JP2008207941A - 手差し給紙装置、および画像形成装置 - Google Patents

手差し給紙装置、および画像形成装置 Download PDF

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Masaharu Kimura
正治 木村
Masahiko Fujita
正彦 藤田
Tadashi Taniguchi
匡 谷口
Shinji Oishi
真嗣 大石
Norifumi Katsura
典史 桂
Yasuhiro Takai
康博 高井
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Abstract

【課題】手差しトレイの用紙積載量が変化しても一定の給紙性能で安定した給紙する。
【解決手段】画像形成装置本体1A1に設置され、手差しされた記録媒体Pが載置される手差しトレイ82と、この手差しトレイに載置された記録媒体を画像形成装置本体内に取り込む記録媒体取込部802を備える手差し給紙装置800であって、記録媒体取込部は、記録媒体を画像形成装置本体内に送り込む際に、画像形成装置本体内に送り込む方向に回転駆動するピックアップローラ804を備え、ピックアップローラは、手差しトレイ上の記録媒体の積載量に応じて回転駆動時間が変化するように制御される。その際に、記録媒体の積載量は、ピックアップローラの停止位置P1から記録媒体の最上位面P2への移動距離を元に算出される。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置に備わる手差し給紙装置に関し、特に、手差し給紙装置のピックアップローラの動作制御に関する。
通常では、複写機、ファクシミリ、プリンタ、およびこれらの各種機能を備えるいわゆる複合機等の画像形成装置には、装置本体の側面に当該装置本体内に備わる給紙カセットに収納できない不定形サイズ用紙等の用紙や利用頻度の少ない用紙を積載する手差しトレイを備える手差し給紙装置が設けられている。
近年、画像形成装置の大型化、高速化、多機能化によって、不定形サイズ用紙の給紙、表面コート紙への印字処理のニーズも高まり、手差し給紙装置からの給紙の頻度が多くなると共に、その印字処理枚数も増加傾向になっている。
例えば、従来、手差しトレイへの用紙積載枚数は、概ね20〜50枚位であったが、現在では、100〜200枚位の積載量が要求されている。しかし、このような手差しトレイは、一般的に給紙圧力の変化が出来ずに、常に一定の給紙圧力でしか給紙を行えないために、手差しトレイへの積載用紙の多少、用紙厚さの相違、用紙表面の平滑性の相違等の積載用紙の種類によって、用紙の搬送性能に変化が生じてしまい、用紙を複数枚同時に供給する重送(以下、Wフィードと称する。)や給紙ピックミス等の給紙不具合が発生して問題とされている。
このような問題を解決するため、特許文献1には、搬送される用紙のWフィード等の給紙不具合を未然に防止するために、給紙ローラと対峙する位置に、給紙された用紙を1枚ずつ分離するサバキ部材が設けられ、給紙される用紙種類に応じてサバキ部材の配置変更を実行させる機構を備えることによって、用紙種類の相違から発生するWフィード等の給紙不具合を回避する手差し給紙装置が開示されている。
特開平11−139630号公報
しかしながら、上記の手差し給紙装置では、給紙される用紙種類に応じて、サバキ部材の配置変更を実行させることによって、給紙ローラとサバキ部材間の用紙サバキ圧力を変化させて、Wフィード等の給紙不具合の回避を考慮している。しかしながら、上記の手差し給紙装置では、サバキ部材の配置変更は、搬送される用紙種類が判別されてから、実行可能となるものである。このため、複合機等に備わる手差し給紙装置のように、各種の用紙種類が積載されるような手差し給紙トレイ等に使用された場合では、給紙される用紙種類を自動的に判別することは、困難であり、ユーザに当該判別を行わせることは、装置の故障発生等のメンテナンスの観点から困難であり、好ましいことではなかった。
また、上記の手差し給紙装置は、給紙される用紙種類に関しては、給紙ローラとサバキ部材間の用紙サバキ圧力を変化させる配慮が図られているものの、手差しトレイ上に積載される用紙枚数の多少によるピックアップローラの給紙圧力に関しては、特に配慮が図られてない。このため、用紙種類が一定であっても、用紙量によって給紙力の変化の考慮を要し、手間を要するものであった。
そこで、本発明は、従来の画像形成装置に備わる手差し給紙装置が有する上記問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、用紙積載量が変化しても一定の給紙性能で安定した給紙の可能な、新規かつ改良された手差し給紙装置および当該手差し給紙装置を備える画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある実施の態様によれば、画像形成装置本体に設置され、手差しされた記録媒体が載置される手差しトレイと、この手差しトレイに載置された記録媒体を画像形成装置本体内に取り込む記録媒体取込部を備える手差し給紙装置であって、記録媒体取込部は、記録媒体を画像形成装置本体内に送り込む際に、画像形成装置本体内に送り込む方向に回転駆動するピックアップローラを備え、ピックアップローラは、手差しトレイ上の記録媒体の積載量に応じて回転駆動時間が変化するように制御されることを特徴とする手差し給紙装置が提供される。
このような構成とすることにより、手差しトレイに載置された最上位面側の原稿に接触してから画像形成装置本体内に送り込むピックアップローラが手差しトレイの用紙積載量に応じて好適な給紙力を生成するので、給紙用紙のWフィードやピックミス等の給紙不具合が回避されるようになる。
このとき、上記実施の態様において、ピックアップローラは、記録媒体を画像形成装置本体内に送り込む際に、ピックアップローラの非作動時における停止位置から記録媒体の最上位面に降下し、記録媒体の積載量は、ピックアップローラの停止位置から記録媒体の最上位面への移動距離を元に算出されることとしてもよい。
このような構成とすることにより、手差しトレイ上の用紙積載量の検出をピックアップローラの降下距離を元に算出することから、手差しトレイ上の用紙積載量を的確に検出され、より確実にWフィードやピックミス等の給紙不具合が回避される。
このとき、上記実施の態様において、記録媒体取込部には、ピックアップローラから送り込まれた記録媒体を1枚ずつ分離して画像形成装置本体内の搬送路に導入する給紙ローラが備わり、ピックアップローラは、給紙ローラの回転軸の回転駆動に連動して昇降動作を実行し、ピックアップローラの移動距離は、給紙ローラの回転軸に取り付けられて回転角を指示する指針部材が画像形成装置本体内に備わる移動距離算出用検知センサを遮蔽する位置を元に算出されることとしてもよい。
このような構成とすることにより、ピックアップローラの降下距離をピックアップローラの昇降動作に連動する指針部材が移動距離算出用検知センサを遮蔽することによって、給紙ローラの回転軸を中心に回転移動したピックアップローラの移動角度を元に、当該降下距離が算出されるようになるので、かかる算出された降下距離を元に、手差しトレイ上の用紙積載量が的確に検出されるようになる。
