JPH1049303A - 情報機器及び該機器におけるデータ入力方法と前記方法を実施する制御プログラムを記憶したコンピュータにより読取り可能な記憶媒体 - Google Patents

情報機器及び該機器におけるデータ入力方法と前記方法を実施する制御プログラムを記憶したコンピュータにより読取り可能な記憶媒体

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JPH1049303A
JPH1049303A JP20471596A JP20471596A JPH1049303A JP H1049303 A JPH1049303 A JP H1049303A JP 20471596 A JP20471596 A JP 20471596A JP 20471596 A JP20471596 A JP 20471596A JP H1049303 A JPH1049303 A JP H1049303A
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JP20471596A
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Ryozo Yanagisawa
亮三 柳沢
Atsushi Tanaka
淳 田中
Hajime Sato
肇 佐藤
Masaki Tokioka
正樹 時岡
Katsuyuki Kobayashi
克行 小林
Yuichiro Yoshimura
雄一郎 吉村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の座標指示具を同時に使用して座標が指
示されても、各座標指示具に対応して、その指示された
位置の座標を特定できる情報機器及び該機器におけるデ
ータ入力方法と前記方法を実施する制御プログラムを記
憶したコンピュータにより読取り可能な記憶媒体を提供
する。 【解決手段】 入力ペン3による指示に応じて、入力面
上に入力ペン3の入力有効エリアCを設定し、かつその
入力有効エリアCに含まれるX,Y座標とは重複しない
X,Y座標により規定されるエリアを入力ペン4用の入
力有効エリアDに設定する。これら2つのペン3,4に
より同時に座標指定が行われると、それら2本のペン
3,4により指示されるX,Yの各座標値(X1,X
2,Y1,Y2)を入力し、これら4つの座標値で特定
される4点の座標を求め、領域Cと領域Dのそれぞれに
1つの点が含まれていれば、その点が含まれる領域に対
応して各入力ペンによる入力座標とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペン状あるいはマ
ウス等の座標指示具により位置座標を入力する座標入力
手段と液晶ディスプレイ等の表示手段とを有する情報機
器及び該機器におけるデータ入力方法と前記方法を実施
する制御プログラムを記憶したコンピュータにより読取
り可能な記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の座標入力装置の一例を図9を参照
して説明する。この図9では、略直方体状の外形を有す
る本体101とペン103とを有し、本体101の上面
には座標入力手段である座標入力面を有するタブレット
102が設けられ、更にその下に液晶等の表示手段が重
ね合わせて一体的に形成されている。このタブレット1
02は座標入力方式に応じて様々な構成が存在する。例
えば座標入力手段が、いわゆる静電容量結合方式或は電
磁誘導方式の場合には、X方向及びY方向にライン状或
はループコイル状の透明電極パターンを有する1枚ある
いは2枚以上のガラスあるいは樹脂からなる板を備えて
いる。
【0003】この座標入力手段が電磁誘導方式である場
合の構成を図10に示す。
【0004】タブレット102は、基材として透明なガ
ラス板102aを有し、このガラス板102aの両面に
は、ITO等の透明導体を備えたループ状のアンテナ電
極が設けられている。このガラス板の表面には、これら
アンテナ電極がX軸に直交するように、所定ピッチで配
設されたX軸コイル群11aが設けられ、更に裏面に
は、Y軸に直交するように所定ピッチで配設されたY軸
コイル群12aが設けられている。これらX軸コイル群
11a及びY軸コイル群12aはそれぞれ、X軸走査回
路11b及びY軸走査回路12bに接続されている。こ
のX軸走査回路11b及びY軸走査回路12bはそれぞ
れ、X軸受信回路11c及びY軸受信回路12cに接続
されている。また、ペン103のペンコイル103aに
所定の周波数で交番電圧をかける不図示の発振回路が設
けられている。ペン103は、その内部に不図示の電池
が搭載されており、本体101との間でコード等による
接続が不要な、いわゆるコードレスペンとなっている。
【0005】以上の構成における座標入力動作について
説明する。
【0006】ペン103がタブレット102に当接され
ると、ペン103に設けられた不図示の接触検知スイッ
チがオンになる。この接触検知スイッチがオンであるこ
とが確認されると、ペン103の内部の発振回路により
交番電圧が出力されペンコイル103aから交番磁界が
発生する。この交番磁界により、X軸コイル群11a及
びY軸コイル群12aの所定のコイルに誘導電圧が発生
する。X軸走査回路11b及びY軸走査回路12bによ
り各コイル群を走査することにより、上記所定コイルの
誘導電圧がX軸受信回路11c及びY軸受信回路12c
により検出され、この誘導電圧の振幅を比較して演算す
ることで、ペン103の位置座標が検出される。
