JPH08228103A - 誘電体フィルタ - Google Patents
誘電体フィルタInfo
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- JPH08228103A JPH08228103A JP3252595A JP3252595A JPH08228103A JP H08228103 A JPH08228103 A JP H08228103A JP 3252595 A JP3252595 A JP 3252595A JP 3252595 A JP3252595 A JP 3252595A JP H08228103 A JPH08228103 A JP H08228103A
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- Japan
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- electrode
- inductance
- antenna
- dielectric
- filter
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Abstract
(57)【要約】
【目的】マッチング用のインダクタンス電極を外部結合
容量を得るための電極として共用することにより、小形
で特性ばらつきの小さな誘電体フィルタを提供する。 【構成】誘電体ブロック１に共振器孔２ａ，２ｂの共振
器で構成される送信フィルタと共振器孔２ｃ，２ｄ，２
ｅの共振器で構成される受信フィルタがアンテナ電極５
ｂを共通入出力電極としてアンテナ共用器が形成され、
共振器孔２ａ〜２ｅの開口面には一端がアンテナ電極５
ｂに導通し、他端が外導体４に導通したインダクタンス
電極８が形成されている。インダクタンス電極８でアン
テナ端での適正なマッチングを得るためのインダクタン
スを得るとともに、インダクタンス電極８と共振器孔２
ｂの内導体３に導通した結合電極６ｂとの電極間容量に
より送信側誘電体フィルタのアンテナ側の外部結合容量
を得ている。
容量を得るための電極として共用することにより、小形
で特性ばらつきの小さな誘電体フィルタを提供する。 【構成】誘電体ブロック１に共振器孔２ａ，２ｂの共振
器で構成される送信フィルタと共振器孔２ｃ，２ｄ，２
ｅの共振器で構成される受信フィルタがアンテナ電極５
ｂを共通入出力電極としてアンテナ共用器が形成され、
共振器孔２ａ〜２ｅの開口面には一端がアンテナ電極５
ｂに導通し、他端が外導体４に導通したインダクタンス
電極８が形成されている。インダクタンス電極８でアン
テナ端での適正なマッチングを得るためのインダクタン
スを得るとともに、インダクタンス電極８と共振器孔２
ｂの内導体３に導通した結合電極６ｂとの電極間容量に
より送信側誘電体フィルタのアンテナ側の外部結合容量
を得ている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、誘電体ブロック内に、
内面に内導体が形成された共振器孔を設け、誘電体ブロ
ックの外面に外導体を形成し、共振器孔の開口面にイン
ダクタンス電極を形成してなる誘電体フィルタに関す
る。
内面に内導体が形成された共振器孔を設け、誘電体ブロ
ックの外面に外導体を形成し、共振器孔の開口面にイン
ダクタンス電極を形成してなる誘電体フィルタに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】２つの誘電体フィルタを用いてアンテナ
共用器を構成する場合、例えば、図５の等価回路図に示
すように、両フィルタの共通端となるアンテナ端ＡＮＴ
とアースとの間には相手側フィルタの反射位相を吸収し
て、両フィルタ間の適正なマッチングを得るためにイン
ダクタンスＬが接続される。このアンテナ共用器は、誘
電体共振器Ｒ１，Ｒ２の２段構成の送信フィルタと誘電
体共振器Ｒ３、Ｒ４、Ｒ５の３段構成の受信フィルタと
で構成され、入出力端ＴＸ，ＲＸ及び共通入出力端とな
るアンテナ端ＡＮＴと各フィルタの入出力段にあたる共
振器Ｒ１，Ｒ２，Ｒ３，Ｒ５との間にはそれぞれ外部結
合容量Ｃｅが付加され、各共振器Ｒ１〜Ｒ５とアースと
の間にはそれぞれストレー容量Ｃｓが付加されている。
