JPH07129013A - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

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JPH07129013A
JPH07129013A JP29763693A JP29763693A JPH07129013A JP H07129013 A JPH07129013 A JP H07129013A JP 29763693 A JP29763693 A JP 29763693A JP 29763693 A JP29763693 A JP 29763693A JP H07129013 A JPH07129013 A JP H07129013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic layer
pressure roller
roller
heating device
outer diameter
Prior art date
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Pending
Application number
JP29763693A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikako Kaneda
美佳子 金田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Pending legal-status Critical Current

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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、小サイズ紙を通紙した直後に大サ
イズ紙を通紙しても、画像の乱れを起こすことのない加
熱装置を提供することを目的としている。 【構成】 所定の温度に保たれた熱ローラ1と、熱ロー
ラ1に圧接する加圧ローラ3との間に被加熱体を挟持搬
送して加熱する加熱装置において、上記加圧ローラ3
は、芯金上に弾性層、表層にフッ素樹脂層を設けて形成
し、両端から弾性層の長さの四分の一以下の部分の外径
を、中央部の弾性層の肉厚の1〜6%細くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真、静電記録等
の画像形成装置において、記録材上の画像を加熱し、定
着、表面性の改質等を行う加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像定着等のための記録材の加熱
装置としては、熱ローラ方式が広く用いられてきた。こ
れは、所定の温度に保たれた熱ローラと、それに圧接す
る加圧ローラにより、記録材を挟持搬送しつつ加熱する
ものである。
【0003】図5に、加熱装置の横断面図を示す。図5
において、熱ローラ1は、一般にアルミニウム合金等の
熱伝導性の良い金属の筒状部材で、内部にハロゲンヒー
タ5等の発熱体を配設したものである。この熱ローラ1
には温度検知素子4が取り付けられ、表面を所定の温度
に保っている。また、加圧ローラ3は、芯金上にシリコ
ーンゴム等の弾性層を有し、記録材Pを挟持搬送する際
にトナーTへ十分な熱量を与えるだけのニップを形成し
ており、さらに、上記弾性層上の表層にはPFA等のフ
ッ素樹脂層を設けて離型性を向上させている。
【0004】上記熱ローラ1には、記録材を搬送する際
に発生する紙シワを防止する目的で逆クラウン形状をつ
けたものが多用されているが、加圧ローラとしても、同
じ理由から逆クラウンもしくはストレート形状のものが
用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、逆クラウン形状、もしくはストレート形
状の加圧ローラを用い、特にA3等の大サイズ紙が通紙
可能な加熱装置においては、A4縦、B5等の小サイズ
紙を通紙すると、加圧ローラの非通紙域が昇温、膨張
し、直後に大サイズ紙を通紙すると小サイズ非通紙部の
紙送りが速くなりすぎて異常な紙搬送になり、画像が擦
れたようになったり、横線が歪んだりするという問題が
あった。
【0006】この画像の乱れは、加圧ローラに表層とし
てフッ素樹脂のチューブ等が被せられているものの方が
レベルが悪いことが確認されている。
【0007】実際に熱ローラが185℃に温調された加
熱装置を用いて、B5サイズを中央に連続100枚通紙
すると、加圧ローラの通紙部と非通紙部の温度差は40
℃以上にもなり、弾性層は厚さの10%から20%も膨
張した。
【0008】本発明は、上記問題点を解決し、小サイズ
紙を通紙した直後に大サイズ紙を通紙しても、画像の乱
れを起こすことのない加熱装置を提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は、所定の温度に保たれ回転駆動される熱ローラと、
該熱ローラに従動回転する加圧ローラとを有し、被加熱
体を両ローラ間で挟持搬送し加熱する加熱装置におい
て、上記加圧ローラは、芯金上に弾性層を、該弾性層上
の表層にフッ素樹脂層を設けており、加圧ローラ両端の
外径が中央部よりも細くなっていることにより達成され
る。
【0010】
【作用】本発明によれば、加圧ローラの両端の外径が中
央部よりも細くなっているので、小サイズ紙を通紙した
際に加圧ローラの非通紙域が昇温、膨張しても、非通紙
域の外径は中央部とほとんど変わらず、その後に大サイ
ズ紙を通紙したときに、上記非通紙域における紙送りの
速度が速くなったり、画像が擦れたりすることがない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0012】〈実施例1〉先ず、本発明の実施例1を図
1及び図2に基づいて説明する。図1は、本発明の実施
例1における加熱装置を示す図である。図1において、
熱ローラ1は、肉厚が2.9mmの中空のアルミニウム
製ローラであり、外径は中央部で27.8mm、端部で
27.9mmの逆クラウン形状となっている。この熱ロ
ーラ1の内部には、ハロゲンヒータ(図示せず)が配設
されており、温度検知素子4により所定の温度に保たれ
る。また、表面は離型性向上のために厚さ約20μmの
フッ素樹脂コートが施されている。さらに、熱ローラ1