【0007】以上の説明は、座標検知方式が電磁誘導方
式の場合で行ったが、静電容量結合方式の場合は、タブ
レットと入力ペンとの間の結合容量を利用し、入力ペン
で発生させた電界により、タブレットにマトリクス状に
所定ピッチで敷設された電極に生じた電荷を検出するも
のである。この場合も上記電磁誘導方式と同様に、X軸
及びY軸の走査回路を有する。
【0008】上記構成からなる情報機器のサイズは、小
型のものでは鞄等に入れて持ち運べる個人向けの携帯サ
イズから、大型のものではいわゆる電子黒板サイズまで
各種サイズがある。
【0009】このような情報機器では、操作者が入力ペ
ン103をタブレット102に近づけるか、或は当接す
ることにより入力ペン103により指示された位置の座
標値、即ち、その入力点の座標値が検出されて不図示の
CPUに出力される。この入力点の座標値に基づいて、
そのCPUによる所定の機能、例えばメニューコマンド
の実行等が行われる。また表示部の駆動回路により、そ
の入力ペン103で指示された位置に相当する点の表示
を行うこともできる。また、入力ペン103を用いて座
標指示が連続してなされる場合は、所定の時間間隔でそ
の入力される座標値をサンプリングし、そのサンプリン
グした入力点の座標値に対応する点同士を線で結ぶこと
により、入力ペン103で指示された座標の軌跡を表示
することができる。更には、その軌跡を識別判断するこ
とで、手書きにより入力された文字あるいは図形の認
識、あるいはジェスチャーコマンドの実行等を行うこと
ができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような情報機器に
おいて、複数の操作者がそれぞれ入力ペンを持ち、これ
ら複数の入力ペンで同時にタブレット上で座標位置を指
定して入力を行う形態が考えられる。このようなニーズ
は、その情報機器の画面のサイズにもよるが、例えば1
0数インチ以上の画面サイズであれば、2名で同時に入
力ペンを用いて入力しながら議論あるいは打ち合わせを
行うことなどが考えられる。更に、例えば、会議で用い
られるような黒板サイズの大画面の情報機器の場合に
は、より多くの人による同時入力が考えられる。
【0011】しかしながら上記従来例のX軸及びY軸を
走査する構成においては、図11に示すように、2本の
入力ペン103,104を用いて同時に入力すると、2
種類のX座標(X1,X2)及び2種類のY座標(Y
1,Y2)が同時に検出されてしまう。これら4個の座
標値の組み合わせで定まる4個の点a,b,c,dのい
ずれが入力ペン103,104のそれぞれにより指示さ
れた座標値に相当するかが判別できなくなる。
【0012】このため複数の入力ペンを同時に使用して
座標を指示する場合、例えば特開昭63−262714
号公報に見られるように、入力ペンを時分割で駆動し、
その駆動に同期してその各入力ペンで指示された座標値
を検出するという方法がある。しかしながら、このよう
な方法は本体と入力ペンとの間がコードにより接続され
ている入力ペンの場合には有効であるが、入力ペンをコ
ードレスにすると、複数の入力ペンの間での同期を取る
ための手段が必要となる。このため入力ペンの構造が複
雑になり、またそのサイズが大きくなってしまう。更に
は、コストも大幅にアップするため、その実現性が極め
て困難になってしまう。
【0013】また、入力板のループコイルと入力ペンの
コイルとコンデンサとからなる共振回路間での共振現象
を利用する、いわゆる電磁授受方式のデジタイザ等で
は、複数の入力ペンの各々の共振周波数を異なるものに
することにより、コードの有無に関わらず複数の入力ペ
ンを同時使用することができる。しかしながら、この方
法では、生産する全ての入力ペンの共振周波数を異なる
ものとしなければならず実用性に著しく欠けるものであ
る。このように従来は、複数のコードレス入力ペンを同
時に使用して、座標位置を指示するのが極めて困難であ
った。
【0014】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、複数の座標指示具により座標が指示されても、各座
標指示具に対応して、その指示された位置の座標を特定
できる情報機器及び該機器におけるデータ入力方法と前
記方法を実施する制御プログラムを記憶したコンピュー
タにより読取り可能な記憶媒体を提供することを目的と
する。
【0015】また本発明の目的は、特別なハードウェア
構成を追加することなく、複数の座標指示具により略同
時に入力される座標データを判別して処理できる情報機
器及び該機器におけるデータ入力方法と前記方法を実施
する制御プログラムを記憶したコンピュータにより読取
り可能な記憶媒体を提供することにある。
【0016】また本発明の目的は、複数の座標指示具に
より指示された座標値のそれぞれを、各座標指示具毎に
特定して判別できる情報機器及び該機器におけるデータ
入力方法と前記方法を実施する制御プログラムを記憶し
たコンピュータにより読取り可能な記憶媒体を提供する
ことにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の情報機器は以下のような構成を備える。即
ち、座標指示具により指示される入力面を有し、該入力
面上で指示された位置を検出して情報を入力する情報機
器であって、前記入力面に対応して設けられ、前記入力
面と略同じサイズの表示画面を有する表示手段と、前記
入力面上で第1の座標指示具により指示された座標値に
基づいて前記第1の座標指示具或は前記第1の座標指示
具とは異なる第2の座標指示具に対応する入力有効領域
