JP2003504731A - 旅行サービスへのアクセス方法とそのシステム - Google Patents

旅行サービスへのアクセス方法とそのシステム

Info

Publication number
JP2003504731A
JP2003504731A JP2001508735A JP2001508735A JP2003504731A JP 2003504731 A JP2003504731 A JP 2003504731A JP 2001508735 A JP2001508735 A JP 2001508735A JP 2001508735 A JP2001508735 A JP 2001508735A JP 2003504731 A JP2003504731 A JP 2003504731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
travel
page
netpage
detection device
parameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001508735A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4566489B2 (ja
JP2003504731A5 (ja
Inventor
シルバーブルック、キア
アン ラプスタン、ジャクリーン
ラプスタン、ポール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Silverbrook Research Pty Ltd
Original Assignee
Silverbrook Research Pty Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from AUPQ1312A external-priority patent/AUPQ131299A0/en
Priority claimed from AUPQ1313A external-priority patent/AUPQ131399A0/en
Priority claimed from AUPQ4912A external-priority patent/AUPQ491299A0/en
Application filed by Silverbrook Research Pty Ltd filed Critical Silverbrook Research Pty Ltd
Publication of JP2003504731A publication Critical patent/JP2003504731A/ja
Publication of JP2003504731A5 publication Critical patent/JP2003504731A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4566489B2 publication Critical patent/JP4566489B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q20/00Payment architectures, schemes or protocols
    • G06Q20/08Payment architectures
    • G06Q20/10Payment architectures specially adapted for electronic funds transfer [EFT] systems; specially adapted for home banking systems
    • G06Q20/108Remote banking, e.g. home banking
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/02Reservations, e.g. for tickets, services or events
    • G06Q10/025Coordination of plural reservations, e.g. plural trip segments, transportation combined with accommodation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q40/00Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q40/00Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
    • G06Q40/04Trading; Exchange, e.g. stocks, commodities, derivatives or currency exchange
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S707/00Data processing: database and file management or data structures
    • Y10S707/99941Database schema or data structure
    • Y10S707/99942Manipulating data structure, e.g. compression, compaction, compilation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S707/00Data processing: database and file management or data structures
    • Y10S707/99941Database schema or data structure
    • Y10S707/99943Generating database or data structure, e.g. via user interface

