JPH07141104A - 座標入力装置、座標特定情報の表示装置および方法ならびに座標特定情報表示板 - Google Patents
座標入力装置、座標特定情報の表示装置および方法ならびに座標特定情報表示板Info
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- JPH07141104A JPH07141104A JP29079593A JP29079593A JPH07141104A JP H07141104 A JPH07141104 A JP H07141104A JP 29079593 A JP29079593 A JP 29079593A JP 29079593 A JP29079593 A JP 29079593A JP H07141104 A JPH07141104 A JP H07141104A
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Abstract
指示された位置の座標を容易に入力することを可能にす
るための座標入力装置、座標特定情報の表示装置および
方法ならびに座標特定情報表示板を提供する。 【構成】 座標パターン発生部27が生成した座標パタ
ーンデータを表示制御部29が表示部23に表示する。
表示部23上の任意の位置を光学ペン25によって指示
することにより、ドット検出部31が指示された位置の
光学的情報を読取り、読取出力をデータ補正部33が補
正し、座標検出部35が指示された位置の座標を検出し
て、情報制御部37に送る。
Description
定情報の表示装置および方法ならびに座標特定情報表示
板に係り、詳しくは、座標を特定するための光学的情報
を用いることにより、指示した位置の座標を入力する技
術と、当該光学的情報を表示するための技術に関する。
は、たとえば、ライトペン等の光学情報を読取る手段を
用いてCRT(Cathode Ray Tube) の表示画面上の座標
を入力するもの、および、抵抗圧式または静電容量式ま
たは電磁誘導式などの方式によってタブレット上の座標
をスタイラスペン等で入力するものなどがある。
は、ライトペン等が受光した光学量とCRTの表示画面
における走査線の時刻変化とを照合することにより、ラ
イトペン等によって指示された位置の座標を識別できる
ように構成されている。したがって、この装置は、専
ら、CRTの表示画面上の座標を入力するために用いら
れる。
などによるタブレットを備えた装置の場合は、タブレッ
トとCRT等の表示手段とが組合せて用いられることが
多く、タブレット上の座標指示範囲と表示手段の表示画
面とが対応づけられ、タブレット上でスタイラスペンを
移動させると、それに応じて表示画面上でカーソルが移
動するように構成されている。
ための技術は、パーソナルコンピュータやワークステー
ションや電子手帳などにおける入力手段またはビデオデ
ッキや電子レンジなどの家電製品における操作手段など
に応用される重要な技術であり、様々な提案がなされて
いる。
えば、特開昭61−296421号公報(座標入力装
置)や特開昭61−296422号公報(座標入力装
置)や特開昭63−196929号公報(画像入力表示
装置)などがある。前記2つの座標入力装置は、マトリ
ックス状に区分した各区画に、それぞれの区画の位置を
識別するための光学的な情報を配置した座標板を有して
いる。その光学的情報を検出するための検出手段を有し
た座標指示器によって座標板上の任意の位置が指示され
ると、その位置にある区画の光学的情報が読取られる。
その読取情報に基づいて、座標指示器によって指示され
た位置の絶対座標が識別される。区画内に配置される光
学的情報としては、特開昭61−296421号公報の
場合は、バーコードが例示され、特開昭61−2964
22号公報の場合は、色情報が例示されている。一方、
前記画像入力表示装置は、オーバヘッドプロジェクタに
代表される装置であり、画像が投影されるスクリーンと
タッチパネルとを一体化して構成し、タッチパネル上で
指示された位置の座標をスクリーンに投影される画像の
拡大または縮小率に基づいて算出できるようにしたもの
である。
を用いた座標入力装置の場合は、CRTの表示画面にお
ける走査線の時刻変化を利用して座標を特定するため
に、表示手段がCRTで構成されていることが条件とな
る。
力装置の場合は、抵抗圧式、静電容量式、電磁誘導式な
どの各種の方式に応じてタブレットを構成しなければな
らず、装置構成が複雑になる。さらに、タブレットは、
通常、平板型に構成されるので、広い配置スペースが必
要である。
号公報と特開昭61−296422号公報とに示された
座標入力装置の場合、光学的情報によって座標を特定す
るように構成したことにより、前記従来のタブレット型
座標入力装置と比べて装置構成が簡単になるという利点
がある。しかしながら、両者ともに座標板を用いなけれ
ばならず、従来と同様に広い配置スペースが必要であ
る。なお、特開昭61−296421号公報に示された
ものの場合は、光学的情報としてバーコードを用いるこ
とが提案されているが、そのバーコードの配置方法等に
ついて具体化するまでには至っていない。特開昭61−
296422号公報に示されたものについては、光学的
情報として色情報を用い、色の変化を識別して座標を特
定する構成が提案されている。この装置の場合は、色情
報を読取るための手段や、色の変化を識別するための手
段を備えなければならないので、装置構成が複雑で組立
部品が高価になるという恐れがある。
に示された画像入力表示装置の場合は、大型のタッチパ
ネルを備える必要があり、また、スクリーン上の投影画
像の拡大・縮小率を認識するための特別な機構が必要と
なる。
のであり、その目的は、CRTやLCD(Liquid Cryst
al Display) やプラズマなどの様々な表示手段の表示画
面上で容易に座標入力が行なえる座標入力装置と、座標
を特定するための座標特定情報の表示装置および方法
と、座標特定情報表示板とを提供することにある。
めに、請求項1記載の発明は、表示面を有し、前記表示
面上に情報を表示するための表示手段と、前記表示面上
の任意の位置に設定される予め定められた形状の領域に
含まれる情報が、前記領域の設定位置によって互いに異
なるように予め定められた特定の情報を前記表示手段に
表示させるための特定情報表示制御手段と、前記表示面
上の位置を指示するための指示手段と、前記指示手段に
よって指示された位置の前記予め定められた形状の領域
に含まれる前記特定の情報を読取るための読取手段と、
前記読取手段の出力に基づいて前記指示された位置の座
標を判定するための判定手段とを含む座標入力装置であ
る。
取手段とが一体的に設けられ、前記読取手段の出力を前
記判定手段に送信するための通信手段をさらに含むこと