共用器を構成する場合、例えば、図５の等価回路図に示
すように、両フィルタの共通端となるアンテナ端ＡＮＴ
とアースとの間には相手側フィルタの反射位相を吸収し
て、両フィルタ間の適正なマッチングを得るためにイン
ダクタンスＬが接続される。このアンテナ共用器は、誘
電体共振器Ｒ１，Ｒ２の２段構成の送信フィルタと誘電
体共振器Ｒ３、Ｒ４、Ｒ５の３段構成の受信フィルタと
で構成され、入出力端ＴＸ，ＲＸ及び共通入出力端とな
るアンテナ端ＡＮＴと各フィルタの入出力段にあたる共
振器Ｒ１，Ｒ２，Ｒ３，Ｒ５との間にはそれぞれ外部結
合容量Ｃｅが付加され、各共振器Ｒ１〜Ｒ５とアースと
の間にはそれぞれストレー容量Ｃｓが付加されている。
【０００３】このようなアンテナ共用器を構成する場
合、従来、例えば、図４に示すような共振器孔の開口面
に各種電極を形成した構造のものがある。以下の図にお
いて、点塗り潰し部は誘電体ブロックの素地の見える部
分（導体非形成部）を示す。
合、従来、例えば、図４に示すような共振器孔の開口面
に各種電極を形成した構造のものがある。以下の図にお
いて、点塗り潰し部は誘電体ブロックの素地の見える部
分（導体非形成部）を示す。
【０００４】このアンテナ共用器は、図４に示すよう
に、略直方体形状の誘電体ブロック１の一対の端面を貫
通して、送信フィルタを形成する共振器孔２ａ，２ｂと
受信フィルタを形成する共振器孔２ｃ，２ｄ，２ｅとが
形成され、共振器孔２ａ〜２ｅ共振器孔の内面には内導
体３が形成され、共振器孔２ａ〜２ｅの一方の開口面
（以下、開放側端面と記す）の主要部を除く誘電体ブロ
ック１の略全面には外導体４が形成されている。外導体
４の一部は所望の電極間容量を得るために開放側端面に
も形成されている。各内導体３は、開放側端面に対向す
る共振器孔２ａ〜２ｅの他方の開口面（以下、短絡側端
面と記す）では外導体４と導通（短絡）されている。
に、略直方体形状の誘電体ブロック１の一対の端面を貫
通して、送信フィルタを形成する共振器孔２ａ，２ｂと
受信フィルタを形成する共振器孔２ｃ，２ｄ，２ｅとが
形成され、共振器孔２ａ〜２ｅ共振器孔の内面には内導
体３が形成され、共振器孔２ａ〜２ｅの一方の開口面
（以下、開放側端面と記す）の主要部を除く誘電体ブロ
ック１の略全面には外導体４が形成されている。外導体
４の一部は所望の電極間容量を得るために開放側端面に
も形成されている。各内導体３は、開放側端面に対向す
る共振器孔２ａ〜２ｅの他方の開口面（以下、短絡側端
面と記す）では外導体４と導通（短絡）されている。
【０００５】誘電体ブロック１の底面（図において下
面）には、両側に入出力電極５ａ，５ｃが、中央部には
アンテナ電極５ｂが形成されている。アンテナ電極５ｂ
は両フィルタの入出力を共用する入出力電極である。
面）には、両側に入出力電極５ａ，５ｃが、中央部には
アンテナ電極５ｂが形成されている。アンテナ電極５ｂ
は両フィルタの入出力を共用する入出力電極である。
【０００６】開放側端面には、共振器孔２ａ〜２ｅの各
内導体３と導通する結合電極６ａ〜６ｅと、結合電極６
ａ、６ｅの外側に隣接して入出力電極５ａ，５ｃと導通
する外部結合電極７ａ，７ｅと、結合電極６ｂ，６ｃ間
にアンテナ電極５ｂと導通する外部結合電極７ｂ，７ｃ
と、外部結合電極７ｂ、７ｃの間に一端がアンテナ電極
５ｂと導通し他端が外導体４と導通するインダクタンス
電極８とがそれぞれ形成されている。インダクタンス電
極８は、所望のインダクタンス値が得られるように複数
箇所で屈曲させて形成されている。
内導体３と導通する結合電極６ａ〜６ｅと、結合電極６
ａ、６ｅの外側に隣接して入出力電極５ａ，５ｃと導通
する外部結合電極７ａ，７ｅと、結合電極６ｂ，６ｃ間
にアンテナ電極５ｂと導通する外部結合電極７ｂ，７ｃ
と、外部結合電極７ｂ、７ｃの間に一端がアンテナ電極
５ｂと導通し他端が外導体４と導通するインダクタンス
電極８とがそれぞれ形成されている。インダクタンス電
極８は、所望のインダクタンス値が得られるように複数
箇所で屈曲させて形成されている。
【０００７】この構成により、各共振器孔２ａ〜２ｅに
より図５の等価回路に示す共振器Ｒ１〜Ｒ５が、結合電
極６ａ，６ｂ，６ｃ，６ｅと外部結合電極７ａ，７ｂ，
７ｃ、７ｅとの間に形成される電極間容量により各外部
