JPH11122139A - アンテナ共用器 - Google Patents

アンテナ共用器

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JPH11122139A
JPH11122139A JP9285674A JP28567497A JPH11122139A JP H11122139 A JPH11122139 A JP H11122139A JP 9285674 A JP9285674 A JP 9285674A JP 28567497 A JP28567497 A JP 28567497A JP H11122139 A JPH11122139 A JP H11122139A
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JP
Japan
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circuit
band
resonator
variable
frequency
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JP9285674A
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English (en)
Inventor
Sukeyuki Atokawa
祐之 後川
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/213Frequency-selective devices, e.g. filters combining or separating two or more different frequencies
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/201Filters for transverse electromagnetic waves
    • H01P1/205Comb or interdigital filters; Cascaded coaxial cavities
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P7/00Resonators of the waveguide type
    • H01P7/08Strip line resonators
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P7/00Resonators of the waveguide type
    • H01P7/10Dielectric resonators

Abstract

(57)【要約】 【課題】 共振系のQ0の劣化が少なく、低挿入損失か
つ小型のアンテナ共用器を得る。 【解決手段】 送信側回路25は、周波数可変帯域阻止
フィルタ回路27と位相回路29を有している。周波数
可変帯域阻止フィルタ回路27の共振器2,3には、そ
れぞれ帯域可変用コンデンサC3,C4とPINダイオ
ードD1,D2の直列回路が電気的に並列に接続されて
いる。送信側回路25は、電気制御端子CONT1に印
加する電圧を制御することによって帯域可変用コンデン
サC3,C4を接地したり、開放したりすることによっ
て二つの相異なる通過帯域を持つことができる。受信側
回路26は、周波数可変トラップ回路28と位相回路2
9と表面弾性波回路30とを有している。表面弾性波フ
ィルタ回路30は、通過帯域が相互に異なる二つの表面
弾性波フィルタ素子11,12にて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナ共用器、
特に、マイクロ波帯通信機器等に用いられるアンテナ共
用器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、NTACS−CDMAのよう
な、送信側回路及び受信側回路の通過帯域に、それぞれ
複数の通過帯域を持った携帯電話システムがある。NT
ACS−CDMAの場合、周波数の割り当ては、送信側
