JP2003323013A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JP2003323013A JP2003323013A JP2002127345A JP2002127345A JP2003323013A JP 2003323013 A JP2003323013 A JP 2003323013A JP 2002127345 A JP2002127345 A JP 2002127345A JP 2002127345 A JP2002127345 A JP 2002127345A JP 2003323013 A JP2003323013 A JP 2003323013A
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- sheet material
- fixing device
- forming apparatus
- image forming
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- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、簡単な構成により収縮率の大きい
シート材であってもしわの発生を防止する画像形成装置
を提供することを課題とする。 【解決手段】 未定着のトナーを担持したシート材を第
1の吸引装置(5)を備えた搬送装置(4)によりガイ
ド部材(7)に案内する。次いでガイド部材(7)に設
けた孔(29)を介して第2の吸引装置(8)によりシ
ート材を吸引させながら定着装置に案内する。シート材
の先端が定着装置(8)の出口側に設けた排出装置(1
0)により搬送力を付与されたことをセンサ(11)が
検知して第1の吸引装置(5)および第2の吸引装置
(8)の動作を中断させる。吸引装置の動作を中断され
たシート材は、搬送装置(4)およびガイド部材(7)
への密着から解放され、シート材の移動が自由となって
定着装置で生じるシート材の収縮がしわの発生に結びつ
かないで排出される。
シート材であってもしわの発生を防止する画像形成装置
を提供することを課題とする。 【解決手段】 未定着のトナーを担持したシート材を第
1の吸引装置(5)を備えた搬送装置(4)によりガイ
ド部材(7)に案内する。次いでガイド部材(7)に設
けた孔(29)を介して第2の吸引装置(8)によりシ
ート材を吸引させながら定着装置に案内する。シート材
の先端が定着装置(8)の出口側に設けた排出装置(1
0)により搬送力を付与されたことをセンサ(11)が
検知して第1の吸引装置(5)および第2の吸引装置
(8)の動作を中断させる。吸引装置の動作を中断され
たシート材は、搬送装置(4)およびガイド部材(7)
への密着から解放され、シート材の移動が自由となって
定着装置で生じるシート材の収縮がしわの発生に結びつ
かないで排出される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写されたシート
材を吸引装置によって吸引しながら定着装置に搬送する
搬送装置を備えた画像形成装置に関し、特には、シート
材にトナー像を転写する位置から定着装置までの間に設
けた吸引装置の吸引動作を制御することにより、しわの
発生がない状態でシート材を搬送し、且つ排出すること
ができる画像形成装置に関する。
材を吸引装置によって吸引しながら定着装置に搬送する
搬送装置を備えた画像形成装置に関し、特には、シート
材にトナー像を転写する位置から定着装置までの間に設
けた吸引装置の吸引動作を制御することにより、しわの
発生がない状態でシート材を搬送し、且つ排出すること
ができる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】帯電、露光、現像の工程を経て像担持体
上にトナー像を形成し、所定のタイミングで搬送される
カット紙やロール紙などのシート材にトナー像を転写
し、未定着のトナー像を担持したシート材を搬送装置に
よって定着装置に案内させ、次いで定着装置によって未
定着のトナー像を定着してシート材上に永久画像を形成
する画像形成装置が知られる。
上にトナー像を形成し、所定のタイミングで搬送される
カット紙やロール紙などのシート材にトナー像を転写
し、未定着のトナー像を担持したシート材を搬送装置に
よって定着装置に案内させ、次いで定着装置によって未
定着のトナー像を定着してシート材上に永久画像を形成
する画像形成装置が知られる。
【0003】定着装置としては、未定着のトナー像をシ
ート材に定着するための装置の一つとして、シート材上
に担持した未定着のトナー像に接触させないで熱風、輻
射熱等をシート材に与えて定着する熱風定着装置、フラ
ッシュ定着装置、オーブン定着装置などが知られる。こ
のような装置は、シート材を挟持しながら搬送させて定
着するローラ定着装置と比べて画像をつぶさないことか
ら細線など忠実な画像を得ることができる利点を有す
る。そして定着装置によって定着されたシート材は、定
着装置の出口側に設けられ駆動する一対の排出ローラな
どの排出装置によってシート材を挟持して外部に排出さ
れる。
ート材に定着するための装置の一つとして、シート材上
に担持した未定着のトナー像に接触させないで熱風、輻
射熱等をシート材に与えて定着する熱風定着装置、フラ
ッシュ定着装置、オーブン定着装置などが知られる。こ
のような装置は、シート材を挟持しながら搬送させて定
着するローラ定着装置と比べて画像をつぶさないことか
ら細線など忠実な画像を得ることができる利点を有す
る。そして定着装置によって定着されたシート材は、定
着装置の出口側に設けられ駆動する一対の排出ローラな
どの排出装置によってシート材を挟持して外部に排出さ
れる。
【0004】また、像担持体と定着装置との間には、転
写後のシート材を定着装置に向かって搬送させる搬送装
置が設けられている。シート材は、像担持体の移動力に
より残りのシート材が転写されている間は押し出される
ようにして搬送されるが、シート材の長さがシート材の
剥離位置から定着装置までの距離より短い場合、シート
材への搬送力が伝達されないために搬送装置が必要とな
る。更に、シート材のたわみの形成の防止や蛇行防止の
ために搬送装置に吸引装置を設けてシート材を吸引させ
ながら搬送している。搬送装置は、例えば一対のローラ
にベルトを回転可能となるように張架させ、一方のロー
ラに駆動源からの駆動を伝達して像担持体の移動速度と
