JP5728461B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置を通過した用紙が用紙排出口へ搬送される搬送経路に対して空気を吹き出す機構を備えた画像形成装置に関する。
プリンター、複写機、ファクシミリ、及びこれらの複合機などの画像形成装置には、印刷用紙の表面に形成されたトナー像を印刷用紙に溶融して定着させる定着装置が設けられている。定着装置は、トナーを溶融させるためにIHヒーターなどの加熱手段を備えており、印刷用紙が定着装置を通過する際に印刷用紙とともにトナーを加熱する。これにより、定着装置を通過した印刷用紙に画像が形成される。定着装置を通過した印刷用紙は、定着装置から用紙排出口に至る搬送経路を搬送されて、用紙排出口から外部のトレイに排出される。
この種の画像形成装置では、定着装置を通過するさいに用紙が高温に熱せられる。高温に熱せられた用紙は、放熱しながら搬送経路を搬送されるが、完全に熱が低下しないまま用紙排出口から用紙が排出される場合がある。この場合、溶融したトナーが固まりきらず、トレイに積載された他の用紙に転写したり、他の用紙と接着したりする。このような問題を解消できる従来装置として、特許文献1及び特許文献2には、高温に熱せられた用紙を冷却ファンなどで冷却する定着装置や画像形成装置が開示されている。
特開平5−150677号公報 特開2002−72729号公報
しかしながら、前掲の特許文献1に記載の定着装置では、印刷用紙の表面に対して垂直に送風するものであるため、印刷用紙に当たった空気が定着装置側へ流れることにより、定着装置の加熱手段も冷却されるという問題がある。また、定着装置側へ流れた空気流によって印刷用紙がガイドからめくれ上がり、印刷用紙の搬送が妨げられるだけでなく、場合によっては、印刷用紙が詰まるという問題が生じうる。また、特許文献2に記載の画像形成装置では、用紙排出口から排出された印刷用紙に送風しているため、定着装置側へ空気が流れることはない。しかし、定着装置を通過した印刷用紙のトナーが搬送経路のガイドに付着するおそれがある。また、印刷用紙は植物繊維などを主原料とするものであり、水分を保有し易いという性質がある。そのため、定着装置によって印刷用紙が高温にされると、印刷用紙の水分が蒸発して、搬送経路に滞留することになる。この場合、搬送経路に送風されない特許文献2の画像形成装置では、搬送経路に結露が生じ、印刷用紙が濡れるという問題がある。また、特許文献1の定着装置では、蒸気が定着装置内に分散するため、定着装置内の各部材が結露して、定着装置が動作不良を起こすおそれがある。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、定着装置を通過した用紙の温度を効率よく低下させることができ、しかも、加熱によって用紙から生じた蒸気を外部へスムーズに排出することができる画像形成装置を提供することにある。
本発明の画像形成装置は、送風手段と、エアガイドとを備える。送風手段は、定着装置から用紙排出口に至る用紙の搬送経路へ向けて空気を吹き出す。エアガイドは、前記送風手段から吹き出された空気を前記搬送経路において前記用紙排出口へ向かう用紙の搬送方向の下流側へ案内する。
本発明によれば、送風手段によって吹き出された空気がエアガイドによって搬送経路における搬送方向の下流側へ案内される。そのため、搬送経路を通過する用紙を効率よく冷却することができる。しかも、定着装置における加熱によって用紙から生じた蒸気が搬送方向下流側へ送り出されるため、用紙排出口からスムーズに蒸気を外部へ排出させることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置10の外観構成を示す斜視図である。 画像形成装置10の構成を示す断面図である。 画像形成装置10が備える制御部90の構成を示すブロック図である。 上面カバーを取り外した画像形成装置10の斜視図である。 送風機構60の周辺の構成を示す斜視図である。 送風機構60が備えるエアダクト66の構成を示す拡大斜視図である。 