JP2006172367A - 入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 入力子を用いて電子機器に対して各種入力操作を行うユーザに不自然な姿勢を強いることを回避するとともに、その電子機器の小型化やその製造コストを低く抑えることを可能にする。
【解決手段】 複数箇所が同時に押圧された場合にそれら複数の押圧箇所を表すデータを出力する感圧式のタッチパネルと、そのタッチパネルへの入力を行う入力子と、を備えた電子機器に、そのタッチパネルの外縁に沿った異なる位置に少なくとも3つの磁気センサを設けておくとともに、上記入力子に磁場発生部を設けておく。そして、更に、上記各磁気センサによって検出された磁場の強さまたは方向を解析して上記入力子の指示方向を判別する判別手段と、上記感圧式のタッチパネルより出力されたデータの表す複数の押圧箇所のうち、最も上記指示方向寄りの押圧箇所を、上記入力子による押圧箇所として特定する特定手段と、を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子機器に各種入力を行うための入力装置に関し、特に、ペン型の入力子で各種入力を行わせる入力装置に関する。
近年、PDA(Personal Digital Assistant)やノート型パソコンなどの電子機器へデータやコマンドなどを入力するための入力装置として、タッチパネルが注目を集めている。このようなタッチパネルの一例としては、感圧式のタッチパネルが挙げられる。感圧式のタッチパネルは、例えばLCD(Liquid Crystal Display)で形成された表示部と、この表示部の表示面に貼り付けられた透明なシート状の感圧センサとで構成されており、以下のようにしてユーザの入力を検出する。
すなわち、上記感圧式のタッチパネルは、各種デ−タや各種コマンドに応じた図像(以下、アイコン)を含むGUI(Graphical User Interface)画面を上記表示部に表示させる一方、ユーザがペン型のスタイラスなどの入力子や自身の指で押圧した上記GUI画面上の箇所(以下、押圧箇所と呼ぶ)を上記感圧センサによって検出する。そして、その押圧箇所が上記アイコンの何れかに対応している場合に、そのアイコンの表すデータやコマンドに応じた処理を実行する。
このように、感圧式のタッチパネルは、データやコマンドを表す文字列をキー入力する必要がないため、キーボードなどの操作に慣れていないユーザにとっても利用し易いといった特徴を有している。
ところで、感圧式のタッチパネルのなかには、複数箇所を同時に押圧された場合に、その加重重心の位置を押圧箇所として検出したり、それら複数の押圧箇所の分布を検出したりするものがある。この種の感圧式のタッチパネルにおいては、入力子などで各種入力を行う際に、その入力子を持っている手をタッチパネル上に載せてしまうと、ユーザが意図した位置とは異なる位置が押圧箇所として検出されてしまう場合がある。このため、ユーザは、入力子の先端のみがタッチパネルに接するようにするため、その入力子を持っている手をタッチパネルの上に載せないようにするといった不自然な姿勢で入力操作を行わねばならず、甚だ不便であった。
このような不便さを解消するための技術の一例としては、特許文献1に開示された技術が挙げられる。特許文献1には、多数のコイルセンサが位置検出方向に並設されたセンサ面を有するセンサ部と、発振回路などで構成された電磁的結合手段が内蔵された入力子とを用い、上記電磁的結合手段により上記各センサコイルに誘起された誘導電流を検出することで、その入力子の位置やその指し示す方向を正確に検出する技術が開示されている。この特許文献1に開示された技術では、入力子の位置の検出に感圧センサを用いていないため、その入力子を持っている手を上記センサ面に載せたとしても、入力子の位置が誤検出されることはない。また、上述のように、入力子の指し示す方向を正確に検出することができることを利用して、その入力子で入力操作を行っているユーザが右利きであるのか、それとも、左利きであるのかを判別し、その判別結果に応じて表示部の表示内容を切替えるようにする技術も提案されている(例えば、特許文献2や特許文献3)。