結合容量Ｃｅが、インダクタンス電極８によりマッチン
グ用のインダクタンスＬが、結合電極６ａ〜６ｅと外導
体４との間の電極間容量によりストレー容量Ｃｓが形成
されている。
より図５の等価回路に示す共振器Ｒ１〜Ｒ５が、結合電
極６ａ，６ｂ，６ｃ，６ｅと外部結合電極７ａ，７ｂ，
７ｃ、７ｅとの間に形成される電極間容量により各外部
結合容量Ｃｅが、インダクタンス電極８によりマッチン
グ用のインダクタンスＬが、結合電極６ａ〜６ｅと外導
体４との間の電極間容量によりストレー容量Ｃｓが形成
されている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、共振器
孔の開口面に各種電極を形成し、２つの誘電体フィルタ
をアンテナ電極を共用して接続される従来のアンテナ共
用器では、図４に示すように、両フィルタの間には、マ
ッチング用のインダクタンス電極８と、インダクタンス
電極８の両側にそれぞれ１つの外部結合電極７ｂ、７ｃ
とが設けられているので、両フィルタの間つまり共振器
孔２ｂ，２ｃ間の距離を大きくとる必要があり、アンテ
ナ共用器を小形化することが困難であった。また、両フ
ィルタ間の電極パターンが複雑となり、特性のばらつき
が大きくなるという問題があった。
孔の開口面に各種電極を形成し、２つの誘電体フィルタ
をアンテナ電極を共用して接続される従来のアンテナ共
用器では、図４に示すように、両フィルタの間には、マ
ッチング用のインダクタンス電極８と、インダクタンス
電極８の両側にそれぞれ１つの外部結合電極７ｂ、７ｃ
とが設けられているので、両フィルタの間つまり共振器
孔２ｂ，２ｃ間の距離を大きくとる必要があり、アンテ
ナ共用器を小形化することが困難であった。また、両フ
ィルタ間の電極パターンが複雑となり、特性のばらつき
が大きくなるという問題があった。
【０００９】そこで、本発明の目的は、以上のような従
来の誘電体フィルタが持つ問題点を解消し、マッチング
用のインダクタンス電極を外部結合容量を得るための電
極として共用することにより、少なくとも１つの外部結
合電極を削除し、よって、小形でかつ特性ばらつきの小
さな誘電体フィルタを提供することにある。
来の誘電体フィルタが持つ問題点を解消し、マッチング
用のインダクタンス電極を外部結合容量を得るための電
極として共用することにより、少なくとも１つの外部結
合電極を削除し、よって、小形でかつ特性ばらつきの小
さな誘電体フィルタを提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、誘電体ブロック内に、内面に内導体が形
成された共振器孔を設け、前記誘電体ブロックの外面に
外導体を形成し、前記外導体の一部に入出力電極を設
け、前記共振器孔の開口面にインダクタンス電極を含む
複数の電極を形成してなる誘電体フィルタにおいて、前
記インダクタンス電極で外部回路とのマッチング用のイ
ンダクタンスを得るとともに、前記インダクタンス電極
により外部結合容量が得られるように構成したことを特
徴とするものである。
に、本発明は、誘電体ブロック内に、内面に内導体が形
成された共振器孔を設け、前記誘電体ブロックの外面に
外導体を形成し、前記外導体の一部に入出力電極を設
け、前記共振器孔の開口面にインダクタンス電極を含む
複数の電極を形成してなる誘電体フィルタにおいて、前
記インダクタンス電極で外部回路とのマッチング用のイ
ンダクタンスを得るとともに、前記インダクタンス電極
により外部結合容量が得られるように構成したことを特
徴とするものである。
【００１１】
【作用】上記の構成によれば、共振器孔の開口面に形成
されたインダクタンス電極は、他のフィルタまたは外部
回路とのマッチングのためのインダクタンスとして機能
するとともに、外部結合容量を得るための電極として機
能する。つまり、外部結合容量を得るための別の電極を
不要とすることができる。
されたインダクタンス電極は、他のフィルタまたは外部
回路とのマッチングのためのインダクタンスとして機能
するとともに、外部結合容量を得るための電極として機
能する。つまり、外部結合容量を得るための別の電極を
不要とすることができる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて説明する。図において、従来例と同一または相当す