を特徴とする請求項1記載の座標入力装置である。
取手段と判定手段とが一体的に設けられていることを特
徴とする請求項1記載の座標入力装置である。
像表示装置に平面上の座標を特定するための情報を表示
させる装置であって、前記座標を特定するための情報
は、第1および第2の方向のそれぞれで一定間隔に分割
された区画を有し、各前記区画は、前記第1の方向の位
置を特定するための情報を含む領域と、前記第2の方向
の位置を特定するための情報を含む領域とを含むことを
特徴とする座標特定情報の表示装置である。
像表示装置に平面上の座標を特定するための情報を表示
させるための方法であって、前記情報を表わす第1の画
像を所定時間前記画像表示手段上に表示するステップ
と、前記第1の画像の反転画像を前記表示するステップ
に引続き所定時間前記画像表示手段上に表示するステッ
プとを含むことを特徴とする座標特定情報の表示方法で
ある。
像表示装置に平面上の座標を特定するための情報を表示
させるための方法であって、通常の画像表示をするステ
ップと、通常の画像表示中の所定のタイミングで前記情
報を表示するステップと、前記通常の画像表示をするス
テップとを含むことを特徴とする座標特定情報の表示方
法である。
像表示装置に平面上の座標を特定するための情報を表示
させるための方法であって、画像表示面上の所定座標を
中心とし、前記情報を表示する第1のステップと、前記
情報内容を指示することにより得られるデータに基づい
て指示された座標を算出する第2のステップと、算出さ
れた座標に基づいて、前記情報の次の表示位置を決定し
て表示する第3のステップと、前記第2のステップと第
3のステップとを繰返す第4のステップとを含むことを
特徴とする座標特定情報の表示方法である。
プは、それまでに指示された座標に基づいて予測計算す
ることにより次の指示される座標を推定するステップ
と、その推定した次の指示座標に基づいて前記情報の次
の表示位置を決定するステップとを含むことを特徴とす
る請求項7記載の座標特定情報の表示方法である。
定するための情報を表示する表示板であって、前記座標
を特定するための情報は、第1および第2の方向のそれ
ぞれで一定間隔に分割された区画を有し、各前記区画
は、前記第1の方向の位置を特定するための情報を含む
領域と、前記第2の方向の位置を特定するための情報を
含む領域とを含むことを特徴とする座標特定情報表示板
である。
手段が、表示面上の任意の位置に設定される領域であっ
て、予め定められた形状のものに含まれる情報が、その
領域の設定位置によって互いに異なるように予め定めら
れた特定の情報を表示手段に表示させる。指示手段によ
り、表示面上の位置が指示されると、読取手段が、指示
された位置の予め定められた形状の領域に含まれる特定
の情報を読取る。読取手段の出力に基づいて、判定手段
が、指示された位置の座標を判定する。
られた指示手段と読取手段とにより、特定情報表示制御
手段が予め定められた特定の情報を表示させた表示手段
の表示面上の位置が指示され、その指示された位置の予
め定められた形状の領域に含まれる特定の情報が読取ら
れる。読取手段の出力を通信手段が判定手段に送信す
る。
られた指示手段と読取手段と判定手段とにより、特定情
報表示制御手段が予め定められた特定の情報を表示させ
た表示手段の表示面上の位置の指示と、指示された位置
の予め定められた形状の領域に含まれる特定の情報の読
取と、読取出力に基づく指示された位置の座標の判定と
が行なわれる。
2の方向のそれぞれで一定間隔に分割された区画を有
し、各区画が、第1の方向の位置を特定するための情報
を含む領域と、第2の方向の位置を特定するための情報
を含む領域とを含む、平面上の座標を特定するための情
報が画像表示装置に表示される。
プにて、平面上の座標を特定するための情報を表わす第
1の画像を所定時間画像表示手段上に表示し、その第1
のステップに引続いて第2のステップにて、第1の画像
の反転画像を所定時間画像表示手段上に表示する。
プにて、画像表示装置に通常の画像を表示し、第2のス
テップにて、通常の画像表示中の所定のタイミングで平
面上の座標を特定するための情報を画像表示装置に表示
する。第3のステップにて、画像表示装置に通常の画像
を表示する。
プにて、画像表示装置に画像表示面上の所定の座標を中
心として、平面上の座標を特定するための情報を表示す
る。第2のステップにて、表示された情報内容を指示す
ることにより得られるデータに基づいて指示された座標
を算出する。第3のステップにて、第2のステップで算
出された座標に基づいて座標を特定するための情報の次
の表示位置を決定して表示する。第4のステップにて、
第2のステップと第3のステップとを繰返す。
プにおいて、それまでに指示された座標に基づいた予測
計算を行ない、次の指示された座標を推定した後、その
推定した次の指示座標に基づいて画像表示装置に平面上
の座標を特定するための情報を表示させる位置を決定す
る。
2の方向のそれぞれで一定間隔に分割された区画を有
し、各区画は、第1の方向の位置を特定するための情報
を含む領域と、第2の方向の位置を特定するための情報
を含む領域とを含む、平面上の座標を特定するための情
報が表示される。
して説明する。
本構成を示すための一部模式図を含むブロック図であ
る。座標入力装置21は、表示部23と、光学ペン25
と、座標パターン発生部27と、表示制御部29と、ド
ット検出部31と、データ補正部33と、座標検出部3
5と、情報制御部37とを含む。表示部23は、後記図
2,3に示す光学的情報を表示するためのものであり、
CRTやLCDまたはプラズマ表示装置などの画像表示
装置によって構成する。光学ペン25は、表示部23上
の位置を指示するとともに、その指示した位置における
光学的情報を読取るための手段である。光学ペン25の
詳細構成については、図5,6を参照して後述する。
(以下、「座標パターン」という)は、座標パターン発
生部27が生成する。生成された座標パターンのデータ
を表示制御部29が表示部23に表示させる。
域の情報を読取ることができるように構成されている。
光学ペン25は、ペン先が表示部23に接すると、その
位置における光学的情報を読取る。光学ペン25が読取
ったデータは、ドット検出部31に送られる。ドット検
出部31は、後記図2に示す座標パターンに含まれるド
ットイメージを検出し、検出したドットイメージのデー
タをデータ補正部33に送る。データ補正部33は、受
け取ったドットイメージデータに対して、後述する補正
処理を施し、補正後のデータを座標検出部35へ送る。
座標検出部35は、補正後のドットイメージデータに基
づいて、光学ペン25が指示した位置の座標を検出す
る。
動作は、情報制御部37によって制御される。情報制御
部37は、表示制御部29に対して、表示部23の表示
