JPH07147980A - 安定なグルコース・イソメラーゼ濃縮物およびその製法 - Google Patents

安定なグルコース・イソメラーゼ濃縮物およびその製法

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JPH07147980A
JPH07147980A JP6240019A JP24001994A JPH07147980A JP H07147980 A JPH07147980 A JP H07147980A JP 6240019 A JP6240019 A JP 6240019A JP 24001994 A JP24001994 A JP 24001994A JP H07147980 A JPH07147980 A JP H07147980A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 グルコース・イソメラーゼの結晶化方法の提
供。 【構成】 部分的精製グルコース・イソメラーゼ調製物
のpHを5.7〜8.0に調整し、16℃又はそれ以下に
冷却し、調製物を1L当たり50〜170gの濃度で硫
酸アンモニウム及び/又は硫酸マグネシウムを加え、結
晶生成を促進するため該混合物の凝固点付近まで冷却す
ることを特徴とするグルコース・イソメラーゼ結晶化方
法、及び、溶解した微生物細胞から得られ、限外濾過に
付したグルコース・イソメラーゼ調製物を供給し、pH
を7.0に調整し、該調製物を16℃又はそれ以下に冷
却し、2〜4時間、調製物1L当たり50〜170gの
量で硫酸アンモニウム及び/又は硫酸マグネシウムを加
え、その間、該混合物を、結晶生成を促進するため更に
混合物の凝固点付近に冷却することからなるグルコース
・イソメラーゼの結晶化方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、殺菌剤を加えなくても
化学的、微生物学的に安定であり、反応器カラム内の担
体上に固定化するのに非常に有用なグルコース・イソメ
ラーゼ酵素の濃縮物に関する。本発明はまた該濃縮物の
製法に関する。
【0002】
【従来技術および課題】グルコースのフルクトースへの
異性化のためのグルコース・イソメラーゼの使用は、よ
く知られた工業的方法であり、該酵素は、しばしば固定
化形で使用される。使用されている多くの商業的方法で
は、固定化酵素調製物は別の工程で製造され、該工程に
おいては、酵素は吸着技術により担体上に固定化される
か、酵素と共に全微生物細胞塊を固定してマトリックス
を形成させる。反応器カラムを用意した固定化酵素で組
立てる。酵素を使い果たしたら、該カラムを空け、再び
新しい固定化酵素調製物で組立てる。精製した酵素の方
が未精製の粗調製物より担体上に吸着され易いというこ
とが知られている(米国特許第4347322号)。問題
は、そのような、安定な、取扱い易く、保存し易いカラ
ム内の担体上に固定するために使用できる酵素調製物を
製造することである。
【0003】沈澱または結晶化に基づくグルコース・イ
ソメラーゼ精製方法から得られた沈澱または結晶塊は少
なくとも60重量%の水を含有し、それは酵素構造の破
壊なしには除去することができない。そのような結晶塊
は微生物学的に安定でなく、取扱いや使用が困難であ
る。別法として、該結晶塊を溶解して溶液とすることが
あり、その濃度は貯蔵、安定性、輸送の見地からできる
だけ高くするのが望ましい。自明な方法は該酵素結晶を
水または希薄塩溶液中に溶解することであろう。しか
し、実際にはグルコース・イソメラーゼの比較的低い溶
解性のために、結晶を水に溶かして十分な濃度のイソメ
ラーゼ溶液を調製することは不可能であることが判明し
ている。イソメラーゼの希薄水溶液は非常に不安定であ
り、微生物学的および化学的劣化の結果、数日間でその
活性を失う。
【0004】該酵素は有機溶媒に溶解しうることも示唆
されている(米国特許第4077842号)。しかし、食