る部分、同一機能のものについては同一符号を付す。
いて説明する。図において、従来例と同一または相当す
る部分、同一機能のものについては同一符号を付す。
【００１３】本発明の一実施例に係るアンテナ共用器の
構造を図１に示す。図１はアンテナ共用器の開放側端面
及び実装面となる底面側からみた外観斜視図である。
構造を図１に示す。図１はアンテナ共用器の開放側端面
及び実装面となる底面側からみた外観斜視図である。
【００１４】本実施例のアンテナ共用器では、図１に示
すように、開放側端面には送信フィルタの一方の入出力
段にあたる共振器孔２ｂの結合電極６ｂに隣接してイン
ダクタンス電極８が形成されている。つまり、従来例の
図４に示した結合電極６ｂとインダクタンス電極８との
間に形成されていた外部結合電極７ｂが形成されておら
ず、外部結合電極７ｂの形成領域に相当する分だけ共振
器孔２ｂ，２ｃ間の距離を短くすることができ、よっ
て、誘電体ブロック１の寸法が小さく形成されている。
他の構成については、従来例の図４で説明したものと同
様の構成であり、その説明を省略する。
すように、開放側端面には送信フィルタの一方の入出力
段にあたる共振器孔２ｂの結合電極６ｂに隣接してイン
ダクタンス電極８が形成されている。つまり、従来例の
図４に示した結合電極６ｂとインダクタンス電極８との
間に形成されていた外部結合電極７ｂが形成されておら
ず、外部結合電極７ｂの形成領域に相当する分だけ共振
器孔２ｂ，２ｃ間の距離を短くすることができ、よっ
て、誘電体ブロック１の寸法が小さく形成されている。
他の構成については、従来例の図４で説明したものと同
様の構成であり、その説明を省略する。
【００１５】この構成では、結合電極６ｂとインダクタ
ンス電極８との間に形成される電極間容量により、送信
フィルタとアンテナ電極５ｂとの外部結合容量Ｃｅを得
ており、前述した図５と同様の等価回路が構成されてい
る。
ンス電極８との間に形成される電極間容量により、送信
フィルタとアンテナ電極５ｂとの外部結合容量Ｃｅを得
ており、前述した図５と同様の等価回路が構成されてい
る。
【００１６】このように、マッチング用のインダクタン
ス電極８を外部結合容量を得るための電極として共用す
ることにより、送信側誘電体フィルタのアンテナ側の外
部結合電極７ｂを削除することができ、誘電体フィルタ
（アンテナ共用器）を小形化することができる。また、
電極パターンが単純化され、特性のばらつきが低減され
る。
ス電極８を外部結合容量を得るための電極として共用す
ることにより、送信側誘電体フィルタのアンテナ側の外
部結合電極７ｂを削除することができ、誘電体フィルタ
（アンテナ共用器）を小形化することができる。また、
電極パターンが単純化され、特性のばらつきが低減され
る。
【００１７】なお、上記実施例では２つの誘電体フィル
タを１つの誘電体ブロック内に一体に形成したアンテナ
共用器で説明したが、これに限るものではなく、図２に
示すような単体の誘電体フィルタにも本発明を適用でき
る。
タを１つの誘電体ブロック内に一体に形成したアンテナ
共用器で説明したが、これに限るものではなく、図２に
示すような単体の誘電体フィルタにも本発明を適用でき
る。
【００１８】図２に示す誘電体フィルタは、アンテナ共
用器等の送信側または受信側のいずれか一方に用いられ
る誘電体フィルタである。図５に示すように、この誘電
体フィルタは、誘電体ブロック１内に３個の共振器孔２
ａ，２ｂ，２ｃが設けられ、開放側端面には、共振器孔
２ａ〜２ｃの各内導体３に導通する結合電極６ａ〜６ｃ
と、結合電極６ａの外側に隣接して入出力電極５ａに導
通する外部結合電極７ａと、結合電極６ｃの外側に隣接
して一端が入出力電極５ｂに導通し、他端が外導体４に
導通するインダクタンス電極８が形成されている。
用器等の送信側または受信側のいずれか一方に用いられ
る誘電体フィルタである。図５に示すように、この誘電
体フィルタは、誘電体ブロック１内に３個の共振器孔２
ａ，２ｂ，２ｃが設けられ、開放側端面には、共振器孔
２ａ〜２ｃの各内導体３に導通する結合電極６ａ〜６ｃ
と、結合電極６ａの外側に隣接して入出力電極５ａに導
通する外部結合電極７ａと、結合電極６ｃの外側に隣接
して一端が入出力電極５ｂに導通し、他端が外導体４に
