JP6520330B2 - 排気装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、排気装置及び画像形成装置に関し、特に、画像形成を完了した記録シートを排出する際に発生する臭気等を効率良く除去する技術に関する。
近年、家庭内やオフィス内の環境の快適性を向上させることを目的として、臭気や揮発性有機化合物(VOC: Volatile Organic Compound)の排出を規制する等、優れた環境性能が画像形成装置に求められている。
このため、例えば、図12に示されるように、画像形成を完了した記録シートを排出する排紙口の上部に吸気ファン1201を設け、排紙口から排出されるエアーを装置本体内に吸引する構成が提案されている。このようにすれば、シートの排出に伴って排出口から排出される臭気やVOCを装置本体内に吸引することができる(例えば、特許文献1を参照)。
また、図13に示されるように、排紙トレイ1301上においてシート排出方向に直交し、かつ、シート表面に平行な方向にエアーを吸引する排気ファン1302を設ける構成も提案されている。このようにしても、排紙トレイ上のシートから排出される臭気等を排気することができる(例えば、特許文献2)。
特開2005−126191号公報 特開2007−188043号公報
しかしながら、上記従来技術に係る吸気ファン1201は、排出口上部に設けられているので、吸引力が強すぎると排出口から排出されるシートまで吸引してしまうおそれがある一方、吸引力が弱いと、特に、シートサイズが大きい場合やシートが高速に排出される場合に、排出後のシートから放出される臭気等を十分に吸引することができない。
一方、上記従来技術に係る排気ファンは、シート排出方向に直交し、かつ、シート表面に平行な方向にエアーを吸引するので、記録媒体排出部から漏出する臭気等を効果的に吸引するためには排気ファンを記録媒体排出部の近傍に設置しなければならない。しかしながら、排気ファンを記録媒体排出部の近傍に設置すると、シートサイズが大きい場合やシートが高速に排出される場合に、排出後のシートから放出される臭気等を十分に吸引することができない。
本発明は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、シートサイズが大きい場合やシートが高速に排出される場合であっても臭気等を十分に除去することができる排気装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る排気装置は、胴体内部又は上部に排紙トレイが設けられた画像形成装置に配設され、前記排紙トレイ上のエアーを排気する排気装置であって、前記排紙トレイ上のエアーを吸引する吸気ファンと、前記吸気ファンが吸引したエアーをろ過するフィルターと、前記吸気ファンが吸引したエアーを前記フィルターに導くダクトと、を備え、前記吸気ファンは、平面視において、前記排紙トレイの排紙方向における側方であって、特定サイズの記録シートの前記排紙トレイ上における排紙位置の中心よりもの排紙方向における下流側に配設されており、かつ、前記吸気ファンの吸気側が、排紙方向に直交する方向よりも排紙方向上流側に向いており、前記吸気ファンは、平面視において、その回転軸の延長線が前記特定サイズの記録シートの前記排紙トレイ上における排紙位置の中央部を通過するように配設されていることを特徴とする。
このようにすれば、シートサイズが大きい場合やシートが高速に排出される場合であっても臭気等を十分に除去することができる
また、胴体内部又は上部に排紙トレイが設けられた画像形成装置に配設され、前記排紙トレイ上のエアーを排気する排気装置であって、前記排紙トレイ上のエアーを吸引する吸気ファンと、前記吸気ファンが吸引したエアーをろ過するフィルターと、前記吸気ファンが吸引したエアーを前記フィルターに導くダクトと、前記排紙トレイに排出される記録シートのシートサイズに応じて、平面視における前記吸気ファンの向きを変更する吸気向き変更手段を備え、前記吸気ファンは、平面視において、前記排紙トレイの排紙方向における側方であって、特定サイズの記録シートの前記排紙トレイ上における排紙位置の中心よりも排紙方向における下流側に配設されており、かつ、前記吸気ファンの吸気側が、排紙方向に直交する方向よりも排紙方向上流側に向いていることを特徴とする。
また、前記吸気向き変更手段は、前記特定サイズと異なるサイズの記録シートが排出されたときに、前記吸気ファンの回転軸の延長線が、前記排紙トレイに排出された記録シートの中央部を通過するように、前記吸気ファンの向きを変更してもよい。