が887〜901MHzと915〜925MHz、受信
側が832〜846MHzと860〜870MHzで、
それぞれ2種類の通過帯域を持っている。従って、NT
ACS−CDMAに用いられるアンテナ共用器の送信側
回路に要求される送信周波数帯域は887〜925MH
z、受信側回路に要求される受信周波数帯域は832〜
870MHzであり、送信側及び受信側回路は共に38
MHzの広い通過帯域を持つことが必要になる。一方、
送信周波数帯域と受信周波数帯域を分離するために確保
されているセパレーションは17MHzで、両者のセパ
レーションは極めて小さいものとなる。
【0003】また、アンテナ共用器は送信側回路の位相
と受信側回路の位相を合成している。NTACS−CD
MAの場合、送信側回路を受信周波数帯域832〜87
0MHzで高インピーダンス(オープン)となるように
設定し、受信側回路を送信周波数帯域887〜925M
Hzで高インピーダンス(オープン)になるように設定
することにより、送信側回路の位相と受信側回路の位相
が理想的に合成される。
【0004】図11は、従来のアンテナ共用器81の回
路構成例を示すものである。図11において、Txは送
信側端子、Rxは受信側端子、ANTはアンテナ端子、
82〜85は送信側回路100の共振器、C31〜C3
4は阻止域減衰量の大きさを決める結合コンデンサ、C
35〜C39はコンデンサ、L31〜L34は結合コイ
ルであり、86〜90は受信側回路101の共振器、C
40〜C45は結合コンデンサである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アンテナ共用器81にあっては、NTACS−CDMA
の場合、送信周波数帯域と受信周波数帯域のそれぞれが
広く、かつ、両者のセパレーションが極めて小さいた
め、送信側回路100を受信周波数帯域で高インピーダ
ンスにし、受信側回路101を送信周波数帯域で高イン
ピーダンスにすることは実際困難であった。
【0006】図12は、アンテナ共用器81のスミスチ
ャートを示すものである。図12において、P1,P
2,P3,P4はそれぞれ図11の分岐点Aから見た受
信側回路101の周波数832MHz,870MHz,
887MHz,925MHzでのインピーダンスを表示
している。周波数832MHzは受信側回路101の通
過帯域の低周波側端部であり、周波数870MHzは受
信側回路101の通過帯域の高周波側端部の周波数であ
る。周波数887MHzは送信側回路100の通過帯域
の低周波側端部であり、周波数925MHzは送信側回
路100の通過帯域の高周波側端部の周波数である。図
12より、周波数が887MHzのP3での受信側回路
101のインピーダンスは低く、送信時におけるアンテ
ナ共用器81の挿入損失が大きくなることがわかる。ま
た、この対策として、急峻な減衰カーブを得るべく、送
信側及び受信側回路の誘電体共振器のサイズを大きくし
てQ 0を上げることも行われているが、アンテナ共用器
81のサイズが大きくなるという新たな問題が発生す
る。
【0007】ところで、アンテナ共用器を小型化する方
法として、送信側回路に誘電体共振器を用い、受信側回
路に表面弾性波フィルタ素子を用いることが提案されて
いる(例えば、特開平5−95204号公報参照)。し
かしながら、表面弾性波フィルタ素子を使用することに
よって小型化はできるものの、送信側回路を受信周波数
帯域で高インピーダンスにしたり、受信側回路を送信周
波数帯域で高インピーダンスにしたりすることは難し
く、送信時及び受信時における挿入損失は改善されな
い。むしろ特性的には、誘電性共振器で送信側及び受信
側回路の両方を構成した方が優れている。
【0008】また、送信側回路を受信周波数帯域で高イ
ンピーダンスにしたり、受信側回路を送信周波数帯域で
高インピーダンスにする方法として、例えば、図13に
示すアンテナ共用器121のように、送信側回路130
及び受信側回路131がそれぞれ持つ2種類の通過帯域
を切り替えることができるものが提案されている。図1
3において、Txは送信側端子、Rxは受信側端子、A
NTはアンテナ端子、CONTは電圧制御端子、12
2,123は送信側回路130の共振器、124〜12