品製造工程において有機溶媒を使用することは望ましく
なく、したがって、この技術は食品製造に直接使用され
る酵素には適当ではない。しかし、該酵素が食品に使用
されないならば、溶解に有用な物質の種類は拡張されう
る。グルコース・イソメラーゼは現在使用されている最
も重要な酵素の1つであるため、グルコース・イソメラ
ーゼの調製、精製および使用に関する文献が多数存在す
る。しかし、発表されている精製方法は全て非常に複雑
で、一般に、かなり低収率である。
【0005】結晶化による酵素および蛋白質の精製は、
それ自体公知であり、例えば、便覧エンザイムズ[ディ
クソン,エムおよびウェブ,イー・シー、エンザイム
ズ、第3版、ロングマン・グループ・リミテッド、ブン
ガイ(Dixon, M.and Webb,E.C., Enzymes, 3
rd ed., Longman Group Ltd., Bungay)197
9、1116頁]には、192枚の酵素結晶の写真が示
されている。さらに、硫酸アンモニウムは、いくつかの
場合、結晶化を促し、溶解性を減少させる薬剤として適
していることが知られている。加えて、硫酸アンモニウ
ム結晶化はしばしば、ある種の他の塩あるいはアセトン
またはアルコールのような有機溶媒により行なうことが
できる。この分野では、ある酵素または他のある蛋白質
がそれ自体は公知のある沈澱剤により結晶化されうるこ
とは決して自明でないということが一般に認められてい
る。生化学における精製方法が広大な発展を遂げても、
まだ、その結晶化がうまくいっていない多くの蛋白質お
よび酵素が知られている。すなわち、酵素結晶化の「科
学」(それは事実上むしろ芸術といってよい。)は非常に
経験的であり、ある種の方法が1つの酵素の結晶化にう
まくいくことが示されても、同じ方法が他の酵素の結晶
化に一般的適用性を有するわけではない。
【0006】グルコース・イソメラーゼ精製方法または
そのような方法の一部として分別硫酸塩(硫酸アンモニ
ウムおよび/またはマグネシウム)沈澱の使用がいくつ
かの刊行物から知られている[米国特許第423723
1号、米国特許第4077842号、アグリカルチュラ
ル・アンド・バイオロジカル・ケミストリー(Agr.Bi
ol.Chem.)、45(1981)619〜627、同28
(1965)1123〜1128、同34(1970)17
95〜1804、同29(1965)1129〜113
4、バイオヒミカ・バイオフィズィカ・アクタ(Biochi
m.Biophys.Acta.)、151(1968)670〜6
80]。これらのイソメラーゼ精製方法に使用される硫
酸塩濃度は相対的に高い。例えば、米国特許第4237
231号による方法では、40%硫酸アンモニウムの飽
和度で不必要な蛋白質が該イソメラーゼ溶液から最初に
沈澱し、次いでイソメラーゼ自体がより高い飽和度(6
0%まで)で沈澱する。
【0007】高い硫酸アンモニウム濃度が分別沈澱に使
用される場合、他の多数の蛋白質が常にイソメラーゼと
ともに沈澱する。もしも、イソメラーゼが他の方法で既
にある程度精製されていないならば、使用する硫酸アン
モニウム濃度が高くなればなるほど、さらに多数の蛋白
質が沈澱してくる。分別沈澱に基づく精製方法において
は、得られる物は通常無定形沈澱であり、工業用の遠心
分離機またはセパレータにより良好な収率で母液から分
離することは非常に困難であり、または不可能でさえあ
る。該無定形沈澱は通常、混合析出物であり、特に、原
料物質が微生物細胞液であり、予め精製されていない場
合、イソメラーゼの他に、他の蛋白質も含む。そのよう
な無定形沈澱は母液から分離することが難しく、沈澱法
はイソメラーゼに関しては所望の精製効果を与えない。
【0008】硫酸アンモニウム、他の塩または有機溶媒
によるグルコース・イソメラーゼの結晶化は、いくつか
の刊行物に記載されている[バイオヒミカ・バイオフィ
ズィカ・アクタ(Bilchim.Biophys.Acta.)、15
(1968)670〜680、アグリカルチュラル・ア
