JPH07200152A - タブレット入力電子機器 - Google Patents

タブレット入力電子機器

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JPH07200152A
JPH07200152A JP34916993A JP34916993A JPH07200152A JP H07200152 A JPH07200152 A JP H07200152A JP 34916993 A JP34916993 A JP 34916993A JP 34916993 A JP34916993 A JP 34916993A JP H07200152 A JPH07200152 A JP H07200152A
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tablet
screen
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pen
image
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JP34916993A
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English (en)
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Yukio Naruki
由紀夫 成木
Masayoshi Tanaka
正義 田中
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消去範囲を示す図形を表示可能なタブレット
入力電子機器を提供することである。 【構成】 タブレット部13はペン17と、画面に画像
を表示する表示装置21と、画面上のペン17の位置を
検出する透明タブレット23及び座標検出部29を備え
る。制御部31は、消しゴムモードが選択された際、座
標検出部29が検出したペンの位置を中心にして所定の
図形を表示し、表示した図形内の画像を消去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タブレット入力電子
機器の消去機能に関し、特に消去範囲を表示可能なタブ
レット入力電子機器及び処理範囲を表示してその処理範
囲のサイズを変更可能なタブレット入力電子機器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、日本語ワードプロセッサや、パー
ソナルデジタルアシスタント等と呼ばれるパームトップ
コンピュータの入力システムとして電子ペンとタブレッ
トを用いた入力システムが注目されている。一般のタブ
レット入力システムは、表示装置と座標入力用のタブレ
ットが一体に形成され、タブレット上でペン(スタイラ
ス)を動かして、位置情報(座標情報)を入力するもの
である。ペンのタブレット上の位置を検出する方式とし
ては、電磁誘導式、電気抵抗式、静電容量式、感圧式等
が知られている。このような、タブレット入力システム
は、消しゴム機能等と呼ばれる消去機能を備える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のタブレ
ット入力機器の消去機能は、画面全体を消去する(全面
クリア)するものか、又は、ペンが触れている部分を基
準とした所定エリアを消去するものである。このため、
例えば、タブレット入力装置にペンで絵又は文字、地図
等を入力し、修正のために一部を消して再入力するよう
な場合、通常の紙に書いた文字を消しゴムで消す場合と
異なり、消去エリアを明確に認識できず、細かい図形の
一部等を的確に消去するのが困難であるという欠点があ
る。同様に、消去エリアのサイズを調整することができ
ず、必要部分のみを的確に消去するのか困難であるとい
う問題がある。
【0004】この発明は、上記実状に鑑みて成されたも
ので、表示画像を適切に消去できる消去機能を有するタ
ブレット入力電子機器を提供することを目的とする。ま
た、この発明は、表示画像の一部に処理を施す場合に、
処理範囲を明確に認識でき、処理範囲を適宜変更可能な
タブレット入力電子機器を提供することを他の目的とす
る。さらに、この発明は使いやすいタブレット入力電子
機器を提供することを他の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点にかかるタブレット入力電子
機器は、位置指示手段と、画面に画像を表示する表示手
段と、前記位置指示手段の指示する前記画面上の位置を
検出する位置検出手段を備えるタブレット手段と、前記
表示手段に、前記位置検出手段が検出した位置を基準と
して表示画像を消去する範囲を示す図形を表示させる消