このとき、上記実施の態様において、移動距離算出用検知センサは、エンコーダであることとしてもよい。
このような構成とすることにより、移動距離算出用検知センサとして、検出値を符号化するエンコーダを使用して、当該エンコーダの出力信号をカウントすることによって、簡単なハードウエア構成で正確なピックアップローラの降下距離が計測可能となる。
このとき、上記実施の態様において、ピックアップローラの昇降移動範囲の上限側には、発光素子と受光素子を含む反射型フォトセンサが備わり、ピックアップローラの移動距離は、反射型フォトセンサの検出値から算出されることとしてもよい。
このような構成とすることにより、ピックアップローラの降下距離を反射型フォトセンサに含まれる発光素子からの光を手差し給紙トレイに積載された記録媒体の最上位面に当て、反射してくる光を受光素子で受けることによって検出される当該最上位面までの距離を元に、ピックアップローラの降下距離が算出されるようになるので、手差しトレイ上の用紙積載量が的確に検出されるようになる。
このとき、上記実施の態様において、ピックアップローラの回転駆動時間は、ピックアップローラの算出された移動距離が大きいほど短く、移動距離が小さいほど長くなるように制御されることとしてもよい。
このような構成とすることにより、ピックアップローラが手差しトレイの用紙積載量に応じた好適な給紙力が生成されるので、給紙用紙のWフィードやピックミス等の給紙不具合が回避され、かつ、無駄なピックアップローラの回転を抑制して、ピックアップローラの磨耗を防止するので、ピックアップローラの長寿命化が図った上で、給紙用紙上のピックアップローラとの擦れによる紙粉等の浮き出しを防止できる。
上記課題を解決するために、本発明の別の実施の態様によれば、上記実施の態様の何れかに記載の手差し給紙装置を介して、給紙された記録媒体に対して画像形成処理を行う画像形成部を備えることを特徴とする画像形成装置が提供される。
このような構成とすることにより、手差しトレイの用紙積載量を元にピックアップローラの給紙力の変更をピックアップローラの回転駆動時間で制御するので、手差しトレイ上の用紙積載量が変化しても一定の給紙性能が得られるようになるので、給紙用紙のWフィードやピックミス等の給紙不具合が回避されるようになる。また、無駄なピックアップローラの回転が抑制されるようになるので、画像形成装置の余分な消費電力が削減可能となる。
以上説明したように本発明によれば、手差しトレイからの給紙時に用紙積載量を元に、給紙用紙に対して所定圧力を加えるピックアップローラの回転時間制御を実行することによって、用紙積載量に適した給紙力を生成するので、給紙用紙のWフィードやピックミス等の給紙不具合が回避されるようになる。
また、手差しトレイ上の用紙積載量の検出をピックアップローラの降下距離を元に算出することから、手差しトレイ上の用紙積載量を的確に検出され、より確実にWフィードやピックミス等の給紙不具合が回避される。
さらに、無駄なピックアップローラの回転を抑制して、ピックアップローラの磨耗を防止するので、ピックアップローラの長寿命化が図った上で、給紙用紙上のピックアップローラとの擦れによる紙粉等の浮き出しを防止できる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず、本発明の手差し給紙装置を備える画像形成装置の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施の形態の手差し給紙装置を備える画像形成装置の全体の構成を示す説明図であり、図2は、かかる画像形成装置の装置本体の構成を示す部分詳細図である。
本実施の形態において、画像形成装置1Aは、スキャナ等に読み込まれた画像データや外部から伝達された画像データを電子写真方式によって、記録媒体となる所定のシート状の記録用紙(以下、用紙と称する。)にモノクロ画像等として出力形成するものであって、用紙Pを複数枚積載可能な給紙トレイ(給紙カセット)8と、給紙トレイ8から供給される用紙Pを画像形成部14に搬送する用紙搬送部59とを備え、給紙トレイ8から用紙Pを自動的に供給可能としたものである。そして、かかる画像形成装置1Aの上方において、原稿載置台21の上面を開閉自在にするように、原稿読取装置1A2が設けられている。
画像形成装置1Aは、図1、図2に示すように、主に、露光ユニット1、現像装置2、感光体ドラム3、帯電器4、除電装置41、クリーナユニット5、定着ユニット6、用紙搬送装置7、給紙トレイ8、排紙トレイ9および転写機構10等より構成される装置本体1A1と、自動原稿処理装置1A2とにより構成されている。
装置本体1A1の上面部には、原稿が載置される透明ガラスからなる原稿載置台21が設けられ、この原稿載置台21の上方には、自動原稿処理装置1A2が上方に向かい揺動開放自在に設けられ、一方、この原稿載置台21の下方には、原稿の画像データを読み取る原稿読み取り部であるスキャナ部22が配置されている。
そのスキャナ部22の下方には、露光ユニット1、現像装置2、感光体ドラム3、帯電器4、除電装置41、クリーナユニット5、定着ユニット6、用紙搬送装置7、排紙トレイ9、および転写機構10が配設され、さらに、その下方には、用紙Pが収納された給紙トレイ8が配設されている。
露光ユニット1は、図示しない画像処理部から出力された画像データ(印字用画像データ)に応じて、レーザ光を帯電器4によって均一に帯電された感光体ドラム3の表面に照射して露光することにより、かかる感光体ドラム3の表面に画像データに応じた静電潜像を書込み形成する機能を有するものである。
露光ユニット1は、スキャナ部22の直下で且つ感光体ドラム3上方に配置され、レーザ照射部11および反射ミラー12を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)13a,13bが採用されている。本実施の形態では、高速印字処理を行う為に、複数のレーザ光を利用し、照射タイミングの高速化を低減する手法を採用し、2ビーム手法を採用している。
なお、本実施の形態では、露光ユニット1にレーザスキャニングユニット(LSU)13a、13bを用いているが、発光素子をアレイ状に並べたもの、例えば、ELやLED書込みヘッドを用いるものであっても良い。
感光体ドラム3は、図2に示すように、略円筒状を呈し、露光ユニット1の下方に配設され、図示しない駆動手段と制御手段によって、所定方向(図中の矢印A方向)に回転するように制御されている。この感光体ドラム3の外周面に沿って、画像転写終了後の位置を基準として、感光体ドラム3の回転方向下流側に向かい用紙剥離爪31、クリーナユニット5、電界発生部としての帯電器4、現像装置2、除電装置41の順に配置されている。