送風機構60の周辺の構成を示す部分断面図である。 送風機構60の周辺の構成を示す部分拡大図である。 制御部90によって実行されるファン駆動制御の手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る送風機構60が備える偏向プレート76の構成を模式的に示す部分平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される各実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態は適宜変更できる。
図1及び図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の構成を示す概略構成図である。図1は、画像形成装置10の斜視図である。図2は画像形成装置10の断面図であり、図2(A)は模式断面図、図2(B)は詳細断面図である。画像形成装置10は、本発明の画像形成装置の一例である。以下の説明においては、画像形成装置10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向6を定義し、手前側(正面側)を前として前後方向7を定義し、画像形成装置10を手前側(正面側)から見て左右方向8を定義する。
[画像形成装置10の構成]
図1に示されるように、画像形成装置10は、プリンター及びファクシミリなどの各機能を備えた複合機である。画像形成装置10は、入力された画像をトナーなどの印刷材料を用いて、パルプなどの植物繊維で構成された印刷用紙に印刷するものである。印刷用紙は本発明の用紙に相当する。なお、画像形成装置10は複合機に限られず、プリンターやファクシミリ、複写機などの専用機であっても、本発明は適用可能である。
画像形成装置10は、不図示のネットワーク通信部を介して外部から入力された画像データに基づいて、印刷用紙に画像を印刷する。図1及び図2に示されるように、画像形成装置10は、電子写真方式の画像形成部18と、定着部19と、給紙装置15と、送風機構60と、画像形成装置10を統括的に制御する制御部90(図3参照)と、排紙部21を備えている。これらは、画像形成装置10の外枠のカバーや内部フレームを構成する筐体14の内部に設けられている。
図2に示されるように、給紙装置15は、画像形成装置10の最下部に設けられている。給紙装置15は、給紙トレイ50と、ピックアップローラー51と、給紙ローラー52とを備えている。給紙トレイ50は、画像形成部18によって画像が形成される印刷用紙を積載するものである。給紙トレイ50は、筐体14に支持されている。ピックアップローラー51及び給紙ローラー52は、給紙トレイ50の正面側の上側に設けられている。画像形成装置10に対して印刷用紙の給送動作を開始する指示が入力されると、搬送用モーター56(図3参照)によってピックアップローラー51が回転駆動されて、給紙トレイ50から印刷用紙が給送される。ピックアップローラー51によって給送された印刷用紙は、給紙ローラー52によって給送方向下流側へ搬送される。
画像形成部18は、外部から入力された画像データに基づいて、A判サイズ(例えばA5サイズ、A4サイズ、A3サイズ)やB判サイズ(例えばB5サイズ、B4サイズ)などの規定サイズの印刷用紙に画像を形成するものである。画像形成部18は、トナーなどの印刷材料を用いて印刷用紙にトナー像を転写する。具体的には、画像形成部18は、図2に示されるように、感光体ドラム31と、帯電部32と、現像部33と、転写部35と、クリーニング部36と、LSU(Laser ScannerUnit)34とを備えている。感光体ドラム31は、本発明の被走査体の一例である。また、LSU34は、本発明の走査装置の一例である。画像形成動作が開始されると、帯電部32によって感光体ドラム31の表面が一様の電位に帯電される。また、LSU34から感光体ドラム31に対して画像データに応じてレーザー光が走査される。これにより、感光体ドラム31に静電潜像が形成される。その後、現像部33によって静電潜像にトナーが付着されて、感光体ドラム31にトナー像が現像される。そして、そのトナー像が転写部35によって、給紙トレイ50から給送された印刷用紙に転写される。トナー像が転写された印刷用紙は、画像形成部18から定着部19までの間に設けられた搬送路27へ送り出されて、画像形成部18よりも搬送方向下流側(つまり後方側)に配置された定着部19に搬送される。
