JPH0714023Y2 - 冷凍車の荷受け構造 - Google Patents

冷凍車の荷受け構造

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JPH0714023Y2
JPH0714023Y2 JP9081888U JP9081888U JPH0714023Y2 JP H0714023 Y2 JPH0714023 Y2 JP H0714023Y2 JP 9081888 U JP9081888 U JP 9081888U JP 9081888 U JP9081888 U JP 9081888U JP H0714023 Y2 JPH0714023 Y2 JP H0714023Y2
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JP9081888U
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Inventor
通治 白石
Original Assignee
株式会社矢野特殊自動車
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、冷凍車の荷受け構造に関するものである。
(ロ)従来の技術 従来、保冷荷箱は、通常前上部にエバポレータファンを
配設し、同ファンにより冷気を天井面に沿って後方へ送
風し、同冷気が天井面後端より後壁を形成する開閉扉に
沿って流下し、さらに、床面に沿って前方へ流動して、
前壁に沿って上昇することにより、同保冷荷箱内を還流
するようにしている。
そして、保冷荷箱の後壁を形成する開閉扉の内壁には、
上下に連通開口した突条の荷受けを突設し、保冷荷箱内
に荷物を満載した際にも、少なくとも荷受けの内部空間
により、冷気の流路としての空間が確保できるようにし
ている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 ところが、第8図に示すように、荷物積降しターミナル
(a)に開閉扉(b)を開放させて数台の保冷車(c)
を隣接状態に停車させる際には、積降し作業の能率化を
図るために、可及的に多くの保冷車(c)の積降し口
(c′)を、上記ターミナル(a)に向けて停車させ
て、各保冷車(c)を相互に近接させて停車させる必要
があるが、荷受け(d)の突出幅が10〜15cmもあるため
に、同荷受け(d)が隣接する保冷車(c)の開閉扉
(b)(b)間の間隔を狭くしていた。
そのために、左右側方の保冷車(c)(c)間に挟まれ
た一台の保冷車(c)を発車させることはできるが、そ
の場所に他の保冷車(c)を侵入させることが容易に行
なえないために、作業能率が非常に悪いという問題があ
った。
また、保冷を要しない荷物を積載する際には、荷受けと
開閉扉の内壁との間に形成される空間が無駄になってお
り、保冷荷箱内のスペースを有効利用できないという問
題があった。
(ニ)課題を解決するための手段 そこで、本考案では、保冷荷箱の一部を形成する開閉扉
の内壁に、同内壁との間に一定幅の冷気流路を形成する
ための荷受けを取付けると共に、同荷受けを内壁より一
定幅内方に位置させた使用状態から、同内壁に近接させ
た格納状態に変更調節可能としてなる冷凍車の荷受け構
造を提供せんとするものである。
(ホ)作用効果 本考案では、荷受けを、開閉扉の内壁より一定幅内方に
位置させた使用状態から、同内壁に近接させた格納状態
まで変更調節可能としているために、以下のような作用
効果が生起される。
すなわち、保冷を要する荷物を運搬する際には、荷受け
を使用状態にすることにより、同荷受けと開閉扉の内壁
との間に一定の冷気還流空間を確保して、保冷荷箱内の
冷気の還流を良好にして、保冷が確実に行なえるように
することができる。
また、開閉扉を開放して、荷物の積降し作業を行なう際
には、荷受けを格納状態にすることにより、同荷受けを
開閉扉の内壁に近接させることができる。
そのために、従来と同様に、荷物積降しターミナル等に
数台の保冷車を可及的に近接させて隣接状態に停車させ
た際にも、荷受けを格納状態とした分だけ、隣接する保
冷車の開閉扉間にスペースを確保することができて、他
の保冷車を入れ替わりに停車させる作業が容易に行な
