JPH07142910A - アンテナ共用器 - Google Patents
アンテナ共用器Info
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- JPH07142910A JPH07142910A JP5289400A JP28940093A JPH07142910A JP H07142910 A JPH07142910 A JP H07142910A JP 5289400 A JP5289400 A JP 5289400A JP 28940093 A JP28940093 A JP 28940093A JP H07142910 A JPH07142910 A JP H07142910A
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- H01P1/20—Frequency-selective devices, e.g. filters
- H01P1/213—Frequency-selective devices, e.g. filters combining or separating two or more different frequencies
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Abstract
価で、かつ小型化のできる表面実装可能なアンテナ共用
器を提供する。 【構成】 誘電体ブロック1の対向する一対の端面を貫
通して複数の共振器孔2a〜2dを形成し、該共振器孔
の各内周面に内導体3を形成し、誘電体ブロック1の外
面に外導体4を形成し、該外導体4の一部に内導体3と
容量結合する一対の入出力電極5と1個のアンテナ電極
6を設け、誘電体ブロック内に、送信フィルタ及び受信
フィルタを構成し、それぞれのフィルタを前記アンテナ
電極6で結合したアンテナ共用器。また、アンテナ共用
器において、送信フィルタと受信フィルタの間に、共振
器孔と平行に内導体が形成された貫通孔を設けたアンテ
ナ共用器。
Description
携帯電話等の移動通信機器に使用されるアンテナ共用器
に関する。
送信フィルタと受信フィルタの2つのフィルタを一体化
したアンテナ共用器(デュプレクサ)を構成する場合、
共振器R1、R2に外部結合容量Ceを付加した送信フ
ィルタと共振器R3、R4に外部結合容量Ceを付加し
た受信フィルタの2つのフィルタのそれぞれの一方の入
出力端をアンテナANTに接続し、このアンテナ端を共
通端として、それぞれの他方の入出力端TX、RXと合
わせて計3端子の入出力部を有する構成となっている。
合、従来、図4に示すような構造が採用されている。以
下の斜視図において、点塗り潰し部は誘電体ブロック及
び結合基板の素地の露出する部分(導体非形成部)を示
す。このアンテナ共用器は、図4に示すように、その一
面に一対の入出力用電極21、21と1個のアンテナ用
電極22が形成され、入出力用電極21、21及びアン
テナ用電極22の形成部を除く略全面にアース導体23
が形成された結合基板20上に、例えば2段の共振器か
らなる誘電体フィルタ11、12を並列配置して形成さ
れている。
出力電極5、5、5、5と結合基板20の入出力用電極
21、21及びアンテナ用電極22と、誘電体フィルタ
11、12の外導体4と結合基板20のアース導体23
とをそれぞれはんだ付けして接続固定されている。つま
り、結合基板20のアンテナ用電極22にそれぞれのフ
ィルタの一方の入出力電極5、5を接続してアンテナ端
を共用したアンテナ共用器が構成されている。
電体フィルタ11、12は、略直方体形状の誘電体ブロ
ック1の対向する一対の面を貫通して2個の共振器孔2
が形成され、各共振器孔2の内周面には内導体3が形成
されている。誘電体ブロック1の外周面の所定箇所に底
面及び側面に跨がって一対の入出力電極5、5が形成さ
れ、この入出力電極5、5の形成領域を除く外面には外
導体4が形成されている。
a(以下、開放側端面と記す)ではその近傍に内導体3
の非形成部が設けられ、外導体4と分離(開放)され、
開放側端面1aと対向する共振器孔2の他方の開口面1
b(以下、短絡側端面と記す)では外導体4と導通(短
絡)されている。
毎に形成される各共振器の結合によりそれぞれ2段の共
振器からなるフィルタである。
は誘電体フィルタ11の共振器孔2毎に形成される共振
器を示し、R3、R4は誘電体フィルタ12の共振器孔
2毎に形成される共振器を示す。共振器R1、R4と入
出力端TX、RX間、共振器R2、R3とアンテナAN
T間の各外部結合容量Ceは、誘電体フィルタ11、1
2の各入出力電極5とこれらに対応する内導体3との間
に形成される電極間容量で得られたものである。
のアンテナ共用器では、アンテナ共用器を構成する2個