去範囲表示手段と、前記画面に表示された画像のうち前
記図形内の画像を消去する消去手段を備えることを特徴
とする。
【0006】上記構成において、前記図形のサイズと形
状を選択できるようにしてもよい。また、前記位置指示
手段が前記画面を押圧する圧力を検出し、この圧力に応
じて前記図形のサイズを変更するようにしてもよい。
【0007】また、この発明の第2の観点にかかるタブ
レット入力電子機器は、画面に画像を表示する表示手段
と、前記画面上の任意の位置を指示する位置指示手段
と、前記画面上で前記位置指示手段が指示する位置を検
出する位置検出手段とを備えるタブレット手段と、前記
位置指示手段が画面を押圧する圧力を検出する圧力検出
手段と、前記位置検出手段により検出された前記ペンの
位置を基準として前記表示手段の前記画面上に所定の処
理を施す領域を定義する図形を前記圧力検出手段により
検出された圧力に対応するサイズで表示させる手段と、
前記図形内の表示画像に対し所定の処理を施す手段とを
備えることを特徴とする。なお、前記図形の形状と前記
所定の処理を選択できるようにしてもよい。
【0008】
【作用】上記構成とすることにより、この発明の第1の
観点にかかるタブレット入力電子機器によれば、消去範
囲を示す図形がペン等の位置指示手段の位置を基準とし
て画面上に表示される。従って、使用者は消去範囲を一
見して認識できる。また、この発明の第2の観点にかか
るタブレット入力電子機器によれば、所定の処理を行う
領域を定義する図形を位置指示手段の位置を基準として
画面上に表示するようにしたので、処理範囲を一見して
認識できる。しかも、その図形のサイズを位置指示手段
が画面を押す圧力に応じて変化させるようにしたので、
処理領域のサイズを必要に応じて即座に変更することが
できる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明のタブレット
入力電子機器の実施例について説明する。 (第1実施例)図1は、この実施例にかかるタブレット
入力電子機器の外観を示す。図示するように、このタブ
レット入力電子機器は、本体11と、本体11の上面に
配置されたタブレット部(表示部)13と、本体11の
上面に配置され、データ、コマンド等を入力するキー入
力部15と、本体11に接続され、タブレット部13上
の任意の位置を指示するペン17を備える。
【0010】タブレット部13は任意の画像を表示する
液晶表示装置等からなる表示装置と該表示装置の上に配
置され、ペン17の指示点の位置(座標)を検出する透
明タブレットから構成される。キー入力部15はタブレ
ット部13に表示された画像の全部を消去するためのク
リアキーK1,表示画像の一部を消去するための消しゴ
ムモードを設定するための消しゴムキーK2,K3等の
キーを備える。消しゴムキーK2は比較的広い範囲を消
去するためのキーであり,消しゴムキーK3は比較的狭
い範囲を消去するためのキーである。ペン17は図2に
示すように、ペン先171とペン先171が透明タブレ
ット23、即ち、タブレット部13の画面に接触したこ
と(ペンオン)を検出するオン・オフ検出器173を備
える。
【0011】図3は、図1に示すタブレット入力電子機
器の回路構成を示す。タブレット部13は、液晶表示装
置等から構成される表示装置21と表示装置21の上に
配置された透明タブレット(座標検出用パネル)23と
から構成され、使用者は透明タブレット23を通して表
示装置21の表示画像を見ることができるものであり、
透明タブレット23は表示装置21の画面を構成する。
本実施例では、透明タブレット23は抵抗薄膜方式のも
のであり、通常知られているように、電極が形成された
一対の透明抵抗薄膜を一定の間隔をおいて対向配置して
形成されている。
【0012】表示装置21の表示画像はVRAM(表示
メモリ)25にビットマップ形式等で記憶されており、
表示ドライバ27はVRAM25に記憶された画像デー
タを読み出し、読み出した画像データに従って表示装置
21を駆動することにより、VRAM25に記憶された
画像を表示させる。
【0013】透明タブレット23には座標検出部29が
接続されてる。座標検出部29は、透明タブレット23
を構成する一対の抵抗膜に交互に電流を流し、電流を流
していない方の抵抗膜にペン17の押圧により電流を流
している方の抵抗膜から伝達された電圧を検出すること
により、ペン17の押圧位置の座標を検出する。
【0014】座標検出部29の出力するx、y座標は制
御部31及び消去エリア発生器33に供給される。消去
エリア発生器33は、制御部31の制御に従って、座標
検出部29から供給されるx,y座標に基づいて、VR
AM25に記憶された画像データの消去エリアを求め、
制御部31に供給する。
【0015】制御部31は、このタブレット入力電子機