特開平8−314615号公報 特開平6− 19612号公報 特開平6− 95789号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、センサコイルの数が少ないと入力子の位置やその指し示す方向の検出精度が悪化してしまうため、多数のセンサコイルを用いる必要がある。このため、係る技術を採用した入力装置には、センサコイルの分だけ部品数が増加し製造コストが高くなってしまうといった問題点や、小型化が困難になってしまうといった問題点がある。入力装置の製造コストが高くなったり、小型化が困難になってしまうと、その入力装置を有する電子機器全体の製造コストが高くなったり、小型化が困難になってしまうため、好ましくない。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、入力子を用いて電子機器に対して各種入力操作を行うユーザに不自然な姿勢を強いることを回避するとともに、その電子機器の小型化やその製造コストを低く抑えることを可能にする技術を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、磁場発生部を有する入力子と、表示部と、透明なシート状に形成され前記表示部の表示面に貼り付けられている感圧センサであって、同時に複数箇所を押圧された場合にその押圧箇所の分布を表すデータを出力する感圧センサと、を含んでいるタッチパネルと、前記タッチパネルの外縁に沿って互いに異なる位置に配置されるとともに、前記磁場発生部の発する磁場の各配置位置における強さまたは方向を検出する少なくとも3つの磁気センサと、前記各磁気センサにより検出された磁場の強さまたは方向を解析して、前記タッチパネルの表示面に対する前記入力子の指示方向を判別する判別手段と、前記タッチパネルの感圧センサから出力されたデータの表す押圧箇所のうち最も前記指示方向寄りにある押圧箇所を、前記入力子による押圧箇所として特定する特定手段とを有する入力装置を提供する。
このような入力装置によれば、上記タッチパネルの上に入力子を持っている手が載せられた場合であっても、上記感圧センサより検出された複数の押圧箇所のうち、最も上記指示方向寄りにある押圧箇所が、入力子による押圧箇所として特定される。
より好ましい態様においては、前記判別手段により判別された指示方向に応じて、前記タッチパネルの表示内容を切替える表示切替え手段を更に有することを特徴とする。このような態様にあっては、例えば、ユーザが左利きである場合と右利きである場合とでは、上記入力子の指示方向は自ずと異なってくるから、左利きのユーザと右利きのユーザとで異なるGUI画面を表示部に表示させることが可能になる。
本発明によれば、入力子を用いて電子機器に対して各種入力操作を行うユーザに不自然な姿勢を強いることが回避されるといった効果を奏する。また、本発明に係る入力装置にあっては、上述した特許文献1に開示された技術を適用した場合に比較してその部品数を少なくすることが可能になるため、その入力装置を小型化することやその製造コストを低く抑えることが可能になる、といった効果を奏する。そして、入力装置の小型化や低コスト化が可能になるため、その入力装置を有する電子機器を小型化することやその製造コストを低く抑えることも可能になるといった効果を奏する。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しつつ説明する。
(A.構成)
図1(a)は、本発明の1実施形態に係る入力装置を有する電子機器10の外観を表す図である。図1(a)に示すように、電子機器10は、例えばPDAであり、感圧式のタッチパネルであるタッチパネル110が上面に配置された本体100と、タッチパネル110への各種入力を行う際に利用される入力子200とを備えている。なお、本実施形態では、電子機器10がPDAである場合について説明するが、携帯電話機やノート型パソコンであっても良く、また、デスクトップ型パソコンなどであっても良い。要は、入力子を用いて各種入力を行わせるタッチパネルを備えた電子機器であれば良い。
図1(b)は、電子機器10を図1(a)に示すX−X´方向に切断した断面の一例を表す図である。図1(b)に示すように、タッチパネル110は、例えばLCDなどで形成された表示部110aと、その表示部110aの表示面に貼り付けられた感圧センサ110bとを含んでいる。この感圧センサ110bは、透明なシート状に形成されており、表示部110aから発せられた光を透過させ、その表示内容をユーザに視認させることができる。また、この感圧センサ110bは、同時に複数箇所が押圧された場合に、それら複数の押圧箇所の分布を表すデータを出力する。