はギア2を介して駆動手段(図示せず)により回転駆動
される。
【0013】一方、加圧ローラ3は、軸の両端を加圧さ
れ、熱ローラ1に従動回転する。図2に加圧ローラ3の
断面を示す。この加圧ローラ3は、外径が14mmの芯
金61の周りに、弾性層62として長さ320mm、肉
厚5.5mmのシリコーンゴムの層があり、表層にフッ
素樹脂層63として厚さ50μmのPFAチューブが被
せられている。従って、この加圧ローラ3は、中央の外
径が25mmで、両端から70mmの位置から弾性層の
肉厚が薄くなり、両端の外径は24.85mmになって
いる。ローラ硬度は、Asker−C硬度計で50°で
ある。
【0014】本実施例の加圧ローラ3を使用した加熱装
置において、熱ローラ1を185°に温調し、B5サイ
ズ紙を熱ローラ1の中央に100枚通紙したところ、ロ
ーラ端部の外径は中央部とほとんど変わらなかった。そ
の直後にA3サイズを通紙しても横線が歪む、画像が擦
れる等の画像の乱れは発生しなかった。
【0015】中央部と端部の外径差、及び外径差をつけ
始める位置を変化させて同様の検討を行った。結果を表
1、表2に示す。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】表1及び表2から判かるように、外径差が
弾性層の肉厚の1%未満にすると、小サイズ紙通紙後の
画像乱れは改善されず、外径差を弾性層の肉厚の6%以
上、すなわち0.33mm以上にすると、厳しいモード
では、紙シワ発生の虞がある。また、弾性層の肉厚を薄
くし始める位置を、端部から長さの四分の一、すなわち
80mmより内側にすると、外径差は4%でも紙シワ発
生の虞がでてくる。
【0019】〈実施例2〉次に、本発明の実施例2を図
3に基づいて説明する。なお、実施例1との共通箇所に
は同一符号を付して説明を省略する。
【0020】図3に、本発明の実施例2の加圧ローラの
断面を示す。弾性層72は、長さ320mm、肉厚5.
5mmで、外径25mmのストレート形状である。ま
た、フッ素樹脂層73は、中央の厚さが150μmで、
端部から70mmの位置から薄くなり始め最端部で75
μmになっており、中央部と端部の外径差は0.15m
mである。
【0021】このように、弾性層だけでなく、表層で変
化をつけた加圧ローラを用いても、実施例1と同様の効
果を得ることができる。
【0022】〈実施例3〉次に、本発明の実施例3を図
4に基づいて説明する。なお、実施例1との共通箇所に
は同一符号を付して説明を省略する。
【0023】図4に、本発明の実施例3の加圧ローラの
断面を示す。弾性層82は、長さが320mm、肉厚は
中央で5.5mm、両端70mmの部分は5.45mm
になっており、フッ素樹脂層83の厚さは、50μmで
均一である。
【0024】このような構成の加圧ローラを用いると、
実施例1、2と同様の効果が得られる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
所定の温度に保たれ回転駆動される熱ローラと、熱ロー
ラに従動回転し、芯金上に弾性層とフッ素樹脂層を設け
た加圧ローラとの間に、被加熱体を挟持搬送し加熱する
加熱装置において、加圧ローラの中央部と端部に適切な
量の外径差をつけることで、小サイズ紙通紙時に非通紙
部が昇温により膨張しても、該非通紙部の外径が中央部
よりも大きくなることがなく、乱れのない、良好な画像
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における加熱装置の構成を示
す図である。
【図2】本発明の実施例1装置における加圧ローラの横
断面図である。
【図3】本発明の実施例2における加圧ローラの横断面
図である。
【図4】本発明の実施例3における加圧ローラの横断面
図である。
【図5】従来における加熱装置の従断面図である。
【符号の説明】
1 熱ローラ 3 加圧ローラ 61,71,81 加圧ローラ芯金 62,72,82 加圧ローラ弾性層 63,73,83 加圧ローラ表層のフッ素樹脂層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の温度に保たれ回転駆動される熱ロ
    ーラと、該熱ローラに従動回転する加圧ローラとを有
    し、被加熱体を両ローラ間で挟持搬送し加熱する加熱装
    置において、上記加圧ローラは、芯金上に弾性層を、該
    弾性層上の表層にフッ素樹脂層を設けており、加圧ロー
    ラ両端の外径が中央部よりも細くなっていることを特徴
    とする加熱装置。
  2. 【請求項2】 加圧ローラは、最長で弾性層端部から四
    分の一の部分の外径が、中央部の外径より弾性層の肉厚
    の1%〜6%細くなっていることとする請求項1に記載
    の加熱装置。
  3. 【請求項3】 加圧ローラは、最長で弾性層端部から四
    分の一の部分の弾性層の肉厚が、中央部の弾性層の肉厚
    の1%〜3%薄くなっていることとする請求項1に記載
    の加熱装置。
  4. 【請求項4】 加圧ローラの表層であるフッ素樹脂層の
    厚さは、最長で弾性層端部から四分の一の部分が、中央
    部の弾性層の肉厚の1%〜3%薄くなっていることとす
    る請求項1に記載の加熱装置。
JP29763693A 1993-11-04 1993-11-04 加熱装置 Pending JPH07129013A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998054623A1 (fr) * 1997-05-28 1998-12-03 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Enregistreur electrophotographique
JP2012145622A (ja) * 2011-01-07 2012-08-02 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成方法、画像形成装置
JP2016080990A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 キヤノン株式会社 ローラ、定着装置

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