Abstract

(57)【要約】 情報と符号化データと共に印刷された表示面媒体を介して旅行サービスへのアクセスに関する方法とシステムを開示する。符号化データは、可視又は不可視の状態で符号化されており、適切な検出デバイスで照会する。検出デバイスはコンピュータシステムと通信する。インタフェース表示面、検出デバイス、コンピュータシステムは共にネットワーク上で旅行サービス取引を実行し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、一般的にコンピュータと対話する方法、システム、装置に関し、特
に、このような方法、システム、装置を利用して旅行サービスへのアクセスを可
能にすることに関する。
【0002】 本発明は、極めて多くの分散したユーザが印刷物や光学式センサを介して、ネ
ットワーク化された情報との対話によって、高速ネットワーク化されたカラープ
リンタを介しオンデマンドで対話型印刷物を獲得し得るように元来創出された。
本発明は、本明細書中においてこの使用方法について主として述べるが、この分
野での使用方法に限定するものではないことを理解されたい。
【0003】 同時係属出願 本発明に関する様々な方法、システム及び装置は、本出願と同時に、本発明の
出願者あるいは譲受人によって申請された以下の同時係属出願に開示されている
【0004】 PCT/AU00/00762、PCT/AU00/00763、PCT/A
U00/00761、PCT/AU00/00760、PCT/AU00/00
759、PCT/AU00/00758、PCT/AU00/00764、PC
T/AU00/00765、PCT/AU00/00766、PCT/AU00
/00767、PCT/AU00/00773、PCT/AU00/00774
、PCT/AU00/00775、PCT/AU00/00776、PCT/A
U00/00777、PCT/AU00/00770、PCT/AU00/00
769、PCT/AU00/00771、PCT/AU00/00772、PC
T/AU00/00754、PCT/AU00/00755、PCT/AU00
/00756、PCT/AU00/00757
【0005】 これらの同時係属出願の開示は、相互参照として本明細書中において引用する
。 本発明に関する様々な方法、システム及び装置は、2000年5月24日に、
本発明の出願者あるいは譲受人によって申請された以下の同時係属出願に開示さ
れている。
【0006】 PCT/AU00/00518、PCT/AU00/00519、PCT/A
U00/00520、PCT/AU00/00521、PCT/AU00/00
523、PCT/AU00/00524、PCT/AU00/00525、PC
T/AU00/00526、PCT/AU00/00527、PCT/AU00
/00528、PCT/AU00/00529、PCT/AU00/00530
、PCT/AU00/00531、PCT/AU00/00532、PCT/A
U00/00533、PCT/AU00/00534、PCT/AU00/00
535、PCT/AU00/00536、PCT/AU00/00537、PC
T/AU00/00538、PCT/AU00/00539、PCT/AU00
/00540、PCT/AU00/00541、PCT/AU00/00542
、PCT/AU00/00543、PCT/AU00/00544、PCT/A
U00/00545、PCT/AU00/00547、PCT/AU00/00
546、PCT/AU00/00554、PCT/AU00/00556、PC
T/AU00/00557、PCT/AU00/00558、PCT/AU00
/00559、PCT/AU00/00560、PCT/AU00/00561
、PCT/AU00/00562、PCT/AU00/00563、PCT/A
U00/00564、PCT/AU00/00566、PCT/AU00/00
567、PCT/AU00/00568、PCT/AU00/00569、PC
T/AU00/00570、PCT/AU00/00571、PCT/AU00
/00572、PCT/AU00/00573、PCT/AU00/00574
、PCT/AU00/00575、PCT/AU00/00576、PCT/A
U00/00577、PCT/AU00/00578、PCT/AU00/00
579、PCT/AU00/00581、PCT/AU00/00580、PC
T/AU00/00582、PCT/AU00/00587、PCT/AU00
/00588、PCT/AU00/00589、PCT/AU00/00583
、PCT/AU00/00593、PCT/AU00/00590、PCT/A
U00/00591、PCT/AU00/00592、PCT/AU00/00
594、PCT/AU00/00595、PCT/AU00/00596、PC
T/AU00/00597、PCT/AU00/00598、PCT/AU00
/00516、PCT/AU00/00517、PCT/AU00/00511 これらの同時係属出願の開示は、相互参照として本明細書中において引用する
【0007】 背景 旅行サービスは良く知られているように、航空便、宿泊施設、レンタカー、休
暇パック旅行、旅行保険の照会や予約を含む一連の核となる取引を中心に展開さ
れる。旅行サービスは、航空会社や旅行代理店の窓口や、電話あるいは最近増え
つつあるインターネットによって提供される。
【0008】 目的 本発明の目的は、旅行サービスへのアクセスを可能にする新しい方法とシステ
ムを提供することである。 発明の概要 本発明は、第1の側面において、旅行サービスへのアクセスを可能にする方法
を提供し、その方法は、 見込購買客に旅行サービス取引に関する情報を含むフォームを提供する段階で
あって、前記フォームは、前記フォームの識別と前記フォームの少なくとも1つ
の基準点とを示す符号化データを含む前記段階と、 コンピュータシステムにおいて、前記フォームの識別と前記フォームを基準と
する検出デバイスの位置とに関する表示データを前記検出デバイスから受信する
段階であって、前記検出デバイスが、前記フォームを基準とする操作位置に配置
された時、少なくともいくつかの前記符号化データを用いて前記表示データを検
出する前記段階と、 前記コンピュータシステムにおいて又前記表示データから前記旅行サービス取
引に関する少なくとも1つのパラメータを識別する段階と、を含む。
【0009】 好ましくは、旅行サービス取引に関する前記パラメータは、前記フォームの少
なくとも1つの領域と対応し、また前記方法は、前記コンピュータシステムにお
いてまた前記検出デバイスが配置されている領域を基準とする領域から、前記パ
ラメータを識別する段階を含む。
【0010】 好ましくは、前記方法はまた、 前記コンピュータシステムにおいて、検出デバイスの前記フォームを基準とす
る動きに関するデータを受信する段階であって、前記検出デバイスが、少なくと
もいくつかの前記符号化データを用いて前記フォームを基準とするその動きを検
出する前記段階と、 前記コンピュータシステムにおいて又少なくとも部分的に前記少なくとも1つ
の領域内の前記動きから、旅行サービス取引の前記少なくとも1つのパラメータ
を識別する段階と、を含む。
【0011】 本発明は、第2の側面において、旅行サービスへのアクセスを可能にする方法
を提供し、その方法は、 見込購買客に旅行サービス取引に関する情報を含むフォームを提供する段階で
あって、前記フォームは、前記旅行サービスの少なくとも1つのパラメータを示
す符号化データを含む前記段階と、 コンピュータシステムにおいて、前記少なくとも1つのパラメータと前記フォ
ームを基準とする検出デバイスの動きとに関するデータを検出デバイスから受信
する段階であって、前記検出デバイスが、前記フォームを基準として移動された
時、少なくともいくつかの前記符号化データを用いて前記少なくとも1つのパラ
メータに関する前記データを検出し、また前記フォームを基準とするそれ自身の
動きに関する前記データを生成する前記段階と、 前記コンピュータシステムにおいて、前記検出デバイスの前記動きを、それが
前記少なくとも1つのパラメータに関するものであると解釈する段階と、を含む
【0012】 本発明は、第3の側面において、旅行サービスへのアクセスを可能にする方法
を提供し、その方法は、 見込購買客にフォームの識別を示す符号化データを含むフォームを提供する段
階と、 コンピュータシステムにおいて、前記見込購買客の識別と前記フォームの識別
とに関するデータを検出デバイスから受信する段階であって、前記検出デバイス
が前記見込購買客の識別に関する前記データを含み、また少なくともいくつかの
前記符号化データを用いて前記フォームの識別に関する前記データを検出する前
記段階と、 前記コンピュータシステムにおいて又前記見込購買客の識別と前記フォームの
識別とに関する前記データから旅行サービス取引を識別する段階と、を含む。
【0013】 好ましくは、前記符号化データはまた前記旅行サービス取引の少なくとも1つ
のパラメータを示し、前記方法は、前記コンピュータシステムにおいて、前記旅
行サービス取引の前記少なくとも1つのパラメータに関する表示データを前記検
出デバイスから受信する段階であって、前記検出デバイスが、少なくともいくつ
かの前記符号化データを用いて前記表示データを検出する前記段階を含む。
【0014】 本発明は、第4の側面において、旅行サービスへのアクセスを可能にする方法
を提供し、そのシステムは、 旅行サービス取引に関する情報を含むフォームであって、前記フォームの識別
と前記フォームの少なくとも1つの基準点とを示す符号化データを含む前記フォ
ームと、 前記旅行サービス取引に関する少なくとも1つのパラメータを識別するための
検出デバイスから表示データを受信するためのコンピュータシステムであって、
前記表示データが前記フォームの識別と前記フォームを基準とする前記検出デバ
イスの位置とを示し、また前記検出デバイスが少なくともいくつかの前記符号化
データを用いて前記表示データを検出する前記コンピュータシステムと、を含む
【0015】 好ましくは、旅行サービス取引に関連する前記パラメータは、前記フォームの
少なくとも1つの領域と対応している。 好ましくは、前記システムは、少なくともいくつかの前記符号化データを用い
て、前記フォームを基準とするその動きを検出する検出デバイスを備えている。
【0016】 本発明は、第5の側面において、旅行サービスへのアクセスを可能にするシス
テムを提供し、そのシステムは、 旅行サービス取引に関する情報を含むフォームであって、前記旅行サービス取
引の少なくとも1つのパラメータを示す符号化データを含む前記フォームと、 前記少なくとも1つのパラメータと前記フォームを基準とする検出デバイスの
動きとに関するデータを検出デバイスから受信し、また前記検出デバイスの前記
動きをそれが前記少なくとも1つのパラメータに関するものであると解釈するた
めのコンピュータシステムであって、前記検出デバイスが、前記フォームを基準
として移動された時、少なくともいくつかの前記符号化データを用いて前記少な
くとも1つのパラメータに関する前記データを検出し、また前記フォームを基準
とするそれ自身の動きに関する前記データを生成する前記コンピュータシステム
と、を含む。
【0017】 本発明は、第6の側面において、旅行サービスへのアクセスを可能にするシス
テムを提供し、そのシステムは、 フォームの識別を示す符号化データを含む前記フォームと、 見込購買客の識別と前記フォームの識別とに関するデータを検出デバイスから
受信し、また前記受信データから旅行サービス取引を識別するためのコンピュー
タシステムであって、前記検出デバイスが、前記見込購買客の識別に関する前記
データを含み、また少なくともいくつかの前記符号化データを用いて前記フォー
ムの識別に関する前記データを検出する前記コンピュータシステムと、を含む。
【0018】 好ましくは、前記符号化データはまた前記旅行サービス取引の少なくとも1つ
のパラメータを示し、前記コンピュータシステムは、前記少なくとも1つのパラ
メータに関する表示データを前記検出デバイスから受信し、前記検出デバイスが
、少なくともいくつかの前記符号化データを用いて前記表示データを検出する。
【0019】 従って、本発明は、コンピュータシステムと対話が可能な1つ以上のフォーム
を利用するシステムと方法を提供する。本発明の新しい方法及びシステムは、単
一コンピュータシステムと共に用いてもよく、特に好適な形態においては、イン
ターネット等のコンピュータネットワーク上で動作するようになっている。
【0020】 物理的に、前記フォームは適切な任意の構造の表示面媒体上に配置される。し
かしながら、好適な構成において、フォームは、その上に出力される符号化デー
タを有し、又コンピュータシステムとの対話を可能にする紙等のシート状材料の
上に配置される。限定はしないが符号化データは可視域外において検出可能であ
り、これによって、機械読取りは可能であるが人間の目にはほぼ不可視であるこ
とが好ましい。またフォームには、フォームの用途や目的等の情報をユーザに提
供する可視材料や、どの可視情報が該当する隠し符号化データに登録されるか又
は該当する隠し符号化データと位置的に関連するかを含んでもよい。
【0021】 本システムはまた、フォームからコンピュータシステムへデータを伝え、場合
によっては、追加データを提供するための検出デバイスを含む。また、検出デバ
イスは、様々な形態を取ってもよいが、小型で持ち運びが容易であることが好ま
しい。特に好適な構成において、検出デバイスは、フォームへの物理的書込みが
できると共にフォームからの符号化データを選択的に読み込み、コンピュータシ
ステムへ送信できるようにしたペンとして構成される。そして符号化データは制
御情報を提供し、ユーザがそれを指定すると、命令がコンピュータシステム又は
ネットワーク上で動作するソフトウェアに適用されるように構成されている。
【0022】 フォームと検出デバイス間の対話の性質や各々コンピュータシステムの一翼を
担うデータは変動することがある。1つの構成において、フォームの符号化デー
タは、フォームの識別とそのフォームの少なくとも1つの基準点を示す。もう1
つの実施形態において、フォームは、フォームのパラメータを示す符号化データ
を含み、一方、検出デバイスは、そのフォームを基準とするそれ自身の動きに関
するデータを、フォームからの符号化データと共にコンピュータシステムに提供
するように動作する。またもう1つの構成において、フォームは、少なくともフ
ォームを識別する符号化データを含み、又検出デバイスは、フォーム符号化デー
タと検出デバイスのユーザを識別するデータとに基づいてコンピュータシステム
にデータを提供するようになっている。
【0023】 好適な構成において、本システムと方法はまた、特別に設計されたプリンタを
用いてフォームを印刷する。更にこれらのプリンタは、コンピュータシステムの
一翼を担い、また一部を構成し、検出デバイスからデータを受信するようになっ
ている。上述したように、本発明のシステムと方法は、ネットワーク上での動作
に非常に適している。この構成において、プリンタは、ネットワークに完全に一
体化され、オンデマンドでフォームの出力や、マルチキャストとポイントキャス
ト通信プロトコルとの組み合わせを用いてフォームを配信することができる。
【0024】 従って、好適な形態において、本発明は、紙とペンに基づくコンピュータシス
テム用インタフェースを用いる方法とシステムを提供する。このことによって、
従来のコンピュータシステムに優る多大な利益が得られる。紙の利点は、それが
情報の表示や記録に広く用いられることである。更に、印刷された情報は、コン
ピュータ画面上に表示された情報に比べて読取り易い。更に、紙はバッテリを必
要とせず、明るい光の中で読取ることができ、またコーヒー等がこぼれても支障
がなく、また持ち運びが可能であり、更に廃棄することができる。更にまた、本
システムによって、コンピュータのキーボードやマウスによる入力よりも表現を
豊かにする手書き図や手書きテキストを取り込むことができる。 従って、本発明は、新しい対話型表示面媒体を利用して旅行サービスへのアク
セスを可能にする新しい方法及びシステムを提供する。
【0025】 好ましい実施形態および他の実施形態の詳細な説明 注意:Memjet(登録商標)は、オーストラリアのシルバーブルック・リ
サーチ社(Silverbrook Research Pty.Ltd)の登
録商標である。
【0026】 好ましい実施形態において本発明はネットページネットワーク化コンピュータ
・システムと共に作動すべく構成されるが、その詳細な概観は以下に示される。
必ずしも全ての実施方式が、基本システムに関して以下で論じられる特定の詳細
および拡張の全て、もしくは殆どを具現するものでないことは理解されるであろ
う。但し、本発明の好ましい実施形態および態様が機能する状況を理解する上で
他の文献の必要性を減少すべく、上記システムは殆ど完全な形態で記述される。
【0027】 簡潔にまとめると、ネットページ・システムの好ましい形態は、マップ化され
た面、すなわち、コンピュータ・システム内に保持された面用マップに対する標
点を含む物理的面の形態のコンピュータ・インタフェースを採用する。上記マッ
プ標点(map reference)は、適切な検知装置により照会され得る
。特定の実施方式に依存して上記マップ標点は、可視にもしくは不可視にコード
化され得るとともに、マップ化された面上で局部的照会を行うと当該マップ内お
よび別の各マップ内の両者において明瞭なマップ標点が得られる如く定義され得
る。上記コンピュータ・システムは上記マップ化された面上の形状特徴(fea
ture)に関する情報を含み得ると共に、斯かる情報は、上記マップ化された
面と共に使用される検知装置により供給されるマップ標点に基づき検索され得る
。この様に検索された情報は、面の上記各形状特徴に対する操作者の相互作用に
応じるべく該操作者に代わって上記コンピュータ・システムにより開始されるア
クションの形態を取り得る。
【0028】 上記ネットページ・システムはその好ましい形態において、ネットページの作
成、および、ネットページに対するユーザの対話(interaction)に
依存する。これらは通常の用紙上に印刷されたテキスト、グラフィックおよび画
像のページであるが、それらはインタラクティブ・ウェブ・ページの如く作用す
る。情報は、人間の肉眼ではほぼ不可視なインクを使用して各ページ上にコード
化される。但し上記インクは、故に上記コード化データは、光学的作像ペンによ
り検知されてネットページ・システムへと送信される。
【0029】 好ましい形態においては、各ページ上の各アクティブ・ボタンおよび各ハイパ
ーリンクが上記ペンによりクリックされ、上記ネットワークからの情報を要求し
、または、ネットワーク・サーバに対して選好性(preference)を信
号送信し得る。一実施形態において、ネットページ上に手書きされたテキストは
上記ネットページ・システムにおいて自動的に認識されてコンピュータ用テキス
トに変換されることから、フォームへと記入され得る。他の実施形態においては
、ネットページ上に記録された署名が自動的に照合されることから、電子商取引
(e−commerce)のトランザクションが安全に許可される。
【0030】 図1に示された如く印刷されたネットページ1は対話フォームを表し得、該フ
ォームはユーザにより、印刷されたページ上で物理的に、且つ、ペンとネットペ
ージ・システムとの間の通信により「電子的」に記入され得る。上記の例は、氏
名および住所フィールドと提出ボタンとを含む「リクエスト」フォームを示して
いる。上記ネットページは、可視インクを使用して印刷されたグラフィック・デ
ータ2と、不可視インクを使用してタグ4の集合として印刷されたコード化デー
タ3とから成る。上記ネットページネットワーク上に記憶された対応するページ
記述5は、上記ネットページの個々の要素を記述する。特に上記ページ記述は、
各対話エレメント(すなわち、上記例におけるテキストフィールドおよびボタン
)の種類および空間的範囲(区域)を記述することから、上記ネットページ・シ
ステムは上記ネットページを介した入力を正しく解読し得る。提出ボタン6は例
えば、対応グラフィック8の空間的範囲に対応する区域7を有する。
【0031】 図2に示された如く、その好ましい形態が図8および図9に示されると共に以
下で更に詳述されるネットページ・ペン101はネットページ・プリンタ601
と協働し、該プリンタは、家庭用、オフィスもしくはモバイル用にインターネッ
ト接続された印刷機器である。上記ペンは無線式であり、且つ、短距離無線回線
9を介して上記ネットページ・プリンタと安全に通信する。
【0032】 その好ましい形態が図11乃至図13に示されると共に以下で更に詳述される
ネットページ・プリンタ601は、全てが対話式ネットページとして高品質で印
刷される個人用新聞、雑誌、カタログ、パンフレットおよび他の刊行物を定期的
にもしくはオンデマンドで配布し得る。パーソナルコンピュータとは異なり上記
ネットページ・プリンタは例えば、ユーザの台所内、朝食用テーブル上、または
、家庭内の1日の起点となる箇所などの様に、早朝のニュースが最初に使われる
場所の近傍で壁部に取付けられ得る機器である。上記プリンタはまた、卓上型、
デスクトップ型、携帯型および縮小型にされ得る。
【0033】 必要な箇所にて印刷されたネットページは、用紙の簡便性と、インタラクティ
ブ媒体の適時性および対話性とを組合せている。 図2に示された如く、ネットページ・ペン101は印刷されたネットページ1
上の上記コード化データと対話し、この対話を短距離無線回線9を介してネット
ページ・プリンタへと通信する。プリンタ601はこの対話を、解読のために適
切なネットページ・ページサーバ10へと送信する。適切な環境において上記ペ
ージサーバは、ネットページ・アプリケーション・サーバ13上で動作している
アプリケーション・コンピュータ・ソフトウェアへ対応するメッセージを送信す
る。その結果として、上記アプリケーション・サーバは元のプリンタ上で印刷さ
れる応答を送信しても良い。
【0034】 上記ネットページ・システムは好ましい実施形態においては、高速の超小型電
子機械的システム(MEMS)に基づくインクジェット(Memjet(登録商
標))プリンタとともに使用されることによりより好都合とされる。この技術の
好ましい形態にては、消費者に対し比較的に高速で高品質の印刷が提供され得る
。その好ましい形態においてネットページ刊行物は、両面にフルカラーで印刷さ
れると共に容易な索行および快適な取り扱い為に相互に綴じられた一群のレター
サイズの光沢ページなどの、従来の時事雑誌の物理的特性を有する。
【0035】 上記ネットページ・プリンタは、普及しつつあるブロードバンドによるインタ
ーネットへのアクセスを活用する。ケーブル・サービスは合衆国では95%の家
庭が利用し、ブロードバンドによるインターネットへのアクセスを提供するケー
ブル・モデム・サービスは既にその20%が利用可能である。上記ネットページ
・プリンタはより低速な接続によっても作動し得るが、配布時間はより長くなり
且つ画像品質はより低くなる。実際、上記ネットページ・システムは既存の消費
者用インクジェットプリンタおよびレーザプリンタにより使用可能とされ得るが
、上記システムの作動は更に低速となり、消費者の観点からは容認し得なくなる
。他の実施形態において上記ネットページ・システムは、構内のイントラネット
上で運営される。更なる他の実施形態において上記ネットページ・システムは、
単一コンピュータ上で、または、プリンタなどのコンピュータが使用可能な装置
上でホストされる。
【0036】 上記ネットページネットワーク上のネットページ発行サーバ14は、各ネット
ページ・プリンタに対して印刷品質の刊行物を配布すべく構成される。加入して
いる各ネットページ・プリンタに対しては、ポイントキャスト(pointca
st)もしくはマルチキャスト(multicast)インターネット・プロト
コルにより定期的刊行物が自動的に配信される。個人用刊行物は、個々のユーザ
・プロファイルに従いフィルタリングおよびフォーマットされる。
【0037】 ネットページ・プリンタは任意の個数のペンをサポートすべく構成され得ると
共に、ペンは任意の台数のネットページ・プリンタと協働し得る。好適実施方式
において、各ネットページ・ペンは一意的なID(識別)を有する。ひとつの家
庭は、家族の各々に1本ずつ割り当てられた色付ネットページ・ペンの集合を有
し得る。これにより各ユーザは、ネットページ発行サーバもしくはアプリケーシ
ョン・サーバに関して別個のプロファイルを維持し得る。
【0038】 ネットページ・ペンはまた、ネットページ登録サーバ11に登録され得ると共
に、ひとつ以上の支払カード口座にリンクされ得る。これにより、上記ネットペ
ージ・ペンを使用して電子商取引の支払いが安全に許可され得る。上記ネットペ
ージ登録サーバは上記ネットページ・ペンにより捕捉された署名を予め登録され
た署名と比較することから、該ネットページ登録サーバはユーザのIDを電子商
取引サーバに対して認証し得る。IDを照合する上では、他のバイオメトリック
値(biometric)も使用され得る。ネットページ・ペンの変形例は、上
記ネットページ登録サーバにより同様に照合される指紋の読取りを含む。
【0039】 ネットページ・プリンタはユーザの介在なしで朝刊などの定期刊行物を配布し
得るが、求められないジャンク・メールなどを配布するようには構成され得ない
。その好ましい形態において上記プリンタは、購読契約された供給源もしくは権
限付与された供給源からの定期刊行物のみを配布する。この点に関して上記ネッ
トページ・プリンタは、電話番号もしくは電子メール・アドレスを知った一切の
ジャンク・メーラ(junk mailer)から見えるファックス装置もしく
は電子メール・アカウントとは異なるものである。
【0040】1. ネットページ・システムのアーキテクチャ 上記システムにおける各オブジェクト・モデルは、統一モデル言語(Unif
ied Modeling Language)(UML)のクラス概念図を使
用して記述される。ひとつのクラス概念図は、関係により接続された一群のオブ
ジェクト・クラスからなり、此処では2種類の関係(relationship
)、すなわち、関連(association)および汎化(generali
zation)が重要である。関連とは、オブジェクト間の、すなわち各クラス
の各インスタンス間の一定種類の関係を表す。汎化は実際の各クラスに関連する
と共に、次の様に理解され得る。もしひとつのクラスがそのクラスの全てのオブ
ジェクトの集合であると考えられ且つクラスAがクラスBの汎化であるとすれば
、Bは単にAの部分集合である。上記UMLは、二次的モデリング、すなわちク
ラスのクラスを直接的にはサポートしない。
【0041】 各クラスは、そのクラスの名称により名称表示された矩形として描かれる。そ
れは、水平線により名称から分離されたクラスの各属性のリストと、水平線によ
り上記属性リストから分離されたそのクラスの操作のリストとを含む。但し、以
下の各クラス概念図において、各動作はモデル化されない。
【0042】 関連は2個のクラスを結ぶラインとして描かれ、いずれかの端部にて関連の多
重度により選択的に名称表示される。既定の多重度は1(one)である。アス
タリスク(*)は、「多(many)」すなわちゼロ以上の多重度を示す。各関
連はその名称により選択的に名称表示されると共に、いずれかの端部にて対応ク
ラスの役割により選択的に名称表示される。白抜き菱形は、集約的関連(agg
regation association)(「〜の一部である(is−pa
rt−of)」)を表し、且つ、関連ラインのアグレゲータ(aggregat
or)端部に描かれている。
【0043】 汎化関係(「である(is−a)」)は、2つのクラスを結ぶ実線として描か
れ、汎化端部には(白抜き三角形の形態の)矢印が付されている。 クラス概念図が複数の概念図に分解された場合、複製される任意のクラスは、
それを定義する主要概念図以外においては点線外枠により示される。クラスは、
該クラスが定義される箇所においてのみ属性と共に示される。
【0044】1.1 ネットページ ネットページは、ネットページネットワークが構築される基礎である。ネット
ページは、発行された情報およびインタラクティブ・サービスに対する紙ベース
のユーザインタフェースを提供する。
【0045】 ネットページは、そのページのオンライン記述に関して不可視にタグ付けされ
た印刷されたページ(もしくは他の面領域)から成る。オンライン・ページ記述
は、ネットページ・ページサーバにより永続的に維持される。上記ページ記述は
、テキスト、グラフィックおよび画像などの、そのページの可視のレイアウトお
よび内容を記述する。上記ページ記述はまた、ボタン、ハイパーリンクおよび入
力フィールドなどのページ上の入力用エレメントも記述する。ネットページによ
れば、上記ネットページ・システムにより同時に捕捉かつ処理されることを可能
にするマーキングがネットページ・ペンにより当該ネットページ上に行われ得る
【0046】 複数のネットページが同一のページ記述を共有し得る。但し、その他の点では
同一な各ページを介した入力が区別され得るべく、各ネットページには一意的ペ
ージ識別子が割り当てられる。このページIDは、相当に多数のネットページを
区別し得るに十分な精度を有する。
【0047】 上記ページ記述への参照は、印刷されたタグ内にコード化される。このタグは
該タグが現れる一意的ページを識別することにより、ページ記述を間接的に識別
する。タグはまた、ページ上における該タグ自身の位置も識別する。各タグの特
性は以下において更に詳述される。
【0048】 タグは、通常の用紙などの赤外線反射性な任意の物質上に赤外線吸収インクで
印刷される。近赤外線波長は人間の目には不可視であるが、適切なフィルタを備
えた半導体画像センサにより容易に検知される。
【0049】 タグはネットページ・ペン内の領域画像センサにより検知され、且つ、タグ・
データは最も近くに在るネットページ・プリンタを介して上記ネットページ・シ
ステムに送信される。上記ペンは無線により、短距離無線回線を介して上記ネッ
トページ・プリンタと通信する。各タグは十分に小寸であると共に、ペンがペー
ジ上を一回クリックしただけで少なくとも一個のタグを確実に作像し得る如く稠
密に配置される。ページに対して対話を行う毎にページIDおよび位置をペンが
認識することは重要である、と言うのも、上記対話はステートレス(state
less)だからである。各タグは、面の損傷に対して部分的に耐性を有すべく
、エラー補正可能にコード化される。
【0050】 上記ネットページ・ページサーバは各印刷済ネットページに対する一意的ペー
ジインスタンスを維持することにより、各印刷済ネットページに対するページ記
述における各入力フィールドに対してユーザが供給した値の別個の群を維持し得
る。
【0051】 図4には、ページ記述、ページインスタンスおよび印刷済ネットページの関係
が示されている。印刷されたネットページは印刷されたネットベージ・ドキュメ
ントの一部であり得る。ページインスタンスは、それが印刷されたネットページ
・プリンタと、もし認識されるならば、それを要求したネットページ・ユーザと
の両者に対して関連付けられる。
【0052】1.2ネットページ・タグ タグ・データ内容 好ましい形態において各タグは、それが現れる領域と、その領域内におけるそ
のタグの所在位置(location)とを識別する。タグはまた、全体として
その領域、または、そのタグに関連する各フラグも含み得る。一個以上のフラグ
・ビットは例えばタグ検知装置に対して信号を送信して、領域の記述を検知装置
が参照すること無く、そのタグの即時領域(immediate area)に
関連する機能を表すフィードバックを提供する。ネットページ・ペンは例えば、
ハイパーリンクの区域内に在るときに、「アクティブ領域(active ar
ea)LED」を点灯し得る。
【0053】 以下において更に明瞭に説明される如く好ましい実施形態において各タグは容
易に認識される不変の構造を含むが、該構造は、初期検出を助力すると共に、面
により誘起された一切の撓みに起因するか、または検知プロセスに起因する影響
を最小化するのを助ける。各タグは好適にはページ全体をタイル(tile)す
ると共に、各タグは十分に小寸であり且つペンがページ上を一回クリックしただ
けで少なくとも一個のタグを確実に作像し得る如く稠密に配置される。ページに
対して対話を行う毎にページIDおよび位置をペンが認識することは重要である
、と言うのも、上記対話はステートレスだからである。
【0054】 好ましい実施形態においてタグが参照する領域はページ全体と一致することか
ら、上記タグ内にコード化された領域IDは、そのタグが現れるページのページ
IDと同義である。他の実施形態においては、タグが参照する領域はページもし
くは他の面における任意の部分的領域とされ得る。例えばそれは、対話エレメン
トの区域と一致し得るが、その場合に領域IDはその対話エレメントを直接的に
識別し得る。
【0055】
【表1】 各タグは、一般的には表1に示された如く割り当てられた120ビットの情報
を含む。1平方インチ(6.45平方センチメートル)当たりで64個の最大タ
グ密度とすると、16ビット・タグIDは1024平方インチ(6606平方セ
ンチメートル)までの領域サイズをサポートする。単に相互に当接する領域およ
びマップを使用することにより、更に大きな領域がタグID精度を増加すること
無く連続的にマップ化され得る。100ビットの領域IDに依れば、2100 (〜
1030すなわち百万×1兆×1兆)の異なる領域が一意的に識別され得る。
【0056】1.2.2 タグ・データのコード化 上記120ビットのタグ・データは、(15,5)リード・ソロモン符号を使
用して冗長的にコード化される。これによれば、各々が15個の4ビット記号か
ら成る6個の符号語(codeword)から成る360個のコード化ビットが
得られる。上記(15,5)コードによれば1符号語当たり5個の記号エラーが
補正され得るものであり、すなわち、符号語当たり33%までの記号エラー率の
耐性が在る。
【0057】 各4ビット記号はタグ内において空間的に密着した手法で表され、且つ、6個
の符号語の各記号はタグ内において空間的にインターリーブされる。これによれ
ば確実に、バースト・エラー(空間的に近傍の複数のビットに影響するエラー)
が全体として破損する記号の個数が最小となりかつ任意の符号語において破損す
る記号の個数が最小とされることから、バースト・エラーが完全に補正される可
能性が最大となる。
【0058】1.2.3 物理的タグ構造 図5に示されたタグの物理的表現は、固定ターゲット構造15,16,17お
よび可変データ領域18を含む。上記固定ターゲット構造によれば、ネットペー
ジ・ペンなどの検知装置は、タグを検出すると共に、当該センサに対するタグの
3次元配向を推定し得る。データ領域は、コード化タグ・データの個々のビット
の表現を含む。
【0059】 適切なタグ再現を行うために、タグは256×256ドットの解像度にて描か
れる。1,600ドット/インチで印刷された場合、これは約4mmの直径のタ
グを生成する。この解像度にてタグは、16ドット半径の「空白領域(quie
t area)」により囲繞されるべく設計される。上記空白領域は近傍の各タ
グによっても寄与されることから、そのタグの実効直径に対して16ドットを付
加するのみである。
【0060】 上記タグは6個のターゲット構造を含む、すなわち、1個の検出リング15、
1個の配向軸ターゲット16、および4個の透視ターゲット構造17である。 検出リング15に依り検知装置は先ず、タグ4を検出し得る。上記リングの検
出は容易である、と言うのも、該リングは回転的に不変であり且つそのアスペク
ト比を補正するだけで遠近の歪曲(perspective distorti
on)の影響の殆どは除去されるからである。配向軸心16に依れば検知装置は
、センサのヨーに依りタグの近似的平面配向を決定し得る。上記配向軸心は、一
意的配向を提供すべく傾斜される。4個の透視ターゲット17に依れば検知装置
は、タグの正確な2次元透視変換(two−dimensional pesp
ective transform)を推定し得ることから、センサに対するタ
グの正確な3次元位置および配向を推定し得る。
【0061】 全てのターゲット構造は、ノイズに対する耐性を改善すべく、冗長的に大寸で
ある。 タグ形状全体は円形である。これは特に、不整な三角形格子上における最適な
タグ充填をサポートする。これは、円形検出リング15と組合され、タグ内にお
けるデータ・ビットの円形構成を最適とする。そのサイズを最大化すべく各デー
タ・ビットは、2本の径方向ライン512、径方向内側弧514および径方向外
側弧516により境界付けられた領域の形態を有する径方向くさび部510によ
り表される。各くさび部510は1,600dpiにて8ドットの最小寸法を有
し、且つ、その基部(すなわちその内側弧514)が少なくともこの最小寸法と
等しい様に設計される。くさび部510の径方向高さは、常に上記最小寸法と等
しい。各4ビット・データ記号は2×2個のくさび部の配列により表される。
【0062】 6個の符号語の各々の15個の4ビット・データ記号は、4個の同心的記号リ
ング18a乃至18dに対し、インターリーブ様式で割り当てられる。記号は、
タグの回りにおいて円形に進展すべく交互に割り当てられる。
【0063】 上記インターリーブは、同一の符号語の任意の2個の記号間の平均的空間距離
を最大化すべく設計される。 検知装置を介してタグ付け領域に対する「シングル・クリック」での対話をサ
ポートすべく、上記検知装置は、領域の何処に配置されるかまたはどの配向で配
置されるかに関わりなく、当該検知装置の視野内に少なくとも一個のタグの全体
を視認し得ねばならない。故に、上記検知装置の視野の必要直径は、各タグのサ
イズおよび間隔の関数である。 円形タグ形状を仮定すると、センサ視野の最小直径は、図6に示された如く各
タグが正三角形格子上にタイリングされたときに求められる。
【0064】1.2.4 タグ画像の処理および復号化 図7には、ネットページ・ペンなどの検知装置により実施されるタグ画像の処
理および復号化が示されている。捕捉された画像が上記画像センサから獲得され
ている間、画像のダイナミック・レンジは(20にて)決定される。レンジの中
心はそのとき、画像21に対する2値の閾値(binary threshol
d)として選択される。上記画像は次に(22にて)結合されたピクセル領域(
すなわち形状23)へと閾値演算処理されてセグメント化される。タグ・ターゲ
ット構造を表すには小さ過ぎる形状は廃棄される。各形状のサイズおよび重心も
算出される。
【0065】 次に、各形状に対してはバイナリ形状モーメント25が(24にて)算出され
ることにより、引き続きターゲット構造を位置決めする為の基礎が提供される。
中心の形状モーメントはそれらの不変位置の性質に依るものであり、且つ、スケ
ール、アスペクト比および回転に関して容易に不変とされ得る。
【0066】 リング状ターゲット構造15は(26にて)位置決めされるべき第1のもので
ある。リングは、遠近的に歪曲されたときでも極めて良好に挙動するという利点
を有する。各形状のモーメントを縦横正規化かつ回転正規化することにより、整
合が行われる。リングの二次モーメントが正規化されたなら、遠近の歪曲が相当
であってもリングは容易に認識される。リングの元の縦横および回転27は協働