同じ速度で搬送させている。吸引装置は、ベルト搬送装
置内に設けた吸引箱にダクトを介して連結して吸引ファ
ンによって吸引させている。このほか、定着装置にシー
ト材が案内される前にガイド板などのガイド部材を設
け、このガイド板に設けた孔からシート材を吸引させる
吸引装置を設けて、シート材の未定着のトナー像が定着
装置の壁などに接触しないように案内している。
写後のシート材を定着装置に向かって搬送させる搬送装
置が設けられている。シート材は、像担持体の移動力に
より残りのシート材が転写されている間は押し出される
ようにして搬送されるが、シート材の長さがシート材の
剥離位置から定着装置までの距離より短い場合、シート
材への搬送力が伝達されないために搬送装置が必要とな
る。更に、シート材のたわみの形成の防止や蛇行防止の
ために搬送装置に吸引装置を設けてシート材を吸引させ
ながら搬送している。搬送装置は、例えば一対のローラ
にベルトを回転可能となるように張架させ、一方のロー
ラに駆動源からの駆動を伝達して像担持体の移動速度と
同じ速度で搬送させている。吸引装置は、ベルト搬送装
置内に設けた吸引箱にダクトを介して連結して吸引ファ
ンによって吸引させている。このほか、定着装置にシー
ト材が案内される前にガイド板などのガイド部材を設
け、このガイド板に設けた孔からシート材を吸引させる
吸引装置を設けて、シート材の未定着のトナー像が定着
装置の壁などに接触しないように案内している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような画像形成装
置において、使用するシート材の種類によってしわが発
生してしまう問題を有する。本願発明者らは、熱が加わ
ったときのシート材の収縮に原因があることを突き止め
た。特に、収縮率が大きいトレーシングペーパを用いた
場合に、しわの発生が顕著となってしまうことが解っ
た。 トレーシングペーパの熱による収縮率は約0.5
%であるが、シート材が通過する距離が短い定着装置内
を短時間でシート材を通過させているため定着装置の熱
が急激にシート材に加わって収縮し、この結果、シート
材にしわが発生してしまう。しわの形状としては複数の
山と谷とがシート材の全面に格子状に形成される。
置において、使用するシート材の種類によってしわが発
生してしまう問題を有する。本願発明者らは、熱が加わ
ったときのシート材の収縮に原因があることを突き止め
た。特に、収縮率が大きいトレーシングペーパを用いた
場合に、しわの発生が顕著となってしまうことが解っ
た。 トレーシングペーパの熱による収縮率は約0.5
%であるが、シート材が通過する距離が短い定着装置内
を短時間でシート材を通過させているため定着装置の熱
が急激にシート材に加わって収縮し、この結果、シート
材にしわが発生してしまう。しわの形状としては複数の
山と谷とがシート材の全面に格子状に形成される。
【0006】即ち、ローラ定着装置であればシート材が
収縮したとしても、加熱ローラと加圧ローラとの間に形
成されるニップにおいて熱で収縮したとしてもシート材
がしわをしごくようにして、しわの発生を抑制すること
ができる。しかしながら、未定着のトナー像に接触しな
いで熱を加える定着装置の場合、なんら外部からの圧力
が加わらないためにシート材が収縮したままの状態とな
り、これに加えて、吸引装置を備えた搬送装置のシート
材への吸引力と、排出装置によるシート材への搬送力の
伝達とにより、シート材が引っ張り合った状態となり、
この状態で熱が加わってシート材が収縮すると、均一な
収縮が行われずにしわが発生してしまう。
収縮したとしても、加熱ローラと加圧ローラとの間に形
成されるニップにおいて熱で収縮したとしてもシート材
がしわをしごくようにして、しわの発生を抑制すること
ができる。しかしながら、未定着のトナー像に接触しな
いで熱を加える定着装置の場合、なんら外部からの圧力
が加わらないためにシート材が収縮したままの状態とな
り、これに加えて、吸引装置を備えた搬送装置のシート
材への吸引力と、排出装置によるシート材への搬送力の
伝達とにより、シート材が引っ張り合った状態となり、
この状態で熱が加わってシート材が収縮すると、均一な
収縮が行われずにしわが発生してしまう。
【0007】また、定着装置の入り口に設けられシート
材を定着装置に案内するガイド部材にシート材を吸引す
る吸引装置を設けた場合であってもシート材にしわが発
生してしまう問題を有する。この場合も排出装置による
シート材の搬送力とガイド部材へのシート材の密着によ
りシート材が引っ張られた状態で定着するため、シート
材の収縮に起因するしわが生じてしまう。
材を定着装置に案内するガイド部材にシート材を吸引す
る吸引装置を設けた場合であってもシート材にしわが発
生してしまう問題を有する。この場合も排出装置による
シート材の搬送力とガイド部材へのシート材の密着によ
りシート材が引っ張られた状態で定着するため、シート
材の収縮に起因するしわが生じてしまう。
【0008】本発明は上記問題を解決するため、簡単な
構成により収縮率の大きいシート材であってもしわの発
生を防止する画像形成装置を提供することを課題とす
る。
構成により収縮率の大きいシート材であってもしわの発
生を防止する画像形成装置を提供することを課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、像担持体上に形成したトナー像をシート材に
転写し、前記シート材を定着装置に向かって搬送させる
搬送装置と、前記シート材が像担持体から離れる位置か
ら前記定着装置までの間に搬送されるシート材に吸引す
る吸引装置と、未定着のトナー像を担持しているシート
材の面を非接触で熱によって定着する定着装置と、前記
定着装置の出口側に設けられ前記シート材に搬送力を付
与して前記シート材を排出する排出装置とを有する画像
形成装置において、前記排出装置の搬送力が前記シート
材に付与されるときに前記吸引装置による前記シート材
への吸引を中断することを特徴とする。
するため、像担持体上に形成したトナー像をシート材に
転写し、前記シート材を定着装置に向かって搬送させる
搬送装置と、前記シート材が像担持体から離れる位置か
ら前記定着装置までの間に搬送されるシート材に吸引す
る吸引装置と、未定着のトナー像を担持しているシート
材の面を非接触で熱によって定着する定着装置と、前記
定着装置の出口側に設けられ前記シート材に搬送力を付
与して前記シート材を排出する排出装置とを有する画像
形成装置において、前記排出装置の搬送力が前記シート