ンド・バイオロジカル・ケミストリー(Agr.Biol.C
hem.)、34(1970)1795〜1804、同45
(1981)619〜627、同33(1969)1527
〜1534]。これらの刊行物に記載された結晶化方法
の特徴的な点は低収率であり、非常に長い結晶化時間で
あり、または科学薬品の相対的に高い消耗である。これ
らの場合のいずれにおいても基礎的研究目的用の少量の
純粋なイソメラーゼを調製することを目的としている。
例えば、イソメラーゼは最初ある種の方法(有機溶媒で
の抽出、DEAE−セファデックス−カラムクロマトグ
ラフィー、硫酸アンモニウム沈澱、透析)により精製さ
れ、その後、精製イソメラーゼの純水溶液からの結晶化
が硫酸アンモニウム、リン酸塩緩衝剤またはアセトンを
用いて行なわれている。前記刊行物に記載された方法は
どれも経済性が低いため、工業的規模で使用されていな
い。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は濃厚水性ポリヒ
ドロキシ化合物含有溶液に溶解したグルコース・イソメ
ラーゼを含有することで特徴づけられる安定なグルコー
ス・イソメラーゼ濃縮物に関する。本発明による濃縮物
は科学的にも微生物学的にも安定であり、特にグルコー
ス・イソメラーゼを担体に固定化する方法に有用である
ということが判明した。好適なポリヒドロキシ含有化合
物は、例えば、炭水化物およびポリオールのような水に
容易に溶けるそのような全ての化合物である。糖、グリ
セロール、ポリプロピレングリコールまたはエチレング
リコールもまた好適である。そのまま食品に使用されて
いる糖ならびに食品添加物として許容されている糖アル
コールが特に好適である。異性化の最終生成物はグルコ
ース−フルクトース・シロップであるので、これらの糖
の混合物、すなわち、転化糖が該目的に非常に好適であ
る。該濃縮物中の総乾燥固形分は本質的に微生物学的に
安定な程度でなければならない。すなわち、乾燥固形分
は約60〜70重量%であるべきである(すなわち、水
分の作用が十分低くなくてはならない)。
【0010】本発明によるグルコース・イソメラーゼ濃
縮物は5〜20重量%のグルコース・イソメラーゼ、好
ましくは、5〜15重量%のグルコース・イソメラー
ゼ、30〜60重量%の、例えば、グルコース、マルト
ース、フルクトース、シュークロース、ソルビトール、
キシリトールまたはそれらの混合物、例えば転化糖、グ
ルコース・シロップまたは異性化グルコース・シロップ
のような水溶性炭水化物、15重量%以下の適当な塩、
例えば、硫酸アンモニウムおよび/またはマグネシウ
ム、および/または緩衝剤(pH5.0〜8.0)、例え
ば、ナトリウム−カリウム−リン酸緩衝剤、炭酸塩緩衝
剤または有機塩(例えばアミノ酸塩)で調製された緩衝剤
または緩衝剤の混合物を含有し、残部が水である。該濃
縮物のpHは5.0〜8.0であり、酵素活性は500〜
10000GIU/g濃縮物である。好適には、pHは
6.0〜8.0であり、酵素活性は2000〜5000G
IU/g濃縮物である(GIU=グルコース・イソメラー
ゼ単位)。
【0011】次に、本発明による好適な酵素濃縮物の数
例を示す。 1. 50重量% グリセロール 10重量% 水 15重量% 酵素 5重量% 硫酸アンモニウム 2. 50重量% 転化糖 30重量% 水 15重量% 酵素 1重量% 緩衝剤(Na−K−リン酸塩) 4重量% 硫酸アンモニウム 3. 50重量% ソルビトール 40重量% 水 10重量% 酵素 4. 50重量% シュークロース 30重量% 水 15重量% 酵素 5重量% 緩衝剤(リン酸ナトリウム)
【0012】しかしながら、総濃度が十分に高く、か
つ、液状の溶液が取扱い易いということを考慮しなが
ら、必要に応じて濃縮物の組成を変えてもよい。本発明
によるグルコース・イソメラーゼ濃縮物は純粋で、安定
であり、取扱いおよび使用が容易である。酵素活性は調
節することができる。実用の観点からは、好適な活性範