を前記入力面上に設定する設定手段と、前記第1の座標
指示具と前記第2の座標指示具により前記入力面上で指
示された複数の座標値を入力する入力手段と、前記入力
手段により入力された複数の座標値に基づいて前記入力
有効領域に含まれる点に相当する第1の座標値と、前記
入力有効領域外の点に相当する第2の座標値とが存在す
るか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により存
在すると判断されると、前記第1の座標値を対応する座
標指示具により指示された座標値に、前記第2の座標値
をそれ以外の座標指示具により指示された座標値として
決定する決定手段とを有する。
【0018】上記目的を達成するために本発明の情報機
器におけるデータ入力方法は以下のような工程を備え
る。即ち、座標指示具により指示される入力面を有し、
該入力面上で指示された位置を検出して情報を入力する
とともに、前記入力面に対応して設けられ前記入力面と
略同じサイズの表示画面を有する表示手段を備えた情報
機器におけるデータ入力方法であって、前記入力面上で
第1の座標指示具により指示された座標値に基づいて前
記第1の座標指示具或は前記第1の座標指示具とは異な
る第2の座標指示具に対応する入力有効領域を前記入力
面上に設定する設定工程と、前記第1の座標指示具と前
記第2の座標指示具により前記入力面上で指示された複
数の座標値を入力する工程と、入力された複数の座標値
に基づいて前記入力有効領域に含まれる点に相当する第
1の座標値と、前記入力有効領域外の点に相当する第2
の座標値とが存在するか否かを判断する判断工程と、前
記判断工程により存在すると判断されると、前記第1の
座標値を対応する座標指示具により指示された座標値
に、前記第2の座標値をそれ以外の座標指示具により指
示された座標値として決定する工程とを有する。
【0019】また上記目的を達成するために本発明のコ
ンピュータにより読取り可能な記憶媒体は以下のような
構成を備える。即ち、座標指示具により指示される入力
面を有し、該入力面上で指示された位置を検出して情報
を入力するとともに、前記入力面に対応して設けられ前
記入力面と略同じサイズの表示画面を有する表示手段を
備えた情報機器におけるデータ入力方法を実行する制御
プログラムを記憶してコンピュータにより読取り可能な
記憶媒体であって、前記入力面上で第1の座標指示具に
より指示された座標値に基づいて前記第1の座標指示具
或は前記第1の座標指示具とは異なる第2の座標指示具
に対応する入力有効領域を前記入力面上に設定する設定
工程モジュールと、前記第1の座標指示具と前記第2の
座標指示具により前記入力面上で指示された複数の座標
値を入力する入力工程モジュールと、入力された複数の
座標値に基づいて前記入力有効領域に含まれる点に相当
する第1の座標値と、前記入力有効領域外の点に相当す
る第2の座標値とが存在するか否かを判断する判断工程
モジュールと、前記判断工程により存在すると判断され
ると、前記第1の座標値を対応する座標指示具により指
示された座標値に、前記第2の座標値をそれ以外の座標
指示具により指示された座標値として決定する決定工程
モジュールとを有する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0021】[実施の形態1]図1〜図5は、本発明の
実施の形態1の座標入力装置を説明するための図であ
る。尚、以下の実施の形態では、2本の入力ペンを使用
して略同時に座標位置を指示する場合で説明するが、本
発明はこれに限定されるものでなく、より多くの入力ペ
ンを使用してほぼ同時に座標位置を指示するようにして
も良い。その場合には、後述するように、各入力ペンの
入力有効領域のX,Y座標のいずれもが互いに重複しな
いように各入力有効領域を設定する必要がある。
【0022】図1は、本実施の形態の情報機器1の入力
面における入力有効領域を指定した状態を説明する図、
図2は本実施の形態の情報機器1の外観斜視図である。
【0023】まず図2を参照して説明する。
【0024】本実施の形態の情報機器1は、例えば電子
黒板程度のサイズの表示画面を有する会議等に使用され
る大型の情報機器1である。その構成は、座標入力手段
であるディジタイザ、表示手段であるディスプレイ9
(図3)、座標指示手段である入力ペン3,4,5を有
している。ディジタイザの入力面は、表示画面を兼ねる
透明なガラス或は樹脂等で構成される入力板2である。
またディスプレイ9は、CRT或はLCD等の表示画面
を、デジタイザの入力面或は、その入力面の背後に設け
たスクリーンに拡大投射する背面投射型のプロジェクシ
ョン・ディスプレイであり、図3に示すディスプレイ駆
動回路10により駆動される。尚、6は、複数の入力ペ
ンを載置できるペン台である。
【0025】図3は、本実施の形態の情報機器1の構成
を示すブロック図である。
【0026】本実施の形態の情報機器1においては、デ
ィジタイザの座標検出方式は電磁誘導方式とし、入力ペ
ン3,4,5のそれぞれの構成は全て基本的に同一の構
成であるものとする。入力ペン3,4,5のそれぞれは
ペン状の外形形状の筐体を有し、それぞれ各コイル3
a,4a,5a(5aは不図示)と各発振回路3b,4
b,5b(5bは不図示)を有し、各々に電池(3c,
4c)、電源スイッチ(3d,4d)、接触検知スイッ
チ(3e,4e)等が設けられている。この電源スイッ
チ(3d,4d)がオンされている時に接触検知スイッ
チ(3e,4e)がオンすることにより、発振回路3
b,4b,5bのそれぞれが所定の周期で発振し、各コ