7は受信側回路131の共振器、L35,L44は結合
コイル、C50,C51は阻止域減衰量の大きさを決め
る結合コンデンサ、C52,C53はコンデンサ、C5
4〜C59は周波数帯域可変用コンデンサ、D11〜D
16はPINダイオード、L36〜L41はチョークコ
イル、R11,R12及びC60,C61はそれぞれ制
御電圧供給用抵抗及びコンデンサ、L42,L43及び
C62はそれぞれ位相回路を構成するコイル及びコンデ
ンサ、C63〜C65は結合コンデンサ、C66,C6
7は受信側回路131を有極化するマルチパスコンデン
サである。送信側回路130は可変帯域阻止回路を構成
し、受信側回路131は可変帯域通過回路を構成してい
る。
【0009】このアンテナ共用器121は、見掛け上、
送信周波数帯域と受信周波数帯域を狭く、かつ、両者の
セパレーションを大きくすることができる。しかしなが
ら、このアンテナ共用器121は、共振器122〜12
7毎に1個のPINダイオードD11〜D16と1個の
チョークコイルL36〜L41を必要とするため、小型
化には適していないという問題があった。さらに、多数
の共振器122〜127に並列にPINダイオードD1
1〜D16とコンデンサC54〜C59が接続されるた
め、共振系Q0(Q0は中心周波数でのQ)の悪化は避け
られなかった。特に、帯域通過回路を構成している受信
側回路131の挿入損失は、共振系のQ 0に依存するた
め、受信側回路131の電気特性の悪化は著しかった。
【0010】そこで、本発明の目的は、共振系のQ0
劣化が少なく、低挿入損失かつ小型のアンテナ共用器を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明に係るアンテナ共用器は、(a)送信側端
子、受信側端子及びアンテナ端子と、(b)前記送信側
端子と前記アンテナ端子の間に電気的に接続され、少な
くとも一つの共振器とこの共振器に電気的に接続されか
つ制御電圧によって電気的に容量を可変させる素子とで
構成された送信側回路と、(c)前記受信側端子と前記
アンテナ端子の間に電気的に接続され、少なくとも一つ
の共振器とこの共振器に電気的に接続されかつ制御電圧
によって電気的に容量を可変させる素子と表面弾性波フ
ィルタ素子とで構成された受信側回路と、を備えたこと
を特徴とする。
【0012】ここに、共振器としては誘電体共振器が採
用され、電気的に容量を可変させる素子である可変容量
ダイオード又はPINダイオードが、誘電体共振器の内
導体と接地された外導体との間に電気的に接続されてい
る。
【0013】また、発明に係るアンテナ共用器は、送信
側回路が可変帯域阻止フィルタ回路と位相回路を有し、
受信側回路が可変トラップ回路と位相回路と表面弾性波
フィルタ回路を有していることを特徴とする。
【0014】
【作用】以上の構成により、送信側回路の電気的に容量
を可変させる素子を電圧制御し、送信側回路の通過帯域
を切り替えると共に、この送信側回路の周波数に合わせ
て受信側回路の通過帯域を切り替えることにより、見掛
け上、送信側回路の送信周波数帯域と受信側回路の受信
周波数帯域が狭くなると共に、両者のセパレーションが
大きくなり、送信側回路及び受信側回路の挿入損失が抑
えられる。そして、受信側回路に表面弾性波フィルタ素
子を採用することにより、受信側回路の共振器の数や共
振器に接続されるダイオード等の数を大幅に減少させる
ことができる。また、受信側回路がトラップ回路を有す
ることにより、送信側回路のロスが抑えられる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るアンテナ共用
器の実施形態について添付図面を参照して説明する。各
実施形態において、同一部分及び同一部品には同じ符号
を付した。
【0016】[第1実施形態、図1〜図8]図1は、ア
ンテナ共用器1の回路構成を示すものである。アンテナ
共用器1は、送信側端子Txとアンテナ端子ANTの間
に送信側回路25が電気的に接続され、受信側端子Rx
1,Rx2とアンテナ端子ANTの間に受信側回路26
が電気的に接続されている。
【0017】送信側回路25は、周波数可変帯域阻止フ
ィルタ回路27と位相回路29を有している。帯域阻止
フィルタ回路27は、共振用コンデンサC1を介して送