囲は2000〜10000GIU/g調製物である。用
いる糖、糖アルコールおよび塩は好適には食品用(例え
ば、フード・ケミカルズ・コード標準品)である。酵素
は結晶化その他の方法で十分に精製されるべきである。
グルコース・イソメラーゼ吸着用の好適な担体はアニオ
ン交換能を有する材料、例えば、ガラスビーズ、イオン
交換樹脂またはシリカ・ベース担体である。特に好適に
はDEAE−セルロースおよびDEAE−デキストラン
のような蛋白質を吸着することで知られているジエチル
アミノエチネ(DEAE)誘導体である。文献に記載され
た多数の担体がある。DEAE−セルロースを担体とし
て使用する場合、1000IGIU/g固定化酵素(IG
IU=固定化グルコース・イソメラーゼ活性)以上の高
活性を得ることが容易である。
【0013】本発明は、また前記の安定なグルコース・
イソメラーゼ濃縮物の製造方法に関する。該方法は、 a)グルコース・イソメラーゼを結晶化するため、好適な
塩を発酵から得た部分的に精製されたグルコース・イソ
メラーゼ溶液へ加え、 b)グルコース・イソメラーゼの結晶化を促進するため該
溶液を冷却し、生成した結晶塊を分離し、次いで、所望
ならば、1または数回再結晶し、 c)炭水化物またはその濃厚水溶液を得られた結晶塊に加
え、溶解し、それによって安定なグルコース・イソメラ
ーゼ濃縮物を得ることを特徴とする。 本発明によれば、該イソメラーゼ酵素を塩溶液から結晶
化することにより非常に効率よく精製することができ
る。好適な塩は、該酵素を不活性化しない非毒性塩の全
てである。本発明による方法では硫酸アンモニウムおよ
び/またはマグネシウムが使用される。
【0014】塩によるグルコース・イソメラーゼの沈澱
は、それ自体は公知の方法で、例えば、アグリカルチュ
ラル・アンド・バイオロジカル・ケミストリー(Agr.
Biol.Chem.)、29(1965)pp.1129〜11
34(イスムレおよびサトー(Isumre and Sato))に
記載されている。しかし、結晶形成が起こるそのような
方法は以前には記載されていない。前記の方法では、無
定形沈澱が形成される。条件により、同じ化学薬品であ
る硫酸ナトリウムまたはマグネシウムを使用することに
より無定形沈澱または結晶沈澱のどちらかを得ることが
できる。多数の酵素が同様な行動をとることが一般に知
られている。本発明による方法の特徴的な驚くべき特色
は、沈澱する可能性がある他の全ての物質以前に、イソ
メラーゼが結晶物質として沈澱するということである。
該方法では、正確に選択した条件および他の物質が該溶
液から沈澱しない低濃度の硫酸アンモニウムが使用され
る。この点で該方法は当該分野の文献に記載されている
こととは基本的に異なる。以前には、グルコース・イソ
メラーゼは産生微生物の細胞液または細胞液濃縮物から
唯一の沈澱成分として直接、単独で結晶化されたことは
ない。該方法はまた、より以前に文献で述べられたこと
と基本的に異なる非常に高い収率を与える。
【0015】酵素調製物の保存特性および安定性を、例
えば、グリセロール、ポリアルコールおよび糖により増
加できることが一般に知られている。そのような酵素調
製物は通常、前記物質を濃縮酵素溶液へ加えることによ
り調製される。乾燥無水ポリアルコールまたは糖(好ま
しくは、グルコース)を濃縮イソメラーゼ結晶懸濁液中
に混合するか、または約10000GIU/gの最高可
能活性を有する固体結晶塊中に混合すると、驚くべきこ
とに、イソメラーゼ結晶が溶解し、純水な透明溶液を生
じることが判明した。そのような溶液は、その水分濃度
が十分低く、そのイソメラーゼ活性が十分高いと、安定
である。該溶液は結晶化工程に由来する塩または後で加
えられた塩を含有してもよく、塩自体は微生物学的安定
性を増加させる効果を有する。しかし、該溶液につい
て、可能な限り高いイソメラーゼ活性を達成するために
イソメラーゼ結晶を溶解させる観点からは、ポリオール
および糖が基本的に重要である。先行文献には、本発明
による生成物と同じ程度の高い酵素活性を有するイソメ
