわゆるオフセットや定着ローラからの
転写材の分離性を確保する手段として設けられている定
着ローラ及び加圧ローラ表層のPFA層等の離型性層を
設けると、波打ち防止の効果が薄れてしまう。
【0015】これは定着ローラと加圧ローラによる長手
方向両端部近傍におけるニップ部で、各ローラの表層の
摩擦抵抗が低いことから、転写材の端部に及んだ歪みが
開放されるごとくスリップ現象を起こすために、転写材
の両端部に充分なコシを持たせるに到らないことによ
る。
【0016】よって定着ローラ及び加圧ローラの逆クラ
ウン形状により端部方向に引き伸ばす作用が転写材に生
じたとき、転写材端部でのこの歪みによるスリップ現象
を押え込むような作用が必要となる。
【0017】そうすることで定着ローラの長手方向端部
傾斜部による転写材端部のコシが確実に付けられるよう
になり、波打ちの防止となる。
【0018】更に転写材の搬送方向に垂直な方向の一端
を基準側として転写材を搬送するシステム(片側基準搬
送方式)を有した装置の場合、全ての転写材サイズにお
いて搬送基準側の転写材搬送位置は共通となるが、反基
準側の転写材搬送位置は各々の転写材サイズによってま
ちまちとなる。
【0019】これにより小サイズの転写材を通紙した場
合には、反基準側において定着ローラの発する熱が直接
加圧ローラを加熱することになり、非通紙部の加圧ロー
ラが過剰に温められてしまう。
【0020】このため反基準側の加圧ローラ端部は搬送
基準側に比べ、熱膨張する度合いが高く、小サイズの転
写材を搬送させた後、それより大きな転写材を搬送させ
ると反基準側の転写材端部が過剰に温められ、かつ加圧
ローラの膨張により強い搬送力が与えられる。この結
果、転写材の搬送方向と直行する方向の搬送力が不均一
となり、最悪の場合、転写材にシワ等の不具合を生じさ
せる。
【0021】これを防止するために、反基準側の加圧ロ
ーラの膨張を緩和するような定着ローラの形状が必要で
ある。
【0022】また、加熱定着装置において、定着ローラ
あるいは加圧ローラを回転駆動する場合、ギアが噛み合
う駆動側へ熱が伝わることで、定着ローラあるいは加圧
ローラ端部の温度が、定着に必要な設定温度に達しなく
なってしまう。このため片側駆動方式では駆動側と反駆
動側とで転写材に与える熱量が異なり、特に駆動側の転
写材端部における定着性が悪化してしまう。
【0023】このため定着ローラ或は加圧ローラの駆動
系への放熱を防ぐ必要がある。
【0024】そこで本発明は、この種の加熱定着装置に
ついて、.定着部材端部傾斜部及び加圧部材の圧接に
より、記録材端部の一部に多大な圧力を及ぼすことな
く、記録材端部に搬送方向のスジを発生せずに記録材端
部にコシを持たせ、この部分に「波打ち」が生じること
を防止すること、.記録材両端部におけるスリップ現
象を防止し、定着部材と加圧部材の長手方向両端部近傍
のニップ部における記録材の保持力を増すことで、記録
材の両端部の一部に多大な圧力を及ぼすことなく、記録
材端部に搬送方向のスジを発生せずにより強いコシを持
たせ、この部分に「波打ち」が生じることを防止するこ
と、.記録材片側基準搬送方式の装置にあっては小サ
イズの記録材を搬送したときの反基準側の加圧部材が異
常に温まることを防ぎながら、この部分に「波打ち」が
生じることを防止すること、.片側駆動方式の装置に
あっては駆動側の定着部材の断面積を小さくし、駆動系
への放熱を防ぎ、駆動側の記録材端部における定着性を
確保すること、を目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする加熱定着装置である。
【0026】(1)未定着画像が形成された記録材を、
所定の温度に維持された定着部材と、これに圧接された
加圧部材との間を通過させることにより、上記未定着画
像を記録材上に定着させる加熱定着装置において、上記
定着部材の、上記加圧部材との接触部における、記録材
の通過方向と直交する方向の断面形状が、記録材の長手
方向両端部近傍に位置する所定の位置を境界に、両端部
に向かうにつれ上記加圧部材から離間する方向に傾斜せ
しめ、かつ上記定着部材の両端部近傍の傾斜部への切り
替わりを曲率半径10mm以上60mm以下のアール形
状、もしくは傾斜部1mmの範囲で傾斜角度を0.3°
以上1.5°以下に設定したことを特徴とする加熱定着
装置。
【0027】(2)未定着画像が形成された記録材を、
所定の温度に維持された定着部材と、これに圧接された
加圧部材との間を通過させることにより、上記未定着画
像を記録材上に定着させる加熱定着装置において、上記
定着部材の、上記加圧部材との接触部における、記録材
の通過方向と直交する方向の断面形状が、記録材の長手
方向両端部近傍に位置する所定の位置を境界に、両端部
に向かうにつれ上記加圧部材から離間する方向に傾斜せ
しめ、かつ上記加圧部材の、上記定着部材との接触部に
おける、記録材の通過方向と直交する方向の断面形状
が、記録材の長手方向両端部近傍に位置する所定の位置
を境界に、両端部に向かうにつれ上記定着部材に近接す
る方向に傾斜せしめたことを特徴とする加熱定着装置。
【0028】(3)未定着画像が形成された記録材を、
所定の温度に維持された定着部材と、これに圧接された
加圧部材との間を上記定着部材の長手方向の一端を搬送
基準位置として通過させることにより、上記未定着画像
を記録材上に定着させる加熱定着装置において、上記定
着部材の、上記加圧部材との接触部における、記録材の
通過方向と直交する方向の断面形状が、記録材の長手方
向両端部近傍に位置する所定の位置を境界に、両端部に
向かうにつれ上記加圧部材から離間する方向に傾斜せし
め、かつ上記傾斜部の切り替え位置が上記定着部材の長
手方向において、記録材搬送基準側に比べ反基準側が内
側に位置することを特徴とする加熱定着装置。