材に付与されるときに前記吸引装置による前記シート材
への吸引を中断することを特徴とする。
【0010】また、前記吸引装置が前記搬送装置に設け
られていることを特徴とし、前記吸引装置が前記定着装
置に前記シート材を案内するガイド部材に設けられてい
ることを特徴とする。
られていることを特徴とし、前記吸引装置が前記定着装
置に前記シート材を案内するガイド部材に設けられてい
ることを特徴とする。
【0011】更に、前記吸引装置が前記定着装置の出口
側に設けたセンサによって作動制御されることを特徴と
し、前記定着装置が、前記シート材の下面に接触して案
内する案内部材と、該案内部材に対向して設けたヒータ
と、該ヒータに空気を送るファンとを有することを特徴
とする。
側に設けたセンサによって作動制御されることを特徴と
し、前記定着装置が、前記シート材の下面に接触して案
内する案内部材と、該案内部材に対向して設けたヒータ
と、該ヒータに空気を送るファンとを有することを特徴
とする。
【0012】また、前記シート材が前記像担持体から離
れる位置と、前記シート材が搬送される前記搬送装置の
位置と、前記シート材が案内される前記定着装置の案内
部材の位置とが略直線状となるように設けられているこ
とを特徴とし、前記シート材がトレーシングペーパであ
ることを特徴とする。
れる位置と、前記シート材が搬送される前記搬送装置の
位置と、前記シート材が案内される前記定着装置の案内
部材の位置とが略直線状となるように設けられているこ
とを特徴とし、前記シート材がトレーシングペーパであ
ることを特徴とする。
【0013】更にまた、前記定着装置の熱による収縮率
が大きいシート材を用いる場合の第1のモードと、前記
第1のモードで用いるシート材以外のシート材を用いる
場合の第2のモードとに切り替え可能な切り替え手段を
設け、前記第1のモードを選択したときには、前記排出
装置の搬送力が前記シート材に付与されたときに前記吸
引装置による前記シート材への吸引を中断し、前記第2
のモードを選択したときには、前記吸引装置を常時動作
させることを特徴とする。
が大きいシート材を用いる場合の第1のモードと、前記
第1のモードで用いるシート材以外のシート材を用いる
場合の第2のモードとに切り替え可能な切り替え手段を
設け、前記第1のモードを選択したときには、前記排出
装置の搬送力が前記シート材に付与されたときに前記吸
引装置による前記シート材への吸引を中断し、前記第2
のモードを選択したときには、前記吸引装置を常時動作
させることを特徴とする。
【0014】また、前記画像形成装置に前記搬送装置が
設けられていないことを特徴とする。
設けられていないことを特徴とする。
【0015】このような構成により、画像形成によって
未定着のトナーを担持したシート材が搬送装置により定
着装置に案内される。このとき吸引装置を備えた搬送装
置はシート材を搬送装置上に密着するようにして搬送す
る。また、ガイド部材に設けた孔を介して吸引装置によ
りシート材を吸引させ、ガイド部材にシート材を密着さ
せながら定着装置に案内する。シート材は定着装置を通
過して案内部材に蓄積した熱とファンによって吹き付け
られるヒータの熱とにより定着される。
未定着のトナーを担持したシート材が搬送装置により定
着装置に案内される。このとき吸引装置を備えた搬送装
置はシート材を搬送装置上に密着するようにして搬送す
る。また、ガイド部材に設けた孔を介して吸引装置によ
りシート材を吸引させ、ガイド部材にシート材を密着さ
せながら定着装置に案内する。シート材は定着装置を通
過して案内部材に蓄積した熱とファンによって吹き付け
られるヒータの熱とにより定着される。
【0016】シート材の先端が定着装置の出口側に設け
た排出装置により搬送力を付与されたことをセンサが検
知して搬送装置に設けた吸引装置およびガイド部材の孔
から吸引する吸引装置の動作を中断させる。吸引装置の
動作を中断されたシート材は、搬送装置およびガイド部
材への密着から解放され、シート材の移動が自由となっ
て定着装置で生じるシート材の収縮がしわの発生に結び
つかないで排出される。
た排出装置により搬送力を付与されたことをセンサが検
知して搬送装置に設けた吸引装置およびガイド部材の孔
から吸引する吸引装置の動作を中断させる。吸引装置の
動作を中断されたシート材は、搬送装置およびガイド部
材への密着から解放され、シート材の移動が自由となっ
て定着装置で生じるシート材の収縮がしわの発生に結び
つかないで排出される。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施例を図面に基
づいて説明する。図1は本発明の画像形成装置の概略側
面図を示し、図2に搬送装置の一例を示す概略上面図を
示し、図3に案内部材に設けたガイド部材の一例を示す
概略斜視図を示す。
づいて説明する。図1は本発明の画像形成装置の概略側
面図を示し、図2に搬送装置の一例を示す概略上面図を
示し、図3に案内部材に設けたガイド部材の一例を示す
概略斜視図を示す。
【0018】画像形成装置1は、周知の帯電、露光、現
像の工程を経てトナー像を担持したドラムあるいはベル
トよりなる像担持体2と、シート材に未定着のトナー像
を転写する転写装置3と、未定着のトナーを担持したシ
ート材を搬送する搬送装置4と、搬送装置4に設けた第
1の吸引装置5と、シート材上に担持したトナー像を定
着する定着装置6と、定着装置6にシート材を案内する
ガイド部材7と、ガイド部材7にシート材を密着させる
ために設けた第2の吸引装置8と、定着装置6の出口9
側に設けられシート材に搬送力を付与する排出装置10
と、排出装置10にシート材の先端が達したことを検知
するセンサ11と、第1の吸引装置5および第2の吸引
装置8の作動を制御する制御部12と、シート材の種類
を選択する選択手段13a、13bとを有する。
像の工程を経てトナー像を担持したドラムあるいはベル
トよりなる像担持体2と、シート材に未定着のトナー像
を転写する転写装置3と、未定着のトナーを担持したシ
ート材を搬送する搬送装置4と、搬送装置4に設けた第
1の吸引装置5と、シート材上に担持したトナー像を定
着する定着装置6と、定着装置6にシート材を案内する
ガイド部材7と、ガイド部材7にシート材を密着させる
ために設けた第2の吸引装置8と、定着装置6の出口9
側に設けられシート材に搬送力を付与する排出装置10
と、排出装置10にシート材の先端が達したことを検知
するセンサ11と、第1の吸引装置5および第2の吸引
装置8の作動を制御する制御部12と、シート材の種類