用紙剥離爪31は、ソレノイド32により感光体ドラム3の外周面に接離可能に配置されている。この用紙剥離爪31は、感光体ドラム3の外周面に当接した状態で、感光体ドラム3上の未定着トナー像を用紙Pに転写する際に、その感光体ドラム3の表面に張り付いた用紙Pを剥離するものである。なお、用紙剥離爪31の駆動手段として、ソレノイド32の代わりに駆動用モータ等を採用しても良く、また、その他の駆動手段の選択も可能である。
現像装置2は、感光体ドラム3上に形成された静電潜像を黒トナーで顕像化するものであって、感光体ドラム3の回転方向(図中の矢印A方向)で帯電器4より下流側で感光体ドラム3の側方で略水平(図中で右側)に配置されている。この現像装置2の下方に用紙搬送方向の上流側にレジストローラ15が配置されている。
トナー供給装置30は、トナーが充填されたトナー容器300から排出されるトナーを一時的に中間ホッパ部33に貯留してから現像装置2に供給するものであって、現像装置2に隣接するようにして配置されている。
レジストローラ15は、給紙トレイ8から供給された用紙Pの先端と感光体ドラム3上のトナー像とを整合して感光体ドラム3と転写ベルト103との間に搬送するように、図示しない駆動手段と制御手段とのより動作制御されている。
帯電器4は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であって、感光体ドラム3の上方でその外周面に近接して配置されている。なお、本実施の形態では、チャージャー型の帯電器4を用いているが、接触型のローラ方式によるものやブラシ方式によるものを用いるものであっても良い。
除電装置41は、感光体ドラム3の表面に形成されたトナー像を用紙Pに転写し易くするために、感光体ドラム3の表面電位を低下させるための転写前除電手段であって、感光体ドラム回転方向で現像装置2より下流側で、且つ感光体ドラム3の下方でその外周面に近接して配置されている。なお、本実施の形態では、除電装置41は、除電電極を用いて構成されているが、除電電極の替わりに除電ランプを用いたり、その他の方式により除電するようにしたものであっても良い。
クリーナユニット5は、現像・画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを除去・回収するものであって、感光体ドラム3を挟んで現像装置2と略対向する位置で感光体ドラム3の側方で略水平(図中で左側)に配置されている。
上述した様に、感光体ドラム3上で顕像化された静電像は、静電像が有する電荷の逆極性の電界が搬送される用紙P上に転写機構10から印加されることで用紙P上に転写される。例えば、静電像が(−)極性の電荷を有している時は、転写機構10の印加極性は、(+)極性となる。
転写機構10は、図2に示すように、駆動ローラ101、従動ローラ102および他のローラで架橋されると共に、所定の抵抗値( 本実施の形態では、1×109〜1×1013Ω・cmの範囲 )を有する転写ベルト103が配置された転写ベルト式ユニットで構成され、感光体ドラム3の下方で転写ベルト103の表面が感光体ドラム3の外周面の一部と接触するように配置されている。この転写ベルト103により、用紙Pを感光体ドラム3に押圧しながら搬送するようになっている。
感光体ドラム3と転写ベルト103の接触部104には、駆動ローラ101および従動ローラ102とは、異なる導電性で転写電界を印加可能な弾性導電性ローラ105が配置されている。
弾性導電性ローラ105は、弾性ゴム、発泡性樹脂等の軟質材料により構成されている。この弾性導電性ローラ105が弾性を有することで、感光体ドラム3と転写ベルト103とが線接触でなく、所定の幅(転写ニップと呼ばれる。)を有する面接触となるので、搬送される用紙Pへの転写効率の向上を図ることができる。
さらに、転写ベルト103の転写領域の用紙搬送方向下流側には、搬送される用紙Pが転写領域で印加された電界を除電し、次工程への搬送をスムーズに行う為の除電ローラ106が転写ベルト103の背面側に配置されている。
また、転写機構10には、転写ベルト103の残留トナーによる汚れを取るクリーニングユニット107と、転写ベルト103の除電を行う複数の除電機構108が配置されている。この除電機構108に用いられる除電を行うための手法として、装置を介して接地する手法、若しくは積極的に転写電界の極性とは、逆極性を印加する手法がある。
転写機構10で用紙P上に転写された静電像(未定着トナー)は、定着ユニット6に搬送されて加圧・加熱されることで未定着トナーが溶融されて用紙P上に定着される。
定着ユニット6は、図2に示すように、加熱ローラ6a、加圧ローラ6bを備え、この加熱ローラ6aと加圧ローラ6bによって用紙Pを挟持した状態で加熱ローラ6aを回転させ、加熱ローラ6aと加圧ローラ6bとの間を通過させることにより、用紙P上に転写されたトナー像を溶融して定着させる定着装置としての機能を有するものである。定着ユニット6の用紙搬送方向の下流側には、用紙Pを搬送する搬送ローラ16が設けられている。
加熱ローラ6aは、その外周部には、用紙剥離爪611、当該加熱ローラ6aの表面温度検出手段となるサーミスター612、加熱ローラ6aの表面に付着した汚れを清掃すると同時に当該表面にシリコンオイル等の離型剤を塗布するクリーニング機構となるウェブクリーニングユニット650が配置され、加熱ローラ6aの内部には、加熱ローラ6aの外周面を所定温度( 定着設定温度:概ね160〜200℃ )とする熱源となる加熱ヒータ614が設けられている。
加圧ローラ6bは、当該ローラ6bの両端部で加熱ローラ6aに対して所定圧量で加圧ローラ6bが圧接することの可能な加圧部材621が配置され、さらに、加圧ローラ6bの外周には、加熱ローラ6aの外周と同様に、用紙剥離爪622、ローラ表面クリーニング部材623が配置されている。また、本実施の形態では、加熱ローラ6aと同様に、外周面を所定温度に加熱するための熱源となる加熱ヒータ624が設けられている。
この定着ユニット6は、図2に示すように、加熱ローラ6aと加圧ローラ6bとの圧接部N6(いわゆる定着ニップ部と呼ばれる。)において、搬送される用紙P上の未定着トナーを加熱ローラ6aにより加熱して溶融し、かかる加熱ローラ6aと加圧ローラ6bとの圧接力による用紙P上への投鋲作用で、未定着トナーを用紙P上に定着するようになっている。
給紙トレイ8は、画像データが出力(印字)されるシート(用紙)を複数枚蓄積しておくためのものであり、露光ユニット1、現像装置2、感光体ドラム3、帯電器4、除電装置41、クリーナユニット5、定着ユニット6等で構成される画像形成部14の下側に構成されている。この給紙トレイ8の排紙側上部には、用紙ピックアップローラ8aが配置されている。
この用紙ピックアップローラ8aは、給紙トレイ8内に積載収容された用紙Pを最上層から1枚ずつピックアップし、下流側に向かって(便宜上の用紙Pの流れ出し側(カセット側)を上流、排紙側を下流とする。)用紙搬送装置7を構成する用紙搬送路7a上のレジストローラ15(「アイドルローラ」とも称する。)側に搬送するようになっている。