動作を制御させるための制御指令信号を送るとともに、
座標検出部35が検出した座標データを受け取る。
示手段が構成されている。前記表示制御部29により、
請求項1記載の特定情報表示制御手段が構成されてい
る。前記ドット検出部31とデータ補正部33と座標検
出部35とにより、請求項1,2,3記載の判定手段が
構成されている。
ーンの構成を示す模式図である。例示した構成は、表示
部23の表示面が、横方向0〜639,縦方向0〜23
9の640×240個のドットを含む場合のものであ
る。座標パターンは、横方向において横両端を除き6ド
ット単位に分割され、縦方向においても6ドット単位に
分割されることにより、全体として106×40個のブ
ロックを有するように構成されている。
105BKxのブロック番号によって表わされ、同様
に、縦方向の位置は、0BKy〜39BKyのブロック
番号によって表わされる。表示面の横両端には、2×6
個のドットを含むブロックが形成されている。各ブロッ
クの左端の6ドットと上端の6ドット(横両端のブロッ
クについては2ドット)とは、常時、黒色を表示する。
その他のドットについては、必要に応じて白色または黒
色を表示する。なお、「黒色を表示する」とは、実際に
はそのドットの表示がOFF(非表示)であることをい
う。
おける1つのブロックの構成を示す模式図である。同図
を参照して、ブロックに含まれる6×6個のドットによ
って表わされる情報について説明する。ブロックに含ま
れるドットは、横方向のα1〜α6と、縦方向のβ1〜
β6との番号によってその位置が識別される。たとえ
ば、ブロック内において最左上の位置にあるドットは、
α1β1、最右上の位置にあるドットはα6β1という
ように識別される。各ドットには、「0」または「1」
の表示データが与えられる。表示データが1の場合は、
前記図2に示した座標パターンにおいて、そのドットが
黒色(非表示)であり、表示データが0の場合は白色
(表示)である。
左端にあるドット、すなわちα1β1〜α6β1とα1
β2〜α1β6とのドットには、表示データとして
「1」を与える。これにより、前記図2に示した座標パ
ターンにおいて、ブロックとブロックとの境界線上にあ
るドットが黒色となり、座標パターン全体としてブロッ
クごとに表示領域が分割された格子状のイメージパター
ンが表示されることになる。
タ「1」を与え、α3β2〜α6β2と、α2β3〜α
2β6とのドットに対して表示データ「0」を与える。
さらに、ブロック内における最右下の位置にあるα6β
6のドットに対して表示データ「0」を与える。
または「0」は、前記図2に示した座標パターンにおい
て固定のデータとする。表示データ「1」を与えたα2
β2のドットは、1つのブロックにおける座標の基準を
表わすドットである。このドットのことを以下の説明で
は座標基準点という。
トおよび最左端のドットと、座標基準点と、座標基準点
に対して同じ行および同じ列にあるドットと、ブロック
内の最右下の位置にあるドットとに対して、固定の表示
データを与えている。これにより、当該ブロックのイメ
ージを読取ったときに、どのドットが座標基準点である
かということとイメージの上下左右方向とを常に識別で
きるようにしている。
えられたドット以外の15個のドットは、座標パターン
全体における当該ブロックの相対位置を表わす情報を表
示するために用いられる。α3β3〜α6β3とα3β
4〜α6β4の8個のドットには、それぞれX0〜X7
の識別番号が与えられる。また、α3β5〜α6β5と
α3β6〜α5β6の7個のドットには、それぞれY0
〜Y6の識別番号が与えられる。
ON/OFFにより、前記図2に示した座標パターンに
おける横方向の0BKx〜105BKxの番号を表わ
す。また、Y0〜Y6のドットは、同様に座標パターン
における縦方向の0BKy〜39BKyの番号を表わ
す。本実施例に示すような6×6個のドットを含むブロ
ックの場合は、ブロックの位置を表わすために、横方向
に8個のドット、縦方向に7個のドットを使用できるの
で、理論上、横方向には0BKx〜255BKxの最大
256個のブロック番号を表わすことができ、縦方向に
は0BKy〜125BKyの最大126個のブロック番
号が定義できる。なお、定義可能な座標空間の大きさを
変更する場合には、1つのブロックに含まれるドットの
数を増減することにより容易に調整することができる。
反転イメージの構成を示す模式図である。座標パターン
の反転イメージは、各ドットの表示のON/OFFを逆
転させたものである。本実施例では、座標パターンを表
示部23に表示するにあたり、座標パターンとその反転
イメージとを所定のタイミングで切換えて表示すること
を繰返させる。
29が、座標パターン発生部27から出力された座標パ
ターンのデータを受け取り、表示部23に座標パターン
を表示させる。そして、所定のタイミングで表示部23
の各ドットのON/OFFを切換制御することにより、
前記図2に示した座標パターンと前記図4に示した反転
イメージとが切換表示されるように表示部23を制御す
る。
ージとを切換表示することにより、表示部23を見る者
には、残像効果により各ドットが灰色で認識される。し
たがって、使用者は、座標パターンが表示されているこ
とを意識しないで座標入力を行なえる。図2の座標パタ
ーンと図4の座標パターンの表示時間がほぼ等しくなる
ように制御することにより、この座標パターンは、使用
者に意識されなくなる。
部23に切換表示する動作は、表示部23に通常の画像
を表示する動作の合間に行なう。通常の画像とは、座標
入力装置21が適用されるシステムの種類によって様々
である。たとえば、座標入力装置21がCAD(Comput
er Aided Design)システムなどに用いられている場合に
は、通常の画像は、設計図面の画像やシステム操作メニ
ューの画像である。
間に座標パターンおよびその反転イメージを切換表示す
る動作は、表示制御部29(図1参照)が情報制御部3
7からの制御指令に応答して制御する。また、光学ペン
25(図1参照)は、表示部23に座標パターンまたは
その反転イメージが表示されているタイミングに合わせ
て読取り動作を行なう。そして、図2と図4の座標パタ
ーンの表示時間よりも通常の画像のパターンの表示時間
を長くすることにより、図2,図4のパターンが表示さ
れることにより表示画面が灰色がかる度合を低減させる
ことができる。
の情報と請求項4,5,6,7に記載の平面上の座標を
特定するための情報とに対応する。また、前記座標パタ
ーンに含まれるブロックが、請求項4記載の一定間隔に
分割された区画に対応する。前記図3に示したX0〜X
7とY0〜Y6のドットを含む領域とがそれぞれ請求項
4記載の第1の方向の位置を特定するための情報を含む
領域と、第2の方向の位置を特定するための情報を含む