して、上記透視変換の有用な近似を提供する。
【0067】 軸ターゲット構造16は、(28にて)次に位置決めされるべきものである。
上記リングの正規化を各形状のモーメントに適用すると共に、結果的な各モーメ
ントを回転正規化することにより、整合が進む。その二次モーメントが正規化さ
れたなら、上記軸ターゲットは容易に認識される。尚、上記軸の2通りの可能な
配向を明確化すべく、ひとつの三次モーメントが必要なことに留意されたい。こ
れを可能とすべく、上記形状は一方の側へと故意に傾斜される。また、上記軸タ
ーゲットにリングの正規化が適用された後でのみ上記軸ターゲットを回転正規化
することが可能なことに留意されたい、と言うのも、上記遠近の歪曲は上記軸タ
ーゲットの軸心を隠蔽し得るからである。上記軸ターゲットの元の回転は、ペン
のヨー29に依るタグの回転の有用近似を提供する。
【0068】 4個の透視ターゲット構造17は、(30にて)最後に位置決めされるべきも
のである。それらの位置の良好な評価は、リングおよび各軸ターゲットに対する
各透視ターゲット構造の既知の空間的関係と、上記リングの縦横および回転と、
上記軸心の回転とに基づき算出される。リングの正規化を各形状の各モーメント
に適用することにより整合が進展する。それらの二次モーメントが正規化された
なら、上記各円形透視ターゲットは容易に認識され、評価された各位置に最も近
いターゲットが匹敵物として採用される。次に、4個の上記透視ターゲットの元
の各重心がタグ空間内における既知サイズの正方形の遠近的に歪曲された角部3
1であるとして採用され、且つ、(32においては)上記4個のタグ空間および
画像空間の点対に関して良好に理解される方程式を解くことで8自由度透視変換
33が推定される。
【0069】 推定されたタグ空間から画像空間への透視変換は、タグ空間内における各既知
データ・ビット位置を画像空間内に投影すべく使用され、その場合、実値化され
た位置は入力画像における4個の適切な隣接ピクセルを双線形的に補間すべく使
用される。予め算出された画像閾値21は、結果を閾値演算処理して最終ビット
値37を生成すべく使用される。
【0070】 この様にして全ての360個のデータ・ビット37が獲得されたなら、6個の
60ビット・リード・ソロモン符号の各々は(38にて)復号化され、20組の
復号化済ビット39、すなわち合計で120個の復号化済ビットが得られる。上
記符号語の各記号は符号語の順番でサンプリングされることから、サンプリング
・プロセスの間に各符号語は暗黙的にインターリーブされることに留意されたい
【0071】 リングターゲット15は上記画像の部分的領域内においてのみ発見されること
から、その画像に対する該リングターゲット15の関係により、もし発見されれ
ばリングは完全タグの一部であることが保証される。完全タグが発見されずに好
首尾に復号化されたとしても、現在フレームに対するペン位置は記録されない。
適切な処理能力および理想的には非最小視野193が与えられれば、代替的な方
策としては現在タグにおける別のタグを探す段階が含まれる。
【0072】 獲得されたタグ・データは、そのタグを含む領域のIDと、該領域内における
そのタグの位置とを表す。その後(34にては)、上記領域内におけるペン先の
正確な位置35ならびにペンの全体的配向35が、そのタグ上で観察された透視
変換33と、ペンの物理的軸心とペンの光学軸との間の既知空間関係とから推定
される。
【0073】1.2.5 タグ・マップ タグを復号化すると、領域ID、タグIDおよび対タグ・ペン変換(tag−
relative pen transform)を生じる。上記タグIDおよ
び対タグ・ペン所在位置(tag−relative pen locatio
n)が上記タグ付け領域内の絶対所在位置へと変換され得る前に、上記領域内の
上記タグの所在位置が既知とされねばならない。これはタグ・マップにより与え
られるが、該タグ・マップの機能は、タグ付け領域内における各タグIDを対応
所在位置へとマッピングすることである。タグ・マップ・クラス概念図は、ネッ
トページ・プリンタ・クラス概念図の一部として図22に示されている。
【0074】 タグ・マップは各タグにより面領域をタイリングすべく使用された方式を反映
し、且つ、これは面の種類に依り変化し得る。複数のタグ付け領域が同一のタイ
リング方式および同一のタグ番号付け方式を共有する場合、これらの複数のタグ
付け領域は同一のタグ・マップも共有し得る。
【0075】 領域に対するタグ・マップは、領域IDにより検索可能とされねばならない。
故に、領域ID、タグIDおよびペン変換が与えられれば、タグ・マップが検索
可能であり、タグIDはその領域内における絶対的タグ所在位置へと変換可能で
あり、且つ、対タグ・ペン所在位置がタグ所在位置に加算されて上記領域内にお
ける絶対的ペン所在位置が求められ得る。
【0076】1.2.6 タグ付け方式 2通りの別個の面コード化方式が重要であり、そのいずれもが、本節にて上述
されたタグ構造を使用する。好適なコード化方式は、既に論じた「所在位置表示
」タグを使用する。代替的なコード化方式は、オブジェクト表示タグを使用する
【0077】 所在位置表示タグはタグIDを含み、該タグIDは、タグ付け領域に関連する
タグ・マップを介して変換されたとき、その領域内における一意的タグ所在位置
を生成する。このタグ所在位置に対してはペンの対タグ所在位置が加算され、上
記領域内のペンの所在位置を生成する。この所在位置は、上記領域に関連するペ
ージ記述内のユーザインタフェースエレメントに対するペンの所在位置を決定す
べく使用される。ユーザインタフェースエレメント自体が識別されるだけでなく
、ユーザインタフェースエレメントに対する所在位置も識別される。故に所在位
置表示タグは、特定のユーザインタフェースエレメントの区域内における絶対的
なペン経路の捕捉を自明的にサポートする。
【0078】 オブジェクト表示タグは、領域に関連するページ記述内のユーザインタフェー
スエレメントを直接的に識別するタグIDを含む。上記ユーザインタフェースエ
レメントの区域内における全てのタグはそのユーザインタフェースエレメントを
識別して、これらの全てのタグを同一のものとし、よってそれらは区別不能とな
る。故にオブジェクト表示タグは、絶対的ペン経路の捕捉をサポートしない。但
しこれらのタグは、相対的ペン経路をサポートする。遭遇するタグ頻度に対して
位置サンプリング周波数が2倍を超える限り、ひとつのストローク内においてサ
ンプリングされたひとつのペン位置から次の位置までの変位は明確に決定され得
る。
【0079】 いずれのタグ付け方式に依っても、各タグはネットページ上で関連する視覚的
要素と協働してユーザインタフェースエレメントとして機能する、と言うのも、
ユーザはタグ・データが適切な検知装置により読み取られると共にネットページ
・システムにおいて適切な応答が生成されるべく検知装置を使用して印刷された
ページと対話し得るからである。
【0080】1.3 ドキュメントおよびページ記述 図25および図26には、ドキュメントおよびページ記述クラス概念図の好ま
しい実施形態が示されている。 上記ネットページ・システムにおいてドキュメントは3つのレベルで記述され
る。最も抽象的なレベルにてドキュメント836は階層構造を有するが、該階層
構造の端末エレメント839は、テキストオブジェクト、テキスト・スタイルオ
ブジェクト、画像オブジェクトなどのコンテンツオブジェクト840と関連付け
られる。上記ドキュメントが特定のページ・サイズに依り且つユーザの縮尺係数
選好性に従いプリンタで印刷されたなら、そのドキュメントはページ付けされる
かフォーマットされる。フォーマットされた端末エレメント835は、いくつか
の場合において、特にコンテンツオブジェクトがスタイル関連である場合、対応
する端末エレメントに関連付けられたコンテンツオブジェクトとは異なるコンテ
ンツオブジェクトに関連付けられる。ドキュメントおよびページの各印刷済イン
スタンスもまた別個に記述されることから、特定のページインスタンス830を
介して捕捉された入力は、同一のページ記述の他のインスタンスを介して捕捉さ
れた入力から分離して記録され得る。
【0081】 上記ページサーバ上には最も抽象的なドキュメント記述が存在することから、
ユーザは、ソース・ドキュメントの特定フォーマットの受け入れを強制されずに
、ドキュメントのコピーを要求し得る。例えばユーザは、異なるページ・サイズ
によるコピーをプリンタに対して要求し得る。逆に、ページサーバ上にはフォー
マット済ドキュメント記述が存在することから、ページサーバは特定の印刷され
たページ上におけるユーザのアクションを効率的に解釈し得る。
【0082】 フォーマット済ドキュメント834は、各々が一群のフォーマット済端末エレ
メント835から成る一群のフォーマット済ページ記述5から成る。各フォーマ
ット済エレメントは、ページ上に空間的範囲もしくは区域58を有する。これは
、ハイパーリンクおよび入力フィールドなどの入力用エレメントのアクティブ領
域を定義する。
【0083】 ドキュメントインスタンス831は、フォーマット済ドキュメント834に対
応する。ドキュメントインスタンス831は一群のページインスタンス830か
ら成り、その各々は上記フォーマット済ドキュメントのページ記述5に対応する
。各ページインスタンス830は単一で一意的な印刷済ネットページ1を記述し
、且つ、そのネットページのページID50を記録する。ページインスタンスは
、もしそれが単独で要求されたページのコピーを表すなら、ドキュメントインス
タンスの一部ではない。
【0084】 ページインスタンスは、一群の端末エレメントインスタンス832から成る。
エレメントインスタンスは、もしそれがインスタンス特有情報を記録するときに
のみ存在する。故に、ハイパーリンクインスタンスはページインスタンスに特有
のトランザクションID55を記録することからハイパーリンクエレメントに対
して存在し、且つ、フィールドインスタンスはページインスタンスに特有の入力
を記録することからフィールドエレメントに対して存在する。但し、テキストフ
ローなどのスタティックエレメントに対してエレメントインスタンスは存在しな
い。
【0085】 図27に示された如く、端末エレメントはスタティックエレメント843、ハ
イパーリンクエレメント844、フィールドエレメント845もしくはページサ
ーバコマンドエレメント846とされ得る。また、図28に示された如くスタテ
ィックエレメント843は、スタイルオブジェクト854が関連付けられたスタ
イルエレメント847、スタイル化テキストオブジェクト855が関連付けられ
たテキストフローエレメント848、画像エレメント856が関連付けられた画
像エレメント849、グラフィックオブジェクト857が関連付けられたグラフ
ィックエレメント850、ビデオクリップオブジェクト858が関連付けられた
ビデオクリップエレメント851、オーディオクリップオブジェクト859が関
連付けられたオーディオクリップエレメント852、または、スクリプトオブジ
ェクト860が関連付けられたスクリプトエレメント853であり得る。
【0086】 ページインスタンスは、ページ上で捕捉され乍らも特定の入力用エレメントに
適用されない一切のデジタルインク(digital ink)を記録すべく使
用される背景フィールド833を有する。
【0087】 本発明の好ましい形態において、タグ・マップ811には各ページインスタン
スが関連付けられて、ページ上の各タグはそのページ上の各所在位置へと翻訳さ
れ得る。
【0088】1.4 ネットページネットワーク 図3に示された如く好ましい実施形態においてネットページネットワークは、
インターネットなどのネットワーク19を介して接続されたネットページ・ペー
ジサーバ10、ネットページ登録サーバ11、ネットページIDサーバ12、ネ
ットページ・アプリケーション・サーバ13、ネットページ発行サーバ14およ
びネットページ・プリンタ601の、分散群から成る。
【0089】 ネットページ登録サーバ11は、ユーザ、ペン、プリンタ、アプリケーション
および刊行物の間の関係を記録することにより種々のネットワーク作用を許可す
るサーバである。該サーバはユーザを認証すると共に、アプリケーション・トラ
ンザクションにおいて認証済ユーザに代わる署名プロキシ(signing p
roxy)として作用する。該サーバはまた、手書き文字認識サービスも提供す
る。上述の如くネットページ・ページサーバ10は、ページ記述およびページイ
ンスタンスに関する永続的な情報を維持する。上記ネットページネットワークは
、各々がページインスタンスの部分集合を取扱う任意個数のページサーバを含む
。ページサーバは各ページインスタンスに対するユーザ入力値も維持することか
ら、ネットページ・プリンタなどのクライアントはネットページ入力を適切なペ
ージサーバに対して直接的に送信する。そのページサーバは、斯かる入力の一切
を、対応ページの記述に対して解釈する。
【0090】 ネットページIDサーバ12はドキュメントID51をオンデマンドで割り当
て、且つ、そのID割り当て方式により各ページサーバの負荷平衡化を提供する
【0091】 ネットページ・プリンタはインターネット式の分散名称システム(DNS)な
どを使用し、ネットページ・ページID50を、対応するページインスタンスを
取扱うネットページ・ページサーバのネットワーク・アドレスへと変換する。
【0092】 ネットページ・アプリケーション・サーバ13は、インタラクティブ・ネット
ページ・アプリケーションを運営するサーバである。ネットページ発行サーバ1
4は、各ネットページ・プリンタに対してネットページ・ドキュメントを発行す
るアプリケーション・サーバである。これらは、第2節にて詳述される。
【0093】 ネットワーク・サーバは、IBM、ヒューレットパッカード(Hewlett
−Packard)およびサン(Sun)などの製造業者からの種々のネットワ
ーク・サーバ・プラットフォーム上で運営され得る。単一のホスト上で複数のネ
ットワーク・サーバが動作し得ると共に、単一のサーバが多数のホストに亙り分
配され得る。各ネットワーク・サーバにより提供される機能性、特に、IDサー
バおよびページサーバにより提供される機能性の幾つかもしくは全てもまた、コ
ンピュータ・ワークステーション内もしくはローカル・ネットワーク上における
ネットページ・プリンタなどのネットページ・アプリケーションにおいて直接的
に提供され得る。
【0094】1.5 ネットページ・プリンタ ネットページ・プリンタ601は、上記ネットページ・システムにより登録さ
れた機器であってオンデマンドにかつ予約購読によりネットページ・ドキュメン
トを印刷する機器である。各プリンタは一意的プリンタID62を有すると共に
、インターネットなどのネットワークを介して、理想的にはブロードバンド接続
を介して上記ネットページネットワークに接続される。
【0095】 不揮発性メモリにおけるIDおよびセキュリティの設定は別として、上記ネッ
トページ・プリンタは永続的な記憶を含まない。ユーザに関する限り、「ネット
ワークがコンピュータである」。各ネットページは、特定のネットページ・プリ
ンタから独立して、分散された各ネットページ・ページサーバ10の助力により
空間かつ時間に亙りインタラクティブに機能する。
【0096】 ネットページ・プリンタは、各ネットページ発行サーバ14から予約購読ネッ
トページ・ドキュメントを受信する。各ドキュメントは、ページ・レイアウト、
ならびに、ページに載置された実際のテキストおよび画像オブジェクトの2つの
部分として配布される。個別化の故に、ページ・レイアウトは一般的には特定の
加入者(subscriber)に対して特有であり、その故に、適切なページ
サーバを介して加入者のプリンタへとポイントキャストされる。一方、テキスト
および画像オブジェクトは一般的には他の加入者と共有されることから、全ての
加入者のプリンタおよび適切なページサーバへとマルチキャストされる。
【0097】 上記ネットページ発行サーバはポイントキャストおよびマルチキャストに対す
るドキュメント・コンテンツのセグメント化を最適化する。ドキュメントのペー
ジ・レイアウトのポイントキャストを受信した後でプリンタは、もし在るならば
、どのマルチキャストを傾聴すべきかを認識する。
【0098】 印刷されるべきドキュメントを定義する完全なページ・レイアウトおよび各オ
ブジェクトをプリンタが受信したなら、プリンタはそのドキュメントを印刷し得
る。
【0099】 プリンタは、シートの両面において同時に奇数および偶数ページをラスタライ
ズして印刷する。該プリンタはこの目的の為に、両面印刷エンジン制御装置76
0と、Memjet(登録商標)印刷ヘッド350を利用する印刷エンジンとを
含む。
【0100】 印刷プロセスは2つの別個の段階、すなわち、ページ記述のラスタライズと、
ページ画像の展開および印刷とからなる。ラスタ画像プロセッサ(RIP)は、
並列に動作する一個以上の標準DSP757から成る。上記両面印刷エンジン制
御装置は、各印刷エンジンにおける各印刷ヘッドの動作と同期されてリアルタイ
ムでページ画像を展開し、ディザリングして印刷するカスタム・プロセッサから
成る。
【0101】 IR印刷が可能でないプリンタはIR吸収性の黒インクを使用してタグを印刷
する選択肢を有するが、この場合に各タグはページの空き領域内へと制限される
。斯かるページはIR印刷ページよりも機能性が更に限定されるが、依然として
ネットページとして分類される。
【0102】 通常のネットページ・プリンタは、薄寸用紙上にネットページを印刷する。更
に特化されたネットページ・プリンタは、球体などの更に特化された面上に印刷
し得る。各プリンタは少なくとも一種類の面の種類をサポートすると共に、各面
種類に対して少なくとも一種類のタグのタイリング方式をサポートし、故にタグ
・マップをサポートする。ドキュメントを印刷すべく実際に使用されるタグタイ
リング方式を記述するタグ・マップ811はそのドキュメントに関連付けられる
ことから、そのドキュメントの各タグは正しく解釈され得る。
【0103】 図2は、上記ネットページネットワーク上で登録サーバ11により維持される
プリンタ関連情報を反映するネットページ・プリンタ・クラス概念図を示してい
る。 ネットページ・プリンタの好ましい実施形態は、図11乃至図16に関して以
下の第6節で更に詳述される。
【0104】1.5.1 Memjet(登録商標)印刷ヘッド 上記ネットページ・システムは、サーマル・インクジェット、圧電インクジェ
ット、レーザ電子写真などの広範なデジタル印刷技術により作成されたプリンタ
を使用して作動し得る。但し、広範な消費者に受け入れられるためには、上記ネ
ットページ・プリンタは次の特性を有するのが望ましい。
【0105】 ・写真品質カラー印刷 ・高品質テキスト印刷 ・高い信頼性 ・低プリンタ・コスト ・低インク・コスト ・低用紙コスト ・簡単な操作 ・殆ど無音の印刷 ・高速印刷 ・同時両面印刷 ・コンパクトな形状要因 ・低消費電力
【0106】 これらの特性の全てを有する商的に利用可能な印刷技術は無い。 これらの特性を有するプリンタの製造を可能とすべく、本出願人はMemje
t(登録商標)技術と称される新たな印刷技術を発明した。Memjet(登録
商標)は、超小型電子機械的システム(MEMS)技術を使用して作製されたペ
ージ幅の印刷ヘッドを取り入れたドロップ・オンデマンド(drop−on−d
emand)のインクジェット技術である。図17は、Memjet(登録商標
)印刷ヘッドの単一の印刷要素300を示している。上記壁掛型ネットページ・
プリンタ(netpage wallprinter)は、1600dpiペー
ジ幅両面印刷プリンタを形成すべく、168,960個の印刷要素300を組み
込んでいる。このプリンタは、シアン、マゼンタ、イェロー、ブラック、および
、赤外線インク、ならびに、用紙調整剤およびインク定着剤を同時に印刷する。
【0107】 印刷要素300は、約110ミクロン長および32ミクロン幅である。これら
の印刷要素の配列は、CMOSロジック、データ転送、タイミング、および駆動
回路(図示せず)を組み込んだシリコンウェハ301上に形成される。
【0108】 印刷要素300の主要要素は、ノズル302、ノズル縁部303、ノズルチャ
ンバ304、流体シール305、インクチャネル縁部306、レバーアーム30
7、能動的アクチュエータビーム対308、受動的アクチュエータビーム対30
9、能動的アクチュエータアンカ310、受動的アクチュエータアンカ311、
および、インク取入口312である。
【0109】 能動的アクチュエータビーム対308は、接合部319にて受動的アクチュエ
ータビーム対309に機械的に接合される。両ビーム対は、夫々のアンカ点31
0,311にて繋止される。要素308,309,310,311,319の組
合せにより、カンチレバー式電熱屈曲アクチュエータ320が形成される。
【0110】 図18は、印刷要素300の断面315を含む、印刷要素300の配列の小部
分を示している。シリコンウェハ301を貫通するインク取入口312を明確に
示すため、断面315はインクなしで示されている。
【0111】 図19(a)、図19(b)および図19(c)はMemjet(登録商標)
印刷要素300の動作サイクルを示している。 図19(a)は、インク液滴の印刷前のインクメニスカス316の静止位置を
示している。インクは、インクメニスカス316における表面張力と、ノズルチ
ャンバ304とインクチャネル縁部306との間に形成された流体シール305
とおける表面張力とにより上記ノズルチャンバ内に保持される。
【0112】 印刷の間に印刷ヘッドCMOS回路は、上記印刷エンジン制御装置からのデー
タを正しい印刷要素に配布し、データをラッチし、且つ、データをバッファする
ことにより、能動的アクチュエータビーム対308の各電極318を駆動する。
これにより、電流はビーム対308を約1マイクロ秒だけ通過し、ジュール熱に
帰着する。ジュール熱に起因する温度上昇によりビーム対308は膨張する。受
動的アクチュエータビーム対309は加熱されずに膨張しないので、2つのビー
ム対間の応力差を生ずる。この応力差は部分的に、基板301に向けて屈曲して
いる電熱式屈曲アクチュエータ320の片持ち端部により解決される。レバーア
ーム307はこの運動をノズルチャンバ304に伝達する。ノズルチャンバ30
4は、図19(b)に示された位置へと約2ミクロンだけ移動する。これにより
インク圧力が増加され、インク321がノズル302から外方付勢されてインク
メニスカス316が膨出される。ノズル縁部303は、インクメニスカス316
がノズルチャンバ304の面に亙り広がるのを阻止する。
【0113】 ビーム対308および309の温度が等しくなると、アクチュエータ320は
元の位置に戻る。これにより、図19(c)に示された如く上記ノズルチャンバ
内のインク321からインク液滴317が離脱するのが助力される。上記ノズル
チャンバは、メニスカス316の表面張力により補充される。
【0114】 図20は、印刷ヘッド350のセグメントを示している。ネットページ・プリ
ンタにおいて、印刷ヘッドの長さは方向351における用紙の全幅(一般的には
210mmである)である。示されたセグメントは、0.4mm長(印刷ヘッド
全体の約0.2%)である。印刷するとき、用紙は方向352において固定印刷
ヘッドを通過して移動される。上記印刷ヘッドは、各インク取入口312により
供給された6色もしくは6種のインクを印刷する6行の相互嵌合印刷要素300
を有する。
【0115】 動作の間において印刷ヘッドの脆弱な面を保護すべく印刷ヘッド基板301に
はノズル保護ウェハ330が取付けられる。各ノズル302に対し、インク液滴
が発射される対応ノズル保護孔331が在る。ノズル保護孔331が用紙繊維も
しくは他の破片により閉塞されるのを防止すべく、印刷の間において空気取入口
332を通して濾過済空気が圧送され、上記ノズル保護孔から吐出される。プリ
ンタがアイドル状態の間には、インク321が乾燥するのを防止すべく上記ノズ
ル保護孔はシールされる。
【0116】1.6 ネットページ・ペン 上記ネットページ・システムの能動的検知装置は一般的にはペン101である
が、該ペン101は埋設された制御装置134を使用して、画像センサを介して
ページからのIR位置タグを捕捉して復号化し得る。上記画像センサは、近赤外
線波長のみにおける検知を許容する適切なフィルタを備えた半導体装置である。
以下において更に詳述される如く上記システムはペン先が面と接触した時点を検
知し得ると共に、ペンは各タグを検知して人間の手書きを十分な速度(すなわち
200dpi以上で、100Hz以上)にて検知し得る。ペンにより捕捉された
情報は暗号化されて無線によりプリンタ(もしくは基地局)へ送信され、プリン
タもしくは基地局は(既知の)ページ構造に関してそのデータを解読する。
【0117】 ネットページ・ペンの好ましい実施形態は、通常の記入用インク・ペンおよび
非記入用スタイラスの両者として作用する。但し、上記ネットページ・システム
がインターネット・インタフェースとして使用される場合など、ネットページ・
システムをブラウズジング・システムとして使用する上では、記入用の態様は不
要である。各ネットページ・ペンは上記ネットページ・システムにより登録され
ると共に、一意的ペンID61を有する。図23は、上記ネットページネットワ
ーク上で登録サーバ11により保持されるペン関連情報を反映するネットページ
・ペン・クラス概念図を示している。
【0118】 いずれかのペン先がネットページに接触しているとき、そのペンはページに対
する位置および配向を決定する。ペン先は力センサに取付けられ、ペン先に対す
る力は、ペンが「上昇(up)」しているか「下降(down)」しているかを
表す閾値に対して解釈される。これにより、ページ上の対話エレメントは、例え
ばネットワークからの情報を要求すべくペン先により押圧することで「クリック
」され得る。更に、上記の力は連続的な値として捕捉されることから、例えば署
名の動きの全てが照合され得る。
【0119】 上記ペンは、そのペン先の近傍においてページの領域193を赤外線スペクト
ルで作像することにより、ネットページ上におけるペン先の位置および配向を決
定する。ペンは最も近いタグを復号化すると共に、作像化タグに関して観察され
た遠近の歪曲とペン光学要素の既知の幾何形状とから、タグに対するペン先の位
置を算出する。タグの位置解像度は低いこともあるが、ページ上のタグ密度はタ
グ・サイズに反比例するので、調節された位置解像度は、正確な手書き文字認識
に必要な最小限の解像度を超えて非常に高くなる。
【0120】 ネットページに対するペン動作は、一連のストロークとして捕捉される。スト
ロークとは、ペン下降事象により開始されると共にペン上昇事象により完了され
るべくタイムスタンプされたペン位置のシーケンスから成る。ストロークはまた
ページIDが変化する毎にネットページのページID50によりタグ付けされる
が、これは通常状況ではストロークの開始時におけるものである。
【0121】 各ネットページ・ペンには現在選択826が関連付けられることから、ユーザ
はコピーおよびペースト動作などを実施し得る。上記選択はタイムスタンプされ
ることから、上記システムは所定時間間隔後にそれを廃棄し得る。現在選択は、
ページインスタンスの領域を記述する。現在選択は、ページの背景領域に対して
ペンにより捕捉された最も直近のデジタルインク・ストロークから成る。現在選
択は、選択用ハイパーリンクの起動によりアプリケーションに提出されると、ア
プリケーション特有の様式で解釈される。
【0122】 各ペンは現在のペン先824を有する。これは、ペンによりシステムに対して
最後に通知されたペン先である。上記の既定ネットページ・ペンの場合には、記
入用黒インク・ペン先もしくは非記入用スタイラス・ペン先のいずれかが現在物
である。各ペンはまた、現在のペン先スタイル825も有する。これは、例えば
パレットからユーザが選択した色に応じてアプリケーションによりペンに対して
最後に関連付けられたペン先スタイルである。既定ペン先スタイルは、現在のペ
ン先に関連付けられたペン先スタイルである。ペンにより捕捉された各ストロー
クには、現在のペン先スタイルがタグ付けされる。各ストロークが引き続き再現
されたとき、それらはそれらがタグ付けされたペン先スタイルにおいて再現され
る。
【0123】 ペンは通信可能プリンタの範囲内にあるときは常に、その「オンライン」LE
Dを低速で点滅させる。ペンがページに対するストロークの復号化に失敗したと
き、ペンは瞬間的にその「エラー」LEDを起動する。ペンがページに対するス
トロークの復号化に成功したとき、ペンは瞬間的にその「ok」LEDを起動す
る。
【0124】 捕捉されたストロークのシーケンスは、デジタルインクと称される。デジタル
インクは、筆跡のオンライン認識と署名のオンライン照合とに対し、図形および
筆跡のデジタル変換の基礎を形成する。
【0125】 上記ペンは無線式であり、短距離無線回線を介してデジタルインクをネットペ
ージ・プリンタへと送信する。送信されたデジタルインクは、プライバシーおよ
びセキュリティの為に暗号化されると共に効率的送信の為にパケット化されるが
、プリンタにおける適時の取扱いを確実にすべくペン上昇事象時には常にフラッ
シュされる。
【0126】 ペンがプリンタの有効範囲外に在るときにペンは、10分間の連続的な手書き
に対する容量を有する内部メモリへとデジタルインクをバッファする。ペンが再
びプリンタの有効範囲内に入ったとき、ペンはバッファされた一切のデジタルイ
ンクを転送する。
【0127】 ひとつのペンは任意台数のプリンタに登録され得るが、全ての状態データは用
紙上およびネットワーク上の両者にてネットページ内に存在することから、任意
の特定時点にてペンがどのプリンタと通信するかは殆ど重要でない。 ペンの好ましい実施形態は図8乃至図10に関して第6節にて更に詳細に記述
される。
【0128】1.7 ネットページ対話 ネットページ・プリンタ601は、ペン101がネットページ1と対話すべく
使用されるとき、ペン101からのストロークに関するデータを受信する。各タ
グ4のコード化データ3は、ペンがストロークなどの移動を実行すべく使用され
たときにペンにより読み取られる。上記データによれば、特定ページのIDおよ
び関連する対話エレメントが決定され得ると共に、そのページに対するペンの相
対位置の表示が獲得され得る。表示データはプリンタへと送信され、其処でプリ
ンタはDNSにより上記ストロークのページID50を、対応ページインスタン
ス830を保持するネットページ・ページサーバ10のネットワーク・アドレス
へと変換する。プリンタは次に、上記ストロークを上記ページサーバへと送信す
る。もし上記ページが先のストロークで最近において識別されているなら、上記
プリンタはそのキャッシュ内に適切なページサーバの上記アドレスを既に有する
こともある。各ネットページは、ネットページ・ページサーバにより永続的に保
持されたコンパクト・ページ・レイアウトから成る(以下を参照)。上記ページ
・レイアウトは、一般的には上記ネットページネットワークの何処かに記憶され
た画像、フォントおよびテキストなどのオブジェクトを参照する。
【0129】 ページサーバがペンからストロークを受信したとき、それは該ストロークが該
当するページ記述を検索し、且つ、上記ストロークがページ記述のどのエレメン
トと交差するかを決定する。ページサーバは次に、適切なエレメントの種類に関
連して上記ストロークを解釈し得る。
【0130】 「クリック」とは、ペン下降位置と引き続くペン上昇位置との間の距離および
時間の両者が一定の最小値未満である場合のストロークである。クリックにより
起動されるオブジェクトは一般的には、起動されるためにクリックを必要とし、
従って、より長いストロークは無視される。「ぞんざい(sloppy)」なク
リックなどの様にペン動作の登録の不首尾は、ペンの「ok」LEDからの応答
の欠如により表される。
【0131】 ネットページ・ページ記述にはハイパーリンクおよびフォームフィールドの2
種類の入力用エレメントが在る。フォームフィールドを介して入力しても、関連
するハイパーリンクの起動がトリガされる。
【0132】1.7.1 ハイパーリンク ハイパーリンクは遠隔アプリケーションに対してメッセージを送信する手段で
あり、一般的には上記ネットページ・システムにおける印刷された応答を引き出
す。
【0133】 ハイパーリンクエレメント844は、ハイパーリンクの起動を処理するアプリ
ケーション71と、該アプリケーションに対するハイパーリンクを識別するリン
クID54と、ハイパーリンク起動においてユーザのアプリケーション・エイリ
アスID65を含めることをシステムに要求する「エイリアス要求」フラグと、
ハイパーリンクがお気に入りとして記録されているか、もしくはユーザの履歴に
現れるときに使用される記述と、を識別する。図29には、ハイパーリンクエレ
メント・クラス概念図が示されている。
【0134】 ハイパーリンクが起動されると、ページサーバはネットワーク上の何処かのア
プリケーションに要求を送信する。そのアプリケーションはアプリケーションI
D64により識別され、且つ、該アプリケーションIDはDNSを介して通常手
法で変換される。図30に示された如く、ハイパーリンクの3つの種類は、一般
的ハイパーリンク863、フォームハイパーリンク865および選択用ハイパー
リンク864である。一般的ハイパーリンクは、リンク済ドキュメントに対する
要求を実施し得るか、または、サーバに対して選好性を単に信号通知し得る。フ
ォームハイパーリンクは対応フォームをアプリケーションに対して提出する。選
択用ハイパーリンクは現在選択をアプリケーションに対して提出する。現在選択
が例えばテキストの単一の単語を含む場合には、アプリケーションは、例えば該
単語が現れたコンテキストにおけるその単語の意味を与える単一ページ・ドキュ
メントを返信し得るか、または、異なる言語へと翻訳し得る。各ハイパーリンク
の種類は、アプリケーションに対して如何なる情報が提出されるかにより特徴付
けられる。
【0135】 対応するハイパーリンクインスタンス862は、ハイパーリンクインスタンス
が現れるページインスタンスに特有であり得るトランザクションID55を記録
する。上記トランザクションIDは例えば、ユーザに代わり購入アプリケーショ
ンにより保持された未決購入の「ショッピング・カート」などの、アプリケーシ
ョンに対するユーザ特有データを識別し得る。
【0136】 上記システムは、選択用ハイパーリンク起動においてペンの現在選択826を
含む。上記システムはまたフォームハイパーリンク起動においては関連するフォ
ームインスタンス868の内容を含むが、もし上記ハイパーリンクの「増分提出
(submit delta)」属性が設定されていれば、最後のフォーム提出
から後の入力のみが含まれる。上記システムは、全てのハイパーリンク起動にお
ける効率的な戻り経路を含む。
【0137】 図31に示された如く、ハイパーリンク化グループ866は関連するハイパー
リンクを有するグループエレメント838である。グループ内における任意のフ
ィールドエレメントを介して入力が生じたとき、グループに関連するハイパーリ
ンク844が起動される。ハイパーリンク化グループは、ハイパーリンク挙動を
チェックボックスなどのフィールドに関連付けるべく使用され得る。それはまた
、フォームハイパーリンクの「増分提出」属性に関し、連続的入力をアプリケー
ションに提供する為にも使用され得る。故にそれは、例えば入力が捕捉され、そ
の結果、入力が生じ次第、共有される場合のような、「黒板(blackboa
rd)」対話モデルをサポートすべく使用され得る。
【0138】1.7.2 フォーム フォームは、印刷済ネットページを介した関連入力群を捕捉すべく使用される
関連入力フィールドの集合を定義する。フォームによればユーザは、サーバ上で
動作しているアプリケーション・ソフトウェア・プログラムに対して一個以上の
パラメータを提出し得る。
【0139】 フォーム867は、ドキュメント階層におけるグループエレメント838であ
る。それは最終的に、一群の端末フィールドエレメント839を包含する。フォ
ームインスタンス868は、フォームの印刷済インスタンスを表す。それは、上
記フォームの各フィールドエレメント845に対応する一群のフィールドインス
タンス870から成る。各フィールドインスタンスは関連する値871を有する
が、そのタイプは対応するフィールドエレメントのタイプに依存する。各フィー
ルド値は特定の印刷済フィールドインスタンスを介した、すなわち一枚以上の印
刷済ネットページを介した入力を記録する。図32には、フォーム・クラス概念
図が示されている。
【0140】 各フォームインスタンスは、そのフォームがアクティブであるか、フリーズさ
れたか、提出済か、無効か、または、失効したかを表すステータス872を有す
る。フォームは、最初に印刷されたときにはアクティブである。フォームは、署
名されるか、またはそのフリーズ時間に達するとフリーズされる。フォームは、
ハイパーリンクの「増分提出」属性が設定されていなければ、該フォームの提出
用ハイパーリンクのひとつが起動されたときに提出済となる。フォームは、ユー
ザが、フォーム無効化、フォームリセットもしくはフォーム複製ページコマンド
を呼び出したときに無効となる。フォームは、その指定された満了期間に達する
と、すなわちフォームがアクティブとなった時間がそのフォームの指定寿命を超
えたときに失効する。フォームがアクティブである間、フォーム入力が許容され
る。アクティブでないフォームを介した入力は、代わりに、適切なページインス
タンスの背景フィールド833において捕捉される。フォームがアクティブもし
くはフリーズされているとき、フォーム提出が許容される。フォームがアクティ
ブでなくフリーズもされていないときにフォームの提出を試行しても拒絶され、
代わりにフォームステータス・レポートが出される。
【0141】 各フォームインスタンスにはそれに由来する一切のフォームインスタンスが(
59にて)関連付けられ、よってバージョンの履歴が提出される。これにより、
特定の期間内におけるフォームの最後のバージョン以外の全てが検索から除外さ
れ得る。
【0142】 全ての入力はデジタルインクとして捕捉される。デジタルインク873は、各
々が一群のスタイル化ストローク875から成る一群のタイムスタンプされたス
トロークグループ874から成る。各ストロークは、各々がペン配向およびペン
先力を含む一群のタイムスタンプされたペン位置876から成る。図33にはデ
ジタルインク・クラス概念図が示されている。
【0143】 フィールドエレメント845は、チェックボックスフィールド877、テキス
トフィールド878、描画フィールド879または署名フィールド880とされ
得る。図34には、フィールドエレメント・クラス概念図が示されている。フィ
ールドの区域58内で捕捉された一切のデジタルインクは、そのフィールドに割
り当てられる。
【0144】 図35に示された如く、チェックボックスフィールドは関連するブール値88
1を有する。チェックボックスフィールドの区域内で捕捉された任意のマーク(
点、交差、ストローク、記入用移動)により、そのフィールド値には真の値が割
り当てられる。
【0145】 図36に示された如く、テキストフィールドは関連するテキスト値882を有
する。テキストフィールド内で捕捉された一切のデジタルインクはオンライン手