信側端子Txに電気的に接続された共振器2と、共振用
コンデンサC2を介して位相回路29に電気的に接続さ
れた共振器3とを有している。共振用コンデンサC1,
C2は阻止域減衰量の大きさを決めるコンデンサであ
る。共振器2と共振用コンデンサC1の直列共振回路
は、共振器3と共振用コンデンサC2の直列共振回路に
結合用コイルL1を介して電気的に接続されている。さ
らに、これら二つの直列共振回路に対して、それぞれ電
気的に並列にコンデンサC5,C6が接続されている。
【0018】共振器2と共振用コンデンサC1の中間接
続点には、帯域可変用コンデンサC3とPINダイオー
ドD1の直列回路が、PINダイオードD1のカソード
を接地した状態で共振器2に対して電気的に並列に接続
されている。同様に、共振器3と共振用コンデンサC2
の中間接点には、帯域可変用コンデンサC4とPINダ
イオードD2の直列回路が、PINダイオードD2のカ
ソードを接地した状態で共振器3に対して電気的に並列
に接続されている。帯域可変用コンデンサC3,C4
は、周波数可変帯域阻止フィルタ回路27の減衰特性の
二つの減衰極周波数を、それぞれ変更するためのコンデ
ンサである。
【0019】電圧制御端子CONT1は、制御電圧供給
用抵抗R1及びコンデンサC12とチョークコイルL2
を介してPINダイオードD1のアノードと帯域可変用
コンデンサC3の中間接続点に電気的に接続されると共
に、制御電圧供給用抵抗R1及びコンデンサC12とチ
ョークコイル13を介してPINダイオードD2のアノ
ードと帯域可変用コンデンサC4の中間接続点に電気的
に接続されている。
【0020】位相回路29は、帯域阻止フィルタ回路2
7とアンテナ端子ANTの間に電気的に接続されたコイ
ルL10と、グランドとアンテナ端子ANTの間に電気
的に接続されたコンデンサC10と、受信側回路26の
周波数可変トラップ回路28(後述)とアンテナ端子A
NTの間に電気的に接続されたコイルL11とで構成さ
れたT字型回路である。
【0021】一方、受信側回路26は、周波数可変トラ
ップ回路28と位相回路29と表面弾性波フィルタ回路
30とを有している。第1実施形態の受信側回路26の
場合、位相回路29を送信側回路25と共用している
が、送信側回路25と受信側回路26がそれぞれ独立し
た位相回路を有していてもよいことは言うまでもない。
【0022】表面弾性波フィルタ回路30は、受信側端
子Rx1,Rx2と位相回路29との間にそれぞれ電気
的に接続された表面弾性波フィルタ素子11,12を有
している。表面弾性波フィルタ素子11は、832〜8
46MHzの通過帯域を持ち、表面弾性波フィルタ素子
12は、860〜870MHzの通過帯域を持つ。この
表面弾性波フィルタ素子11,12を採用することによ
り、共振器の数や共振器に接続されるダイオード等の数
を大幅に減少させることができる。
【0023】そして、この表面弾性波フィルタ回路30
は、図2に示すように、矩形状のケース18の対向する
二つの端面部にそれぞれ入力端子13、グランド端子1
6及び二つの出力端子14,15を設けた表面弾性波フ
ィルタ部品10にて構成されている。図2には示されて
いないが、ケース18の内部には表面弾性波フィルタ素
子11,12が配設され、フィルタ素子11,12のそ
れぞれの入力側は共通の入力端子13に接続され、フィ
ルタ素子11の出力側は出力端子14に接続され、フィ
ルタ素子12の出力側は出力端子15に接続されてい
る。すなわち、表面弾性波フィルタ部品10は1入力2
出力タイプのもので、アンテナ共用器の小型化に適して
いる。第1実施形態の場合、表面弾性波フィルタ部品1
0として、長さが3.8mm、幅が3.8mm、高さが
1.5mmのものを用いた。
【0024】周波数可変トラップ回路28は、表面弾性
波フィルタ回路30と位相回路29の中間接続点に、共
振用コンデンサC7を介して電気的に接続された共振器
4を有している。共振器4と共振用コンデンサC7の中
間接続点には、帯域可変用コンデンサC8とPINダイ
オードD3の直列回路が、PINダイオードD3のカソ
ードを接地した状態で共振器4に対して電気的に並列に
接続されている。電圧制御端子CONT2は、制御電圧