領域とに対応する。
とその反転イメージとを表示部23に切換表示させる制
御動作において、座標パターンを表示する動作により、
請求項5記載の第1の画像を所定時間前記画像表示手段
上に表示するステップが構成され、反転イメージを表示
する動作により、同第1の画像の反転画像を前記表示す
るステップに引続き所定時間前記画像表示手段上に表示
するステップが構成されている。
画像の表示動作の合間に座標パターンとその反転イメー
ジとを切換表示する制御動作において、通常の画像を表
示する動作により、請求項6記載の通常の画像を表示す
るステップおよび前記通常の画像表示をするステップが
構成され、座標パターンとその反転イメージとを表示す
る動作により、同通常の画像表示中の所定のタイミング
で前記情報を表示するステップが構成されている。
構成を示す模式図である。光学ペン25は、集光レンズ
39と、CCD(Charge Coupled Device)41と、信号
処理部43と、送信部45と、電源47と、圧電素子4
9とを含む。この構成において、表示部23から発せら
れる座標パターン(図2参照)のうちの所定範囲の読取
領域の光40が、集光レンズ39によってCCD41の
受光面上に集光され、CCD41が読取領域に含まれる
座標パターンの画像を読取る。CCD41によって読取
られた画像情報は、信号処理部43に送られる。信号処
理部43は、読取画像の情報をデータ信号に変換して送
信部45に送る。送信部45は、通信手段である信号線
46を介してデータ信号をドット検出部31(図1参
照)に送信する。
先端が表示部23に接しているときに行なわれる。すな
わち、集光レンズ39の接着部に設けられた圧電素子4
9が、集光レンズ39が表示面23に接していることを
示す信号を信号処理部43に送る。この信号が送られて
きたことに応答して、信号処理部43は、CCD41の
読取出力を処理するように動作する。
接しているときに読取動作を行なうような構成に限ら
ず、たとえば、使用者が読取指令を入力するためのスイ
ッチを設け、そのスイッチが押されたことに応答して、
光学ペン25が表示部23と離れている場合であっても
読取動作が行なわれるように構成してもよい。一方、光
学ペン25の出力信号をドット検出部31に送信する手
段としては、信号線46に限らず、たとえば赤外線通信
などによって送信可能にし、光学ペン25をコードレス
の指示手段として用いることができるようにしてもよ
い。
面の構成を示す模式図である。CCD41の受光面は、
座標パターン(図2参照)のドット密度に対して、縦方
向と横方向とにそれぞれ約3倍の分解能を有するように
構成すれば実用可能な座標入力装置を構成できることが
経験的にわかっている。なお、本実施例では、図示した
ように読取領域が所定の大きさのほぼ円形になるように
CCD41の受光面を構成している。
ンジスタやフォトダイオードなどの他の受光素子を用い
ることも可能である。その場合には、集光レンズ39と
受光素子との間に(6ドット×3倍)×(6ドット×3
倍)個の格子を有する液晶シャッタを設ける。そして、
液晶シャッタが個々の格子の光の透過と遮断とを制御し
て座標パターンに含まれるドットの読取情報をドットご
とに順次受光素子の受光面上に入射させるようにするこ
とで前記図6に示したような受光面と同様の分解能を実
現できる。
の一部模式図を含むブロック図である。同図は、前記図
1に示した座標入力装置21を変形させた座標入力装置
121の基本構成を示し、図1に示したものと同様の機
能を有するものには同一の符号を記している。座標入力
装置121は、前記図2に示した座標パターンを、表示
手段に表示するのではなく所定の用紙131に印刷し
て、その用紙131上の任意の位置を光学ペン125を
用いて指示することにより、座標入力が行なえるように
構成したものである。前記図1に示した座標入力装置2
1と異なるのは、表示部23の代わりに、用紙131に
座標パターンを印刷するための印刷部123を有し、さ
らに、印刷部123に座標パターン発生部27が生成し
た座標パターンのデータを印刷させるための印刷制御部
129が備えられている点である。座標パターンが印刷
された用紙131は、そのまま机上に配置して用いても
よいし、または、たとえばアクリル板などに張りつけて
用いてもよい。当然、本用紙はこの印刷部からの出力に
限らず別に準備することも可能である。
21に用いられる光学ペン125の基本構成を示す模式
図である。前記図5に示したものと同様の機能を有する
ものには、同一の符号を記している。座標入力装置12
1の場合には、座標パターンが用紙131に印刷されて
いる。したがって、光学ペン125によって座標パター
ンを読取る場合には、用紙131上に光を照射し、その
反射光を受光することにより読取領域の情報が取得でき
るようにする必要がある。そのため、光学ペン125に
は、用紙131上の読取領域に光を照射するための発光
素子151を備えている。この発光素子151の発光動
作は、圧電素子49が集光レンズ39と用紙131とが
接していることを示す信号を出力したこと、または、発
光指示スイッチ153が押されたことに応答して信号処
理部43から出力される発光指令信号に応答して行なわ
れる。
より、請求項9記載の座標特定情報表示板が構成されて
いる。用紙131に印刷された座標パターンに含まれる
各ブロックが、請求項9記載の第1および第2の方向の
それぞれで一定間隔に分割された区画に対応する。ま
た、各ブロックに含まれるX0〜X7のドットを表示し
た領域が、請求項9記載の第1の方向の位置を特定する
ための情報を含む領域に対応し、同じくY0〜Y6のド
ットを表示する領域が、請求項9記載の第2の方向の位
置を特定するための情報を含む領域に対応する。
一部模式図を含むブロック図である。前記図1に示した
構成では、ドット検出部31とデータ補正部33と座標
検出部35とを座標入力装置21の本体側に設け、光学
ペン25は読取機能のみを有するようにしたが、図9に
示す構成では、光学ペン225の内部にドット検出機能
とデータ補正機能と座標検出機能とを備え、座標入力装
置221の本体側の構成を簡素にしている。
221に用いられる光学ペン225の基本構成を示す模
式図である。光学ペン225の内部には、前記図1に示
したドット検出部31とデータ補正部33と座標検出部
35とのそれぞれと同様の機能を有するドット検出部2
31とデータ補正部233と座標検出部235とが備え
られている。送信部245は、座標検出部235から送
られてきた座標データを信号線246を介して情報制御
部37(図9参照)に送信する。
ト検出部231とデータ補正部233と座標検出部23
5のすべてを光学ペン225の内部に設ける必要はな
く、たとえば、ドット検出部231のみを光学ペン22
5の内部に設け、座標入力装置221の本体側にデータ