【0029】(4)未定着画像が形成された記録材を、
所定の温度に維持された定着部材と、これに圧接された
加圧部材との間を上記定着部材あるいは上記加圧部材の
長手方向の一端を駆動して通過させることにより、上記
未定着画像を記録材上に定着させる加熱定着装置におい
て、上記定着部材の、上記加圧部材との接触部におけ
る、記録材の通過方向と直交する断面形状が、記録材の
長手方向両端部近傍に位置する所定の位置を境界に、両
端部に向かうにつれ上記加圧部材から離間する方向に傾
斜せしめ、かつ上記傾斜部の傾斜量が上記定着部材の長
手方向において、上記定着部材あるいは上記加圧部材の
反駆動側に比べ駆動側を大きく形成したことを特徴とす
る加熱定着装置。
【0030】
【作用】上記(1)の装置構成のように、定着部材と加
圧部材との接触部における、記録材の通過方向と直交す
る方向の定着部材断面形状が、記録材の長手方向両端部
近傍に位置する所定の位置を境界に、両端部に向かうに
つれ加圧部材から離間する方向に傾斜させるとともに、
該傾斜部の開始点において、傾斜への切り替えを緩やか
なアール形状とすることで、定着部材端部傾斜部及び加
圧部材の圧接により、記録材端部の一部に多大な圧力を
及ぼすことなく、記録材端部に搬送方向のスジを発生せ
ずに記録材端部にコシを持たせ、この部分に「波打ち」
が生じることを防止することができた。
【0031】(2)の装置構成のように、定着部材と加
圧部材との接触部における、記録材の通過方向と直交す
る方向の定着部材断面形状が、記録材の長手方向両端部
近傍に位置する所定の位置を境界に、両端部に向かうに
つれ加圧部材から離間する方向に緩やかなアール形状を
伴って傾斜させるとともに、上記定着部材の端部傾斜部
に相当する加圧部材端部の断面形状を記録材の長手方向
両端部近傍に位置する所定の位置を境界に、両端部に向
かうにつれ定着部材側に接近する方向に傾斜させること
により、記録材両端部におけるスリップ現象を防止し、
長手方向両端部近傍のニップ部における記録材の保持力
を増すことで、記録材の両端部の一部に多大な圧力を及
ぼすことなく、記録材端部に搬送方向のスジを発生せず
により強いコシを持たせ、この部分に「波打ち」が生じ
ることを防止することができた。
【0032】記録材片側基準搬送方式の装置にあって
は、上記(3)の装置構成のように、定着部材と加圧部
材との接触部における、記録材の通過方向と直交する方
向の定着部材断面形状が、記録材の長手方向両端部近傍
に位置する所定の位置を境界に、両端部に向かうにつれ
加圧部材から離間する方向に緩やかなアール形状を伴っ
て傾斜させるとともに、記録材搬送基準側と反基準側と
で定着部材長手方向端部の傾斜部の傾斜角度及び開始位
置を非対称とする、詳しくは反基準側の傾斜角度を記録
材搬送基準側のそれより緩やかにする一方、傾斜部開始
位置を定着部材長手方向に対してより中央寄りにするこ
とにより、小サイズの記録材を搬送したときの反基準側
の加圧部材が異常に温まり膨張することによる、定着部
材長手方向の記録材の搬送力の不均一を緩和してやるこ
とができた。
【0033】そして片側駆動方式の装置にあっては、上
記(4)の装置構成のように、定着部材と加圧部材との
接触部における、記録材の通過方向と直交する方向の定
着部材断面形状が、記録材の長手方向両端部近傍に位置
する所定の位置を境界に、両端部に向かうにつれ加圧部
材から離間する方向に緩やかなアール形状を伴って傾斜
させるとともに、駆動側と反駆動側における定着部材端
部傾斜部の傾斜量(定着部材長手方向に垂直な方向への
傾斜の深さ)を非対称とする、詳しくは駆動側の傾斜量
を反駆動側の傾斜量よりも大きくすることにより、駆動
側の定着部材の断面積を小さくし、駆動系への放熱を防
ぎ、駆動側の記録材端部における定着性を確保すること
ができた。
【0034】
【実施例】
〈実施例1〉(図1〜図5) 図1は本発明に従う加熱定着装置6を具備させた画像形
成装置の一例の概略構成図である。本例の画像形成装置
は転写式電子写真プロセス利用のレーザビームプリンタ
である。
【0035】1は像担持体としての感光ドラムであり、
OPC・アモルファスSe・アモルファスSi等の感光
材料がアルミニウムやニッケル等のシリンダ状の基盤上
に形成されている。
【0036】この感光ドラム1は矢印の時計方向に回転
駆動され、まず、その表面は帯電装置としての帯電ロー
ラ2によって一様帯電される。次に、不図示のレーザス
キャナから出力される、目的の画像情報の時系列電気デ
ジタル画素信号に応じてON/OFF変調制御されたレ
ーザービーム3による走査露光が施されて目的の画像情
報に対応した静電潜像が形成される。
【0037】この静電潜像は現像装置4で現像、可視化
される。現像方法としては、ジャンピング現像法・2成
分現像法・FEED現像法等が用いられ、イメージ露光
と反転現像とを組み合わせて用いられることが多い。
【0038】可視化されたトナー像は、転写装置として
の転写ローラ5により、不図示の給紙部から感光ドラム
1と転写ローラ5との間の転写部へ所定のタイミングで
搬送された記録材としての転写材P上に感光ドラム1上
より転写される。このとき転写材Pは感光ドラム1と転
写ローラ5に一定の加圧力で挟持搬送される。
【0039】トナー像が転写された転写材Pは加熱定着
装置6へと搬送され、永久画像として定着された後、ゴ
ム材よりなる排紙ローラ7及び8により一定の加圧力で
挟持搬送され、不図示の排紙部へ送り出される。
【0040】一方、感光ドラム1上に残存する転写残り
の残留トナーはクリーニング装置9により感光ドラム1
表面より除去され、クリーニングされた感光ドラム面は
繰り返して作像に供される。
【0041】図2は加熱定着装置6の要部の横断面模型
図である。10は定着部材としての定着ローラ、11は
加圧部材としての加圧ローラであり、各々矢印の方向に