例えば、ユーザが、何らかの入力操作を行う際に、入力子200を持っている手をタッチパネル110上に載せてしまうと、感圧センサ110bは、図2(a)または図2(b)の何れかの分布を表すデータを出力する。なお、図2(a)および(b)に示すX→X´方向は、図1(a)にてXからX´へ向かう方向に一致している。図2(a)は、左利きのユーザがその利き手に入力子200を持ち、その手をタッチパネル110に載せた場合の押圧箇所の分布を表す図であり、図2(b)は、右利きのユーザがその利き手に入力子200を持ち、その手をタッチパネル110に載せた場合の押圧箇所の分布を表す図である。図2(a)および(b)においては、ハッチングで示された部分が何らかの圧力が加わった部分(すなわち、入力子200とその入力子200を持っている手による押圧箇所)を表しており、点線で囲まれた部分は、入力子200による押圧箇所を表している。図2(a)および(b)に示すように、タッチパネル110は、入力子200を持っている手がその上に載せられてしまうと、入力子200による押圧箇所を正確に検出することができなくなってしまう。
図1(a)に戻って、入力子200は、例えばペン型に形成されたスタイラスであり、磁場発生部210を有している。本実施形態では、磁場発生部210として、例えば棒状に形成された永久磁石が入力子200の軸方向に沿うように入力子200の内部に埋め込まれている。そして、電子機器10の本体100には、図1(a)に示すように、タッチパネル110の四隅に対応する位置に磁気センサ120a、120b、120cおよび120dが夫々1つづつ埋め込まれている。なお、以下では、これら4つの磁気センサの各々を区別する必要がない場合には、「磁気センサ120」と表記する。この磁気センサ120は、磁場発生部210が発する磁場の各配置位置における強さを計測し、その計測結果に応じたデータを出力するものである。詳細については後述するが、各磁気センサ120から出力されるデータは、上記入力子200が表示部110aの表示面(すなわち、タッチパネル110の表示面)に対して指し示している方向(以下、指示方向)を判別する際に利用される。
なお、本実施形態では、表示部110aの四隅に対応する位置に埋め込まれている4個の磁気センサ120から出力されたデータに基づいて、入力子200の指示方向を判別する場合について説明するが、上記磁気センサの数は4に限定されるものではなく、また、埋め込まれる位置もタッチパネル110の四隅に対応する位置に限定されるものではない。要は、3個以上の磁気センサをタッチパネル110の外縁に沿って互いに異なる位置に埋め込んでおく態様であれば良い。何故ならば、少なくとも3個の磁気センサをタッチパネル110の外縁に沿って互いに異なる位置に埋め込んでおけば、3点測量の原理で上記指示方向を判別することができるからである。なお、本実施形態では、磁場発生部210の発する磁場の強さを各磁気センサ120の配置位置にて計測することによって、その磁場発生部210を内部に有する入力子200の指示方向を特定する場合について説明するが、上記磁場の方向を各磁気センサ120の配置位置にて計測することによって上記指示方向を特定するようにしても勿論良い。また、本実施形態では、入力子200に埋め込まれている磁場発生部210が永久磁石である場合について説明するが、電磁石であっても良いことは勿論である。
次いで、図3を参照しつつ、電子機器10の電気的な構成について説明する。
図3は、電子機器10の電気的な構成の一例を表すブロック図である。 図3に示すように、電子機器10は、上記タッチパネル110や磁気センサ120の他に、制御部130と、インタフェイス部140と、記憶部150と、これら構成要素間のデータ授受を仲介するバス160と、を含んでいる。
制御部130は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、記憶部150に格納されているソフトウェアにしたがって電子機器10の各部を中枢的に制御するものである。
インタフェイス部140は、タッチパネル110(すなわち、表示部110aと感圧センサ110b)や磁気センサ120を接続し、タッチパネル110や磁気センサ120と制御部130との間のデータ授受を仲介するためのものである。より詳細に説明すると、インタフェイス部140は、制御部130から引渡された画像データを表示部110aへ引渡し、その画像データに応じた画像(例えば、データやコマンドなどに対応したアイコンを含むGUI画面に対応する画像)を表示させる。また、インタフェイス部140は、各磁気センサ120から出力されたデータ(すなわち、各磁気センサの計測した磁場の強さを表すデータ)を受取り、制御部130へ引渡す一方、感圧センサ110bから引渡されたデータを制御部130へ引渡す。
