JP3066097B2 - 定着装置 - Google Patents

定着装置

Info

Publication number
JP3066097B2
JP3066097B2 JP3076273A JP7627391A JP3066097B2 JP 3066097 B2 JP3066097 B2 JP 3066097B2 JP 3076273 A JP3076273 A JP 3076273A JP 7627391 A JP7627391 A JP 7627391A JP 3066097 B2 JP3066097 B2 JP 3066097B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
curvature
heating element
radius
fixing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3076273A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04309984A (ja
Inventor
今野真一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP3076273A priority Critical patent/JP3066097B2/ja
Publication of JPH04309984A publication Critical patent/JPH04309984A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3066097B2 publication Critical patent/JP3066097B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜の定着フィルムを
介して記録材を加熱定着させる定着装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】薄膜の定着フィルムを用いた定着装置
は、たとえば、特開昭63−313182号公報に記載
されている。
【0003】また図2に示すように、薄膜の定着フィル
ム18を用いた定着装置において、記録材シートPの排
紙時のカール取り対策として、加熱体14を加圧ローラ
21と対向する方向に曲率半径R2の凸部を設けたもの
も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2に
示すように、定着フィルム18を介して加熱定着を行な
う定着装置の加熱体14に凸部を設けて曲面ヒータとし
た場合、平面ヒータに比べ、定着フィルム18の回転時
にヒータ端部のエッジにより、該フィルム18の内部を
損傷することもなく、また該シートPの排紙時に該シー
トPが加圧ロール21により加熱体14の曲面に押圧さ
れるために、下カールを防止できるという利点があった
が、逆に、該フィルム18を介した加熱体14の前記凸
部と加圧ロール21により加圧された該シートPの接触
する領域(ニップN2)が平面ヒータより狭くなるた
め、定着性が低下する可能性があるという問題点があっ
た。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解決しよ
うとするものである。すなわち、本発明は、記録材の排
紙時に下カールの発生がなく、かつ、定着性を向上させ
ることができる定着装置を提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、加熱体と、この加熱体と摺動するフィル
ムと、このフィルムを介して前記加熱体とニップを形成
する加圧ローラと、を有し、前記ニップで未定着像を担
持した記録材を挟持搬送し、前記フィルムを介した前記
加熱体からの熱により未定着像を記録材上に定着する定
着装置において、前記加熱体は前記フィルムとの摺動面
が前記フィルムの移動方向に関して前記加圧ローラ側へ
曲率をもった凸形状であり、該凸形状の摺動面は、前記
ニップ内の上流側の曲率半径が下流側の曲率半径より大
きくしたものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、加熱体の形状が加圧ローラに
対向して下側へ曲率を持った凸形状になっているので、
記録材の排紙時に下カールの発生が防止され、またニッ
プ内における上流側の曲率半径が下流側の曲率半径より
も大きくなっているので、ニップ幅を上流側で広くな
り、画像の定着性が向上する。
【0008】
【実施例】図3は本発明の一実施例の定着装置を使用し
ている画像形成装置の断面図である。
【0009】図3において、1はガラス等の透明部材か
らなる原稿載置台で、矢印aの方向に往復動して原稿を
走査する。原稿載置台1の直下には短焦点小径結像素子
アレイ2が配置されていて、原稿載置台1上に置かれた
原稿像は証明ランプ3によって照射され、その反射光像
は該アレイ2によって感光ドラム4上にスリット露光さ
れる。なお感光ドラム4は矢印bの方向に回転する。
【0010】また5は帯電器であり、たとえば、酸化亜
鉛感光層あるいは有機半導体感光層等を被覆された感光
ドラム4上に一様に帯電を行なう。この帯電器5により
一様に帯電された感光ドラム4は該アレイ2によって画
像露光が行なわれた静電画像が形成される。この静電画
像は、現像器6により加熱で軟化溶融する樹脂等からな