補正部33と座標検出部35とを設けるような構成であ
ってもよい。
載の指示手段と読取手段と判定手段とが一体的に設けら
れている構成に対応する。
て述べる。表示部23に座標パターンを表示するにあた
り、必ずしも座標パターンを表示部23の表示面上の全
体に表示する必要はない。光学ペン25,225は、指
示された位置の所定範囲の領域の座標パターンを読取る
ので、その読取領域を含む範囲で座標パターンの一部を
表示部23に表示すれば十分である。したがって、前回
指示された位置の座標が検出された後に、その座標の近
傍の範囲で座標パターンの一部を表示するように座標入
力装置を構成する。このとき、前回までに指示された複
数の位置の座標に基づいて、次回に指示される位置を推
定し、その推定される位置を含む所定の範囲で座標パタ
ーンの一部を表示するようにしてもよい。このように、
座標パターンの表示を必要最小限にすることにより、表
示部23における通常の画像の表示に影響を与えること
なく座標入力作業が行なえる。
づいて座標パターンの表示を制御する動作において、光
学ペン25または光学ペン225によって位置が指示さ
れる前の状態であって、表示部23の所定の位置に座標
パターンの一部が表示される動作により、請求項7記載
の画像表示面上の所定座標を中心とし、前記情報を表示
する第1のステップが構成されている。そして、前回の
指示された位置の座標を求める動作により、請求項7記
載の前記情報内容を指示することにより得られるデータ
に基づいて指示された座標を算出する第2のステップが
構成されている。さらに、前回の指示された位置の座標
に基づいて次に座標パターンを表示する位置を決定する
動作により、請求項7記載の算出された座標に基づい
て、前記情報の次の表示位置を決定して表示する第3の
ステップが構成されている。光学ペン25または光学ペ
ン225を用いて、順次表示面23上の位置を指示し、
その指示された位置の近傍に座標パターンの一部を表示
するという動作により、請求項7記載の前記第2のステ
ップと第3のステップとを繰返す第4のステップが構成
されている。
の位置の座標に基づいて次の指示される位置の座標を推
定する動作により、請求項8記載のそれまでに指示され
た座標に基づいて予測計算することにより次の指示され
る座標を推定するステップが構成されている。そして、
推定した次の指示座標の近傍に座標パターンの一部を表
示する動作により、請求項8記載のその推定した次の指
示座標に基づいて前記情報の次の表示位置を決定するス
テップが構成されている。
示部23上に表示された座標パターンを光学ペン25を
用いて読取り、その読取ったデータに基づいて光学ペン
25が指示した位置の座標を検出する処理について説明
する。なお、以下の説明では図1ないし図6に示した構
成の座標入力装置21における処理について説明する
が、図7ないし図10に示した2つの変形例における座
標入力装置121,221の処理についても原理は同様
である。
模式図である。同図において、表示部23に座標パター
ンを表示し、その表示部23上の2箇所を光学ペン25
によって指示したときに読取られる領域A1,A2を示
す。読取領域A1,A2において、領域の中心点がP
1,P2である。中心点P1,P2が光学ペン25によ
って指示された位置であり、座標入力装置21は、この
中心点P1,P2の座標を検出する。
域A1,A2内に含まれる座標パターンが読取られたと
きの読取データの相対的な上方向を示す。座標入力装置
21の使用者は、光学ペン25の読取領域における上下
左右の方向を意識せずに対応の入力作業を行なう。した
がって、読取領域A1の場合のように、読取データの上
方向U1と実際上の座標パターンの上方向とが一致する
ことは稀である。通常は、読取領域A2の場合のよう
に、読取データの上方向U2と実際上の座標パターンの
上方向とが一致しない。
ターンに含まれる各ドットの表示データ(0/1)をド
ット検出部31が識別する過程を示す模式図である。図
示したデータは、前記図11の読取領域A2において読
取ったデータである。同図において、(a)は、読取っ
た直後のデータを示し、(b)は、読取データを回転さ
せて実際上の座標パターンにおける上方向と処理データ
の上方向とを一致させ、さらに、ブロックをドットごと
に分割した状態を示す図である。また、(c)は、各ド
ットの表示データが「0」か「1」かを識別した状態を
示す図である。
のデータは、点P2を中心とし、U2を上にしている。
このような状態では、中心点P2の座標を検出する処理
が行ないにくいので、読取データの上方向が実際上の座
標パターンの上方向に一致するようにデータを回転させ
る。
が知られているが、その一例を以下に述べる。はじめ
に、ドット検出部31は、図12(a)において、読取
領域A2の外周線上にある黒色(表示OFF)の部分を
検出する。次に、ドット検出部31は、検出した黒色部
分が連続する長さを調べ、黒色部分の長さが、6ドット
以上であるものを検出する。これは、ブロックとブロッ
クの境界にある黒色のドットの連続した箇所を検出する
ための処理である。ここで、読取領域のサイズを考慮す
ると、黒色部分が6ドット以上であれば、ブロックの境
界を示す黒色のドットであると判断できる。この処理に
より、図12(a)に示した読取領域A2の場合には、
ブロック境界線L1,L2が検出できる。なお、6ドッ
ト以上の長さの黒色部分が同一の方向で2本以上検出さ
れた場合には、長い方を選択する。続いて、ドット検出
部31は、検出したブロック境界線L1,L2の長手方
向が読取データにおける上下方向または左右方向に一致
するようにデータを回転する。回転処理した後、ブロッ
ク境界線L1,L2によって形成される4箇所の角のう
ち黒色の角を検出する。ブロック境界線L1,L2によ
って形成される黒色の角とは、前記図3に示した座標基
準点α2β2のドットに対応するものである。ドット検
出部31は、ブロック境界線L1,L2と座標基準点と
の位置関係によって、読取データと実際上の座標パター
ンの上下方向のずれを検出し、両者の位置関係が一致し
た状態、すなわち、図12(b)に示すような状態とな
ったときに、データの回転処理を終了する。
ト検出部31は、ブロック境界線L1,L2を基準にし
て読取領域内に含まれる各ブロックをドットごとに分割
する。具体的には、ブロック境界線L1,L2の中心線
x0,y0を基準にして、ドットのサイズに基づいてド
ット検出基準線x-4〜x3 ,y-3〜y4 を設定すること
により、ドットの位置を確定する。
25が、読取データと実際上の座標との相対的な回転の
ずれを補正しながらデータの読取を行なう場合には不要
である。
ト位置の確定処理が終了すれば、ドット検出部31は、
各ドットの表示データが「0(図示で白色、表示O
N)」か「1(図示で黒色、表示OFF)」かを検出す