イル3a,4a,5aより交番磁界が発生される。
【0027】次に、本実施の形態の情報機器1のディジ
タイザ部の入力板2の構成について説明する。
【0028】入力板2は、その基材として透明なガラス
板を有し、このガラス板の両面には、ITO等の透明導
体からなるループ状のアンテナ電極が設けられている。
このガラス板の表面には、これらアンテナ電極がX軸に
直交するように所定ピッチで配設されたX軸コイル群1
1aが、その裏面にはY軸に直交するように所定ピッチ
で配設されたY軸コイル群12aがそれぞれ設けられて
いる。これらX軸コイル群11a及びY軸コイル群12
aのそれぞれは、各X軸走査回路11b、Y軸走査回路
12bに接続されている。これらX軸走査回路11b及
びY軸走査回路12bのそれぞれは、各X軸受信回路1
1c、Y軸受信回路12cに接続されており、これらX
軸受信回路11c及びY軸受信回路12cの出力は、デ
ジタイザ制御回路7に入力されている。
【0029】以上の構成のディジタイザ部における座標
入力動作を、1つの入力ペン(例えば3)を使用して行
う場合を説明する。
【0030】入力ペン3が入力板2に相対して当接され
ると、その接触検知スイッチ3eがオンになり、上述の
如く送信コイル3aにより所定の周期で交番磁界が発生
される。この交番磁界によりX軸コイル群11a及びY
軸コイル群12aの中の所定のコイル(複数)に誘導電
圧が発生される。X軸走査回路11b及びY軸走査回路
12bが各コイル群からの電圧を走査しながら検出する
ことにより、X軸コイル群11a及びY軸コイル群12
aの中の上記複数のコイルにおいて発生した誘導電圧
が、X軸受信回路11c及びY軸受信回路12cにより
検出される。これら各コイルで発生された誘導電圧の振
幅を比較・演算することにより、入力ペン3で指示され
た位置の座標が検出される。
【0031】以上のようにして、入力ペン3により指示
された位置の座標値がデジタイザ制御回路7により求め
られ、その座標値が制御部8に出力される。これにより
制御部8は、その指示された位置の座標値に対応する
点、或は連続してサンプリングして検出された点群を結
んだ線を示す図形をディスプレイ9に表示する。こうし
て、入力ペンを使用した座標点の指示(ポインティン
グ)、或は入力ペンによる図形や文字などの書込みがで
きるようになる。もちろん、上記ポインティングによる
メニューコマンドの選択/実行、或は文字や図形の書き
込み情報に対して、文字認識或は図形の認識等の処理が
各種ソフトウェアに応じて実行される。尚、制御部8は
マイクロプロセッサ等のCPU、CPUにより実行され
る制御プログラムを記憶するメモリ8aを備えている。
13はディスクドライバで、接続されたハードディスク
或はフロッピィディスクユニットにアクセスして、その
ディスクへのデータの書込み及び読み出しを制御してい
る。14はフロッピィディスクで、例えば図8を参照し
て後述するメモリマップで、制御プログラムや各種デー
タを記憶している。
【0032】次に、本実施の形態の特徴である複数の入
力ペン3,4を使用して、略同時にガラス板2上で位置
を指定して座標値を入力する場合を説明する。
【0033】図4は、本実施の形態の情報機器において
実行される座標入力処理を示すフローチャートで、この
処理を実行する制御プログラムは制御部8のメモリ8a
に記憶されている。
【0034】まずステップS1で、入力ペン3(第1の
ペン)を使用して入力板2上での位置指示がなされたこ
とが検出されるとステップS2に進み、その入力ペン3
で指示された入力板2上の位置座標に基づいて、他の入
力ペン(第2のペン:例えば入力ペン4)による入力有
効領域Dをディスプレイ9の画面上に表示する。
【0035】この入力有効領域の表示例を図1に示す。
【0036】図1の例では、第1のペンである入力ペン
3により点a(X1,Y1)が指示されると、その点a
を略中心とした正方形の領域Cを第1の入力ペンにより
座標位置の指示(入力)が可能な領域とする。そして、
その領域Cに含まれるX座標及びY座標を含まない領域
Dを第2のペンによる入力有効領域とする。例えば領域
Dの点dの座標を(X2,Y2)とすると、図1より、
この位置のX,Y座標がどちらも領域Cに含まれていな
いため領域Dに属すると判別できる。これに対し、それ
以外の領域Eの点c((X1,Y2)が指示されると、
そのX座標は領域Cに含まれるため、後述の図5のフロ
ーチャートで示す座標判別処理による、指示した入力ペ
ンとその指示座標の判別ができなくなる。同様にして点
bが指示された場合も、その指示した入力ペンとその指
示座標位置の判別が不可能になる。従って、この領域E
内の位置が指示された時は、その検出された座標値を全
て無効としている。尚、この処理については図5のフロ
ーチャートを参照して詳しく説明する。
【0037】尚、図1に示すような、各入力ペンに応じ
た入力有効領域の表示は、入力有効領域Dを各種の線で
囲むか、或は入力有効領域D全体にハッチングをかける
か、或はその領域の表示コントラストを変える等いずれ
の方法でもよい。
【0038】次にステップS3に進み、X軸走査回路1
1b及びY軸走査回路12bにより入力ペンにより指示
された位置を検出するための走査を行い、その結果がそ
れぞれ対応するX軸、Y軸受信回路11c,12cに送
られる。この結果がデジタイザ制御回路7に送られ、そ
の指示された座標位置が求められる。このステップS3
の処理は図5のフローチャートを参照して後述する。こ
うしてステップS3で得られた複数のX及びY座標よ