器全体の動作を制御するものであり、本実施例では、特
に、ペン17内のオン・オフ検出器173から供給され
るペンオン信号、座標検出部29が検出した座標x,
y、消去エリア発生器33の求めた消去エリアを示すデ
ータ、キー入力部15のキー操作を検出し、表示ドライ
バ27による表示動作を制御し、VRAM25に画像デ
ータを書き込み・修正し・消去する。
【0016】次に、上記構成のタブレット入力電子機器
の消去動作を図4のフローチャートを参照して説明す
る。まず、制御部31は、ペン入力の有無(ペン17が
透明タブレット23に接触したか否か)をオン・オフ検
出器173からの信号によりチェックし(ステップS
1)、ペン入力がない場合には、キー入力の有無をチェ
ックする(ステップS2)。キー入力がない場合、フロ
ーはステップS1にリターンする。一方、キー入力があ
る場合には、そのキーが画像を消去するための消しゴム
モードを設定する消しゴムキーK2又はK3であるか否
かをチェックする(ステップS3)。消しゴムキー以外
のキーの場合、対応する処理を行う(ステップS4)。
【0017】一方、操作されたキーが消しゴムキーK2
又はK3の場合、制御部31は大小いずれの消しゴムキ
ーが操作されたのかを判断する(ステップS5)。広い
領域を消去するための消しゴムキーK2が操作された場
合、制御部31は内部レジスタ内のフラグKFLAG
に”0”をセットし(ステップS6)、狭い領域を消去
するための消しゴムキーK3が操作された場合、制御部
31は内部レジスタ内のフラグKFLAGに”1”をセ
ットする(ステップS7)。その後、モードレジスタに
消しゴムモードフラグをセットし、消しゴムモードを設
定する(ステップS8)。その後、フローはステップS
1にリターンする。
【0018】一方、ステップS1で、ペン入力有りと判
断された場合、制御部31は座標検出部29が検出した
x座標及びy座標を読み込む(ステップS9)。次に、
制御部は消しゴムモードが設定されているか否かをチェ
ックし(ステップS10)、消しゴムモードが設定され
ていなければ、設定されているモードに対応した処理、
例えば、VRAM25の対応位置にドットを書き込んで
表示装置21に表示する等の処理を行う(ステップS1
1)。
【0019】一方、ステップS10で、消しゴムモード
が設定されていると判断された場合、制御部31はフラ
グKFLAGの値をチェックし(ステップS12)、消
去範囲のサイズを判別する。KFLAG=0、即ち、消
去範囲が広い場合、制御部31は消去エリア発生器33
を起動すると共に広い消去範囲が設定されていることを
消去エリア発生器33に通知する。
【0020】消去エリア発生器33は、座標検出部29
により検出されたx,y座標に値a1を加算又は減算
し、図5に示すように、検出された座標位置、即ち、ペ
ン先171の位置を中心とする正方形の頂点座標(x
1,y1)、(x2,y2)、(x3,y3)、(x
4,y4)を求め(ステップS13〜S16)、制御部
31に供給する。制御部31は、VRAM25に記憶さ
れが画像データのうち、この4つの頂点座標で定義され
る正方形内の画像データをクリアし(ステップS1
7)、さらに、該頂点座標で定義される正方形を表示装
置21に表示させる(ステップS18)。その後、フロ
ーはステップS1にリターンする。
【0021】ステップS12で、KFLAG=1、即
ち、小さい消去サイズが選択されていると判断された場
合、制御部31は消去エリア発生器33を起動すると共
に小さい消去サイズが設定されていることを消去エリア
発生器33に通知する。
【0022】消去エリア発生部33は、座標検出部29
により検出されたx,y座標に値b1(a1>b1>
0)を加算又は減算し、図5に示すようにペン先の位置
を中心とする正方形の頂点座標(x1,y1)、(x
2,y2)、(x3,y3)、(x4,y4)を求め
(ステップS19〜S22)、制御部31に供給する。
制御部31は、VRAM25に記憶されが画像データの
うち、この4つの頂点座標で定義される正方形内の画像
データをクリアし(ステップS17)、さらに、該頂点
座標で定義される正方形を表示装置21に表示させる
(ステップS18)。その後、フローはステップS1に
リターンする。
【0023】このような構成及び動作により、消しゴム
モードを設定して、タブレット部13にペン17を接触
させると、選択した消しゴムキーK2又はK3に応じた
サイズ(大又は小)の正方形がペン17の先端を中心と
して表示され、表示された正方形内の画像が消去され
る。さらに、ペン17の先端をタブレット部13に接触
させたまま動かすと、その正方形が移動し、正方形の移
動した範囲の画像が消去される。また、ペン17が透明
タブレット23から離れると、表示装置21に表示され
た正方形も消える。
【0024】キーK2とK3を選択した場合の、表示例