ラーゼ溶液の例は全くないし、そのような溶液の調製方
法も記載されていない。
【0016】グルコース・イソメラーゼ濃縮物の調製は
好適には次のように行なわれる。 a)溶菌によりストレプトマイセス・ルビギノサス(Stre
ptomyces rubiginosus)から細胞液を調製し(米国特許
第4410627号)、該細胞液から限外濾過によりイ
ソメラーゼ含有濃縮物を調製し、結晶化工程用の原料物
質とする。該濃縮物の好適なイソメラーゼ濃度は200
〜800GIU/gである。 b)該イソメラーゼ溶液のpHは5.7〜8.0の範囲、
好適にはpH7.0に調製される。 c)該溶液は16℃またはそれ以下に冷却される。 d)硫酸アンモニウムおよび/またはマグネシウムが、好
ましくは、1リットル当たり50〜170gで該溶液に
加えられる。加えられる硫酸塩の量は最初のイソメラー
ゼ濃度および最終の結晶化温度に依存する。加えられる
硫酸塩の最適量はイソメラーゼだけが結晶化し、他の蛋
白質がまだ沈澱を始めないような量である。
【0017】e)たとえ、一度に全量を加えることにより
許容しうる結果が得られるとしても(そのような場合イ
ソメラーゼ結晶の大きさは、好ましくないくらい小さい
ままである)、硫酸塩の添加は好適には、全量の添加に
2〜4時間を要するように徐々に行なう。 f)該溶液は好適には数時間、好ましくは、関与する混合
物の凝固点近くまで冷却する。凝固点は試験した最低硫
酸塩濃度で約−2℃、最高硫酸塩濃度で−6℃である。
冷却は硫酸塩添加開始と同時か、硫酸塩添加完了してか
ら開始することができる。徐々に冷却することにより、
冷却が溶解度低下効果を有し、それによっても収率が増
加するという事実の他に、イソメラーゼ結晶の大きさを
有利に増加させるという冷却結晶化効果が得られる。 g)イソメラーゼ結晶は、それらを容器の底へ沈降させる
か、濾過するか、または大規模の時は、最適には、連続
セパレータにより遠心分離することにより溶液から分離
される。 h)分離した結晶塊は、乾燥炭水化物またはその濃厚水溶
液を加えることにより溶解され、それにより該イソメラ
ーゼ結晶が溶解して安定なグルコース・イソメラーゼ濃
縮物が製造される。
【0018】所望により、結晶化を繰り返してもよく、
その場合、該結晶塊は分離(工程g)後、比較的高温(20
〜30℃)で多量の水に溶解しなければならない。この
点で、好適な水量は溶液のイソメラーゼ活性が500〜
2000GIU/mlとなる量、換言すると、使用する水
量の重量が典型的には結晶塊の重量の4〜10倍となる
量である。本明細書において、GIUはグルコース・イ
ソメラーゼ単位の省号であり、室温および60℃で測定
した。pH6.84〜6.85(0.2Mマレイン酸ナト
リウム)で最初に1リットル当たり2モルのグルコー
ス、1リットル当たり0.02モルの硫酸マグネシウム
および0.001モルのCOCl2を含有する溶液中で1
分当たり1マイクロモルのグルコースをフルクトースへ
変換する酵素の量である。グルコース・イソメラーゼ測
定はエヌ・イー・ロイドら、シリアル・ケミストリー
(N.E.LLoyd, et al., Cereal Chem.)4
9、No.5pp.544〜553(1972)に開示され
た方法により行なった。
【0019】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説
明する。 実施例1 約40m3のストレプトマイセス・ルビギノサスの槽を米
国特許第4410627号の記載に従って発酵する。細
胞塊を公知の方法(同参考文献)で溶解する。細胞残渣お
よび他の固体物質を通常の珪藻土ドラム濾過器により濾
去し、それにより32トンのイソメラーゼ含有濾液を得
る。この濾液をPCI(パターソン−キャンディ,インコ
ーポレーテッド(Patterson−Candy, Inc.))限外濾
過器で濾過し、それにより3000kgのイソメラーゼ含
有濃縮物を得る。その活性は960,000,000GI