書き認識を介して自動的にテキストに変換され、そのテキストにはそのフィール
ドの値が割り当てられる。オンライン手書き認識は良好に理解される(例えば、
パターン解析およびマシン知能に関するIEEE研究論文、第14巻、第8号、
1990年8月、タッパート,C.,C.Y.スエンおよびT.ワカハラの「オ
ンライン手書き認識に関する技術状況」(Tappert, C., C.Y.
Suen and T. Wakahara, “The State of
the Art in On−Line Handwriting Reco
gnition”, IEEE Transactions on Patte
rn Analysis and Machine Intelligence
, Vol.12, No.8, August 1990)を参照)。
【0146】 図37に示された如く、署名フィールドは関連するデジタル署名値883を有
する。署名フィールドの区域内で捕捉された一切のデジタルインクはペンの所有
者のIDに関して自動的に照合され、且つ、そのフィールドが一部となるフォー
ムの内容のデジタル署名が生成されてそのフィールドの値に割り当てられる。デ
ジタル署名は、そのフォームを所有するアプリケーションに特有であるペン・ユ
ーザの非公開署名キー(private signature key)を使用
して生成される。オンライン署名照合も良好に理解される(例えば、プラモンド
ン,R.およびG.ロレッテによるパターン認識、第22巻、第2号、1989
年、「自動署名照合および書き手認識」(Plamondon, R. and
G. Lorette, “Automatic Signature Ve
rification and Writer Identification
− The State of the Art”, Pattern Re
cognition, Vol.22, No.2, 1989)を参照)。
【0147】 フィールドエレメントは、その「隠す(hidden)」属性が設定されれば
隠される。隠されたフィールドエレメントはページ上に入力区域を有さず、入力
を受け入れない。それは、そのフィールドを含むフォームが提出されるときにそ
のフォームに含まれる関連フィールド値を有し得る。
【0148】 フォームフィールドにおいては、削除を示す取り消しなどの「編集」コマンド
も認識され得る。 手書き文字認識アルゴリズムは「オフライン」(すなわち、ペンの記入のビッ
トマップのみに対するアクセス)ではなく「オンライン」(すなわちペン移動の
運動に対するアクセス)で機能することから、書き手依存の訓練段階なしで、継
続的に離散的に書き込まれた文字を比較的に高精度で認識し得る。但し、書き手
に依存する手書きモデルが経時的に自動的に生成され、必要ならば予め生成され
得る。
【0149】 既に述べた如く、デジタルインクは各ストロークのシーケンスから成る。特定
エレメントの区域内で開始したストロークは、解読の準備ができたそのエレメン
トのデジタルインク・ストリームにアペンドされる。オブジェクトのデジタルイ
ンク・ストリームにアペンドされない一切のストロークは、背景フィールドのデ
ジタルインク・ストリームに対してアペンドされる。
【0150】 背景フィールドにおいて捕捉されたデジタルインクは、選択動作として解釈さ
れる。一個以上のオブジェクトを線で囲うことは、線で囲われたオブジェクトは
一般に選択されたと解釈されるが、実際の解釈はアプリケーションに特有である
【0151】 表2は、ネットページに対するこれらの種々のペン対話を要約している。
【0152】
【表2】 上記システムは、各ペンに対する現在選択を保持する。この選択は単に、背景
フィールドにおいて捕捉された最も最近のストロークから成る。上記選択は、非
活動状態タイムアウトの後にクリアされ、予測可能な挙動を確実にする。
【0153】 全てのフィールドで捕捉された未処理のデジタルインクは上記ネットページ・
ページサーバ上に保持されると共に、そのフォームがアプリケーションに提出さ
れるときにそのフォームと共に選択的に送信される。これによりアプリケーショ
ンは、未処理デジタルインクが手書きテキストの変換などの最初の変換か否かを
照会し得る。これは例えば、アプリケーション特有の一定の整合性チェックを必
要とするフォームに対してアプリケーション・レベルでの人間の介在を必要とし
得る。これに対する拡張として、フォームの背景領域全体が描画フィールドとし
て設計され得る。アプリケーションは次に、フォームの明示的フィールドの外側
のデジタルインクの存在に基づいて、これらのフィールドの外側で記入されたフ
ィールドに対してユーザが修正を示したと仮定して、そのフォームを人的オペレ
ータにルーティングするか否かを判断し得る。
【0154】 図38は、ネットページに対するペン入力の処理プロセスのフローチャートを
示している。このプロセスは、(884にて)ペンからのストロークを受信する
ステップと、(885にて)上記ストロークにおけるページID50が参照する
ページインスタンス830を識別するステップと、(886にて)ページ記述5
を検索するステップと、(887にて)その区域58が上記ストロークと交差す
るフォーマット済エレメント839を識別するステップと、(888にて)上記
フォーマット済エレメントがフィールドエレメントに対応するか否かを判断し、
もしそうであれば(892にて)受信したストロークをフィールド値871のデ
ジタルインクに対してアペンドさせ、(893にて)そのフィールドの蓄積デジ
タルインクを解釈し、且つ、(894にて)そのフィールドがハイパーリンク化
グループ866の一部か否かを判断し、もしそうであれば(895にて)関連す
るハイパーリンクを起動するステップと、代替的に(889にて)、フォーマッ
ト済エレメントがハイパーリンクエレメントに対応するか否かを判断し、もしそ
うであれば(895にて)対応ハイパーリンクを起動するステップと、代替的に
(890にて)、入力フィールドもしくはハイパーリンクが存在しない場合、受
信されたストロークを背景フィールド833のデジタルインクにアペンドするス
テップと、(891にて)受信されたストロークを、登録サーバにより保持され
た現在ペンの現在選択826に対してコピーするステップとから成る。
【0155】 図38aは図38に示されたプロセスにおける段階893の詳細フローチャー
トを示しており、此処でフィールドの蓄積デジタルインクはそのフィールドのタ
イプに従って解釈される。該プロセスは、(896にて)そのフィールドがチェ
ックボックスか否かを判断すると共に、(897にて)デジタルインクはチェッ
クマークを表すか否かを判断し、もしそうであれば、(898にて)フィールド
値に対して「真」値を割り当てるステップと、代替的に(899にて)、そのフ
ィールドがテキストフィールドか否かを判断すると共に、もしそうであれば、(
900にて)適切な登録サーバの助力によりデジタルインクをコンピュータ用テ
キストへと変換し、且つ、変換されたコンピュータ用テキストを(901にて)
上記フィールド値に割り当てるステップと、代替的に(902にて)、フィール
ドが署名フィールドか否かを判断すると共に、もしそうであれば、(903にて
)適切な登録サーバの助力によりそのデジタルインクをペンの所有者の署名とし
て照合し、(904にて)これもまた登録サーバの助力により且つ対応アプリケ
ーションに関するペン所有者の非公開署名キーを使用して対応フォームの内容の
デジタル署名を生成し、且つ、(905にて)上記デジタル署名を上フィールド
値に割り当てるステップとから成る。
【0156】1.7.3 ページサーバコマンド ページサーバコマンドは、ページサーバによりローカルに処理されるコマンド
である。該コマンドは、フォーム、ページおよびドキュメントインスタンスに対
して直接的に作用する。
【0157】 図39に示された如くページサーバコマンド907は、フォーム無効化コマン
ド(void form command)908、フォーム複製コマンド(d
uplicate form command)909、フォームリセットコマ
ンド(reset form command)910、フォームステータス獲
得コマンド(get form status command)911、ペー
ジ複製コマンド(duplicate page command)912、ペ
ージリセットコマンド(reset page command)913、ペー
ジステータス獲得コマンド(get page status command
)914、ドキュメント複製コマンド(duplicate document
command)915、ドキュメントリセットコマンド(reset do
cument comand)916、または、ドキュメントステータス獲得コ
マンド(get document statuscommand)917とさ
れ得る。
【0158】 フォーム無効化コマンドは、対応するフォームインスタンスを無効化(voi
d)する。フォーム複製コマンドは、対応フォームインスタンスを無効化してか
ら、フィールド値を保存し乍ら現在フォームインスタンスのアクティブ印刷コピ
ーを生成する。このコピーはオリジナルと同一のハイパーリンク・トランザクシ
ョンIDを含むことから、アプリケーションとしてはオリジナルと区別がつかな
い。フォームリセットコマンドは、対応フォームインスタンスを無効化してから
、フィールド値を廃棄し乍らフォームインスタンスのアクティブ印刷コピーを生
成する。フォームステータス獲得コマンドは、対応フォームインスタンスを誰が
発行したか、いつ印刷されたか、誰の為に印刷されたかなどの、対応フォームイ
ンスタンスのステータスに関する印刷レポートおよびそのフォームインスタンス
のフォームステータスを生成する。
【0159】 フォームハイパーリンクインスタンスはトランザクションIDを含むことから
、新たなフォームインスタンスを生成する際にはアプリケーションが関与せねば
ならない。故に、新たなフォームインスタンスを要求するボタンは一般的に、ハ
イパーリンクとして実現される。
【0160】 ページ複製コマンドは、背景フィールド値を保存し乍ら、対応ページインスタ
ンスの印刷コピーを生成する。もしそのページがフォームまたはフォームの一部
を含めば、ページ複製コマンドはフォーム複製コマンドとして解釈される。ペー
ジリセットコマンドは、背景フィールド値を廃棄し乍ら対応するページインスタ
ンスの印刷コピーを生成する。もしそのページがフォームまたはフォームの一部
を含めば、ページリセットコマンドはフォームリセットコマンドとして解釈され
る。ページステータス獲得コマンドは、対応ページインスタンスを誰が発行した
か、いつ印刷されたか、誰の為に印刷されたかなどの、対応ページインスタンス
のステータスに関する印刷レポートおよび該ページインスタンスが含むもしくは
一部である一切のフォームのステータスを生成する。
【0161】 全てのネットページに現れるネットページ・ロゴには通常、複製ページエレメ
ントが関連付けられる。 ページインスタンスがフィールド値を保存し乍ら複製されたとき、各フィール
ド値はそれらの元の形態で印刷され、すなわち、チェックマークは標準チェック
マーク・グラフィックとして現れ、テキストは写植テキストとして現れる。描画
および署名のみがそれらの元の形態で現れ、標準グラフィックが伴う署名は好首
尾な署名照合を表す。
【0162】 ドキュメント複製コマンドは、背景フィールド値を保存し乍ら対応ドキュメン
トインスタンスの印刷コピーを生成する。もしドキュメントが何らかのフォーム
を含むなら、ドキュメント複製コマンドはフォーム複製コマンドが行うのと同様
にして各フォームを複製する。ドキュメントリセットコマンドは、背景フィール
ド値を廃棄し乍ら、対応ドキュメントインスタンスの印刷コピーを生成する。も
しドキュメントが何らかのフォームを含むなら、ドキュメントリセットコマンド
はフォームリセットコマンドが行うのと同様にして、各フォームをリセットする
。ドキュメントステータス獲得コマンドは、対応ドキュメントインスタンスを誰
が発行したか、いつ印刷されたか、誰の為に印刷されたかなどの、対応ドキュメ
ントインスタンスのステータスに関する印刷レポートおよび該ドキュメントイン
スタンスが含む一切のフォームのステータスを生成する。
【0163】 もしページサーバコマンドの「選択中(on selected)」属性が設
定されている場合には、該コマンドは、そのコマンドを含むページ上では無く、
ペンの現在選択により識別されるページ上で作用する。これにより、ページサー
バコマンドのメニューが印刷され得る。もしターゲット・ページが指定ページサ
ーバコマンドに対するページサーバコマンドエレメントを含まなければ、そのコ
マンドは無視される。
【0164】 アプリケーションは、ハイパーリンク化グループ内に適切なページサーバコマ
ンドエレメントを埋設することにより、アプリケーションに特有な処理を提供し
得る。ページサーバは、ページサーバコマンドを実行するのでは無く、ハイパー
リンク化グループに関連付けられたハイパーリンクを起動する。
【0165】 ページサーバコマンドエレメントは、その「隠す」属性が設定されていれば隠
される。隠されたコマンドエレメントはページ上に入力区域を有さないことから
、ユーザにより直接的には起動され得ない。但しそれは、もしページサーバコマ
ンドの「選択時」属性が設定されていれば、異なるページに埋設されたページサ
ーバコマンドを介して起動され得る。
【0166】1.8 ネットページの標準的特徴 好ましい形態においては、各ネットページの底部にネットページ・ロゴが印刷
され、該ページがネットページなので対話的特性を有することを表す。上記ロゴ
はまた、コピー・ボタンとしても作用する。多くの場合、ロゴを押圧するとペー
ジのコピーが生成される。フォームの場合、ボタンはフォーム全体のコピーを生
成する。更に、チケットもしくはクーポンなどの機密ドキュメント(secur
e document)の場合、ボタンは注釈(explanatory no
te)または広告ページを導出する。
【0167】 既定の単一ページ・コピー機能は適切なネットページ・ページサーバにより直
接的に処理される。特定コピー機能は、ロゴ・ボタンをアプリケーションにリン
クすることで処理される。
【0168】1.9 ユーザ・ヘルプ・システム 好ましい実施形態において上記ネットページ・プリンタは、「ヘルプ」と名称
表示された単一ボタンを有する。押圧されたときに該ボタンは、以下の情報の単
一ページを導出する。
【0169】 ・プリンタ接続のステータス ・プリンタ消耗品のステータス ・トップレベル・ヘルプ・メニュー ・ドキュメント機能メニュー ・トップレベル・ネットページネットワーク・ディレクトリ
【0170】 上記ヘルプ・メニューは、上記ネットページ・システムの使用法の階層的マニ
ュアルを提供する。 上記ドキュメント機能メニューは、以下の機能を含む。 ・ドキュメントのコピーの印刷 ・フォームのクリーン・コピーの印刷 ・ドキュメントのステータスの印刷
【0171】 上記ドキュメント機能は、ボタンを単に押圧してからそのドキュメントの任意
のページに触れるだけで開始される。ドキュメントのステータスは、ドキュメン
トを誰がいつ発行したか、誰に対して配布されたか、および、引き続きフォーム
として誰にいつ提出されたかを示す。
【0172】 上記ネットページネットワーク・ディレクトリによればユーザは、ネットワー
ク上の刊行物およびサービスの階層を索行し得る。代替策としてユーザは、ネッ
トページネットワーク「900」番の「イエロー・ページ」を呼び出して、人的
オペレータと話すことが可能である。オペレータは所望のドキュメントを見い出
し、それをユーザのプリンタへとルーティングし得る。ドキュメントの種類に依
存し、発行者もしくはユーザが僅かな「イエロー・ページ」サービス料金を支払
う。
【0173】 上記ヘルプ・ページは明らかに、プリンタが印刷できなければ利用不能である
。この場合には「エラー」ランプが点灯され、ユーザはネットワーク上での遠隔
診断を要求し得る。
【0174】2. 個人用発行モデル 以下の記述において、ニュースは上記ネットページ・システムにおける個別化
メカニズムを例示する標準的な発行例として使用される。多くの場合、ニュース
とは新聞および時事雑誌のニュースという限られた意味で使用されるが、此処で
企図された範囲はそれより広い。
【0175】 上記ネットページ・システムにおいて、ニュース発行物の編集的内容および広
告的内容は、異なるメカニズムを使用して個別化(personalize)さ
れる。編集的内容は、読者が明示的に述べた関心プロファイルおよび暗黙的に捕
捉された関心プロファイルに従い個別化される。広告的内容は、読者の地域性お
よび統計的データに従い個別化される。
【0176】2.1 編集の個別化 加入者(subscriber)は、ニュース発行物(news publi
cation)を配布するニュース・ソースおよびニュース・ストリームを配布
するニュース・ソースの2種類のニュース・ソースを利用し得る。ニュース発行
物は発行者により集計かつ編集される一方、ニュース・ストリームはニュース発
行者もしくは専門化されたニュース集計者(specialized news
aggregator)により集計される。ニュース発行物は一般的には従来
の新聞および時事雑誌に対応するが、ニュース・ストリームは、ニュース・サー
ビスからの「未処理」ニュース供給、風刺漫画片、フリーライターのコラム、友
人用掲示板、または、読者所有の電子メールなどのように多様であり変化し得る
【0177】 上記ネットページ発行サーバは、編集済みニュース発行物の発行ならびに複数
のニュース・ストリームの集計をサポートする。読者により直接的に選択された
ニュース・ストリームの集計を処理することにより、故にフォーマットを処理す
ることにより、サーバは編集的内容を有さないページ上に広告を載置し得る。
【0178】 加入者は、一種類以上の寄稿ニュース発行物を選択することと、各々の個人版
を生成することにより日刊紙を構築する。作成された日刊版は、印刷されて結合
され、一冊の新聞となる。家庭の各人は一般的に、種々の日刊発行物を選択して
からそれらをカスタマイズすることにより自身の種々の関心および嗜好を表現す
る。
【0179】 各発行物に対し、読者は選択的に特定欄を選択する。一定の欄は毎日発行され
、他の欄は毎週発行される。ニューヨークタイムズ・オンラインから利用可能な
毎日欄としては例えば、「ページワンプラス」、「国内」、「国際」、「意見」
、「ビジネス」、「芸術/生活」、「テクノロジ」および「スポーツ」が挙げら
れる。利用可能な一群の欄は発行物に特有であり、既定の部分集合である。
【0180】 読者は、各々が任意の数のニュース・ストリームを利用するというカスタム欄
を生成することにより、上記日刊紙を拡張し得る。カスタム欄は、電子メールお
よび友人の告知(「パーソナル」)に対し、または、特定トピック(「警告」も
しくは「クリッピング」)に対するニュース供給を監視すべく生成されることも
ある。
【0181】 各欄に対して読者は選択的に、そのサイズを質的に(例えば、短寸、中間もし
くは長寸)または数値的に(すなわち、そのページ数の制限として)特定し、且
つ、広告の所望割合を質的に(例えば多い、通常、少ない、無しなど)または数
値的に(すなわち百分率として)指定する。
【0182】 読者はまた、多数の単文記事または少数の長文記事に対する選好性を選択的に
表現する。各記事は理想的には、この選好性をサポートすべく単文形態および長
文形態の両者で記載(もしくは編集)される。
【0183】 記事はまた、例えば子供用バージョンおよび成人用バージョンなどの様に、予
測される読者の知識に整合すべく異なるバージョンで記載(もしくは編集)され
得る。適切なバージョンは、読者の年齢に依り選択される。読者は、その生物学
的年齢に優先する「購読年齢」を指定し得る。
【0184】 各欄を構成する記事は編集者により選択かつ優先順位付けされ、各々には有効
寿命が割り当てられる。既定によれば、それらは加入者のバージョンにおける空
間制約を前提条件として、優先順に全ての関連加入者に配布される。
【0185】 適切な場合には各欄において、読者は選択的に協働的フィルタリングを有効化
し得る。これは次に、十分に長い寿命を有する記事に適用される。協働的フィル
タリングに適した各記事は、記事の最後における評価ボタンとともに印刷される
。各ボタンは(例えば「好き」および「嫌い」などの)容易な選択を提供するこ
とにより、記事に対する読者の評価動作を更に確実にする。
【0186】 故に、高い優先順位と短い寿命とを有する記事は事実上、編集者により本質的
な記事と見做され、殆どの関連する加入者に配布される。 読者は選択的に、質的に(例えば、驚かせて欲しいか驚かせて欲しくないか)
もしくは数値的に、セレンディピティ係数(serendipity fact
or)を指定する。セレンディピティ係数が大きければ、協働的フィルタリング
の間において整合の為に使用される閾値は低くなる。係数が大きいと、対応欄が
読者指定の容量に対して埋め込まれる可能性は大きくなる。週の各曜日に対して
異なるセレンディピティ係数が指定され得る。
【0187】 読者はまた、欄内において特に関心あるトピックを選択的に指定し、これによ
り、編集者に割り当てられる優先順位は改変される。 読者のインターネット接続の速度は、配布され得る画像の品質に影響する。読
者は、より少ない画像もしくはより小寸の画像、またはその両者に対する選好性
を選択的に指定する。もし画像の個数もしくはサイズが減少されなければ、各画
像はより低品質(すなわち更に低い解像度もしくは更なる圧縮)で配布され得る
【0188】 大域的レベルにて、読者は分量、日付、時間および通貨が如何にしてローカラ
イズされるかを指定する。これは、単位が英国式もしくはメートルであるか、現
地時間帯および時間フォーマット、および、現地通貨、および、その場における
翻訳もしくは注釈から成るローカル化を指定することを含む。これらの選好性は
、既定では読者の所在地から導かれる。
【0189】 低い視力による読取困難性を減少すべく、読者は選択的に大寸表示に対する大
域的選好性(グローバル・プリファレンス)を指定する。故にテキストおよび画
像の両者が拡大され、各ページに収容される情報は少なくなる。
【0190】 ニュース発行物が発行される言語およびその対応テキストコード化は、発行物
の特性であり、ユーザにより表現された選好性ではない。但し、上記ネットペー
ジ・システムは種々の外観で自動翻訳サービスを提供すべく構成され得る。
【0191】2.2 広告のローカル化およびターゲット選択 編集的内容の個別化は広告的内容に直接的に影響する、と言うのも、広告は一
般的には編集的内容を活用すべく載置されるからである。例えば旅行広告は、他
の場所よりも旅行欄に現れる可能性が高い。広告者に対する(故に発行者に対す
る)編集的内容の価値は、正しい統計的データにより多数の読者を惹き付ける能
力に在る。
【0192】 効率的な広告は、所在地および統計的データに基づき載置される。所在地によ
り、特定サービス、小売業者などに対する近接性、地域社会および環境に関する
特定の関心および問題が決定される。統計的データに依れば、概略的な興味およ
び関心、ならびに、可能な消費パターンが決定される。
【0193】 ニュース発行者の最も利益を生じる製品は、広告「空間」、すなわち、発行物
の地理的包括範囲と、その読者数のスケールと、読者の統計的データと、広告に
利用可能なページ領域とにより決定される多次元エンティティである。
【0194】 上記ネットページ・システムにおいて上記ネットページ発行サーバは、発行物
の地理的包括範囲、その欄の読者数、各読者の欄編集のサイズ、各読者の広告割
合および各読者の統計的データを考慮し、欄毎に、発行物の販売可能広告スペー
スの概略的多次元サイズを算出する。
【0195】 他のメディアと比較して上記ネットページ・システムに依れば、広告スペース
が相当に詳細に定義され得ると共に、より小さな広告スペースが別個に販売され
得る。故に広告スペースは、ほぼその真価にて販売され得る。
【0196】 例えば、同一の広告「スロット」が数人の広告者に対して種々の割合で販売さ
れ、個々の読者のページはひとりの広告者もしくは別の広告者の広告をランダム
に受信し、全体的には各広告者に販売されたスペースの割合が維持されることも
可能である。
【0197】 上記ネットページ・システムに依れば、詳細な製品情報およびオンライン購入
に対して広告が直接的にリンクされ得る。 上記ネットページ発行サーバによれば個別化およびローカル化が自動的に処理
されることから、広告集計者(advertising aggregator
)は地理的および統計的データの両者に関して任意に広範な包括範囲を提供し得
る。引き続く分配も自動なので効率的である。これにより、発行者は広告を直接
的に受けるよりも更にコスト効率的に広告集計者を利用できる。広告集計者は広
告収入の一定割合を受けるが、発行者は集計のより高い効率のために変更利益は
変わらないと理解するであろう。広告集計者は、広告者と発行者との間の仲介者
として作用すると共に、同一広告を複数の発行物に載置し得る。
【0198】 発行物の広告スペースが更に複雑であることから、ネットページ刊行物におけ
る広告載置は発行物の従来の対応箇所における広告載置よりも更に複雑となり得
ることに留意されたい。広告者、広告集計者および発行者の間における交渉の最
大限の複雑さを無視するならば、上記ネットページ・システムの好ましい形態は
、広告スペースの自動オークションに対するサポートなどの様にこれらの交渉に
対する一定のサポートを提供する。僅かにもしくは高度にローカル化された広告
などの様に僅かな量の収入を生み出す広告の載置を自動化することは特に望まし
い。
【0199】 載置が交渉されたなら、集計者は広告を捕捉して編集し、それをネットページ
広告サーバに記録する。対応して、発行者は広告載置を適切なネットページ発行
サーバ上に記録する。上記ネットページ発行サーバが各ユーザの個別化発行物を
レイアウトするとき、該サーバは適切な広告を上記ネットページ広告サーバから
取り出す。
【0200】2.3 ユーザ・プロファイル 2.3.1 情報フィルタリング ニュースおよび他の発行物の個別化は、以下のユーザ特有プロファイル情報の
取り合わせに基づく。 ・発行物のカスタム化 ・協働フィルタリング・ベクトル ・連絡詳細 ・表示選好性 発行物のカスタム化は一般的には発行物固有なので、カスタム化情報は適切な
ネットページ発行サーバにより保持される。
【0201】 協働フィルタリング・ベクトル(collaborative filter
ing vector)は、多数のニュース項目に対するユーザの評価から成る
。それは、推薦を行うために異なるユーザの関心を相関すべく使用される。任意
の特定発行物から独立して単一の協働フィルタリング・ベクトルを保持すること
に利点は在るが、各発行物に対して別体ベクトルを保持するのが更に実用的な2
つの理由がある。すなわち、異なる発行物に対する各加入者のベクトル間よりも
、同一の発行物に対する各加入者のベクトル間の方が更に重複する可能性が在り
、且つ、発行物は、他では見られない当該発行物のブランドの価値の一部として
、該発行物の各ユーザの協働フィルタリング・ベクトルを示したいものである。
故に協働フィルタリング・ベクトルは、適切なネットページ発行サーバによって
も保持される。
【0202】 氏名、住所、郵便番号、州、国、電話番号などの連絡詳細は、本来、大域的で
あり、ネットページ登録サーバにより保持される。 数量、日付および時間などの表示選好性も同様に大域的であり、同様に保持さ
れる。
【0203】 広告のローカル化はユーザの連絡詳細中に示された所在地に依存する一方、広
告のターゲット選択は、誕生日、結婚状況、収入、職業、教育、または、年齢範
囲および収入範囲などの質的派生物に依存する。
【0204】 広告目的に対して個人情報を明らかにすることを選択したユーザに対し、その
情報は適切なネットページ登録サーバにより保持される。斯かる情報がなければ
、広告はユーザの5桁郵便番号(Zip Code)もしくは9桁郵便番号(Z
ip+4 Code)に関連付けられた統計的データに基づきターゲット選択さ
れ得る。
【0205】 図21、図22、図23および図24に示された如く、各ユーザ、ペン、プリ
ンタ、アプリケーション・プロバイダおよびアプリケーションにはそれ自身の一
意的IDが割り当てられ、上記ネットページ登録サーバはそれらの間の関係を保
持する。登録目的で、発行者は特別な種類のアプリケーション・プロバイダであ
り、発行物は特別な種類のアプリケーションである。
【0206】 各ユーザ800は任意台数のプリンタ802の使用が許可され、各プリンタは
任意数のユーザによる使用を可能とする。(66にて)各ユーザは、既定により
定期発行物が配布される単一の既定プリンタを有する一方、オンデマンドで印刷
されたページはユーザが対話を行うプリンタを介して配布される。上記サーバは
、ユーザがどの発行者に対してユーザの既定プリンタでの印刷を許可したかの情
報を有する。発行者は一切の特定プリンタのIDを記録しない代わりに、必要な
場合にはそのIDを決定する。ユーザは、プリンタ上の管理特権69を有するも
のとして指名されて、該ユーザが他のユーザがプリンタを使用することを許可す
ることを可能にする。これは、そのような操作に対して管理特権84を要求する
場合のみに意味をもつ。
【0207】 刊行物807に対してユーザが購読契約808したとき、発行者806(すな
わちアプリケーション・プロバイダ803)は指定プリンタもしくはユーザの既
定プリンタに対する印刷が許可される。この許可は、ユーザにより任意の時点で
取り消され得る。各ユーザは数本のペン801を有し得るが、ペンは単一ユーザ
に対して特有である。もしユーザが特定プリンタの使用を許可されたなら、その
プリンタはそのユーザの各ペンの一切を認識する。
【0208】 ペンIDは、特定ネットページ登録サーバにより保持された対応ユーザ・プロ
ファイルを通常手法でDNSを介して見い出すべく使用される。 ウェブ端末809は特定ネットページ・プリンタで印刷することを許可され得
ることから、ウェブ・ブラウジングの間に遭遇したウェブページおよびネットペ
ージ・ドキュメントは最も近いプリンタで好都合に印刷され得る。
【0209】 上記ネットページ・システムはプリンタ・プロバイダに代わり、そのプロバイ
ダのプリンタで印刷された発行物により得られた収入に関する料金および手数料
を集金し得る。斯かる収入としては、広告料金、クリックスルー料(click
−through fee)、電子商取引手数料および取引料金が挙げられる。
もしプリンタがユーザにより所有されていれば、そのユーザはプリンタ・プロバ
イダである。
【0210】 各ユーザはまた、(先行段落にて記述された如き)細かい借方(debit)
および貸方(credit)を蓄積すべく使用されるネットページ・アカウント
820、氏名、住所および電話番号などの連絡詳細815、プライバシー、配布
およびローカル化設定などの大域的選好性(global preferenc
e)816、ユーザのコード化署名818、指紋819などを含む任意数のバイ
オメトリックレコード817、上記システムにより自動的に保持される筆跡モデ
ル819、および、電子商取引支払いを行うためのSET支払カード口座821
も有する。
【0211】 ユーザ特有のネットページ・アカウントに加えて、各ユーザは、そのユーザが
使用を許可されている各プリンタに特有のネットページ・アカウント936も有
する。各プリンタ特有のアカウントは、該ユーザのそのプリンタに対する作業に
関連する小額借方及び貸方を積算するために使用される。ユーザは、未払いの借
方収支に対して定期的に請求書を送付される。 ユーザは任意にネットページ・ユーザ・ディレクトリ823に現れて他のユー
ザを見つけて、そのユーザに電子メールを送付することが可能である。
【0212】2.4 インテリジェント・ページ・レイアウト 上記ネットページ発行サーバは、各ユーザの個別化発行物の各ページを欄毎に
自動的にレイアウトする。殆どの広告は事前フォーマットされた矩形の形態であ
ることから、それらは編集的内容に先立ってページ上に載置される。
【0213】 欄に対する広告比率はその欄内において個々のページに関する様々な広告比率
により達成され得ると共に、広告レイアウト・アルゴリズムはこれを活用する。
上記アルゴリズムは、日曜大工の屋根修理に関する記事内容なので、特にその発
行物内で屋根用材料に対する広告を載置するなど、密接に関連する編集的内容お
よび広告的内容の近接配置を試行すべく構成される。
【0214】 その場合、ユーザに対して選択されたテキストおよび関連する画像およびグラ
フィックなどの編集的内容は、種々の美観的規則に従いレイアウトされる。 ユーザが示した欄サイズの選好性を更に忠実に達成すべく、レイアウトが収束
したなら、広告の選択および編集的内容の選択などのプロセス全体は反復されね
ばならない。但し、欄サイズ選好性は経時により平均的に整合され、日々の相当
の変化を許容し得る。
【0215】2.5 ドキュメント・フォーマット ドキュメントがレイアウトされたなら、それはネットページネットワーク上で
の効率的配布および永続的記憶の為にコード化される。 主な効率的メカニズムは、単一ユーザの編集の特有情報と、複数のユーザの編
集で共有される情報とを分離することである。上記特有情報は、ページ・レイア
ウトである。上記共有情報は、画像、グラフィックおよびテキストなどの、ペー
ジ・レイアウトにより参照されるオブジェクトから成る。
【0216】 テキストオブジェクトは、拡張可能スタイルシート言語(XSL)を使用して
拡張可能マークアップ言語(XML)で表された完全フォーマット化テキストを
含む。XSLは、この場合にはレイアウトにより提供される領域であってテキス
トが設定される領域から独立してテキスト・フォーマットを正確に制御する。テ
キストオブジェクトは、自動翻訳を可能とする埋設言語コードと、パラグラフ・
フォーマット化を助力する埋設ハイフネーション・ヒントとを含む。
【0217】 画像オブジェクトは、JPEG2000ウェーブレット式圧縮画像フォーマッ
トで画像をコード化する。グラフィックオブジェクトは、スケーラブル・ベクト
ル・グラフィックス(SVG)フォーマットで2Dグラフィックをコード化する
。 レイアウト自体は、載置された一連の、画像およびグラフィックオブジェクト
、テキストオブジェクトが流れるべくリンクされたテキストフローオブジェクト
、上記のハイパーリンクおよび入力フィールド、および、透かし模様領域(wa
termark region)から成る。これらのレイアウトオブジェクトは
、表3に要約される。レイアウトは、効率的な配布および記憶に適したコンパク
トなフォーマットを使用する。
【0218】
【表3】
【0219】2.6 ドキュメントの配布 上述の如く、効率的配布およびネットページネットワークにおける永続的記憶
の為に、ユーザ特有ページ・レイアウトは該レイアウトが参照する共有オブジェ
クトから分離される。
【0220】 予約発行物の配布の準備ができたとき、ネットページ発行サーバはネットペー
ジIDサーバ12の助けを受け、各ページに対する一意的ID、ページインスタ
ンス、ドキュメントおよびドキュメントインスタンスを割り当てる。
【0221】 上記サーバは共有コンテンツの一群の最適化部分集合を算出して各部分集合に
対してマルチキャスト・チャネルを生成してから、各ユーザ特有レイアウトによ
り使用される共有コンテンツを担持するマルチキャスト・チャネルの名称により
各ユーザ特有レイアウトをタグ付けする。次にサーバは適切なページサーバを介
して各ユーザのレイアウトをそのユーザのプリンタにポイントキャストし、その
ポイントキャストが完了したとき、上記特定チャネル上で上記共有コンテンツを
マルチキャストする。各ページサーバおよびプリンタは、そのポイントキャスト
を受信した後、ページ・レイアウト中で特定されたマルチキャスト・チャネルに
加入する。マルチキャストの間、各ページサーバおよびプリンタはそのページ・
レイアウトにより参照されたオブジェクトをマルチキャスト・ストリームから抽
出する。各ページサーバは、受信したページ・レイアウトおよび共有コンテンツ
を永続的にアーカイブする。
【0222】 プリンタは、そのページ・レイアウトが参照するオブジェクトの全てを受信し
たなら、完全に載置されたレイアウトを再生成してからラスタライズし、それを
印刷する。
【0223】 通常状況下で、プリンタは配達されるよりも高速にページを印刷する。各ペー
ジの1/4が画像で被覆されると仮定すると、平均ページのサイズは400KB
未満である。故に上記プリンタは、その内部64MBメモリ内に斯かるページを
100頁以上保持し、一時的バッファなどを許容する。上記プリンタは、1頁/
秒の速度で印刷する。これは毎秒で400KBもしくは約3Mビットのページデ
ータに等しく、ブロードバンド・ネットワーク上におけるページデータ配布の最
高期待速度と同様である。
【0224】 プリンタの用紙が尽きたなどの異常状況下であっても、プリンタの100頁の
内部記憶容量が足りなくなる前にユーザが用紙供給を補充する可能性は高い。 但し、プリンタの内部メモリが満杯となれば、マルチキャストが初めて生じた
ときでもマルチキャストを利用できない。故に上記ネットページ発行サーバはプ
リンタに対し、再マルチキャストの要求を提出することを許容する。臨界数の要
求を受信するか又はタイムアウトが生じたとき、上記サーバは対応する共有オブ
ジェクトを再マルチキャストする。
【0225】 ドキュメントが印刷されたなら、プリンタは任意の時点でそのページ・レイア
ウトおよびコンテンツを適切なページサーバから検索することで厳密な複製を生
成し得る。
【0226】2.7 オンデマンド・ドキュメント ネットページ・ドキュメントがオンデマンドで要求されたとき、それは定期発
行物と殆ど同様に個別化して配布され得る。但し共有コンテンツが無いので、配
布はマルチキャストを使用せずに、要求しているプリンタへと直接的に行われる
【0227】 非ネットページ・ドキュメントがオンデマンドで要求されたとき、該ドキュメ
ントは個別化され、且つ、該ドキュメントは、該ドキュメントをネットページ・
ドキュメントとして再フォーマットすべく指定されたネットページ・フォーマッ
ティング・サーバを介して配布される。ネットページ・フォーマッティング・サ
ーバは、ネットページ発行サーバの特殊インスタンスである。上記ネットページ
・フォーマッティング・サーバは、アドビ(Adobe)のポータブル・ドキュ
メント・フォーマット(PDF)、およびハイパーテキスト・マークアップ言語
(HTML)などの種々のインターネット・ドキュメント・フォーマットを認識
する。HTMLの場合、印刷されたページの更に高い解像度を利用し、マルチコ
ラム・フォーマットでコンテンツの表によってウェブページを表現し得る。それ
は、要求されたページに直接的にリンクされた全てのウェブページを自動的に含
み得る。ユーザはこの挙動を、選好性により調整し得る。
【0228】 上記ネットページ・フォーマッティング・サーバは、起源およびフォーマット
に関わらず一切のインターネット・ドキュメントで利用可能な対話性および持続
性などの標準的なネットページ挙動を行う。該サーバは、ネットページ・プリン
タおよびネットページ・ページサーバの両者に対して種々のドキュメント・フォ
ーマットの関連情報を隠すと共に、ウェブサーバに対してはネットページ・シス
テムの関連情報を隠す。