本実施の形態に係る画像形成装置1Aでは、高速印字処理を行うことを目的とする為、画像形成部14の下方に定型サイズの用紙Pを各々のトレイに500〜1500枚収納可能な複数の給紙トレイ8が配置され、一方、装置側面には、複数の用紙種類を多量に収納可能な大容量給紙カセット81が配置されると共に、かかる大容量給紙カセット81の上方に、主に不定型サイズの印字等に対応する手差しトレイ82が設けられている。なお、手差しトレイ82からの給紙を実行する手差し給紙装置の詳細については、後述する。
排紙トレイ9は、手差しトレイ82とは、反対側の装置側面に配置されている。また、排紙トレイ9に変わって、排紙用紙の後処理装置(ステープル、パンチ処理等を行う装置)や複数段排紙トレイ等をオプションとして配置することも可能な構成となっている。
用紙搬送装置7は、前述した感光体ドラム3と給紙トレイ8との間に構成され、用紙搬送装置7に備わる用紙搬送路7aを経由させて、給紙トレイ8から供給される用紙Pを一枚ずつ転写機構10に搬送し、転写機構10において、感光体ドラム3からトナー像が転写された用紙を定着ユニット6に搬送し、定着ユニット6において、未定着トナー像を用紙に定着した後に、指定された排紙処理モードに応じて形成された用紙搬送路や分岐爪によって用紙を搬送するように構成されている。
ここで、画像形成装置1Aにおける用紙搬送装置7による処理モードに対応した用紙搬送工程について説明する。まず、印字要求に合致する用紙Pは、図2に示すように、複数の給紙トレイ8の中から選択され、用紙搬送路7a中の搬送ローラ16によってレジストローラ15まで搬送される。
レジストローラ15に到達して一旦停止した用紙Pは、用紙Pの先端と感光体ドラム3上の画像データを合致させるタイミングでレジストローラが再び回転することによって、転写機構10に搬送され、用紙P上に感光体ドラム3から未定着トナー像(画像データ)が転写された後、定着ユニット6で用紙P上にトナー像が固着されて、排紙トレイ9に排出される。
この用紙搬送路7a内の搬送経路において、画像形成装置1Aが有する処理モード(コピアモード、プリンタモード、FAXモード)、および印字処理手法(片面印字、両面印字)によって定着ユニット6以降から排紙トレイ9までの搬送方法が異なる。通常、コピアモードでは、ユーザが画像形成装置1Aの近傍で操作を行うことから“フェースアップ排出”と呼ばれる印字面が上側になって排出される手法が多く用いられる。一方、プリンタ、FAX等の各モードでは、ユーザが画像形成装置1Aの近傍にいないことから、排出された用紙Pのページ順を揃える“フェースダウン排出”手法が多く用いられている。
従って、画像形成装置1Aでは、定着ユニット6を通過した用紙Pを排紙トレイ9に排出するまでの間に、複数の搬送路を経由して、上記目的に合致する用紙排出を行うようになっている。
ここで、用紙搬送装置7に備わる用紙搬送路7aについて、図面を参照して詳細に説明する。図3は、本実施の形態における画像形成装置の用紙搬送路の構成を示す説明図であり、図4は、当該用紙搬送路を構成する分岐された用紙搬送路とそれらを連通させる分岐爪の構成を示す部分詳細図である。
用紙搬送路7aは、図3、4に示すように、主に、給紙トレイ8からレジストローラ15に到る第1用紙搬送路7a1、レジストローラ15から転写機構10を介して定着ユニット6を通過して下流側の搬送ローラ16に到る第2用紙搬送路7a2、搬送ローラ16から排紙トレイ9に排紙するための排紙ローラ17に到る第3用紙搬送路7a3、搬送ローラ16から用紙Pを反転させる第4用紙搬送路7a4、第4用紙搬送路7a4と連通して再びレジストローラ15に用紙Pを搬送する反転搬送ローラ18に到る第5用紙搬送路7a5、排紙ローラ17から反転して用紙Pを搬送する第6用紙搬送路7a6、第6用紙搬送路と連通して第5用紙搬送路7a5を回避する第7用紙搬送路7a7、および第7用紙搬送路7a7と連通してスイッチバックローラ19に到る第8用紙搬送路7a8とにより構成されている。
そして、用紙搬送路7a内には、処理モードに応じて複数枚の用紙Pが配置されるようになっている。本実施の形態では、図3に示すように、用紙搬送路内に(1)〜(8)(図中の丸付き数字に示す)の8枚の用紙Pが配置するようになっているが、用紙搬送路内に許容可能な用紙Pの枚数は、用紙搬送路7aの構成によって変更できる。また、用紙搬送路内には、選択された処理モードに応じて用紙搬送路7aを選択して、用紙Pの搬送経路を変更する複数の分岐爪20が用紙搬送路7aの分岐点に設けられている。
図4に示すように、搬送ローラ16の下流側付近には、第3用紙搬送路7a3または第4用紙搬送路7a4と連通させる分岐爪20aが揺動変位可能に設けられている。この分岐爪20aは、図示しないソレノイドによって動作するようになっている。
第4用紙搬送路7a4の下流側には、第4用紙搬送路7a4と第5用紙搬送路7a5、または第5用紙搬送路7a5と第6用紙搬送路7a6とを連通させる分岐爪20bが揺動変位可能に設けられている。この分岐爪20bは、図示しないばね部材と用紙Pの弾性力によって動作するようになっている。
第6用紙搬送路7a6の下流側には、第5用紙搬送路7a5または第7用紙搬送路7a7と連通させる分岐爪20cが揺動変位可能に設けられている。この分岐爪20cは、図示しないソレノイドによって動作するようになっている。
第7用紙搬送路7a7の下流側には、第7用紙搬送路7a7と第8用紙搬送路7a8、または第5用紙搬送路7a5と第8用紙搬送路7a8とを連通させる分岐爪20dが揺動変位可能に設けられている。この分岐爪20dは、図示しないソレノイドによって動作するようになっている。
第5用紙搬送路7a5の上流側には、第4用紙搬送路7a4および第8用紙搬送路7a8と当該第5用紙搬送路7a5とを連通させて、円滑に用紙搬送を実行するための分岐爪20eが設けられている。
以上のように構成された用紙搬送装置7に備わる用紙搬送路7aにより、要求された処理モードに応じて分岐爪20a〜20dを動作させて、処理モードに対応した用紙Pの搬送経路を選択可能としている。
次に、本実施の形態における画像形成装置に備わる手差し給紙装置の構成の詳細について、図面を使用しながら説明する。図5は、本実施の形態の手差し給紙装置の給紙方向に対する端部側の概略構成を示す縦断面図であり、図6は、本実施の形態の手差し給紙装置の給紙方向に対する中央部側の概略構成を示す縦断面図である。
本実施の形態の手差し給紙装置800は、給紙カセット8に収納不能な不定形サイズ用紙や表面コート紙等の利用頻度の少ない用紙、PET樹脂等からなるフィルムシート等の記録媒体が載置される手差しトレイ82と、この手差しトレイ82に載置された用紙等の記録媒体を画像形成装置本体内に取り込む記録媒体取込部となる用紙取込機構802を備える。
手差しトレイ82は、装置本体1A1の一側面部に対して開閉自在に取り付けられており、ユーザの使用時に装置本体1A1の外方に開放して開状態にして、所望の用紙Pを載置できるように構成されている。
用紙取込機構802は、図5および図6に示すように、手差しトレイ82に載置された用紙Pを装置本体1A1の内部に設けられる手差しトレイ側用紙搬送路7a82内に送り込むために、用紙Pを取り込むピックアップローラ804と、このピックアップローラ804によって取り込まれた用紙を1枚ずつ分離してから当該用紙搬送路7a82に導入する給紙ローラ806と、この給紙ローラ806に対峙して配置されるサバキ板808とを備える。