供給用抵抗R2及びコンデンサC13とチョークコイル
L4を介してPINダイオードD3のアノードと帯域可
変用コンデンサC8の中間接続点に電気的に接続されて
いる。
【0025】また、共振器2〜4には、例えば、図3に
示すように、誘電体共振器が使用される。図3は共振器
2を代表例として示している。誘電体共振器2〜4は、
TiO2系のセラミック等の高誘電率材料で形成された
円筒状誘電体21と、円筒状誘電体21の外周面に設け
られた外導体22と、円筒状誘電体21の内周面に設け
られた内導体23とで構成されている。外導体22は、
誘電体21の一方の開口端面21a(以下、開放側端面
21aと記す)では、内導体23から電気的に開放(分
離)され、他方の開口端面21b(以下、短絡側端面2
1bと記す)では、内導体23に電気的に短絡(導通)
されている。誘電体共振器2は、開放側端面21aにお
いて、帯域可変用コンデンサC3とPINダイオードD
1の直列回路が、帯域可変用コンデンサC3の一端を内
導体23に接続しかつPINダイオードD1のカソード
を外導体22に接続した状態で電気的に接続されてい
る。
【0026】同様に、誘電体共振器3は、開放側端面2
1aにおいて、帯域可変用コンデンサC4とPINダイ
オードD2の直列回路が、帯域可変用コンデンサC4の
一端を内導体23に接続しかつPINダイオードD2の
カソードを外導体22に接続した状態で電気的に接続さ
れている。誘電体共振器4は、開放側端面21aにおい
て、帯域可変用コンデンサC8とPINダイオードD3
の直列回路が、帯域可変用コンデンサC8の一端を内導
体23に接続しかつPINダイオードD3のカソードを
外導体22に接続した状態で電気的に接続されている。
また、誘電体共振器2,3,4は、短絡側端面21bに
おいて、外導体22がグランドに接地されている。
【0027】次に、以上の構成からなるアンテナ共用器
1の作用効果について説明する。このアンテナ共用器1
は、送信回路系から送信側端子Txに入った送信信号を
送信側回路25を介してアンテナ端子ANTから出力す
ると共に、アンテナ端子ANTから入った受信信号を受
信側回路26を介して受信側端子Rx1,Rx2から受
信回路系に出力する。
【0028】送信側回路25の周波数可変帯域阻止フィ
ルタ回路27のトラップ周波数は、帯域可変用コンデン
サC3と共振用コンデンサC1と共振器2にて構成され
る共振系と、帯域可変用コンデンサC4と共振用コンデ
ンサC2と共振器3にて構成される共振系のそれぞれの
共振周波数によって決まる。そして、電圧制御端子CO
NT1に制御電圧として正の電圧を印加すると、PIN
ダイオードD1,D2はON状態となる。従って、帯域
可変用コンデンサC3,C4はPINダイオードD1,
D2を経てそれぞれ接地され、二つの減衰極周波数は共
に低くなり、送信側回路25の通過帯域は887〜90
1MHzとなる。
【0029】逆に、制御電圧として負の電圧を印加する
と、PINダイオードD1,D2はOFF状態となる。
これにより、帯域可変用コンデンサC3,C4は開放状
態となり、二つの減衰極周波数は共に高くなり、送信側
回路25の通過帯域は915〜925MHzとなる。
【0030】図4は、送信側回路25の通過帯域として
887〜901MHzを選択したときの、送信側回路2
5の通過特性S21及び反射特性S11を測定した結果
を示すグラフである。図5は、送信側回路25の通過帯
域として915〜925MHzを選択したときの、送信
側回路25の通過特性S21及び反射特性S11を測定
した結果を示すグラフである。このように、送信側回路
25は、電圧制御によって帯域可変用コンデンサC3,
C4を接地したり、開放したりすることによって、二つ
の相異なる通過帯域特性を持つことができる。
【0031】一方、受信側回路26は、受信側端子Rx
1をON状態、受信側端子Rx2をOFF状態にする
と、表面弾性波フィルタ素子11を通過した信号のみを
出力することになる。従って、受信側回路26の通過帯
域は832〜846MHzとなる。逆に、受信側端子R
x1をOFF状態、受信側端子Rx2をON状態にする
と、表面弾性波フィルタ素子12を通過した信号のみを
出力することになる。従って、受信側回路26の通過帯
