JPH07144543A - 自動車ウインド開口まわりのシール部構造 - Google Patents

自動車ウインド開口まわりのシール部構造

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JPH07144543A
JPH07144543A JP5317302A JP31730293A JPH07144543A JP H07144543 A JPH07144543 A JP H07144543A JP 5317302 A JP5317302 A JP 5317302A JP 31730293 A JP31730293 A JP 31730293A JP H07144543 A JPH07144543 A JP H07144543A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weather strip
window opening
rain gutter
seal portion
opening edge
Prior art date
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Pending
Application number
JP5317302A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Nozaki
政博 野崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP5317302A priority Critical patent/JPH07144543A/ja
Publication of JPH07144543A publication Critical patent/JPH07144543A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一部にレインガターが形成された車体のウイ
ンド開口縁まわりのシール構造を提供することである。 【構成】 ウインド開口縁1Aのうちレインガターを必
要としない部分ではウインドガラス2Aの端縁に、中空
状のシール部82を備えた押出成形のウエザストリップ
8Aを装着し、レインガターを必要とする部分では、上
記シール部82のほぼ半分を切除してリップ状のシール
部82aを残したウエザストリップ8Bを装着して、リ
ップ状のシール部82aでレインガター5を形成する構
造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のウインド開口
まわりのシール部構造、特に一部にレインガターが設け
たられたウインド開口まわりのシール部構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】自動車のフロントウインドを例にとる
と、断面Z字形に形成されたウインド開口縁のガラス受
け面にウインドガラスの外周部を接着し、ウインドガラ
スの外周縁に装着したウエザストリップでウインドガラ
スの外周縁とウインド開口縁との間をシールする構造と
したものである。
【0003】一方、ウインド開口の左右側縁を形成する
フロントピラーにはこれに沿って一般に、雨天走行時に
ウインドガラスに吹き付けられて左右方向へ流れる雨水
がドアガラスへ廻り込むのを防ぐために、樋状のレイン
ガターが設けられている。
【0004】そこで、このレインガターをウエザストリ
ップ自体で形成することで構造を簡素化したものである
(EP・195・222・B)。
【0005】即ち、図5に示すように、車体のウインド
開口縁1に形成したガラス受け面11にはウインドガラ
ス2の外周部が接着剤4により固定されてマウントされ
ており、取付基部71によりガラス2の外周縁に装着さ
れたウエザストリップ7の中空状のシール部72の前面
側は凹状に成形され、ウインド開口縁1との間に樋状の
レインガター5を形成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このウエザ
ストリップ7をウインドガラス2の外周縁に装着する
と、ウンイドガラス2の上縁、即ち、ルーフの前縁に沿
う部分にもレインガター5が形成されることになる。と
ころが、ルーフ前縁部は自動車高速走行時に風切音が発
生しやすい個所であり、そこにレインガターが存在する
ことは風切音対策上好ましくない。
【0007】また、ウインド開口の左右側縁、即ちフロ
ントピラーに沿う部分では次のような問題がある。即
ち、ウインドガラス組付け時に、組付け位置のバラツキ
が生じることがある。このため、ウインドガラス2の周
縁とウインド開口縁1との間の間隔に部分的に差が生じ
ると、開口縁1に押付けられるシール部71の形状も部
分的に変化し、排水機能にバラツキが生じる。中空状の
シール部72の前部外面で形成されるレインガター5は
幅が狭く、かつ浅い。従ってウインドガラス2の取付け
位置のバラツキで上記間隔が狭くなった側では、レイン
ガター5は更に狭く、かつ浅くなるので、排水機能が充
分に発揮されないことがある。
【0008】そこで本発明は、車体のウインド開口縁と
ウインドガラスの外周との間をシールするウエザストリ
ップとして各部共通の成形体を用い、かつレインガター
を必要とする部分には充分な幅と深さのレインガターを
形成したウインド開口まわりのシール部構造を提供する
ことを課題としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は図2に示すよう
に、ウインドガラス2Aの外周縁に取付けるウエザスト
リップとして、取付基部81と中空状のシール部82を
備えた共通の成形体を用いる。そしてレインガターを必
要としない部分では図2(A)に示すように上記ウエザ
ストリップ8Aをそのままウインドガラス2Aの外周縁
に装着する。レインガターを必要とする部分では、図2
(B)に示すように、上記ウエザストリップ8Aの中空
状のシール部82のほぼ半部を切除してリップ状のシー
ル部82aを残したウエザストリップ8Bをウインドガ
ラス2の外周縁に装着し、先端がウインド開口縁1Aに
当接する上記リップ状のシール部82aによりレインガ
ター5を形成せしめる。
【0010】
【作用】ウインド開口まわりのシール部を1種類のウエ
ザストリップの成形体で構成することができる。またレ
インガター5はリップ状のシール部82aで形成したか
ら、開口が広くかつ深いレインガターとすることができ
る。
【0011】
【実施例】図1に示すように車体のフロントウインド開
口縁1Aとフロントウインドガラス2Aとの間の隙間、
およびリヤウインドガラス開口縁1Bとリヤウインドガ
ラス2Bとの隙間には、それぞれウエザストリップ8,
9が設けてある。
【0012】フロント側のウエザストリップ8として
は、図2(A)に示すように、ソリッドゴムからなる断
面コ字形の取付基部81と、中空状でスポンジゴムから
なるシール部82と、スポンジゴムからなる支持部83
を備えた押出成形体が用いられる。
【0013】そして、フロントウインド開口縁1Aの上
縁、即ちルーフの前縁に沿う部分では、図2(A)に示
すように上記押出成形体自体8A用い、取付基部81を
フロントウインドガラス2Aの上端縁に組付ける。フロ
ントウインド開口縁1Aの左右両縁、即ちフロントピラ
ーに沿う部分では、図2(B)に示すように、上記ウエ
ザストリップ押出成形体8Aの中空状のシール部82の
うち前部側ほぼ半分を長手方向に切除してリップ状のシ
ール部82aを残したウエザストリップ8Bを用い、取
付基部81をフロントウインドガラス2Aの左右側縁に
組付ける。なお、ウエザストリップ8Aの両端と、左右
のウエザストリップ8Bの上端とは、予め型成形で接続
する。
【0014】このように外周にウエザストリップ8A,
8Bを組付けたフロントウインドガラス2Aは、その外
周を断面Z字形に形成したフロントウインド開口縁1A
の受け面11にマウントして中空状のシール部82およ
びリップ状のシール部82aをそれぞれ開口縁1Aの縦
面に当接せしめた状態で接着剤4により固定せしめられ
る。なお、接着剤4としては、硬化速度が速いホットメ
ルト型ウレタン接着剤が好適に用いられる。
【0015】このようにして取付けられたフロントウイ
ンド開口縁1Aまわりでは、上縁とウインドガラス2A
との間は、図2(A)に示すように、中空状のシール部
82によりほぼ面一に閉じられる。左右の側縁、即ちフ
ロントピラー沿いでは、図2(B)に示すように、リッ
プ状のシール部82aにより、ウエザストリップ8Bと
フロントウインド開口縁(フロントピラー)1Aとの間
に断面U字形をなす樋状のレインガター5が形成され
る。
【0016】このレインガター5は、図5に示す従来の
ように中空状のシール部72を樋状に成形したものに比
し、幅と深さが充分に確保されるとともに、ガラス取付
位置のバラツキによる変形も少ない。
【0017】図3は、リヤウインド開口縁1Bまわりの
シール部の構造を示すものである。ウエザストリップ9
の構造はフロント側のウエザストリップ8の構造と実質
的に同じであるが、リヤ側では、ウインド開口縁1Bの
上縁に、ルーフからリヤウインドガラス2Bへの雨水等
の流下を防ぐレインガター5が形成される。
【0018】上記開口縁1Bの左右側縁、即ちクオータ
ピラー沿いでは、図3(B)に示すように取付基部91
と、中空状のシール部92と、支持部93を備えた押出
成形のウエザストリップ9Aがリヤウインドガラス2B
の両側縁に取付られる。上記開口縁1Bの上縁、即ちル
ーフの後縁沿いでは、図3(A)に示すように上記ウエ
ザストリップ9Aの中空状のシール部92のほぼ半分を
切除してリップ状のシール部92aを残したウエザスト
リップ9Bが用いられ、レインガター5を形成する。他
の構造はフロント側と同じである。
【0019】上記実施例ではいずれも、完全な中空状の
シール部を備えた押出成形のウエザストリップのシール
部の一部を切除してレインガターを形成したが、図4に
示すように半割りの中空状のシール部92を有するウエ
ザストリップ9を押出成形し、レインガターを必要とす
る個所では一方のリップ状部分82aを残して他のリッ
プ状部分82bを除去してレインガターを形成してもよ
い。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、同一の押出形成のウエ
ザストリップからウインド開口縁のレインガター非形成
部分のシール部とともに、レインガター形成部分のシー
ル部を構成することができ、生産性がよくコスト的に有
利である。また、レインガターは、その機能上、充分な
幅および深さを有する構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシール部構造が適用される自動車の斜
視図である。
【図2】図2(A)および図2(B)は、それぞれ図1
のIIA −IIA 線およびIIB −IIB 線に沿う位置での本発
明のシール部構造の断面を示す図である。
【図3】図3(A)および図3(B)は、それぞれ図1
のIIIA−IIIA線およびIIIB−IIIB線に沿う位置での本発
明のシール部構造を示す断面図である。
【図4】本発明のシール構造の実施に用いる他のウエザ
ストリップの断面図である。
【図5】従来のシール部構造の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1,1A,1B ウインド開口縁 2,2A,2B ウインドガラス 4 接着剤 5 レインガター 7,8,9 ウエザストリップ 8A,8B,9A,9B ウエザストリップ構成部材 71,81,91 取付基部 82,92 中空状のシール部 82a,92a リップ状のシール部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口縁の一部にこれに沿ってレインガタ
    ーを形成した車体のウインド開口の上記開口縁と、ウイ
    ンドガラスの外周との間にウエザストリップを設けた自
    動車ウインド開口まわりのシール部構造において、レイ
    ンガター非形成部ではウインドガラスの外周縁に、該外
    周縁に組付けられる取付基部と、ウインド開口縁に当接
    する中空状のシール部を備えたウエザストリップを装着
    し、レインガター形成部では、ウインドガラスの外周縁
    に、上記ウエザストリップと共通のウエザストリップの
    中空状のシール部のほぼ半分をウエザストリップの長手
    方向に切除してリップ状のシール部を残したウエザスト
    リップを装着し、先端がウインド開口縁に当接する上記
    リップ状のシール部によりレインガターを形成したこと
    を特徴とする自動車ウインド開口まわりのシール部構
    造。
JP5317302A 1993-11-24 1993-11-24 自動車ウインド開口まわりのシール部構造 Pending JPH07144543A (ja)

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