定着部19は、印刷用紙に転写されたトナー像を熱によってその印刷用紙に定着させるものであり、加熱ローラー41と加圧ローラー42とを備える。加熱ローラー41は、定着動作時にIHヒーターなどの加熱手段によって高温に加熱される。印刷用紙が定着部19を通過する際に定着部19によってトナーが加熱溶融される。これにより、トナー像が印刷用紙に定着して、印刷用紙に画像が形成される。このとき、印刷用紙が高温に加熱される。
定着部19よりも搬送方向下流側には、搬送路28が設けられている。搬送路28は、本発明の搬送経路の一例である。搬送路28の終端には、印刷用紙が排出される用紙排出口22が設けられている。つまり、搬送路28は、定着部19から用紙排出口22までの間に設けられている。定着部19において画像が定着された印刷用紙は、搬送路28に搬送される。搬送路28は、定着部19から上方へ向けて湾曲した後に鉛直方向へ延出されている。搬送路28には、排紙用モーター57(図3参照)によって双方向へ回転される複数の排紙ローラー23が設けられている。搬送路28に搬送された印刷用紙は、排紙用モーター57により正転駆動される排紙ローラー23によって搬送路28を通って上方へ搬送されて、用紙排出口22から画像形成装置10の上面に設けられた排紙部21へ排出される。
画像形成装置10において、印刷用紙の両面に画像が形成される場合は、定着部19を通過した片面に画像が形成された印刷用紙は、その表裏が反転されて再び搬送方向の上流側から定着部19に搬送される。詳細には、片面に画像が形成された印刷用紙の先端が用紙排出口22から外部へ露出された状態で、排紙ローラー23が停止される。このとき、印刷用紙の後端が排紙ローラー23によって挟持された状態で保持される。その後、排紙ローラー23が排紙用モーター57(図3参照)によって逆転駆動されることにより、印刷用紙が再び搬送路28を定着部19側へ搬送される。つまり、印刷用紙は搬送路28を逆送される。図2に示されるように、画像形成装置10には、搬送路28から分岐して画像形成部18の上流側へ接続する反転搬送路29が形成されている。搬送路28を逆送された印刷用紙は、不図示のフラップなどによって反転搬送路29へ案内される。反転搬送路29には、複数の搬送ローラー44が設けられており、印刷用紙は、搬送ローラー44によって反転搬送路29を通って再び搬送方向の上流側から画像形成部18に搬送される。画像形成部18に到達した印刷用紙は、画像形成部18及び定着部19を経ることによって、画像が形成されていない反対側の面に画像が形成される。その後、両面に画像が形成された印刷用紙は、正転駆動に戻された排紙ローラー23によって搬送路28を通って用紙排出口22から排紙部21へ排出される。なお、このように印刷用紙を反転させて定着部19の上流側へ搬送させるための反転搬送路29及び搬送ローラー44は、本発明の反転搬送手段の一例である。
上述したように、定着部19を通過した印刷用紙は、加熱ローラー41によって高温にされる。搬送路28を印刷用紙が搬送される過程である程度は冷却されるが、溶融したトナーが完全に固まらない状態で用紙排出口22から排出される場合がある。この場合、溶融したトナーが他の印刷用紙に移ったり、排出された印刷用紙が他の印刷用紙と接着したりする。また、印刷用紙が高温にされることによって、印刷用紙に含まれる水分が蒸発し、その蒸気が搬送路28に滞留して結露する場合がある。また、搬送路28に滞留した蒸気は、用紙排出口22から白い湯気となって吐き出される場合がある。このような現象を軽減するために、本実施形態の画像形成装置10には、図2に示されるように、定着部19の上側に送風機構60が設けられている。この送風機構60は、周辺の空気を吸気して搬送路28へ向けて空気を吹き出す冷却ファン61を備えている。冷却ファン61は、本発明の送風手段の一例である。送風機構60の詳細については、後述する。