回転する。
【0042】定着ローラ10は、肉厚2mm、内径が2
6mmの耐熱性に優れたアルミニウムから成る中空芯金
12の表層部に、離型性層としてのPFA層13が30
μmの厚さで被覆されており、また中空芯金12内部に
は、定着ローラ10を加熱するためのハロゲンヒータ1
4が配設されている。
【0043】加圧ローラ11は、外径10mmの鉄から
成る芯金15の外周部に、弾性層としての肉厚10mm
のシリコーンゴム層16、更にその外周に離型性層とし
てのPFA層17が50μmの厚さで形成されており、
かつ、その長手方向両端部に位置する最大外径部と、中
央部に位置する最小外径部との外径差が0.2mmの、
いわゆる逆クラウン形状に構成されている。なおこの加
圧ローラ11の硬度は、50°(ASKER C 500g荷重
時)である。
【0044】そしてこれらの定着ローラ10と加圧ロー
ラ11とは、各々の長手方向両端部において、不図示の
バネにより、互いに圧接されている。また、定着ローラ
10に対しては、定着ローラ10の表面温度を検知する
ためのサーミスタ18が当接されており、これにより検
知された定着ローラ10の表面温度情報は、A/D変換
器(不図示)を介してCPU(不図示)へと送られ、こ
れに基づきCPU(不図示)は、ACドライバ(不図
示)を介してハロゲンヒータ14のON/OFFを制御
することにより、定着ローラ10の表面温度を所定値に
制御する。
【0045】図3は本実施例の加熱定着装置6に具備さ
せた定着ローラ10の形状説明図である。この定着ロー
ラ10は、転写材Pにシワが生じることを防止するため
に、その長手方向中央部の外径が、最大外径部より小さ
くなるような逆クラウン形状であるとともに、その最大
外径部が、長手方向両端部よりも内側に位置するよう構
成されている。具体的には、 最小外径部の外径D1 =30mm、 最大外径部aの外径D2 ,D3 =30.25mm、 両端bの外径D4 ,D5 =29.4mm とし、最大外径部aは、転写材Pの両端部が通過する位
置cよりも内側で、aとcとの距離Lは4mmとした。
また、転写材Pの両端部が通過する位置cは、定着ロー
ラ10の両端部bよりも内側で、bとcとの距離L´は
3mmとした。
【0046】以上の定着ローラ10及び加圧ローラ11
を組み込んだ加熱定着装置6を図1のプリンタに使用し
て転写材Pにトナー像を永久定着させたところ、従来の
定着ローラを使用したときと比べて、転写材端部の波打
ちが小さくなり、数も減少した。
【0047】しかし、定着ローラ10の剛性により定着
ローラ端部傾斜部Aへの切り替わりが急激な場合、転写
材端部の相当部に多大な圧力が及び、転写材端部に搬送
方向に沿ったスジが発生してしまうという事実から、本
実施例では転写材端部に適度のコシを持たせる一方、転
写材端部に生じるスジの発生を防止する。
【0048】即ち図3において定着ローラ端部傾斜部A
の拡大図を図4に示す。図4において定着ローラ端部傾
斜部Aの切り替わり部(傾斜の開始点)Bの形状は図に
示したようにアール形状をしており、傾斜部Aは緩やか
に傾斜している。
【0049】図1の画像形成装置において、上記定着ロ
ーラ10を組み込んだ加熱定着装置6を使用し、定着ロ
ーラ端部の傾斜部Aへの切り替わり部Bのアールを曲率
半径R=0mm(一定角度で急激に切り替わる形状)か
ら80mmまで振って、波打ち、端部スジについて評価
したところ、表1に示すような評価結果を得た。
【0050】なお、表中の○は良好、△は実用上問題の
ないレベル、×は劣悪を意味する(以後の表も同じ)。
【0051】
【表1】 表1の結果より定着ローラ端部傾斜部Aの切り替わり部
Bを曲率半径Rで10mm以上のアール形状にすること
により、転写材Pの端部に多大な圧力を及ぼすことがな
く、転写材上に生じるスジを解消できることがわかっ
た。
【0052】転写材端部にスジを発生させないために
は、転写材端部の傾斜部Aへの切り替わり部Bをアール
形状として、その曲率半径を少なくとも10mm、好ま
しくは15mm以上にする必要がある。
【0053】またアール形状の曲率半径Rをあまり大き
くすると、転写材端部にコシを持たせる効果が薄れるた
め、転写材端部の波打ちを防止することができなくな
る。
【0054】本実施例においては転写材端部の傾斜部A
への切り替わり部Bの曲率半径は60mm以下、好まし
くは50mm以下に設定するのが望ましい。
【0055】よって定着ローラ端部の傾斜部Aへの切り
替え部Bはアール形状とし、その切り替え部Bの曲率半
径を10mm〜60mmの範囲で設定することにより、
転写材端部に局所的に大きな圧力を及ぼすことなく、適
度なコシを持たせることができ、転写材端部の波打ちを
防止できる。
【0056】ただし本実施例では傾斜部Aへの切り替え
部Bをアール形状としたが、図5に示すように、微小範
囲で複数の切り替え部Bを設けても同様の効果が得られ
る。即ち図5において、定着ローラ端部の傾斜部Aへの
切り替えを微小範囲Tで微小角度θだけ設け、これを複
数回繰り返すことで、端部の切り替え部Bをアール形状
にした時と同等の効果が得られると考えられる。
【0057】そこで定着ローラ端部傾斜部Aを段階分け
して複数回直線的な傾斜部を設けて波打ちの効果と転写
材端部のスジの発生について検討した。
【0058】実験方法としては定着ローラ端部傾斜部A
の切り替え部Bを3mmに渡って各々の角度の異なる
(T=1mm毎にθ=0°〜2°)3回の直線的傾斜部
を設けた定着ローラで評価を行なった。3回の傾斜の後
は所定の位置まで直線的な傾斜とした。その結果を表2
に示す。ここでスジは上記の3回の連続的な傾斜部によ
るもので評価した。
【0059】
【表2】 表2の結果より、定着ローラ端部傾斜部Aへの切り替わ
りを3回の直線的な傾斜部に分けた場合、各々の傾斜角