り、複数のペンを使用して指示された各点の位置座標を
特定する。尚、本実施の形態ではその説明を省略する
が、受信したX及びY座標が各々1つの時(使用された
入力ペンが1本の時)は、通常の1本の入力ペンによる
座標指示と同様にして、その指示された座標位置が求め
られることはいうまでもない。
【0039】次に図5のフローチャートを参照して、2
本の入力ペン3,4を用いて座標指示を行ったときの座
標位置の特定処理について説明する。
【0040】いま図1に示すように、2本の入力ペン
3,4により略同時に入力板2上の点aと点dが指示さ
れたとすると、これら2本のペンによる指示座標とし
て、2組のX及びY座標の値(X1,X2,Y1,Y
2)が検出される(ステップS11)。これら4個の
X,Y座標値の組み合わせでできる4点の座標値、即
ち、点a(X1,Y1)、点c(X1,Y2)、点b
(X2,Y1)、点d(X2,Y2)のうち、第2の入
力ペンによる入力有効領域D内に存在する点に相当する
座標値が何個あるかを判断する(ステップS12)。そ
して、この領域D内に存在する座標値が1組しかない場
合には、その座標値を、入力ペン3以外の第2のペンで
ある入力ペン4による入力座標値とする(ステップS1
4)。これを例えば図1の例で説明すると、点d(X
2,Y2)が第2のペン4により指示された点の座標値
となり、X2及びY2以外の座標値、即ち、X1,Y1
からなる座標で特定される点aの座標値(X1,Y1)
を入力ペン3により指示された点の座標値とする(ステ
ップS15)。
【0041】一方ステップS12で、入力有効領域D内
に存在する座標に相当する点の数が“0”の時、これは
例えば入力ペン4により指示された位置が、ペン3の入
力有効領域C内か、或は領域Eに該当する場合である。
このような場合は入力ペン3と入力ペン4による入力座
標位置が特定できないため、ステップS11で検出され
た座標値を無効として処理を終了する。
【0042】またステップS12で、入力有効領域D内
に存在する座標に相当する点の数が“2”の時、これは
入力ペン3による指示位置が領域Eに位置している場合
であるが、このときも入力ペン3と入力ペン4とが特定
できないため、ステップS11で検出された座標値を無
効とする。
【0043】また、入力有効領域D内に存在する座標に
相当する点の数が“4”の時、これは入力ペン3及び入
力ペン4の両方による指示位置がいずれも入力有効領域
D内にある場合である。この時も入力ペン3と入力ペン
4による指示位置が特定できないため、ステップS11
で検出した座標値を無効とする。
【0044】尚、このような座標値の無効時には、操作
者に対して所定の注意あるいは警告を、表示或は音(音
声を含む)等で行うような構成としてもよい。
【0045】尚、本実施の形態の情報機器において、入
力表示画面は電子黒板程度の画面サイズとしており、複
数のペンを使用して入力できる領域は、通常の筆記に対
し十分なスペースで設定することができるものとし、複
数ペンによる同時入力に際して何等不具合を生じさせる
ものではないとする。
【0046】また、入力有効領域の表示は、例えば所定
時間、入力ペンによる指示入力がないと、その領域表示
を消去する構成とすることにより、より操作性のよいも
のにできる。
【0047】以上説明したように本実施の形態1によれ
ば、特別なハードウェアを付加することなく、同一構成
の複数のコードレス入力ペンを略同時に使用して、1つ
の入力板上で座標位置の指示を行うことができる。
【0048】[実施の形態2]前述の実施の形態1にお
いては、第1の入力ペンによる座標指示に応じて第2の
ペンによる入力有効領域を決定して表示したが、第1の
入力ペンによる座標指示に応じて第1のペンの入力有効
領域を決定して表示してもよい。また、第1の入力ペン
による座標指示に応じて、第1と第2のペンの両方の入
力有効領域を決定して、それを表示してもよい。
【0049】本発明の実施の形態2における処理を図6
のフローチャートを参照して説明する。尚、この処理を
実行する制御プログラムもまた前述のメモリ8aに記憶
されている。
【0050】まずステップS21で、第1の入力ペン
(例えば入力ペン3)により入力板2上で座標点が指示
されると、その指示された点に基づいて、その第1の入
力ペンにより入力可能な領域を設定し、その領域を他の
領域と識別可能に表示する(ステップS22)。次にス
テップS23に進み、前述の図5のフローチャートと同
様にして、各入力ペンにより指示された点の座標値を求
め、ステップS24で、各入力ペンを使用して指示され
た各点の座標位置を求める。尚、この場合、図5のステ
ップS12において、4個の点のうち、入力ペン1に対
応する入力有効領域に存在する点の数が“1”であれ
ば、その点が第1の入力ペンにより指示されたものと
し、他の点が第2の入力ペンにより指示されたものとす
る。また、4個の点のいずれも、或は複数の点が第1の
入力ペンの入力有効領域に含まれるときは、入力ペンの
特定及び入力位置が特定できないとして、その座標値を
無効にする。
【0051】さらに本発明は、2本のペンに対してのみ
限定されるものでなく、3本以上のペンに対しても適用
できるものである。
【0052】図7は、本実施の形態において、3本の入
力ペンを使用する場合について説明する図である。尚、
この場合のハードウェア構成も、基本的に上記実施の形
態と同様であるため、その説明を省略する。
【0053】まず、入力ペン103(第1の入力ペン)
が最初に使用されて、それによる座標指示が行われるも
のとする。この入力ペン103により指示された点の座