[制御部90の構成]
制御部90は、画像形成装置10を統括制御するものである。図3に示されるように、制御部90は、CPU91、ROM92、RAM93、EEPROM94、モータードライバー95などで構成されている。制御部90は、内部バスや信号線などによって、搬送用モーター56、排紙用モーター57、及び冷却ファン61と電気的に接続されている。また、制御部90は、図8のフローチャートに従ったファン駆動制御を行う。このファン駆動制御は、送風機構60が備える冷却ファン61を駆動させたり停止させたりするための制御である。前記ファン駆動制御を行うための制御プログラムがROM92に格納されている。この制御プログラムがCPU91によって実行されることにより、前記ファン駆動制御が行われて、冷却ファン61の動作が制御される。なお、制御部90は、集積回路(ASIC、DSP)などの電子回路で構成されたものであってもよい。このファン駆動制御を行う制御部90が、本発明の制御手段の一例である。
搬送用モーター56は、ピックアップローラー51や給紙ローラー52、搬送ローラー44を回転駆動させる駆動力を供給する。図3に示されるように、搬送用モーター56は、制御部90が備えるモータードライバー95に接続されており、モータードライバー95によって駆動制御される。排紙用モーター57は、排紙ローラー23を回転駆動させる駆動力を供給する。排紙用モーター57は、制御部90が備えるモータードライバー95に接続されており、モータードライバー95によって正転駆動又は逆転駆動のいずれかに駆動制御される。
[送風機構60の構成]
次に、図4乃至図8を参照して、送風機構60の構成について詳細に説明する。図4に示されるように、送風機構60は、画像形成装置10の背面側に配置されている。この送風機構60は、上述した冷却ファン61及びエアダクト66を備えている。エアダクト66は、本発明の分岐部材の一例である。本実施形態では、冷却ファン61として、シロッコファン(多翼ファン)を用いている。もちろん、シロッコファンに限られず、軸流ファンなどの送風機を適用することも可能である。なお、図4(A)は、上面カバーが取り外された画像形成装置10の斜視図であり、図4(B)は、上面カバー及び背面カバーが取り外された画像形成装置10の斜視図である。
図7に示されるように、送風機構60は、画像形成装置10の背面側において、定着部19の上側に配置されている。送風機構60と定着部19との間には、左右方向へ延びるフレーム46が設けられている。このフレーム46は、送風機構60と定着部19との間を隔離する隔壁の役割を担っており、定着部19で暖められた空気が送風機構60へ流れ込まないようにしている。図5に示されるように、フレーム46に送風機構60の冷却ファン61が固定されている。具体的には、冷却ファン61の回転軸が鉛直方向となるように、且つ、冷却ファン61の吹き出し口63が搬送路28へ向くようにフレーム46に固定されている。冷却ファン61の空気吸い込み口64は、上面に配置されている。
図7に示されるように、冷却ファン61の吸い込み口64の直ぐ上側に排紙部21が設けられている。排紙部21は、画像形成装置10の上面を覆うカバーの一部を担っており、排紙部21において印刷用紙を支持するための支持プレート21Aによって、排紙部21と冷却ファン61側とが分け隔てられている。支持プレート21Aの裏面側には、少しの隙間69を隔ててLSU34が配置されている。LSU34と支持プレート21Aとの間に形成された隙間69は、搬送路28における搬送方向に直交する幅方向(左右方向8)へ広がっており、画像形成装置10の左右方向8の両側面まで達している。この隙間69には、冷却ファン61の吸気経路70(図7の破線矢印参照)が形成されている。具体的には、隙間69の左右方向8の両端又はいずれか一方の端部は、画像形成装置10の側面に設けられた図示しない貫通孔に連続しており、この貫通孔を介して隙間69に外気が吸入可能となっている。また、隙間69は、支持プレート21Aの裏面に沿って冷却ファン61の吸い込み口64まで広がっている。冷却ファン61が駆動されると、吸い込み口64の周辺の空気が冷却ファン61に吸い込まれて、吸い込み口64の周辺が負圧状態となる。これにより、前記貫通孔から外気が隙間69に流入する。その結果、隙間69において、前記貫通孔からLSU34の周辺を通って冷却ファン61の吸い込み口64に至る吸気経路70が形成される。このように形成された吸気経路70は、本発明の吸気経路の一例である。