え、作業能率の向上を図ることができる。
また、保冷を要しない荷物を積載する際にも、荷受けを
格納状態にしてくことにより、保冷荷箱内のスペースを
有効利用することができ、運搬効率を高めることができ
る。
(ヘ)実施例 本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、第1図に
示す(A)は冷凍車であり、(1)は車体フレーム、
(2)は車体フレーム(1)の前部に設けた運転部、
(3)は車体フレーム(1)の後部に設けた保冷荷箱、
(4)(5)は前後車輪である。
かかる冷凍車(A)には冷凍装置(6)を設けており、
同冷凍装置(6)により保冷荷箱(3)内を所望の一定
温度範囲で保冷することができるようにしている。
そして、冷凍装置(6)は、車体フレーム(1)の裏面
中途部に垂設したコンデンサユニット(7)と、保冷荷
箱(3)の前上部に配設したエバポレータユニット
(8)とから構成している。(8a)はエバポレーターフ
ァン、(8b)は還流冷気吸込口、(10)は冷凍装置
(6)を制御する制御部である。
また、保冷荷箱(3)内には、エバポレータユニット
(8)より直下方へ前側冷気流路形成壁(11)を垂下し
て、同壁(11)と前壁(3a)との間に前側冷気流路(1
2)を形成し、床面(3b)に前後長手状の荷物支持突起
(13)を左右幅方向に一定間隔を開けて突設して、床面
(3b)と各突起(13)との間に下側冷気流路(14)を形
成している。
また、保冷荷箱(3)の後壁は、第1図及び第2図に示
すように、観音開きの左右開閉扉(15)(15)により形
成しており、各開閉扉(15)(15)の内壁(15a)(15
a)には、上下方向に連通開口する荷受け(16)(16)
を設け、同荷受け(16)(16)と内壁(15a)(15a)と
の間に後側冷気流路(17)を形成している。第2図中、
(3d)は保冷荷箱(3)の右側壁、(18)は開閉扉(1
5)の基端縁を同右側壁(3d)の後端に開閉自在に枢支
する蝶番である。
上記のように、保冷荷箱(3)内には、前後側冷気流路
(12)(17)及び下側冷気流路(14)を設けて、同保冷
箱(3)内に荷物を満載した場合にも、エバポレータフ
ァン(8a)より天井面(3c)に沿って後方へ圧送した冷
気を、後側冷気流路(17)→下側冷気流路(14)→前側
冷気流路(12)→エバポレータユニット(8)の還流冷
気吸込口(8b)に還流することができるようにして、保
冷機能を確保している。
かかる構成において、本考案の要旨は、上記荷受け(1
6)の構造にあり、以下第2図〜第7図にもとづき説明
する。
すなわち、荷受け(16)は、矩形枠状の荷受け本体(1
9)と、同荷受け本体(19)を開閉扉(15)の内壁(15
a)に支持する支持アーム(20)とから構成している。
そして、荷受け本体(19)は、上下に間隔を開けて配置
した上下枠(19a)(19b)間に、五本の縦枠(19c)を
左右幅方向に一定間隔を開けて架設して、矩形に枠組み
構成している。
また、支持アーム(20)は、荷受け本体(19)の左右側
部と中央部の3本の縦枠(19c)(19c)(19c)の各上
下部に、前端を左右回動自在に枢支(21)(21)(21)
し、開閉扉(15)の内壁(15a)に後端を左右回動自在
に枢支(22)(22)(22)して、荷受け本体(19)を内
壁(15a)より一定幅内方に位置させた使用状態から、
内壁(15a)に近接させた格納状態まで前後進退作動可
能としている。(W)は支持アーム(20)の前後幅によ
り決定される後側冷気流路(17)の前後幅である。
また、開閉扉(15)の内壁(15a)の下部には、第3図
〜第6図に示すように、荷受け本体(19)を使用状態に
保持する使用状態保持体(23)の基端を上下回動自在に
枢支(24)し、同保持体(23)の先端部(23a)を、荷
受け本体(19)の下枠(19b)に設けた係止用凹部(1
9′b)に水平横臥状態で係止可能としている。
そして、荷受け本体(19)を使用状態とし、保持体(2
3)を水平横臥状態にすると共に同保持体(23)の先端
部(23a)を下枠(19a)の係止用凹部(19′a)に係止
することにより、支持アーム(20)の前後回動を規制し
て、荷受け本体(19)を使用状態に保持することができ
るようにしている。