るトナーを用いて顕像化される。
【0011】一方、カセットS内に収納されている記録
材シートPは、給送ローラ7と感光ドラム4上の画像と
同期するようにタイミングをとって上下方向で圧接回転
される対の搬送ローラ8によって感光ドラム4上に送り
込まれる。
【0012】そして、転写放電器9によって、感光ドラ
ム4上に形成されているトナー像は、該シートPに転写
される。その後、公知の分離手段によって感光ドラム4
から分離された記録材シートPは搬送ガイド10によっ
て定着装置11に導かれ、過熱定着処理された後にトレ
イ12上に排出される。
【0013】なおトナー像を転写後、感光ドラム4上の
残留トナーはクリーナ13によって除去される。
【0014】図4は図3の定着装置11の拡大断面図で
ある。図4において、14は装置に固定支持された低熱
容量線状の加熱体で、一例として、厚み1.0mm,幅
10mm,長手長240mmのアルミナ基板15に抵抗
材料16を幅1.0mmに塗工したもので、長手方向両
端から通電される。
【0015】通電は直流100Vの周期20msecの
パルス状波形で、検温素子17によりコントロールされ
た所望の温度、エネルギー放出量に応じたパルスを、そ
のパルス幅を変化させて与える。ほぼパルス幅は0.5
msec〜5msecとなる。
【0016】このように、エネルギー、温度制御された
加熱体14に当接して、図中、矢印の方向に定着フィル
ム18は移動する。この定着フィルム18の一例とし
て、厚み20μの耐熱フィルム、たとえば、ポリイミ
ド、ポリエーテルイミド、PES、PFAに少なくとも
画像当接面にPTFE、PAF等のふっ素樹脂に導電材
を添加した離型層を10μコートしたエンドレスフィル
ムである。一般的には総厚100μ、より好ましくは4
0μ未満である。定着フィルム18の駆動は駆動ローラ
19と従動ローラ20による駆動とテンションにより、
矢印方向に皺なく移動する。
【0017】21はシリコンゴム等の離型性のよいゴム
弾性層を有する加圧ローラで、総圧4〜7kgで該フィ
ルム18を介して加熱体14を加圧し、該フィルム18
と圧接回転する。記録材シートP上の未定着トナーTは
入口ガイド22により定着部に導かれ、上述の加熱によ
り定着像を得るものである。
【0018】図1は図3の定着装置の加熱体14と加圧
ローラ21などを拡大して示した断面図である。
【0019】また図2は前述したように、従来の技術の
一例を示したもので、図1と対応させて示している。
【0020】まず、図1において、定着フィルム18が
矢印の方向に回転することにより、記録材シートPが加
熱体14と加圧ローラ21の接触領域、つまり、ニップ
N1に導かれ、未定着画像が加熱定着される構成となっ
ている。
【0021】ここで、加熱体14は加圧ローラ21の中
心からの鉛直の方向へ引いた線23により分割し、記録
材シートPの侵入する側が上流側、排紙される側が下流
側である。このとき、ニップN1内における上流側の曲
率半径R1が、下流側の曲率半径R2より大きく設定さ
れている。
【0022】これにより、ニップN1内の圧力分布は、
上流側ではゆるやかなカーブをえがき、上流側と下流側
の境目でピークに達し、下流側では急なカーブとなって
いるため、未定着画像は、上流側において急激な加圧を
受けずにすみ、画像の乱れも生じない。
【0023】このとき、下流側の曲率半径R2の範囲
は、カール取り効果があり、かつ、最低ニップ幅を確保
するために、5〜20mmが適切であり、上流側の曲率
半径R1の範囲は、その半径が大きいほど、ニップ幅は
広くできるが、大きすぎると、定着フィルム18の内部
を損傷してしまう可能性があるため、30〜50mmが
適切である。
【0024】たとえば、直径20mm、硬度40度のシ
リコンゴム製加圧ロール21を用いて6kgで加圧する
場合には、前記R1は30mm、R2は10mmにする
ことにより、ニップ幅N1は上流側で3mm、下流側で
1.5mm,合わせて4.5mmとなる。
【0025】逆に、図2のように、曲率半径の均一な加
熱体14において、曲率半径R2を図1の下流側と同様
に10mmに設定し、上記と同様の加圧ローラ21を用
いた場合、ニップ幅N2は上流側も下流側も1.5mm
で、合わせて3mmとなる。したがって、上流側の曲率
半径R1を下流側の曲率半径R2より大きく設定するこ
とにより、ニップ幅N1を広くできる。
【0026】すなわち、図1に示した本発明の一実施例
では、平面ヒータで問題のあった定着フィルム18の内
部の損傷およびカール取りは解決され、かつ、従来の曲
面ヒータによりニップ幅を広く設定できることにより、
定着性の向上が可能となる。逆に従来通りの定着性でも
よいならば、ニップ幅が広がった分だけ、加熱体14の
実質温調を下げられるという効果も得られる。
【0027】以上説明したように、本発明によれば、
録材のカール防止を行いつつ、下流側の曲率半径に合わ
せて加熱体全体を凸形状とした場合に比べ、ニップ幅を
広げることができ、定着性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の加熱体を示した拡大断面図
である。
【図2】従来の曲面ヒータの一例を示した拡大断面図で
ある。
【図3】本発明の一実施例の定着装置を使用した画像形
成装置の断面図である。
【図4】図3の定着装置の拡大断面図である。
【符号の説明】
11:定着装置 14:加熱体 18:定着フィルム 21:加圧ローラ R1:上流側の曲率半径 R2:下流側の曲率半径