エアダクト66は、冷却ファン61の吹き出し口63から吹き出された空気を搬送路28に運ぶためのものであり、吹き出し口63と搬送路28との間に設けられている。本実施形態では、エアダクト66は、フレーム46と一体に形成されている。エアダクト66は、冷却ファン61の吹き出し口63から吹き出された空気を搬送方向に直交する幅方向(つまり左右方向8)へ2つに分岐させるものである。詳細には、図6に示されるように、エアダクト66は、冷却ファン61から吹き出された空気を搬送路28へ向かって斜め左へ運ぶ第1ダクト66Aと、搬送路28へ向かって斜め右へ運ぶ第2ダクト66Bとを有している。第1ダクト66Aと第2ダクト66Bとの分岐点は吹き出し口63の中央に設定されている。そのため、吹き出し口63から吹き出された空気は、第1ダクト66A及び第2ダクト66Bそれぞれに均等に分かれて運ばれる。
図7及び図8に示されるように、エアダクト66には、斜め上方へ傾斜したエアガイド62が設けられている。具体的には、エアガイド62は、第1ダクト66A及び第2ダクト66Bそれぞれに設けられている。エアガイド62は、本発明のエアガイドの一例である。エアガイド62は、冷却ファン61の吹き出し口63から吹き出された空気を搬送路28における印刷用紙の搬送方向の下流側へ案内するものである。エアガイド62は、エアダクト66(第1ダクト66A及び第2ダクト66B)の後方端部に設けられている。エアガイド62は、エアダクト66の下面の端部から後方斜め上方へ傾斜している。これにより、冷却ファン61の吹き出し口63から吹き出された空気の気流は、エアガイド62によって斜め上方へ偏向される。具体的には、図8に示される矢印に沿うようにして、エアダクト66の出口から斜め上方へ空気が吹き出される。
[ファン駆動制御]
以下、図9のフローチャートを参照して、制御部90によって実行される画像形成中のファン駆動制御の手順について説明する。図9におけるS11、S12、…は処理手順(ステップ)の番号を表している。これらの手順にしたがってファン駆動制御が制御部90によって実行されることにより、冷却ファン61を駆動させたり停止させたりすることができる。
画像形成装置10において画像形成動作が行われていないときは、冷却ファン61は停止されている。画像形成装置10に画像形成動作の開始を示す指示信号が入力されると(S11)、制御部90は、冷却ファン61を駆動させる(S12)。これにより、冷却ファン61から搬送路28へ向けて空気が吹き出される。なお、冷却ファン61を駆動させるタイミングは、画像形成指示が入力されたと同時でもよいが、例えば、搬送路27に印刷用紙の位置を検知する用紙センサーが設けられている場合は、その用紙センサーによって印刷用紙が定着部19に到達したことが検知されたときに冷却ファン61を駆動させてもよい。
冷却ファン61の駆動後に制御部90は、画像形成指示の内容が両面画像印刷であるかどうかを判定する(S13)。ここで、両面画像印刷であると判定されると、制御部90は、定着部19を通過した印刷用紙が反転搬送されたかどうかを判定し(S14)、反転搬送されたと判定された場合に、冷却ファン61を停止させる(S15)。なお、制御部90は、例えば、排紙用モーター57に対する逆転指示が入力されたときに印刷用紙が反転搬送されたと判定することができる。また、反転搬送路29に前記用紙センサーが設けられている場合は、その用紙センサーによって印刷用紙が検知されたときに印刷用紙が反転搬送されたと判定することができる。