【0229】3. セキュリティ 3.1 暗号作成法 暗号作成法は、記憶および送受信の両者において機密的な情報を保護すると共
に、トランザクションに対して各関係者を認証すべく使用される。普及した用途
においては、秘密キー暗号作成法および公開キー暗号作成法の2種類の暗号作成
法が在る。上記ネットページネットワークは双方の種類の暗号作成法を使用する
【0230】 対称的暗号作成法とも称される秘密キー式暗号作成法は、メッセージの暗号化
および復号化の双方に同一キーを使用する。メッセージの交換を意図する2人の
関係者は先ず、秘密キーを機密的に交換すべく手配せねばならない。
【0231】 非対称的暗号作成法とも称される公開キー式暗号作成法は、2つの暗号化キー
(encryption key)を使用する。これらの2個のキーは、一方の
キーを使用して暗号化された一切のメッセージは他方のキーを使用してのみ復号
化され得る如く、数学的に関連付けられる。次にこれらのキーの一方が公開され
、他方のキーは非公開のままとされる。上記公開キーは、上記非公開キー(pr
ivate key)の保持者に対して意図された任意のメッセージを暗号化す
べく使用される。上記公開キーを使用して暗号化されたなら、メッセージは上記
非公開キーを使用してのみ復号化され得る。故に2人の関係者は、最初に秘密キ
ーを交換すること無く、メッセージを機密的に交換し得る。上記非公開キーが機
密的なことを確実にすべく、上記非公開キーの保持者はキーの対を生成するのが
通常である。
【0232】 公開キー式暗号作成法は、デジタル署名を生成すべく使用され得る。非公開キ
ーの保持者はメッセージの既知ハッシュを生成してから、そのハッシュ(has
h)を非公開キーを使用して暗号化し得る。任意の関係者は次に、上記公開キー
を使用して上記暗号化済ハッシュを復号化すると共に特定メッセージに対するハ
ッシュを照合することにより、上記暗号化済ハッシュが上記特定メッセージに関
する非公開キーの保持者の「署名」を構成することを照合し得る。もし上記署名
が上記メッセージにアペンドされたなら、そのメッセージの受領者は、そのメッ
セージが真正であること及びそれが送受信中に改竄されなかっとことの双方を確
認し得る。
【0233】 公開キー式暗号作成法を機能させるためには、偽装を防止して公開キーを配布
する手法が存在すべきである。これは通常、証明書および証明書発行機関(ce
rtificate authority)を使用して行われる。証明書発行機
関は、公開キーと該当者のIDとの間の関連性を認証すべく委託された第三者で
ある。証明書発行機関はIDドキュメントを検証して対象者のIDを照合してか
ら、その対象者のIDの詳細および公開キーを含むデジタル証明書を生成して署
名する。上記証明書発行機関を信任する者は、真正であることの高度な確実性を
以て証明書内の公開キーを使用し得る。これらの者は、当該証明書発行機関の公
開キーが公知である証明書発行機関により上記証明書が実際に署名されたことの
みを照合せねばならない。
【0234】 殆どの取引環境において公開キー式暗号作成法は、デジタル署名を生成し、且
つ、秘密セッション・キーを機密的に交換する為にのみ使用される。秘密キー式
暗号作成法は、他の全ての目的に使用される。
【0235】 以下の説明において、ネットページ・プリンタとサーバとの間の情報の機密的
な送信に対して参照したときに実際に生ずるのは、プリンタはサーバの証明書を
獲得し、証明書発行機関に関してそれを認証し、上記証明書内の公開キー用交換
キーを使用してサーバと秘密セッション・キーを交換し、その後に上記秘密セッ
ション・キーを使用してメッセージ・データを暗号化する、ということである。
定義により、セッションキーは任意に短い寿命を有し得る。
【0236】3.2 ネットページ・プリンタのセキュリティ 各ネットページ・プリンタには一対の一意的IDが製造時に割り当てられるが
、これらはプリンタおよびネットページ登録サーバ・データベース内の読出専用
メモリに記憶される。第1のID62は公開であり、ネットページネットワーク
上でプリンタを一意的に識別する。第2のIDは秘密であり、プリンタがネット
ワーク上で最初に登録されるときに使用される。
【0237】 インストールの後でネットページネットワークに対して最初にプリンタが接続
されるとき、それは署名公開/非公開キーの対を生成する。プリンタは、ネット
ページ登録サーバに対して秘密IDおよび公開キーを機密的に送信する。サーバ
はその秘密IDを、自身のデータベース内に記録されたそのプリンタの秘密ID
と比較し、もし各IDが整合すれば登録を受け入れる。サーバは次に、プリンタ
の公開IDおよび公開署名キーを含む証明書を生成かつ署名し、その証明書を登
録用データベースに記憶する。
【0238】 上記ネットページ登録サーバは各ネットページ・プリンタに対する証明書発行
機関として機能する、と言うのも、該サーバはプリンタIDの照合を可能とする
秘密情報にアクセスし得るからである。
【0239】 ユーザが発行物に加入したときにはネットページ登録サーバ・データベース内
にレコードが生成されることから、発行者はユーザの既定プリンタもしくは指定
プリンタに対して発行物を印刷することが許可される。ページサーバを介してプ
リンタに送信された全てのドキュメントは、特定ユーザに宛てられると共に、発
行者の非公開署名キーを使用してその発行者により署名される。上記ページサー
バは上記登録用データベースを介し、発行者がその発行物を上記特定ユーザに対
して配布することを許可されていることを確認する。上記ページサーバは、上記
登録用データベースに記憶された上記発行者の証明書から獲得された発行者の公
開キーを使用して、署名を確認する。
【0240】 上記ネットページ登録サーバは、上記データベースに対して印刷許可を付加す
るとの要求がそのプリンタに対して登録されたペンを介して開始されたものであ
る限り、該要求を受け入れる。
【0241】3.3 ネットページ・ペンのセキュリティ 各ネットページ・ペンには製造時に一意的IDが割り当てられ、これは該ペン
とネットページ登録サーバ・データベースとの読出専用メモリ内に記憶される。
ペンID61は、ネットページネットワーク上でペンを一意的に識別する。
【0242】 1本のネットページ・ペンは多数のネットページ・プリンタを「認識」し得る
と共に、1台のプリンタは多数のペンを「認識」し得る。ペンは、それがプリン
タの有効範囲内に在るならば、無線周波信号を介してプリンタと通信する。ペン
およびプリンタが登録されたなら、それらはセッション・キーを定期的に交換す
る。ペンがプリンタに対してデジタルインクを送信するときは常に、デジタルイ
ンクは適切なセッション・キーを使用して暗号化される。デジタルインクが平文
で送信されることは無い。
【0243】 ペンは自身が認識する全てのプリンタに対し、プリンタIDにより索引付けさ
れたセッション・キーを記憶し、且つ、プリンタは自身が認識する全てのペンに
対し、ペンIDにより索引付けされたセッション・キーを記憶する。両者は、各
セッション・キーに対して大きいが有限の記憶容量を有し、かつ必要であれば最
も以前に使用されたセッション・キーは喪失する。
【0244】 ペンがプリンタの有効範囲内に来たとき、ペンおよびプリンタはそれらが相互
に認識するか否かを確認する。もしそれらが相互に認識しなければ、プリンタは
自身がそのペンを認識すべきか否かを判断する。これは例えば、そのペンが該プ
リンタを使用すべく登録されたユーザに属し得るからである。もしプリンタがそ
のペンを認識することが企図されながらも認識しないのであれば、プリンタは自
動ペン登録処理を開始する。もしプリンタがそのペンを認識することが企図され
なければ、プリンタは、そのペンが充電カップ(charging cup)内
に載置されるまでそのペンを無視することに同意し、載置された時点でプリンタ
は上記登録処理を開始する。
【0245】 その公開IDに加え、ペンは秘密キー用交換キーを含む。このキー交換キーも
また、製造時に上記ネットページ登録サーバ・データベースに記録される。登録
の間、ペンはそのペンIDをプリンタに送信し、プリンタはペンIDを上記ネッ
トページ登録サーバに送信する。上記サーバは、上記プリンタおよびペンが使用
すべくセッション・キーを生成し、そのセッション・キーをプリンタへと機密的
に送信する。サーバはまた、ペンのキー交換キーにより暗号化された上記セッシ
ョン・キーのコピーも送信する。上記プリンタはペンIDにより索引付けされた
セッション・キーを内部的に記憶すると共に、暗号化されたセッション・キーを
上記ペンに送信する。該ペンは、上記プリンタIDにより索引付けされた上記セ
ッション・キーを内部的に記憶する。
【0246】 偽造ペンはペン登録プロトコルにおいてペンを偽装し得るが、プリンタにより
送信された上記セッション・キーを復号化し得るのは真性ペンのみである。 それまでに未登録のペンが最初に登録されるとき、そのペンはユーザに対して
リンクされるまでは用途が限られる。登録されているが「所有されていない」ペ
ンは、ネットページ・ユーザおよびペン登録フォームの要求及び記入、新たなペ
ンが自動的にリンクされる新ユーザの登録、又は、新たなペンの既存ユーザへの
付加のみに使用されることが許容される。 上記ペンは、ペンにおけるハードウェア性能の制約の故に、公開キーでは無く
秘密キーの暗号化を使用する。
【0247】3.4 機密ドキュメント 上記ネットページ・システムは、チケットおよびクーポンなどの機密ドキュメ
ントの配布をサポートする。上記ネットページ・プリンタは透かし模様を印刷す
る機器を含むが、それを行うのは適切に許可された発行者からの要求時のみであ
る。発行者は、プリンタが認証し得る発行者の証明書において透かし模様を印刷
する権限を示す。
【0248】 「透かし模様」印刷プロセスはページ中で特定された「透かし模様」領域内の
交互的なディザ・マトリクス(dither matrix)を使用する。背中
合わせの各ページは、印刷されたときに一致する鏡像的透かし模様領域を含む。
奇数および偶数頁で使用されるディザ・マトリクスは、印刷されたシートを介し
て透かし見ることにより達成される如く、各領域が一緒に視認されたときに干渉
効果を生成すべく設計される。
【0249】 上記効果は、頁の一方の側を見たときには不可視であり且つその頁が通常手段
によりコピーされたときには喪失される透かし模様と類似している。 機密ドキュメントの各ページは、上記の第1.9節で記述された内蔵のネット
ページ・コピー機構を使用してもコピーされ得ない。このことは、ネットページ
が認識するコピー機上におけるネットページのコピーにも拡張される。
【0250】 機密ドキュメントは一般的には、電子商取引トランザクションの一部として生
成される。故にこれらのドキュメントは、上記の第2節で記述された如くネット
ページ登録サーバに対してバイオメトリック情報をユーザが登録するときに得ら
れたユーザの写真を含み得る。
【0251】 機密ネットページ・ドキュメントが呈示されたとき、受領者はそのステータス
を通常手法で要求することにより、その正真性を確認し得る。機密ドキュメント
の一意的IDはそのドキュメントの寿命に対してのみ有効であり、且つ、機密ド
キュメントIDは非連続的に割り当てられることで、偶然的な捏造者により予測
されることが防止される。呈示された時点での容易なドキュメント照合をサポー
トすべく、照合が不首尾の場合の内蔵フィードバックにより機密ドキュメントを
照合する為のペンが開発され得る。
【0252】 明らかに、暗号的な意味では上記透かし模様もユーザの写真も安全でない。そ
れらは単に、安易な偽造に対する相当の障害を与えるに過ぎない。特に照合用ペ
ンを使用するオンラインでのドキュメント照合は、必要な場合にセキュリティの
レベルを付加するが、偽造に対して完全に対策が施されたわけではない。
【0253】3.5 非拒絶 上記ネットページ・システムにおいて、ユーザにより提出されたフォームはフ
ォーム処理者に対して信頼性高く配布されると共に、ネットページ・ページサー
バ上で永続的に記録保管される。故に、受領者は配布を拒絶(repudiat
e)し得ない。 第4節で記述される如く、上記システムを介して為される電子商取引の支払い
もまた、被支払人は拒絶し得ない。
【0254】4. 電子商取引モデル 4.1 機密電子取引(SET) 上記ネットページ・システムはその支払いシステムのひとつとして、機密電子
取引(Secure Electronic Transaction)(SE
T)を使用する。マスターカード(MasterCard)およびビザ(Vis
a)により開発されたSETは支払カードに関して構成され、このことは用語に
反映される。但し、上記システムの多くは、使用される口座の種類に依存しない
【0255】 SETにおいて、カード保持者および商店は証明書発行機関に登録されると共
に、両者の公開署名キーを含む各証明書が発行される。証明書発行機関は、適切
ならカード発行者によるカード保持者の登録詳細を照合し、且つ、適切なら取得
者による商店の登録詳細を照合する。カード保持者および商店は夫々の非公開署
名キーを夫々のコンピュータ内に機密的に記憶する。支払いプロセスの間におい
てこれらの証明書は、商店およびカード保持者を相互に認証し、両者を支払いゲ
ートウェイに対して認証すべく使用される。
【0256】 SETは未だ広く採用されていないが、このことは部分的に、キーおよび証明
書に対するカード保持者の保守が面倒と考えられるからである。サーバ上でカー
ド保持者のキーおよび証明書を保持すると共にパスワードを介してカード保持者
をアクセスさせる暫定的解決策は、一定の成功を収めている。
【0257】4.2 SET支払い 上記ネットページ・システムにおいて上記ネットページ登録サーバは、SET
支払いトランザクションにおけるネットページ・ユーザ(すなわちカード保持者
)に対する代理人として作用する。
【0258】 上記ネットページ・システムは、ユーザを認証してSET支払いを許可すべく
バイオメトリック値を使用する。上記システムはペン式であることから、使用さ
れるバイオメトリック値は経時的に変化するペン位置および圧力から成るユーザ
のオンライン署名である。更に高コストではあるが、ペン内に指紋センサを設計
することにより指紋バイオメトリックも使用され得る。使用されるバイオメトリ
ックの種類は、上記システムの権限付与の態様では無く、バイオメトリック物の
獲得のみに影響する。
【0259】 SET支払いを可能とするための最初の段階は、ユーザのバイオメトリック値
を上記ネットページ登録サーバに登録することである。これは例えば、ユーザの
IDが照合されるのと同時にバイオメトリック値が捕捉され得る銀行などの管理
環境において行われる。バイオメトリック値は捕捉されると共に上記登録用デー
タベースに記憶され、且つ、ユーザのレコードにリンクされる。ユーザの写真も
また選択的に捕捉され、上記レコードにリンクされる。上記SETカード保持者
の登録処理は完了され、結果的な非公開署名キーおよび証明書は上記データベー
ス内に記憶される。ユーザの支払いカード情報も記憶され、任意のSET支払い
トランザクションにおいてユーザの代理人として作用するための十分な情報が上
記ネットページ登録サーバに与えられる。
【0260】 ユーザが例えばネットページ注文フォームに署名するなどして最終的にバイオ
メトリック値を供給して支払いを完了したとき、上記プリンタは上記注文情報、
ペンIDおよびバイオメトリック値データを上記ネットページ登録サーバに機密
的に送信する。上記サーバは上記ペンIDにより識別されたユーザに関するバイ
オメトリック値を照合し、それ以降はSET支払いトランザクションを完了する
際にユーザの代理人として作用する。
【0261】4.3 小額支払い 上記ネットページ・システムは微小支払い(micro−payment)に
対するメカニズムを含むことから、オンデマンドによる低コスト・ドキュメント
の印刷および著作権ドキュメントのコピーに対してユーザは好都合に課金され得
ると共に、可能的には、ユーザは広告情報を印刷する際に蒙る費用の払い戻しを
受け得る。後者は、ユーザに対して既に提供された報酬金のレベルに依存する。
【0262】 ユーザが電子商取引に対して登録したとき、微小支払いを集計するネットワー
ク口座が確立される。ユーザは定期的に計算書を受けると共に、標準的支払機構
を使用して一切の未決振込残高を決済し得る。 上記ネットワーク口座は、定期刊行物に対する購読料金を集計する為に拡張さ
れ、これもまた個々の計算書の形態でユーザに呈示される。
【0263】4.4 トランザクション ユーザが特定のアプリケーション・コンテキストにおいてネットページを要求
したとき、そのアプリケーションはそのページにユーザ特有トランザクションI
D55を埋設し得る。そのページを介した引き続く入力は上記トランザクション
IDによりタグ付けされ、これにより上記アプリケーションはそのユーザの入力
に対する適切なコンテキスト(context)を確立し得る。
【0264】 但し、ユーザ特有でないページを介して入力が生じたとき、アプリケーション
はコンテキストを確立すべくユーザの一意的IDを使用せねばならない。一般的
な例としては、事前印刷されたカタログ・ページからのアイテムをユーザの仮想
「ショッピング・カート」に追加することが挙げられる。但しユーザのプライバ
シーを保護すべく、上記ネットページ・システムに認識された一意的ユーザID
60は各アプリケーションに対して公表されない。これは、種々のアプリケーシ
ョン・プロバイダが、個別に蓄積された挙動データを容易に相関させるのを防止
するためである。
【0265】 図24に示された如く上記ネットページ登録サーバは、代わりに、ユーザとア
プリケーションとの間の匿名な関係を一意的エイリアスID65により保持する
。「登録済」属性によりタグ付けされたハイパーリンクをユーザが起動するとき
は常に、上記ネットページ・ページサーバは上記ネットページ登録サーバに対し
、関連するアプリケーションID64をペンID61と共にエイリアスID65
に翻訳することを要求する。つぎに上記エイリアスIDは、そのハイパーリンク
のアプリケーションへと提出される。
【0266】 上記アプリケーションは、エイリアスIDにより索引付けされた状態情報を保
持すると共に、ユーザのグローバルIDを認識することなくユーザ特有の状態情
報を検索し得る。
【0267】 上記システムはまた、ユーザの各アプリケーションに対する個別の証明書およ
び非公開署名キーを保持することから、該システムはユーザに代わりアプリケー
ション特有情報のみを使用してアプリケーション・トランザクションに署名し得
る。
【0268】 上記システムが製品バーコード(UPC)「ハイパーリンク」起動をルーティ
ングするのを支援すべく、上記システムは任意数の製品種類に対してユーザの代
わりに好適アプリケーションを記録する。
【0269】 各アプリケーションにはアプリケーション・プロバイダが関連付けられ、且つ
、上記システムは各アプリケーション・プロバイダに代わりアカウントを保持す
ることから、該システムはクリックスルー料などに対してプロバイダに対して振
込み及び振込み受領を行い得る。
【0270】 アプリケーション・プロバイダは、定期購読コンテンツの発行者であり得る。
上記システムは、予約発行物を受信するユーザの同意ならびに期待される発行物
の頻度を記録する。
【0271】5. 通信プロトコル 通信プロトコルは、各エンティティ間におけるメッセージの規則正しい交換を
定義する。上記ネットページ・システムにおい、ペン、プリンタおよびサーバな
どのエンティティは一群の定義プロトコルを利用し、ネットページ・システムに
対するユーザの対話を協働的に処理する。
【0272】 各プロトコルはシーケンス図として例示され、各図において水平次元はメッセ
ージ・フローを表すべく使用され、垂直次元は時間を表すべく使用される。各エ
ンティティは、そのエンティティの名称を含む矩形と、そのエンティティの生命
線を表す垂直柱とにより表される。エンティティが存在する時間の間は、その生
命線は点線として表される。エンティティがアクティブである時間の間は、生命
線は二重線で示される。此処で考慮される各プロトコルはエンティティを生成も
破壊もしないことから、各生命線は概して、エンティティがプロトコルへの参加
を中止すれば直ちに途中で止められる。
【0273】5.1 購読配信プロトコル 図40には、購読配信プロトコルの好ましい実施形態が示される。 多数のユーザが定期発行物を購読し得る。各ユーザのバージョンは別個にレイ
アウトされ得るが、多くのユーザのバージョンはテキストオブジェクトおよび画
像オブジェクトなどの共通コンテンツを共有する。故に上記購読配信プロトコル
は個々のプリンタに対してポイントキャストを介してドキュメント構造を配布す
るが、マルチキャストにより共有コンテンツオブジェクトを配布する。
【0274】 アプリケーション(すなわち発行者)は先ず、各ドキュメントに対するドキュ
メントID51をIDサーバ12から獲得する。アプリケーションは次に、ドキ
ュメントの新たに割り当てられたIDを招くページサーバ10へ、ドキュメント
IDおよびページ記述などを含む各ドキュメント構造を送信する。該構造は、ア
プリケーション自身のアプリケーションID64、加入者のエイリアスID65
、および、適切な群のマルチキャスト・チャネル名称を含む。アプリケーション
は、その非公開署名キーを使用してメッセージに署名する。
【0275】 上記ページサーバは上記アプリケーションIDおよびエイリアスIDを使用し
て上記登録サーバから、対応するユーザID60、ユーザが選択したプリンタI
D62(これは、アプリケーションに対して明示的に選択され得るか、ユーザの
既定プリンタとされ得る)、および、アプリケーションの証明書を獲得する。
【0276】 上記アプリケーションの証明書に依ればページサーバは、メッセージ署名を確
認し得る。もし上記アプリケーションIDおよびエイリアスIDが協働して購読
契約808を識別しなければ、登録サーバに対するページサーバの要求は不首尾
となる。
【0277】 上記ページサーバは次にドキュメントおよびページインスタンスIDを割り当
て、各ページID50を含むページ記述をプリンタへと送信する。上記ページ記
述は、プリンタが傾聴すべき適切な群のマルチキャスト・チャネル名称を含む。
【0278】 ページサーバは次に、新たに割り当てられたページIDを将来的参照の為にア
プリケーションへと返信する。 加入者が選択したプリンタに対して適切なページサーバを介して全てのドキュ
メント構造をアプリケーションが配布したなら、該アプリケーションは先に選択
されたマルチキャスト・チャネル上で種々の共有オブジェクトの部分集合をマル
チキャストする。各ページサーバおよび各プリンタはいずれも、適切な各マルチ
キャスト・チャネルを監視し、必要とする各コンテンツオブジェクトを受信する
。各ページサーバおよび各プリンタはそのときに、先にポイントキャストされた
ドキュメント構造を載置し得る。これにより各ページサーバはそれらのデータベ
ースに対して完全ドキュメントを付加し得ると共に、各プリンタは各ドキュメン
トを印刷し得る。
【0279】5.2 ハイパーリンク起動プロトコル 図42には、ハイパーリンク起動プロトコルの好ましい実施形態が示されてい
る。 ユーザがネットページ・ペンによりネットページをクリックしたとき、ペンは
そのクリックを最も近いネットページ・プリンタ601へと通信する。このクリ
ックは、ページと該ページ上の所在位置とを識別する。プリンタは既に、ペン接
続プロトコルからペンのペンID61を認識している。
【0280】 プリンタはDNSを介し、特定ページID50を処理するページサーバ10a
のネットワーク・アドレスを決定する。もしユーザが最近において同一ページと
対話したなら、上記アドレスは既にそのキャッシュ内に存在する。プリンタは次
にページサーバに対し、ペンID、自身のプリンタID62、ページID、およ
び、クリック位置を送信する。
【0281】 ページサーバは上記ページIDにより識別されたページ記述5をロードすると
共に、もし在れば、どの入力用エレメントの区域58にクリックが存するかを決
定する。適切な入力用エレメントがハイパーリンクエレメント844であると仮
定すれば、ページサーバは次に関連するアプリケーションID64およびリンク
ID54を獲得し、且つ、アプリケーション71を運営しているアプリケーショ
ン・サーバのネットワーク・アドレスをDNSを介して決定する。
【0282】 上記ページサーバはペンID61を使用して、対応するユーザID60を登録
サーバ11から獲得してから、グローバル一意ハイパーリンク要求ID(gro
bally unique hyperlink request ID)52
を割り当てると共にハイパーリンク要求934を構築する。図41には、ハイパ
ーリンク要求クラス概念図が示されている。上記ハイパーリンク要求は要求を行
うユーザおよびプリンタの各IDを記録すると共に、クリックされたハイパーリ
ンクインスタンス862を識別する。上記ページサーバは次に、それ自身のサー
バID53、ハイパーリンク要求IDおよびリンクIDをアプリケーションへと
送信する。
【0283】 上記アプリケーションは、アプリケーション特有ロジックに従い応答ドキュメ
ントを生成して、IDサーバ12からドキュメントID51を獲得する。アプリ
ケーションは次に上記ドキュメントを、そのドキュメントの新たに割り当てられ
たIDを招くページサーバ10bに対し、要求を行っているページサーバのID
およびハイパーリンク要求IDと共に送信する。
【0284】 第2のページサーバは上記ハイパーリンク要求IDおよびアプリケーションI
Dを上記第1のページサーバに送信して、対応するユーザIDおよびプリンタI
D62を獲得する。上記ハイパーリンク要求が失効しているか又は異なるアプリ
ケーションに対するものであれば、上記第1ページサーバは上記要求を拒絶する
【0285】 上記第2ページサーバは、ドキュメントインスタンスおよびページID50を
割り当て、新たに割り当てられたページIDをアプリケーションに返信し、完全
なドキュメントを自身のデータベースに付加し、且つ、最終的にはページ記述を
要求プリンタへと送信する。
【0286】 上記ハイパーリンクインスタンスは有意なトランザクションID55を含み得
るが、その場合に上記第1ページサーバはアプリケーションに送信されたメッセ
ージ内にトランザクションIDを含む。これによりアプリケーションは、ハイパ
ーリンク起動に対するトランザクション特有コンテキストを確立する。
【0287】 もし上記ハイパーリンクがユーザ・エイリアスを要求し、すなわちその「エイ
リアス要求」属性が設定されていれば、上記第1ページサーバはペンID61と
ハイパーリンクのアプリケーションID64との両者を登録サーバ11に送信し
、上記ペンIDに対応するユーザIDだけでなく、上記アプリケーションIDお
よびユーザIDに対応するエイリアスID65も獲得する。第1ページサーバは
、アプリケーションに送信されるメッセージ内にエイリアスIDを含めることか
ら、アプリケーションは上記ハイパーリンク起動に対してユーザ特有コンテキス
トを確立し得る。
【0288】5.3 手書き認識プロトコル ユーザがネットページ・ペンによりネットページ上でストロークを描いたとき
、そのペンはそのストロークを最も近いネットページ・プリンタへと通信する。
このストロークは、ページと該ページ上の経路とを識別する。
【0289】 プリンタは通常手法にて、ペンID61、自身のプリンタID62、ページI
D50およびストローク経路をページサーバ10に送信する。 上記ページサーバはページIDにより識別されたページ記述5をロードすると
共に、もしあれば、どの入力用エレメントの区域58とストロークが交差するか
を決定する。適切な入力用エレメントがテキストフィールド878とすると、上
記ページサーバは上記ストロークを上記テキストフィールドのデジタルインクに
アペンドする。
【0290】 上記テキストフィールドの区域における所定期間の非活動状態の後、上記ペー
ジサーバは解読のために上記ペンIDおよび保留中のストロークを登録サーバ1
1に送信する。上記登録サーバはペンに対応するユーザを識別すると共にユーザ
の蓄積筆跡モデル822を使用して上記ストロークを手書きテキストとして解読
する。上記登録サーバが上記ストロークをテキストに変換したなら、該登録サー
バはそのテキストを要求元ページサーバに返信する。ページサーバは上記テキス
トを、上記テキストフィールドのテキスト値にアペンドする。
【0291】5.4 署名照合プロトコル ストロークによりその区域が交差される入力用エレメントを署名フィールド8
80とすると、ページサーバ10はそのストロークを上記署名フィールドのデジ
タルインクにアペンドする。
【0292】 上記署名フィールドの上記区域における所定期間の非活動状態の後、上記ペー
ジサーバはペンID61および保留中のストロークを照合の為に登録サーバ11
に送信する。該ページサーバはまた、上記署名フィールドがその一部であるフォ
ームに関連するアプリケーションID64と、そのフォームの現在データ内容と
を送信する。上記登録サーバは上記ペンに対応するユーザを識別すると共に、ユ
ーザの動的な署名バイオメトリック値818を使用して上記ストロークをユーザ
の署名として照合する。上記登録サーバが上記署名を照合したなら、該登録サー
バはアプリケーションID64およびユーザID60を使用してユーザのアプリ
ケーション特有非公開署名キーを識別する。登録サーバは次に上記キーを使用し
、上記フォームデータのデジタル署名を生成し、該デジタル署名を要求元ページ
サーバへと返信する。上記ページサーバは上記デジタル署名を上記署名フィール
ドに割り当てると共に、関連するフォームのステータスをフリーズ済(froz
en)に設定する。 上記デジタル署名は、対応ユーザのエイリアスID65を含む。これにより単
一フォームは、複数のユーザの署名を捕捉し得る。
【0293】5.5 フォーム提出プロトコル 図43には、フォーム提出プロトコルの好ましい実施形態が示されている。 フォーム提出は、フォームハイパーリンク起動により生ずる。故にそれは、一
定のフォーム特有の付加事項を以て、第5.2節で定義されたプロトコルに従う
【0294】 フォームハイパーリンクの場合、アプリケーション71に対してページサーバ
10から送信されたハイパーリンク起動メッセージはフォームID56、および
、フォームの現在データ内容も含む。もし上記フォームが何らかの署名フィール
ドを含むなら、アプリケーションは、対応デジタル署名に関連するエイリアスI
D65を抽出すると共に登録サーバ11から対応証明書を獲得することにより、
各署名フィールドを照合する。
【0295】6. ネットページ・ペンの説明 6.1 ペンの構造 図8および図9を参照すると、参照番号101で示されたペンは、ペンの各構
成要素を取付ける内部空間104を画成する壁部103を有するプラスチック成
形品の形態のハウジング102を備える。作動時においてペン頂部105はハウ
ジング102の一端106に回転可能に取付けられる。ハウジング102の反対
側の端部108には半透明カバー107が固定される。カバー107もまた成形
プラスチックから成り、ハウジング102内に取付けられたLEDの状態をユー
ザが視認し得るべく半透明材料から形成される。カバー107は、ハウジング1
02の端部108を実質的に囲繞する主要部分109と、該主要部分109から
後方に突出し、ハウジング102の壁部103に形成された対応するスロット1
11と嵌合する突出部分110とを備える。ハウジング102内において、突出
部分110の背後には無線アンテナ112が取付けられる。カバー107上の開
孔113Aを囲繞するネジ山113は、対応するネジ山115を有する金属製端
部片114を受容すべく配置される。金属製端部片114は、インクカートリッ
ジの交換を可能とすべく着脱自在である。
【0296】 カバー107内には、可撓PCB117上に三色ステータスLED116も取
付けられる。上記アンテナ112もまた可撓PCB117上に取付けられる。ス
テータスLED116は、周囲一帯から良好に視認できるようにペン101の頂
部に取付けられる。
【0297】 上記ペンは、通常の記入用インク・ペンおよび非記入用スタイラスの両者とし
て作用し得る。ハウジング102内には、ペン先119を備えたインクペンカー
トリッジ118およびスタイラスのペン先121を備えたスタイラス120が並
置して取付けられる。ペン頂部105の回転により、インクカートリッジのペン
先119またはスタイラスのペン先121のいずれかが、金属製端部片114の
開放端部122を介して前方に送られ得る。インクカートリッジ118およびス
タイラス120に対してはスライダ・ブロック123および124が夫々取付け
られる。作動時においてペン頂部105には回転可能なカム筒体125が固定さ
れ、ペン頂部105と共に回転すべく配置される。カム筒体125は、該カム筒
体の壁部181内のスロットの形態のカム126を備える。スライダ・ブロック
123および124から突出するカム従動子127および128は、カムスロッ
ト126に嵌合する。カム筒体125の回転時にスライダ・ブロック123もし
くは124は相互に対して移動することにより、金属製端部片114内の開放端
部122を介してペン先119またはスタイラスのペン先121のいずれかを突
出させる。
【0298】 ペン101は、3通りの動作状態を有する。頂部105を90°刻みで転回す
ることにより、 ・スタイラス120のペン先121が露出、 ・インクカートリッジ118のペン先119が露出、および、 ・インクカートリッジ118のペン先119もスタイラス120のペン先12
1も露出しないという3通りの状態が在る。
【0299】 ハウジング102内に着座する電子回路用台座130上には、第2可撓PCB
129が取付けられる。第2可撓PCB129は、面上へ赤外線放射を投射する
赤外線LED131が取付けられる。面からの反射赤外線を受信すべく、第2可
撓PCB129上には画像センサ132が取付けられる。第2可撓PCB129
には、RF送信器およびRF受信器を含む無線周波チップ133、および、ペン
101の動作を制御する制御装置チップ134も取付けられる。カバー107内
には(成形透明プラスチックから形成された)光学ブロック135が着座して、
面上に赤外線ビームを投射して画像センサ132へと画像を受信する。第2可撓
PCB129上の各構成要素は、カム筒体125内に取付けられたバッテリ用接
点137に対して電源ワイヤ136により接続される。バッテリ用接点137お
よびカム筒体125は、端子138により接続される。カム筒体125内には、
上記バッテリ用接点に接触すべく3ボルトの充電可能バッテリ139が着座する
。誘導によりバッテリ139の再充電を可能とすべく、第2可撓PCB129の
回りには誘導式充電用コイル140が取付けられる。第2可撓PCB129はま
た、ペン先119もしくはスタイラスのペン先121により面に対して付与され
た力の測定を可能とすべく、スタイラス120もしくはインクカートリッジ11
8のいずれかが書き込みに使用されたときにカム筒体125における変位を検出
すべく赤外線LED143および赤外線フォトダイオード144も取付けられる
。IRフォトダイオード144はスライダ・ブロック123,124上に取付け
られた)反射器(図示せずを介し、IR LED143からの光を検出する。
【0300】 ペン101の把持を支援すべくハウジング102の端部108に向けてゴムグ
リップパッド141,142が配備されると共に、頂部105はポケットに対し
てペン101を掛止する為のクリップ142も備える。
【0301】6.2 ペン制御装置 ペン101は、そのペン先(スタイラスのペン先121もしくはインクカート
リッジのペン先119)の近傍の面の領域を赤外線スペクトルで作像することに
より、該ペン先の位置を決定すべく配置される。該ペンは、最も近い所在位置タ
グからの所在位置データを記録し、且つ、光学要素135および制御装置チップ
134を利用して所在位置タブからペン先121もしくは119までの距離を計
算すべく配置される。制御装置チップ134は、作像化タグに関して観察された
遠近の歪曲から、ペンの配向とペン先/タグ間距離とを計算する。
【0302】 RFチップ133およびアンテナ112を利用してペン101は、デジタルイ
ンク・データを上記演算システムへと送信し得る(前記デジタルインク・データ
は、セキュリティの為に暗号化されると共に効率的送信の為にパッケージ化され
る)。
【0303】 上記ペンが受信器の有効範囲内に在るとき、デジタルインク・データは、形成
され次第、送信される。ペン101が上記有効範囲から移動したとき、デジタル
インク・データはペン101内にバッファされ(ペン101の回路は、面上にお
ける約12分間のペン移動に対するデジタルインク・データを記憶すべく配置さ
れたバッファを含んでいる)、後に送信され得る。
【0304】 制御装置チップ134は、ペン101内の第2可撓PCB129上に取付けら
れる。図10は制御装置チップ134のアーキテクチャを更に詳細に示すブロッ
ク図である。図10は、RFチップ133、画像センサ132、三色ステータス
LED116、IR照射用LED131、IR式力センサLED143および力
センサ用フォトダイオード144も示している。
【0305】 ペン制御装置チップ134は制御用プロセッサ145を備える。バス146に
より、制御装置チップ134の各構成要素間のデータの交換が可能とされる。フ
ラッシュメモリ147および512KB DRAM148も備えられる。力セン
サ用フォトダイオード144からのアナログ信号をデジデジタル信号へと変換す
べく、アナログ/デジタル変換器149が配置される。
【0306】 画像センサ132に対しては画像センサインタフェース152がインタフェー
スする。アンテナ112に接続されたRF回路155並びにRF共振器およびイ
ンダクタ156を含むRFチップ133に対してインタフェースするためにトラ
ンシーバ制御装置153およびベースバンド回路154も備えられる。
【0307】 制御用プロセッサ145は、画像センサ132を介して面から各タグの所在位
置データを捕捉して復号化し、力センサ用フォトダイオード144を監視し、L
ED116,131,143を制御し、且つ、無線トランシーバ153を介して
短距離無線通信を処理する。これは、中間性能(〜40MHz)の汎用RISC
プロセッサである。
【0308】 プロセッサ145、デジタル・トランシーバ構成要素(トランシーバ制御装置
153およびベースバンド回路154)、画像センサインタフェース152、フ
ラッシュメモリ147および512KB DRAM148は、単一制御装置AS
IC内に集積化される。アナログRF構成要素(RF回路155ならびにRF共
振器およびインダクタ156)は、別体のRFチップ内に配備される。
【0309】 上記画像センサは、IRフィルタを備えた215×215ピクセルCCDであ
る(斯かるセンサは、松下電子工業株式会社(Matsushita Elec
tronic Corporation)により製造され、かつIEEE Tr
ansaction on Electronic Devices、第47巻
、第1号、2000年1月のイタクラ(Itakura)、K T ノブサダ(
K T Nobusada)、N オクセンヤ(N Okusenya)、R
ナガヨシ(R Nagayoshi)およびM オザキ(M Ozaki)によ
る論文「小型カメラシステム用の1mm50k−ピクセルIT CCD画像セン