標値に基づいて、入力ペン103用の入力有効領域Fが
表示される。これと同時に、他の入力ペン用の入力有効
領域Gが決定されて表示される。次に、この入力有効領
域G内で、入力ペン104による点の指示がなされる
と、この入力ペン104により指示された点の入力座標
値に基づき、その入力ペン104の入力有効領域Hが決
定されて表示され、更に入力有効領域Gの中の入力有効
領域Hを除き、入力有効領域HとX,Y座標のいずれも
が重ならない領域Iが求められ、これが残りの入力ペン
105の入力有効領域Iとして表示される。
【0054】以上の構成において、3本の入力ペン10
3,104,105により同時に入力がなされると、最
大6個(3組)の座標値X1,X2,X3,Y1,Y
2,Y3が検出される。これら6個の座標値の組み合わ
せでできる9点の座標、点a(X1,Y1)、点d(X
1,Y2)、点g(X1,Y3)、点b(X2,Y
1)、点e(X2,Y2)、点h(X2,Y3)、点c
(X3,Y1)、点f(X3,Y2)、点i(X3,Y
3)を求め、これらの点が入力有効領域F,H,Iのそ
れぞれに存在する個数を判断し、各領域に含まれる点の
数が1個の場合には、該当する領域(各入力ペンに該当
する)での入力座標として特定し、その特定した座標を
各入力ペンにより指示された点の座標とする。また、各
領域の点の数が1個以外の場合には、その時の座標値を
無効とする。
【0055】尚、上記操作において、入力ペン103に
より領域Fが決定された時点で、残りの領域Hを自動的
に決定して表示するようにし、さらに入力ペン104に
より領域Hが確定された時点で、残りの入力ペン105
のための領域Iを確定して表示しても良い。
【0056】以上、ペン3本の場合について説明した
が、同様の考え方で、4本以上の同時入力が実現できる
ことはいうまでもない。
【0057】尚、本実施の形態の情報機器において、複
数のペンの使用について予めその有効領域を確定してお
くことにより、各入力ペンにより領域指定を省略し、そ
の指示された入力有効領域 の表示を省略するように
しても良い。
【0058】更に、本発明の座標入力手段の方式は上記
実施の形態の電磁誘導方式に限定されるものでなく、こ
れ以外にも静電結合方式等、また走査することにより座
標検出する方式であればいずれの方式でも適用できる。
また、表示手段の方式も上記実施の形態に限定されない
ことも言うまでもない。さらに上記実施の形態において
は、座標指示具がペン状であったが、いわゆるマウス状
であってもよい。
【0059】また、上記実施の形態においては、表示画
面の前面にディジタイザを配置したが、例えば液晶ディ
スプレイの背後にディジタイザを配置してもよい。
【0060】また本発明は、電子黒板サイズの情報機器
に限定されるものでなく、複数のペンが使用可能な各種
サイズの情報機器に適用できることはいうまでもない。
【0061】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0062】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても達成される。
【0063】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0064】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0065】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれる。
【0066】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0067】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになるが、簡単に説
明すると、図8のメモリマップ例に示す各モジュールを
記憶媒体に格納することになる。すなわち、少なくとも
「設定工程モジュール」「入力工程モジュール」「判断
工程モジュール」及び「決定工程モジュール」の各モジ
ュールのプログラムコードを記憶媒体に格納すればよ
い。
【0068】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、複数の入力ペンを略同時に使用しながら1つの座標
入力面から複数の座標位置を指示することができる。
【0069】また本実施の形態によれば、複数の入力ペ
ンが使用された場合でも、各入力ペンに対応した指示座
標位置を求めることができる。
【0070】また本実施の形態によれば、特別なハード
ウェアを追加することなく、安価でかつ容易に複数の入
力ペンを略同時に使用して座標位置を指示できる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の座標指示具により座標が指示されても、各座標指示
具に対応して、その指示された位置の座標を特定でき
る。
【0072】また本発明によれば、特別なハードウェア
構成を追加することなく、複数の座標指示具により略同
時に入力される座標データを判別して処理できるという
効果がある。
【0073】また本発明によれば、複数の座標指示具に
より指示された座標値のそれぞれを、各座標指示具毎に
特定して判別できるという効果がある。
【0074】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の情報機器における入力
板(表示部)上での入力有効領域を設定する例を説明す
る図である。
【図2】本実施の形態の情報機器の外観形状を示す概略