また、胴体内部又は上部に排紙トレイが設けられた画像形成装置に配設され、前記排紙トレイ上のエアーを排気する排気装置であって、前記排紙トレイ上のエアーを吸引する吸気ファンと、前記吸気ファンが吸引したエアーをろ過するフィルターと、前記吸気ファンが吸引したエアーを前記フィルターに導くダクトと、前記排紙トレイに排出される記録シートの排出速度が遅いほど、平面視において前記吸気ファンの吸気側が排紙方向上流側に向くように、前記吸気ファンの向きを変更する吸気向き変更手段を備え、前記吸気ファンは、平面視において、前記排紙トレイの排紙方向における側方であって、特定サイズの記録シートの前記排紙トレイ上における排紙位置の中心よりも排紙方向における下流側に配設されており、かつ、前記吸気ファンの吸気側が、排紙方向に直交する方向よりも排紙方向上流側に向いていてもよい。
また、胴体内部又は上部に排紙トレイが設けられた画像形成装置に配設され、前記排紙トレイ上のエアーを排気する排気装置であって、
前記排紙トレイ上のエアーを吸引する吸気ファンと、
前記吸気ファンが吸引したエアーをろ過するフィルターと、
前記吸気ファンが吸引したエアーを前記フィルターに導くダクトと、前記排紙トレイ上から前記吸気ファンに至るエアーの流通経路上に配設され、通風方向を変更することができるルーバーと、前記排紙トレイに排出される記録シートのシートサイズに応じて通風方向を変更する通風方向変更手段と、を備え、前記吸気ファンは、平面視において、前記排紙トレイの排紙方向における側方であって、特定サイズの記録シートの前記排紙トレイ上における排紙位置の中心よりも排紙方向における下流側に配設されており、かつ、前記吸気ファンの吸気側が、排紙方向に直交する方向よりも排紙方向上流側に向いていてもよい。
また、胴体内部又は上部に排紙トレイが設けられた画像形成装置に配設され、前記排紙トレイ上のエアーを排気する排気装置であって、前記排紙トレイ上のエアーを吸引する吸気ファンと、前記吸気ファンが吸引したエアーをろ過するフィルターと、前記吸気ファンが吸引したエアーを前記フィルターに導くダクトと、前記排紙トレイ上から前記吸気ファンに至るエアーの流通経路上に配設され、通風方向を変更することができるルーバーと、前記排紙トレイに排出される記録シートの排出速度が遅いほど、平面視において排紙方向上流側に向くように、通風方向を変更する通風方向変更手段と、を備え、前記吸気ファンは、平面視において、前記排紙トレイの排紙方向における側方であって、特定サイズの記録シートの前記排紙トレイ上における排紙位置の中心よりも排紙方向における下流側に配設されており、かつ、前記吸気ファンの吸気側が、排紙方向に直交する方向よりも排紙方向上流側に向いていてもよい。
また、本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る排気装置が設けられていることを特徴とする。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の主要な構成を示す外観斜視図である。 胴内空間100を示す外観斜視図である。 胴内空間100を正面から見た断面斜視図であって、A4サイズの記録シートが載置された状態が示されている。 胴内空間100を平面視した断面斜視図であって、A4サイズの記録シートが載置された状態での吸気ファン400の姿勢が示されている。 胴内空間100を平面視した断面斜視図であって、A3サイズの記録シートが載置された状態での吸気ファン400の姿勢が示されている。 制御部123の主要な構成を示すブロック図である。 吸気ファン400を回転駆動する機構を例示する図である。 制御部123の動作を例示するフローチャートである。 回転角テーブルを例示する表である。 本発明の変形例に係る胴内空間100を平面視した断面斜視図であって、(a)はA4サイズの記録シートが載置された場合のルーバーの姿勢を示し、(b)はA3サイズの場合を示している。 ルーバーの羽根の駆動機構を例示する図であって、(a)はA4サイズの、(b)はA3サイズの記録シートが載置された状態における羽根の姿勢を例示している。 従来技術に係る吸気ファンを例示する外観斜視図である。 従来技術に係る排気ファンを例示する外観斜視図である。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[1]画像形成装置の構成
まず、本実施の形態に係る画像形成装置の構成について説明する。