記憶部150は、図3に示すように、揮発性記憶部150aと不揮発性記憶部150bとを含んでいる。揮発性記憶部150aは、例えばRAM(Random Access Memory)であり、各種ソフトウェアにしたがって作動している制御部130によってワークエリアとして利用される。一方、不揮発性記憶部150bは、例えばROM(Read Only Memory)ハードディスクであり、本発明に係る入力装置に特有な機能を制御部130に実現させるためのソフトウェア等を格納しておくためのものである。以下、不揮発性記憶部150bに格納されているソフトウェアついて説明する。
不揮発性記憶部150bに格納されているソフトウェアの一例としては、オペレーティングシステム(以下、「OS」)を制御部130に実現させるためのOSソフトウェアと、磁気センサ120や感圧センサ110bから引渡されたデータに基づいて、入力子200による押圧箇所を特定する処理を制御部130に実行させるための押圧箇所特定ソフトウェアとが挙げられる。以下、上記各ソフトウェアにしたがって作動している制御部130に付与される機能について説明する。
電子機器10の電源(図示省略)が投入されると、制御部130は、まず、OSソフトウェアを不揮発性記憶部150bから読み出し、これを実行する。このOSソフトウェアにしたがって作動している制御部130には、電子機器10の各部を制御する機能、他のソフトウェアを不揮発性記憶部150bから読み出し実行する機能などが付与される。そして、本実施形態に係る電子機器10にあっては、OSソフトウェアの実行を完了しOSを実現している状態になると、制御部130は、即座に上記押圧箇所特定ソフトウェアを不揮発性記憶部150bから読み出し、これを実行する。この押圧箇所特定ソフトウェアにしたがって作動している制御部130には、以下に述べる2つの機能が付与される。
第1に、インタフェイス部140を介して各磁気センサ120から引渡されたデータを解析して入力子200の指示方向を判別する判別機能である。詳細については後述するが、上記押圧箇所特定ソフトウェアにしたがって作動している制御部130には、入力子200の表示部110aに対する指示方向が、図1(a)にてXからX´へ向かう方向に対して右方向であるのか、それとも、左方向であるのかを各磁気センサ120から出力されたデータを解析して判別する判別機能が付与される。
第2に、インタフェイス部140を介して感圧センサ110bより引渡されたデータと上記判別機能により判別された指示方向とに基づいて、入力子200による押下箇所を特定する特定機能である。詳細については後述するが、制御部130は、感圧センサ110bより引渡されたデータの表す複数の押圧箇所のうち、最も上記指示方向よりの押圧箇所を入力子200による押圧箇所として特定する。
以上に説明したように、本実施形態に係る電子機器10のハードウェア構成は、磁気センサ120を有している点を除いて、感圧式のタッチパネルを備えた一般的なコンピュータ装置のハードウェア構成と同一であり、本発明に係る入力装置に特有な機能(上記判別機能および特定機能)は、ソフトウェアモジュールで実現されている。このように、本実施形態では、本発明に係る入力装置に特有な機能をソフトウェアモジュールで実現する場合について説明したが、これら機能をハードウェアで実現するとしても良いことは勿論である。具体的には、ユーザに各種入力操作を行わせるための入力子200や、タッチパネル110の他に、そのタッチパネル110の外縁に沿って互いに異なる位置に配置される少なくとも3つの磁気センサと、上記判別機能を担っている判別手段と、上記特定機能を担っている特定手段と、を組み合わせて本発明に係る入力装置を構成するとしても勿論良い。
(B:動作)
次いで、本実施形態に係る電子機器10が行う動作のうち、その特徴を顕著に示す動作について図面を参照しつつ説明する。
図4は、電子機器10の制御部130が押圧箇所特定ソフトウェアにしたがって行う押圧箇所特定動作の流れを示すフローチャートである。図4に示すように制御部130は、インタフェイス部140を介して各磁気センサ120から引渡されたデータを受取る(ステップSA1)と、例えば、3点測量などの原理にしたがってそれらデータを解析し、入力子200の指示方向を判別する(ステップSA2)。具体的には、制御部130は、上記ステップSA2にて、入力子200がタッチパネル110の表示面に対して左方向を指し示しているのか、それとも、右方向を指し示しているのかを判別する。