を選択する選択手段13a、13bとを有する。
【0019】転写装置3は、転写コロナ放電器14と分
離コロナ放電器15とを有し、像担持体2の軸線方向に
延在するように設けられている。転写コロナ放電器14
に所定の電圧を印加して像担持体2に形成されたトナー
像をシート材に転写し、分離コロナ放電器15に交流電
圧を印加して像担持体2の表面を除電させて像担持体2
からシート材を分離する。分離されたシート材は搬送装
置4に送られる。
離コロナ放電器15とを有し、像担持体2の軸線方向に
延在するように設けられている。転写コロナ放電器14
に所定の電圧を印加して像担持体2に形成されたトナー
像をシート材に転写し、分離コロナ放電器15に交流電
圧を印加して像担持体2の表面を除電させて像担持体2
からシート材を分離する。分離されたシート材は搬送装
置4に送られる。
【0020】搬送装置は、図1および図2に示すよう
に、離間した少なくとも2本のローラ16a、16b
と、ローラ16a、16bに張架した少なくとも一本の
ベルト17とを有する。ローラ16aは不図示の駆動源
からの駆動を受けて回転し、ローラ16bは、ベルト1
7の移動により従動する。搬送装置6の移動速度は、像
担持体2の移動速度と同じ速度となるように設定されて
いる。ベルト17には、後述する第1の吸引装置5から
の吸引力でシート材をベルト17上に密着させるために
複数の孔18が設けられている。
に、離間した少なくとも2本のローラ16a、16b
と、ローラ16a、16bに張架した少なくとも一本の
ベルト17とを有する。ローラ16aは不図示の駆動源
からの駆動を受けて回転し、ローラ16bは、ベルト1
7の移動により従動する。搬送装置6の移動速度は、像
担持体2の移動速度と同じ速度となるように設定されて
いる。ベルト17には、後述する第1の吸引装置5から
の吸引力でシート材をベルト17上に密着させるために
複数の孔18が設けられている。
【0021】第1の吸引装置5は、例えば搬送装置4内
に吸気箱19を設け、吸気箱19にダクト20を介して
吸引ファン21を連結させている。吸気箱19の上側に
設けた開口22とベルト17に設けた孔18とが一致し
た場所から上述した搬送装置4のベルト17上にシート
材を密着させる。
に吸気箱19を設け、吸気箱19にダクト20を介して
吸引ファン21を連結させている。吸気箱19の上側に
設けた開口22とベルト17に設けた孔18とが一致し
た場所から上述した搬送装置4のベルト17上にシート
材を密着させる。
【0022】定着装置6は、図1に示すように、金属板
よりなる案内部材23と、案内部材23に対向する位置
に設けられたヒータ24と、ヒータ24が位置する方向
に風を送るファン25と、ヒータ24とファン25とを
囲むハウジング26とを有する。案内部材23は、シー
ト材を滑り易くさせるため、表面は平滑性を有し、シー
ト材の幅より広い幅を有する。ヒータ24は、薄厚で波
打ち形成された帯状のヒータ24が複数配置され、シー
ト材の搬送方向に対して下方に向かって傾斜するように
設けられている。ファン25により発生する風は、送風
口27からシート材の搬送方向とは逆の方向であってヒ
ータ24の上方に向かって送られる。更に風は、各々の
ヒータ24の間を通過して、通電により生じるヒータ2
4からの熱を受けて案内部材23に向かって送られる。
熱せられた空気は、ファン25の吸入口28から再度戻
され送風口27から送風して環流する。こうして定着装
置6内を通過するシート材に熱せられた空気を吹き当て
て、未定着のトナーを非接触で定着することができる。
よりなる案内部材23と、案内部材23に対向する位置
に設けられたヒータ24と、ヒータ24が位置する方向
に風を送るファン25と、ヒータ24とファン25とを
囲むハウジング26とを有する。案内部材23は、シー
ト材を滑り易くさせるため、表面は平滑性を有し、シー
ト材の幅より広い幅を有する。ヒータ24は、薄厚で波
打ち形成された帯状のヒータ24が複数配置され、シー
ト材の搬送方向に対して下方に向かって傾斜するように
設けられている。ファン25により発生する風は、送風
口27からシート材の搬送方向とは逆の方向であってヒ
ータ24の上方に向かって送られる。更に風は、各々の
ヒータ24の間を通過して、通電により生じるヒータ2
4からの熱を受けて案内部材23に向かって送られる。
熱せられた空気は、ファン25の吸入口28から再度戻
され送風口27から送風して環流する。こうして定着装
置6内を通過するシート材に熱せられた空気を吹き当て
て、未定着のトナーを非接触で定着することができる。
【0023】実施例においては熱風環流型の定着装置6
を例示したが、トナー像を担持した側のシート材の面に
接触させないで定着する定着装置であれば良く、例えば
オーブン定着装置、フラッシュ定着装置などであっても
良い。
を例示したが、トナー像を担持した側のシート材の面に
接触させないで定着する定着装置であれば良く、例えば
オーブン定着装置、フラッシュ定着装置などであっても
良い。
【0024】ガイド部材7は、図1および図3に示すよ
うに、搬送装置4によって搬送されてきたシート材を定
着装置6の周囲にぶつけることがないように案内させる
ものであり、シート材の搬送方向に対してわずかに上向
きに傾斜して案内部材23に導いている。ガイド部材7
は、最大サイズのシート材の幅よりも大きい幅を有し、
平滑な表面を有する。実施例においては案内部材23と
ガイド部材7とは一体的に形成されているが、別々に設
けられていても良い。
うに、搬送装置4によって搬送されてきたシート材を定
着装置6の周囲にぶつけることがないように案内させる
ものであり、シート材の搬送方向に対してわずかに上向
きに傾斜して案内部材23に導いている。ガイド部材7
は、最大サイズのシート材の幅よりも大きい幅を有し、
平滑な表面を有する。実施例においては案内部材23と
ガイド部材7とは一体的に形成されているが、別々に設
けられていても良い。
【0025】図3に示すように第2の吸引装置8につい
て説明する。シート材の進入側の幅方向におけるガイド
部材7のほぼ中央付近には、複数の孔29が設けられて
いる。これら孔29はダクト30に連結されており、ダ
クト30はファン31に連結されている。これにより第
2の吸引装置8が作動するとシート材の下面がガイド部
材7の孔29に吸引され定着装置6のハウジング26な
どに衝突させることなく定着装置6の案内部材23に沿
って搬送される。
て説明する。シート材の進入側の幅方向におけるガイド