を図6(A)及び図6(B)にそれぞれ示す。なお、上
記実施例においては、正方形のサイズを大小2種類とし
たが、1種類又は3種類以上であってもよい。また、正
方形以外の図形を表示し、その図形内の表示を消去する
ようにしてもよい。なお、キーボード15は物理的なキ
ーボードでなく、ソフトウエアキーボードでもよい。
【0025】(第2実施例)以下、この発明の第2実施
例を説明する。第1実施例においては、消去範囲はキー
により選択したサイズであり、正方形に限定されていた
が、第2実施例のタブレット入力電子機器は、使用者が
消去エリアの形状を選択でき、しかも、消去範囲を筆圧
に応じて調整できるようにしたものである。
【0026】第2実施例にかかるタブレット入力電子機
器の外観構成は図1に示す第1実施例のものと同一であ
る。但し、図2に示すオン・オフ検出器173は、ペン
先171に加わる圧力に応じた信号を出力する圧力セン
サに置換される。
【0027】図7に、第2実施例のタブレット入力電子
機器の回路構成を示す。なお、図7において図3と同一
部分には、同一符号を付す。図7において、圧力検出回
路41は圧力センサ173の出力する信号に基づいてペ
ン17のペン先171に加わる圧力を検出し、制御部3
1に供給する。図形発生回路43は、制御部31の制御
に従い、ペン17が指示する位置を基準として、所定の
図形の図形データを発生し、制御部31に供給する。
【0028】タブレットコントローラ291は座標検出
のために透明タブレット23を制御するもので、例え
ば、透明タブレット23が抵抗薄膜方式のタブレットの
場合には、各抵抗膜に交互に電圧を印加し、ペン17の
押圧により電圧を印加していない抵抗膜に伝達された電
圧を測定する等の動作を行う。同様に、透明タブレット
23が静電容量方式のタブレットの場合には、タブレッ
ト内に配置された電極をスキャンし、その電圧を測定す
る等の動作を行う。一方、座標検出回路293はタブレ
ットコントローラ291の出力に基づいてペン17によ
り指示された位置の座標を検出する。タブレットコント
ローラ291と座標検出回路293は、図3に示す座標
検出部29に相当する。
【0029】次に、上記構成のタブレット入力電子機器
の動作を図8(A)〜図9(B)に示す画面例、図10
に示すフローチャートを参照して説明する。例えば、図
8(A)に示す地図と選択可能な項目が表示された状態
において、使用者がペン17の先端で「消去」を指示す
ると、圧力センサ173と圧力検出回路41により、ペ
ン17が何かを指示したことが検出され、制御部31に
通知される。タブレットコントローラ291と座標検出
回路293により指示点のx,y座標が検出され、制御
部31は、座標検出回路293の出力するx,y座標を
取り込み、ペン17が「消去」を指示していることを検
出し、図10に示す処理を開始する。
【0030】まず、制御部31は表示ドライバ27を制
御して、表示装置21に図8(B)に示すような図形選
択画面を表示させる。この図形選択画面は、画面上の消
去領域の形状を選択するための画面である。
【0031】ここで、使用者がペン17で三角形を選択
したとすると、タブレットコントローラ291、制御部
31は、座標検出回路293と圧力検出回路41からの
信号により、三角形が選択されたことを検出する。これ
により、ステップT1の消去領域を定義する図形を選択
する処理が終了する。
【0032】次に、制御部31は、図9(A)に示すよ
うに、三角形の方向を選択するための画面を表示ドライ
バ27を介して表示装置21に表示する。使用者は、表
示された4つの方向を向いた三角形の中から1つをペン
17で選択し、制御部31はこの選択を検出する。これ
により、ステップT2の消去領域を定義する図形の方向
を選択する処理が終了する。なお、図形として、丸が選
択された場合には、方向の選択処理(ステップT2)を
スキップする。
【0033】その後、制御部31はペン17が透明タブ
レット23(即ち、画面)に接触するまで待つ(ステッ
プT3)。ペン17が透明タブレット23に接触する
と、制御部31は、「終了」が選択されたか否かをチェ
ックする(ステップT4)。「終了」が選択されている
場合には、消去処理を中止し、通常モードに戻る。「終
了」が選択されていない場合には、制御部31は圧力検
出回路41からのデータで示される圧力と所定の第1と
第2の基準値と比較し、圧力が大、中、小のいずれに属
するかを判別する(ステップT5)。
【0034】制御部31は検出した圧力の大、中、小の
別と、選択された図形及び方向、さらに、座標検出回路
293により検出されたペン17の座標を図形発生回路
43に供給する。図形発生回路43は、供給されたデー
タに基づいて、消去範囲を定義する図形を発生する。こ
の際、図11に示すように、圧力の大、中、小に応じ
て、図形のサイズを変更する(ステップT6,T7,T