ここで、注目すべき点は、ユーザが入力子200を手にもって何らかの入力操作を行う際には、そのユーザが右利きであるのかそれとも左利きであるのか(すなわち、入力子200を右手で持っているのかそれとも左手で持っているのか)に応じて、入力子200が固有の方向を指し示すことである。図5(a)および(b)は、入力子200を手(図中点線で表記)に持ってユーザがタッチパネル110に対して何らかの入力操作を行っている状況を図1(a)のXからX´へ向かう方向から見た場合の入力子200とタッチパネル110との位置関係を表す図である。図5(a)は、上記ユーザが左利きである場合の位置関係を表す図である。図5(a)に示すように、ユーザが左利きである場合には、入力子200はタッチパネル110の表示面をその上方から右斜め下方向(すなわち、右方向)に指し示すことになる。逆に、ユーザが右利きである場合には、図5(b)に示すように、入力子200はタッチパネル110の表示面をその上方から左斜め下方向(すなわち、左方向)に指し示すことになる。つまり、入力子200の指示方向を判別することは、その入力子200を用いて入力操作を行っているユーザが左利きであるのか、それとも、右利きであるのかを判別することと同値である。なお、本実施形態では、各磁気センサから出力されたデータに基づいて、入力子200が表示部110aに対して左方向を指し示しているのか、右方向を指し示しているのかを判別する場合について説明したが、同様にしてその入力子200が上方向(図1(a)のX´方向)を指し示しているのか、それとも、下方向(図1(a)のX方向)を指し示しているのかを判別するようにしても勿論良い。
次いで、制御部130は、インタフェイス部140を介して感圧センサ110bから引渡されたデータを受取り(ステップSA3)、そのデータと上記ステップSA2にて判別された入力子200の指示方向とに基づいて、入力子200による押圧箇所を特定する(ステップSA4)。具体的には、制御部130は、感圧センサ110bより引渡されたデータの表す複数の押圧箇所のうち最も上記指示方向寄りの押圧箇所を、入力子200による押圧箇所として特定する。例えば、入力子200の指示方向が右方向であると上記ステップSA2にて判別された場合には、制御部130は、上記複数の押圧箇所のうち、最も右寄りの押圧箇所を入力子200による押圧箇所として特定する。
さて、以上に説明したようにして特定される押圧箇所が、入力子200による現実の押圧箇所と一致する理由は、以下の通りである。前述したように、左利きのユーザが入力子200を持っている手をタッチパネル110に載せつつ入力操作を行った場合には、感圧センサ110bによって図2(a)に示す分布が検出される。前述したように、図2(a)に示す分布においては、入力子200による押圧箇所は点線で囲まれた示す部分であり、この点線で囲まれた部分は、上記分布にて最も右寄りに位置している。つまり、入力子200を用いて入力操作を行っているユーザが左利きである場合(すなわち、入力子200の指示方向が右方向である場合)には、感圧センサ110bによって検出された複数の押圧箇所のうち、最も右寄りの押圧箇所を入力子200による押圧箇所として特定するようにすれば、現実の入力子200の押圧箇所と一致させることができる。逆に、ユーザが右利きである場合(すなわち、入力子200の指示方向が左方向である場合)には、感圧センサ110bによって検出された複数の押圧箇所のうち、最も左寄りの押圧箇所を入力子200による押圧箇所として特定すれば、入力子200の現実の押圧箇所と一致させることができる(図2(b)参照)。
以上に説明したように、本実施形態に係る電子機器10によれば、ユーザが入力子200を持っている手を感圧式のタッチパネルに載せたとしても、その感圧式のタッチパネルによる検出結果と、各磁気センサ120の計測結果を解析して特定される入力子200の指示方向とに基づいて、入力子200の実際の押圧箇所を特定することが可能になる。つまり、本電子機器10によれば、タッチパネル110への入力をユーザが行う際に、入力子200を持っている手をタッチパネル110上に載せたとしても、その入力子200の押圧箇所を誤検出してしまうことが回避される。
このため、電子機器10のユーザは、入力操作を行っている際に入力子200を持っている手をタッチパネル110上に載せないように注意を払う必要はなく、不自然な姿勢で入力操作を行う必要はない。また、本実施形態に係る電子機器10においては、上述した特許文献1に開示された技術を適用した場合に比較してその部品数を少なくすることが可能になるため、その電子機器を小型化することが可能になる。また、磁気センサの個数を少なく抑えることによって、電子機器10の製造コストを低く抑えることも可能になる。