導通するインダクタンス電極８が形成されている。
【００１９】この構成により、図３の等価回路図で示す
ように、一方の入出力端とアース間にインダクタンスＬ
が付加されたフィルタ回路が構成される。外部結合電極
７ａと結合電極６ａとの電極間容量により共振器Ｒ１側
の入出力端間に付加された外部結合容量Ｃｅが、インダ
クタンス電極８で共振器Ｒ３側の入出力端とアース間の
インダクタンスＬが、インダクタンス電極８と結合電極
６ｃとの電極間容量により共振器Ｒ３側の外部結合容量
Ｃｅが形成されている。
ように、一方の入出力端とアース間にインダクタンスＬ
が付加されたフィルタ回路が構成される。外部結合電極
７ａと結合電極６ａとの電極間容量により共振器Ｒ１側
の入出力端間に付加された外部結合容量Ｃｅが、インダ
クタンス電極８で共振器Ｒ３側の入出力端とアース間の
インダクタンスＬが、インダクタンス電極８と結合電極
６ｃとの電極間容量により共振器Ｒ３側の外部結合容量
Ｃｅが形成されている。
【００２０】インダクタンスＬは他のフィルタまたは外
部回路との適正なマッチングを得るためのものであり、
例えば、この誘電体フィルタの入出力電極５ｂと他のフ
ィルタの一方の入出力電極とを接続してアンテナ共用器
等が構成される。この場合、他のフィルタは必ずしも誘
電体フィルタでなくてもよい。
部回路との適正なマッチングを得るためのものであり、
例えば、この誘電体フィルタの入出力電極５ｂと他のフ
ィルタの一方の入出力電極とを接続してアンテナ共用器
等が構成される。この場合、他のフィルタは必ずしも誘
電体フィルタでなくてもよい。
【００２１】本実施例においても、インダクタンス電極
８を外部結合容量Ｃｅを得るための電極として共用する
ことができ、外部結合容量Ｃｅを得るために、別の外部
結合電極を設ける必要はない。
８を外部結合容量Ｃｅを得るための電極として共用する
ことができ、外部結合容量Ｃｅを得るために、別の外部
結合電極を設ける必要はない。
【００２２】なお、上記各実施例では２段構成または３
段構成のバンドパスフィルタで説明したが、１段または
４段以上の共振器で構成される誘電体フィルタでもよ
く、また、バンドエリミネーションフィルタであっても
よい。
段構成のバンドパスフィルタで説明したが、１段または
４段以上の共振器で構成される誘電体フィルタでもよ
く、また、バンドエリミネーションフィルタであっても
よい。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る誘電
体フィルタによれば、外部回路とのマッチング用のイン
ダクタンスを得るために形成されたインダクタンス電極
をフィルタ入出力部の外部結合容量を得るための電極と
して共用しているので、外部結合容量を得るための別の
電極を必要とせず、誘電体フィルタを小形化することが
できる。また、電極パターンを単純化でき、特性のばら
つきを低減することができる。
体フィルタによれば、外部回路とのマッチング用のイン
ダクタンスを得るために形成されたインダクタンス電極
をフィルタ入出力部の外部結合容量を得るための電極と
して共用しているので、外部結合容量を得るための別の
電極を必要とせず、誘電体フィルタを小形化することが
できる。また、電極パターンを単純化でき、特性のばら
つきを低減することができる。
【図１】本発明の一実施例に係るアンテナ共用器の外観
斜視図である。
斜視図である。
【図２】本発明の他の実施例に係る誘電体フィルタの外
観斜視図である。
観斜視図である。
【図３】図２に示す誘電体フィルタの等価回路図である
【図４】従来のアンテナ共用器の外観斜視図である。
【図５】本発明及び従来のアンテナ共用器の等価回路図
である
である
１ 誘電体ブロック ２ａ〜２ｅ 共振器孔 ３ 内導体 ４ 外導体 ５ａ〜５ｃ 入出力電極 ６ａ〜６ｅ 結合電極 ７ａ〜７ｃ，７ｅ 外部結合電極 ８ インダクタンス電極
Claims (1)
- 【請求項１】 誘電体ブロック内に、内面に内導体が形
成された共振器孔を設け、前記誘電体ブロックの外面に
外導体を形成し、前記外導体の一部に入出力電極を設
け、前記共振器孔の開口面にインダクタンス電極を含む
複数の電極を形成してなる誘電体フィルタにおいて、 前記インダクタンス電極で外部回路とのマッチング用の
インダクタンスを得るとともに、前記インダクタンス電