なお、ステップS13において、画像形成指示の内容が片面画像印刷であると判定された場合は、制御部90は、印刷用紙が排紙部21に排出されたかどうかを判定し(S16)、印刷用紙が排紙部21に排出されたと判定された場合に、冷却ファン61を停止させる(S15)。なお、制御部90は、例えば、排紙用モーター57に対する駆動指示が喪失したときに印刷用紙が排紙部21に排出されて画像形成動作が終了したと判定することができる。
[実施形態の作用効果]
このように画像形成装置10に送風機構60が設けられているため、冷却ファン61から吹き出された空気がエアダクト66を通って搬送路28へ運ばれる。エアダクト66にはエアガイド62が設けられているため、エアダクト66から搬送路28に流入した空気は、エアガイド62によって、図8の矢印に示されるように斜め上方へ案内される。これにより、定着部19によって高温にされた印刷用紙を効率よく冷却することができる。また、用紙排出口22側へ空気が送り出されるため、定着部19が送風によって冷却されることはない。また、定着部19における加熱によって印刷用紙から生じた蒸気が冷却ファン61から吹き出された空気によって用紙排出口22から強制的に排出されるため、搬送路28に蒸気が滞留することも、その蒸気による結露が生じることもなくなる。また、蒸気が素早く強制的に排出されるので、用紙排出口22から白い湯気となって蒸気が現れることもない。なお、上述の実施形態では、エアダクト66に設けられたエアガイド62を例示したが、例えば、冷却ファン61の吹き出し口63にエアガイド62が設けられていてもよい。
また、搬送路28は鉛直方向へ延出されているため、搬送路28において蒸気が滞留し易い構成となっているが、このような構成の画像形成装置10に送風機構60が設けられているため、印刷用紙の冷却、及び蒸気の排出がスムーズに行われる。
また、冷却ファン61から吹き出される空気がエアダクト66によって左右方向8へ2つに分岐されるため、搬送路28を通過する印刷用紙の幅方向全域へ空気を送り届かせることができる。これにより、印刷用紙の幅方向全域を均一に冷却させることができ、しかも、搬送路28の幅方向全域における蒸気を排出することができる。なお、上述の実施形態では、左右方向8へ2つに分岐されたエアダクト66を例示したが、分岐数は2つに限られず、それ以上に分岐された構成のエアダクト66を適用することも可能である。
また、冷却ファン61の吸気経路70がLSU34の周辺に形成されているため、LSU34内に設けられたポリゴンモーターなどの発熱により高温化した周辺空気を新鮮な外気に循環させることができる。これにより、印刷用紙のみならず、LSU34を冷却することができる。
また、印刷用紙の両面に画像を形成する動作が行われた場合は、片面に画像が形成されたときだけ冷却ファン61が動作し、他方の片面に画像が形成される動作においては、冷却ファン61が停止される。これは、片面印刷時に定着部19を印刷用紙が通過することによって、印刷用紙の水分が無くなっており、また、定着部19の加熱ローラー41による加熱設定温度(制御温度)を低くしているためであり、冷却ファン61による冷却及び蒸気排出を行う必要はないからである。この場合は、他方の片面に画像が形成される動作中は、冷却ファン61を停止させることにより、電力の消費量を抑制することができる。
[他の実施形態]
また、上述の実施形態では、フレーム46に一体に形成されたエアダクト66を例示したが、例えば、図10に示されるように、エアダクト66に代えて、フレーム46に回動可能に支持された偏向プレート76が設けられた実施形態でもよい。この偏向プレート76は、冷却ファン61から吹き出された空気の方向を左右方向へ変更するものであり、フレーム76に垂直な回動軸77を中心に、搬送路28における搬送方向に直交する幅方向(左右方向8)へ揺動可能となっている。なお、このような変更プレート76にはエアガイド62が設けられていないため、この場合は、冷却ファン61の吹き出し口63にエアガイド62が設けられる。