域は860〜870MHzとなる。
【0032】図6は、受信側回路26の通過帯域として
832〜846MHzを選択したときの、受信側回路2
6の通過特性S32及び反射特性S33を測定した結果
を示すグラフである。図7は、受信側回路26の通過帯
域として860〜870MHzを選択したときの、受信
側回路26の通過特性S32及び反射特性S33を測定
した結果を示すグラフである。このように、受信側回路
26は、受信側端子Rx1又はRx2のいずれか一方を
ON状態にすることによって、二つの相異なる通過帯域
特性を持つことができる。
【0033】さて、送信側回路25において、電圧制御
端子CONT1に正の制御電圧を印加して、送信側回路
25の送信周波数帯域を887〜901MHzとした場
合(図4参照)には、受信側端子Rx1をON状態、受
信側端子Rx2をOFF状態にして受信側回路26の受
信周波数帯域を832〜846MHzとする(図6参
照)。これにより、送信側回路25の送信周波数帯域と
受信側回路26の受信周波数帯域のセパレーションを5
5MHzと大きくすることができ、挿入損失も小さく抑
えることができる。
【0034】さらに、送信側回路25は、受信周波数帯
域832〜846MHzで高インピーダンスとなるよう
に容易に設定されるため(図4参照)、受信側回路26
の挿入損失を著しく悪化させることもない。同様に、受
信側回路26は、送信周波数帯域887〜901MHz
で高インピーダンスとなるように容易に設定されるため
(図6参照)、送信側回路25の挿入損失を著しく悪化
させることもない。
【0035】また、送信側回路25において、電圧制御
端子CONT1に負の制御電圧を印加して、送信側回路
25の送信周波数帯域を915〜925MHzとした場
合(図5参照)には、受信側端子Rx1をOFF状態、
受信側端子Rx2をON状態にして受信側回路26の受
信周波数帯域を860〜870MHzとする(図7参
照)。これにより、送信側回路25の送信周波数帯域と
受信側回路26の受信周波数帯域のセパレーションを5
5MHzと大きくすることができ、挿入損失も小さく抑
えることができる。
【0036】さらに、送信側回路25は、受信周波数帯
域860〜870MHzで高インピーダンスとなるよう
に容易に設定されるため(図5参照)、受信側回路26
の挿入損失を著しく悪化させることもない。同様に、受
信側回路26は、送信周波数帯域915〜925MHz
で高インピーダンスとなるように容易に設定されるため
(図7参照)、送信側回路25の挿入損失を著しく悪化
させることもない。
【0037】また、受信側回路26の周波数可変トラッ
プ回路28のトラップ周波数も、帯域可変用コンデンサ
C8と共振用コンデンサC7と共振器4にて構成される
共振系の共振周波数によって決まる。そして、電圧制御
端子CONT2に制御電圧として正の電圧を印加する
と、PINダイオードD3はON状態となる。従って、
帯域可変用コンデンサC8はPINダイオードD3を経
て接地され、トラップ周波数は低くなる。逆に、制御電
圧として負の電圧を印加すると、PINダイオードD3
はOFF状態となる。これにより、帯域可変用コンデン
サC8は開放状態となり、トラップ周波数は高くなる。
【0038】この周波数可変トラップ回路28は、送信
側回路25の二つの通過帯域887〜901MHzと9
15〜925MHzの切り替えに合わせて、送信帯域と
して887〜901MHzが選択されたときはトラップ
周波数を低くし、送信帯域として915〜925MHz
が選択されたときはトラップ周波数を高くするように電
圧制御される。これにより、送信側回路25との位相合
成が理想的に行われる。
【0039】そして、この周波数可変トラップ回路28
を受信側回路26が持つことで、送信周波数帯域887
〜901MHz,915〜925MHzにて受信側回路
26を高インピーダンスに容易に合わせることができ
る。従って、送信側回路25と受信側回路26とのマッ
チングロスが抑えられ、送信側回路25の挿入損失が大
きく悪化することがない。
【0040】図8はアンテナ共用器1のスミスチャート
である。図8において、P1,P2,P3,P4はそれ
ぞれ図1の分岐点Bから見た受信側回路26の周波数8