8)。図形発生回路43は発生した図形を定義するデー
タを制御部31に供給する。
【0035】制御部31は、例えば、図9(B)に示す
ように、図形発生回路43から供給された図形を表示ド
ライバ27を介して表示装置21に表示させ(ステップ
T9)、該図形(図9(B)では上向きの三角形)内の
画像を消去する(ステッップT10)。その後、フロー
はステップT3にリターンする。
【0036】本実施例においては、使用者が透明タブレ
ット23上(即ち、画面上)でペン17を動かすと、そ
の動きに応じてステップT1,T2で選択した図形も移
動してその軌跡上の画像が消去され、さらに、使用者が
ペン17を強く透明タブレット23に押しつければ図形
が大きくなって消去される範囲が大きくなる、また、弱
く押しつければ図形が小さくなって消去される範囲が小
さくなる。さらに、消去範囲を定義する図形の種類を選
択できる。従って、この実施例によれば、細かい図形の
必要個所のみを的確に消去できると共に広い範囲の図形
を消去することも容易である。
【0037】(第3実施例)第2実施例においては、ペ
ン17が画面を押す圧力に応じて消去範囲を定義する図
形のサイズ、即ち消去範囲のサイズを変更したが、その
他の処理の実行範囲のサイズをペン17の圧力に応じて
変更するようにしてもよい。そこで、第3実施例では、
ペン17の圧力に応じて表示画像の拡大範囲を変更する
例を示す。第3実施例のタブレット入力電子機器の外観
構成及び回路構成は第2実施例のタブレット入力電子機
器の外観構成及び回路構成と同一である。
【0038】例えば、図8(A)に示す画像が表示され
た状態で、使用者がペン17で選択項目の「拡大」を選
択すると、図12のフローチャートに示す処理が開始さ
れる。まず、図8(B)に示す拡大範囲を定義するため
の図形の選択画面が表示され、使用者は任意の画像をペ
ン17で選択する(ステップU1)。
【0039】その後、制御部31はペン17が透明タブ
レット23に接触するまで待つ(ステップU2)。ペン
17が透明タブレット23に接触すると、制御部31
は、「終了」が選択されたか否かをチェックする(ステ
ップU3)。「終了」が選択されている場合には、消去
処理を中止し、通常モードに戻る。「終了」が選択され
ていない場合には、制御部31は圧力検出回路41から
のデータで示される圧力と所定の第1と第2の基準値と
比較し、圧力が大、中、小のいずれに属するかを判別す
る(ステップU4)。
【0040】制御部31は検出した圧力の大、中、小の
別と、選択した図形、座標検出回路293から供給され
たペン17の位置を示す座標を図形発生回路43に供給
する。図形発生回路43は、供給されたデータに基づい
て、拡大範囲を定義する図形を発生する。この際、検出
された圧力の大、中、小に応じて、図形のサイズを変更
する(ステップU5,U6,U7)。図形発生回路43
は発生した図形を制御部31に供給する。
【0041】制御部31は、図形発生回路43から供給
された図形を、図9(B)に示すように、表示ドライバ
27を介して表示装置21に表示させ(ステップU
8)、該図形内の画像を拡大表示する(ステッップU
9)。その後、フローはステップU2にリターンする。
【0042】本実施例においては、使用者が透明タブレ
ット23上でペン17を動かすと、その動きに応じてス
テップU1で選択した図形も移動し、図形内の表示画像
が拡大される。従って、使用者は、紙の上で虫眼鏡を移
動するような感覚で表示画像を拡大しながら見ることが
できる。さらに、使用者がペン17を押す力を加減する
ことで、拡大範囲が調整できるので、必要な部分のみを
自由に拡大して見ることができる。
【0043】第2、第3実施例においては、表示画像を
消去する処理及び拡大する処理を例に本発明を説明した
が、この発明はこれらの実施例に限定されず、ペン17
の押圧により種々の処理の処理範囲を変更できる。例え
ば、表示画像の書き込み範囲、登録範囲、切り出し範囲
等を設定したり、複数の画像を合成する場合に、合成範
囲を設定する場合等にも同様に本発明を適用可能であ
る。また、第2、第3実施例においては、処理範囲を定
義する図形を、丸、三角、正方形の3種類としたが、他
の図形を使用してもよい。同様に、圧力を3段階に分類
し、図形のサイズを3段階としたが、サイズの段階数は
任意であり、連続的に変化させてもよい。図形の方向を
選択する処理を設けるか否かということも任意である。
タブレットの座標検出の方式はいずれでもよく、実施例
では、抵抗薄膜方式と静電容量方式を例示したが、電磁
誘導方式等でもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のタブレ
ット入力電子機器によれば、消去モードにおいて、消去
範囲を定義する図形をペンの位置を基準として画面上に