サ(A 1mm 50k−Pixel IT CCD Image Senso
r for Miniature Camera System)」に記述され
ており、その内容は言及したことにより本明細書中に援用される)。
【0310】 制御装置用ASIC134は、ペン101が面と接触していないときには所定
期間の非活動状態の後で静止状態を入力する。該制御装置用ASIC134は、
力センサ用フォトダイオード144を監視する専用回路150であってペン下降
事象の場合には電力マネージャ151を介して制御装置134を覚醒させる専用
回路150を組み込んでいる。
【0311】 上記無線トランシーバは、無線電話により通常的に使用される認可不要(un
licensed)の900MHz帯域もしくは認可不要の2.4GHz工業、
科学、医療(ISM)帯域で通信すると共に、周波数ホッピングおよび衝突検出
を使用して無干渉通信を提供する。
【0312】 代替実施形態において上記ペンは、基地局またはネットページ・プリンタとの
短距離通信のために赤外線データ協会(Infrared Data Asso
ciation)(IrDA)インタフェースを組み込んでいる。
【0313】 更なる実施形態においてペン101は、ペン101の軸線に対する直交平面に
取付けられた一対の直交加速度計を含む。各加速度計190は、図9および図1
0においてゴースト輪郭で示される。
【0314】 上記加速度計の配備によればペン101の該実施形態は面の所在位置タグを参
照することなく動作を検知し得ることから、所在位置タグは更に低速でサンプリ
ングされ得る。そのときに所在位置タグIDは、面上の位置ではなく注目してい
るオブジェクトを識別し得る。例えばオブジェクトがユーザインタフェース入力
エレメント(例えばコマンド・ボタン)であれば、その入力用エレメントの領域
内における各所在位置タグのタグIDはその入力用エレメントを直接的に識別し
得る。
【0315】 xおよびy方向の各々において上記加速度計により測定された加速度は時間に
関して積分され、瞬間的な速度および位置が生成される。 ストロークの開始位置は未知であることから、ストローク内における相対位置
のみが計算される。位置の積分は検知された加速度のエラーを蓄積するが、加速
度計は一般的には高解像度を有すると共に、エラーが蓄積されるストロークの存
続時間は短い。
【0316】7. ネットページ・プリンタの説明 7.1 プリンタ構造 図11においては、垂直に取付けられたネットページ用壁掛型プリンタ601
が完全に組立てられて示される。それは、図12および図12aに示された如く
、両面8(1/2)インチMemjet(登録商標)印刷エンジン602および
603を使用してレター/A4サイズの媒体上にネットページを印刷する。該プ
リンタは、用紙604はフルカラーおよびフルブリード(full bleed
)でシートの両面を同時に印刷する両面印刷エンジン602,603を通過する
直線的な用紙経路を使用する。
【0317】 各印刷済シートの一辺に沿っては一体的な結着用アセンブリ605が接着剤片
を付与することから、該シートは先行シートに対して押圧されたときに該先行シ
ートに接着され得る。これにより、1枚ないし数百枚の厚みに亙り得る最終的に
製本されたドキュメント618が生成され得る。
【0318】 上記両面印刷エンジンに連結されると共に図13に示された交換可能インクカ
ートリッジ627は、定着剤、接着剤、ならびに、シアン、マゼンタ、イェロー
、ブラックならびに赤外線用の各インクを収納するための袋体もしくはチャンバ
を有する。上記カートリッジは、基部成形体内に微小空気フィルタも含んでいる
。この微小空気フィルタはホース639を介してプリンタの内側の空気ポンプ6
38とインタフェースする。これにより濾過済空気が印刷ヘッドに提供されるこ
とから、印刷ヘッドノズルを閉塞するであろう微小粒子がMemjet(登録商
標)印刷ヘッド350に進入するのが防止される。上記カートリッジ内に上記空
気フィルタを組み込んでいることにより、該フィルタの作動寿命はカートリッジ
の寿命と実効的にリンクされる。上記インクカートリッジは、3,000頁(1
,500枚)を印刷かつ接着する能力を有する完全にリサイクル可能な製品であ
る。
【0319】 図12を参照すると、動力式媒体ピックアップローラアセンブリ626は媒体
トレイから頂部シートを直接的に、第1印刷エンジン602上の用紙センサを通
して上記二重化Memjet(登録商標)印刷ヘッド・アセンブリ内に押し出す
。2個のMemjet(登録商標)印刷エンジン602,603は、上記直線的
用紙経路に沿い、対向して一直線となる連続した構成(opposing in
−line sequential configuration)で取付けら
れる。用紙604は、一体的な動力式ピックアップローラ626により第1印刷
エンジン602内に引込まれる。用紙604の位置およびサイズが検知され、フ
ルブリード印刷が開始される。可能な最短時間での乾燥を助力すべく、定着剤が
同時に印刷される。
【0320】 上記用紙は、ゴム被覆ローラに対して作用すべく(上記直線的用紙経路に沿っ
て整列された)一群の動力式出口スパイク・ホィールを通して第1Memjet
(登録商標)印刷エンジン602を退出する。これらのスパイク・ホィールは「
濡れた」印刷済面に接触して、連続的にシート604を第2Memjet(登録
商標)印刷エンジン603へと供給する。
【0321】 図12および図12aを参照すると、用紙604は両面印刷エンジン602,
603からバインダアセンブリ605内へと通過する。上記印刷されたページは
、支持用の繊維含有(fibrous)ローラを備えた駆動式スパイクホイール
軸670と、スパイク・ホィールおよび一時的作用接着剤ホィールの両者を備え
た別の可動軸と、の間を通過する。金属製支持ブラケットには可動軸/接着剤ア
センブリ673が取付けられると共に、該アセンブリはカム軸の作用により各ギ
ヤを介して駆動式軸670とインタフェースすべく前方に搬送される。このカム
軸は、別のモータが駆動する。
【0322】 接着剤ホイールアセンブリ673は、インクカートリッジ627からの接着剤
供給用ホース641に対する回転連結を有する部分的中空軸679から成る。こ
の軸679は、径方向の各孔を介した毛細管作用により接着剤を吸収する接着剤
ホィールに接続される。該接着剤ホィールは、前部に開口を備えた成形ハウジン
グ682が囲繞する。枢動式の側部成形体およびバネ式の外側ドアは、上記金属
製ブラケットに対して取付けられ、アセンブリ673の残部が前方に押圧された
ときに外方側方に揺動する。この作用により、上記接着剤ホィールは成形ハウジ
ング682の前部を通して露出される。非活動状態の期間の間には、引張スプリ
ングが上記アセンブリを閉成して効率的に上記接着剤ホィールを覆う。
【0323】 シート604が接着剤ホイールアセンブリ673内を通過するに際し、該シー
ト604が結合用アセンブリ605内に下方搬送されるにつれて(ドキュメント
の第1シートは別として)前側の一方の垂直縁部には接着剤が塗付される。
【0324】7.2 プリンタ制御装置のアーキテクチャ 図14に示された如く上記ネットページ・プリンタ制御装置は、制御用プロセ
ッサ750、工場もしくは現場で設置されるネットワークインタフェース・モジ
ュール625、無線トランシーバ(トランシーバ制御装置753、ベースバンド
回路754、RF回路755およびRF共振器およびインダクタ756)、デュ
アル・ラスタ画像プロセッサ(RIP)DSP757、両面印刷エンジン制御装
置760a、760b、フラッシュメモリ658、および64MBのDRAM6
57から成る。
【0325】 上記制御用プロセッサは、ネットワーク19およびローカル・ワイヤレス・ネ
ットページ・ペン101との通信を処理し、ヘルプボタン617を検知し、ユー
ザインタフェースLED613〜616を制御し、且つ、各RIP DSP75
7および各印刷エンジン制御装置760に対する供給および同期を行う。該制御
用プロセッサは、中間性能汎用マイクロプロセッサから成る。制御用プロセッサ
750は高速シリアルバス659を介して印刷エンジン制御装置760と通信す
る。
【0326】 上記各RIP DSPはページ記述をラスタライズすると共に、上記ネットペ
ージ・プリンタの圧縮ページ・フォーマットへと圧縮する。各印刷エンジン制御
装置はページ画像をリアルタイムで(すなわち30頁/分以上で)、展開し、デ
ィザリングし、且つ、関連するMemjet(登録商標)印刷ヘッド350へと
印刷する。上記両面印刷エンジン制御装置は、シートの両面に同時に印刷する。
【0327】 マスタ印刷エンジン制御装置760aは用紙搬送を制御すると共に、マスタQ
Aチップ665およびインクカートリッジQAチップ761に関してインク使用
を監視する。
【0328】 上記プリンタ制御装置のフラッシュメモリ658は、プロセッサ750および
各DSP757の両者に対するソフトウェアと、コンフィギュレーション・デー
タとを保持する。これは、ブート時にメインメモリ657にコピーされる。
【0329】 プロセッサ750、各DSP757、およびデジタル・トランシーバ構成要素
(トランシーバ制御装置753およびベースバンド回路754)は、単一制御装
置ASIC656内に集積化される。アナログRF構成要素(RF回路755な
らびにRF共振器およびインダクタ756)は別体のRFチップ762内に配備
される。ネットワークインタフェース・モジュール625は別体である、と言う
のも、各ネットページ・プリンタは工場選択もしくは現場選択とされるネットワ
ーク接続を許容するからである。フラッシュメモリ658および2×256Mビ
ット(64MB)DRAM657もまた、チップ外とされる。各印刷エンジン制
御装置760は、別体の各ASIC内に配備される。
【0330】 種々のネットワークインタフェース・モジュール625が配備されるが、その
各々は、ネットページネットワークインタフェース751および選択的にローカ
ル・コンピュータもしくはネットワークインタフェース752を提供する。ネッ
トページネットワークのインターネット・インタフェースとしては、POTSモ
デム、ハイブリッド同軸ファイバ(HFC)ケーブル・モデム、ISDNモデム
、DSLモデム、衛星送受信機、現在および次世代のセル式電話送受信機、およ
び無線ローカル・ループ(WLL)送受信機が挙げられる。ローカル・インタフ
ェースとしては、IEEE1284(パラレル・ポート)、10Base−Tお
よび100Base−Tイーサネット(登録商標)、USBおよびUSB2.0 、IEEE1394(Firewire)、および発展段階の種々の家庭用ネッ トワークインタフェースが挙げられる。もしローカル・ネットワーク上でインタ ーネット接続が利用可能であれば、ローカル・ネットワークインタフェースは上 記ネットページネットワークインタフェースとして使用され得る。
【0331】 上記無線トランシーバ753は、無線電話により通常的に使用される認可不要
の900MHz帯域もしくは認可不要の2.4GHz工業、科学、医療(ISM
)帯域で通信すると共に、周波数ホッピングおよび衝突検出を使用して無干渉通
信を提供する。
【0332】 上記プリンタ制御装置は選択的に、ネットページ・カメラなどの装置から「噴
出する」データを受信すべく赤外線データ協会(IrDA)インタフェースを組
み込んでいる。代替実施形態において上記プリンタは、適切に構成されたネット
ページ・ペンと短距離通信すべくIrDAインタフェースを使用する。
【0333】7.2.1 ラスタライズおよび印刷 プロセッサ750がドキュメントのページ・レイアウトおよびページオブジェ
クトを受信して照合したなら、該プロセッサは各DSP757上で適切なRIP
ソフトウェアを実行する。
【0334】 各DSP757は各ページ記述をラスタライズし、ラスタライズされたページ
画像を圧縮する。上記主要プロセッサは各圧縮ページ画像をメモリ内に記憶する
。複数のDSPを負荷平衡する最も簡単な手法は、各DSPに対して別体のペー
ジをラスタライズさせることである。各DSPは常にビジー(busy)に維持
され得る、と言うのも、概略的には任意数のラスタライズされたページがメモリ
内に記憶され得るからである。この方策は、短いドキュメントをラスタライズす
るときにDSPの利用度が可能的に低くなるだけである。
【0335】 ページ記述内の透かし模様領域はコントーン解像度バイレベル・ビットマップ
(contone−resolution bi−level bitmap)
へとラスタライズされるが、このビットマップは無視し得るサイズへと無損失で
圧縮されると共に圧縮ページ画像の一部を構成する。
【0336】 上記印刷されたページの赤外線(IR)レイヤは、約6個/インチの密度でコ
ード化ネットページ・タグを含む。各タグはページID、タグIDおよび制御ビ
ットをコード化し、且つ、各タグのデータ内容はラスタライズの間に生成されて
圧縮ページ画像内に記憶される。
【0337】 主要プロセッサ750は、背中合わせの各ページ画像を両面印刷エンジン制御
装置760へと受け渡す。各印刷エンジン制御装置760はそのローカル・メモ
リ内に圧縮ページ画像を記憶すると共に、ページの展開および印刷パイプライン
を開始する。ページ展開および印刷はパイプライン化される、と言うのも、メモ
リ内に114MBのバイレベルCMYK+IRページ画像を記憶するのは非実用
的だからである。
【0338】7.2.2 印刷エンジン制御装置 印刷エンジン制御装置760のページ展開および印刷パイプラインは、高速I
EEE1394シリアルインタフェース659、標準JPEGデコーダ763、
標準G4FAXデコーダ764、カスタム・ハーフトーンナー/コンポジタユニ
ット765、カスタム・タグ・エンコーダ766、ラインローダ/フォーマッタ
・ユニット767、および、Memjet(登録商標)印刷ヘッド350へのカ
スタム・インタフェース768から成る。
【0339】 印刷エンジン制御装置360は、二重バッファ様式で作動する。1枚のページ
が高速シリアルインタフェース659を介してDRAM769へとロードされる
一方、先行してロードされたページはDRAM769から読み取られると共に上
記印刷エンジン制御装置パイプラインを介して受け渡される。上記ページの印刷
が終了したなら、ロードされたばかりのページが印刷され乍ら、別のページがロ
ードされる。
【0340】 上記パイプラインの第1段階は、全てが並行して、(763にて)JPEG圧
縮済コントーンCMYKレイヤを展開し、(764にて)G4FAX圧縮済バイ
レベル・ブラック・レイヤを展開し、且つ、(766にて)は第1.2節で定義
されたタグ・フォーマットに従いバイレベル・ネットページ・タグ・レイヤをレ
ンダリング(render)する。第2段階は、(765にて)上記コントーン
CMYKレイヤをディザリングすると共に、(765にて)生成したバイレベル
CMYKレイヤ上にバイレベル・ブラック・レイヤを合成する。合成されたバイ
レベルCMYK+IRドット・データは(767にて)、一群のライン・バッフ
ァを介してMemjet(登録商標)印刷ヘッド350で印刷されるべくバッフ
ァかつフォーマットされる。これらのライン・バッファの殆どは、チップ外DR
AM内に記憶される。最後の段階は、(定着剤を含む)6チャネルのバイレベル
・ドット・データを印刷ヘッドインタフェース768を介してMemjet(登
録商標)印刷ヘッド350に出力(print)する。
【0341】 両面用の構成などにおいて数個の印刷エンジン制御装置760が同時に使用さ
れる場合、それらは共有ライン同期信号770を介して同期される。この共有ラ
インに対しては、外部マスタ/スレーブピン771を介して選択された1台の印
刷エンジン760のみがライン同期信号770を生成する。
【0342】 印刷エンジン制御装置760は低速プロセッサ772を備えるが、該低速プロ
セッサ772は、ページ展開およびレンダリング・パイプラインを同期し、低速
シリアルバス773を介して印刷ヘッド350を設定し、且つ、ステッパモータ
675、676を制御する。
【0343】 上記ネットページ・プリンタの8(1/2)インチ版において、2個の印刷エ
ンジンは各々、ページの長寸(11インチ)に沿って毎分30枚のレター・ペー
ジを印刷することにより、1600dpiにて8.8KHzのライン速度(li
ne rate)を与える。また、ネットページ・プリンタの12インチ版にお
いて、2個の印刷エンジンは各々、ページの短寸(8(1/2)インチ)に沿っ
て毎分45枚のレター・ページを印刷することにより、10.2KHzのライン
速度を与える。これらのライン速度は十分に、現在の設計態様では30KHzを
超えるMemjet(登録商標)印刷ヘッドの作動周波数の範囲内である。
【0344】 8 旅行サービス ネットページシステムは、顧客に商品とサービスを提供するために、航空会社
や旅行会社に対して効率的な仕組みを提供する。旅行サービスは、航空便、宿泊
施設、レンタカー、休暇パック旅行、旅行保険についての照会と予約を含む。
【0345】 8.1 ユーザインタフェース図面表記 各アプリケーションユーザインタフェースフローは、コマンド矢印によってリ
ンクされるドキュメントの集合体として図示する。コマンド矢印は、ユーザがソ
ース頁上で対応するコマンドボタンを押すと、オブジェクトドキュメントが出力
されることを示す。コマンド矢印には、スラッシュ(‘/’)によって区切られ
た複数のコマンドで表示されるものもあり、そのいずれかの指定コマンドによっ
て、オブジェクトドキュメントが出力されることを示す。複数のコマンドは、同
じコマンド矢印を表示することもあるが、一般的に、それらの副次的作用は異な
る。
【0346】 申請用語の場合、ネットページドキュメントとネットページフォームを区別す
ることが重要である。ドキュメントは、出力情報を含むと共に情報やその他のア
クションを更に要求するためにユーザが押し得るコマンドボタンを含む。また、
フォームは、通常のドキュメントのような振舞いに加えて、ユーザが入力できる
入力フィールドも含む。フォームはシステムにデータ入力仕組みを提供する。一
般情報を含むドキュメントとユーザとアプリケーション間の特定の対話に特有な
情報を含むドキュメントを区別することも有益である。一般ドキュメントは、新
聞販売所で売られている雑誌や公共の場で見られる広告ポスタ等予め印刷された
刊行物であってもよい。フォームもまた、予め印刷されていてもよく、例えば、
予め印刷された刊行物に見られる申込用フォームを含んでもよい。それらは、勿
論、ユーザ要求に応じてネットページプリンタによってその場で生成してもよい
。通常、ユーザ専用のドキュメントやフォームは、ユーザ要求に応じてネットペ
ージプリンタによってその場で生成される。図44は、一般ドキュメント990
、一般フォーム991、ユーザ専用ドキュメント992、ユーザ専用フォーム9
93を示す。
【0347】 ユーザインタフェースフローに加わるネットページについては、要約頁レイア
ウト毎に更に述べる。頁レイアウトは、様々な種類のエレメントを含み、各々固
有の書式を有し他のものと区別してもよい。図45に示すように、ネットページ
は、固定情報994、可変情報995、入力フィールド996、コマンドボタン
997、ドラッグ可能コマンド998、テキストハイパーリンクすなわちハイパ
ーテキストリンク999を含む。 ユーザインタフェースフローが複数の図に分断される場合、重複するドキュメ
ントは、それを定義する主図以外の全てにおいて破線の輪郭で示す。
【0348】 8.2 旅行サービスオブジェクトモデル ネットページ旅行サービスアプリケーションによって提供される中核の旅行サ
ービスは、航空便予約、レンタカー予約、ホテル宿泊施設予約、休暇パック旅行
予約、旅行保険購入である。オブジェクトモデルは、これら旅行サービスとその
顧客を巡るものである。
【0349】 旅行サービス業者500は、一意的な旅行会社識別子510と名称を有する。
旅行会社500には多くの顧客501がいる。各顧客は、旅行業者の範囲内で一
意的な顧客識別子65を有する。
【0350】 顧客501の名前と記述は、対応するネットページユーザ800の詳細から得
られる。 顧客501は、旅行サービスアプリケーションによって多くの航空会社502
に航空便を予約し得る。各航空会社502は、一意的な航空会社コード511を
有する。航空会社には多くの航空便507があり、航空便507は航空便番号5
12、出発と到着空港、出発日時、到着日時を各々有している。各航空便にはい
くつかの運賃505がある。各運賃505は、識別子、運賃クラス、費用、税金
、条件を有する。各航空便予約508は一意的な予約識別子513を有する。予
約508は1人又は複数の乗客506用である。乗客は、航空会社に常連搭乗者
用口座504があってもよい。航空便クラス概念図を図46に示す。
【0351】 顧客501は、多くのレンタカー会社516から車をレンタルするためのアク
セス権を有する。各レンタカー会社は、多くのレンタル場所517と多くのレン
タカー519を有し得る。各レンタル予約520は、一意的な予約ID、乗車詳
細、降車詳細、車種とオプション、合計予約費用を含む。レンタカークラス概念
図を図48に示す。
【0352】 顧客501は、多くのホテル521に予約してもよい。各ホテルは、一意的な
識別子、ホテル名、会社名を有する。ホテルには2つ以上の客室タイプ522が
あってもよく、客室タイプ522はそれ自身の設備と料金を各々有している。各
ホテル予約523は、一意的な予約ID、送迎乗車詳細、送迎降車詳細、合計予
約費用を含む。ホテルクラス概念図を図49に示す。
【0353】 顧客501は、旅行サービスアプリケーションを通じて休暇パック旅行524
を予約してもよい。各休暇パック旅行524は、一意的な識別子、目的地、価格
、説明を有する。各休暇予約525は、一意的な予約識別子、出発日および帰着
日、旅行者数、合計費用を含む。休暇クラス概念図を図50に示す。
【0354】 顧客501は、旅行サービスアプリケーションを通じて旅行保険を購入できる
。各種の旅行保険526に対して、目的地、旅行費用、旅行期間に基づく保険証
書費用を付与する保険証書目録527がある。各保険証書528は、一意的な予
約識別子、旅行の詳細、合計保険証書費用を有する。各保険証書は、1人又は複
数の旅行者529を対象として含む。旅行保険クラス概念図を図51に示す。
【0355】 各予約は、それに対応する支払509を有し、各支払は支払方法503を有す
る。顧客501は、旅行サービス予約に対する支払時に選択し得る1組の支払方
法503を有する。支払クラス概念図を図47に示す。
【0356】 SETによる支払用カードの支払方法515を用いる場合、ユーザにリンクさ
れた対応するSETによる支払用カード821は、通常のSETプロトコルに従
って支払を行うために用いられる。
【0357】 支払用カードの支払方法514を用いる場合、指定した支払用カードは、企業
、この場合は旅行会社と、特定の支払用カード種別を扱う各取引銀行又は保険金
融会社間における通常のプロトコルに従って支払を行うために用いられる。
【0358】 8.3 旅行サービスユーザインタフェース ユーザは、以下のものを含む様々なリンクから旅行会社のメインページを獲得
し得る。 ・ネットページディレクトリ ・ネットページユーザ自身のブックマーク ・広告 ユーザに出力されるネットページドキュメントは、ユーザがどこからリンクし
たかに依って異なる。
【0359】 8.3.1 旅行会社所在地特定 旅行会社は、地球規模のネットページディレクトリやユーザ自身のブックマー
クを閲覧又は検索して、その場所を特定し得る。旅行会社はネットページ刊行物
の広告で見つけることもある。通常、ディレクトリ項目と広告の両者は、旅行会
社のメインページにリンクしている。
【0360】 ネットページユーザは、旅行会社に身元を明かさず商品検索を行える。ユーザ
は、予約確認の時点でのみ旅行会社が識別する。ユーザは、ネットページペンを
用いて支払フォームに署名した後、それを提出する必要がある。ユーザは、使用
しているネットページペンによって識別され、その署名はネットページ記録に基
づいて検証される。
【0361】 8.3.2 旅行会社メインページ 旅行会社メインページ530(図58)は、旅行会社の商品情報と提供内容に
リンクしている。これらは以下のものを含む。 ・航空便 ・休暇パック旅行 ・レンタカー ・ホテル ・旅行保険 他の旅行会社サービス又は商品は、このページで利用可能であり、このページ
は最新の通貨為替レート、外貨注文へのアクセス、目的地検索、地図、天気情報
を含む。またリンク可能な関連する会社の広告もあり得る。旅行会社メインペー
ジユーザインタフェースフローを図52に示す。
【0362】 8.3.3 航空便予約 顧客は、ネットページ旅行サービスを通じて航空便を見つけ予約してよい。顧
客は、航空便を見つけるためのフォーム531(図59)に必要な航空便の詳細
を入力する。顧客はどの航空会社(複数も可)を検索したいのか指定できる。顧
客が<航空会社のリスト化>ボタンをクリックすると、航空会社の全リスト53
6(図60)が出力される。この航空会社リスト536から、顧客は次に航空便
検索に含まれる航空会社をチェックできる。
【0363】 顧客が<航空便を見つける>ボタンをクリックすると、航空便検索結果ページ
537(図61)が出力され、全ての適合した航空便がリスト化される。各航空
便に対して、顧客は<詳細>をクリックして航空便詳細538(図62)を出力
し、又は<予約>をクリックして航空便の予約に進む。顧客が<追加検索>をク
リックすると、航空便を見つけるための空白のフォーム531が出力される。
【0364】 顧客が航空便の予約に進むと、乗客詳細ページ539が出力される(図63)
。ここで、顧客は乗客名、常連搭乗者詳細、連絡情報を入力する。更に、顧客が
<予約の確認>をクリックすると、支払明細書フォーム540が出力される(図
64)。顧客は、支払に用いるクレジットカードを選択、又はその詳細を入力し
、顧客自身のネットページペンを用いてフォームに署名し、そして<即時支払>
をクリックする。 支払が完了すると、旅行日程と領収書541が出力される(図65)。 航空便を見つけ予約するためのユーザインタフェースフローを図53に示す。
【0365】 8.3.4 レンタカー 顧客は、ネットページ旅行サービスを通じてレンタカーを見つけ予約できる。
顧客は、レンタカーを見つけるためのフォーム533(図66)に必要な車の詳
細を入力する。
【0366】 顧客は、レンタカーの乗車場所と降車場所を指定しなければならない。顧客が
<場所の検索>ボタンをクリックすると、場所の全リスト546(図示せず)が
出力される。場所のページが2ページを超える場合、そのリストは、(ネットペ
ージアプリケーションドキュメントの中で記述された)ディレクトリ索引方法を
用いて出力される。
【0367】 必要な検索基準が入力されている場合、顧客は<次へ>上をクリックし、そし
てレンタカー検索結果542(図67)ページを出力し、適合する全レンタカー
をリスト化する。各レンタカーに対して、顧客は<詳細>をクリックしてレンタ
ル詳細543(図示せず)を出力したり、<予約>をクリックして車の予約に進
んだりする。顧客が<追加検索>をクリックすると、レンタカーを見つけるため
の空白のフォーム533が出力される。
【0368】 顧客が<予約>をクリックすると、支払明細書ページ544が出力される(図
68)。顧客は、支払に用いるクレジットカードを選択、又はその詳細を入力し
、顧客自身のネットページペンを用いてフォームに署名し、そして<即時支払>
をクリックする。 支払が完了すると、レンタカー領収書545が出力される(図69)。 レンタカーを見つけ予約するためのユーザインタフェースフローを図54に示
す。
【0369】 8.3.5 ホテル予約 顧客は、ネットページ旅行サービスを通じてホテルを見つけ予約してよい。顧
客は、ホテルを見つけるためのフォーム534(図70)に必要なホテルの詳細
を入力する。
【0370】 顧客は、ホテルの都市を指定しなければならない。顧客が<都市の検索>ボタ
ンをクリックすると、都市の検索フォーム548(図示せず)が出力される。こ
のフォームは、要求する都市のテキスト検索実行や地図による検索のオプション
を顧客に提供する。
【0371】 顧客が地図による検索を選んだ場合、詳細な地域地図549(図示せず)が出
力される。次に、顧客は、所望の地域の出力された地図をクリックして拡大する
。更に詳細な地域地図が出力される。顧客がテキスト検索を選んだ場合、適合す
る場所のリスト551(図示せず)が出力される。検索によって返される場所が
2ページを超える場合、そのリストは、(ネットページアプリケーションドキュ
メント中で記述した)ディレクトリ索引方法を用いて出力される。
【0372】 所望の場所が選択されると、又は顧客がその検索ページから<リスト化>をク
リックすると、ホテルリスト550(図示せず)が出力される。検索によって返
されるホテルが2ページを超える場合、そのリストは、ディレクトリ索引方法を
用いて出力される。次に、このホテルリストから、顧客は検索に含まれるホテル
をチェックできる。ホテルを見つけるためのフォーム534は、選択した場所と
ホテルが記入された状態で再出力される。
【0373】 必要な検索基準が入力されている場合、顧客は<ホテルを見つける>をクリッ
クするとホテル検索結果547(図71)が出力される。各ホテルに対して、顧
客は<詳細>をクリックしてホテル詳細552(図示せず)を出力し、あるいは
<予約>をクリックして予約に進む。顧客が<追加検索>をクリックするとホテ
ルを見つけるための、空白のフォームが出力される。
【0374】 顧客が<予約>をクリックすると、支払明細書ページ553が出力される(図
72)。顧客は、支払に用いるクレジットカードを選択、又はその詳細を入力し
、顧客自身のネットページペンを用いてフォームに署名し、そして<即時支払>
をクリックする。 支払が完了すると、ホテル予約確認書554が出力される(図73)。 ホテルを見つけ予約するためのユーザインタフェースフローを図55に示す。
【0375】 8.3.6 休暇 顧客は、ネットページ旅行サービスを通じて休暇パック旅行を見つけ予約して
もよい。まず顧客は、休暇目的地フォーム532(図74)から目的地を選択す
る。そして休暇パック旅行のリスト555が出力される(図75)。顧客は<詳
細>をクリックして、特定のパック旅行556に関する詳細情報を見る(図76
)。
【0376】 次に、顧客が休暇パック旅行詳細ページ556の<見積依頼>をクリックする
と、休暇パック旅行照会フォーム557が出力される(図77)。ここで、顧客
は利用可能かどうかのチェックと旅行者数、出発日、帰着日を含むパック旅行の
見積を得るために必要な詳細を入力する。
【0377】 更に、顧客が<見積依頼>をクリックすると休暇パック旅行見積書558が出
力される(図78)。顧客が<予約>をクリックすると、支払明細書ページ55
9が出力される(図79)。顧客は、支払に用いるクレジットカードを選択、又
はその詳細を入力し、顧客自身のネットページペンを用いてフォームに署名し、
そして<即時支払>をクリックする。 支払が完了すると、休暇パック旅行予約確認書560が出力される(図80)
。 休暇を見つけ予約するためのユーザインタフェースフローを図56に示す。
【0378】 8.3.7 旅行保険 顧客は、ネットページ旅行サービスを通じて旅行保険を購入してよい。顧客は、
旅行保険照会フォーム535(図81)上の必要な保険の詳細を入力する。
【0379】 保険種別の説明全体を見る場合、<詳細>をクリックすると旅行保険詳細フォ
ーム561(図示せず)が出力される。 必要な保険詳細が入力されている場合、顧客が<見積依頼>をクリックすると
旅行保険照会ページ562(図82)が出力され、その保険証書費用と条件が付
与される。見積を受領するには、<予約>をクリックすると、支払明細書ページ
563が出力される(図83)。顧客は、支払に用いるクレジットカードを選択
、又はその詳細を入力し、顧客自身のネットページペンを用いてフォームに署名
し、そして<即時支払>をクリックする。 支払が完了すると、旅行保険確認書564が出力される(図84)。 旅行保険を見つけ予約するためのユーザインタフェースフローを図57に示す
【0380】結論 本発明は好ましい実施形態ならびに多数の特定代替実施形態に関して記述され
た。しかし当業者であれば、特に記述されたのとは異なる他の多数の実施形態も
本発明の精神および有効範囲内であることを理解し得よう。故に本発明は、適宜
であるとして相互参照されて援用された出願および文献を含め、本明細書中で記
述された特定実施形態に制限することは企図されない。本発明の有効範囲は添付
の請求の範囲によってのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ネットページの印刷されたサンプルとそのオンライン・ページ記述
との関係の概略図。
【図2】 ネットページ・ペン、ネットページ・プリンタ、ネットページ・ペ
ージサーバおよびネットページ・アプリケーション・サーバの間の対話の概略図
【図3】 ネットワークを介して相互接続されたネットページおよびプリンタ
の集合を示す図。
【図4】 印刷されたネットページおよびそのオンライン・ページ記述の高レ
ベル構造の概略図。
【図5】 ネットページ・タグの構造を示す平面図。
【図6】 図5に示された一群のタグと、ネットページ・ペンの形態のネット
ページ検知装置の視野との間の関係を示す平面図。
【図7】 タグ画像処理および復号化アルゴリズムのフローチャート。
【図8】 ネットページ・ペンおよび関連するタグ検知用視野円錐の斜視図。
【図9】 図8に示されたネットページ・ペンの分解斜視図。
【図10】 図8および図9に示された上記ネットページ・ペンに対するペン
制御装置の概略的ブロック図。
【図11】 壁部に取付けられたネットページ・プリンタの斜視図。
【図12】 図11のネットページ・プリンタの長さに沿った断面図。
【図12a】 両面印刷エンジンおよび接着剤ホイールアセンブリの断面を示
す図12の部分的拡大図。
【図13】 図11および図12のネットページ・プリンタのインクカートリ
ッジ、インク、空気および接着剤の各経路、および各印刷エンジンの詳細図。
【図14】 図11および図12に示された上記ネットページ・プリンタに対
するプリンタ制御装置の概略的ブロック図。
【図15】 図14に示されたプリンタ制御装置に関連する両面印刷エンジン
制御装置およびMemjet(登録商標)印刷ヘッドの概略的ブロック図。
【図16】 図14および図15に示された上記印刷エンジン制御装置の概略
的ブロック図。
【図17】 例えば図10乃至図12のネットページ・プリンタで使用される
単一のMemjet(登録商標)印刷要素の斜視図。
【図18】 Memjet(登録商標)印刷要素の配列の小部分の斜視図。
【図19】 図13に示された上記Memjet(登録商標)印刷要素の動作
サイクルを示す一連の斜視図。
【図20】 ページ幅Memjet(登録商標)印刷ヘッドの短寸セグメント
の斜視図。
【図21】 ユーザ・クラス概念図の概略図。
【図22】 プリンタ・クラス概念図の概略図。
【図23】 ペン・クラス概念図の概略図。
【図24】 アプリケーション・クラス概念図の概略図。
【図25】 ドキュメントおよびページ記述クラス概念図の概略図。
【図26】 ドキュメントおよびページ所有者権限クラス概念図の概略図。
【図27】 端末エレメント特化クラス概念図の概略図。
【図28】 スタティックエレメント特化クラス概念図の概略図。
【図29】 ハイパーリンクエレメント・クラス概念図の概略図。
【図30】 ハイパーリンクエレメント特化クラス概念図の概略図。
【図31】 ハイパーリンク化グループ・クラス概念図の概略図。
【図32】 フォーム・クラス概念図の概略図。
【図33】 デジタルインク・クラス概念図の概略図。
【図34】 フィールドエレメント特化クラス概念図の概略図。
【図35】 チェックボックスフィールド・クラス概念図の概略図。
【図36】 テキストフィールド・クラス概念図の概略図。
【図37】 署名フィールド・クラス概念図の概略図。
【図38】 入力処理アルゴリズムのフローチャート。
【図38a】 図38のフローチャートの一ステップの概略図。
【図39】 ページサーバコマンドエレメント・クラス概念図の概略図。
【図40】 購読配信プロトコルの概略図。
【図41】 ハイパーリンク要求クラス概念図の概略図。
【図42】 ハイパーリンク起動プロトコルの概略図。
【図43】 フォーム提出プロトコルの概略図。
【図44】1組のユーザインタフェースフロードキュメントアイコンの概略図
【図45】1組のユーザインタフェース頁レイアウトエレメントアイコンの概
略図。
【図46】航空便クラス概念図の概略図。
【図47】支払クラス概念図の概略図。
【図48】レンタカークラス概念図の概略図。
【図49】ホテルクラス概念図の概略図。
【図50】休暇クラス概念図の概略図。
【図51】旅行保険クラス概念図の概略図。
【図52】旅行会社ユーザインタフェースフローの概略図。
【図53】航空便ユーザインタフェースフローの概略図。
【図54】レンタカーユーザインタフェースフローの概略図。
【図55】ホテル予約ユーザインタフェースフローの概略図。
【図56】休暇ユーザインタフェースフローの概略図。
【図57】旅行保険ユーザインタフェースフローの概略図。
【図58】旅行会社メインページの概略図。
【図59】航空便検索フォームの概略図。
【図60】航空会社リストフォームの概略図。
【図61】航空便検索結果ページの概略図。
【図62】航空便詳細ページの概略図。
【図63】乗客詳細フォームの概略図。
【図64】支払明細書フォームの概略図。
【図65】旅行日程及び領収書ページの概略図。
【図66】レンタカー検索フォームの概略図。
【図67】レンタカー検索結果ページの概略図。
【図68】レンタカー支払明細書フォームの概略図。
【図69】レンタカー領収書ページの概略図。
【図70】ホテル検索フォームの概略図。
【図71】ホテル検索結果ページの概略図。
【図72】ホテル支払明細書フォ−ムの概略図。
【図73】ホテル予約確認ページの概略図。
【図74】休暇目的地ページの概略図。
【図75】休暇パック旅行ページの概略図。
【図76】休暇パック旅行詳細ページの概略図。
【図77】休暇パック旅行照会フォームの概略図。
【図78】休暇パック旅行見積ページの概略図。
【図79】休暇パック旅行支払明細書フォームの概略図。
【図80】休暇予約確認ページの概略図。
【図81】旅行保険照会フォームの概略図。
【図82】旅行保険見積ページの概略図。
【図83】旅行保険支払明細書フォームの概略図。
【図84】旅行保険確認ページの概略図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 PQ 4912 (32)優先日 平成11年12月24日(1999.12.24) (33)優先権主張国 オーストラリア(AU) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 ラプスタン、ジャクリーン アン オーストラリア国 2046 ニューサウスウ ェールズ州 ロッド ポイント デューク アベニュー 13 (72)発明者 ラプスタン、ポール オーストラリア国 2046 ニューサウスウ ェールズ州 ロッド ポイント デューク アベニュー 13 Fターム(参考) 5B068 AA05 AA33 BB18 BD02 BD09 BE06 CC06