32MHz,870MHz,887MHz,925MH
zでのインピーダンスを表示している。周波数832M
Hzは受信側回路26の通過帯域の低周波側端部であ
り、周波数870MHzは受信側回路26の通過帯域の
高周波側端部である。周波数887MHzは送信側回路
25の通過帯域の低周波側端部であり、周波数925M
Hzは送信側回路25の通過帯域の高周波側端部であ
る。図8を、図12に示した従来のアンテナ共用器81
のスミスチャートと比較すると、アンテナ共用器1は、
周波数が887MHzのP3での受信側回路26のイン
ピーダンスが高く、送信時におけるアンテナ共用器1の
挿入損失が小さいことがわかる。
【0041】[第2実施形態、図9及び図10]図9及
び図10に示すように、第2実施形態のアンテナ共用器
41は、図1〜図3に示した第1実施形態のアンテナ共
用器1において、PINダイオードD1〜D3の替わり
に可変容量ダイオードD5〜D7を用いたものである。
【0042】送信側回路25の周波数可変帯域阻止フィ
ルタ回路27のトラップ周波数は、可変容量ダイオード
D5の容量と帯域可変用コンデンサC3と共振用コンデ
ンサC1と共振器2にて構成される共振系と、可変容量
ダイオードD6の容量と帯域可変用コンデンサC4と共
振用コンデンサC2と共振器3にて構成される共振系の
それぞれの共振周波数によって決まる。そして、電圧制
御端子CONT1に印加する電圧値を可変させることに
より、可変容量ダイオードD5,D6の容量を変化させ
る。その結果、周波数可変帯域阻止フィルタ回路27の
減衰極が移動し、トラップ周波数が変化する。このよう
に、送信側回路25は、電圧制御によって可変容量ダイ
オードD5,D6の容量を変化させることによって、二
つの相異なる通過帯域を持つことができる。
【0043】また、受信側回路26の周波数可変トラッ
プ回路28のトラップ周波数も、可変容量ダイオードD
7の容量と帯域可変用コンデンサC8と共振用コンデン
サC7と共振器4にて構成される共振系の共振周波数に
よって決まる。そして、電圧制御端子CONT2に印加
する電圧値を変化させることにより、可変容量ダイオー
ドD7の容量を変化させる。その結果、周波数可変トラ
ップ回路28のトラップ周波数が変化する。
【0044】さらに、図10に示すように、誘電体共振
器2は、開放側端面21aにおいて、帯域可変用コンデ
ンサC3と可変容量ダイオードD5の直列回路が、帯域
可変用コンデンサC3の一端を内導体23に接続し、か
つ、可変容量ダイオードD5のカソードを外導体22に
接続した状態で電気的に接続されている。同様に、誘電
体共振器3は、開放側端面21aにおいて、帯域可変用
コンデンサC4と可変容量ダイオードD6の直列回路
が、帯域可変用コンデンサC4の一端を内導体23に接
続し、かつ、可変容量ダイオードD6のカソードを外導
体22に接続した状態で電気的に接続されている。誘電
体共振器4は、開放側端面21aにおいて、帯域可変用
コンデンサC8と可変容量ダイオードD7の直列回路
が、帯域可変用コンデンサC8の一端を内導体23に接
続し、かつ、可変容量ダイオードD7のカソードを外導
体22に接続した状態で電気的に接続されている。
【0045】この第2実施形態のアンテナ共用器41
は、前記第1実施形態のアンテナ共用器1と同様の作用
効果を奏する。
【0046】[他の実施形態]なお、本発明に係るアン
テナ共用器は前記実施形態に限定するものではなく、そ
の要旨の範囲内で種々に変更することができる。例え
ば、共振器は、誘電体共振器の他に、ストリップライン
共振器等であってもよい。また、共振器の数も任意であ
る。
【0047】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、送信側回路の電気的に容量を可変させる素子を
電圧制御し、送信側回路の通過帯域を切り替えると共
に、この送信側回路の周波数に合わせて受信側回路の通
過帯域を切り替えることにより、見掛け上、送信側回路
の送信周波数帯域と受信側回路の受信周波数帯域を狭く
することができると共に、両者のセパレーションを大き
くすることができ、送信側回路及び受信側回路の挿入損
失を抑えることができる。そして、受信側回路に表面弾