部材7のほぼ中央付近には、複数の孔29が設けられて
いる。これら孔29はダクト30に連結されており、ダ
クト30はファン31に連結されている。これにより第
2の吸引装置8が作動するとシート材の下面がガイド部
材7の孔29に吸引され定着装置6のハウジング26な
どに衝突させることなく定着装置6の案内部材23に沿
って搬送される。
【0026】排出装置10は、定着されたシート材に搬
送力を付与して装置外部に排出するものであり、幅の短
い対のローラ32a、32bが互いに対向するようにそ
れぞれの一対の回転軸33a、33bに設けられてい
る。回転軸33aは、駆動源からの駆動が伝達され、回
転軸33bは、ローラ32aからの駆動をローラ32b
が受けて従動している。排出装置10のシート材の排出
速度は、像担持体2の移動速度とほぼ同じに設定されて
いる。
送力を付与して装置外部に排出するものであり、幅の短
い対のローラ32a、32bが互いに対向するようにそ
れぞれの一対の回転軸33a、33bに設けられてい
る。回転軸33aは、駆動源からの駆動が伝達され、回
転軸33bは、ローラ32aからの駆動をローラ32b
が受けて従動している。排出装置10のシート材の排出
速度は、像担持体2の移動速度とほぼ同じに設定されて
いる。
【0027】排出装置10にシート材が達したことを検
知するセンサ11は、フォトセンサなどが好適に使用さ
れ、実施例においては、排出装置10の近傍に枢軸34
を中心に枢動可能に設けたレバー35と、光を発光する
発光体36と発光体36からの光を受けて信号を出力す
る受光体37よりなるフォトセンサ38とを有する。レ
バー35はの先端はシート材の通過により接触する位置
に突出するように設けられ、レバー35の他端は発光体
36と受光体37との間に位置し、常態においては発光
体からの光を遮っている。シート材の通過によってレバ
ー35が枢動し、発光体36からの光を遮らない状態と
なったときに、シート材が通過した検知信号を制御部1
2に送り、制御部12からの信号に基づいて第1の吸引
装置5および第2の吸引装置8の動作を制御する。
知するセンサ11は、フォトセンサなどが好適に使用さ
れ、実施例においては、排出装置10の近傍に枢軸34
を中心に枢動可能に設けたレバー35と、光を発光する
発光体36と発光体36からの光を受けて信号を出力す
る受光体37よりなるフォトセンサ38とを有する。レ
バー35はの先端はシート材の通過により接触する位置
に突出するように設けられ、レバー35の他端は発光体
36と受光体37との間に位置し、常態においては発光
体からの光を遮っている。シート材の通過によってレバ
ー35が枢動し、発光体36からの光を遮らない状態と
なったときに、シート材が通過した検知信号を制御部1
2に送り、制御部12からの信号に基づいて第1の吸引
装置5および第2の吸引装置8の動作を制御する。
【0028】選択手段13a、13bは、例えば、熱収
縮の大きいトレーシングペーパ等のための第1のモード
と、熱収縮がそれほどない普通紙用の第2のモードとを
有する。この例では2本のロール紙を用いる例を述べる
ために、各ロール紙に対しそれぞれ選択手段13a、1
3bを設けた構成として説明するがこの数に限定はな
く、給紙装置の数に対応する選択手段を設けた構成であ
っても良い。実施例に示すようにそれぞれの給紙装置3
9a、39bの近傍に選択手段が設けられている。尚、
選択手段を装置本体のコントロールパネルなどにそれぞ
れの給紙装置に対して第1のモードと第2のモードに切
り替え自在に設けた構成であっても良い。
縮の大きいトレーシングペーパ等のための第1のモード
と、熱収縮がそれほどない普通紙用の第2のモードとを
有する。この例では2本のロール紙を用いる例を述べる
ために、各ロール紙に対しそれぞれ選択手段13a、1
3bを設けた構成として説明するがこの数に限定はな
く、給紙装置の数に対応する選択手段を設けた構成であ
っても良い。実施例に示すようにそれぞれの給紙装置3
9a、39bの近傍に選択手段が設けられている。尚、
選択手段を装置本体のコントロールパネルなどにそれぞ
れの給紙装置に対して第1のモードと第2のモードに切
り替え自在に設けた構成であっても良い。
【0029】例えばロール紙がトレーシングペーパであ
る場合に選択手段を第1のモードに設定し、ロール紙が
普通紙である場合に選択手段を第2のモードに設定す
る。そして第1のモードに設定したときのみに制御部1
2がセンサ11によるシート材の通過の信号を受けて第
1の吸引装置5および第2の吸引装置8の動作を中断さ
せる。
る場合に選択手段を第1のモードに設定し、ロール紙が
普通紙である場合に選択手段を第2のモードに設定す
る。そして第1のモードに設定したときのみに制御部1
2がセンサ11によるシート材の通過の信号を受けて第
1の吸引装置5および第2の吸引装置8の動作を中断さ
せる。
【0030】シート材は、カット紙あるいはロール紙が
用いられる。図示例においては、2種類のロール紙40
a、40bが設けられ、一方のロール紙が選択されて像
担持体2の方向へと給紙される。尚、この例に限定され
ず、カット紙または1種類(1本)のロール紙を用いる
装置であっても良い。
用いられる。図示例においては、2種類のロール紙40
a、40bが設けられ、一方のロール紙が選択されて像
担持体2の方向へと給紙される。尚、この例に限定され
ず、カット紙または1種類(1本)のロール紙を用いる
装置であっても良い。
【0031】搬送路41は、給紙ローラ42a、42
b、42cと、カッター43と、レジストローラ44と
を有し、合成樹脂あるいは金属板よりなるガイド板45
によりシート材の搬送路41を確保している。給紙ロー
ラ42a、42b、42cは、オペレータによって選択
したロール紙からのシート材を搬送路41内に給紙する
働きをし、カッター43は図示しないコントローラから
の信号を受けて、信号に応じたシート材の長さにシート
材の幅方向を切断する。カッター43によって所望の長
さに切断されたシート材は、搬送ローラ42aにより前
進され且つレジストローラ44によって、像担持体2に
形成するトナー像にタイミングを合わせて送り出され
る。
b、42cと、カッター43と、レジストローラ44と
を有し、合成樹脂あるいは金属板よりなるガイド板45
によりシート材の搬送路41を確保している。給紙ロー
ラ42a、42b、42cは、オペレータによって選択
したロール紙からのシート材を搬送路41内に給紙する
働きをし、カッター43は図示しないコントローラから