度が0.3°以上、好ましくは0.5°以上あれば転写
材端部の波打ちに効果があることがわかった。
【0060】また、転写材端部にスジを発生させない為
には、定着ローラ端部の傾斜角度が1.5°以下、好ま
しくは1.2°以下である必要がある。
【0061】よって転写材端部の波打ちとスジの発生を
ともに防止する為には、定着ローラ端部傾斜部Aへの切
り替え角度を0.3°以上1.5°以下に設定すること
が望ましい。この角度の範囲で複数回の直線的傾斜部を
定着ローラ端部に設けることでアール形状と同等の効果
が得られる。ここで定着ローラ端部傾斜部Aの切り替え
部Bの複数回の傾斜に前記アール形状を含んでも同等の
効果が得られることは言うまでもない。
【0062】以上、本実施例1に示したように定着ロー
ラ10の長手方向端部の傾斜部Aにおいて、傾斜への切
り替え部Bをアール形状にするか、もしくは複数回の微
小角度の直線的傾斜を設けたものを組み込んだ加熱定着
装置を構成することにより、転写材端部に及ぶ局所的な
圧力を解消でき、よって転写材端部にスジが発生するの
を防止できる。
【0063】また定着ローラ端部に加圧ローラから離間
する方向に傾斜を設けてあることから、転写材端部にコ
シを持たせる効果があり、波打ち、逆カール、シワと言
う転写材に生じる不具合を一挙に防止することができ、
大幅な装置改良、コストアップ、生産性の悪化等を生じ
ることなく、転写材品位を著しく高めることが可能とな
る。
【0064】〈実施例2〉(図6) 本実施例2において、画像形成装置全体の構成は前記実
施例1で示した図1と同様であり、また加熱定着装置6
内の構成も前記実施例1で示した図2と同様であるため
説明を省く。
【0065】本実施例2では、定着ローラ10について
その表層(離型性層)であるPFA層13の厚みに変化
を持たせることにより、定着ローラ端部傾斜部Aへの切
り替え部Bを滑らかなアール形状にさせて転写材端部に
スジを発生させることなく、波打ちを防止している。
【0066】本実施例2における定着ローラ10全体の
形状は、前記実施例1と同様であり、図3に示すような
形状をしている。図3における定着ローラ端部傾斜部A
への切り替え部Bの拡大図を図6に示す。図6におい
て、数字・記号は前記実施例1で示したものと同様であ
るが、PFA層13を粉体塗装によるコーティングによ
り形成しており、定着ローラ端部傾斜部において、芯金
12上のPFA層13の厚みを変化させることにより、
傾斜部Aへの切り替え部Bをアール形状としている。
【0067】以上、本実施例2によれば芯金形状を複雑
に加工する必要がなく、PFA層13のコーティング量
を変化させることにより、定着ローラ端部傾斜部Aへの
切り替えを滑らかなアール形状とすることが可能とな
り、転写材端部に及ぶ局所的な圧力を解消でき、よって
転写材端部にスジが発生するのを防止できる。
【0068】また定着ローラ端部に加圧ローラ11から
離間する方向に傾斜を設けてあることから、転写材端部
にコシを持たせる効果があり、波打ち、逆カール、シワ
という転写材に生じる不具合を一挙に防止することがで
き、大幅な装置改良、コストアップ、生産性の悪化等を
生じることなく、転写材品位を著しく高めることが可能
となる。
【0069】〈実施例3〉(図7・図8) 本実施例3において、画像形成装置全体の構成は、前記
実施例1で示した図1と同様であり、加熱定着装置6に
おける定着ローラ10は前記実施例で示した形状をして
おり、同様であるため説明を省く。
【0070】本実施例3においては転写材のシワ防止の
為の定着ローラ、あるいは加圧ローラの逆クラウン形状
により、転写材端部に及んだ歪みによる転写材端部のス
リップ現象を以下の手段構成により防止している。
【0071】即ち定着ローラ端部傾斜部Aに前記実施例
1で示したアール形状を付与すると共に、該定着ローラ
端部傾斜部Aに相当する加圧ローラ端部Cの形状を端部
に向かうにつれ中央付近の径より段階的に太くしたこと
により、転写材端部のグリップ力を強め、より確実に転
写材端部にコシを持たせることで波打ちの防止を行なっ
ている。
【0072】本実施例3における加圧ローラ11の形状
を図7で説明する。図7において示される数字は、前記
実施例で示した図2の部材と同様であるため説明を省
く。図7において、15の芯金上にシリコンゴム層16
が形成されているが、この両端部Cは定着ローラ端部傾
斜部Aに相当する位置にあり、端部に向かうにつれシリ
コンゴム層16の厚みが増しており、加圧ローラ全体と
しても中央付近の径より太くなっている。これにより定
着ローラ端部傾斜部Aが加圧ローラ11と離間すること
なく、一定の加圧力で加圧される。
【0073】定着ローラ10、加圧ローラ11、及び転
写材Pの位置関係を図8に示す。図8において、加圧ロ
ーラ端部傾斜部Cは定着ローラ端部傾斜部Aの切り替わ
り部aから端部に向かうにつれ定着ローラ10側に近接
する方向で急激な逆クラウン形状を有している。具体的
には 加圧ローラ中央部の外径D9 =29.9mm、 両端傾斜切り替わり部aの外径D10,D11=30mm の逆クラウン形状をしており、シワ防止の役目をしてい
る。
【0074】更にその両端部に向かうにつれシリコンゴ
ム層16の肉厚が厚なっており、両端部bの外径を
12,D13=30.85mmとなるようにシリコンゴム
層16の肉厚を厚くした。
【0075】ただし、この値は定着ローラ10の傾斜部
Aに沿わせるように設定した値であり、基本的にはD10
とD11に比べ両端部bの外径D12及びD13を大きくする
ことで効果が得られ、定着ローラ端部の外径差D2 −D
4 、あるいはD3 −D5 に比べ、加圧ローラ端部におけ
る外径差D12−D10、あるいはD13−D11を大きくし過
ぎると端部にのみ加圧力が加わることになり、転写材中
央部の定着性が悪化することがわかった。このため定着