Uである。限外濾過膜を通過した透過液を除去する。1
20kgの硫酸マグネシウムおよび300kgの硫酸アンモ
ニウム(MgSO4・7H2Oおよび(NH4)2SO4、食品
用)を該濃縮物に加える。結晶化を促進するため混合物
を10℃に冷却する。生成した結晶をデカンテーション
で分離し、411kgの硫酸アンモニウムを加えて結晶化
を繰り返す。結晶を再度デカンテーションで分離する。
【0020】402kgの水を加えて結晶塊を溶解し、1
Mのアンモニア溶液により該溶液のpHを6.5に調製
する。該溶液をプレート濾過器で濾過し、16kgの硫酸
マグネシウムおよび40kgの硫酸アンモニウムを使用し
て結晶化を再度繰り返す。29kgの酵素、3.7kgの塩
(MgSO4, (NH4)2SO4)および残部が水からなる収
量90kgの結晶塊を得る。該結晶塊へ45kgのグルコー
スおよび45kgのフルクトースならびに70重量%の乾
燥固形分を有する20kgの転化糖を加える。このように
して200kgの酵素調製物が得られる。その組成は次の
とおりである。 29.2重量% 水 52.0重量% 糖 14.5重量% グルコース・イソメラーゼ 4.3重量% 塩(硫酸マグネシウム−硫酸アンモニウ
ム) 該酵素濃縮物のグルコース・イソメラーゼ活性は450
0GIU/gである。
【0021】実施例2 実施例1に記載した方法で限外濾過した発酵物を調製す
る。限外濾過発酵物4000kgに、結晶硫酸アンモニウ
ム244kgおよび水900kgに塩600kgを溶解した硫
酸アンモニウム溶液を加える。該溶液を13℃に冷却
し、この温度で20時間保つ。生成した結晶塊をウエス
トファリア・エヌ・エー7(WestfaliaNA7)セパレー
タにより分離する。結晶を水に溶解し、該溶液を濾過す
る。濾液量は2000リットルである。結晶硫酸アンモ
ニウム122kgおよび水460リットルに硫酸アンモニ
ウム300kgを溶解した硫酸アンモニウム溶液を用いて
結晶化を繰り返す。得られた結晶塊を再度セパレータで
分離する。結晶塊(525kg)へ同量の結晶フルクトース
を加える。これにより該塊が溶解し、フルクトースの一
部がグルコースに異性化する。この方法で安定な酵素濃
縮物が得られる。その組成は次のとおりである。 糖(グルコースおよびフルクトース) 50.0重量% 酵素 11.2重量% 硫酸アンモニウム 3.5重量% 水 35.3重量% 該濃縮物のグルコース・イソメラーゼ活性は3000G
IU/gである。
【0022】実施例3 実施例1に記載した方法で限外濾過発酵物を調製する。
2,400,000,000GIU活性を有する4000
リットルの限外濾過した発酵物をグルコース・イソメラ
ーゼの結晶化に用いる。5%NaOH溶液により該溶液
のpHをpH7.0に調整し、溶液の温度を12℃に調整
する。グルコース・イソメラーゼの結晶化のために、7
50リットルの水に溶解した500kgの硫酸アンモニウ
ムを該溶液へ等供給速度で2時間を要して加える。次い
で該溶液を−2℃に冷却し、24時間撹拌する。グルコ
ース・イソメラーゼ結晶をウエストファリア・エヌ・エ
ー−7セパレータにより分離する。23.6重量%の乾
燥固形分および2,300,000,000GIUの活性
を有する結晶塊390kgを得る。30kgの塩化ナトリウ
ムおよび180kgのグルコースを該結晶塊へ加え、得ら
れた酵素濃縮物のpHを5%NaOH溶液で7.0に調整
する。これらの条件下でグルコースが一部異性化され
る。この方法で、600kgの安定な酵素濃縮物が得られ
る。その組成は次のとおりである。 49.7重量% 水 30.0重量% 糖(グルコース/フルクトース) 12.8重量% 酵素 2.5重量% 硫酸アンモニウム 5.0重量% 塩化ナトリウム 該酵素濃縮物のグルコース・イソメラーゼ活性は340
0GIU/gである。
【0023】実施例4 実施例1に記載した方法で限外濾過した発酵物を調製す
る。2,400,000,000GIU活性を有する40