の信号を受けて、信号に応じたシート材の長さにシート
材の幅方向を切断する。カッター43によって所望の長
さに切断されたシート材は、搬送ローラ42aにより前
進され且つレジストローラ44によって、像担持体2に
形成するトナー像にタイミングを合わせて送り出され
る。
【0032】このような構成により動作について説明す
る。給紙装置4内に装填したシート材の種類に応じて選
択手段13a、13bを適宜に選択する。例えば、給紙
装置39aにトレーシングペーパのロール紙40aを装
填した場合、選択手段13aを第1のモードに設定す
る。また、給紙装置39bに普通紙またはフィルムを装
填した場合、選択手段13bを第2のモードに設定す
る。次いでオペレータが給紙装置39aのトレーシング
ペーパを使用するように入力してプリントスタートボタ
ンを押す。給紙ローラ42c、42aが作動してシート
材を像担持体2に向かって搬送させ、ほぼ同時期に周知
の画像形成に従って像担持体2上にトナー像を形成さ
せ、このトナー像がシート材のプリント位置に合致する
ようにレジストローラ44が始動してシート材を転写装
置に案内する。この間にカッター43が所定の長さにシ
ート材を切断する。
る。給紙装置4内に装填したシート材の種類に応じて選
択手段13a、13bを適宜に選択する。例えば、給紙
装置39aにトレーシングペーパのロール紙40aを装
填した場合、選択手段13aを第1のモードに設定す
る。また、給紙装置39bに普通紙またはフィルムを装
填した場合、選択手段13bを第2のモードに設定す
る。次いでオペレータが給紙装置39aのトレーシング
ペーパを使用するように入力してプリントスタートボタ
ンを押す。給紙ローラ42c、42aが作動してシート
材を像担持体2に向かって搬送させ、ほぼ同時期に周知
の画像形成に従って像担持体2上にトナー像を形成さ
せ、このトナー像がシート材のプリント位置に合致する
ようにレジストローラ44が始動してシート材を転写装
置に案内する。この間にカッター43が所定の長さにシ
ート材を切断する。
【0033】像担持体2上に形成されたトナー像は、転
写装置3の転写コロナ放電器14の作用によってシート
材に転写し、分離コロナ放電器15の作用によって像担
持体2からシート材を分離する。像担持体2から分離さ
れたシート材は、搬送装置4としての搬送ベルトに案内
され、第1の吸引装置5の作用によってベルト17上に
シート材を吸着させて定着装置6に向かって搬送する。
次いでシート材の先端はガイド部材7に案内され、ガイ
ド部材7の孔29を介して第2の吸引装置8によってシ
ート材のほぼ中央部付近を吸引して定着装置6に案内す
る。定着装置6に案内されたシート材は、ヒータ24の
熱を受けたファン31からの風と案内部材23に蓄熱さ
れた熱とによりシート材に担持した未定着のトナー像を
熱定着される。シート材は排出装置10に向かい、排出
装置10のローラ32a、32bに挟持され装置外部に
排出される。
写装置3の転写コロナ放電器14の作用によってシート
材に転写し、分離コロナ放電器15の作用によって像担
持体2からシート材を分離する。像担持体2から分離さ
れたシート材は、搬送装置4としての搬送ベルトに案内
され、第1の吸引装置5の作用によってベルト17上に
シート材を吸着させて定着装置6に向かって搬送する。
次いでシート材の先端はガイド部材7に案内され、ガイ
ド部材7の孔29を介して第2の吸引装置8によってシ
ート材のほぼ中央部付近を吸引して定着装置6に案内す
る。定着装置6に案内されたシート材は、ヒータ24の
熱を受けたファン31からの風と案内部材23に蓄熱さ
れた熱とによりシート材に担持した未定着のトナー像を
熱定着される。シート材は排出装置10に向かい、排出
装置10のローラ32a、32bに挟持され装置外部に
排出される。
【0034】シート材がローラ32a、32bに達した
ときにシート材がレバー35に突き当たりレバー35が
枢軸34を中心に枢動し、レバー35によって遮られて
いた発光体36からの光が受光体37に到達し、この検
知信号が制御部12に伝達される。シート材が排出装置
10に達した信号と、選択手段13aの第1のモードの
設定とが一致したときに第1の吸引装置5および第2の
吸引装置8との動作が中断され、シート材の搬送装置4
への密着と、シート材のガイド部材7へ密着とが解放さ
れ、シート材が定着装置6において熱収縮してもしわの
発生がない状態でシート材が装置外部に排出される。シ
ート材が排出装置10から排出されたのがレバー35が
戻ることにより検知したのを制御部12が受けて再度第
1の吸引装置5および第2の吸引装置8の動作を行う。
ときにシート材がレバー35に突き当たりレバー35が
枢軸34を中心に枢動し、レバー35によって遮られて
いた発光体36からの光が受光体37に到達し、この検
知信号が制御部12に伝達される。シート材が排出装置
10に達した信号と、選択手段13aの第1のモードの
設定とが一致したときに第1の吸引装置5および第2の
吸引装置8との動作が中断され、シート材の搬送装置4
への密着と、シート材のガイド部材7へ密着とが解放さ
れ、シート材が定着装置6において熱収縮してもしわの
発生がない状態でシート材が装置外部に排出される。シ
ート材が排出装置10から排出されたのがレバー35が
戻ることにより検知したのを制御部12が受けて再度第
1の吸引装置5および第2の吸引装置8の動作を行う。
【0035】尚、実施例においては、搬送装置上のシー
ト材を吸引する第1の吸引装置と、ガイド部材上のシー
ト材を吸引する第2の吸引装置とを同時に制御したが、
どちらか一方を制御しても良い。また、第1のモードで
あるトレーシングペーパのモードに設定したときに、第
2の吸引装置を予め作動させず、第1の吸引装置のみを
上述した制御を行っても良い。更に、画像形成装置が搬
送装置上のシート材を吸引する第1の吸引装置と、ガイ
ド部材上のシート材を吸引する第2の吸引装置とのいず
れか一方を有する構成であっても良い。
ト材を吸引する第1の吸引装置と、ガイド部材上のシー
ト材を吸引する第2の吸引装置とを同時に制御したが、
どちらか一方を制御しても良い。また、第1のモードで
あるトレーシングペーパのモードに設定したときに、第
2の吸引装置を予め作動させず、第1の吸引装置のみを
上述した制御を行っても良い。更に、画像形成装置が搬
送装置上のシート材を吸引する第1の吸引装置と、ガイ
ド部材上のシート材を吸引する第2の吸引装置とのいず
れか一方を有する構成であっても良い。
【0036】実施例において、シート材の通過を検知す