の誘電体ブロックからなる2つの誘電体フィルタが必要
であり、さらにはこれらのフィルタを接続固定し実装す
るための結合基板が必要である。このため、部品点数が
多くなり、しかもそれらを組み付けてはんだ付けする作
業等が必要となる。したがって、小型化が困難であり、
部品コストが高くなり、製造工数が多くかかり製造コス
トが高くなるという問題がある。
1個の誘電体ブロックに1個の共振器孔を形成した誘電
体共振器を多数並列配置したものもある。この場合は、
結合基板の他にコンデンサ素子等の外付け部品が必要で
あり、さらに部品点数が多くなる。
来のアンテナ共用器が持つ問題点を解消し、部品点数を
削減し、製造工数を低減して、安価で、かつ小型化ので
きる表面実装可能なアンテナ共用器を提供することにあ
る。
に、本発明は、誘電体ブロックの対向する一対の端面を
貫通して複数の共振器孔を形成し、該共振器孔の内周面
に内導体を形成し、誘電体ブロックの外面に外導体を形
成し、該外導体の一部に内導体と容量結合する一対の入
出力電極と1個のアンテナ電極を設け、前記誘電体ブロ
ック内に、送信フィルタ及び受信フィルタを構成し、そ
れぞれのフィルタを前記アンテナ電極で結合したことを
特徴とするアンテナ共用器である。
送信フィルタと前記受信フィルタの間に、共振器孔と平
行に内導体が形成された貫通孔を設けたことを特徴とす
るものである。
に形成された送信フィルタ及び受信フィルタの2つの誘
電体フィルタをアンテナ電極で結合して、外部回路と接
続する入出力電極及びアンテナ電極を誘電体ブロックの
外面に形成しているので1個の誘電体ブロックのみでア
ンテナ共用器が形成される。また、前記送信フィルタと
前記受信フィルタの間に、内導体が形成された貫通孔を
設けることにより、前記両フィルタ間のアイソレーショ
ンの改善ができ、さらにはアンテナ端とアース間に前記
両フィルタの反射位相を吸収するインダクタンスをも形
成することができる。
いて具体的に説明する。図において、従来例と同一部
分、同一機能のものについては同一符号を付す。
器の構造を図1に示す。図1に示すように、本実施例の
アンテナ共用器は略直方体形状の誘電体ブロック1の対
向する一対の端面を貫通して4個の共振器孔2a、2
b、2c、2dが形成され、各共振器孔2a〜2dの内
周面には内導体3が形成されている。一対の入出力電極
5、5形成部及び1個のアンテナ電極6形成部を除く誘
電体ブロック1の外面には外導体4が形成されている。
a近傍の誘電体ブロック1の基板への実装面となる底面
(図において上面)及び誘電体ブロック1の一方の側面
に跨がって形成されている。アンテナ電極6は、開放側
端面1a近傍の誘電体ブロック1の底面の入出力電極
5、5の間に形成されている。
に内導体3の非形成部が設けられ、外導体4と分離(開
放)され、開放側端面1aと対向する短絡側端面1bで
は外導体4と導通(短絡)されている。入出力電極5及
びアンテナ電極6は、その周囲に外導体非形成部を設
け、外導体4と分離されている。
2dの内導体3と共振器孔2a、2dに対向する各入出
力電極5、5との間及び共振器孔2b、2cの内導体3
とアンテナ電極6との間には、図1に模式的に示すよう
に、外部結合容量Ceが形成される。
器の結合により送信フィルタが形成され、共振器孔2
c、2dに対応する2個の共振器により受信フィルタが
形成されている。
はアンテナ電極6を共用して結合され、アンテナ電極6
と一対の入出力電極5、5の3端子の入出力部を有する
一体化された、従来例の図5で示した等価回路のアンテ
ナ共用器が構成される。
孔2a、2bで形成される共振器を示し、R3、R4は
共振器孔2c、2dで形成される共振器を示す。共振器
R1、R4と入出力端TX、RX間の各外部結合容量C
eは、各入出力電極5、5とこれらに対応する共振器孔
2a、2dの内導体3、3との間に形成される電極間容
量で得られたものであり、共振器R2、R3とアンテナ
ANT間の各外部結合容量Ceは、アンテナ電極6と共
振器孔2b、2cの内導体3、3との間に形成される電
極間容量で得られたものである。
る場合は、入出力電極5及びアンテナ電極6が形成され
た底面(図において上面)を実装基板側にして実装され
る。
ナ共用器の構成を図2に示す。この実施例に係るアンテ
ナ共用器は、図2に示すように、図1に示したアンテナ
共用器の送信フィルタと受信フィルタの間、すなわち共
振器孔2bと共振器孔2cの間に共振器孔2b、2cと
平行に、貫通孔7を形成したものである。この貫通孔7
の内周面に形成された内導体3は、開放側端面1a及び
短絡側端面1bの両端面で外導体4と導通(短絡)して
いる。他の構成については図1のものと同様でありその
説明を省略する。
では、外導体と導通する貫通孔の内導体により、送信フ