本実施の形態では、ピックアップローラ804は、手差しトレイ82に積載された用紙Pの最上位面側の用紙Pを装置本体1A1に設けられる手差しトレイ側用紙搬送路7a82に送り込む際に、ピックアップローラ804の非作動時における停止位置となるホームポジションP1から手差しトレイ82に積載された用紙Pの最上位面P2に降下してから、装置本体1A1に送り込む方向(図5および図6では、右回り)に回転駆動する。このようにして、ピックアップローラ804は、給紙工程では、必ず積載用紙の最上位面P2に接触し、ピックアップローラ804の回転駆動力で用紙Pを装置本体内に給紙する。なお、ピックアップローラ804の降下動作および回転駆動動作の制御の詳細については、後述する。
給紙ローラ806は、装置本体1A1の手差しトレイ側用紙搬送路7a82の導入部側に設けられており、ピックアップローラ804により取り込まれた用紙Pを手差しトレイ側用紙搬送路7a82に送り込む。本実施の形態では、給紙ローラ806は、サバキ板808に圧接するように回転駆動することによって、用紙Pを1枚ずつ分離するサバキローラとしての機能も有する。給紙ローラ806は、不図示のアーム部を介してピックアップローラ804と連結され、当該アーム部の一端が給紙ローラ806の回転軸806aに対して回動可能に連結されていることから、当該アーム部の他端に回転自在に連結されるピックアップローラ804は、給紙ローラ806の回転軸806aの回転駆動に連動して昇降動作を実行するようになる。また、給紙ローラ806の回転軸806aとピックアップローラ804の回転軸804aは、駆動伝達ベルト810を介して駆動連結されており、不図示の駆動源からの駆動力によって駆動/停止するように構成されている。
このようにして、手差し給紙装置800は、装置本体1A1の手差しトレイ側用紙搬送路7a82に対し、手差しトレイ82上に積載される用紙Pの最上位面側の用紙Pをピックアップローラ804で給紙ローラ806まで用紙先端を搬送し、この給紙ローラ806に対峙して配置されるサバキ板808で搬送用紙Pを1枚ずつに選択・分離して、給紙ローラ806を通過した用紙Pが搬送ローラ815で搬送されて、図1および図2に示すように、装置本体1A1の給紙カセット8等から搬送される用紙Pの用紙搬送路7aに合流した後に印字されるようになる。
給紙ローラ806を通過した用紙Pは、その先端を手差しトレイ側用紙搬送路7a82の入力段側に備わるフォトセンサ等からなる入紙センサ813で検出されることによって、手差し給紙トレイ82から用紙Pが搬送されていることを装置本体1A1の制御部50(図10参照)で検出させ、印字処理等のタイミングが手差しモードに変更される。また、手差しトレイ82から搬送される用紙サイズが不明な場合には、入紙センサ813は、給紙ローラ806から搬送される用紙Pの後端を検出し、用紙Pの搬送速度と当該入紙センサ813がON状態になってからOFF状態になるまでの時間経過を元に、手差しトレイ82から搬送される用紙Pの長さを判別し、例えば、感光体ドラム3への主帯電器4の電圧印加タイミングと印加時間の設定等の印字プロセスの条件設定を行う。
通常の定型サイズ用紙等を収納する給紙カセット8の用紙給紙用ピックアップローラ8aの圧力、および給紙された用紙PのWフィードを回避するための給紙ローラ8bとサバキ部材となるサバキローラ8cとの加圧力(サバキ圧力)と比較して、手差し給紙装置800のピックアップローラ圧力とサバキ圧力は、若干強く設定されている。なぜなら、給紙カセット8からの給紙では、ピックアップローラ8aの降下点に収納される用紙の最上位面側の用紙から持ち上げられて給紙を行うことから、給紙カセット8内の用紙収納量の多少による給紙ポイントの相違はなく、一定の給紙性能が得られるが、手差し給紙装置800による給紙では、手差しトレイ82に積載される用紙種類は、種々に渡るため、用紙厚み、用紙の表面性の相違による給紙動作での不具合発生を未然に防ぐために、若干強い設定圧力となっているからである。
このような画像形成装置1Aの設定、機構の条件で給紙される手差し給紙装置800による手差しトレイ82からの用紙搬送では、給紙ローラ806の駆動に連動するピックアップローラ804の駆動力が一定である。このため、図7(a)に示すような手差しトレイ82に多量枚数の用紙積載時の給紙搬送力と、図7(b)に示すような少量枚数の用紙積載時の給紙搬送力とでは、用紙搬送力に相違が発生する。この用紙搬送力の相違のために、多量枚数の積載時には、ピックアップローラによって82の前方の傾斜を上昇する上昇力は、少なくて良いにも関わらず、一定の力で給紙を行うことで、用紙の搬送力が強くなり、給紙工程で搬送用紙を重送する“Wフィード”が発生する虞がある。一方、少量枚数の積載時には、給紙によって用紙が手差しトレイ82内の傾斜を昇動する力が不足し、給紙工程で給紙搬送をしない“ピックミス(現象)”の発生の虞がある。もし、手差しトレイ82の用紙積載量に応じて、手差しトレイ82を装置本体1A1に対して昇降可能な構成とすると、画像形成装置1Aの大型化を招来し、装置の外観上の観点からも好ましくないので、手差しトレイ82の用紙積載面は、固定位置となっている。
このため、本実施の形態では、ピックアップローラ804は、手差しトレイ82に載置される用紙Pの積載量に応じて、ピックアップローラ804の回転駆動時間が変化するように制御される。このとき、当該用紙Pの積載量は、可動部であるピックアップローラ804の停止位置となるホームポジションP1から手差しトレイ82に積載された用紙Pの最上位面P2に降下した際の移動距離を元に算出される。具体的には、上述したように、本実施の形態では、ピックアップローラ804の降下および回転駆動は、給紙ローラ806の駆動源から駆動伝達ベルト810を介して駆動力、降下力を得ることから、給紙ローラ806の回転軸806aに指針部材812を設置して、この指針部材812の先端部812aがピックアップローラ804の移動距離の算出用検知センサとなるエンコーダ814の何れの位置を遮蔽したかを検出する。このとき、検出された指針部材812の回転角を元に、ピックアップローラ804の給紙工程時における降下移動距離が算出される。算出された当該距離を元に、ピックアップローラ804の降下位置、すなわち手差しトレイ82に積載された用紙Pの最上位面P2の高さ(位置)が検出されて、検出された当該位置を元に、手差しトレイ82上の用紙積載量が的確に検出されるようになる。