斜視図である。
【図3】本実施の形態の情報機器の構成を示すブロック
図である。
【図4】本発明の実施の形態1の情報機器における座標
入力処理を示すフローチャートである。
【図5】図4のステップS3の処理を示すフローチャー
トである。
【図6】本発明の実施の形態2の情報機器における座標
入力処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の他の実施の形態の情報機器における入
力板(表示部)上での入力有効領域を設定する例を説明
する図である。
【図8】本実施の形態の方法を実行する制御プログラム
を記憶したコンピュータにより読取り可能な記憶媒体の
メモリマップ図である。
【図9】従来例の座標入力装置の概略斜視図である。
【図10】一般的なデジタイザの説明図である。
【図11】従来のデジタイザにおいて複数のペンにより
指示された場合の座標位置の検出を説明する図である。
【符号の説明】
2 入力板 3,4,5 入力ペン 8 CPU 9 ディスプレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 時岡 正樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小林 克行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 吉村 雄一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座標指示具により指示される入力面を有
    し、該入力面上で指示された位置を検出して情報を入力
    する情報機器であって、 前記入力面に対応して設けられ、前記入力面と略同じサ
    イズの表示画面を有する表示手段と、 前記入力面上で第1の座標指示具により指示された座標
    値に基づいて前記第1の座標指示具或は前記第1の座標
    指示具とは異なる第2の座標指示具に対応する入力有効
    領域を前記入力面上に設定する設定手段と、 前記第1の座標指示具と前記第2の座標指示具により前
    記入力面上で指示された複数の座標値を入力する入力手
    段と、 前記入力手段により入力された複数の座標値に基づいて
    前記入力有効領域に含まれる点に相当する第1の座標値
    と、前記入力有効領域外の点に相当する第2の座標値と
    が存在するか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段により存在すると判断されると、前記第1
    の座標値を対応する座標指示具により指示された座標値
    に、前記第2の座標値をそれ以外の座標指示具により指
    示された座標値として決定する決定手段と、を有するこ
    とを特徴とする情報機器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報機器であって、前
    記入力手段は複数の座標指示具を略同時に使用して指示
    された座標値を入力することを特徴とする。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の情報機器であっ
    て、前記設定手段により設定された入力有効領域を識別
    可能に前記表示手段により表示する領域表示手段を更に
    有することを特徴とする。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    情報機器であって、前記設定手段は前記第1の座標指示
    具による座標指定に応答して前記第1の座標指示具によ
    る入力有効領域を設定し、それとともに前記第2の座標
    指示具による入力有効領域を設定することを特徴とす
    る。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    情報機器であって、前記設定手段は前記第1と第2の座
    標指示具のそれぞれに対応する入力有効領域に含まれる
    X座標及びY座標のいずれもが互いに重複しないように
    設定することを特徴とする。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    情報機器であって、前記判断手段が前記入力有効領域に
    含まれる点に相当する座標値が存在しないか、或は複数
    存在すると判断すると、前記入力手段から入力された座
    標値を無効にする無効化手段を更に有することを特徴と
    する。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    情報機器であって、前記座標指示具は、前記情報機器の
    本体との間で無線により情報を送受信することを特徴と
    する。
  8. 【請求項8】 座標指示具により指示される入力面を有
    し、該入力面上で指示された位置を検出して情報を入力
    するとともに、前記入力面に対応して設けられ前記入力
    面と略同じサイズの表示画面を有する表示手段を備えた
    情報機器におけるデータ入力方法であって、 前記入力面上で第1の座標指示具により指示された座標
    値に基づいて前記第1の座標指示具或は前記第1の座標
    指示具とは異なる第2の座標指示具に対応する入力有効
    領域を前記入力面上に設定する設定工程と、 前記第1の座標指示具と前記第2の座標指示具により前
    記入力面上で指示された複数の座標値を入力する工程