また、開閉扉(15)の内壁(15a)の左側下部には、第
3図及び第7図に示すように、荷受け本体(19)を格納
状態に保持する格納状態保持体(25)をブラケット(2
6)を介して上下摺動自在に取付けている。(25a)は上
記保持体(25)の上部に形成した折曲り係止部、(25
b)は同保持体(25)の下端部に設けた抜止め部、(2
7)はブラケット固定ビスである。
そして、かかる保持体(25)は荷受け本体(19)を格納
状態とした後、ブラケット(26)に折曲り係止部(25
a)を係止させて垂下することにより、下端部(25c)を
荷受け本体(19)の下枠(19b)に設けた係止用突片(1
9′c)に係止して、支持アーム(20)の前後回動を規
制し、荷受け本体(19)を格納状態に保持することがで
きるようにしている。
本考案の実施例は上記のように構成しているものであ
り、本実施例によれば、以下のような作用効果が生起さ
れる。
すなわち、荷受け(16)(16)を、開閉扉(15)(15)
の内壁(15a)(15a)より一定幅内方に位置させた使用
状態から、同内壁(15a)(15a)に近接させた格納状態
まで変更調節可能としているために、以下のような作用
効果が生起される。
すなわち、保冷を要する荷物を運搬する際には、荷受け
(16)(16)を使用状態にすることにより、同荷受け
(16)(16)と開閉扉(15)(15)の内壁(15a)(15
a)との間に一定の後側冷気流路(17)を確保し、保冷
荷箱(3)内の冷気の還流を良好にして、保冷が確実に
行なえるようにすることができる。
また、開閉扉(15)(15)を開放して、荷物の積降し作
業を行なう際には、荷受け(16)(16)を格納状態にす
ることにより、同荷受け(16)(16)を開閉扉(15)
(15)の内壁(15a)(15a)に近接させることができ
る。
そのために、従来と同様に、荷物積降しターミナル等に
数台の保冷車(A)を可及的に近接させて隣接状態に停
車させた際にも、荷受け(16)(16)を格納状態とした
分だけ、隣接する保冷車(A)(A)の各開閉扉(15)
(15)間にスペースを確保することができて、他の保冷
車(A)を入れ替わりに停車させる作業が容易に行な
え、作業能率の向上を図ることができる。
また、保冷を要しない荷物を積載する際にも、荷受け
(16)(16)を格納状態にしてくことにより、保冷荷箱
(3)内のスペースを有効利用することができ、運搬効
率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る荷受け構造を有する保冷車の一
部切欠側面図。 第2図は、同要部の平面断面図。 第3図は、同要部の正面図。 第4図は、同要部の側面断面図。 第5図は、使用状態保持体の正面図。 第6図は、同保持体の側面図。 第7図は、格納状態保持体の側面図。 第8図は、従来技術の説明図。 (A):保冷車 (3):保冷荷箱 (15)開閉扉 (15a):内壁 (16):荷受け

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】保冷荷箱(3)の一部を形成する開閉扉
    (15)の内壁(15a)に、同内壁(15a)との間に一定幅
    の冷気流路を形成するための荷受け(16)を取付けると
    共に、同荷受け(16)を内壁(15a)より一定幅内方に
    位置させた使用状態から、同内壁(15a)に近接させた
    格納状態に変更調節可能としてなる冷凍車の荷受け構
    造。
JP9081888U 1988-07-07 1988-07-07 冷凍車の荷受け構造 Expired - Lifetime JPH0714023Y2 (ja)

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JP9081888U JPH0714023Y2 (ja) 1988-07-07 1988-07-07 冷凍車の荷受け構造

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JPH0213977U JPH0213977U (ja) 1990-01-29
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