る。読取領域に含まれる各ドットの表示データを確定し
た状態を図12(c)に示す。
ドットの表示データを補正して、読取領域の中心点の座
標を検出する過程を示す模式図である。ドット検出部3
1が、前記図12に示した手順によって検出した表示デ
ータに基づいてデータ補正部33(図1参照)が読取領
域に含まれるすべてのブロックについて前記図3に示し
たX0〜X7,Y0〜Y6のドットの表示データを補正
処理によって求める。
ドットは、各ブロックの座標パターンにおける位置を示
すためのものであり、一定のルールに従って表示データ
がセットされる。このルールを図14(a)に示す。図
示したように、横方向の位置が同一のブロックについて
は、Xn が同一であり、縦方向の位置が一致するブロッ
クについてはYn が同一である。
で求められた読取領域A2(図11参照)に含まれる各
ドットの表示データである。表示データが不明なドット
については、「?」が設定されている。図13(a)に
示したルールによれば、たとえば、左上のブロックと左
下のブロックとのX0〜X7(以下、X領域という)が
同一であり、また、左上のブロックと右上のブロックと
のY0〜Y6(以下、Y領域という)が同一である。し
たがって、左上,左下,右上,右下の4つのブロックに
含まれるドットの表示データを互いに関連するブロック
の表示データから補正によって求めることが可能であ
る。
ータが同一である他のブロックのデータを参照して当該
ブロックの表示データを補正することを相互補正とい
う。図13(b)に示した4つのブロックの表示データ
に相互補正を施した後の状態を図13(c)に示す。
きなかったドットの表示データを予測補正によって求め
る。この予測補正とは、図13(a)に示すXn とX
n+1 、Yn とYn+1 の関係から、横方向に隣り合うブロ
ックのX領域と、縦方向に隣り合うブロックのY領域の
表示データをルールに基づいた予測によって求めること
をいう。図13(c)に示すデータに対して予測補正を
施した後の状態を図14(a)に示す。
示データの補正処理により各ブロックの表示データが確
定すれば、その表示データが座標検出部35に送られ
る。
タに基づいて、図14(b)に示すように各ブロックの
番号を求め、読取領域の中心点P2がどのブロックのど
のドットの位置にあるかを検出する。図14(b)の例
では、読取領域A2の中心点P2すなわち光学ペン25
によって指示された位置が、横方向(X方向)の番号が
3BKxで、縦方向(Y方向)の番号が2BKyである
ブロックに含まれることが判定できる。
の位置を考慮することにより、ブロック番号とブロック
内における相対的な位置に基づいて中心点P2の座標パ
ターン上における座標が算出できる。例では、中心点P
2は、(X,Y)=(3BKx,2BKy)のブロック
における最右下のドット上にあり、座標パターンにおけ
るドット座標は、(X,Y)=(25,17)であるこ
とが検出されている。
場合には、CCD41の解像度を高めたり、前述したよ
うに、1つのブロックに含まれるドットの数を増やした
り、または、中心点P2すなわち指示された位置を含む
ドットを求めた後に多点補間などの手法を用いて補間処
理を施し、厳密に座標パターン上の座標を求めればよ
い。
手順を示すフローチャートである。光学ペン25(図5
参照)において、信号処理部43は、圧電素子49から
光学ペン25が表示部23に接していることを示す信号
が出力されたことに応答して(ステップ(以下、単に
「S」という)1)、CCD41からの撮像情報を読取
る(S2)。信号処理部43は、読取データをドット検
出部31へ送る。
手順によって読取データを回転させつつ(S3)、読取
データの上下方向を実際上の座標パターンの上下方向に
一致させ、各ブロックに含まれるドットの位置を確定す
る。
ーンが、前記図2に示した正のパターンであれば、ドッ
ト検出部31は、黒色の座標基準点とブロック境界線
(図12参照)を基準にすることにより、回転処理が行
なえる。一方、表示部23に表示される座標パターン
が、前記図4に示した負のパターンであれば、ドット検
出部31は、黒色の座標基準点とブロック境界線を検出
するのではなく、白色の座標基準点とブロック境界線と
を検出し、それらを基準にして読取データを回転させな
ければならない。
について述べる。読取データの中に6ドット以上連続し
た黒色部分がある場合は(S4にてYES)、それはブ
ロック境界線であり、読取ったデータが正の座標パター
ンのデータであると判断できる。この場合、ドット検出
部31は、回転処理において黒色の座標基準点を検索す
る(S9)。
れば(S9にてYES)、その時点で読取データの回転
処理を終了する。次に、ドット検出部31は、各ブロッ
クをドットごとに分割してそれぞれのドットの表示デー
タを識別し、前記図13(a)に示したXn ,Xn+1 ,
Yn ,Yn+1 のデータを求める(S10)。ドット検出
部31は、Xn ,Xn+1 ,Yn ,Yn+1 のデータを求め
た後、そのデータをデータ補正部33に送る。データ補
正部33は、送られてきたデータに対して、前記図13
(b),(c)に示した相互補正処理を施す(S1
6)。
(a)に示した予測補正処理をXn とXn+1 とに施す
(S17)。データ補正部33は、Xn とXn+1 とにつ
いて予測補正処理が可能であったならば(S19にてY
ES)、続いて、Yn とYn+1 とについて予測補正処理
を施す(S20)。データ補正部33は、Yn とYn+1
とについて予測補正処理が可能であったならば(S21
にてYES)、データを座標検出部35に送る。
対して前記図14(b)に示した座標検出処理を施し、
指示された位置の座標を検出する(S22)。座標検出
部35は、検出した座標を情報制御部37に送る(S2
3)。
3に接したことを示す信号が出力されない間は(S1に
てNO)、信号処理部43は常に待機状態にある。ま
た、前記S4にて、黒色部分が6ドット以上ない場合は
(S4にてNO)、ドット検出部31は、検出される座
標パターンが表示部23に表示されたものかまたは印刷
用紙131に印刷されたものかを判断する(S5)。
のであれば(S5にてYES)、座標パターンが前記図
4に示した負のパターンである可能性があるので、ドッ
ト検出部31は、読取データにおいて白色部分が6ドッ
ト以上あるか否かを調べる(S6)。
つかれば(S6にてYES)、ドット検出部31は、負
の座標パターンにおける処理を行なう。ドット検出部3
1は、負の座標パターンにおける処理を行なう場合は、
前述したS9とS10とに示した手順を白色の座標基準
点について行なう(S12,S13)。そして、ドット
検出部31は、続く相互補正と予測補正の処理のため
に、検出したデータを反転させる(S14)。