表示するようにしたので、消去範囲を一見にして認識で
き、必要な部分を誤って消してしまうといった問題が発
生しない。また、この発明のタブレット入力電子機器に
よれば、表示画像のうち所定の処理を行う領域を定義す
る図形をペンの位置を基準として画面上に表示するよう
にしたので、処理範囲を一見して認識できる。しかも、
その図形のサイズをペンがタブレットを押す圧力に応じ
て変化させるようにしたので、処理領域のサイズを必要
に応じて即座に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかるタブレット入力電子
機器の外観図である。
【図2】図1に示すペンの構成を示す図である。
【図3】この発明の第1実施例にかかるタブレット入力
電子機器の回路構成を示すブロック図である。
【図4】この発明の第1実施例にかかるタブレット入力
電子機器の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図5】ペンと消去範囲を定義する正方形の関係を示す
図である。
【図6】この発明の第1実施例にかかるタブレット入力
電子機器の表示例を示す図であり、(A)は狭い消去範
囲を選択した場合の表示例、(B)は広い消去範囲を選
択した場合の表示例である。
【図7】この発明の第2実施例にかかるタブレット入力
電子機器の回路構成を示すブロック図である。
【図8】この発明の第2、第3実施例にかかるタブレッ
ト入力電子機器の表示例を示す図であり、(A)は通常
の画面の例、(B)は図形選択画面の例である。
【図9】この発明の第2、第3実施例にかかるタブレッ
ト入力電子機器の表示例を示す図であり、(A)は方向
選択画面の例、(B)は選択した図形を表示した例であ
る。
【図10】この発明の第2実施例にかかるタブレット入
力電子機器の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図11】圧力に応じて図形が拡大・縮小される様子を
示す図である。
【図12】この発明の第3実施例にかかるタブレット入
力電子機器の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
11・・・本体、13・・・タブレット部、15・・・キー入力
部、17・・・ペン、21・・・表示装置、23・・・透明タブ
レット、25・・・VRAM、27・・・表示ドライバ、29
・・・座標検出部、31・・・制御部、33・・・消去エリア発
生器、41・・・圧力検出回路、43・・・図形発生回路、1
71・・・ペン先、173・・・オン・オフ検出器又は圧力セ
ンサ、291・・・タブレットコントローラ、293・・・座
標検出回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】位置指示手段と、画面に画像を表示する表
    示手段と、前記位置指示手段の指示する前記画面上の位
    置を検出する位置検出手段を備えるタブレット手段と、 前記表示手段に、前記位置検出手段が検出した位置を基
    準として表示画像を消去する範囲を示す図形を表示させ
    る消去範囲表示手段と、 前記画面に表示された画像のうち前記図形内の画像を消
    去する消去手段を備えることを特徴とするタブレット入
    力電子機器。
  2. 【請求項2】前記図形のサイズと形状の少なくとも一方
    を選択する手段を備えることを特徴とする請求項1記載
    のタブレット入力電子機器。
  3. 【請求項3】前記位置指示手段が前記画面を押圧する圧
    力を検出する圧力検出手段と、前記圧力検出手段が検出
    した圧力に応じて、前記図形のサイズを変更する手段を
    備えることを特徴とする請求項1又は2記載のタブレッ
    ト入力電子機器。
  4. 【請求項4】画面に画像を表示する表示手段と、前記画
    面上の任意の位置を指示する位置指示手段と、前記画面
    上で前記位置指示手段が指示する位置を検出する位置検
    出手段とを備えるタブレット手段と、 前記位置指示手段が前記画面を押圧する圧力を検出する
    圧力検出手段と、 前記位置検出手段により検出された前記ペンの位置を基
    準として前記表示手段の画面上に所定の処理を施す領域
    を定義する図形を前記圧力検出手段により検出された圧
    力に対応するサイズで表示させる手段と、 前記図形内の表示画像に対し所定の処理を施す手段を備
    えることを特徴とするタブレット入力電子機器。
  5. 【請求項5】前記図形の形状を選択する手段と前記所定
    の処理を選択する手段を備えることを特徴とする請求項
    4記載のタブレット入力電子機器。
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