図1に示されるように、本実施の形態に係る画像形成装置1は、いわゆる胴内排紙型のカラー複合機(MFP: Multi-Function Peripheral)であって、スキャナー部110、画像形成部120及び給紙部130からなっており、スキャナー部110はその上部に自動原稿搬送装置(ADF: Automatic Document Feeder)111を備えている。例えば、原稿を複写する際には、まず、スキャナー部110が原稿を読み取って画像データを生成し、給紙部130が記録シートを給紙し、画像形成部120が前記画像データに基づいて当該記録シートに画像形成する。
画像形成を終えた記録シートはスキャナー部110と画像形成部120との間の胴内空間100に排出される。図1において、胴内空間100は、画像形成装置1の正面側と左側とに開口を有する一方、右側並びに背面側は画像形成部120によって装置外部と隔てられている。胴内空間100の下方は排紙トレイ121になっており、画像形成部120のうち胴内空間100の背面側に位置する背面部122には、後述のように吸気ファン(図示省略)が内蔵されている。
なお、画像形成部120は不図示の定着装置を内蔵しており、記録シートに担持されたトナー像を溶融し、当該記録シートに圧着する。このような定着処理の際に、記録シートが加熱されたり、定着装置自身が発熱したりすることによって、臭気やVOCが発生する。
また、画像形成部120には制御部123が内蔵されており、不図示のLAN(Local Area Network)等のネットワークを介して他の装置から印刷ジョブを受け付けたり、画像形成装置1の動作を統括制御したりする。本実施の形態においては、特に、制御部123は吸気ファンの姿勢制御を実行する。
[2]胴内空間100周辺の構成
次に、胴内空間100の周辺の構成について更に詳しく説明する。
図2は、画像形成装置1を左斜め正面側から見た外観斜視図であって、スキャナー部110の自動原稿搬送装置111を省いた外観が示されている。また、図3は、図2の一点鎖線A−A´を含む鉛直断面を正面側から見た断面斜視図である。図4、5は、図3の一点鎖線B−B´を含む水平断面を平面視した断面斜視図であって、吸気ファンの姿勢が相異している。
図2、3に示されるように、画像形成部120は、画像形成を完了した記録シートを排出する排出口201を備えており、排紙ローラー対201aを用いて記録シートを排紙トレイ121上へ排出する。記録シートを排出する際、併せて臭気やVOCが排出口201から排出される。また、記録シートそのものからも臭気やVOCが発生する。
排紙トレイ121は、記録シートの排紙方向における上流側が低く、下流側が高くなるようにシート載置面が傾斜している。排紙トレイ121がこのような形状を採れば、排出された記録シートが排紙トレイ121上において排出口201側に滑り落ちる。従って、複数の記録シートが連続して排出された場合に、排紙トレイ121上で記録シートが整合される。
画像形成部120の背面部122には格子状の吸気口202が設けられている。記録シートの排出時には、排出口201から排出された臭気等が、背面部122に内蔵された吸気ファンの作用によって吸気口202に吸引される。本実施の形態においては、排紙トレイ121上にシート束Sが蓄積された状態でも吸気できる位置に吸気口202の上端202tが形成されている。また、吸気口202の下端202bが排紙トレイ121の上端121tよりも低くなっている。
図4に示されるように、ダクト410内に設けられた吸気ファン400は、平面視において、矢印C方向に回転駆動されることによって、吸気ファン400の回転軸400aが記録シートSの中央部を通過するように姿勢制御される。本実施の形態においては、特に、回転軸400aが記録シートSの中心O上を通過するように姿勢制御される場合を例にとって説明する。
吸気ファン400は、無風状態においては、回転軸400aを中心として吸気ファン400に向かう方向にエアーを吸引するので、以下、回転軸400aに沿って吸気ファン400に向かう方向を吸気ファン400の「吸引方向」という。また、吸気ファン400を動作させた状態において、エアーを吸気する側を吸気側といい、エアーを排気する側を排気側という。吸気ファン400は、吸気側を排紙トレイ121に向けて配設される。
なお、本実施の形態においては吸気ファン400としてサイレントファンを用いる場合について説明するが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、吸気ファン400として他の種類のファンを用いてもよい。例えば、シロッコ型の遠心ファンを用いてもよく、この場合においても、ファンの回転軸に沿って吸気ファンに向かう方向が吸引方向となる。