このようにして、手差しトレイ82に積載された用紙Pの最上位面P2の位置を元に、手差しトレイ82上の用紙積載量が検出されると、本実施の形態の手差し給紙装置800では、ピックアップローラ804の回転時間制御を行う。このとき、ピックアップローラ804と用紙最上位面P2との接触圧力(用紙搬送圧力)を可変する方が用紙取込機構802の給紙性能としては、Wフィード、ピックミス等の給紙不具合の発生が低減させるには、好適と考えられる。しかしながら、ピックアップローラ804の接触圧力を可変とするには、本実施の形態のように、給紙ローラ806の回転でピックアップローラ804が連動して、回転モーメントによる給紙位置までの降下、および用紙Pとの接触で手差しトレイ82上の用紙Pを搬送する用紙取込機構802では、圧力可変手段は、給紙ローラ806の回転数の可変機構が考えられる。その際に、当該機構802を複雑にすると、メカ機構での圧力可変が可能となるものの、手差しトレイ82は、ユーザの直近で回転するピックアップローラ804が配置されることから、簡便な機構でユーザの操作性の簡便性、安全性を考慮することを要する。しかし、給紙ローラ806の回転数を可変とすると、積載用紙Pの多少によって手差しトレイ82から給紙される用紙Pの搬送速度が変化して、画像形成装置1Aの制御部50での用紙搬送制御の煩雑化を招来する。このため、本実施の形態では、ユーザの利便性からの手差し給紙でのトラブル回避、および画像形成装置1Aの制御部50での負荷低減を考慮し、ピックアップローラ804の回転数の増減で用紙Pに伝達される時間を元に給紙力の増減を図ることとした。
すなわち、本実施の形態の手差し給紙装置800は、ピックアップローラ804が一定の接触圧力であっても、短時間の接触と長時間の接触では、用紙Pの搬送を実行する給紙力に相違が発生することに着目して創作されたものである。このピックアップローラ804が積載用紙Pの最上位面P2と接して回転駆動する回転時間と手差しトレイ82に積載された用紙枚数を変化させることによって、本発明の効果が得られる裏付けとなる実施例データを図8に示す。なお、図8に示す実施例での手差し給紙装置に備わる手差しトレイの各種条件は、最大積載枚数が200枚、最小積載用紙長さが105mm、用紙先端位置と給紙ローラとの間の距離が40mm、ピックアップローラの周長が62.8mm(ローラ径が20mm)である。
本実施例では、用紙積載枚数は、最大積載枚数を200枚とした時の多量積載時(130〜200枚)、普通量積載時(80〜130枚)、少量積載時(80枚以下)の3段階に分けて回転時間を変更し、ピックアップローラ804の回転時間を普通量積載時(80〜130枚)の回転時間を1.0とした時の多量積載時と少量積載時のピックアップローラ804の回転駆動時間を変更しながら、給紙不具合の解消の可否の検討を行った。その結果、図8に示すように、手差しトレイ82が少量積載時では、ピックアップローラ804の回転時間を普通量積載時の回転時間の1.5倍以上とした場合に、用紙のピックミスが解消され、手差しトレイ82が多量積載時では、ピックアップローラ804の回転時間を普通量積載時の回転時間を0.8倍以下とした場合に、給紙のWフィードが解消され、用紙先端が給紙工程で給紙ローラに到達可能となることが確認された。
上記実施例から得られたデータを元に、手差しトレイ82上の用紙積載量が検出されると、本実施の形態の手差し給紙装置800では、ピックアップローラの回転駆動時間を用紙積載量が多い場合には、短縮し、用紙積載量が少ない場合には、延長するように制御することにより、ピックアップローラ804が手差しトレイ82の用紙積載量に応じた好適な給紙力が生成されるようになる。このため、給紙用紙のWフィードやピックミス等の給紙不具合が回避され、かつ、無駄なピックアップローラ804の回転を抑制して、ピックアップローラ804の磨耗を防止するので、ピックアップローラ804の長寿命化が図った上で、給紙用紙上のピックアップローラ804との擦れによる紙粉等の浮き出しを防止できる。
なお、上記の図8に示す実施例に限定されず、用紙積載枚数のランク分けをより細分化すると共に、ピックアップローラ804の回転数ランクをより多分割して行うことによって、給紙不具合の解消が図られるが、極端な多段階制御を行うと、手差しトレイ82上に積載される用紙種類が、例えば、薄紙・厚紙、表面コート紙、非コート紙等のように多岐に渡ることから、制御に混乱を生じるだけでなく、上記問題点の解決とならないことも充分に考慮することを要することは、言うまでもない。
また、本実施の形態の手差し給紙装置800の用紙取込機構802における手差しトレイ82に載置される用紙Pの積載量を検出する手法の変形例として、図9に示すように、ピックアップローラ804の昇降移動範囲の上限側に、発光素子と受光素子を含む反射型フォトセンサ820を設けて、ピックアップローラ804の移動距離を当該反射型フォトセンサ820の検出値から算出するようにして、手差しトレイ82上の用紙積載量を検出する手法も可能である。この反射型フォトセンサ820は、手差しトレイ82に載置された用紙等の記録媒体がどのサイズでも検知可能にするために、どのサイズの記録媒体が通過する給紙トレイの給紙方向の中央側の上方に設置されていることが好ましい。このような変形例の手差し給紙装置800aの用紙取込機構802aでは、ピックアップローラ804の降下距離を反射型フォトセンサ820に含まれる発光素子からの光を手差し給紙トレイ82に積載された用紙Pの最上位面P2に照射してから、反射してくる光を受光素子で受けることによって検出される当該最上位面P2までの距離を元に、ピックアップローラ804の降下距離がダイレクトに算出されるようになるので、手差しトレイ82上の用紙積載量が的確に検出されるようになる。
次に、本実施の形態の定着装置を備える画像形成装置1Aの制御系について、図面を参照しながら説明する。図10は、本実施の形態に係る画像形成装置の制御部の構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係る画像形成装置1Aは、図10に示すような制御部500において、画像の読み取り処理、画像処理、画像形成処理、および用紙Pの搬送処理等をROM( Read Only Memory )55に予め記憶されたプログラムに従って、画像形成装置1Aに備わる各構成要素の制御手段となる中央処理ユニット( CPU )54がRAM( Random access Memory )56等の一時的記憶手段を用いて処理を実行する。なお、ROM55やRAM56に代えて、HDD( Hard Disk Drive )等の記憶手段を代用することも可能である。
画像形成装置1Aにおいて、スキャナ部22によって読み取った原稿の画像情報となる原稿画像データ、または、図示しない通信ネットワークに繋がれた各端末装置から送信された原稿画像情報は、通信処理部58を介して画像処理部57に入力されるようになっている。
画像処理部57は、RAM56等の記憶部に記憶された原稿画像情報を印字(用紙への画像形成)に適した印字用画像に上記のプログラムによって処理するものである。画像処理部57での処理によって生成された印字用画像情報は、画像形成部14に入力される。かかる画像形成部14、給紙トレイ8や手差しトレイ82から用紙を装置本体1A1の内部に取り込む用紙取込部80、用紙搬送路7a等において用紙の各種検出・制御を行う用紙搬送部59、定着ユニット6、排紙ローラ17において用紙の各種の検出・制御を行う排紙処理部60は、各々の駆動部を制御する駆動制御部62と連動している。
用紙取込部80は、給紙トレイ8から用紙を装置本体1A1の用紙搬送路7aに取り込む給紙トレイ側用紙取込部801と、手差しトレイ82から用紙を装置本体1A1の内部に取り込む手差しトレイ側用紙取込部802とを備えている。