ローラ端部の外径差D2 −D4 に比べ、加圧ローラ端部
における外径差D12−D10を以下の数式のKの値を振っ
て、波打ち及び転写材中央の定着性のみの評価を行なっ
た。
【0076】D12−D10=K×(D12−D10) Kの値は1〜2.2の範囲で設定した。評価結果を表3
に示す。ここで表中の◎は前記実施例の○に比べて更に
程度がよいことを示す。
【0077】
【表3】 表3より加圧ローラ端部において、両端傾斜部Cへの切
り替え部の外径に比べ端部に向かうにつれシリコンゴム
層16の肉厚を厚くすることにより、転写材端部の歪み
によるスリップ現象を抑え、波打ちの発生を防止できる
ことがわかった。しかし転写材中央部の定着性を確保す
るためには、定着ローラ端部の外径差に比べ加圧ローラ
端部における外径差をKの値で2.0以下、好ましくは
1.8以下にする必要がある。
【0078】次に定着ローラ10と加圧ローラ11の位
置関係による影響をみるために、定着ローラ端部の傾斜
部Aへの切り替え部Bに比べ、加圧ローラ端部の傾斜部
Cの切り替え部の位置を左右に振って波打ち、定着性の
評価を行なった。
【0079】評価は加圧ローラ端部の傾斜切り替え部の
位置を左右に5mmの幅で変化させて行なった。評価結
果を表4に示す。ここで傾斜位置のマイナス記号は、加
圧ローラ端部傾斜部Cが定着ローラ10のそれに比べ内
側に位置することを意味する。
【0080】
【表4】 以上の結果より、加圧ローラ端部傾斜部Cの切り替え部
が定着ローラの傾斜部Aの切り替え部Bの内側に位置し
た場合、転写材端部にコシが確実につけられるため波打
ち防止に効果があると考えられる。
【0081】しかし、あまり内側に位置した場合には、
加圧力が中央付近に及ばず端部に極度の加圧力が加わる
ため、転写材中央部の定着性が悪化する。
【0082】以上のことから、加圧ローラ11の両端傾
斜部Cへの切り替え位置は、定着ローラ端部の傾斜部A
の切り替え部C位置と同じ場所か、2mm以下の範囲、
好ましくは1mm以下の範囲で内側に位置することが望
ましい。
【0083】以上本実施例3では、実施例1で示した転
写材端部のスジの発生を防止する定着ローラを組み込
み、加圧ローラにおいても、定着ローラ端部傾斜部Aに
相当する部分に、定着ローラ側に近接する方向に端部に
傾斜部Cを設けることにより、転写材端部の歪みによる
スリップ現象を抑え、より確実に転写材端部にコシを持
たせることができ、転写材端部の波打ちを防止できる。
また転写材端部に充分なコシを持たせることから、転写
材のシワや逆カールといった転写材の不具合も完全に防
ぐことができる。
【0084】〈実施例4〉(図9) 本実施例4において、画像形成装置全体の構成は前記実
施例1で示した図1と同様であり、また加熱定着装置6
における定着ローラ10の形状及び転写材Pとの関係は
実施例1と同様であるので説明を省く。
【0085】本実施例4では、前記実施例3と同様に加
圧ローラの、定着ローラ端部傾斜部Aに相当する端部部
分Cを、定着ローラ10側に近接する方向に傾斜せしめ
ることにより、転写材端部で起こるスリップ現象を防止
し、転写材端部の波打ちを防ぐものである。また、加圧
ローラ11の長手方向で均一の硬度とし、転写材端部に
強い加圧力が掛かるのを防止するものである。
【0086】図9の加圧ローラ11において、各部材を
示す数字は図2と同様である。図9において、加圧ロー
ラ11の芯金15の両端部15aは加圧ローラ端部傾斜
部Cの傾斜と同様であり、よって芯金15の上に形成さ
れているシリコンゴム層16の肉厚は、全体の逆クラウ
ン形状を除いて均一となっている。このため加圧ローラ
の長手方向において硬度は均一であり、よって定着ロー
ラ10と加圧ローラ11のなすニップ部の広さは端部で
急激に広くなることがない。これにより転写材端部に局
所的に多大な熱量を与えることがなく、転写材端部にシ
ワ等の不具合を生じる心配もなくなる。
【0087】更に前記実施例1で示した如く、定着ロー
ラ端部に緩やかな傾斜を設けることで転写材端部にスジ
を発生することなく、また加圧ローラ端部の定着ローラ
端部傾斜部Aに相当する部分に、弾性体の肉厚を一定に
したままで定着ローラ側に近接する方向に傾斜部Cを施
すことにより、端部のニップの広さを抑え、転写材端部
に局所的な熱量を与えずにスリップ現象を抑え込むこと
ができ、波打ちを防ぐことが可能となる。
【0088】更に定着ローラ端部傾斜部Aの保持力アッ
プと端部傾斜部Aを除いた部分の逆クラウン形状により
転写材の中央付近でのシワの発生や逆カールをも防ぐ効
果がある。
【0089】以上示したように、本実施例4では加圧ロ
ーラ長手方向端部傾斜部Cの硬度と中央部の硬度を均一
に保ち、波打ち、シワ、逆カールという転写材に生じる
不具合を一挙に防止することができ、大幅な装置改良、
コストアップ、生産性の悪化等を生じることなく、転写
材品位を著しく高めることが可能となる。
【0090】〈実施例5〉(図10) 本実施例5において、画像形成装置全体の構成は前記実
施例1で示した図1と同様であり、また加熱定着装置6
における定着ローラ10の形状及び転写材Pとの関係は
実施例1と同様であるので説明を省く。
【0091】本実施例5は、前記実施例3の図7・図8
と同様に、加圧ローラ端部の定着ローラ端部傾斜部Aに
相当する端部部分Cを定着ローラ側に近接する方向に傾
斜せしめることにより、転写材端部で起こるスリップ現
象を防止し、転写材端部の波打ちを防ぐものである。ま
た、加圧ローラ11の熱容量を小さくすることにより、
断熱効果を持たせ、定着ローラ10から加圧ローラ11
側へ熱が奪われるのを防ぐことにより、画像形成装置の
立ち上げ直後の転写材の定着性を確保する方法を提供す
る。
【0092】図10の加圧ローラ11において、各部材
を示す数字は図2と同様である。図10において、19