図4にはA4サイズの記録シートSが排紙された場合が例示される一方、図5にはA3サイズの記録シートSが排紙された場合が示されており、この場合には吸気ファンの回転軸400aはA3サイズ紙の中央部、特に、中心O´上を通過している。このように、吸気ファン400は記録シートのサイズが小さいほど吸気側が排紙方向における上流側に向き、シートサイズが大きいほど下流側を向くように姿勢制御される。
なお、画像形成装置1で画像形成される記録シートSのサイズが1種類しかない場合には、当該記録シートSの中央部を回転軸400aが通過するように吸気ファン400を固定してもよい。
本実施の形態においては、画像形成部120は、吸気ファン400以外にも定着装置から発生する臭気やVOCを除去するための排気ファン410を備えている。排気ファン410は、羽根車やケーシング、ファンモーター等から構成されるシロッコ型の遠心ファンであって、臭気やVOCを含む定着装置の雰囲気を吸引し、ダクト411内へ送り出す。
ダクト411から排出された気体は、フィルターユニット420、421によって次々に臭気やVOCを吸着された後、格子状の排気口430から排気される。本実施の形態においては、フィルターユニット420、421に、主表面の面積を大きくするために蛇腹折された静電フィルターが用いられている。
吸気ファン400によって吸引された気体は、ダクト401を経由してフィルターユニット421へ導かれ、臭気やVOCを吸着された後、やはり排気口430から排気される。このようにすれば、機外に排出されるエアーをクリーンにすることができる。
[3]吸気ファン400の姿勢制御
次に、吸気ファン400の姿勢制御について説明する。
(1)制御部123の構成
まず、制御部123の構成について説明する。
図6に示されるように、制御部123はCPU(Central Processing Unit)601、ROM(Read Only Memory)602等を備えており、画像形成装置1に電源が投入されると、CPU601はROM602からブートプログラムを読み出して起動し、RAM(Random Access Memory)603を作業用記憶領域として、HDD(Hard Disk Drive)604から読み出したOS(Operating System)や制御プログラムを実行する。
CPU601は、NIC(Network Interface Card)605を用いて、他の装置とLAN等のネットワークを介して通信し、印刷ジョブ等を受け付ける。CPU601は、制御IC(Integrated Circuit)606を用いて、吸気ファン400を回転駆動するステッピングモーター610を制御する。また、CPU601は、操作パネル(Operating Panel)607を用いて、画像形成装置1のユーザーに情報を提示したり、ユーザー操作を受け付けたりする。
(2)吸気ファン400の回転機構
次に、吸気ファン400の回転機構について説明する。
図7に示されるように、吸気ファン400は回転軸703に軸支されている。当該回転軸703の延長上、吸気ファン400の上部には突起部704が設けられており、ダクト401に設けられた孔部705に当該突起部704が回転可能に遊嵌される。回転軸703にはギア702が取着されており、ステッピングモーター610の回転軸に取着されたギア701と歯合している。
制御部123は、画像形成して排紙トレイ121上に排出する記録シートSの中心O上を吸気ファン400の回転軸400aが通過するように、ステッピングモーター610を制御することによって、ステッピングモーター610が回転駆動されると、吸気ファン400が矢印C方向に回転駆動され姿勢制御される。
また、ダクト401には吸気ファン400の回転を規制する規制部(図示省略)が設けられている。吸気ファン400を一方向に回転させ続けることによって、吸気ファン400が当該規制部に当接し、それ以上回転させることができなくなった状態における吸気ファン400の姿勢を以下においては「ホーム位置」という。
(3)制御部123の制御動作
次に、制御部123が吸気ファン400を回転駆動する制御動作について説明する。
図8に示されるように、制御部123は、画像形成装置1に電源が投入されると、吸気ファン400をホーム位置に移動させる(S801)。その後、新規ジョブを受け付けたら(S802:YES)、当該ジョブに係るシートサイズを特定する(S803)。