準点を求める場合(S9)、または白色の座標基準点を
求める場合(S12)において、座標基準点が求められ
ない場合は(S9にてNO,S12にてNO)、読取デ
ータの回転が360°に至っているか否かを判定する
(S7)。ドット検出部31は、読取データの回転がま
だ360°に至っていない場合は(S7にてYES)、
さらに、読取データを回転させて(S3)、座標基準点
を求める処理を続ける。また、ドット検出部31は、読
取データの回転が既に360°に至っている場合は(S
7にてNO)、データの検出が不可能であるので、座標
入力のエラーとして処理する(S8)。
S21にてXn とXn+1 ,Yn とY n+1 についての予測
補正が不可能な場合に、制御をドット検出部31に移
す。ドット検出部31は、S7に戻って、さらに回転処
理を続けるかまたは座標入力エラーの処理を行なう。
回の光学ペン25による座標入力処理を終了する。
6の相互補正処理の詳細手順を示すフローチャートであ
る。なお、説明を容易にするために、前記図13
(b),(c)に示した読取データの模式図において、
4つのブロックのうちの左上のブロックにブロックA、
右上のブロックにブロックB、左下のブロックにブロッ
クC、右下のブロックにブロックDの名称をつけて説明
する。
に、データ補正部33は、始めに、ブロックAのX0〜
X7のドットにおいて、表示データが「?」であるもの
を検出し、そのドットにブロックCのX0〜X7のドッ
トのデータをセットする(S31)。同様に、データ補
正部33は、ブロックCのX0〜X7のドットにおける
「?」のものに、ブロックAのX0〜X7のドットのデ
ータをセットする(S32)。
X0〜X7とブロックCのX0〜X7とを照合し(S3
3)、表示データが一致しないドットについては「?」
の表示データをセットする(S34)。同様に、データ
補正部33は、ブロックBとブロックDとについてそれ
ぞれのX0〜X7を相互に補正する(S35〜S3
8)。
とブロックBとのY0〜Y6について、相互補正処理を
施す(S40〜S43)。同様に、データ補正部33
は、ブロックCとブロックDとのY0〜Y6について、
相互補正処理を施す(S50〜S53)。
3の処理によって、読取領域A2に関わる4つのブロッ
クA,B,C,Dの各ドットの相互補正処理を行なう。
なお、前記S34,S38,S43,S53において
「?」がセットされたドットについては、データ補正部
33は、続いて行なう予測補正処理によって「0」また
は「1」の表示データをセットするように試みる。
示装置に表示する、または、印刷用紙に印刷した光学的
な座標パターンを用いて指示された位置の座標を検出す
るので、従来のように表示装置の種類が制限されたり、
複雑な構成のタブレット装置などを用いることなく、容
易に座標入力処理が行なえる。
のではなく、様々な変形が可能である。たとえば、前記
座標入力装置21,121,221は、本実施例に述べ
たような用途のみならず、CADやその他の情報処理シ
ステム、または、操作パネルを有した一般的な家庭用電
化製品、または、スクリーンに映像を投影して用いられ
るオーバヘッドプロジェクタ等に広く適用することがで
きる。
学ペンの構成をスクリーンに接して用いるものではな
く、たとえば、投影装置側から出射される光学的情報を
読取れるようにU字型に先端を曲げたものや、望遠レン
ズなどを先端に設けてスクリーンに投影された座標パタ
ーンを遠距離から撮像できるようにしたり、読取手段で
あるCCD等の受光素子の分解能の単位を調整したりす
ることが望ましい。
しては、本実施例に示したようなマトリックス状の座標
パターンのみならず、一般的なバーコードを用いてもよ
い。
明によれば、特定情報表示制御手段が表示手段の表示面
上の任意の位置に設定される領域であって、予め定めら
れた形状のものに含まれる情報が、領域の設定位置によ
って互いに異なるように予め定められた特定の情報を表
示手段に表示する。そして、指示手段によって指示され
た位置の特定情報が、読取手段によって読取られ、その
読取手段の出力に基づいて判定手段が、指示手段によっ
て指示された位置の座標を判定する。これにより、表示
手段に表示された特定の情報を読取ることにより、指示
手段によって指示された位置の座標が容易に判定でき
る。
けられた指示手段と読取手段とを用いて、表示手段の表
示面上を指示し、その指示された位置の特定情報を読取
り、通信手段によって読取手段の出力を判定手段に送信
する。これにより、指示手段が指示した位置の特定の情
報をその指示手段に一体的に設けられた読取手段によっ
て読取り、さらに、通信手段によって読取出力を判定手
段に送信することが可能となる。
読取手段と判定手段とが一体的に設けられているので、
この座標入力装置を用いることにより、読取と判定とを
指示手段側で行ないつつ、座標入力作業が行なえる。
第2の方向のそれぞれで一定間隔に分割された区画を有
し、各区画が第1の方向の位置を特定するための情報を
含む領域と、第2の方向の位置を特定するための情報を
含む領域とを含み、平面上の座標を特定するための情報
が表示できる。
標を特定するための情報を表示するにあたり、第1の画
像を所定時間画像表示手段に表示した後、続いて、第1
の画像の反転画像を所定時間画像表示手段上に表示す
る。これにより、第1の画像とその反転画像とを交互に
表示することが可能となる。そして、各画像の表示時間
を予め定められた設定時間にすることにより、使用者
は、画像表示の残像効果によって座標を特定するための
情報が表示されていることを意識せずに作業を行なうこ
とが可能となる。
標を特定するための情報を表示するにあたり、通常の画
像を表示し、その通常画像の表示中の所定のタイミング
で座標特定情報を表示し、その後再び通常の画像を表示
する。これにより、通常の画像の表示と座標特定情報の
表示とを交互に行なうことが可能となる。そして、座標
特定情報の表示のタイミングを所定の時期に設定するこ
とにより、使用者は、座標特定情報の表示されているこ
とを意識せずに、通常の画像を視認することが可能とな
る。
標を特定するための情報を表示するにあたり、画像表示
装置上の表示面における所定の座標を中心とし、座標特
定情報を表示する第1のステップに続き、その特定情報
の内容を指示することにより得られるデータに基づいて
指示された座標を算出する第2のステップを施し、さら
に、算出された座標に基づいて、特定情報の次の表示位
置を決定して表示する第3のステップを行なう。この第
2のステップと第3のステップとを第4のステップにお
いて繰返す。したがって、平面上の座標を連続して指示
する場合には、画像表示装置上において前に指示された
座標に基づいて決定された位置に、座標特定情報を表示
し、他の位置には座標特定情報を表示しないようにする
ことが可能となる。これにより、画像表示面上の必要な