極により外部結合容量が得られるように構成したことを
特徴とする誘電体フィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3252595A JPH08228103A (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | 誘電体フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3252595A JPH08228103A (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | 誘電体フィルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08228103A true JPH08228103A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=12361381
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3252595A Pending JPH08228103A (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | 誘電体フィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08228103A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0863567A1 (en) * | 1997-03-03 | 1998-09-09 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Dielectric duplexer |
| FR2781085A1 (fr) * | 1998-07-08 | 2000-01-14 | Samsung Electro Mech | Filtre dielectrique duplexeur |
| KR100262499B1 (ko) * | 1998-08-19 | 2000-08-01 | 이형도 | 일체형듀플렉서유전체필터 |
| KR100262498B1 (ko) * | 1998-07-08 | 2000-08-01 | 이형도 | 일체형유전체필터 |
| KR100340405B1 (ko) * | 1999-08-25 | 2002-06-12 | 이형도 | 듀플렉서 유전체 필터 |
| WO2003073551A1 (en) * | 2002-02-21 | 2003-09-04 | Cts Corporation | Ceramic rf filter having improved third harmonic response |
-
1995
- 1995-02-21 JP JP3252595A patent/JPH08228103A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US6052040A (en) * | 1997-03-03 | 2000-04-18 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Dielectric duplexer with different capacitive coupling between antenna pad and transmitting and receiving sections |
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| KR100262498B1 (ko) * | 1998-07-08 | 2000-08-01 | 이형도 | 일체형유전체필터 |
| GB2339341B (en) * | 1998-07-08 | 2003-07-09 | Samsung Electro Mech | A duplexer dielectric filter |
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