HDD604には、図9に例示されるように、吸気ファン400をホーム位置からシートサイズ毎の姿勢まで回転させるための回転角を当該シートサイズ毎に指定したテーブル(以下、「回転角テーブル」という。)が記憶されている。図9の例では、シートサイズがA4である場合には、ステッピングモーター610の回転角はa°であり、A3である場合にはb°である。
制御部123は、回転角テーブルを参照して、上述のように特定したシートサイズに対応する回転角を読み出すと(S804)、ステッピングモーター610を当該回転角だけ回転駆動する(S805)。これによって、吸気ファン400が、シートサイズに応じた姿勢をとるように、回転駆動される。
なお、当該ジョブの実行開始は、吸気ファン400の回転駆動を完了してからでもよいし、当該回転駆動中にジョブの実行を開始してもよい。
その後、ジョブの実行が完了したら(S806:YES)、吸気ファン400をホーム位置に戻す(S807)。その後、ステップS802に進み、上記の処理を繰り返す。吸気ファン400をホーム位置に戻す際の回転角は、ステップS804で読み出した回転角と大きさが同じで方向が逆であるので、ステップS804で読み出した回転角を利用して、ステッピングモーター610を逆方向に回転駆動すればよい。
なお、ジョブ実行中に、シートサイズが変更されたりシートの向きが変更されたりすることによって、記録シートSの中心位置が変化する場合には、当該変化に合わせて吸気ファン400の姿勢を変更するのが望ましい。
このようにすれば、記録シートの排出に伴って、記録シートの排紙方向に送り出される臭気やVOCを効果的に吸引することができる。
また、排紙口201周辺は、排紙ローラー対201aの駆動機構などの部品が密集している。このため、従来技術のように、排紙口周辺に吸気ファンや排気ファンを設けるのはスペース上困難がある。これに対して、本実施の形態によれば、排紙口201から離れた位置に吸気ファン400を配置すればよいので、従来技術のようなスペース上の困難を解消することができる。
[4]変形例
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(1)上記実施の形態においては、排出される記録シートのサイズに応じて吸気ファン400を回動させる場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて或いはこれに併せて次のようにしてもよい。
すなわち、記録シートの排出速度に併せて吸気ファン400を回動させてもよい。例えば、記録シートが厚紙である場合には熱容量が大きいために、記録シートが普通である場合よりもトナー像の定着処理に時間を要する。このため、画像形成装置は、記録シートの紙種に応じてシステム速度を切り替えるので、記録シートの排出速度もまた記録シートの紙種に応じて切り替わる。
記録シートの排出速度が遅い場合には、臭気やVOCが排紙方向へ流れる速度も遅くなり、記録シートの排出速度が速い場合には、臭気等の流速もまた速くなる。
このため、記録シートの排出速度が速い場合には、当該速度が遅い場合よりも排紙方向の下流側に向くように吸気ファン400を回動させれば、臭気等を効果的に吸引することができる。吸気ファン400を回動させる角度は、図9に例示したのと同様のテーブルであって、記録シートの排出速度と吸気ファン400の回転角とを対応させたテーブルを予めROM602若しくはHDD604に記憶させておけばよい。
更に、記録シートのサイズと排出速度との組み合わせ毎に吸気ファン400の回転角を調整すれば、なお効果的に臭気等を吸引することができるので好適である。例えば、シートサイズが大きく、かつ、排出速度が速い場合にのみ吸気ファン400の吸気側が当該記録シートの中央部を向くように回転角を調整してもよい。
(2)上記実施の形態においては、吸気ファン400の姿勢を変更することによって様々なサイズの記録シートに対応して臭気等を含むエアーを吸引する場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、画像形成部120の背面部122に格子状の吸気口202に代えてルーバーを設けてもよい。
ルーバーは、例えば、図10に示されるように、複数の羽根1001を備えている。図11に示されるように、各羽根1001の一端から軸方向に延出する連結軸1102は、遊動リンク1103に設けられた孔に回動自在に挿通されて、遊動リンク1003に連結されている。遊動リンク1003の一端は回動リンク1004を介して基台1005に枢支連結されている。