箇所に必要なときにのみ座標特定情報を表示しつつ、座
標入力作業を行なうことができる。
のステップが、指示された座標に基づいて予測計算を行
ない次の指示される座標を推定するステップと、その推
定した次の指示座標に基づいて座標特定情報の次の表示
位置を決定するステップとを有する。これにより、指示
された座標に基づいて予測計算が行なえ、さらに、予測
計算によって推定した次の指示座標に基づいて座標特定
情報の次の表示位置が決定される。したがって、平面上
の座標を連続して指示する場合には、画像表示装置上に
おいて指示されると推定される位置に座標特定情報を表
示し、他の位置には座標特定情報を表示しないようにす
ることが可能となる。ゆえに、画像表示面上の必要な箇
所に必要なときにのみ座標特定情報を表示しつつ、座標
入力作業を行なうことができる。
第2の方向のそれぞれで一定間隔に分割された区画を有
し、各区画が第1の方向の位置を特定するための情報を
含む領域と、第2の方向の位置を特定するための情報を
含む領域とを含むように構成された座標を特定するため
の情報を表示する表示板が構成できる。これにより、画
像表示装置などの特定の表示手段を用いずに、座標を特
定するための情報を提供することが可能となる。
成を示す一部模式図を含むブロック図である。
模式図である。
示す模式図である。
図である。
である。
装置の基本構成を示す一部模式図を含むブロック図であ
る。
装置において用いられる光学ペンの基本構成を示す模式
図である。
ペンにドット検出部とデータ補正部と座標検出部とを有
する場合の座標入力装置の構成を示す一部模式図を含む
ブロック図である。
を含む変形例の光学ペンの基本構成を示す模式図であ
る。
る。
含まれる各ドットの表示データを識別する過程を示す模
式図である。
を補正して、中心点の座標を検出する過程を示す模式図
である。
を補正して、中心点の座標を検出する過程を示す模式図
である。
トである。
トである。
ある。
ある。
Claims (9)
- 【請求項1】 表示面を有し、前記表示面上に情報を表
示するための表示手段と、 前記表示面上の任意の位置に設定される予め定められた
形状の領域に含まれる情報が、前記領域の設定位置によ
って互いに異なるように、予め定められた特定の情報を
前記表示手段に表示させるための特定情報表示制御手段
と、 前記表示面上の位置を指示するための指示手段と、 前記指示手段によって指示された位置の前記予め定めら
れた形状の領域に含まれる前記特定の情報を読取るため
の読取手段と、 前記読取手段の出力に基づいて前記指示された位置の座
標を判定するための判定手段とを含む座標入力装置。 - 【請求項2】 前記指示手段と読取手段とが一体的に設
けられ、 前記読取手段の出力を前記判定手段に送信するための通
信手段をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の座
標入力装置。 - 【請求項3】 前記指示手段と読取手段と判定手段とが
一体的に設けられていることを特徴とする請求項1記載
の座標入力装置。 - 【請求項4】 画像を表示する画像表示装置に平面上の
座標を特定するための情報を表示させる装置であって、 前記座標を特定するための情報は、 第1および第2の方向のそれぞれで一定間隔に分割され
た区画を有し、各前記区画は、前記第1の方向の位置を
特定するための情報を含む領域と、前記第2の方向の位
置を特定するための情報を含む領域とを含むことを特徴
とする座標特定情報の表示装置。 - 【請求項5】 画像を表示する画像表示装置に平面上の
座標を特定するための情報を表示させるための方法であ
って、 前記情報を表わす第1の画像を所定時間前記画像表示手
段上に表示するステップと、 前記第1の画像の反転画像を前記表示するステップに引
続き所定時間前記画像表示手段上に表示するステップと
を含むことを特徴とする座標特定情報の表示方法。 - 【請求項6】 画像を表示する画像表示装置に平面上の
座標を特定するための情報を表示させるための方法であ
って、 通常の画像表示をするステップと、 通常の画像表示中の所定のタイミングで前記情報を表示
するステップと、 前記通常の画像表示をするステップとを含むことを特徴
とする座標特定情報の表示方法。 - 【請求項7】 画像を表示する画像表示装置に平面上の
座標を特定するための情報を表示させるための方法であ
って、 画像表示面上の所定座標を中心とし、前記情報を表示す
る第1のステップと、 前記情報内容を指示することにより得られるデータに基
づいて指示された座標を算出する第2のステップと、 算出された座標に基づいて、前記情報の次の表示位置を
決定して表示する第3のステップと、 前記第2のステップと第3のステップとを繰返す第4の
ステップとを含むことを特徴とする座標特定情報の表示
方法。 - 【請求項8】 前記第3のステップは、それまでに指示
された座標に基づいて予測計算することにより次の指示
される座標を推定するステップと、 その推定した次の指示座標に基づいて前記情報の次の表
示位置を決定するステップとを含むことを特徴とする請
求項7記載の座標特定情報の表示方法。 - 【請求項9】 平面上の座標を特定するための情報を表
示する表示板であって、 前記座標を特定するための情報は、第1および第2の方
向のそれぞれで一定間隔に分割された区画を有し、 各前記区画は、前記第1の方向の位置を特定するための
情報を含む領域と、前記第2の方向の位置を特定するた
めの情報を含む領域とを含むことを特徴とする座標特定
情報表示板。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29079593A JP3277052B2 (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | 座標入力装置、および座標入力方法 |
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JP29079593A JP3277052B2 (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | 座標入力装置、および座標入力方法 |
Related Child Applications (1)
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JP2001234509A Division JP3523618B2 (ja) | 2001-08-02 | 2001-08-02 | 座標入力システムおよび座標入力システムに用いる座標パターン形成用紙 |
Publications (2)
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