はシリコンゴムを芯金15上で発泡させることにより形
成されたスポンジ層であり、この上にシリコンゴム層1
6を形成している。シリコンゴム層16の両端部16a
は前記実施例3に示した如く、定着ローラ端部傾斜部A
に相当する端部部分Cで端部にいくにしたがい、定着ロ
ーラに近接する方向に傾斜した形状をしている。なお、
シリコンゴム層16上に前記実施例1で示したようにP
FA層17を設けてもよい。
【0093】本実施例では上記の加圧ローラ端部の傾斜
部Cを、スポンジ層19上に型により成型したシリコン
ゴム層16を被せ、その両端部に傾斜部Cを設けること
により形成している。即ち、熱容量の小さいスポンジ層
19を芯金15上に形成し、それより熱容量の大きいシ
リコンゴム層16を薄く形成し、端部16aの形状によ
り転写材端部のスリップ現象を防ぎ、波打ちを防止して
いる。
【0094】以上、本実施例5によれば、加圧ローラ端
部傾斜部Cの形状を熱容量の小さいスポンジ層19上に
設けた薄肉のシリコンゴム層16により実施するため、
生産性を下げることなく、前記実施例3で示した効果が
得られ、波打ち、シワ、逆カールという転写材に生じる
不具合を一挙に防止することができ、大幅な装置改良、
コストアップ等を生じることなく、転写材品位を著しく
高めることが可能となる。
【0095】〈実施例6〉(図11) 本実施例6において、画像形成装置全体の構成は前記実
施例1で示した図1と同様であるが、本実施例の装置は
転写材の搬送方向に垂直な方向の一端を基準側として転
写材を搬送するシステム(記録材片側基準搬送方式)を
有した装置である。
【0096】記録材片側基準搬送方式の画像形成装置に
あっては、全てのサイズの転写材の一端は共通の基準搬
送位置を搬送されるため、反基準側の搬送位置は転写材
サイズによってまちまちとなってしまう。
【0097】このため小サイズの転写材を通紙した場
合、反基準側の転写材が挟持されていない部分では、定
着ローラによって加圧ローラが直接加熱される。
【0098】この結果、反基準側の加圧ローラ端部の非
通紙部の弾性体層は、転写材が搬送される基準側に比べ
膨張率が高く、外径が大きくなる。
【0099】これにより小サイズの転写材を搬送した後
にそれより大きな転写材を搬送すると、反基準側の転写
材は過剰に加熱され、かつ加圧ローラの外径の増加によ
り強い搬送力を受ける。
【0100】このため定着ローラ長手方向において、転
写材の挟持搬送する力が異なり、最悪の場合、反基準側
の転写材端部にシワ等の不具合を生じてしまう。
【0101】本実施例6においては、以上の問題を解決
すべく、片側基準搬送方式の画像形成装置において、基
準側に比べ反基準側の定着ローラ端部傾斜部A´の長さ
を長くし、かつ傾斜切り替え部Bの位置を中央寄りにす
ることで、定着ローラ10と加圧ローラ11による反基
準側のニップの広さを狭くすることにより、小サイズ搬
送時の反基準側の加圧ローラ部分の膨張による上記の不
具合を緩和する方法を提供する。
【0102】図11において、一般によく使用されるB
5サイズの転写材Pとレターサイズの転写材Pを例に挙
げて説明する。各サイズの転写材Pの定着ローラ長手方
向のサイズはB5サイズで約182mm、レターサイズ
で約216mmである。図11において、紙面左側が基
準側であり、右側が反基準側である。定着ローラ10の
外径、構成は前記実施例1と同様であるため説明を省
く。
【0103】定着ローラ10の基準側の形状は前記実施
例1と同様であり、R=4mmとした。反基準側の形状
は端部傾斜部A´の切り替え部Bを定着ローラ中央寄り
とし、基準側に対し傾斜角度を緩めた。また、定着ロー
ラ端部傾斜部A・A´の切り替え部Bは前記実施例1と
同様にアール形状として転写材端部に生じるスジを防止
している。
【0104】ただし、定着ローラ端部傾斜部A´の切り
替え部Bを中央寄りにしすぎた場合、転写材端部にコシ
をつける効果が薄れ、反基準側の転写材端部に波打ちが
発生しやすくなる。
【0105】このため、レターサイズの転写材端部より
定着ローラ端部傾斜部A´の切り替え部Bまでの長さR
´を4mmから20mmまで変化させ、B5サイズの転
写材Pを50枚、間欠的に1枚ずつ搬送し、その後レタ
ーサイズの転写材Pを搬送させた時の反基準側につい
て、波打ち防止の効果と定着ローラ長手方向の転写材に
及ぶ搬送力の違いを搬送性として評価した。評価結果を
表5に示す。また、比較例としてレターサイズのみを搬
送させたときの搬送性の評価結果も付け加える。
【0106】
【表5】 表5の結果より、B5サイズ搬送後にレターサイズを搬
送した場合には、反基準側の転写材端部から定着ローラ
端部傾斜部A´の切り替わり部Bへの長さR´が15m
m以下、好ましくは12mm以下で、転写材端部にコシ
を持たせることができ、波打ち防止の効果が得られるこ
とがわかった。
【0107】ただしR´が15mmを越えた長さになる
と、転写材端部に充分なコシを持たせることが不可能に
なり、転写材端部に波打ちが発生してしまう。
【0108】また、上記のようにB5サイズの転写材を
搬送した後でレターサイズを搬送した場合、反基準側の
加圧ローラ端部の膨張による、定着ローラ長手方向の転
写材の搬送力の違いを緩和するためには、定着ローラ端
部傾斜部A´の切り替え位置Bを基準側に比べ中央寄り
にし、反基準側をR´=6mm以上、好ましくは8mm
以上に設定する必要があることがわかった。
【0109】更に比較例として同一サイズの転写材(上
記例ではレターサイズ)を搬送した場合には、加圧ロー
ラ両端部に与えられる熱量が同等のため、両端部の膨張
による外径の差が小さくなる。このとき定着ローラ端部
傾斜部A´の切り替え位置Bを、基準側に比べ反基準側
を中央寄りとした場合、R´=20mm以下、好ましく
は15mm以下に設定することで、定着ローラ長手方向