用紙搬送部59によって搬送される用紙は、画像形成部14においての画像情報の印字処理を実行する印字工程と、その後に、印字処理された用紙に対して定着ユニット6で実行される定着工程を経て、用紙排出部となる排紙トレイ9に排出されるようになっている。
また、画像形成装置1Aには、運転条件設定部77、搬送用紙検知センサ78が設けられている。運転条件設定部77は、操作スイッチ類によって使用者が設定した画像形成要求、または記録媒体の種類等の画像形成条件に応じて、画像形成装置1Aの画像形成、または搬送条件等の運転条件を設定するものである。搬送用紙検知センサ78は、光センサ等からなり、用紙搬送路7aを通過する用紙を検出するものであり、画像形成装置1Aに備わる用紙搬送路7aの何れかの部位に設けられている。
さらに、画像形成装置1Aは、設定された運転条件にしたがって、スキャナ部22、画像形成部14、用紙取込部80、用紙搬送部59、定着ユニット6、および排紙処理部60等の駆動用アクチュエータである原稿読み取り駆動部64、印字処理駆動部65、用紙取込駆動部66、用紙搬送駆動部67、排紙駆動部68、および定着駆動部70の動作、すなわち、ROM55に記憶されたプログラムに基づくCPU54の指令に従って、同期した動作を駆動制御部62の制御によって行うようになっている。
原稿読み取り駆動部64は、スキャナ部22の駆動用アクチュエータである。印字処理駆動部65は、感光体ドラム3等の画像形成部14に備わる各構成要素の駆動用モータである。用紙取込駆動部66は、給紙トレイ8や手差しトレイ82から用紙を装置本体1A1の内部に取り込むためのピックアップローラ8a、804や給紙ローラ8b、806、サバキローラ8cの駆動用モータである。本実施の形態では、用紙取込駆動部66には、ピックアップローラ8a、804の駆動源となるピックアップローラ駆動部66aと、給紙ローラ8b、806の駆動源となる給紙ローラ駆動部66bが含まれている。用紙搬送駆動部67は、用紙搬送部59、具体的には、上述の用紙搬送路7a上の各搬送ローラ16、レジストローラ15の駆動用モータである。排紙駆動部68は、排紙ローラ17等の駆動用モータである。定着駆動部70は、定着ユニット6に備わる加熱ローラ6a、加圧ローラ6b、およびウェブクリーニングユニット650の駆動用モータである。これらの各駆動部の駆動用モータや移動手段は、それぞれ同じまたは異なるモータを駆動源として適宜に動力伝達機構を介して構成できる。
また、画像形成装置1Aには、オプション構成74として、ステープルやパンチ等を実行する後処理装置81、自動原稿読み取り装置(自動原稿処理装置1A2等)が配置され、これらオプション構成74は、画像形成装置1Aの制御部500とは、別に各々のオプション構成74内に制御部74aを持ちながら、装置とのタイミング調整を上述の通信処理部58を介して同期するように構成されている。
さらに、本実施の形態では、画像形成装置1Aに備わる各構成要素の制御手段となるCPU54には、用紙取込部80を構成する用紙取込機構802の各種構成要素の動作等を制御する用紙取込機構制御部79が含まれている。この用紙取込機構制御部79は、具体的には、図10に示すように、給紙カセット検出部79a、用紙載置判定部79b、ピックアップローラ到達判定部79c、およびピックアップローラ移動距離算出部79dを含む。
給紙カセット検出部79aは、画像形成装置に印字要求がされると、給紙元となる装置本体1A1の給紙カセット8または手差しトレイ82の何れかが選択されているかを判定した後に、各給紙カセット8、および手差しトレイ82の何れに積載されている用紙が印字要求されているかを検出する機能を有する。
用紙載置判定部79bは、給紙カセット検出部79aで検出された給紙カセット8または手差しトレイ82に用紙が載置されたか否かを判定する機能を有する。
ピックアップローラ到達判定部79cは、ピックアップローラ804が積載用紙Pの最上位面P2に到達したか否かを判定する機能を有する。
ピックアップローラ移動距離算出部79dは、ピックアップローラ到達判別部79cでピックアップローラ804が積載用紙Pの最上位面P2に到達するまでの移動距離を算出する機能を有する。
次に、本実施の形態の手差し給紙装置800を備える画像形成装置1Aによる印字プロセスの動作について図面を使用しながら説明する。図11は、本実施の形態の手差し給紙装置を備える画像形成装置による印字プロセスの動作を説明するフローチャートである。なお、図11では、印字プロセスの動作のうち、特に、印字要求されてから、手差しトレイから給紙するに際して、手差しトレイ上の用紙積載量を検出してから、ピックアップローラの回転駆動時間を設定する工程について、説明している。
まず、画像形成装置1Aに印字要求がなされると(工程S101)、画像形成装置1Aの制御部50は、印字条件入力が完了したかを確認した後に、給紙元として何れの給紙カセット8または手差しトレイ82が選択されたかを給紙カセット検出部79aで確認する(工程S102)。
給紙カセット検出部79aでは、その後、工程S102で選択された給紙カセットが手差しトレイ82による給紙か否かの判定を行う(工程S103)。この工程S103で、手差し給紙でないと検出される場合には、装置本体1A1に標準装備されている定型サイズの給紙カセット8からの給紙と判断し(工程S112)、選択された給紙カセット8からの用紙を給紙して(工程S113)、印字処理を行う(工程S110)。
他方、工程S103での判定で手差しトレイ82からの給紙と判定された場合には、用紙載置判定部79bは、手差しトレイ82に用紙が載置されているか否かの判定を行う(工程S104)。この工程S104での判定は、手差しトレイ82の用紙積載部に配置されるフォトセンサ等の用紙有無検知センサ(不図示)のON、OFFで判定される。手差しトレイ82に用紙が積載されたことを用紙有無検知センサが検出すると、給紙ローラ806を回転駆動させて、当該給紙ローラ806の回転駆動に連動して回転・降下動作を実行するピックアップローラ804を降下させる(工程S105)。
その後、ピックアップローラ到達判定部79cが回転・降下するピックアップローラ804が積載用紙Pの最上位面P2に到達したか否かを判定すると(工程S106)、指針部材812とエンコーダ814で検出されたデータを元に、ピックアップローラ移動距離算出部79dがピックアップローラ804の回転角度を検出する(工程S107)。なお、工程S106でのピックアップローラ804が積載用紙Pの最上位面P2に到達したか否かの判定は、給紙ローラ806を駆動する駆動源の回転負荷の増加を元に検出される。
次に、工程S107で検出されたピックアップローラ804の手差しトレイ82に積載された用紙Pの最上位面P2との回転角度を元に、ピックアップローラ移動距離算出部79dは、手差しトレイ82上の用紙積載量を算出し、給紙工程時のピックアップローラ回転時間を決定する(工程S108)。