00リットルの限外濾過した発酵物をグルコース・イソ
メラーゼの結晶化に用いる。5%NaOH溶液により該
溶液のpHをpH7に調整し、溶液の温度を12℃に調整
する。グルコース・イソメラーゼの結晶化のために、7
50リットルの水に溶解した500kgの硫酸アンモニウ
ムを該溶液へ等供給速度で2時間で加える。次いで該溶
液を−2℃に冷却し、24時間撹拌する。グルコース・
イソメラーゼ結晶をデカンテーションで分離する。4
0.0重量%の乾燥固形分および2,300,000,00
0GIUの活性を有する結晶塊230kgを得る。115
kgのグルコースおよび115kgのフルクトースならびに
70%の乾燥固形分を有する50kgの転化糖を該結晶塊
へ加える。この方法で、510kgの酵素調製品物が得ら
れる。その組成は次のとおりである。 30.0重量% 水 52.0重量% 糖(グルコース、フルクトース) 15.1重量% 酵素 2.9重量% 硫酸アンモニウム 該酵素濃縮物のグルコース・イソメラーゼ活性は450
0GIU/gである。
【0024】実施例5 実施例1に記載した方法で限外濾過した発酵物を調製す
る。600GIU/mlの活性を有し25℃の温度の0.
95リットルのイソメラーゼ濃縮物へ50gの硫酸アン
モニウムを加える。この段階では溶液中に沈澱は生成し
ない。該溶液を16時間で0℃に冷却し、連続的に穏や
かに撹拌しながら、その温度に保持する。イソメラーゼ
が2日で結晶し始める。結晶化を継続し、5日後に9
7.5重量%のイソメラーゼが結晶形になり、2.5重量
%のイソメラーゼがまだ母液中に溶解している。結晶を
実験室用遠心分離機で溶液から分離する。それによって
56gの湿潤結晶塊を回収する。この実施例によれば、
文献で知られている典型的な量と比べて非常に低濃度の
硫酸アンモニウムでイソメラーゼを結晶させることがで
きる。同時にこれは純粋な冷却結晶化の実施例である。
この実施例に鑑み、もし、硫酸アンモニウムによる結晶
化を迅速に行ない、次いで、沈澱を直ちに、例えば15
分で遠心分離機により分離したならば、米国特許第42
37231号の方法のごとく、硫酸アンモニウム濃度が
低いと、イソメラーゼは完全に溶液中に残存し、もし、
沈澱しても結晶化は観察されず、その利点が利用されな
いことが容易に理解できる。この実施例に従って調製さ
れた結晶塊は、その他の実施例と全く同様に溶解でき
る。本発明方法により調製された濃縮物は10カ月間は
微生物学的および化学的不活性化に対して安定であるこ
とが証明されている。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、グルコース・イソメラ
ーゼの結晶化方法が提供される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)部分的に精製されたグルコース・イソ
    メラーゼ調製物のpHを約5.7〜約8.0の範囲に調整
    し、 b)該調製物を約16℃またはそれ以下に冷却し、 c)調製物を1リットル当たり約50〜約170gの濃度
    で硫酸アンモニウムおよび/または硫酸マグネシウムを
    加え、 d)結晶生成を促進するため該混合物の凝固点付近まで冷
    却することを特徴とするグルコース・イソメラーゼ結晶
    化方法。
  2. 【請求項2】 a)溶解した微生物細胞から得られ、限外
    濾過に付したグルコース・イソメラーゼ調製物を供給
    し、 b)pHを約7.0に調整し、 c)該調製物を約16℃またはそれ以下に冷却し、 d)約2〜約4時間にわたって調製物1リットル当たり約
    50〜170gの量で硫酸アンモニウムおよび/または
    硫酸マグネシウムを加え、その間、該混合物を、結晶生
    成を促進するためさらに混合物の凝固点付近に冷却する
    ことからなることを特徴とするグルコース・イソメラー
    ゼの結晶化方法。
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