羽根1001はそれぞれ軸1101にて回動可能に軸支されており、不図示のステッピングモーターによって回動リンク1004が回転駆動されると、遊動リンク1103が遊動して、軸1101回りに羽根1001が回動する。当該ステッピングモーター610を制御部123が制御することによって、ルーバー1000の通風方向が制御される。
ルーバー1000の通風方向は、図10、11のような平面視における羽根1001の長手方向に一致する。
制御部123は、A4サイズの記録シートが排出された場合(図10(a))には、A3サイズの記録シートが排出された場合(図10(b))と比較して、ルーバー1000の通風方向が排紙方向における上流側を向くようにルーバー1000を制御する。特に、ルーバー1000の通風方向が、吸気ファン400の中心と記録シートの中心とを結ぶ方向に向くように制御するのが好ましい。
また、制御部123は、吸気ファン400の姿勢とルーバー1000の通風方向とを共に変更してもよい。この場合には、吸気ファン400の吸引方向と、ルーバー1000の通風方向を一致させると一層効果的である。
また、記録シートの排出速度に合わせてルーバー1000の通風方向を変更してもよい。この場合においては、記録シートの排出速度が遅いほど、当該排紙方向における上流側に通風方向が向くようにルーバー1000を制御すれば効果的である。更に、記録シートのサイズと排出速度の組み合わせ毎にルーバー1000の通風方向を変更すれば一層好適である。
このようにすれば、比較的エアーを吸引するのに時間がかからない、小サイズの記録シートを比較的遅い用紙排出速度で排出する際には、排出口201周辺のエアーを集中的に吸引することができる。また、大サイズの記録シートを比較的速い用紙排出速度で排出する際には、記録シートの排紙方向における下流側の先端部側から吸引するので、記録シートの全体に亘ってエアーを効果的に吸引することができる。言うまでもなく、吸引したエアーはフィルターユニット421によって濾過されるので、クリーンなエアーを機外に排気することができる。
(3)上記実施の形態においては、平面視における吸気ファン400の姿勢について説明したが、吸気ファン400の回転軸は水平でなくてもよく、例えば、回転軸の延長上に排気口があるように傾斜させてもよい。このようにすれば、更に効果的に臭気等を吸引することができる。
(4)上記実施の形態においては、記録シートが胴内空間100に排出される場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、画像形成装置の上部に排紙トレイが配置されている場合であっても、本発明を適用して同様の効果を得ることができる。具体的には、上記実施の形態に係る画像形成装置1からスキャナー部110を除外したプリンター装置においても本発明の効果は同じである。
(5)上記実施の形態においては、画像形成装置1はカラー複合機である場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、モノクロ機であってもよい。また、カラー機の場合でもタンデム方式等さまざま方式の複合機に本発明を適用することができる。また、本発明をプリンター装置や、スキャナーを備えたコピー装置、更に通信機能を備えたファクシミリ装置といった単機能機に適用しても同様の効果を得ることができる。
本発明に係る排気装置及び画像形成装置は、画像形成を完了した記録シートを排出する際に発生する臭気等を効率良く除去する装置として有用である。
1…………画像形成装置
121……排紙トレイ
201……排出口
202……吸気口
400……吸気ファン
410……ダクト
400a…吸気ファン400の回転軸
O、O´…記録シートの中心
1000…ルーバー

Claims (7)

  1. 胴体内部又は上部に排紙トレイが設けられた画像形成装置に配設され、前記排紙トレイ上のエアーを排気する排気装置であって、
    前記排紙トレイ上のエアーを吸引する吸気ファンと、
    前記吸気ファンが吸引したエアーをろ過するフィルターと、
    前記吸気ファンが吸引したエアーを前記フィルターに導くダクトと、を備え、
    前記吸気ファンは、平面視において、前記排紙トレイの排紙方向における側方であって、特定サイズの記録シートの前記排紙トレイ上における排紙位置の中心よりも排紙方向における下流側に配設されており、かつ、
    前記吸気ファンの吸気側が、排紙方向に直交する方向よりも排紙方向上流側に向いており、
    前記吸気ファンは、平面視において、その回転軸の延長線が前記特定サイズの記録シートの前記排紙トレイ上における排紙位置の中央部を通過するように配設されている
