JP2011081091A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第2搬送路43にある第1搬送ローラ対60と第2搬送ローラ対63の間に冷却ダクト78を配置する。従動ローラ61,64を用紙との接触部が断続的になる形状とする。第1搬送ローラ対60と第2搬送ローラ対63の少なくともいずれかに用紙が挟持された場合、所定の回転速度で冷却ファン77の回転を開始して、所定の冷却風量で送風する。
【選択図】図2
Description
一方、搬送ローラの軸方向幅を単に狭めるだけでは、用紙を挟持する力が劣り、用紙の搬送性が低下するという問題点もある。
前記定着部による加熱定着後の記録媒体を搬送する搬送路と、前記搬送路に設けられた2個の搬送ローラからなる2組の搬送ローラ対と、前記搬送路に配置されて冷却風を送る冷却ダクトと、を備え、
記録媒体を挟持する前記搬送ローラ対のうち、少なくとも冷却風が当る側にある搬送ローラは、記録媒体との接触部が断続的になるように形成されていることを特徴とするものである。
前記搬送ローラ対は、前記排出搬送路に設けられたことを特徴とする。
前記冷却ダクトが前記2組の搬送ローラ対の間に配置され、前記冷却ダクトの搬送方向下流に位置する搬送ローラを記録媒体との接触部が断続的になるように形成したしたことを特徴とする。
まず、図1を用いて、本発明の一実施形態に係る画像形成装置Xの構成について説明する。画像形成装置Xは、複写機能及びプリンタ機能を併せ持つ複合機である。
本画像形成装置Xは、印刷モードとしてコピアモード(複写モード)、プリンタモード、FAXモードを有しており、不図示の操作部からの操作入力や、パーソナルコンピュータ等の外部ホスト装置からの印刷ジョブの受信に応じた印刷モードが、図1に不図示の制御部(後述する図5の制御部101)によって選択される。
ここで、前記排気ダクト51は、前記原稿読み取り部1(画像読み取り手段)を支持する支持部材50により形成されている。
図2は、第2搬送路43における冷却機構の第1実施形態を示す構成図、図3は第2搬送路43における冷却機構の第1実施形態を示す斜視図、図4は第1実施形態の冷却ダクトを示す図である。図4(a)は平面図、図4(b)はA−Aにおける断面図である。
なお、用紙センサは、アクチュエータ式等の他の検知方式のセンサでもよい。
冷却ダクト78は、第1搬送ローラ対60と第2搬送ローラ対63の間に配置され、外部からの空気を、搬送されている用紙Pへほぼ垂直に導く。図3及び図4に示すように、冷却ダクト78は、矩形上の枠体であり、長さは用紙の全幅(搬送方向に直交する方向の用紙幅)を冷却できるサイズを有している。従動ローラ61は、冷却ダクト78は、図4に示すように搬送方向にリブ84が形成されて軸方向に断続的に開口して空気吹き出し口79を形成する構造となっており、リブ84が搬送ガイドも兼ねている。図2に示すように、上搬送ガイド71は、冷却ダクト78の設置部分が開口しており、ここから冷却ダクト78に案内された冷却空気が送り込まれて第1搬送ローラ対60に挟持されている用紙が冷却される。空気は装置外部から取り入れられ、冷却ファン77により冷却ダクト78に送り込まれる。
図6は用紙への冷却の手順を示すフローチャート、図7は、片面印刷モード、あるいは両面印刷モードの両面印刷済みの場合の用紙搬送と冷却を示す説明図、図8は両面印刷モードの片面側印刷の場合の用紙搬送と冷却を示す説明図である。
ここで、用紙Pが第1搬送ローラ60と第2搬送ローラに挟持されたときの最大送風量を第1の風量として、これを基準にこれより弱い送風量を第2の風量として説明する。
図9は第2搬送路43における冷却機構の第2実施形態を示す構成図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
図2の第1実施形態と同一部分には共通の符号を付す。第1実施形態と異なる部分は、冷却ダクト81の形状であり、図9に示すように冷却ダクト81の搬送路側が上流側へ折れ曲がっている。従って、冷却風は冷却ダクト81に沿って、第1搬送ローラ対60から上流側へ送風される。このため冷却ダクト81の下流側には冷却風はほとんど流れない。そこで第2搬送ローラ対93の従動ローラ94は通常のローラ形状している。冷却風の送風動作は、第1実施形態と同じであるので説明は省略する。
図10は、第2搬送路43における冷却機構の第3実施形態を示す構成図である。