の転写材の搬送性を同等にできることがわかった。
【0110】以上から転写材端部の波打ち防止のための
定着ローラ端部傾斜部A´を設ける場合、反基準側の傾
斜切り替え部Bを、転写材端部からR´=6mm〜15
mmの範囲内で設ける必要がある。これにより、小サイ
ズの転写材を搬送した場合であっても、反基準側の加圧
ローラ端部の温度が異常に上昇し、膨張したときの定着
ローラ長手方向の転写材の搬送力の違いを、定着ローラ
端部傾斜部A´によって緩和できる。更にR´が上記範
囲内であれば、転写材端部にコシをつけることが可能と
なり、波打ち防止の効果が得られる。
【0111】以上本実施例6によれば、反基準側の定着
ローラ端部の傾斜部A´の切り替え部Bを転写材端部よ
りR´=6mm〜15mmの範囲内で設けることによ
り、転写材端部にコシを持たせることが可能となり、転
写材端部の波打ちを防止すると共に、基準側に比べ中央
寄りにすることにより、小サイズの転写材を通紙したと
きの加圧ローラの非通紙部昇温による膨張を定着ローラ
端部傾斜部A´で緩和し、定着ローラ長手方向の転写材
の搬送力の不均一を解消することが可能となる。
【0112】〈実施例7〉(図12・図13) 本実施例7において、画像形成装置全体の構成は前記実
施例1で示した図1と同様であるが、本実施例の装置
は、加熱定着装置6の定着ローラ10、あるいは加圧ロ
ーラ11を回転駆動する為の駆動伝達システムを有し、
定着ローラ10、あるいは加圧ローラ11の一端より回
転駆動し、転写材を搬送するシステム(片側駆動方式)
を有した装置である。
【0113】片側駆動方式の装置にあっては、ローラ長
手方向一端のギア等によって回転駆動を行なう駆動側の
方が熱容量が大きくなり、定着ローラ10あるいは加圧
ローラ11の端部から駆動系への放熱が顕著になる。こ
のため駆動側と反駆動側とで転写材端部に与えられる熱
量は、駆動側の方が小さくなる。これにより転写材端部
における定着性に左右の差が生じ、反駆動側に比べ駆動
側の定着性が悪化する傾向がある。
【0114】本実施例7では転写材端部の波打ち防止の
対策として、定着ローラ端部に前記実施例1で示した傾
斜部Aを設けると共に、駆動側の介在物への放熱を防
ぎ、転写材端部の左右で同等の定着性が得られるように
した。
【0115】図12に本実施例における定着ローラ10
の形状を示す。図12において、紙面右側が定着ローラ
10を回転駆動させる駆動側であり、左側が反駆動側で
ある。ここで反駆動側は前記実施例1と同様の形状であ
り、S=0.425mmである。また定着ローラ端部傾
斜部A・A´の切り替え部B・Bは前記実施例1で示し
たアール形状をしており、転写材端部にスジが発生する
のを防止している。
【0116】一方、定着ローラ駆動側の端部傾斜部A´
の傾斜量S´を反駆動側の傾斜部Aの傾斜量Sに比べ大
きく設定することにより、駆動側における定着ローラ端
部傾斜部A´の断面積が小さくなり、駆動系への放熱を
減少させることができる。
【0117】このことを確認するために、S´をSの1
倍〜2倍まで増加させて、駆動側と反駆動側の定着ロー
ラ長手方向の温度をモニターし、駆動側の転写材端部の
定着性を評価した。評価結果を表6に示す。
【0118】
【表6】 表6の結果より、駆動側の定着ローラ端部傾斜部A´の
傾斜量S´を反駆動側に比べ1.1倍以上、好ましくは
1.2倍以上にすることにより、駆動側への放熱量を抑
え、駆動側の転写材端部の定着性を確保できることがわ
かった。
【0119】また、定着ローラ10の駆動側の傾斜量S
´を反駆動側の傾斜量Sに比べ、1倍及び1.3倍にし
たときの定着ローラ長手方向の温度分布を図13に示
す。図13において、実線が1倍、点線が1.3倍にし
たときの温度分布である。図13より、駆動側の傾斜量
S´を反駆動側の1.3倍にすることで、定着ローラ1
0の駆動側端部からの放熱が防げ、反駆動側と同等の温
度分布が得られていることがわかる。
【0120】以上本実施例7によれば、定着ローラの駆
動側端部傾斜部A´の傾斜量S´を反駆動側より大きく
とることにより、駆動系への放熱を減少させることがで
き、反駆動側と同等の温度分布が得られる。これによ
り、駆動側の転写材端部の定着性を落とすことなく、転
写材端部にコシを持たせることが可能となり、転写材端
部の波打ちを防止する等、転写材の品位を高めることが
可能となる。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
未定着画像が形成された記録材を、所定の温度に維持さ
れた定着部材と、これに圧接された加圧部材との間を通
過させることにより、上記未定着画像を記録材上に定着
させる加熱定着装置について、.記録材端部の一部に
多大な圧力を及ぼすことなく、記録材端部に搬送方向の
スジを発生せずに記録材端部にコシを持たせ、この部分
に「波打ち」が生じることを防止することができた。
.また、記録材両端部におけるスリップ現象を防止
し、長手方向両端部近傍のニップ部における記録材の保
持力を増すことで、記録材の両端部の一部に多大な圧力
を及ぼすことなく、記録材端部に搬送方向のスジを発生
せずにより強いコシを持たせ、この部分に「波打ち」が
生じることを防止することができた。.そして記録材
片側基準搬送方式の装置にあっては、小サイズの記録材
を搬送した時の反基準側の加圧部材が異常に温まること
を防ぎながら、この部分に「波打ち」が生じることを防
止することができた。.更に片側駆動方式の装置にあ
っては、駆動側の定着部材の断面積を小さくし、駆動系
への放熱を防ぎ、駆動側の記録材端部における定着性を
確保することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1における画像形成装置例の概略構成
【図2】 加熱定着装置の要部の横断面模型図