(C:変形)
以上、本発明の1実施形態について説明したが、以下に述べるような変形を加えても良いことは勿論である。
(C−1:変形例1)
上述した実施形態では、表示部110aに対して入力子200が指し示す方向と、感圧センサ110bによる検出結果とに基づいて、その入力子200による現実の押圧箇所を特定する場合について説明した。しかしながら、表示部110aに対して入力子200が指し示している方向を判別することによって、その入力子200を用いて入力操作を行っているユーザが左利きであるのか、それとも、右利きであるのかを特定することができるのであるから、その特定結果に応じて表示部110aの表示内容を切替えるようにしても良い。
例えば、入力操作を行うユーザが左利きであると特定された場合には、図6(a)に示すように、各種入力操作を行わせるためのアイコンを表示面の右側に寄せたGUI画面を表示部110aに表示させ、逆に、そのユーザが右利きであると特定された場合には、図6(b)に示すように、それらアイコンを表示面の左側に寄せたGUI画面を表示部110aに表示させるようにしても良い。このようにすることによって、上記アイコンの選択などの入力操作を行う際に、入力子200を持っている手を表示部110aに載せたとしても、それらアイコンがその手によって覆い隠されることが回避される。
(C−2:変形例2)
上述した実施形態では、本発明に係る入力装置に特有な機能を制御部130に実現させるためのソフトウェアが電子機器10の不揮発性記憶部150bに予め格納されている場合について説明した。しかしながら、例えば、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)やDVD(Digital Versatile Disk)などのコンピュータ装置読み取り可能な記録媒体に上記ソフトウェアを記録しておき、この記録媒体を用いて、感圧式のタッチパネルと少なくとも3つの磁気センサとを備えたコンピュータ装置に上記ソフトウェアをインストールし本発明に係る入力装置と同一の機能を付与するとしても勿論良い。
本発明の第1実施形態に係る電子機器10の一例を示す図である。 同電子機器10の感圧センサ110bによって検出される圧力分布の一例を示す図である。 同電子機器10の電気的な構成の一例を示す図である。 同電子機器10の制御部130が押圧箇所特定ソフトウェアにしたがって行う押圧箇所特定動作の流れを示すフローチャートである。 同電子機器10の表示部110aの表示面に対して入力子200が指し示す方向を説明するための図である。 変形例1に係る電子機器の表示部に表示されるGUI画面の一例を示す図である。
符号の説明
10…電子機器、100…本体、110…タッチパネル、110a…表示部、110b…感圧センサ、120,120a,120b,120c,120d…磁気センサ、130…制御部、140…インタフェイス部、150…記憶部、150a…揮発性記憶部、150b…不揮発性記憶部、160…バス、200…入力子、210…磁場発生部。

Claims (2)

  1. 磁場発生部を有する入力子と、
    表示部と、透明なシート状に形成され前記表示部の表示面に貼り付けられている感圧センサであって、同時に複数箇所を押圧された場合にその押圧箇所の分布を表すデータを出力する感圧センサと、を含んでいるタッチパネルと、
    前記タッチパネルの外縁に沿って互い異なる位置に配置されるとともに、前記磁場発生部の発する磁場の各配置位置における強さ、または、方向を検出する少なくとも3つの磁気センサと、
    前記各磁気センサにより検出された磁場の強さまたは方向を解析して、前記タッチパネルの表示面に対する前記入力子の指示方向を判別する判別手段と、
    前記タッチパネルの感圧センサから出力されたデータの表す押圧箇所のうち最も前記指示方向寄りにある押圧箇所を、前記入力子による押圧箇所として特定する特定手段と
    を有する入力装置。
  2. 前記判別手段により判別された指示方向に応じて、前記タッチパネルの表示内容を切替える表示切替え手段を更に有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
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