図9の第2実施形態と同一部分には共通の符号を付す。第2実施形態と異なる部分は、冷却ダクト82の形状と位置である。図10に示すように冷却ダクト82の搬送路側が上流側へ折れ曲がっており、この点は第2実施形態と同じである。冷却ダクト78は、第1搬送ローラ対60の従動ローラ61を囲うように設けられ、その幅は従動ローラ61が収まるサイズであり、長さは用紙の全幅(搬送方向に直交する方向の用紙幅)を冷却できるサイズを有している。従って、冷却風は冷却ダクト82に沿って、第1搬送ローラ対60から上流側へ送風される。従動ローラ61は断続的に用紙に接触する形状であるので、従動ローラ61の下流側に送風された冷却風も空隙部分を通って上流側に流れる。
図11は、第2搬送路43における冷却機構の第4実施形態を示す構成図である。
図10の第3実施形態と同一部分には共通の符号を付す。第3実施形態と異なる部分は、冷却ダクト83の形状であり、図9に示すように冷却ダクト83の搬送路側が下流側へ折れ曲がっている。従って、冷却風は冷却ダクト83にそって、第1搬送ローラ対60から下流側へ送風される。従動ローラ61は断続的に用紙に接触する形状であるので、従動ローラ61の上流側に送風された冷却風も空隙部分を通って下流側に流れ、第2搬送ローラ対63の従動ローラ64も断続的に用紙に接触する形状であるので、冷却風はさらに下流に流れ、用紙を十分に冷却する。
なお冷却風の送風動作は、第1実施形態と同じであるので説明は省略する。
20 電子写真プロセス部
21 定着ユニット
42 第1搬送路
43 第2搬送路
44 第6搬送路
50 支持部材
60,63 搬送ローラ対
61,64,94 従動ローラ
62,65 駆動ローラ
71 上搬送ガイド
72 下搬送ガイド
73 ゲート
74,75 用紙センサ
76 冷却機構
77 冷却ファン
78 冷却ダクト
79 吹き出し口
80 排出口
81,82,83 冷却ダクト
84 リブ
Claims (8)
- 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、画像形成後の記録媒体に画像を加熱定着させる定着部とを具備する画像形成装置において、
前記定着部による加熱定着後の記録媒体を搬送する搬送路と、
前記搬送路に設けられた2個の搬送ローラからなる2組の搬送ローラ対と、
前記搬送路に配置されて冷却風を送る冷却ダクトと、
を備え、
記録媒体を挟持する前記搬送ローラ対のうち、少なくとも冷却風が当る側にある搬送ローラは、記録媒体との接触部が断続的になるように形成されていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記冷却ダクトからの記録媒体に対する空気の吹付け方向が、ほぼ垂直の場合は、前記冷却ダクトの搬送方向の上流側と下流側の両方の冷却風が当る側にある搬送ローラを、記録媒体と断続的に接触する形状に形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記搬送ローラ対の一方の搬送ローラである従動ローラが記録媒体と断続的に接触する形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記冷却ダクトは、記録媒体との接触部が断続的になるように形成されている搬送ローラに、直接的に空気を吹き付ける位置に配置したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記冷却ダクトに、記録媒体との接触部が断続的になるように形成されている一方の搬送ローラである従動ローラを回転可能且つ一体的に形成し、該従動ローラを他方の搬送ローラである駆動ローラに当接するように取り付けたことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 搬送ローラへの空気の吹付け方向は、搬送方向の下流側であり、搬送ローラの下流側の排出ローラも記録媒体との接触部が断続的になるように形成されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記搬送路は、
前記定着部による加熱定着直後の記録媒体を搬送する定着直後搬送路と、
前記定着直後搬送路に接続して排出口へ搬送する排出搬送路と、
を有し、
前記搬送ローラ対は、前記排出搬送路に設けられたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記定着直後搬送路は、定着部から略垂直方向に伸び、
前記排出搬送路は、略水平方向に配置されて前記定着直後搬送路に接続し、
前記冷却ダクトが前記2組の搬送ローラ対の間に配置され、前記冷却ダクトの搬送方向下流に位置する搬送ローラを記録媒体との接触部が断続的になるように形成したしたことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
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