ィルタと受信フィルタのアイソレーションを改善するこ
とができる。
ナ共用器の構成を図3に示す。この実施例に係るアンテ
ナ共用器は、図3に示すように、図1に示したアンテナ
共用器の送信フィルタと受信フィルタの間、すなわち共
振器孔2bと共振器孔2cの間に共振器孔2b、2cと
平行に、貫通孔8を形成し、貫通孔8の内周面に形成さ
れた内導体3とアンテナ電極6を接続(導通)するスル
ーホール9が形成されている。
3は、共振器孔2a〜2dの内導体と同様に、開放側端
面1aではその近傍に内導体非形成部を設けられ、外導
体と分離され、短絡側端面1bでは外導体4と導通され
ている。他の構成については図1のものと同様でありそ
の説明を省略する。
ルーホール9接続された貫通孔8の内導体3により、ア
ンテナ電極6と外導体4(アース)間に、インダクタン
スが形成される。この場合は、図3(b)の等価回路で
示すように、アンテナANTとアース間に送信フィルタ
と受信フィルタの反射位相を吸収するインダクタンスL
が挿入されたアンテナ共用器を得ることができる。
テナ共用器は、送信フィルタと受信フィルタを1個の誘
電体ブロックで形成し、外部回路と接続する入出力電極
及びアンテナ電極をも誘電体ブロックの外面に形成され
ている。したがって、従来のアンテナ共用器で用いた結
合基板等の部品を不要とすることができる。
フィルタと受信フィルタとの間に内導体が形成された貫
通孔を設けることにより、送信フィルタと受信フィルタ
間のアイソレーションを改善することができ、さらには
アンテナ端とアース間に前記両フィルタ間の反射位相を
吸収するインダクタンスが挿入されたアンテナ共用器を
1個の誘電体ブロックで構成することができる。
ナ電極の形状及び形成位置等は、実施例に示したものに
限ることはなく、その形状、寸法、形成位置により容量
値を変えるることができ、目的とするフィルタ特性等を
考慮して、適宜設定することができる。
体の分離は、本実施例では開放側端面1a近傍の内導体
に内導体非形成部を設けたが、これに限ることはなく、
開放側端面1aより内導体非形成部を設けてもよく、つ
まり内導体非形成部の軸方向一端側が開放側端面1aに
達していてもよく、または開放側端面1aに外導体を形
成しないものでもよい。
一定のもので説明したが、共振器孔の径を途中で変化さ
せたものでもよく、また誘電体ブロックの底面及び上面
に各共振器間の結合度を変えるための結合溝、または各
共振器間に各共振器の結合度を変えるための結合孔を設
けたものでもよい。
る送信フィルタと2段の共振器からなる受信フィルタに
より構成されるアンテナ共用器について説明したが、こ
れに限ることはなく、それぞれのフィルタは、3個以上
の共振器孔による3段以上の共振器から構成されるもの
でもよい。
テナ共用器によれば、アンテナ共用器を構成する送信フ
ィルタ及び受信フィルタの2つのフィルタと外部回路と
接続する入出力電極及びアンテナ電極の入出力部を1個
の誘電体ブロックで形成することができる。また、送信
フィルタと受信フィルタとの間に内導体が形成された貫
通孔を設けることにより、両フィルタ間のアイソレーシ
ョンを改善することができ、さらにはアンテナ端とアー
ス間に両フィルタの反射位相を吸収するインダクタンス
をも形成することができる。
続する結合基板やフィルタを構成するためのコンデンサ
素子、インダクタンス素子等の外付け部品を使用せず
に、1個の誘電体ブロックからなるアンテナ共用器を形
成することができる。
削減でき、よって、部品コスト、製造工数を大幅に低減
することができ、安価で、かつ小型、高性能のアンテナ
共用器を得ることができる。
外観斜視図である。
外観斜視図である。
ナ共用器の外観斜視図である。(b)は、(a)に示す
アンテナ共用器の等価回路図である。
である。
タで構成されるアンテナ共用器の一例を示す等価回路図
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 誘電体ブロックの対向する一対の端面を
貫通して複数の共振器孔を形成し、該共振器孔の内周面
に内導体を形成し、誘電体ブロックの外面に外導体を形
成し、該外導体の一部に内導体と容量結合する一対の入
出力電極と1個のアンテナ電極を設け、 前記誘電体ブロック内に、送信フィルタ及び受信フィル
タを構成し、それぞれのフィルタを前記アンテナ電極で
結合したことを特徴とするアンテナ共用器。 - 【請求項2】 前記送信フィルタと前記受信フィルタの
間に、共振器孔と平行に内導体が形成された貫通孔を設
けたことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ共用
器。
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