【図3】 定着ローラの形状説明図
【図4】 定着ローラの傾斜部・切り替わり部の拡大図
【図5】 定着ローラの傾斜部・切り替わり部の他の構
成例の拡大図
【図6】 実施例2における定着ローラの傾斜部・切り
替わり部の拡大図
【図7】 実施例3の装置の加圧ローラの縦断面模型図
【図8】 定着ローラ、加圧ローラ、記録材の位置相関
【図9】 実施例4の装置の加圧ローラの縦断面模型図
【図10】 実施例5の装置の加圧ローラの縦断面模型
【図11】 実施例6の装置の定着ローラ形状と記録材
サイズとの関係図
【図12】 実施例7の装置の定着ローラの形状説明図
【図13】 定着ローラ長手方向の温度分布図
【図14】 逆クラウン形状のローラの形状模型図
【符号の説明】
1 感光ドラム 5 転写ローラ 7 排紙ローラ 8 排紙ローラ 10 定着ローラ(定着部材) 11 加圧ローラ(加圧部材) P 転写材(記録材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 月田 辰一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 大釜 裕子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未定着画像が形成された記録材を、所定
    の温度に維持された定着部材と、これに圧接された加圧
    部材との間を通過させることにより、上記未定着画像を
    記録材上に定着させる加熱定着装置において、 上記定着部材の、上記加圧部材との接触部における、記
    録材の通過方向と直交する方向の断面形状が、記録材の
    長手方向両端部近傍に位置する所定の位置を境界に、両
    端部に向かうにつれ上記加圧部材から離間する方向に傾
    斜せしめ、かつ上記定着部材の両端部近傍の傾斜部への
    切り替わりを曲率半径10mm以上60mm以下のアー
    ル形状、もしくは傾斜部1mmの範囲で傾斜角度を0.
    3°以上1.5°以下に設定したことを特徴とする加熱
    定着装置。
  2. 【請求項2】 未定着画像が形成された記録材を、所定
    の温度に維持された定着部材と、これに圧接された加圧
    部材との間を通過させることにより、上記未定着画像を
    記録材上に定着させる加熱定着装置において、 上記定着部材の、上記加圧部材との接触部における、記
    録材の通過方向と直交する方向の断面形状が、記録材の
    長手方向両端部近傍に位置する所定の位置を境界に、両
    端部に向かうにつれ上記加圧部材から離間する方向に傾
    斜せしめ、かつ上記加圧部材の、上記定着部材との接触
    部における、記録材の通過方向と直交する方向の断面形
    状が、記録材の長手方向両端部近傍に位置する所定の位
    置を境界に、両端部に向かうにつれ上記定着部材に近接
    する方向に傾斜せしめたことを特徴とする加熱定着装
    置。
  3. 【請求項3】 未定着画像が形成された記録材を、所定
    の温度に維持された定着部材と、これに圧接された加圧
    部材との間を上記定着部材の長手方向の一端を搬送基準
    位置として通過させることにより、上記未定着画像を記
    録材上に定着させる加熱定着装置において、 上記定着部材の、上記加圧部材との接触部における、記
    録材の通過方向と直交する方向の断面形状が、記録材の
    長手方向両端部近傍に位置する所定の位置を境界に、両
    端部に向かうにつれ上記加圧部材から離間する方向に傾
    斜せしめ、かつ上記傾斜部の切り替え位置が上記定着部
    材の長手方向において、記録材搬送基準側に比べ反基準
    側が内側に位置することを特徴とする加熱定着装置。
  4. 【請求項4】 未定着画像が形成された記録材を、所定
    の温度に維持された定着部材と、これに圧接された加圧
    部材との間を上記定着部材あるいは上記加圧部材の長手
    方向の一端を駆動して通過させることにより、上記未定
    着画像を記録材上に定着させる加熱定着装置において、 上記定着部材の、上記加圧部材との接触部における、記
    録材の通過方向と直交する断面形状が、記録材の長手方
    向両端部近傍に位置する所定の位置を境界に、両端部に
    向かうにつれ上記加圧部材から離間する方向に傾斜せし
    め、かつ上記傾斜部の傾斜量が上記定着部材の長手方向
    において、上記定着部材あるいは上記加圧部材の反駆動
    側に比べ駆動側を大きく形成したことを特徴とする加熱
    定着装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007272157A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Shin Etsu Polymer Co Ltd 弾性ローラ、画像形成装置用定着装置及び画像形成装置
JP2008020577A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Ricoh Co Ltd 定着装置、画像形成装置
US7693472B2 (en) 2006-01-24 2010-04-06 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with pressing roller
JP2010247930A (ja) * 2009-04-14 2010-11-04 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

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