るセンサの位置が排出装置の近傍に位置させた構成を例
示したが、この場所に限定する必要はなく、例えばシー
ト材を所定のタイミングで搬送するレジストローラの動
作時期を検出して、タイマーなどにより排出装置にシー
ト材の先端が達するまで時間を計数して吸引装置の動作
を中断させても良い。
るセンサの位置が排出装置の近傍に位置させた構成を例
示したが、この場所に限定する必要はなく、例えばシー
ト材を所定のタイミングで搬送するレジストローラの動
作時期を検出して、タイマーなどにより排出装置にシー
ト材の先端が達するまで時間を計数して吸引装置の動作
を中断させても良い。
【0037】選択手段の設定において、別の方法につい
て説明する。同じトレーシングペーパであっても樹脂を
含浸させたトレーシングペーパでは熱による収縮が比較
的に少ないため、まずサービスマンがコントロールパネ
ルでトレーシングペーパを選択した場合であっても上述
した制御を行う必要があるかないかを設定することがで
きる。各給紙装置には、シート材の種類に応じて定着温
度の微調整などを行うための選択ボタンが設けられてい
る。例えば普通紙、フィルム、トレーシングペーパなど
を選択するボタンが設けられている。サービスマンがコ
ントロールパネルで上述した制御を行うように設定し、
且つオペレータがトレーシングペーパを選択したとき
に、上述したようにシート材が排出装置に達するときに
シート材を搬送路内に吸引する吸引装置の作動を中断す
る。
て説明する。同じトレーシングペーパであっても樹脂を
含浸させたトレーシングペーパでは熱による収縮が比較
的に少ないため、まずサービスマンがコントロールパネ
ルでトレーシングペーパを選択した場合であっても上述
した制御を行う必要があるかないかを設定することがで
きる。各給紙装置には、シート材の種類に応じて定着温
度の微調整などを行うための選択ボタンが設けられてい
る。例えば普通紙、フィルム、トレーシングペーパなど
を選択するボタンが設けられている。サービスマンがコ
ントロールパネルで上述した制御を行うように設定し、
且つオペレータがトレーシングペーパを選択したとき
に、上述したようにシート材が排出装置に達するときに
シート材を搬送路内に吸引する吸引装置の作動を中断す
る。
【0038】トナーを担持したシート材の面を非接触で
定着する定着装置を用いた場合、定着装置内の内壁など
にシート材が接触しないようにするため、真っ直ぐな状
態でシート材を定着装置に案内することが望ましく、シ
ート材が像担持体から分離される位置と、シート材が搬
送装置上に搬送される位置と、定着装置の案内部材上の
シート材の位置とがほぼ直線状に設けることが好まし
い。これによりシート材の搬送路上での変形がほとんど
なくなり、更にしわの発生の防止となる。
定着する定着装置を用いた場合、定着装置内の内壁など
にシート材が接触しないようにするため、真っ直ぐな状
態でシート材を定着装置に案内することが望ましく、シ
ート材が像担持体から分離される位置と、シート材が搬
送装置上に搬送される位置と、定着装置の案内部材上の
シート材の位置とがほぼ直線状に設けることが好まし
い。これによりシート材の搬送路上での変形がほとんど
なくなり、更にしわの発生の防止となる。
【0039】
【発明の効果】このように、像担持体からシート材が離
れる位置から定着装置までの間において、シート材の搬
送を補助する搬送装置のベルト上やガイド板上にシート
材を密着させるための吸引装置を備えた画像形成装置に
おいて、定着装置の出口側に設けた排出装置にシート材
が達したときに、吸引装置の作動を中断することによっ
てシート材が熱収縮に起因するしわの発生を防止するこ
とができる。
れる位置から定着装置までの間において、シート材の搬
送を補助する搬送装置のベルト上やガイド板上にシート
材を密着させるための吸引装置を備えた画像形成装置に
おいて、定着装置の出口側に設けた排出装置にシート材
が達したときに、吸引装置の作動を中断することによっ
てシート材が熱収縮に起因するしわの発生を防止するこ
とができる。
【0040】特に、トナー像を担持したシート材の面を
非接触で定着する定着装置を用い、且つシート材が像担
持体から離れた位置から定着装置に達するまでの間にシ
ート材を搬送装置や定着装置に案内するガイド部材にシ
ート材を密着させる吸引装置を備えた画像形成装置にお
いて、シート材が排出装置に達したことをセンサが検知
し、この検知信号に基づいて吸引装置の作動を中断させ
ることにより、シート材が定着装置の熱によって収縮し
たとしても、定着装置に達する前のシート材の移動が自
由となってしわの発生が防止される。
非接触で定着する定着装置を用い、且つシート材が像担
持体から離れた位置から定着装置に達するまでの間にシ
ート材を搬送装置や定着装置に案内するガイド部材にシ
ート材を密着させる吸引装置を備えた画像形成装置にお
いて、シート材が排出装置に達したことをセンサが検知
し、この検知信号に基づいて吸引装置の作動を中断させ
ることにより、シート材が定着装置の熱によって収縮し
たとしても、定着装置に達する前のシート材の移動が自
由となってしわの発生が防止される。
【0041】シート材が像担持体から離れる位置と搬送
装置のシート材を搬送する位置と、定着装置の案内部材
上のシート材の位置とがほぼ直線状に設けることによ
り、シート材が真っ直ぐに定着装置に案内されシート材
が他の部分に突き当たって破損することがなく、吸引装
置の作動を停止した場合であっても、シート材の変形を
最小限のものとすることができ、しわの発生を更に防止
することができる。
装置のシート材を搬送する位置と、定着装置の案内部材
上のシート材の位置とがほぼ直線状に設けることによ
り、シート材が真っ直ぐに定着装置に案内されシート材
が他の部分に突き当たって破損することがなく、吸引装
置の作動を停止した場合であっても、シート材の変形を
最小限のものとすることができ、しわの発生を更に防止
することができる。
【0042】選択手段によってシート材の種類を第1の
モードと第2のモードとに選択することにより予め装填
しているシート材の種類に応じた制御を容易に行うこと
ができる。
モードと第2のモードとに選択することにより予め装填
しているシート材の種類に応じた制御を容易に行うこと
ができる。
【図1】 本発明による画像形成装置の一例を示す概略
側面図。
側面図。
【図2】 搬送装置の一例を示す概略上面図。
【図3】 ガイド部材の一例を示す概略斜視図。
1 画像形成装置
2 像担持体
4 搬送装置
5 第1の吸引装置