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旅行サービスへのアクセスを可能にする方法であって、 見込購買客に旅行サービス取引に関する情報を含むフォームを提供する段階で
    あって、前記フォームは、前記フォームの識別と前記フォームの少なくとも1つ
    の基準点とを示す符号化データを含む前記段階と、 コンピュータシステムにおいて、前記フォームの識別と前記フォームを基準と
    する検出デバイスの位置とに関する表示データを前記検出デバイスから受信する
    段階であって、前記検出デバイスが、前記フォームを基準とする操作位置に配置
    された時、少なくともいくつかの前記符号化データを用いて前記表示データを検
    出する前記段階と、 前記コンピュータシステムにおいて又前記表示データから前記旅行サービス取
    引に関する少なくとも1つのパラメータを識別する段階と、を含むことを特徴と
    する方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法であって、前記旅行サービス取引に関
    する前記少なくとも1つのパラメータは、前記フォームの少なくとも1つの領域
    と対応し、また前記方法は、前記コンピュータシステムにおいてまた前記検出デ
    バイスが配置されている領域を基準とする領域から、前記少なくとも1つのパラ
    メータを識別する段階を含むことを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の方法であって、 前記コンピュータシステムにおいて、検出デバイスの前記フォームを基準とす
    る動きに関するデータを受信する段階であって、前記検出デバイスが、少なくと
    もいくつかの前記符号化データを用いて前記フォームを基準とするその動きを検
    出する前記段階と、 前記コンピュータシステムにおいて又少なくとも部分的に前記少なくとも1つ
    の領域内の前記動きから、旅行サービス取引の前記少なくとも1つのパラメータ
    を識別する段階と、を含むことを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 旅行サービスへのアクセスを可能にする方法であって、 見込購買客に旅行サービス取引に関する情報を含むフォームを提供する段階で
    あって、前記フォームは、前記旅行サービスの少なくとも1つのパラメータを示
    す符号化データを含む前記段階と、 コンピュータシステムにおいて、前記少なくとも1つのパラメータと前記フォ
    ームを基準とする検出デバイスの動きとに関するデータを検出デバイスから受信
    する段階であって、前記検出デバイスが、前記フォームを基準として移動された
    時、少なくともいくつかの前記符号化データを用いて前記少なくとも1つのパラ
    メータに関する前記データを検出し、また前記フォームを基準とするそれ自身の
    動きに関する前記データを生成する前記段階と、 前記コンピュータシステムにおいて、前記検出デバイスの前記動きを、それが
    前記少なくとも1つのパラメータに関するものであると解釈する段階と、を含む
    ことを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 旅行サービスへのアクセスを可能にする方法であって、 見込購買客にフォームの識別を示す符号化データを含むフォームを提供する段
    階と、 コンピュータシステムにおいて、前記見込購買客の識別と前記フォームの識別
    とに関するデータを検出デバイスから受信する段階であって、前記検出デバイス
    が前記見込購買客の識別に関する前記データを含み、また少なくともいくつかの
    前記符号化データを用いて前記フォームの識別に関する前記データを検出する前
    記段階と、 前記コンピュータシステムにおいて又前記見込購買客の識別と前記フォームの
    識別とに関する前記データから旅行サービス取引を識別する段階と、を含むこと
    を特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求5に記載の方法であって、前記符号化データはまた前記
    旅行サービス取引の少なくとも1つのパラメータを示し、前記方法は、前記コン
    ピュータシステムにおいて、前記旅行サービス取引の前記少なくとも1つのパラ
    メータに関する表示データを前記検出デバイスから受信する段階であって、前記
    検出デバイスが、少なくともいくつかの前記符号化データを用いて前記表示デー
    タを検出する前記段階を含むことを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の方法であって、 前記コンピュータシステ
    ムにおいて、検出デバイスの前記フォームを基準とする動きに関するデータを受
    信する段階であって、前記検出デバイスが、前記フォームを基準として、それ自
    身の動きに関するデータを生成する前記段階を含むことを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項2、4又は6に記載の方法であって、前記パラメータ
    は旅行サービス取引のアクションパラメータであり、前記方法は、前記コンピュ
    ータシステムにおいて、前記アクションパラメータに関する操作を実行する段階
    を含むことを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の方法であって、前記旅行サービス取引のア
    クションパラメータは、 旅行商品を検索する段階と、 旅行商品に関する情報を要求する段階と、 購入対象の旅行商品を選択する段階と、 旅行商品に対する支払いを確認する段階と、 航空便を検索する段階と、 航空便に関する情報を要求する段階と、 購入対象の航空便を選択する段階と、 航空便に対する支払いを確認する段階と、 レンタカーを検索する段階と、 レンタカーに関する情報を要求する段階と、 購入対象のレンタカーを選択する段階と、 レンタカーに対する支払いを確認する段階と、 ホテル宿泊施設を検索する段階と、 ホテル宿泊施設に関する情報を要求する段階と、 購入対象のホテル宿泊施設を選択する段階と、 ホテル宿泊施設に対する支払いを確認する段階と、 休暇パック旅行に関する情報を要求する段階と、 休暇パック旅行に関する見積を要求する段階と、 購入対象の休暇パック旅行を選択する段階と、 休暇パック旅行に対する支払いを確認する段階と、 旅行保険に関する情報を要求する段階と、 旅行保険に関する見積を要求する段階と、 購入対象の旅行保険を選択する段階と、 旅行保険に対する支払いを確認する段階と、を含む群から選択することを特徴
    とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項3、4又は7に記載の方法であって、前記パラメー
    タは旅行サービス取引のオプションパラメータであり、前記方法は、前記コンピ
    ュータシステムにおいて、見込購買客が検出デバイスによって手書きマークを入
    力したことを識別し、前記コンピュータシステムにおいて、前記オプションパラ
    メータに対応した操作を実行する段階を含むことを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の方法であって、前記オプションパラメ
    ータは、 旅行商品を検索する段階と、 旅行商品に関する情報を要求する段階と、 購入対象の旅行商品を選択する段階と、 旅行商品に対する支払いを確認する段階と、 航空便を検索する段階と、 航空便に関する情報を要求する段階と、 購入対象の航空便を選択する段階と、 航空便に対する支払いを確認する段階と、 レンタカーを検索する段階と、 レンタカーに関する情報を要求する段階と、 購入対象のレンタカーを選択する段階と、 レンタカーに対する支払いを確認する段階と、 ホテル宿泊施設を検索する段階と、 ホテル宿泊施設に関する情報を要求する段階と、 購入対象のホテル宿泊施設を選択する段階と、 ホテル宿泊施設に対する支払いを確認する段階と、 休暇パック旅行に関する情報を要求する段階と、 休暇パック旅行に関する見積を要求する段階と、 購入対象の休暇パック旅行を選択する段階と、 休暇パック旅行に対する支払いを確認する段階と、 旅行保険に関する情報を要求する段階と、 旅行保険に関する見積を要求する段階と、 購入対象の旅行保険を選択する段階と、 旅行保険に対する支払いを確認する段階と、 旅行クラスと、料金種別と、航空会社と、支払カード種別と、車種と、車載装
    備オプションと、支払カードと、所有種別と、設備オプションと、旅行保険適用
    種別と、旅行保険対象範囲と、の内少なくとも1つと対応していることを特徴と
    する方法。
  12. 【請求項12】 請求項3、4又は7に記載の方法であって、前記パラメー
    タは旅行サービス取引のテキストパラメータであり、前記方法は、前記コンピュ
    ータシステムにおいて、見込購買客が検出デバイスによって手書きテキストデー
    タを入力したことを識別し、前記コンピュータシステムにおいて前記テキストパ
    ラメータに対応した操作を実行する段階を含むことを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の方法であって、前記コンピュータシス
    テムにおいて、前記手書きテキストデータをコンピュータテキストに変換する段
    階を含むことを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の方法であって、前記テキストパラメー
    タは、 旅行出発場所と、旅行の行先の場所と、旅行者数と、航空会社と、航空機と、
    常連搭乗客会員番号と、旅行者名と、旅行者の住所と、旅行者の電話番号と、旅
    行者の年齢と、支払カード所有者の名前と、支払カード番号と、支払カード有効
    期限と、レンタカー乗車場所と、レンタカー降車場所と、レンタカー乗車日付と
    、車両メーカと、都市と、チェックイン日付と、宿泊客数と、客室数と、ホテル
    チェーンと、ホテル名と、出発日付と、旅行費用と、の内少なくとも1つのに対
    応していることを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項3、4又は7に記載の方法であって、前記パラメー
    タは、旅行サービス取引の許可パラメータであり、前記方法は、前記コンピュー
    タシステムにおいて、見込購買客が検出デバイスによって手書きの署名を入力し
    たことを識別し、前記コンピュータシステムにおいて前記許可パラメータに対応
    した操作を実行する段階を含むことを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の方法であって、前記コンピュータシス
    テムにおいて、前記署名は見込購買客のものであることを検証する段階を含むこ
    とを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の方法であって、前記許可パラメータは
    支払認証と対応していることを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 請求項1、4又は5に記載の方法であって、前記フォーム
    は、 旅行商品を検索する段階と、 旅行商品に関する情報を要求する段階と、 購入対象の旅行商品を選択する段階と、 旅行商品に対する支払いを確認する段階と、 旅行商品の受注と、 航空便と、 レンタカーと、 ホテル宿泊施設と、 休暇パック旅行と、 旅行保険と、の内少なくとも1つに関する情報を含むことを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 請求項1、4又は5に記載の方法であって、前記フォーム
    をオンデマンドで出力する段階を含むことを特徴とする方法。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の方法であって、前記フォームを表示面
    画成手段の表示面上に出力する段階を含み、フォームが出力されると同時に、前
    記表示面上に符号化データを出力する段階とを含むことを特徴とする方法。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の方法であって、可視域においては実質
    的に不可視の符号化データを出力する段階を含むことを特徴とする方法。
  22. 【請求項22】 請求項1又は5に記載の方法であって、生成された各フォ
    ームの取り出し可能なレコードを保持する段階であって、前記フォームはその符
    号化データに含まれる識別を用いて取り出し可能である前記段階を含むことを特
    徴とする方法。
  23. 【請求項23】 請求項1、4又は5に記載の方法であって、マルチキャス
    トとポイントキャスト通信プロトコルとの組み合わせを用いて、複数のフォーム
    を配布する段階を含むことを特徴とする方法。
  24. 【請求項24】 請求項1又は4に記載の方法であって、前記検出デバイス
    は、検出デバイスに一意的な識別を付与する識別手段を含み、また特定の見込購
    買客に属するものであるとそれを識別し、前記方法は前記コンピュータシステム
    において前記識別を監視する段階を含むことを特徴とする方法。
  25. 【請求項25】 請求項1、4又は5に記載の方法であって、別々の表示装
    置の必要性をなくすために、前記フォームにおいて旅行サービス取引に関する必
    要な情報を全て提供する段階を含むことを特徴とする方法。
  26. 【請求項26】 請求項1、4又は5に記載の方法であって、前記フォーム
    は複数のページにおいて出力され、前記方法は前記ページを束ねる段階を含むこ
    とを特徴とする方法。
  27. 【請求項27】 旅行サービスへのアクセスを可能にするシステムであって
    、 旅行サービス取引に関する情報を含むフォームであって、前記フォームの識別
    と前記フォームの少なくとも1つの基準点とを示す符号化データを含む前記フォ
    ームと、 前記旅行サービス取引に関する少なくとも1つのパラメータを識別するための
    検出デバイスから表示データを受信するためのコンピュータシステムであって、
    前記表示データが前記フォームの識別と前記フォームを基準とする前記検出デバ
    イスの位置とを示し、また前記検出デバイスが少なくともいくつかの前記符号化
    データを用いて前記表示データを検出する前記コンピュータシステムと、を含む
    ことを特徴とするシステム。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載のシステムであって、旅行サービス取引
    に関連する前記少なくとも1つのパラメータは、前記フォームの少なくとも1つ
    の領域と対応していることを特徴とするシステム。
  29. 【請求項29】 請求項27に記載のシステムであって、少なくともいくつ
    かの前記符号化データを用いて、前記フォームを基準とするその動きを検出する
    検出デバイスを備えていることを特徴とするシステム。
  30. 【請求項30】 旅行サービスへのアクセスを可能にするシステムであって
    、 旅行サービス取引に関する情報を含むフォームであって、前記旅行サービス取
    引の少なくとも1つのパラメータを示す符号化データを含む前記フォームと、 前記少なくとも1つのパラメータと前記フォームを基準とする検出デバイスの
    動きとに関するデータを検出デバイスから受信し、また前記検出デバイスの前記
    動きをそれが前記少なくとも1つのパラメータに関するものであると解釈するた
    めのコンピュータシステムであって、前記検出デバイスが、前記フォームを基準
    として移動された時、少なくともいくつかの前記符号化データを用いて前記少な
    くとも1つのパラメータに関する前記データを検出し、また前記フォームを基準
    とするそれ自身の動きに関する前記データを生成する前記コンピュータシステム
    と、を含むことを特徴とするシステム。
  31. 【請求項31】 旅行サービスへのアクセスを可能にするシステムであって
    、 フォームの識別を示す符号化データを含む前記フォームと、 見込購買客の識別と前記フォームの識別とに関するデータを検出デバイスから
    受信し、また前記受信データから旅行サービス取引を識別するためのコンピュー
    タシステムであって、前記検出デバイスが、前記見込購買客の識別に関する前記
    データを含み、また少なくともいくつかの前記符号化データを用いて前記フォー
    ムの識別に関する前記データを検出する前記コンピュータシステムと、を含むこ
    とを特徴とするシステム。
  32. 【請求項32】 請求31に記載のシステムであって、前記符号化データは
    また前記旅行サービス取引の少なくとも1つのパラメータを示し、前記コンピュ
    ータシステムは、前記旅行サービス取引の前記少なくとも1つのパラメータに関
    する表示データを前記検出デバイスから受信し、前記検出デバイスが、少なくと
    もいくつかの前記符号化データを用いて前記表示データを検出することを特徴と
    するシステム。
  33. 【請求項33】 請求項31に記載のシステムであって、前記フォームを基
    準とするその動きを検出する検出デバイスを備えていることを特徴とするシステ
    ム。
  34. 【請求項34】 請求項27、30又は32のいずれかに記載のシステムで
    あって、前記旅行サービス取引の前記少なくとも1つのパラメータは、 旅行サービス取引のアクションパラメータと、 旅行サービス取引のオプションパラメータと、 旅行サービス取引のテキストパラメータと、 旅行サービス取引の許可パラメータと、 旅行サービス取引の図パラメータと、を含む群から選択されることを特徴とす
    るシステム。
  35. 【請求項35】 請求項34に記載のシステムであって、前記旅行サービス
    取引のアクションパラメータは、 旅行商品を検索する段階と、 旅行商品に関する情報を要求する段階と、 購入対象の旅行商品を選択する段階と、 旅行商品に対する支払いを確認する段階と、 航空便を検索する段階と、 航空便に関する情報を要求する段階と、 購入対象の航空便を選択する段階と、 航空便に対する支払いを確認する段階と、 レンタカーを検索する段階と、 レンタカーに関する情報を要求する段階と、 購入対象のレンタカーを選択する段階と、 レンタカーに対する支払いを確認する段階と、 ホテル宿泊施設を検索する段階と、 ホテル宿泊施設に関する情報を要求する段階と、 購入対象のホテル宿泊施設を選択する段階と、 ホテル宿泊施設に対する支払いを確認する段階と、 休暇パック旅行に関する情報を要求する段階と、 休暇パック旅行に関する見積を要求する段階と、 購入対象の休暇パック旅行を選択する段階と、 休暇パック旅行に対する支払いを確認する段階と、 旅行保険に関する情報を要求する段階と、 旅行保険に関する見積を要求する段階と、 購入対象の旅行保険を選択する段階と、 旅行保険に対する支払いを確認する段階と、を含む群から選択することを特徴
    とするシステム。
  36. 【請求項36】 請求項34に記載のシステムであって、前記オプションパ
    ラメータは、 旅行商品を検索する段階と、 旅行商品に関する情報を要求する段階と、 購入対象の旅行商品を選択する段階と、 旅行商品に対する支払いを確認する段階と、 航空便を検索する段階と、 航空便に関する情報を要求する段階と、 購入対象の航空便を選択する段階と、 航空便に対する支払いを確認する段階と、 レンタカーを検索する段階と、 レンタカーに関する情報を要求する段階と、 購入対象のレンタカーを選択する段階と、 レンタカーに対する支払いを確認する段階と、 ホテル宿泊施設を検索する段階と、 ホテル宿泊施設に関する情報を要求する段階と、 購入対象のホテル宿泊施設を選択する段階と、 ホテル宿泊施設に対する支払いを確認する段階と、 休暇パック旅行に関する情報を要求する段階と、 休暇パック旅行に関する見積を要求する段階と、 購入対象の休暇パック旅行を選択する段階と、 休暇パック旅行に対する支払いを確認する段階と、 旅行保険に関する情報を要求する段階と、 旅行保険に関する見積を要求する段階と、 購入対象の旅行保険を選択する段階と、 旅行保険に対する支払いを確認する段階と、 旅行クラスと、料金種別と、航空会社と、支払カード種別と、車種と、車載装
    備オプションと、支払カードと、所有種別と、設備オプションと、旅行保険適用
    種別と、旅行保険対象範囲と、の内少なくとも1つと対応していることを特徴と
    するシステム。
  37. 【請求項37】 請求項34に記載のシステムであって、前記テキストパラ
    メータは、 旅行出発場所と、旅行の行先の場所と、旅行者数と、航空会社と、航空機と、
    常連搭乗客会員番号と、旅行者名と、旅行者の住所と、旅行者の電話番号と、旅
    行者の年齢と、支払カード所有者の名前と、支払カード番号と、支払カード有効
    期限と、レンタカー乗車場所と、レンタカー降車場所と、レンタカー乗車日付と
    、車両メーカと、都市と、チェックイン日付と、宿泊客数と、客室数と、ホテル
    チェーンと、ホテル名と、出発日付と、旅行費用と、の内少なくとも1つのに対
    応していることを特徴とするシステム。
  38. 【請求項38】 請求項34に記載のシステムであって、前記許可パラメー
    タは支払認証と対応していることを特徴とするシステム。
  39. 【請求項39】 請求項29、30又は33に記載のシステムであって、前
    記検出デバイスはマーキングペン先を含むことを特徴とするシステム。
  40. 【請求項40】 請求項29又は30に記載のシステムであって、前記検出
    デバイスは、検出デバイスに一意的な識別を付与する識別手段を含み、また特定
    の見込購買客に属するものであるとそれを識別することを特徴とするシステム。
  41. 【請求項41】 請求項27、30又は31に記載のシステムであって、前
    記フォームは表示面画成手段の表示面上に出力され、また前記システムは表示面
    にオンデマンドで前記フォームを出力するためのプリンタを含むことを特徴とす
    るシステム。
  42. 【請求項42】 請求項41に記載のシステムであって、前記プリンタは前
    記表示面画成手段上で前記フォームを出力すると同時に、前記符号化データを出
    力することを特徴とするシステム。
  43. 【請求項43】 請求項27、30又は31に記載のシステムであって、前
    記符号化データは可視域においては実質的に不可視であることを特徴とするシス
    テム。
  44. 【請求項44】 請求項27又は31に記載のシステムであって、生成され
    た各フォームの取り出し可能なレコードを保持するためのデータベースを含み、
    各フォームはその符号化データに含まれるその識別を用いて取り出し可能である
    ことを特徴とするシステム。
  45. 【請求項45】 請求項41に記載のシステムであって、複数のページにお
    いて出力されたフォームの要求に応えるために、前記プリンタは前記ページを束
    ねるための結束手段を含むことを特徴とするシステム。
JP2001508735A 1999-06-30 2000-06-30 旅行サービスへのアクセス方法とそのシステム Expired - Fee Related JP4566489B2 (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AU1312 1999-06-30
AU1313 1999-06-30
AUPQ1312A AUPQ131299A0 (en) 1999-06-30 1999-06-30 A method and apparatus (NPAGE03)
AUPQ1313A AUPQ131399A0 (en) 1999-06-30 1999-06-30 A method and apparatus (NPAGE02)
AUPQ4912A AUPQ491299A0 (en) 1999-12-24 1999-12-24 A system for providing printed information
AU4912 1999-12-24
PCT/AU2000/000768 WO2001003018A1 (en) 1999-06-30 2000-06-30 Method and system for accessing travel services