工程S108におけるピックアップローラ804の回転時間の算出は、制御部50のRAM56にメモリされている手差しトレイ用紙積載量とピックアップローラ回転時間のテーブルが使用される。このようにピックアップローラ804の回転時間が決定されると、手差しトレイ82からの給紙処理が行われ(工程S109)、印字処理工程が実行される(工程S110)。
その後、制御部50で次印字があるか否かの判定が行われ(工程S111)、次印字があると検出されると、また、工程S102に戻って、画像形成装置1Aの制御部50は、印字条件入力が完了したかを確認した後に、給紙元として何れの給紙カセット8または手差しトレイ82が選択されたかを給紙カセット検出部79aで確認する。一方、工程S111で次印字がないと検出されると、本実施の形態の画像形成装置1Aによる印字プロセスの動作が終了する。
以上説明したように、本実施の形態の手差し給紙装置800では、手差しトレイ82に載置された用紙の最上位面に接触してから装置本体1A1内に送り込むピックアップローラ804が当該ピックアップローラ804の降下距離を元に算出される手差しトレイ82の用紙積載量に応じて、好適な給紙力をピックアップローラの回転時間を変更させることによって生成させる。このため、手差しトレイ上の用紙積載量が変化しても、一定の給紙性能が得られ、給紙用紙のWフィードやピックミス等の給紙不具合が回避されようになる。
また、当該用紙積載量を算出するために使用されるデータであるピックアップローラ804の降下距離の検出値をエンコーダで符号化してから。当該符号化された出力信号をカウントすることによって、簡単なハードウエア構成で正確なピックアップローラ804の降下距離が計測可能となる。
さらに、本実施の形態の手差し給紙装置800を介して、給紙された用紙に対して画像形成処理を行うことによって、手差しトレイ82上の用紙積載量が変化しても一定の給紙性能が得られるようになるので、給紙用紙のWフィードやピックミス等の給紙不具合が回避される画像形成装置1Aが提供されるようになり、また、無駄なピックアップローラ804の回転駆動が抑制されるようになるので、画像形成装置1Aの余分な消費電力が削減されるようになる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記第1の実施の形態では、1つのトナー容器を設置するモノクロ用の画像形成装置に備わる手差し給紙装置に本発明が適用されているが、複数のトナー容器を設置するカラー用の画像形成装置に備わる手差し給紙装置として、本発明の手差し給紙装置を適用することも可能である。
本発明の第1の実施形態の手差し給紙装置を備える画像形成装置の全体の構成を示す説明図である。 同実施の形態における画像形成装置の装置本体の構成を示す部分詳細図である。 同実施の形態における画像形成装置の用紙搬送路の構成を示す説明図である。 用紙搬送装置を構成する分岐された用紙搬送路とそれらを連通させる分岐爪の構成を示す部分詳細図である。 同実施の形態の手差し給紙装置の給紙方向に対する端部側の概略構成を示す縦断面図であり、 同実施の形態の手差し給紙装置の給紙方向に対する中央部側の概略構成を示す縦断面図である。 同実施の形態の比較例となる手差し給紙装置の給紙方向に対する中央部側の縦断面図であり、(a)は、手差しトレイに多量の用紙が積載された場合の縦断面図であり、(b)は、手差しトレイに少量の用紙が積載された場合の縦断面図である。 本発明の効果が得られる裏付けとなる実施例データを示す表である。 同実施の形態の変形例となる手差し給紙装置の給紙方向に対する中央部側の概略構成を示す縦断面図である。 同実施の形態に係る画像形成装置の制御部の概略構成を示すブロック図である。 同実施の形態の手差し給紙装置を備える画像形成装置による印字プロセスの動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1A 画像形成装置
1A1 画像形成装置本体(装置本体)
14 画像形成部
79 用紙取込機構制御部
79a 給紙カセット検出部
79b 用紙載置判定部
79c ピックアップローラ到達判定部
79d ピックアップローラ移動距離算出部
82 手差しトレイ
800 手差し給紙装置
802 記録媒体取込部(用紙取込機構)
804 ピックアップローラ
806 給紙ローラ
812 指針部材
814 移動距離算出用検知センサ(エンコーダ)
820 反射型フォトセンサ
P 記録媒体(用紙)
P1 停止位置
P2 最上位面

Claims (7)

  1. 画像形成装置本体に設置され、手差しされた記録媒体が載置される手差しトレイと、該手差しトレイに載置された前記記録媒体を前記画像形成装置本体内に取り込む記録媒体取込部を備える手差し給紙装置であって、
    前記記録媒体取込部は、前記記録媒体を前記画像形成装置本体内に送り込む際に、前記画像形成装置本体内に送り込む方向に回転駆動するピックアップローラを備え、
    前記ピックアップローラは、前記手差しトレイ上の前記記録媒体の積載量に応じて回転駆動時間が変化するように制御されることを特徴とする手差し給紙装置。
  2. 前記ピックアップローラは、前記記録媒体を前記画像形成装置本体内に送り込む際に、前記ピックアップローラの非作動時における停止位置から前記記録媒体の最上位面に降下し、
    前記記録媒体の積載量は、前記ピックアップローラの前記停止位置から前記記録媒体の最上位面への移動距離を元に算出されることを特徴とする請求項1に記載の手差し給紙装置。
  3. 前記記録媒体取込部には、前記ピックアップローラから送り込まれた前記記録媒体を1枚ずつ分離して前記画像形成装置本体内の搬送路に導入する給紙ローラが備わり、
    前記ピックアップローラは、前記給紙ローラの回転軸の回転駆動に連動して昇降動作を実行し、
    前記ピックアップローラの前記移動距離は、前記給紙ローラの前記回転軸に取り付けられて回転角を指示する指針部材が前記画像形成装置本体内に備わる移動距離算出用検知センサを遮蔽する位置を元に算出されることを特徴とする請求項1または2に記載の手差し給紙装置。
  4. 前記移動距離算出用検知センサは、エンコーダであることを特徴とする請求項3に記載の手差し給紙装置。
  5. 前記ピックアップローラの昇降移動範囲の上限側には、発光素子と受光素子を含む反射型フォトセンサが備わり、
    前記ピックアップローラの前記移動距離は、前記反射型フォトセンサの検出値から算出されることを特徴とする請求項1または2に記載の手差し給紙装置。
  6. 前記ピックアップローラの回転駆動時間は、前記ピックアップローラの算出された前記移動距離が大きいほど短く、前記移動距離が小さいほど長くなるように制御されることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の手差し給紙装置。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載の手差し給紙装置を介して、給紙された記録媒体に対して画像形成処理を行う画像形成部を備えることを特徴とする画像形成装置。
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