このような構成であれば、偏向プレート76の揺動姿勢を偏向させて偏向プレート76を任意の位置にセットすることにより、冷却ファン61から吹き出される空気の送風範囲を任意に変更することができる。また、本発明の姿勢変更手段の一例として、画像形成装置10に操作レバーを設け、この操作レバーの操作量に応じた角度だけ偏向プレート76を揺動させる駆動伝達機構を回動軸77に連結することにより、画像形成装置10の内部を開放しなくても、偏向プレート76の姿勢を変更させて変更プレート76を任意の位置に変更することができる。これにより、例えば、印刷用紙が搬送されるときに、偏向プレート76を揺動させて、印刷用紙の幅方向のサイズに応じた範囲に空気を送風することができる。
また、画像形成装置10が、前記駆動伝達機構に連結されたモーターなどの駆動源や、画像が形成される印刷用紙のサイズを検知する検知手段を備えている場合は、制御部90は、印刷用紙のサイズに応じた送風範囲となるように、モーターを駆動させて偏向プレート76の位置を変更することも考えられる。この場合、幅方向のサイズが大きい印刷用紙が搬送されたときに、送風範囲を自動的に大きくすることができ、幅方向のサイズが小さい印刷用紙が搬送されたときに、送風範囲を自動的に小さくすることができる。なお、この場合、駆動源、検知手段、及び制御部90が本発明の姿勢変更手段の一例である。
10:画像形成装置
18:画像形成部
19:定着部
22:用紙排出口
28:搬送路
29:反転搬送路
31:感光体ドラム
60:送風機構
61:冷却ファン
62:エアガイド
66:エアダクト
70:吸気経路
76:偏向プレート

Claims (4)

  1. 定着装置からその上方に位置する用紙排出口までの間に設けられ、前記定着装置を通過した用紙が前記用紙排出口へ向けて搬送される鉛直方向へ延出された搬送路と、
    上面に吸い込み口を有し、吹き出し口が前記搬送路側へ向くように設けられ、前記搬送路における用紙の搬送方向に直交する方向へ向けて空気を吹き出す送風手段と、
    前記送風手段の上側に設けられ、前記用紙排出口から排出される用紙を支持するとともに装置上面のカバーを構成する排紙部と、
    前記排紙部の下側に設けられ、前記排紙部との間に前記送風手段の吸気経路を形成し、被走査体に対してレーザー光を走査する走査装置と、
    前記吹き出し口と前記搬送路との間に設けられ、前記送風手段から吹き出された空気の気流を前記搬送方向の下流側へ偏向して前記搬送路の内部に案内する斜め上方へ傾斜したエアガイドと、を具備する画像形成装置。
  2. 前記定着装置を通過した用紙の表裏を反転させて再び前記搬送方向の上流側から前記定着装置に搬送する反転搬送手段と、
    前記送風手段の駆動を制御する制御手段と、を更に備え、
    前記制御手段は、両面画像印刷時において最初に前記定着装置を用紙が通過するときに前記送風手段を駆動し、前記反転搬送手段によって搬送された片面画像形成済みの用紙が前記定着装置を再び通過するときに前記送風手段を停止させる請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記送風手段から吹き出される空気を前記搬送方向及び前記送風手段による空気の吹き出し方向それぞれに直交する幅方向へ分岐させる第1ダクト及び第2ダクトを有する分岐部材を更に備え、
    前記エアガイドは、前記第1ダクト及び前記第2ダクトそれぞれに設けられている請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記送風手段から吹き出される空気を前記搬送方向及び前記送風手段による空気の吹き出し方向それぞれに直交する幅方向へ分岐させる分岐部材を更に備え、
    前記分岐部材は前記幅方向へ揺動可能に支持されており、
    前記搬送経路に搬送される用紙の前記幅方向のサイズに応じた位置に前記分岐部材の姿勢を変更する姿勢変更手段を備える請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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