性波フィルタ素子を採用することにより、受信側回路の
共振器の数や共振器に接続されるダイオード等の数を大
幅に減少させることができる。また、受信側回路がトラ
ップ回路を有することにより、送信側回路のロスを抑え
ることができる。この結果、共振系のQ0の劣化が少な
く、低挿入損失かつ小型のアンテナ共用器を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアンテナ共用器の第1実施形態の
構成を示す電気回路図。
【図2】図1に示したアンテナ共用器に使用される表面
弾性波フィルタの外観を示す斜視図。
【図3】図1に示したアンテナ共用器に使用される誘電
体共振器の一例を示す断面図。
【図4】図1に示した送信側回路の、通過帯域として8
87〜901MHzを選択したときの透過及び反射特性
を示すグラフ。
【図5】図1に示した送信側回路の、通過帯域として9
15〜925MHzを選択したときの透過及び反射特性
を示すグラフ。
【図6】図1に示した受信側回路の、通過帯域として8
32〜846MHzを選択したときの通過及び反射特性
を示すグラフ。
【図7】図1に示した受信側回路の、通過帯域として8
60〜870MHzを選択したときの通過及び反射特性
を示すグラフ。
【図8】図1に示したアンテナ共用器のスミスチャー
ト。
【図9】本発明に係るアンテナ共用器の第2実施形態の
構成を示す電気回路図。
【図10】図9に示したアンテナ共用器に使用される誘
電体共振器の一例を示す断面図。
【図11】従来のアンテナ共用器の構成を示す電気回路
図。
【図12】図11に示したアンテナ共用器のスミスチャ
ート。
【図13】従来の別のアンテナ共用器の構成を示す電気
回路図。
【符号の説明】
1…アンテナ共用器 2,3,4…誘電体共振器 11,12…表面弾性波フィルタ素子 21a…開放面 22…外導体 23…内導体 25…送信側回路 26…受信側回路 27…周波数可変帯域阻止フィルタ回路 28…周波数可変トラップ回路 29…位相回路 30…表面弾性波フィルタ回路 41…アンテナ共用器 D1,D2,D3…PINダイオード D5,D6,D7…可変容量ダイオード Tx…送信側端子 Rx1,Rx2…受信側端子 ANT…アンテナ端子 CONT1,CONT2…電圧制御端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側端子、受信側端子及びアンテナ端
    子と、 前記送信側端子と前記アンテナ端子の間に電気的に接続
    され、少なくとも一つの共振器とこの共振器に電気的に
    接続されかつ制御電圧によって電気的に容量を可変させ
    る素子とで構成された送信側回路と、 前記受信側端子と前記アンテナ端子の間に電気的に接続
    され、少なくとも一つの共振器とこの共振器に電気的に
    接続されかつ制御電圧によって電気的に容量を可変させ
    る素子と表面弾性波フィルタ素子とで構成された受信側
    回路と、 を備えたことを特徴とするアンテナ共用器。
  2. 【請求項2】 前記共振器が誘電体共振器であり、前記
    電気的に容量を可変させる素子が可変容量ダイオードで
    あり、この可変容量ダイオードが前記誘電体共振器の内
    導体と接地された外導体との間に電気的に接続されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のアンテナ共用器。
  3. 【請求項3】 前記共振器が誘電体共振器であり、前記
    電気的に容量を可変させる素子がPINダイオードであ
    り、このPINダイオードが前記誘電体共振器の内導体
    と接地された外導体との間に電気的に接続されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のアンテナ共用器。
  4. 【請求項4】 前記送信側回路が可変帯域阻止フィルタ
    回路と位相回路を有し、前記受信側回路が可変トラップ
    回路と位相回路と表面弾性波フィルタ回路とを有してい
    ることを特徴とする請求項1記載のアンテナ共用器。
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