    ことを特徴とする排気装置。
  2. 胴体内部又は上部に排紙トレイが設けられた画像形成装置に配設され、前記排紙トレイ上のエアーを排気する排気装置であって、
    前記排紙トレイ上のエアーを吸引する吸気ファンと、
    前記吸気ファンが吸引したエアーをろ過するフィルターと、
    前記吸気ファンが吸引したエアーを前記フィルターに導くダクトと、
    前記排紙トレイに排出される記録シートのシートサイズに応じて、平面視における前記吸気ファンの向きを変更する吸気向き変更手段と、を備え、
    前記吸気ファンは、平面視において、前記排紙トレイの排紙方向における側方であって、特定サイズの記録シートの前記排紙トレイ上における排紙位置の中心よりも排紙方向における下流側に配設されており、かつ、
    前記吸気ファンの吸気側が、排紙方向に直交する方向よりも排紙方向上流側に向いている
    ことを特徴とする排気装置。
  3. 前記吸気向き変更手段は、前記特定サイズと異なるサイズの記録シートが排出されたときに、前記吸気ファンの回転軸の延長線が、前記排紙トレイに排出された記録シートの中央部を通過するように、前記吸気ファンの向きを変更する
    ことを特徴とする請求項に記載の排気装置。
  4. 胴体内部又は上部に排紙トレイが設けられた画像形成装置に配設され、前記排紙トレイ上のエアーを排気する排気装置であって、
    前記排紙トレイ上のエアーを吸引する吸気ファンと、
    前記吸気ファンが吸引したエアーをろ過するフィルターと、
    前記吸気ファンが吸引したエアーを前記フィルターに導くダクトと、
    前記排紙トレイに排出される記録シートの排出速度が遅いほど、平面視において前記吸気ファンの吸気側が排紙方向上流側に向くように、前記吸気ファンの向きを変更する吸気向き変更手段と、を備え、
    前記吸気ファンは、平面視において、前記排紙トレイの排紙方向における側方であって、特定サイズの記録シートの前記排紙トレイ上における排紙位置の中心よりも排紙方向における下流側に配設されており、かつ、
    前記吸気ファンの吸気側が、排紙方向に直交する方向よりも排紙方向上流側に向いている
    ことを特徴とする排気装置。
  5. 胴体内部又は上部に排紙トレイが設けられた画像形成装置に配設され、前記排紙トレイ上のエアーを排気する排気装置であって、
    前記排紙トレイ上のエアーを吸引する吸気ファンと、
    前記吸気ファンが吸引したエアーをろ過するフィルターと、
    前記吸気ファンが吸引したエアーを前記フィルターに導くダクトと、
    前記排紙トレイ上から前記吸気ファンに至るエアーの流通経路上に配設され、通風方向を変更することができるルーバーと、
    前記排紙トレイに排出される記録シートのシートサイズに応じて通風方向を変更する通風方向変更手段と、を備え
    前記吸気ファンは、平面視において、前記排紙トレイの排紙方向における側方であって、特定サイズの記録シートの前記排紙トレイ上における排紙位置の中心よりも排紙方向における下流側に配設されており、かつ、
    前記吸気ファンの吸気側が、排紙方向に直交する方向よりも排紙方向上流側に向いている
    ことを特徴とする排気装置。
  6. 胴体内部又は上部に排紙トレイが設けられた画像形成装置に配設され、前記排紙トレイ上のエアーを排気する排気装置であって、
    前記排紙トレイ上のエアーを吸引する吸気ファンと、
    前記吸気ファンが吸引したエアーをろ過するフィルターと、
    前記吸気ファンが吸引したエアーを前記フィルターに導くダクトと、
    前記排紙トレイ上から前記吸気ファンに至るエアーの流通経路上に配設され、通風方向を変更することができるルーバーと、
    前記排紙トレイに排出される記録シートの排出速度が遅いほど、平面視において排紙方向上流側に向くように、通風方向を変更する通風方向変更手段と、を備え
    前記吸気ファンは、平面視において、前記排紙トレイの排紙方向における側方であって、特定サイズの記録シートの前記排紙トレイ上における排紙位置の中心よりも排紙方向における下流側に配設されており、かつ、
    前記吸気ファンの吸気側が、排紙方向に直交する方向よりも排紙方向上流側に向いている
    ことを特徴とする排気装置。
  7. 請求項1からの何れかに記載の排気装置が設けられている
    ことを特徴とする画像形成装置。
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