    と、 入力された複数の座標値に基づいて前記入力有効領域に
    含まれる点に相当する第1の座標値と、前記入力有効領
    域外の点に相当する第2の座標値とが存在するか否かを
    判断する判断工程と、 前記判断工程により存在すると判断されると、前記第1
    の座標値を対応する座標指示具により指示された座標値
    に、前記第2の座標値をそれ以外の座標指示具により指
    示された座標値として決定する工程と、を有することを
    特徴とするデータ入力方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のデータ入力方法であっ
    て、前記入力する工程では、複数の座標指示具を略同時
    に使用して指示された複数の座標値が入力されることを
    特徴とする。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9に記載のデータ入力方
    法であって、前記設定工程により設定された入力有効領
    域を識別可能に表示する工程を更に有することを特徴と
    する。
  11. 【請求項11】 請求項8乃至10のいずれか1項に記
    載のデータ入力方法であって、前記設定工程では前記第
    1の座標指示具による座標指定に応答して前記第1の座
    標指示具による入力有効領域を設定し、それとともに前
    記第2の座標指示具による入力有効領域を設定すること
    を特徴とする。
  12. 【請求項12】 請求項8乃至11のいずれか1項に記
    載のデータ入力方法であって、前記設定工程では前記第
    1と第2の座標指示具のそれぞれに対応する入力有効領
    域に含まれるX座標及びY座標のいずれもが互いに重複
    しないように設定することを特徴とする。
  13. 【請求項13】 請求項8乃至12のいずれか1項に記
    載のデータ入力方法であって、前記判断工程において、
    前記入力有効領域に含まれる点に相当する座標値が存在
    しないか、或は複数存在すると判断すると、前記入力手
    段から入力された座標値を無効にする工程を更に有する
    ことを特徴とする。
  14. 【請求項14】 請求項8乃至13のいずれか1項に記
    載のデータ入力方法であって、前記座標指示具はコード
    レスの指示具であることを特徴とする。
  15. 【請求項15】 座標指示具により指示される入力面を
    有し、該入力面上で指示された位置を検出して情報を入
    力するとともに、前記入力面に対応して設けられ前記入
    力面と略同じサイズの表示画面を有する表示手段を備え
    た情報機器におけるデータ入力方法を実行する制御プロ
    グラムを記憶してコンピュータにより読取り可能な記憶
    媒体であって、 前記入力面上で第1の座標指示具により指示された座標
    値に基づいて前記第1の座標指示具或は前記第1の座標
    指示具とは異なる第2の座標指示具に対応する入力有効
    領域を前記入力面上に設定する設定工程モジュールと、 前記第1の座標指示具と前記第2の座標指示具により前
    記入力面上で指示された複数の座標値を入力する入力工
    程モジュールと、 入力された複数の座標値に基づいて前記入力有効領域に
    含まれる点に相当する第1の座標値と、前記入力有効領
    域外の点に相当する第2の座標値とが存在するか否かを
    判断する判断工程モジュールと、 前記判断工程により存在すると判断されると、前記第1
    の座標値を対応する座標指示具により指示された座標値
    に、前記第2の座標値をそれ以外の座標指示具により指
    示された座標値として決定する決定工程モジュールと、
    を有することを特徴とする記憶媒体。
JP20471596A 1996-08-02 1996-08-02 情報機器及び該機器におけるデータ入力方法と前記方法を実施する制御プログラムを記憶したコンピュータにより読取り可能な記憶媒体 Withdrawn JPH1049303A (ja)

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JP20471596A JPH1049303A (ja) 1996-08-02 1996-08-02 情報機器及び該機器におけるデータ入力方法と前記方法を実施する制御プログラムを記憶したコンピュータにより読取り可能な記憶媒体

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8106902B2 (en) 2007-09-12 2012-01-31 Hitachi Displays, Ltd. Display device
JP2012160119A (ja) * 2011-02-02 2012-08-23 Nec Casio Mobile Communications Ltd 入力検出装置、入力検出装置の制御方法、および、プログラム
JP2013011997A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Sharp Corp 表示システム
JP2014120023A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Seiko Epson Corp 表示装置、位置検出装置、及び、表示装置の制御方法

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