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003504731A true JP2003504731A (ja) 2003-02-04
JP2003504731A5 JP2003504731A5 (ja) 2007-08-16
JP4566489B2 JP4566489B2 (ja) 2010-10-20

Family

ID=27158163

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001508735A Expired - Fee Related JP4566489B2 (ja) 1999-06-30 2000-06-30 旅行サービスへのアクセス方法とそのシステム
JP2001508730A Expired - Fee Related JP4523746B2 (ja) 1999-06-30 2000-06-30 バンキングの方法およびシステム

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001508730A Expired - Fee Related JP4523746B2 (ja) 1999-06-30 2000-06-30 バンキングの方法およびシステム

Country Status (14)

Country Link
US (3) US6959298B1 (ja)
EP (2) EP1198769B1 (ja)
JP (2) JP4566489B2 (ja)
KR (1) KR100646665B1 (ja)
CN (3) CN1367902B (ja)
AT (2) ATE398816T1 (ja)
AU (2) AU771972B2 (ja)
BR (1) BR0011988A (ja)
CA (2) CA2414769C (ja)
DE (2) DE60038177T2 (ja)
HK (1) HK1046749A1 (ja)
IL (2) IL147386A0 (ja)
MX (1) MXPA02000182A (ja)
WO (2) WO2001003018A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003500939A (ja) * 1999-05-25 2003-01-07 シルバーブルック リサーチ ピーティーワイ リミテッド ファクシミリの送達のための方法およびシステム
JP2005284882A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Sharp Corp コンテンツ表現制御装置、コンテンツ表現制御システム、コンテンツ表現制御用基準物体、コンテンツ表現制御方法、コンテンツ表現制御プログラム、およびコンテンツ表現制御プログラムを記録した記録媒体

Families Citing this family (92)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7762453B2 (en) * 1999-05-25 2010-07-27 Silverbrook Research Pty Ltd Method of providing information via a printed substrate with every interaction
AU2005202453B2 (en) * 1999-05-25 2007-03-22 Silverbrook Research Pty Ltd Computer system for enabling purchasing using printed interface
US7760969B2 (en) * 1999-05-25 2010-07-20 Silverbrook Research Pty Ltd Method of providing information via context searching from a printed substrate
US7175079B1 (en) * 1999-05-25 2007-02-13 Silverbrook Research Pty Ltd Method and system for online purchasing
US7793824B2 (en) * 1999-05-25 2010-09-14 Silverbrook Research Pty Ltd System for enabling access to information
US7821507B2 (en) * 1999-05-25 2010-10-26 Silverbrook Research Pty Ltd Method of providing information via a printed substrate and two-mode sensing device
US20070233513A1 (en) * 1999-05-25 2007-10-04 Silverbrook Research Pty Ltd Method of providing merchant resource or merchant hyperlink to a user
US7832626B2 (en) 1999-05-25 2010-11-16 Silverbrook Research Pty Ltd Anonymous competition entry
US8113950B2 (en) 1999-05-25 2012-02-14 Silverbrook Research Pty Ltd Competition entry with limited return messaging
US7593899B1 (en) 1999-05-25 2009-09-22 Silverbrook Research Pty Ltd Method and system for online payments
US7721948B1 (en) 1999-05-25 2010-05-25 Silverbrook Research Pty Ltd Method and system for online payments
US20040083174A1 (en) * 2000-06-30 2004-04-29 Kia Silverbrook Method and system for banking using coded forms
DE60131018T2 (de) * 2000-11-25 2008-07-17 Silverbrook Research Pty. Ltd., Balmain Verfahren und system zur online-bezahlung
US20020103693A1 (en) * 2001-01-30 2002-08-01 Horst Bayer System and method for aggregating and analyzing feedback
JP4576060B2 (ja) * 2001-02-15 2010-11-04 富士通株式会社 自動契約装置および自動契約方法ならびに自動契約プログラム
US7117183B2 (en) * 2001-03-31 2006-10-03 First Data Coroporation Airline ticket payment and reservation system and methods
JP2003006293A (ja) * 2001-06-21 2003-01-10 Mytrip Net Kk 双方向通信ネットワークによる旅行の総合支援の提供及び取得方法、その通信システム並びにプログラム
US20030074315A1 (en) * 2001-10-16 2003-04-17 Sterling National Bank System and apparatus for remotely printing certified documents
US20030120777A1 (en) * 2001-12-26 2003-06-26 First Data Corporation Forms auditing systems and methods
JP4259807B2 (ja) * 2002-03-19 2009-04-30 株式会社エクォス・リサーチ 旅行保険受付システム
JP4102105B2 (ja) * 2002-05-24 2008-06-18 株式会社日立製作所 電子ペンを利用した書類記入システム
US20030233311A1 (en) * 2002-06-14 2003-12-18 International Business Machines Corporation Method and system for providing goods and/or services
US7450273B2 (en) * 2003-04-07 2008-11-11 Silverbrook Research Pty Ltd Laser scanner using acousto-optic deflectors
EP1634175B1 (en) 2003-05-28 2015-06-24 Citrix Systems, Inc. Multilayer access control security system
US7542160B2 (en) * 2003-08-29 2009-06-02 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Rendering with substituted validation input
US20060125805A1 (en) * 2004-03-17 2006-06-15 James Marggraff Method and system for conducting a transaction using recognized text
WO2006009879A2 (en) 2004-06-18 2006-01-26 Washington Mutual, Inc. System for automatically transferring account information, such as information regarding a financial servicees account
US7848974B1 (en) * 2004-09-01 2010-12-07 Jpmorgan Chase Bank, N.A. Electronic acquisition of bill payment information from a financial account
US9226975B1 (en) * 2004-09-17 2016-01-05 Deem, Inc. Apparatus and method to provide community pricing
US7702750B2 (en) 2004-09-29 2010-04-20 Citrix Systems, Inc. System and method for event detection and re-direction over a network using a presentation level protocol
US8069226B2 (en) 2004-09-30 2011-11-29 Citrix Systems, Inc. System and method for data synchronization over a network using a presentation level protocol
US7660743B1 (en) 2004-10-15 2010-02-09 Rearden Commerce, Inc. System for optimization of cost management
US9161994B1 (en) 2005-03-29 2015-10-20 Deem, Inc. Cost model analysis and breakdown for cost buildup
US7743002B2 (en) * 2005-02-24 2010-06-22 Rearden Commerce, Inc. Method and system for testing of policies to determine cost savings
US7596566B1 (en) 2005-02-24 2009-09-29 Rearden Commerce, Inc. System and method for flexible handling of rules and regulations in labor hiring
US7496520B1 (en) 2005-07-22 2009-02-24 Rearden Commerce, Inc. System and method for optimization of group shipments to reduce shipping costs
US7543758B2 (en) * 2005-12-20 2009-06-09 Xerox Corporation Document localization of pointing actions using disambiguated visual regions
US8458064B1 (en) * 2006-01-30 2013-06-04 Capital One Financial Corporation System and method for transferring electronic account information
NZ544381A (en) * 2006-03-02 2008-10-31 Airways Corp Of New Zealand System and method for modelling a flight and invoicing the flight providers for services used
US7574408B2 (en) * 2006-05-05 2009-08-11 Microsoft Corporation Publisher unions
US8126776B2 (en) 2006-06-30 2012-02-28 Rearden Commerce, Inc. Method and systems for personal restaurant assistant
US7685199B2 (en) * 2006-07-31 2010-03-23 Microsoft Corporation Presenting information related to topics extracted from event classes
US7577718B2 (en) 2006-07-31 2009-08-18 Microsoft Corporation Adaptive dissemination of personalized and contextually relevant information
US7849079B2 (en) * 2006-07-31 2010-12-07 Microsoft Corporation Temporal ranking of search results
US7966213B2 (en) 2006-10-16 2011-06-21 Rearden Commerce, Inc. System and method for automatic review of travel changes and improved suggestions and rules set
US20080091506A1 (en) * 2006-10-17 2008-04-17 Silverbrook Research Pty Ltd Selection of ad on display device causing printed substrate click facilitator to collect ad click-through fee
US7855811B2 (en) * 2006-10-17 2010-12-21 Silverbrook Research Pty Ltd Method of providing search results to a user
US20080088581A1 (en) * 2006-10-17 2008-04-17 Silverbrook Research Pty Ltd Online ad placement in response to zone of paper input
US20080091505A1 (en) * 2006-10-17 2008-04-17 Silverbrook Research Pty Ltd Method of charging for ad associated with zone of printed substrate
US7775440B2 (en) * 2006-10-17 2010-08-17 Silverbrook Research Pty Ltd Method of displaying advertisement to a user
US20080092084A1 (en) * 2006-10-17 2008-04-17 Silverbrook Research Pty Ltd System for collecting a click-through fee from an advertiser
US8511565B2 (en) * 2006-10-17 2013-08-20 Silverbrook Research Pty Ltd Method of providing information via context searching of a printed graphic image
US20080091611A1 (en) * 2006-10-17 2008-04-17 Silverbrook Research Pty Ltd User interaction causing click facilitator to collect sales commission fee
US20080103901A1 (en) * 2006-10-17 2008-05-01 Silverbrook Research Pty Ltd Resource initiated by a computer system causing printed substrate click facilitator to collect ad click-through fee
US20080091527A1 (en) * 2006-10-17 2008-04-17 Silverbrook Research Pty Ltd Method of charging for ads associated with predetermined concepts
US20080097823A1 (en) * 2006-10-17 2008-04-24 Silverbrook Research Pty Ltd User interaction causing click facilitator to collect ad click-through fee
US7896231B2 (en) 2006-12-08 2011-03-01 Wells Fargo Bank, N.A. Method and apparatus for check stack visualization
US7747061B2 (en) 2006-12-08 2010-06-29 Wells Fargo Bank, N.A. Method and apparatus for any which way check acceptance
US20080178555A1 (en) * 2007-01-26 2008-07-31 C. Green & Sons, Inc. Tapered truss
US20090006142A1 (en) * 2007-06-26 2009-01-01 Rearden Commerce, Inc. System and Method for Tracking Spending Based on Reservations and Payments
WO2009026384A1 (en) * 2007-08-20 2009-02-26 American International Group, Inc. Method and system for determining rates of insurance
US8019679B2 (en) * 2007-10-18 2011-09-13 Moneygram International, Inc. Global compliance processing system for a money transfer system
US20100125467A1 (en) * 2008-11-19 2010-05-20 Tatiana Burguete Espindola System and a method for communication between a travel planning application and a hotel booking provider
US8027891B2 (en) 2008-12-17 2011-09-27 Mastercard International, Inc. Interactive online spending analysis tool
US9098843B2 (en) * 2010-01-06 2015-08-04 Visa International Service Association System and method for temporarily enabling proprietary transit payments on a hotel room key
US8677724B2 (en) * 2010-10-25 2014-03-25 Deere & Company Round baler for baling crop residue
US8401879B1 (en) * 2010-12-15 2013-03-19 United Services Automobile Association (Usaa) Umbrella travel insurance
EP2500833B1 (en) * 2011-03-17 2017-12-06 Amadeus S.A.S. System and method for processing complex queries
US20130085786A1 (en) * 2011-09-30 2013-04-04 American International Group, Inc. System, method, and computer program product for dynamic messaging
US10402795B2 (en) 2012-01-05 2019-09-03 Moneygram International, Inc. Prefunding for money transfer send transactions
US8657688B1 (en) 2012-11-26 2014-02-25 Moneygram International, Inc. Promotion generation engine for a money transfer system
US20140156443A1 (en) * 2012-12-02 2014-06-05 Agent 20, Inc. Online Marketplace System
US10755245B2 (en) 2013-02-25 2020-08-25 Moneygram International, Inc. Money transfer system having location based language and dynamic receipt capabilities
US10192204B2 (en) 2013-08-01 2019-01-29 Moneygram International, Inc. System and method for staging money transfers between users having profiles
EP2840543A1 (en) * 2013-08-20 2015-02-25 Amadeus S.A.S. Contextualized travel offers
US10552911B1 (en) * 2014-01-10 2020-02-04 United Services Automobile Association (Usaa) Determining status of building modifications using informatics sensor data
US20150235477A1 (en) * 2014-02-19 2015-08-20 Swyft Technologies Inc. Automatic Wireless Transportation Monitoring and Transactions for Mobile Devices
US10545803B2 (en) * 2015-04-14 2020-01-28 Hydril USA Distribution LLC Graphical indexing for life cycle management of drilling system assets
US9679006B2 (en) 2015-05-14 2017-06-13 Walleye Software, LLC Dynamic join processing using real time merged notification listener
EP3104320B1 (fr) * 2015-06-12 2018-08-15 EM Microelectronic-Marin SA Procédé de programmation de données bancaires dans un circuit intégré d'une montre
US20170213162A1 (en) * 2016-01-22 2017-07-27 Evgenii Vadimovich Savostianov System and method for providing a real time virtual travel service
EP3593555A1 (en) * 2017-03-07 2020-01-15 Sita Information Networking Computing USA, Inc. System, device and method for accessing shared infrastructure
US10348487B2 (en) 2017-07-20 2019-07-09 International Business Machines Corporation Game data offloading to a blockchain
US10866943B1 (en) 2017-08-24 2020-12-15 Deephaven Data Labs Llc Keyed row selection
CN109598390A (zh) * 2017-09-29 2019-04-09 北京嘀嘀无限科技发展有限公司 行程费用异议的处理方法及处理装置、设备和存储介质
US10891695B2 (en) * 2017-10-23 2021-01-12 Omar Sayed Real-time analysis using a database to generate data for transmission to computing devices
US11055674B1 (en) 2018-01-18 2021-07-06 Wells Fargo Bank, N.A. Systems and methods for check masking and interdiction
US10726642B1 (en) 2019-03-29 2020-07-28 Toyota Motor North America, Inc. Vehicle data sharing with interested parties
US10896555B2 (en) 2019-03-29 2021-01-19 Toyota Motor North America, Inc. Vehicle data sharing with interested parties
US10535207B1 (en) 2019-03-29 2020-01-14 Toyota Motor North America, Inc. Vehicle data sharing with interested parties
CN111143365B (zh) * 2019-12-26 2023-08-18 深圳前海环融联易信息科技服务有限公司 一种数据分表方法、装置、计算机设备及存储介质
US11899822B2 (en) * 2020-07-21 2024-02-13 Bank Of America Corporation Private, secure travel system

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06342426A (ja) * 1993-05-31 1994-12-13 Fuji Xerox Co Ltd 情報提示装置
JPH07141104A (ja) * 1993-11-19 1995-06-02 Sharp Corp 座標入力装置、座標特定情報の表示装置および方法ならびに座標特定情報表示板
JPH08305755A (ja) * 1995-04-28 1996-11-22 Nippon Riyokou:Kk ファクシミリ予約システム
WO1997003404A1 (fr) * 1995-07-11 1997-01-30 Hitachi, Ltd. Systeme serveurs
JPH09163107A (ja) * 1995-12-02 1997-06-20 Ricoh Co Ltd 文書情報管理システムおよび文書情報管理方法
JPH09325963A (ja) * 1995-05-12 1997-12-16 Fuji Xerox Co Ltd 情報検索装置および方法
JPH10222240A (ja) * 1997-02-04 1998-08-21 Canon Inc 電子ペン及び個人認証システム並びに個人認証方法
JPH10254802A (ja) * 1996-02-01 1998-09-25 Takashi Ikeda デジタル・コードを識別子として用い一元的に相手先を指定する通信システム及び方法

Family Cites Families (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4891750A (en) * 1986-10-29 1990-01-02 Pitney Bowes Inc. Optical character recognition by forming and detecting matrices of geo features
US4864618A (en) 1986-11-26 1989-09-05 Wright Technologies, L.P. Automated transaction system with modular printhead having print authentication feature
US4937439A (en) * 1988-05-13 1990-06-26 National Computer Systems, Inc. Method and system for creating and scanning a customized survey form
US5051736A (en) 1989-06-28 1991-09-24 International Business Machines Corporation Optical stylus and passive digitizing tablet data input system
EP0455825B1 (en) * 1989-11-28 2000-04-26 Japan Airlines Company, Ltd. Terminal of reserving system and method of operating terminal computer thereof
US5062666A (en) * 1990-02-01 1991-11-05 The Standard Register Company Financial instrument and method of making
US5060980A (en) * 1990-05-30 1991-10-29 Xerox Corporation Form utilizing encoded indications for form field processing
US5905248A (en) * 1990-09-11 1999-05-18 Metrologic Instruments, Inc. System and method for carrying out information-related transactions using web documents embodying transaction enabling applets automatically launched and executed in response to reading URL-encoded symbols pointing thereto
US5992752A (en) * 1993-11-24 1999-11-30 Metrologic Instruments, Inc. Internet-based system for enabling information-related transactions over the internet using Java-enabled internet terminals provided with bar code symbol readers for reading Java-Applet encoded bar code symbols
US5477012A (en) 1992-04-03 1995-12-19 Sekendur; Oral F. Optical position determination
US5852434A (en) 1992-04-03 1998-12-22 Sekendur; Oral F. Absolute optical position determination
US5557780A (en) * 1992-04-30 1996-09-17 Micron Technology, Inc. Electronic data interchange system for managing non-standard data
US5326959A (en) 1992-08-04 1994-07-05 Perazza Justin J Automated customer initiated entry remittance processing system
US5321749A (en) * 1992-09-21 1994-06-14 Richard Virga Encryption device
US5285384A (en) 1993-02-18 1994-02-08 Gineris Angelo J Payroll trust check system
JPH06266490A (ja) * 1993-03-12 1994-09-22 Toshiba Corp 情報入力装置および情報入力における位置認識システム
JPH0785187A (ja) * 1993-09-20 1995-03-31 Hitachi Ltd ホームバンキング装置
US5774879A (en) * 1993-12-27 1998-06-30 First Data Corporation Automated financial instrument processing system
US5652412A (en) * 1994-07-11 1997-07-29 Sia Technology Corp. Pen and paper information recording system
JPH0836452A (ja) * 1994-07-21 1996-02-06 Oki Electric Ind Co Ltd 筆記ペン及び筆記ペン装置
US5640193A (en) 1994-08-15 1997-06-17 Lucent Technologies Inc. Multimedia service access by reading marks on an object
US5661506A (en) * 1994-11-10 1997-08-26 Sia Technology Corporation Pen and paper information recording system using an imaging pen
US5799157A (en) * 1994-12-13 1998-08-25 Elcom Systems, Inc. System and method for creating interactive electronic systems to present information and execute transactions
US5895455A (en) * 1995-08-11 1999-04-20 Wachovia Corporation Document image display system and method
US6081261A (en) 1995-11-01 2000-06-27 Ricoh Corporation Manual entry interactive paper and electronic document handling and processing system
GB9524483D0 (en) * 1995-11-30 1996-01-31 Philips Electronics Nv Light sensing array device and apparatus incorporating such
EP0892971B1 (en) 1995-12-18 2007-11-07 Anoto AB Absolute optical position determination
US5692073A (en) * 1996-05-03 1997-11-25 Xerox Corporation Formless forms and paper web using a reference-based mark extraction technique
US6073118A (en) 1996-09-10 2000-06-06 Ricoh Company, Ltd. Method for performing secure financial transactions using facsimile transmissions
IL125352A (en) * 1996-11-15 2005-09-25 Toho Business Man Ct Business management system
US6505177B1 (en) * 1996-11-27 2003-01-07 Diebold, Incorporated Automated banking machine apparatus and system
US6539361B1 (en) * 1996-11-27 2003-03-25 Die{grave over (b)}old, Incorporated Automated banking machine system using plural communication formats
JPH10240552A (ja) * 1996-12-26 1998-09-11 Canon Inc 情報処理装置及びその方法
GB9719289D0 (en) * 1997-09-10 1997-11-12 Ncr Int Inc Computer system
US6518950B1 (en) 1997-10-07 2003-02-11 Interval Research Corporation Methods and systems for providing human/computer interfaces
WO1999019823A2 (en) * 1997-10-10 1999-04-22 Interval Research Corporation Methods and systems for providing human/computer interfaces
US6330976B1 (en) * 1998-04-01 2001-12-18 Xerox Corporation Marking medium area with encoded identifier for producing action through network
WO1999050736A1 (en) * 1998-04-01 1999-10-07 Xerox Corporation Paper indexing of recordings
US6539101B1 (en) * 1998-04-07 2003-03-25 Gerald R. Black Method for identity verification
JP2002518750A (ja) * 1998-06-19 2002-06-25 エイ.ティー.エックス. インターナショナル, インコーポレイテッド 書き込み機器に参照コードを格納し、この参照コードによって識別された情報を取り出す方法および装置
US6964374B1 (en) * 1998-10-02 2005-11-15 Lucent Technologies Inc. Retrieval and manipulation of electronically stored information via pointers embedded in the associated printed material
US7091959B1 (en) * 1999-03-31 2006-08-15 Advanced Digital Systems, Inc. System, computer program product, computing device, and associated methods for form identification and information manipulation
JP2005141342A (ja) * 2003-11-05 2005-06-02 Hitachi Ltd 郵便システムおよび郵便サービス

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06342426A (ja) * 1993-05-31 1994-12-13 Fuji Xerox Co Ltd 情報提示装置
JPH07141104A (ja) * 1993-11-19 1995-06-02 Sharp Corp 座標入力装置、座標特定情報の表示装置および方法ならびに座標特定情報表示板
JPH08305755A (ja) * 1995-04-28 1996-11-22 Nippon Riyokou:Kk ファクシミリ予約システム
JPH09325963A (ja) * 1995-05-12 1997-12-16 Fuji Xerox Co Ltd 情報検索装置および方法
WO1997003404A1 (fr) * 1995-07-11 1997-01-30 Hitachi, Ltd. Systeme serveurs
JPH09163107A (ja) * 1995-12-02 1997-06-20 Ricoh Co Ltd 文書情報管理システムおよび文書情報管理方法
JPH10254802A (ja) * 1996-02-01 1998-09-25 Takashi Ikeda デジタル・コードを識別子として用い一元的に相手先を指定する通信システム及び方法
JPH10222240A (ja) * 1997-02-04 1998-08-21 Canon Inc 電子ペン及び個人認証システム並びに個人認証方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003500939A (ja) * 1999-05-25 2003-01-07 シルバーブルック リサーチ ピーティーワイ リミテッド ファクシミリの送達のための方法およびシステム
JP2005284882A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Sharp Corp コンテンツ表現制御装置、コンテンツ表現制御システム、コンテンツ表現制御用基準物体、コンテンツ表現制御方法、コンテンツ表現制御プログラム、およびコンテンツ表現制御プログラムを記録した記録媒体
JP4550460B2 (ja) * 2004-03-30 2010-09-22 シャープ株式会社 コンテンツ表現制御装置およびコンテンツ表現制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
CA2377901A1 (en) 2001-01-11
CN1367902B (zh) 2010-05-26
BR0011988A (pt) 2002-04-30
CN1367899A (zh) 2002-09-04
AU762560B2 (en) 2003-06-26
CA2414769C (en) 2010-03-30
US6959298B1 (en) 2005-10-25
WO2001003018A1 (en) 2001-01-11
IL147386A (en) 2010-12-30
EP1203328A1 (en) 2002-05-08
AU771972B2 (en) 2004-04-08
KR100646665B1 (ko) 2006-11-17
WO2001003012A1 (en) 2001-01-11
CN1684085A (zh) 2005-10-19
JP4523746B2 (ja) 2010-08-11
CN1367899B (zh) 2010-05-26
AU5375400A (en) 2001-01-22
EP1198769A4 (en) 2004-08-11
DE60038177D1 (de) 2008-04-10
CA2414769A1 (en) 2001-01-11
JP4566489B2 (ja) 2010-10-20
MXPA02000182A (es) 2004-09-10
DE60038177T2 (de) 2009-03-05
JP2003504729A (ja) 2003-02-04
EP1203328B1 (en) 2008-02-27
EP1198769A1 (en) 2002-04-24
AU5375300A (en) 2001-01-22
ATE387681T1 (de) 2008-03-15
DE60039241D1 (de) 2008-07-31
HK1046749A1 (zh) 2003-01-24
ATE398816T1 (de) 2008-07-15
EP1203328A4 (en) 2004-08-11
CA2377901C (en) 2011-12-06
US20060004602A1 (en) 2006-01-05
US7406445B1 (en) 2008-07-29
IL147386A0 (en) 2002-08-14
EP1198769B1 (en) 2008-06-18
CN1684085B (zh) 2010-09-29
CN1367902A (zh) 2002-09-04
KR20020013598A (ko) 2002-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4566489B2 (ja) 旅行サービスへのアクセス方法とそのシステム
JP4875816B2 (ja) 著作権使用料を管理する方法およびシステム
JP4717221B2 (ja) 印刷媒体の面を介したユーザデータによるコンピュータシステム制御方法
JP4686030B2 (ja) 描画フィールドに関連する命令に従ってコンピュータシステムにおけるコンピュータソフトウェアとの対話を可能とする方法
JP4663131B2 (ja) 印刷された表面を介したコンピュータシステムの制御方法
JP4722359B2 (ja) コンピュータの命令のための方法及びシステム
JP4848114B2 (ja) 電子メール認可トークンとしての名刺
JP2003504716A (ja) 共同ドキュメント書込みシステムとその方法
JP2003507806A (ja) 会議システムとその方法
JP2003500762A (ja) 請求書管理方法及びシステム
JP2003500760A (ja) オンライン購入の方法およびシステム
JP2003500720A (ja) コンピュータシステムインタフェース面
JP2003500251A (ja) 文書を印刷するための方法およびシステム
JP2003500749A (ja) 会話型プリンタ・プロバイダ
JP2003500746A (ja) ディレクトリをナビゲーションするための方法およびシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070627

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100330

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100727

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100804

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370