6 定着装置
7 ガイド部材
8 第2の吸引装置
10 排出装置
11 センサ
12 制御部
13a、b 選択手段
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G03G 15/20 101 G03G 15/20 101
21/00 384 21/00 384
21/14 372
Fターム(参考) 2H027 DA38 DC04 DC05 DC11 ED16
ED19 ED25 EE02 EE07 EF06
EF09 FA30 FA35
2H033 AA15 AA47 BA07 BA10 BA25
BE01 BE02 CA22 CA26
2H072 AB07 AB20 CA03 CB08 HA06
JA04
3F049 AA01 BA04 FB02 FB07 LA01
LB03
3F101 FA01 FB07 FC04 LA01 LB03
Claims (9)
- 【請求項1】 像担持体上に形成したトナー像をシート
材に転写し、前記シート材を定着装置に向かって搬送さ
せる搬送装置と、前記シート材が像担持体から離れる位
置から前記定着装置までの間に搬送されるシート材に吸
引する吸引装置と、未定着のトナー像を担持しているシ
ート材の面を非接触で熱によって定着する定着装置と、
前記定着装置の出口側に設けられ前記シート材に搬送力
を付与して前記シート材を排出する排出装置とを有する
画像形成装置において、前記排出装置の搬送力が前記シ
ート材に付与されるときに前記吸引装置による前記シー
ト材への吸引を中断することを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項2】 前記吸引装置が前記搬送装置に設けられ
ていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記吸引装置が前記定着装置に前記シー
ト材を案内するガイド部材に設けられていることを特徴
とする請求項1または2記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記吸引装置が前記定着装置の出口側に
設けたセンサによって作動制御されることを特徴とする
請求項1乃至3記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記定着装置が、前記シート材の下面に
接触して案内する案内部材と、該案内部材に対向して設
けたヒータと、該ヒータに空気を送るファンとを有する
ことを特徴とする請求項1乃至4記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記シート材が前記像担持体から離れる
位置と、前記シート材が搬送される前記搬送装置の位置
と、前記シート材が案内される前記定着装置の案内部材
の位置とが略直線状となるように設けられていることを
特徴とする請求項1乃至5記載の画像形成装置。 - 【請求項7】 前記シート材がトレーシングペーパであ
ることを特徴とする請求項1乃至4記載の画像形成装
置。 - 【請求項8】 前記定着装置の熱による収縮率が大きい
シート材を用いる場合の第1のモードと、前記第1のモ
ードで用いるシート材以外のシート材を用いる場合の第
2のモードとに切り替え可能な切り替え手段を設け、前
記第1のモードを選択したときには、前記排出装置の搬
送力が前記シート材に付与されたときに前記吸引装置に
よる前記シート材への吸引を中断し、前記第2のモード
を選択したときには、前記吸引装置を常時動作させるこ
とを特徴とする請求項1乃至7記載の画像形成装置。 - 【請求項9】 前記搬送装置が設けられていないことを
特徴とする請求項1乃至8記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002127345A JP2003323013A (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002127345A JP2003323013A (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003323013A true JP2003323013A (ja) | 2003-11-14 |
Family
ID=29541485
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---|---|---|---|
JP2002127345A Pending JP2003323013A (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003323013A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009186684A (ja) * | 2008-02-05 | 2009-08-20 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
WO2013137314A1 (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-19 | 日本化薬株式会社 | 昇華転写染色方法及びその染色物 |
JP2014044232A (ja) * | 2012-08-24 | 2014-03-13 | Canon Inc | 画像形成装置 |
-
2002
- 2002-04-26 JP JP2002127345A patent/JP2003323013A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009186684A (ja) * | 2008-02-05 | 2009-08-20 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
US8843004B2 (en) | 2008-02-05 | 2014-09-23 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus |
WO2013137314A1 (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-19 | 日本化薬株式会社 | 昇華転写染色方法及びその染色物 |
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