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱体と、この加熱体と摺動するフィル
    ムと、このフィルムを介して前記加熱体とニップを形成
    する加圧ローラと、を有し、前記ニップで未定着像を担
    持した記録材を挟持搬送し、前記フィルムを介した前記
    加熱体からの熱により未定着像を記録材上に定着する定
    着装置において、前記加熱体は前記フィルムとの摺動面が前記フィルムの
    移動方向に関して 前記加圧ローラ側へ曲率をもった凸形
    状であり、該凸形状の摺動面は、前記ニップ内の上流側
    の曲率半径が下流側の曲率半径より大きいことを特徴と
    する定着装置。
JP3076273A 1991-04-09 1991-04-09 定着装置 Expired - Fee Related JP3066097B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3076273A JP3066097B2 (ja) 1991-04-09 1991-04-09 定着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3076273A JP3066097B2 (ja) 1991-04-09 1991-04-09 定着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04309984A JPH04309984A (ja) 1992-11-02
JP3066097B2 true JP3066097B2 (ja) 2000-07-17

Family

ID=13600647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3076273A Expired - Fee Related JP3066097B2 (ja) 1991-04-09 1991-04-09 定着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3066097B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101756679B1 (ko) * 2010-11-01 2017-07-12 에스프린팅솔루션 주식회사 정착장치 및 이를 갖춘 화상형성장치

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4617140B2 (ja) * 2003-11-27 2011-01-19 キヤノン株式会社 像加熱装置
JP4654704B2 (ja) * 2005-02-10 2011-03-23 富士ゼロックス株式会社 定着装置および画像形成装置
JP5092239B2 (ja) * 2005-12-26 2012-12-05 富士ゼロックス株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP2015106020A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 富士ゼロックス株式会社 搬送装置、冷却装置及び画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101756679B1 (ko) * 2010-11-01 2017-07-12 에스프린팅솔루션 주식회사 정착장치 및 이를 갖춘 화상형성장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04309984A (ja) 1992-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2941962B2 (ja) 定着装置
US5051784A (en) Image fixing apparatus with roughened film in sliding contact with heater
JP2708867B2 (ja) 加熱定着装置
US5355204A (en) Image fixing apparatus without crease of fixing film
JPH0325481A (ja) 定着装置及び定着用フィルム
JP3066097B2 (ja) 定着装置
JP3193477B2 (ja) 定着装置
JPH06314041A (ja) 加熱装置、画像形成装置、及び加熱体
JPH02157880A (ja) 画像加熱定着装置
JPH03233584A (ja) 定着装置
JP2906511B2 (ja) 定着装置
JPH08272240A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP2650446B2 (ja) 定着装置
JP2941587B2 (ja) 像加熱装置
JPH07334021A (ja) 加熱装置、画像形成装置、及び加熱体
JP2637596B2 (ja) 画像形成装置
JPH03166578A (ja) 定着装置
JPH1010915A (ja) 画像形成装置
JPH087507B2 (ja) 画像加熱定着装置
JPH06175519A (ja) 像加熱装置並びにエンドレスベルト
JP3123339B2 (ja) 加熱装置
JP2000181267A (ja) 定着装置
JP3347712B2 (ja) 定着装置
JPH03233585A (ja) 画像形成装置
JPH0713450A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees