JP2018103678A - カウルカバー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カウルトップカバーとフロントガラスとの合わせ位置の見栄えを向上したカウルカバー装置を提供する。【解決手段】カウルトップカバー21とフロントガラス14との間にシール部材23を介在する。シール部材23は、カバー本体部25のフロントガラス14に対向する縁部に保持する被保持部47に対し、カバー本体部25からフロントガラス14側へと下側から上側に向かってリップ部48を突設する。係止爪部26を係止部材22の受け部43に係止した状態ではリップ部48がフロントガラス14の前縁部14aと当接して被保持部47側に向かって変形し、カウルトップカバー21とフロントガラス14との間に位置してカウルトップカバー21とフロントガラス14との隙間を閉塞する。シール部材23が上側へと盛り上がりにくく、カウルトップカバー21とフロントガラス14との合わせ位置の見栄えを向上できる。【選択図】図1

Description

本発明は、カウルカバーとウインドシールドの縁部との間に介在されるシール部材を備えたカウルカバー装置に関する。
従来、自動車のフロントガラスの前端部とボンネットフードの後側部との間のいわゆるカウル部に配置され、このカウル部を覆って外観を向上するカウルトップカバーが用いられている。このようなカウルトップカバーは、カウル部を覆う板状のカバー本体部を備え、このカバー本体部の後端部に形成されたカバー取付部がフロントガラスの前端部を上下から銜え込むように取り付けられているとともに、カバー本体部の前側下部に形成された車体取付部材としてのパネル載せ面部が車体パネルに固定して支持され、車体に取り付けられている。さらに、カバー本体部の前側上部には、上方へと立ち上げられた縦壁部の前端部に、ボンネットフードに対向し弾性的に変形可能なシール部材が取り付けられる相手部材対向部としてのフードシール面部が設けられ、このシール部材が閉じた状態のボンネットフードの後端下面に密着し、エンジンルームからの熱気や臭気を遮断するようになっている。
このようなカウルトップカバーにおいて、近年、フロントガラスの前端部に係止受部を設け、カウルトップカバーのカバー取付部を爪形状として係止受部に上方から差し込んでカウルトップカバーをフロントガラスと並列に配置することで、カウルトップカバーのカバー取付部がフロントガラス面に重ならず、カウルトップカバーをフロントガラス面との段差を低減した、または無段差(面一)とした構成が知られている。この構成の場合、カウルトップカバーの後端部に弾性部材であるリップ部材を取り付け、このリップ部材の内部に中空部を設けることにより、カウルトップカバーとフロントガラスとの寸法のばらつきに対応して、これらカウルトップカバーの後端部とフロントガラスの前端部との隙間を埋めるように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2010−264868号公報 (第5−12頁、図9)
上述のカウルカバー装置の場合、例えば寸法のばらつきを充分に吸収しきれない場合、カウルトップカバーの取り付けによってリップ部材がフロントガラスに押されて上側に盛り上がり、外観を損なう場合がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、カウルカバーとウインドシールドとの合わせ位置の見栄えを向上したカウルカバー装置を提供することを目的とする。
請求項1記載のカウルカバー装置は、ウインドシールドと車体部材との間のカウル部を覆うカバー本体部、及び、このカバー本体部の下部に突設された係止突部を備えたカウルカバーと、前記係止突部が上方から挿入されて係止される受け部を備え、前記ウインドシールドの縁部に取り付けられた受け部材と、前記カウルカバーと前記ウインドシールドとの間に介在されるシール部材とを具備し、前記シール部材は、前記カバー本体部の前記ウインドシールドに対向する縁部に保持される被保持部と、この被保持部に対して、前記カバー本体部から前記ウインドシールド側へと下側から上側に向かって突設され、前記係止突部が前記受け部に係止された状態では前記ウインドシールドの縁部と当接して前記カウルカバーと前記ウインドシールドとの間に挟持されるリップ部とを備えたものである。
請求項2記載のカウルカバー装置は、請求項1記載のカウルカバー装置において、リップ部は、被保持部に対して、カバー本体部からウインドシールド側へと下側から上側に向かって自由端状に突設されたものである。
請求項3記載のカウルカバー装置は、請求項1または2記載のカウルカバー装置において、シール部材は、リップ部の先端側と被保持部の上面よりも下側の位置とを連結する連結部を備えたものである。
請求項1記載のカウルカバー装置によれば、カウルカバーとウインドシールドとの間に介在されるシール部材において、カバー本体部のウインドシールドに対向する縁部に保持される被保持部に対し、カバー本体部からウインドシールド側へと下側から上側に向かってリップ部を突設することで、係止突部が受け部材の受け部に係止された状態ではリップ部がウインドシールドの縁部と当接して被保持部側に向かって変形し、カウルカバーとウインドシールドとの間に挟持されてこれらカウルカバーとウインドシールドとの隙間を閉塞する。このため、シール部材が上側へと盛り上がりにくく、カウルカバーとウインドシールドとの合わせ位置の見栄えを向上できる。
請求項2記載のカウルカバー装置によれば、請求項1記載のカウルカバー装置の効果に加えて、リップ部を、被保持部に対して、カバー本体部からウインドシールド側へと下側から上側に向かって自由端状に突設することで、係止突部が受け部材の受け部に係止される際にリップ部がウインドシールドの縁部と当接したときにリップ部が被保持部に接近するように変形して上側へと盛り上がりにくく、カウルカバーとウインドシールドとの合わせ位置の見栄えを効果的に向上できる。
請求項3記載のカウルカバー装置によれば、請求項1または2記載のカウルカバー装置の効果に加えて、リップ部の先端側と被保持部の上面よりも下側の位置とを連結部により連結することで、被保持部と連結部との連結位置に括れ部を生じさせ、係止突部が受け部材の受け部に係止される際にリップ部がウインドシールドの縁部と当接したときに、括れ部の位置から連結部を変形させてシール部材を容易に圧縮させることができるとともに、リップ部の変形に伴う連結部の変形分が括れ部に吸収されて上側へと盛り上がりにくく、カウルカバーとウインドシールドとの合わせ位置の見栄えを向上できる。
本発明の第1の実施の形態のカウルカバー装置の一部を示す断面図である。 同上カウルカバー装置の一部のカウルカバーの取り付け状態を示す断面図である。 同上カウルカバー装置を模式的に示す斜視図である。 同上カウルカバー装置を備えた車両を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態のカウルカバー装置の一部を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態のカウルカバー装置の一部を示す断面図である。 同上カウルカバー装置の一部のカウルカバーの取り付け状態を示す断面図である。
以下、本発明の第1の実施の形態の構成を、図面を参照して説明する。
図1ないし図4において、10は車両である自動車の車体で、この車体10には、エンジンルーム11を覆う相手部材としてのフード12と、車室13の前側に位置するウインドシールドとしてのフロントガラス14との間のカウル部15に、カウルカバー装置16が配置されている。なお、以下、前後、上下、及び両側などの方向については、車体10の直進方向を基準として説明し、矢印F方向が前方、矢印R方向が後方、矢印U方向が上方、矢印D方向が下方、及び、矢印W方向が両側方向である車幅方向である。
カウル部15は、エアボックスなどとも呼ばれるもので、例えば鉄板にて形成された車体部材としての図示しないカウルトップパネルにより、上側を開口した樋状に形成されている。そして、このカウル部15には、車室13内に外気を導入する図示しない空調装置の空気取入部が接続されているとともに、このカウル部15の一側である右側には、図示しないワイパーのワイパーアームを駆動するモータなどが配置されている。
フード12は、車体10の前部に位置してエンジンルーム11を開閉可能に覆うボンネットフードであり、外側すなわち閉じた状態で上側に位置するフードアウタ部と、このフードアウタ部の内側すなわち閉じた状態で下側に若干の間隔を介して位置するフードインナ部とが、一体あるいは別体に形成されている。
そして、カウルカバー装置16は、カウル部15を覆うカウルカバーであるカウルトップカバー21を備えている。また、このカウルカバー装置16は、カウルトップカバー21を受ける受け部材としての係止部材22を備えている。さらに、このカウルカバー装置16は、カウルトップカバー21と係止部材22との間に介在されるシール部材23を備えている。
カウルトップカバー21は、カウル部15すなわちカウルトップパネルの上側を覆って外観を向上するように、例えば硬質の合成樹脂などにより、カウル部15に沿って車体10の両側方向すなわち車幅方向を長手方向とする長尺な略板状に成形されている(図3)。
このカウルトップカバー21は、カバー本体部25を備えている。また、このカウルトップカバー21は、係止突部である係止爪部26を備えている。また、このカウルトップカバー21は、シール部材23を保持する保持部27を備えている。さらに、このカウルトップカバー21は、係止爪部26を補強する補強部であるリブ28を備えている。そして、このカウルトップカバー21は、フロントガラス14の縁部である前縁部14aの位置でカウルトップパネルの上方のカウル部15を覆ってフード12との間すなわちエンジンルーム11とカウル部15との間を区画するようになっている。
カバー本体部25は、エンジンルーム11やフード12の形状及びワイパーの配置などに応じて適宜の形状を採るものであるが、本実施の形態では、基本的に、車幅方向を長手方向とし、フロントガラス14の前縁部14aに連なり、このフロントガラス14に沿って前側へと下方に傾斜して配置されている。また、このカバー本体部25には、カウル部15に外気を導入可能な格子状などのエアインテークとも呼ばれる格子状の空気取入口31やワイパーの軸が貫通する複数、例えば2つの円形状の孔部であるワイパーピボット穴部32が形成されていてもよい。そして、このカバー本体部25は、カウルトップカバー21を係止部材22に取り付けた状態で、後縁部側の上面がフロントガラス14と略面一となるように配置される。また、このカバー本体部25には、図示しないが、フード12の後部下面に圧接されるフードシールが取り付けられており、このフードシールが、閉じた状態のフード12に液密に密着し、エンジンルーム11からの熱気や臭気を遮蔽するようになっている。
係止爪部26は、ガラス合わせ部、ウインドシールド当接部、あるいはウインドシールド取付部などとも呼ばれる突起部である。この係止爪部26は、カウルトップカバー21(カバー本体部25)のフロントガラス14の前縁部14aと対向する縁部である後縁部の近傍の位置に、例えば複数突設されている。これら係止爪部26は、カバー本体部25の裏面(下面)から下方に向けて板状に突出するとともに、一側面であるフロントガラス14側すなわち後面の先端部にのみ爪部35が後方に膨出するように突設され、他側面であるフロントガラス14と反対側すなわち前面には突出する部分が設けられていない。すなわち、これら係止爪部26は、いわゆる片爪形状となっている。
保持部27は、カバー本体部25の後縁部に突設されている。この保持部27は、カバー本体部25と連続して後方へと突出する基部27aと、この基部27aと交差する方向である上下方向に延びる係止部27bとを一体に備えている。
リブ28は、係止爪部26の前面、すなわち爪部35と反対側に設けられている。
係止部材22は、ホルダとも呼ばれるもので、フロントガラス14の前縁部14a全体に取り付けられている。この係止部材22は、受け部材本体としての係止部材本体41を備えている。また、この係止部材22は、樋部42を備えている。さらに、この係止部材22は、受け部43を備えている。そして、この係止部材22は、フロントガラス14の傾斜に沿って、前側が後側よりも相対的に下側となるように傾斜して配置されている。
係止部材本体41は、例えば硬質の合成樹脂により成形されている。この係止部材本体41は、フロントガラス14の前縁部14aに亘って車幅方向に連続する長手状に形成された板状となっている。また、この係止部材本体41のフロントガラス14側の表面には、フロントガラス14の前端部近傍と貼付部材としての両面テープ45を介して貼り付けられる被貼付部46が面状に形成されている。
樋部42は、係止部材本体41の裏面、すなわちカウルトップパネル側(車体10側)に突設されている。この樋部42は、受け部43から侵入した水分を、例えば車幅方向の両端部などの相対的に低い位置に導く水路を係止部材本体41との間で区画するもので、係止部材本体41の裏面にて受け部43の他縁である前縁から後方に向けて突設されている。
受け部43は、係止爪部26の爪部35が後縁に係止される部分である。この受け部43は、例えば係止部材本体41にて車幅方向に複数設けられている。これら受け部43は、上下方向に沿って開口され、上方から各係止爪部26がそれぞれ挿入されるようになっている。
シール部材23は、エンドラバーなどとも呼ばれるもので、弾性を有する軟質の合成樹脂、例えばTPOなどの熱可塑性エラストマによって成形(例えば押し出し成形)されており、保持部27に保持されてカウルトップカバー21の両端部に亘って長手状に連続している。このシール部材23は、フロントガラス14とカウルトップカバー21との間に弾性的に挟持され、これらフロントガラス14とカウルトップカバー21との間の隙間を閉塞している。このシール部材23は、カウルトップカバー21に保持される被保持部47を備えている。また、このシール部材23は、被保持部47に突設されたリップ部48を備えている。本実施の形態において、このシール部材23は、カウルトップカバー21とは別体に成形され、カウルトップカバー21に対して後工程で取り付けられる。
被保持部47は、カウルトップカバー21に対して保持部27により保持される部分である。すなわち、この被保持部47は、カバー本体部25のフロントガラス14に対向する縁部である後縁部に保持されている。この被保持部47は、保持部27が挿入されて係止される受け凹部47aを備えている。この受け凹部47aにより、被保持部47は、保持部27の係止部27bに対して引っ掛けられて抜け止め保持される断面C字状(図1では逆C字状)に設けられている。また、この被保持部47は、表面である上面47bがカウルトップカバー21(カバー本体部25)の後縁部付近の表面(上面)と略面一となっている。
リップ部48は、被保持部47に対して、カバー本体部25からフロントガラス14側へと下側から上側に向かって突設されている。このリップ部48は、下側から上側に向かって下側に凸となる曲面状(断面略円弧状)に湾曲されている。このリップ部48は、本実施の形態において、基端部48aが被保持部47と連続し、先端部48bが被保持部47に対して離れた自由端状(舌状)となっている。このリップ部48は、カウルトップカバー21をフロントガラス14に対して取り付けない状態で、先端部48bが被保持部47の上面47bよりも下方に位置している(図1)。また、このリップ部48は、基端部48aから先端部48bまで、一定の肉厚でもよいし、基端部48aから先端部48bへと肉厚が漸減するように形成されていてもよい。
そして、カウルトップカバー21を車体10に取り付ける際には、まず、被貼付部46に両面テープ45を貼り付けた係止部材22を、両面テープ45をフロントガラス14の前縁部14aの裏面に貼り付けるように取り付けて固定する。次いで、図1に示すように、別途成形したカウルトップカバー21の各係止爪部26を係止部材22の受け部43に宛がい、カウルトップカバー21を所定方向である下方に押し込む。
このとき、シール部材23のリップ部48がフロントガラス14の前縁部14aに当接することで、押し込みにしたがってこのフロントガラス14の前縁部14aによって相対的に上側へと押し込まれ、先端部48b側が被保持部47側に接近するように変形しつつフロントガラス14の前縁部14aとカウルトップカバー21の後縁部(保持部27)との間に収納されていく。
そして、爪部35が係止部材22の受け部43に挿入されて後縁に係止するとともに、リブ28が受け部43の前縁側に挿入され、この前縁に当接するとともに、各係止爪部26の爪部35を受け部43の後縁の下部に押し込む。このように係止爪部26が受け部43に係止された状態で、シール部材23は、リップ部48がフロントガラス14の前縁部14aと当接してフロントガラス14とカウルトップカバー21との間に挟持され、リップ部48の先端部48bが被保持部47に圧接されて、この被保持部47の上面47b、フロントガラス14の表面、及び、カウルトップカバー21のカバー本体部25の表面と略面一な状態となる(図2)。このように、カウルトップカバー21とフロントガラス14との合わせ位置がシール部材23によって封隙され、車室13内などへの水の進入を防止するとともに、フード12を閉じた状態で、フードシールが変形してフード12に密着し、エンジンルーム11からの熱気や臭気を遮蔽し、空気取入口31から車室13内に取り入れないようになる。
このように、本実施の形態によれば、カウルトップカバー21とフロントガラス14との間に介在されるシール部材23において、カバー本体部25のフロントガラス14に対向する後縁部(保持部27)に保持される被保持部47に対し、カバー本体部25からフロントガラス14側へと下側から上側に向かってリップ部48を突設することで、係止爪部26が係止部材22の受け部43に係止された状態ではリップ部48がフロントガラス14の前縁部14aと当接して被保持部47側に向かって変形し、カウルトップカバー21とフロントガラス14との間に挟持されてこれらフロントガラス14とカウルトップカバー21との隙間を閉塞する。このため、シール部材23が上側へと盛り上がりにくく、カウルトップカバー21とフロントガラス14との合わせ位置の見栄えを向上できる。
また、リップ部48を、被保持部47に対して、カバー本体部25からフロントガラス14側へと下側から上側に向かって自由端状に突設することで、係止爪部26が係止部材22の受け部43に係止される際にリップ部48がフロントガラス14の前縁部14aと当接したときにリップ部48が被保持部47に接近するように変形して上側へと盛り上がりにくく、カウルトップカバー21とフロントガラス14との合わせ位置の見栄えを効果的に向上できる。
なお、上記の第1の実施の形態において、例えば図5に示す第2の実施の形態のように、シール部材23は、カウルトップカバー21(カバー本体部25)に対して例えばインサート成形などにより一体成形してもよい。この場合、シール部材23をカウルトップカバー21に対して取り付ける工程が不要となるとともに、例えばカウルトップカバー21に対するシール部材23の取り付け向き(上下)を誤ることなども生じず、かつ、保持部27及び被保持部47の形状をより単純化でき、製造性を向上できる。
次に、第3の実施の形態を図6及び図7を参照して説明する。なお、上記の各実施の形態と同様の構成及び作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第3の実施の形態は、シール部材23が、被保持部47とリップ部48とを連結する連結部49を備えるものである。
連結部49は、リップ部48の先端側(先端部48b)と被保持部47の上面47bよりも下側の位置とを連結するものである。このため、連結部49と被保持部47との連結位置の上部において、シール部材23には括れ部50が形成されるとともに、被保持部47、リップ部48、及び、連結部49によって囲まれる中空部51がシール部材23に形成される。
そして、カウルトップカバー21を車体10に取り付ける際に、カウルトップカバー21の各係止爪部26を係止部材22の受け部43に宛がい、カウルトップカバー21を所定方向である下方に押し込むと、シール部材23のリップ部48がフロントガラス14の前縁部14aに当接することで、押し込みにしたがってこのフロントガラス14の前縁部14aによって相対的に上側へと押し込まれる。このとき、シール部材23は、括れ部50の位置を基点として連結部49がリップ部48に連動して屈曲変形し、中空部51が圧縮されるように変形されてフロントガラス14の前縁部14aとカウルトップカバー21の後縁部(保持部27)との間に収納されていく。
係止爪部26が受け部43に係止された状態で、シール部材23は、リップ部48がフロントガラス14の前縁部14aと当接してフロントガラス14とカウルトップカバー21との間に挟持され、リップ部48の先端部48b、連結部49、被保持部47の上面47b、フロントガラス14の表面、及び、カウルトップカバー21のカバー本体部25の表面と略面一な状態となる(図7)。
このように、上記の第3の実施の形態によれば、リップ部48の先端側(先端部48b)と被保持部47の上面47bよりも下側の位置とを連結部49により連結することで、被保持部47と連結部49との連結位置に括れ部50を生じさせ、係止爪部26が係止部材22の受け部43に係止される際にリップ部48がフロントガラス14の前縁部14aと当接したときに、括れ部50の位置から連結部49を屈曲させてシール部材23を容易に圧縮させることができるとともに、リップ部48の変形に伴う連結部49の変形分が括れ部50に吸収されて上側へと盛り上がりにくく、カウルトップカバー21とフロントガラス14との合わせ位置の見栄えを向上できる。
なお、上記の第3の実施の形態において、上記の第2の実施の形態と同様に、インサート成形などにより一体成形してもよい。
また、上記の各実施の形態において、カウルトップカバー21は、車体10の前部以外の部分に設け、例えば、ウインドシールドとしてのリアガラスと(リア)コンパートメントとの間のカウル部を覆って配置することもできる。
本発明は、例えば、自動車のフロントガラスとエンジンルームとの間のカウル部を覆うカウルトップカバー装置に適用できる。
14 ウインドシールドとしてのフロントガラス
15 カウル部
16 カウルカバー装置
21 カウルカバーであるカウルトップカバー
22 受け部材としての係止部材
23 シール部材
25 カバー本体部
26 係止突部である係止爪部
43 受け部
47 被保持部
48 リップ部
49 連結部

Claims (3)

  1. ウインドシールドと車体部材との間のカウル部を覆うカバー本体部、及び、このカバー本体部の下部に突設された係止突部を備えたカウルカバーと、
    前記係止突部が上方から挿入されて係止される受け部を備え、前記ウインドシールドの縁部に取り付けられた受け部材と、
    前記カウルカバーと前記ウインドシールドとの間に介在されるシール部材とを具備し、
    前記シール部材は、
    前記カバー本体部の前記ウインドシールドに対向する縁部に保持される被保持部と、
    この被保持部に対して、前記カバー本体部から前記ウインドシールド側へと下側から上側に向かって突設され、前記係止突部が前記受け部に係止された状態では前記ウインドシールドの縁部と当接して前記カウルカバーと前記ウインドシールドとの間に挟持されるリップ部とを備えた
    ことを特徴とするカウルカバー装置。
  2. リップ部は、被保持部に対して、カバー本体部からウインドシールド側へと下側から上側に向かって自由端状に突設された
    ことを特徴とする請求項1記載のカウルカバー装置。
  3. シール部材は、リップ部の先端側と被保持部の上面よりも下側の位置とを連結する連結部を備えた
    ことを特徴とする請求項1または2記載のカウルカバー装置。
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CN114906225A (zh) * 2021-02-10 2022-08-16 日本富拉司特株式会社 前围罩装置

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